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JP2012229734A - ボールジョイント用ダストカバー - Google Patents

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JP2012229734A
JP2012229734A JP2011097925A JP2011097925A JP2012229734A JP 2012229734 A JP2012229734 A JP 2012229734A JP 2011097925 A JP2011097925 A JP 2011097925A JP 2011097925 A JP2011097925 A JP 2011097925A JP 2012229734 A JP2012229734 A JP 2012229734A
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JP
Japan
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dust cover
ball joint
diameter opening
annular skirt
socket
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2011097925A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Ono
茂之 小野
Shinji Abe
信二 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】圧縮セット量が大きい場合や、長期間使用した場合においても、腹部と周辺部品との間で、こすれ摩耗を生じ、早期に破断する問題が発生しないボールジョイント用ダストカバーを提供することを目的とする。
【解決手段】一端大径開口部がソケットの外周面に固定保持され、他端小径開口部が軸と同心状の円筒状部と前記円筒状部のソケット側端部から径方向外側に伸びる円盤状部とより成る補強環を埋設して前記軸側に固定保持され、前記大径開口部と前記小径開口部とを連結している外側に湾曲した湾曲部を有する膜部を備えたボールジョイント用ダストカバーにおいて、前記補強環が、前記円盤状部の外周端から前記膜部に沿って伸びる環状スカート部を備えた構成としたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボールジョイント用ダストカバーに関する。
また、本発明は、自動車懸架装置、操舵装置等に使用されるボールジョイント用ダストカバーに関する。
従来、ボールジョイント継ぎ手部の防塵、防水を目的としてダストカバーが装着されているボールジョイントとしては、図3に示すボールジョイント用ダストカバーが知られている。(特許文献1)
この種ボールジョイント用ダストカバーのシール構造は、ボールスタッド100の一端に形成された球頭部200がソケット300内に保持されている。
そして、ボールスタッド100の他端の軸400は、ナックル500に締め付け固定されている。
一方、ゴム状弾性材製ダストカバー800の一端大径開口部90が、ソケット300の外周面に円環状押さえリング600により固定保持され、他端小径開口部70が軸400に保持された構成となっている。
この種、従来のダストカバー800の小径開口部70には、ナックル500の下面に押し当てられ、ダストカバー800内へのダストの侵入を阻止している。
また、ダストカバー800の小径開口部70には、金属材製の補強環802が埋設されている。
このことにより、小径開口部70の内周面を軸400の外周面に嵌合保持して、ダストカバー800内からのグリースの漏出を防ぐ構造になっている。
ボールジョイント用のダストカバー800が、正常に組み付けられた場合の腹部変形は、図3に示す形状を呈するが、圧縮セット量(ダストカバー800の膜部の変形量)が大きい場合には、図4に示す様に、ダストカバー800の膜部がナックル500の肩部に接触し、腹部とナックル500等の周辺部品との間で、こすれ摩耗を生じ、早期に破断する問題を惹起した。
この様な問題を解決する為に、小径開口部70近傍の膜厚と、大径開口部90近傍の膜厚のバランスを精密にコントロールしていた。
しかし、腹部を構成するゴム状弾性材の永久変形や経年劣化などの要因により膜部剛性が変化すると、図4に示す様な膜部変形を招来し、腹部と周辺部品との間で、こすれ摩耗を生じ、早期に破断する問題を解決できなかった。
また、従来は、図3に示す様に、小径開口部70のみを補強する目的で、補強環802を埋没し加硫接着しているが、腹部を構成するゴム状弾性体の永久変形や経年劣化などの影響を低減する効果は期待できないものであった。
特開2009−024834号公報
圧縮セット量が大きい場合や、長期間使用した場合においても、腹部と周辺部品との間で、こすれ摩耗を生じ、早期に破断する問題が発生しないボールジョイント用ダストカバーを提供することを目的とする。
本発明のボールジョイント用ダストカバーは、ボールスタッドの一端に形成された球頭部がソケット内に保持され、前記ボールスタッドの他端の軸はナックルに締め付け固定され、一端大径開口部が前記ソケットの外周面に固定保持され、他端小径開口部が前記軸と同心状の円筒状部と前記円筒状部の前記ソケット側端部から径方向外側に伸びる円盤状部とより成る補強環を埋設して前記軸側に固定保持され、前記大径開口部と前記小径開口部とを連結している外側に湾曲した湾曲部を有する膜部を備えたボールジョイント用ダストカバーにおいて、前記補強環が、前記円盤状部の外周端から前記膜部に沿って伸びる環状スカート部を備えた構成としたことを特徴とする。
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、圧縮セット量が大きい場合や、長期間使用した場合においても、腹部と周辺部品との間で、こすれ摩耗を生じ、早期に破断する問題が発生しない。
更に、請求項2記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、膜部の変形性を良好に維持できると共に、小径開口部の剛性を維持出来る。
更に、請求項3記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、膜部の変形性を良好に維持できると共に、圧縮セット量が大きい場合や、長期間使用した場合においても、腹部と周辺部品との間で、こすれ摩耗を生じ、早期に破断する問題が発生しない。
更に、請求項4記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、膜部の変形を大きく阻害することが無い。
更に、請求項5記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、膜部外周面のゴム弾性が維持できる為、石等の衝突に対し良好な性能が維持出来る。
本発明に係る、ボールジョイント用ダストカバーの縦断面図。 図1に使用した補強環の立体斜視図。 従来技術に係る、ダストカバーをボールジョイントに装着した縦断面図。 膜部が図3と異なる変形をした、従来技術に係る、ダストカバーをボールジョイントに装着した縦断面図。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1及び図2に示される様に、本発明に係るゴム状弾性材製のボールジョイント用ダストカバー6の態様は、ボールスタッド(図示せず)の一端に形成された球頭部がソケット(図示せず)内に保持され、前記ボールスタッドの他端の軸はナックル(図示せず)に締め付け固定され、ダストカバー6の一端大径開口部61がソケットの外周面に固定保持され、他端小径開口部62が軸と同心状の円筒状部81と、この円筒状部81のソケット側端部から径方向外側に伸びる円盤状部82とより成る補強環8を埋設して軸側に固定保持されると共に、大径開口部61と小径開口部62とを連結している外側に湾曲した湾曲部631を有する膜部63を備えている。
そして、補強環8は、円盤状部82の外周端から膜部63に沿って伸びる環状スカート部83を形成する態様としている。
本態様においては、環状スカート部83は、円盤状部82側に比べ先端側(大径開口部61側)が薄肉となる様に設計されている。
この様な設計とする事により、膜部の変形を大きく阻害することが無い。
更に、環状スカート部83と円盤状部82との接合部84の位置は、小径開口部62と膜部63との連結部64(厚肉の小径開口部62と薄肉の膜部63との接合により生ずる段差部)近傍に存在する設計としている。
この様な設計とする事により、膜部63の変形性を良好に維持できると共に、小径開口部62の剛性も維持出来る。
更に、本態様においては、環状スカート部83は、膜部63の湾曲部631の半分以下の領域に存在する設計としているが、要求特性に応じて、環状スカート部83の長さをより短くしたり、逆に長くして膜部63の円筒状部632近傍まで達する形態としても良い。
更にまた、本態様においては、環状スカート部83が、膜部63の内周面側に存在する形で埋設されている。
この様な設計とする事により、ダストカバー6の外表面側のゴム状弾性材層の肉厚を、環状スカート部83が存在する箇所と、環状スカート部83が存在しない箇所との間で大きな差が生じない為、外部からの石等の衝突に対し良好な性能が維持出来る。
また、ダストカバー6の材質は、クロロプレン等のゴム状弾性材や、ポリエステル系エラストマー、熱可塑性ポリウレタン等の熱可塑性エラストマーから、適宜用途に合わせ選択して使用される。
また、小径開口部62には、ナックルと弾性接触しているダストリップ65を設けている。
このため、外部からダストカバー6内へのダストの侵入を、より効果的に阻止出来る。
また、補強環8の材質は、金属材や樹脂材が、適宜用途に合わせ選択して使用される。
また、本発明は上述の発明を実施するための最良の形態に限らず本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。
自動車の懸架装置及び操舵装置等に使用されるボールジョイントに使用できる。
6 ダストカバー
8 補強環
61 大径開口部
62 小径開口部
63 膜部
64 連結部
65 ダストリップ
81 円筒状部
82 円盤状部
83 環状スカート部
84 接合部
631湾曲部
632円筒状部

Claims (5)

  1. ボールスタッドの一端に形成された球頭部がソケット内に保持され、前記ボールスタッドの他端の軸はナックルに締め付け固定され、一端大径開口部(61)が前記ソケットの外周面に固定保持され、他端小径開口部(62)が前記軸と同心状の円筒状部(81)と前記円筒状部(81)の前記ソケット側端部から径方向外側に伸びる円盤状部(82)とより成る補強環(8)を埋設して前記軸側に固定保持され、前記大径開口部(61)と前記小径開口部(62)とを連結している外側に湾曲した湾曲部(631)を有する膜部(63)を備えたボールジョイント用ダストカバー(6)において、
    前記補強環(8)が、前記円盤状部(82)の外周端から前記膜部(63)に沿って伸びる環状スカート部(83)を備えた構成としたことを特徴とするボールジョイント用ダストカバー。
  2. 前記環状スカート部(83)と前記円盤状部(82)との接合部(84)の位置が、前記小径開口部(62)と前記膜部(63)との連結部(64)近傍に有ることを特徴とする請求項1記載のボールジョイント用ダストカバー。
  3. 前記環状スカート部(83)が、前記膜部(63)の前記湾曲部(631)の半分以下の領域に存在することを特徴とする請求項1または2記載のボールジョイント用ダストカバー。
  4. 前記環状スカート部(83)は、前記円盤状部(82)側に比べ先端側が薄肉となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のボールジョイント用ダストカバー。
  5. 前記環状スカート部(83)が、前記膜部(63)の内周面側に存在する形で埋設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のボールジョイント用ダストカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014192548A1 (ja) * 2013-05-28 2014-12-04 Nok株式会社 ボールジョイント用ダストカバー
CN108700109A (zh) * 2016-03-10 2018-10-23 Nok株式会社 防尘罩以及密封构造

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