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JP2012178058A - 現金処理装置 - Google Patents

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JP2012178058A
JP2012178058A JP2011040890A JP2011040890A JP2012178058A JP 2012178058 A JP2012178058 A JP 2012178058A JP 2011040890 A JP2011040890 A JP 2011040890A JP 2011040890 A JP2011040890 A JP 2011040890A JP 2012178058 A JP2012178058 A JP 2012178058A
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Hiroyuki Uchiyama
弘之 内山
Kentaro Kondo
健太郎 今藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】精査を完全に自動化でき、オペレータがリジェクト券に手を触れることをなくして高いセキュリティー性が維持できるようにする。
【解決手段】精査時に万円券、千円券、五千円券をそれぞれ別の金種の金種別収納庫4〜6内に計数しながらすべて移動させた後、元の金種別収納庫4〜6内に計数しながらすべて移動させることで、各金種別収納庫4〜6内の万円券、五千円券、千円券の枚数を確定し、その確定した各金種の券の枚数と、自動精査前に確定している各金種の券の枚数からRJ庫7に収納された金種別の券の枚数を確定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自装置内の現金を鑑別計数して、金種別の在高を精査する機能を有する現金処理装置に関するものである。
従来のこの種の現金処理装置として、例えば特許文献1に開示された装置がある。この特許文献1に開示された現金処理装置は、金種別に紙幣を収納する複数の金種別カセット(複数の収納庫)と、紙幣の金種の鑑別及び金種別に紙幣の計数を行う鑑別部と、1つの一時保留部と、鑑別部でリジェクトと鑑別されたリジェクト紙幣を収納するリジェクト庫を備えたもので、以下のように精査が行われる。
まず、1つの金種別カセットの紙幣を繰出して鑑別部により鑑別、計数した後、一時保留部に集積し、所定枚数集積する毎にこの一時保留部の紙幣を別の1つの金種別カセットに搬送して、その金種別カセットに収納されている紙幣上に集積することにより収納する動作を繰り返して、1つの金種別カセットを空の状態にする。
これにより空になった金種別カセットの紙幣を収納した金種別カセットには、2金種の紙幣が収納されたことになるが、次にこの金種別カセットから紙幣を繰出して鑑別部により鑑別、計数した後、一時保留部に集積し、所定枚数集積する毎にこの一時保留部の紙幣を空の金種別カセットに搬送して収納する動作を繰り返して、紙幣を繰出した金種別カセットを空の状態にし、空の状態であった金種別カセットに2金種の紙幣を収納する。
次に別の金種の紙幣を収納した金種別カセットから紙幣を繰出して鑑別部により鑑別、計数した後、一時保留部に集積し、所定枚数集積する毎にこの一時保留部の紙幣を空の金種別カセットに搬送して収納する動作を繰り返して、紙幣を繰出した金種別カセットを空の状態にし、空の状態であった金種別カセットに1金種の紙幣を収納する動作を繰り返して、すべての金種別カセットの紙幣を鑑別、計数した後、2金種の紙幣が収納されている金種別カセットから上部側に収納されている金種の紙幣を繰出し、鑑別部により鑑別計数して空の金種別カセットに収納する。
このようにして各金種の紙幣を計数する間に鑑別部でリジェクトと鑑別された紙幣はリジェクト庫に収納し、各金種の紙幣を計数終了後、リジェクト庫に収納された紙幣を装置に投入させ、鑑別部で再鑑別して金種の確定した紙幣は計数して、金種別の紙幣の計数結果に加算する。
特開2010−108160号公報「実施例4」
しかしながら、上述した従来の技術では、リジェクト庫に収納された紙幣については、オペレータにより手操作で計数して、その計数結果を入力しなければならないので、精査の完全な自動化にはならず、係員にも負担がかかり、しかもオペレータがリジェクト券に手を触れるため、セキュリティー性が損なわれるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、紙幣の金種、リジェクト紙幣か否かの鑑別と金種が確定した紙幣の計数を行う鑑別部と、この鑑別部で計数された入金紙幣を金種別に収納する複数の金種別収納庫と、前記金種別収納庫から繰り出されて前記鑑別部でリジェクトと鑑別されたリジェクト紙幣を収納するリジェクト庫と、前記鑑別部での計数結果から前記金種別収納庫内に収納された金種別の紙幣の枚数及び装置内に存在する紙幣の金種別の枚数を記憶する記憶部を備えた現金処理装置において、精査時に1つの金種別収納庫内の紙幣を別の金種の紙幣が収納されている金種別収納庫内に前記鑑別部で鑑別と計数をしながらすべて移動させることで2金種の紙幣を混在させて収納すると共に前記1つの金種別収納庫を空にし、その空の金種別収納庫内に別の金種別収納庫内の紙幣を前記鑑別部で鑑別と計数をしながらすべて移動させた後、その移動させた紙幣を前記鑑別部で鑑別と計数をしながら元の金種別収納庫内にすべて移動させる処理を繰返して最終的に2金種の紙幣が収納された金種別収納庫内の紙幣のうちの1金種の紙幣を前記鑑別部で鑑別と計数をしながら元の金種別収納庫内にすべて移動させることにより、各金種の紙幣を元の金種別収納庫内に収納することで、各金種別収納庫内の紙幣の金種別枚数を確定し、その確定した各金種の券の枚数と、精査前に確定している各金種の券の枚数から前記紙幣の移動時のリジェクト紙幣を含めてリジェクト庫に収納された金種別のリジェクト紙幣の枚数を確定することを特徴とする。
このようにした本発明は、自動精査時に各金種別収納庫内の紙幣について、他の金種別収納庫に移動させながら鑑別部で鑑別と計数をした後、各金種別収納庫内の紙幣の枚数を金種毎に確定し、その確定した各金種の券の枚数と、自動精査前に確定している各金種の紙幣の枚数からリジェクト庫に収納された金種毎の券の枚数を確定するようにしているため、リジェクト庫に収納された紙幣についてオペレータにより手操作で計数して、その計数結果を入力する必要がなく、精査を完全に自動化できるという効果が得られ、係員にも負担がかからず、しかもオペレータがリジェクト券に手を触れることもないので、高いセキュリティー性が維持できるという効果も得られる。
実施例1の内部構成を示す概略側面図 実施例の作用を示すフローチャート 実施例の作用を示すフローチャート 実施例の作用を示すフローチャート 券移動の第1段階における各庫内の券の収納状態を示す図 券移動の第2段階における各庫内の券の収納状態を示す図 券移動の第3段階における各庫内の券の収納状態を示す図 券移動の第4段階における各庫内の券の収納状態を示す図 リジェクト券取出し前後における各庫内の券の収納状態を示す図 券移動の第5段階における各庫内の券の収納状態を示す図 リジェクト券の係数における各庫内の券の収納状態を示す図 精査前と最終計数枚数確定後の各金種の券の枚数を示す図 万円券の移動を示す図
以下、図面を参照して本発明による現金処理装置の実施例を説明する。
図1は実施例1の内部構成を示す概略側面図で、この現金処理装置は、券(紙幣または現金ともいう)の投入と払い出しを行う入出金口1、入金取引時に入金券を一時保留する一時保留部2、券の金種等の鑑別及び計数を行う鑑別部3、金種別に券を収納する複数の金種別収納庫4〜6、出金取引時等に鑑別部3で重送(重ね送り)等によるリジェクトと鑑別されたリジェクト券(リジェクト紙幣)と出金に利用しない2千円券を収納するRJ庫(リジェクト庫)7、及び券を搬送する搬送路8を備えている。
ここで、入出金口1は入金部と出金部を有し、入金部と出金部に券を分けて収納できるようになっている。この入出金口1は装置の正面側上部に設けられ、一時保留部2は入出金口1の奥側(後方)に設けられていて、金種別収納庫4〜6は装置の下部側に手前から奥に向かって並べて配置さている。また、鑑別部3は入出金口1及び一時保留部2と金種別収納庫4〜6との間に配置され、RJ庫7は金種別収納庫6の下部に一体(別体でも可)に設けられていて、更に搬送路8はこれら入出金口1、一時保留部2、鑑別部3、金種別収納庫4〜6、及びRJ庫7間を結ぶように配置されている。
尚、本実施例では金種別収納庫4と5の券の収納量(枚数)は同等とし、金種別収納庫4には万円券(万円紙幣)、金種別収納庫5には千円券(千円紙幣)を収納するものとする。また、金種別収納庫6は下部にRJ庫7を設けていることから、その紙幣収納量は金種別収納庫4と5の紙幣収納量より少なくなっており、この金種別収納庫6には出金に用いない五千円券(五千円紙幣)を収納するものとする。RJ庫7の券収納量は金種別収納庫6の券収納量より更に少ないものとなっている。
このような構成による現金処理装置の動作について説明する。尚、本実施例の現金処理装置は金融機関のオペレータ(行員)により操作されるものとする。
また、以下に説明する各部の動作は、図示しない記憶部に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない制御部により制御されるものとし、制御部による記憶部等からの情報の読出しやそれに基づく制御については、必要な場合を除いて省略する。
まず、入金について説明する。オペレータにより入出金口1の入金部に券が一括して投入されると、その券が1枚ずつ繰出され、搬送路8により鑑別部3に送られて、金種等の鑑別が行われる。その結果金種不明、あるいは重ね送り等によるリジェクトと鑑別された券は入金リジェクト券として搬送路8により入出金口1の出金部に送られて集積される。金種が確定された券は、金種毎に計数が行われた後、搬送路8により一時保留部2に搬送されて集積される。
投入された券がすべて鑑別、計数され、一時保留部2に集積されると、入出金口1の出金部に入金リジェクト券がある場合、その入金リジェクト券が装置操作者に返却される。また、一時保留部2に集積された紙幣については、図示しない表示部に金種別の枚数、金額が表示され、それを見てオペレータが確認(収納指示)の入力を行うと、一時保留部2に集積された券が1枚ずつ繰出され、鑑別部3で金種の鑑別が行われた後、金種に応じて金種別収納庫4〜6に搬送されて収納されるが、二千円券(二千円紙幣)についてはRJ庫7に搬送されて収納される。
このようにして入金処理が行われるが、入金された各金種の券つまり金種別収納庫4〜6及びRJ庫7に収納された券の金種別の枚数及び金額のデータは図示しない記憶部に記憶され、入金が行われる毎に累積加算される。このデータを在高データとする
次に、出金について説明する。装置操作者により出金金額が入力されると、金種別収納庫4〜6から券が1枚ずつ繰出され、搬送路8により鑑別部3に送られて、金種等の鑑別が行われる。その結果、金種不明あるいは重ね送り等によるリジェクトと鑑別された券は出金リジェクト紙幣として搬送路8によりRJ庫7に送られて収納される。金種が確定された券は、金種毎に計数が行われた後、搬送路8により入出金口1の出金部に送られて集積される。そして出金金額分の紙幣が入出金口1の出金部に集積されると、オペレータに支払われる。
このようにして出金処理が行われるが、出金された券の金種別の枚数及び金額のデータは図示しない記憶部に記憶されると共に、出金が行われる毎に出金された券の金種別の枚数及び金額制御部により在高データから減算される。また、出金処理においてリジェクトが発生した場合は、その発生回数も記憶される。
ところで、このような現金処理装置においては、上記のように入出金処理の際に入金または出金された券の金種別の枚数及び金額を計数しているので、その係数結果から制御部は装置内に存在する各金種の券の金種別の枚数及び金額については認識することが可能であるが、出金処理時にリジェクトが発生した場合、その紙幣が何枚であるか認識できない場合があり、そのため金種別収納庫4〜6内の各金種の券について、その枚数、金額を確定するには自動精査処理によって実際に計数をする必要がある。
次に、装置内の券(紙幣)の自動精査処理について説明する。図2〜図4は実施例の作用を示すフローチャートで、自動精査処理の手順を示し、以下この図2〜図4にSで示したステップに従って説明する。尚、この自動精査処理で計数される各金種別の券の枚数及び金額のデータは、自動精査前の各金種別の券の枚数及び金額のデータとは区別して計数の都度図示しない記憶部に記憶されるものとする。
オペレータが図示しない入力部を操作して、自動精査の指示を入力すると、制御部は、金種別収納庫4〜6内に収納されている各金種の券の枚数(在高)が確定していること、RJ庫7がフル(満杯)でないこと、金種別収納庫5に収納されている千円券の推定枚数bと金種別収納庫6に収納されている五千円券の推定枚数cの合計が金種別収納庫6に収納可能な券の上限枚数F以下(b+c≦F)であること、の3つの条件が満たされているかどうかを判断する(S1)。
この場合、金種別収納庫5に収納されている千円券の実際の枚数と金種別収納庫6に収納されている五千円券の実際の枚数は上記のように未確定であるが、これらの金種について出金処理時にリジェクトが発生した場合、そのリジェクト回数が記憶されているので、このリジェクト回数からおおよその枚数を推定することができる。RJ庫7内のリジェクト券についても同様である。
3つの条件が満たされていない場合は、オペレータによる所定の処理(以下、オペレータ処理)(S22)となるが、3つの条件が満たされている場合は、券移動の第1段階として金種別収納庫5内に収納されている千円券を金種別収納庫6に移動させる(S2)。
図5はこの券移動の第1段階における各庫内の券の収納状態を示す図で、同図(a)は移動前、同図(b)は移動後の状態を示している。
図5(a)に示したように券移動前の金種別収納庫4には万円券がa枚(推定枚数)、金種別収納庫5には千円券がb枚(推定枚数)、金種別収納庫6には五千円券がc枚(推定枚数)収納されているものとし、またRJ庫7には未確定の枚数のリジェクト券が収納されており、その枚数をX枚とする。ここで、RJ庫7に収納されるリジェクト券は万円券、千円券、五千円券、二千円券の4金種であり、仮に4金種のリジェクト券がすべて収納されているものとして、万円券の推定枚数をd、千円券の推定枚数をe、五千円券の推定枚数をfとし、二千円券については計数済みであるので、その枚数をgとすると、X枚はその合計の枚数(X=d+e+f+g)である。
金種別収納庫6への千円券の移動に当たっては、金種別収納庫5から1枚ずつ千円券を繰出して搬送路8により鑑別部3へ搬送し、鑑別部3で金種等の鑑別を行う。その結果金種不明あるいは重ね送り等によるリジェクトと鑑別された券はリジェクト券として搬送路8によりRJ庫7に搬送して収納する。金種が確定した券は、計数した後、搬送路8により一時保留部2に搬送して集積し、そして一時保留部2が満杯もしくは金種別収納庫5が空になった場合は、一時保留部2から千円券を繰出して搬送路8により鑑別部3へ搬送し、鑑別部3で金種等の鑑別、計数を行った後、金種別収納庫6へ搬送して収納する。この場合、千円券は金種別収納庫6内の5千円券の上に集積する形で収納される。また、一時保留部2から金種別収納庫6への移動の際にもリジェクトと鑑別された券はリジェクト券として搬送路8によりRJ庫7に搬送して収納する。
この第1段階での千円券の移動中、制御部は金種別収納庫6またはRJ庫7がフルになったかどうかを判断(監視)し(S3)、フルになった場合は千円券の移動を停止して(S4)、オペレータ処理(S22)となるが、フルになっていない場合、続いて千円券の移動が完了したか否かを判断して(S5)、完了していない場合はS2からの動作を繰返す。
このようにして金種別収納庫5内に収納されている千円券をすべて繰出して金種別収納庫6に移動させた場合、図5(b)に示したように金種別収納庫4には万円券がa枚収納され、金種別収納庫5は空(0枚)になり、金種別収納庫6には五千円券がc枚と千円券が収納されたものとなるが、金種別収納庫6に収納された千円券の枚数は計数が行われているので、一時的に確定(以下、一時確定)したものとする。また、この移動においてリジェクトが発生した場合、そのリジェクト券がRJ庫7に収納されるので、RJ庫7に収納されている券の枚数は未確定として扱うものとする。
上記のように千円券の移動が完了した場合、次に券移動の第2段階として金種別収納庫4内に収納されている万円券を金種別収納庫5に移動させる(S6)。
図6はこの券移動の第2段階における各庫内の券の収納状態を示す図で、同図(a)は移動前、同図(b)は移動後の状態を示している。
図6(a)に示したように券移動前の金種別収納庫4には万円券がa枚収納されており、金種別収納庫5は空(0枚)となっている。また、金種別収納庫6には五千円券がc枚と枚数が一時確定した千円券が収納されており、またRJ庫7には未確定の枚数の券が収納されている。
金種別収納庫5への万円券の移動に当たっては、金種別収納庫4から1枚ずつ万円券を繰出して搬送路8により鑑別部3へ搬送し、鑑別部3で金種等の鑑別を行う。その結果金種不明あるいは重ね送り等によるリジェクトと鑑別された券はリジェクト券として搬送路8によりRJ庫7に搬送して収納する。金種が確定した券は、計数した後、搬送路8により一時保留部2に搬送して集積し、そして一時保留部2が満杯もしくは金種別収納庫4が空になった場合は、一時保留部2から万円券を繰出して搬送路8により鑑別部3へ搬送し、鑑別部3で金種等の鑑別、計数を行った後、金種別収納庫5へ搬送して収納する。この場合もリジェクトと鑑別された券はリジェクト券として搬送路8によりRJ庫7に搬送して収納する。
この万円券の移動中に制御部は金種別収納庫5またはRJ庫7がフルになったかどうかを判断(監視)し(S7)、フルになった場合は万円券の移動を停止して(S8)、オペレータ処理となる(S22)が、フルになっていない場合、続いて万円券の移動が完了したか否かを判断して(S9)、完了していない場合はS6からの動作を繰返す。
金種別収納庫4内に収納されている万円券をすべて繰出して金種別収納庫5に移動させた場合、図6(b)に示したように金種別収納庫4は空(0枚)になり、金種別収納庫5には万円券が収納されるが、この段階での万円券の枚数は計数が行われているので、一時確定とし、RJ庫7に収納されている券の枚数は未確定とする。
上記のように万円券の移動が完了した場合、次に券移動の第3段階として金種別収納庫5に移動した万円券を元の金種別収納庫4に移動させる(S10)。
図7はこの券移動の第3段階における各庫内の券の収納状態を示す図で、同図(a)は移動前、同図(b)は移動後の状態を示している。
図7(a)に示したように券移動前の金種別収納庫5には一時確定した枚数の万円券が収納されており、金種別収納庫4は空となっている。また、金種別収納庫6には五千円券がc枚と一時確定した枚数の千円券が収納されており、またRJ庫7には未確定の枚数の券が収納されている。
金種別収納庫4への万円券の移動に当たっては、金種別収納庫5から1枚ずつ万円券を繰出して搬送路8により鑑別部3へ搬送し、鑑別部3で金種等の鑑別を行う。その結果金種不明あるいは重ね送り等によるリジェクトと鑑別された券はリジェクト券として搬送路8によりRJ庫7に搬送して収納する。金種が確定した券は、計数した後、搬送路8により一時保留部2に搬送して集積し、そして一時保留部2が満杯もしくは金種別収納庫5が空になった場合は、一時保留部2から万円券を繰出して搬送路8により鑑別部3へ搬送し、鑑別部3で金種等の鑑別、計数を行った後、金種別収納庫4へ搬送して収納する。この場合もリジェクトと鑑別された券はリジェクト券として搬送路8によりRJ庫7に搬送して収納する。
この万円券の移動中に制御部は金種別収納庫4またはRJ庫7がフルになったかどうかを判断(監視)し(S11)、フルになった場合は万円券の移動を停止して(S12)、オペレータ処理(S22)となるが、フルになっていない場合、続いて万円券の移動が完了したか否かを判断して(S13)、完了していない場合はS10からの動作を繰返す。
金種別収納庫5内に収納されている万円券をすべて繰出して金種別収納庫4に移動させた場合、図7(b)に示したように金種別収納庫5は空(0枚)になり、金種別収納庫4には万円券が収納されるが、この段階での万円券の枚数は鑑別部3による計数結果を確定枚数とし、またRJ庫7に収納されている券の枚数は未確定として扱うものとする。
上記のように万円券の移動が完了した場合、次に券移動の第4段階として金種別収納庫6内に収納されている千円券及び五千円券を金種別収納庫5に移動させる(S14)。
図8はこの券移動の第4段階における各庫内の券の収納状態を示す図で、同図(a)は移動前、同図(b)は移動後の状態を示している。
図8(a)に示したように券移動前の金種別収納庫4には枚数が確定した万円券が収納されており、金種別収納庫5は空となっている。また、金種別収納庫6には五千円券がc枚と一時確定した枚数の千円券が収納されており、またRJ庫7には未確定の枚数のリジェクト券が収納されている。
金種別収納庫5への千円券及び五千円券の移動に当たっては、金種別収納庫6から1枚ずつ千円券または五千円券を繰出して搬送路8により鑑別部3へ搬送し、鑑別部3で金種等の鑑別を行う。その結果金種不明あるいは重ね送り等によるリジェクトと鑑別された券はリジェクト券として搬送路8によりRJ庫7に搬送して収納する。金種が確定した券は、計数した後、搬送路8により一時保留部2に搬送して集積し、そして一時保留部2が満杯もしくは金種別収納庫4が空になった場合は、一時保留部2から千円券または五千円券を繰出して搬送路8により鑑別部3へ搬送し、鑑別部3で金種等の鑑別、計数を行った後、金種別収納庫4へ搬送して収納する。この場合もリジェクトと鑑別された券はリジェクト紙幣として搬送路8によりRJ庫7に搬送して収納する。
この千円券及び五千円券の移動中に制御部は金種別収納庫4またはRJ庫7がフルになったかどうかを判断(監視)し(S15)、フルになった場合は千円券及び五千円券の移動を停止して(S16)、オペレータ処理(S22)となるが、フルになっていない場合、続いて千円券及び五千円券の移動が完了したか否かを判断して(S17)、完了していない場合はS14からの動作を繰返す。
金種別収納庫6内に収納されている千円券及び五千円券をすべて繰出して金種別収納庫5に移動させた場合、図8(b)に示したように金種別収納庫6は空(0枚)になり、金種別収納庫5には千円券及び五千円券が収納されるので、この段階で金種別収納庫5に収納された、千円券は計数結果を確定枚数とし、五千円券の枚数は一時確定したものとする。この場合、金種別収納庫4に収納されている万円券の枚数は既に確定したものとしているので、金種別収納庫5に収納された千円券の枚数は確定、五千円券の枚数は一時的に確定したものとなる。この場合も、RJ庫7に収納されたリジェクト券の枚数は未確定のままである。
上記のように千円券及び五千円券の移動が完了すると、図示しない表示部にリジェクト券の取出しを促す旨のメッセージを表示し、それに従ってオペレータによりRJ庫7からのリジェクト券の取出しが行われる(S18)。
図9はリジェクト券取出し前後における各庫内の券の収納状態を示す図で、同図(a)はリジェクト券取出し時、同図(b)はリジェクト券取出し後の状態を示しており、図(a)に示したようにRJ庫7からリジェクト券の回収(取出し)が行われると、図(b)に示したようにRJ庫7は空になる。
RJ庫7が空になったことが図示しないセンサにより検知されると、次に券移動の第5段階として金種別収納庫5内に収納されている五千円券を金種別収納庫6に移動させる(S19)。
図10はこの券移動の第5段階における各庫内の券の収納状態を示す図で、同図(a)は移動前、同図(b)は移動後の状態を示している。
図10(a)に示した券移動前の収納状態は、図9(b)の状態と同じであり、金種別収納庫4には枚数が確定された万円券が収納され、金種別収納庫5には枚数を一時的に確定させた五千円券及び枚数が確定された千円券が収納されていて、金種別収納庫6とRJ庫7は空となっている。
金種別収納庫6への五千円券の移動に当たっては、金種別収納庫5から1枚ずつ五千円券を繰出して搬送路8により鑑別部3へ搬送し、鑑別部3で金種等の鑑別を行う。その結果金種不明あるいは重ね送り等によるリジェクトと鑑別された券はリジェクト券として搬送路8によりRJ庫7に搬送して収納する。金種が確定した券は、計数した後、搬送路8により一時保留部2に搬送して集積し、そして一時保留部2が満杯もしくは金種別収納庫5の五千円券をすべて繰出した場合は、一時保留部2から五千円券を繰出して搬送路8により鑑別部3へ搬送し、鑑別部3で金種等の鑑別、計数を行った後、金種別収納庫6へ搬送して収納する。この場合もリジェクトと鑑別された券はリジェクト券として搬送路8によりRJ庫7に搬送して収納する。
この五千円券の移動について、金種別収納庫5内に収納されている五千円券の枚数は判明しているので、その枚数分だけ繰出すことが可能であるが、千円券が鑑別部3により鑑別されるまで繰出しを行い、その千円券を一時保留部2に集積した後、一時保留部2から金種別収納庫6に五千円券を搬送する際、鑑別部3により鑑別された千円券を金種別収納庫5内に戻すようにしてもよい。
この五千円券の移動中に制御部は、金種別収納庫6またはRJ庫7がフルになったかどうかを判断(監視)し(S20)、フルになった場合は五千円券の移動を停止して(S21)オペレータ処理(S22)となるが、フルになっていない場合、続いて五千円券の移動が完了したか否かを判断して(S23)、完了していない場合はS19からの動作を繰返す。
金種別収納庫5内に収納されている五千円券をすべて繰出して金種別収納庫6に移動させた場合、図10(b)に示したように金種別収納庫5内には千円券のみが残る。この状態では、金種別収納庫4、5、6に収納されている万円券、千円券、五千円券のそれぞれの枚数は確定され、RJ庫7内の券の枚数のみ未確定となる。
上記のように五千円券の移動が完了すると、図示しない表示部にRJ庫7から取出したリジェクト券の投入を促す旨のメッセージを表示し、それに従ってオペレータによりリジェクト券が入出金口1へ投入されると(S24)、リジェクト券の再鑑別が行われる。
図11はこのリジェクト券の係数における各庫内の券の収納状態を示す図で、同図(a)は再鑑別前、同図(b)は再鑑別後の状態を示している。
図11(a)に示した再鑑別の金種別収納庫4〜6内の券の収納状態は、図10(b)の状態と同じであり、金種別収納庫4〜6にはそれぞれ枚数が確定された万円券、千円券、五千円券が収納されていて、RJ庫7内の券の枚数のみ未確定となっている。
リジェクト券の再鑑別にあたっては、投入されたリジェクト券が1枚ずつ繰出されて搬送路8により鑑別部3に送られて金種等の鑑別が行われる。その結果金種不明、あるいは重ね送り等により再びリジェクトと鑑別された券は再鑑別リジェクト紙幣として搬送路8によりRJ庫7に搬送されて収納されるが、金種が確定した券は、金種毎に計数が行われた後、搬送路8により一時保留部2に搬送されて集積される。
投入されたリジェクト券がすべて鑑別部3を経て一時保留部2に集積され、あるいはRJ庫7に収納されると、一時保留部2に集積された紙幣が1枚ずつ繰出されて鑑別部3で金種の鑑別が行われた後、金種に応じて金種別収納庫4〜6に振り分けられて搬送され、収納される(S25)。この場合も二千円券と鑑別された券は搬送路8によりRJ庫7に搬送して収納し、また、リジェクトと鑑別された券も再鑑別リジェクト券として搬送路8によりRJ庫7に搬送して収納する。
このようにして金種が確定したリジェクト券が金種別収納庫4〜6に収納されると、その収納された金種別の枚数が、リジェクト券が収納される前の金種別収納庫4〜6内の券の確定枚数にそれぞれ加算され、その加算結果が最終計数枚数として確定される。
最終計数枚数確定後の金種別収納庫4〜6内の券の枚数は、図11(b)に示したよう金種別収納庫4に収納されている万円券はL枚、金種別収納庫5に収納されている千円券はM枚、金種別収納庫6に収納されている五千円券はN枚とし、RJ庫7に収納された未確定のリジェクト券はS枚とする。
図12は精査前と最終計数枚数確定後の各金種の券の枚数を示す図(表)である。この図における、RJ庫7内のリジェクト券の枚数S数のうち、万円券O枚、千円券P枚、5千円Q枚のそれぞれの枚数は推定枚数であるが、この万円券O枚、千円券P枚、5千円Q枚の確定方法について、万円券を例にして説明する。
図13は万円券の移動を示す図で、同図(a)は金種別収納庫4に収納された移動前の状態、同図(b)は金種別収納庫4から金種別収納庫5に移動した状態、同図(c)は金種別収納庫5から金種別収納庫4に戻した状態を示している。
図13(a)では、金種別収納庫4に収納されている万円券の枚数はa枚(推定枚数)、RJ庫7に収納されている万円券の枚数はd枚(推定枚数)であり、このa枚とd枚の合計枚数は精査前に確定している装置内の万円券の枚数である。
そこで、金種別収納庫4から万円券を1枚ずつ繰出し、鑑別部3で鑑別計数して空の金種別収納庫5に収納するときに重ね送りが発生した場合、金種別収納庫5に収納された万円券の枚数は計数された枚数であるので、何枚であるかを認識することが可能であるが、重ね送りの枚数は不明である。そのため、この重ね送りの万円券がリジェクト券としてRJ庫7に収納された場合、図13(b)に示したように金種別収納庫5に収納された万円券の枚数を一時確定枚数として扱うことができるが、RJ庫7内の万円券の枚数は不明となる。
次に、金種別収納庫5から万円券を1枚ずつ繰出し、鑑別部3で鑑別計数して空の金種別収納庫4に収納するときに重ね送りが発生した場合、金種別収納庫5に収納された万円券の枚数は計数された枚数であるので、この場合も何枚であるかを確定することが可能であり、従って金種別収納庫5に収納された万円券の枚数を図13(c)に示したようにL枚(最終計数枚数)とする。しかしながら重ね送りの枚数は不明であるので、この重ね送りの万円券がリジェクト券としてRJ庫7に収納された場合、RJ庫7内の万円券の枚数は不明となる。
本実施例では、図13(a)に示した計数前(精査前)に金種別収納庫4に収納されている万円券の枚数a枚と図13(c)に示した最終計数後に金種別収納庫4に収納された万円券の枚数L枚(確定枚数)を用いてRJ庫7内の万円券の枚数を以下のようにして確定させる。
すなわち、図13(a)に示した計数前に金種別収納庫4に収納されている万円券の枚数a枚と図13(c)に示した最終計数後に金種別収納庫4に収納された万円券の枚数L枚が同じ枚数(a=L)の場合、金種別収納庫4から万円券を金種別収納庫5に移動する際、及び金種別収納庫5から万円券を金種別収納庫4に戻す際に、重ね送りによるリジェクトが発生しなかったことになるので、RJ庫7内の万円券の枚数をd枚として確定させる。
これに対して、a>Lの場合は、金種別収納庫4から万円券を金種別収納庫5に移動する際または金種別収納庫5から万円券を金種別収納庫4に戻す際、あるいはその両方において重ね送りによるリジェクトが発生したことになるので、この場合は、図13(a)に示した計数前に金種別収納庫4に収納されている万円券の枚数a枚(推定枚数)と、RJ庫7に収納されている万円券の枚数d枚(推定枚数)とを加算した枚数から図13(c)に示したL枚を減算(a+d−L)して、それにより得られた枚数をRJ庫7内の万円券の枚数O枚として確定させる。RJ庫7内の千円券、五千円券の枚数P枚、Q枚についても同様にして枚数を確定させる。
こうして金種別収納庫4〜6内の各金種の券の枚数、及びRJ庫7内の各金種の券の枚数を最終計数枚数として確定すると、制御部により装置内における精査前の各金種の券の枚数と最終計数枚数確定後の各金種の券の枚数が金種毎に比較され、一致、不一致が判断される。ここでは、万円券、千円券、五千円券の順に一致、不一致が以下のように判断されるものとする。
まず、万円券については、精査前の装置内の万円券の確定枚数(a枚+d枚)と、最終計数枚数確定後の金種別収納庫4内の万円券の枚数L枚にRJ庫7内の万円券の枚数O枚を加算した枚数(L+O)を比較して、等しいか否か、つまり一致か不一致かが判断され(S27)、等しくないつまり不一致の場合は、精査不一致と認定される(S31)。
等しいつまり一致の場合は、次に千円券について、精査前の装置内の千円券の確定枚数(b枚+e枚)と、最終計数枚数確定後の金種別収納庫5内の千円券の枚数M枚にRJ庫7内の千円券の枚数P枚を加算した枚数(M+P)を比較して、等しいか否か、つまり一致か不一致かが判断され(S28)、等しくないつまり不一致の場合は、精査不一致と認定される(S31)。
等しいつまり一致の場合は、次に五千円券について、精査前の装置内の五千円券の確定枚数(c枚+f枚)と、最終計数枚数確定後の金種別収納庫6内の五千円券の枚数N枚にRJ庫7内の五千円券の枚数Q枚を加算した枚数(N+Q)を比較して、等しいか否か、つまり一致か不一致かが判断され(S29)、等しくないつまり不一致の場合は、精査不一致と認定される(S31)。
等しいつまり一致の場合は、次に二千円券について、精査前の装置内の二千円券の確定枚数g枚と、最終計数枚数確定後のRJ庫7内の二千円券の枚数R枚を比較して、等しいか否か、つまり一致か不一致かが判断され(S30)、等しくないつまり不一致の場合は、精査不一致と認定され(S31)、等しいつまり一致の場合は、精査一致と認定されて(S32)、この場合は自動精査による金種別の券の枚数が精査結果として確定され、精査が正常に終了したものと認定される。
その後、精査一致または精査不一致の内容が精査結果として図示しない表示部に表示され、また図示しない印字装置により精査結果がレシート等の用紙に印字されてオペレータに排出される(S33)。
尚、上述した一連の処理において、オペレータがRJ庫7内のリジェクト券を取り出して入出金口1に投入し、再鑑別するものとしたが(S18、S24〜S26)、これらの処理は省略することも可能であり、その場合オペレータがリジェクト券に触れることがないので、実際の運用においてはS18、S24〜S26を省略することが望ましい。この場合、RJ庫7内の各金種の券の算出には、五千円券を金種別収納6内に移動させた後の各金種の券の確定枚数を用いるものとする。
以上説明したように実施例1では、自動精査時に五千円券が収納されている金種別収納庫6内に千円券を計数しながらすべて移動させることで金種別収納庫5を空にし、その空の金種別収納庫5内に金種別収納庫4内の万円券を計数しながらすべて移動させた後、その万円券を計数しながら元の金種別収納庫4内にすべて移動させ、更に金種別収納庫6内の千円券と五千円券を計数しながら空の金種別収納庫5内にすべて移動させた後、金種別収納庫5内の五千円券を計数しながら元の金種別収納庫6内にすべて移動することで、各金種別収納庫4〜6内の万円券、五千円券、千円券の枚数を確定し、その確定した各金種の券の枚数と、自動精査前に確定している各金種の券の枚数からRJ庫7に収納された金種毎の券の枚数を確定するようにしているため、リジェクト庫に収納された紙幣についてオペレータにより手操作で計数して、その計数結果を入力する必要がなく、精査を完全に自動化できるという効果が得られ、係員にも負担がかからず、しかもオペレータがリジェクト券に手を触れることもないので、高いセキュリティー性が維持できるという効果も得られる。
尚、上述した実施例1において、図10(a)に示すように金種別収納庫5内に枚数が確定した千円券上の五千円券を図10(b)に示すように金種別収納庫6内に移動させる際、千円券と五千円券の境界の券がリジェクトと鑑別された場合、そのリジェクト券が千円券である可能性もあるので、金種別収納5内の千円券の枚数は不明となるが、この場合は五千円券移動前の千円券の確定枚数からリジェクト枚数を推定して、リジェクトされた千円券の枚数を確定すればよい。但し、このようなケースが生じることは極めて稀であり、実際に生じることは殆どないので、例外的な処置である。
以上、実施例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、上述した実施例1では、自動精査に際して五千円券が収納されている金種別収納庫6に千円券を移動させることで金種別収納庫5を空にし、その空の金種別収納庫5に万円券を移動させるものとしたが、金種別収納庫4に収納されている万円券の収納枚数によっては、最初に万円券を五千円券が収納されている金種別収納庫6に移動させることで金種別収納庫4を空にし、その空の金種別収納庫4に千円券を移動させることで、同様に自動精査を実行させることも可能であり、更に金種別収納庫6の収納枚数が金種別収納庫4、5と同じ枚数であれば、つまり、RJ庫7を金種別収納庫6と別に設けて金種別収納庫6の収納枚数を金種別収納庫4、5と同じ収納枚数になるようにすれば、最初にどの金種別収納庫を空にするかを自由に設定することが可能になる。
また、上述した実施例1では、オペレータが操作する現金処理装置を例にして説明したが、顧客が操作して入出金を行うATM等の装置全般に適用可能である。
更に、上述した実施例1では、一時保留部2が1つしかない装置を例にして説明したが、金種別収納庫4〜6上にそれぞれ一時位置保留部2が設けられている構造の装置にも適用可能であり、その場合、各一時位置保留部2に一時保留した券を直接金種別収納庫4〜6内に落下させて収納することができるので、計数の回数を減らすことが可能である。
1 入出金口
2 一時保留部
3 鑑別部
4〜6 金種別収納庫
7 RJ庫
8 搬送路

Claims (3)

  1. 紙幣の金種、リジェクト紙幣か否かの鑑別と金種が確定した紙幣の計数を行う鑑別部と、この鑑別部で計数された入金紙幣を金種別に収納する複数の金種別収納庫と、前記金種別収納庫から繰り出されて前記鑑別部でリジェクトと鑑別されたリジェクト紙幣を収納するリジェクト庫と、前記鑑別部での計数結果から前記金種別収納庫内に収納された金種別の紙幣の枚数及び装置内に存在する紙幣の金種別の枚数を記憶する記憶部を備えた現金処理装置において、
    精査時に1つの金種別収納庫内の紙幣を別の金種の紙幣が収納されている金種別収納庫内に前記鑑別部で鑑別と計数をしながらすべて移動させることで2金種の紙幣を混在させて収納すると共に前記1つの金種別収納庫を空にし、その空の金種別収納庫内に別の金種別収納庫内の紙幣を前記鑑別部で鑑別と計数をしながらすべて移動させた後、その移動させた紙幣を前記鑑別部で鑑別と計数をしながら元の金種別収納庫内にすべて移動させる処理を繰返して最終的に2金種の紙幣が収納された金種別収納庫内の紙幣のうちの1金種の紙幣を前記鑑別部で鑑別と計数をしながら元の金種別収納庫内にすべて移動させることにより、各金種の紙幣を元の金種別収納庫内に収納することで、各金種別収納庫内の紙幣の金種別枚数を確定し、その確定した各金種の券の枚数と、精査前に確定している各金種の券の枚数から前記紙幣の移動時のリジェクト紙幣を含めてリジェクト庫に収納された金種別のリジェクト紙幣の枚数を確定することを特徴とする現金処理装置。
  2. 請求項1に記載の現金処理装置において、
    精査前のリジェクト庫内の金種別のリジェクト紙幣の枚数は、精査前の装置内に存在する金種別の紙幣の枚数のうち、金種別収納庫に収納されている金種別の紙幣の推定枚数と精査により計数した各金種別収納庫内の紙幣の金種別の枚数が等しい場合、精査前のリジェクト庫に収納されている金種別の紙幣の推定枚数とし、金種別収納庫に収納されている金種別の紙幣の推定枚数が精査により計数した各金種別収納庫内の紙幣の金種別の枚数以上の場合、精査前の装置内に存在する金種別の紙幣の枚数から精査により計数した各金種別収納庫内の紙幣の金種別の枚数を減算して確定することを特徴とする現金処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の現金処理装置において、
    前記RJ庫に収納された金種別のリジェクト紙幣の枚数を確定した後、精査前の金種別収納庫内の紙幣の枚数にリジェクト庫内のリジェクト紙幣の枚数を加えた合計枚数と精査後の金種別収納庫内の紙幣の枚数にリジェクト庫内のリジェクト紙幣の枚数を加えた合計枚数が一致するか否かを金種別に判断し、すべての金種について一致した場合、精査が正常に終了したと認定することを特徴とする現金処理装置。
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