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JP2011211846A - 二次電池の充電装置および充電方法 - Google Patents

二次電池の充電装置および充電方法 Download PDF

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JP2011211846A JP2010077917A JP2010077917A JP2011211846A JP 2011211846 A JP2011211846 A JP 2011211846A JP 2010077917 A JP2010077917 A JP 2010077917A JP 2010077917 A JP2010077917 A JP 2010077917A JP 2011211846 A JP2011211846 A JP 2011211846A
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Abstract

【課題】二次電池の寿命劣化を引き起こすことなく、充電完了までの時間を短縮する。
【解決手段】二次電池11を充電するための充電電流を供給する充電電流供給回路1と、充電電流の値を検出する充電電流検出手段2と、二次電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段3と、二次電池の電圧値に基づいて、充電電流供給回路を制御して充電電流の値を調整する充電制御部4とを有し、充電制御部4は、第1の充電電流値によって本充電を開始し、電池電圧が満充電電圧と同じかより低い値の基準電圧に到達すると、充電電流の値を第1の充電電流値よりも小さな値の第2の充電電流値に切り替えて充電を継続し、その後、電池電圧が基準電圧よりも低下した場合には、電池電圧が前記基準電圧を回復するまで第1の充電電流値よりも小さく第2の充電電流値よりも大きい充電電流値で充電し、電池電圧が基準電圧に到達すると充電電流の値を第2の充電電流値に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン電池などの二次電池の充電装置および充電方法に関し、特に、二次電池の寿命劣化を引き起こすことなく充電時間を短縮することができる二次電池の充電装置および充電方法に関する。
近年、電子機器の小型化軽量化の進展に伴い、携帯機器の普及がすすんでいる。モバイル機器とも呼ばれるこれら携帯機器の普及に合わせて、携帯機器の電源となる充電可能な二次電池の需要が著しく伸びている。二次電池の中でも、特に小型、軽量、かつ、高容量のリチウムイオン二次電池は、携帯電話やノートパソコン、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、ゲーム機やポータブルオーディオ機器の電源としてその活用の場を広げている。
リチウムイオン電池に代表される二次電池の充電装置として、簡単な回路で誤差の少ない充電容量計算結果が得られる装置が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の充電装置では、予備充電後の急速充電工程における定電流充電を、充電電圧が満充電電圧に達したら充電電流値を所定量減少させてより少ない電流値での充電を行うという充電動作を繰り返し、充電電流があらかじめ定めてあった充電完了電流値となった時に充電を終了するという充電方法を採用している。
図6に、特許文献1に記載の充電装置での充電電流値と充電電圧値との関係を示す。
図6に示すように、従来の充電装置における充電方法では、予備充電後の急速充電時において、所定の第1の電流値(Ia)での定電流充電を行って満充電電圧(Vf)となった後に、充電電流値を第1の電流値(Ia)よりも所定量(ΔI)低下させた第2の電流値(Ib)で、再び満充電電圧(Vf)となるまで定電流充電を行う。そして、第2の電流値(Ib)での定電流充電で満充電電圧(Vf)に達したとき、第2の電流値(Ib)よりさらに所定量(ΔI)低下させた第3の電流値(Ic)での定電流充電行う。このような定電流充電値の制御を繰り返し、所定量であるΔIずつ低下させていった充電電流値が充電完了電流値(Ie)となった時をもって充電完了とする。
このように二次電池を充電する際の制御対象を充電電流値のみとすることで、充電回路から定電圧制御回路を無くして定電流制御回路のみとすることができ、充電装置をコンパクトにするとともに、充電電流の時間積分のみで充電容量を計算できるため、充電容量計算結果を精度よく求めることができるというものである。
特開2001−186684号公報
上記従来の充電装置における充電方法は、一旦満充電電圧となった後に、充電を行うための定充電電流値を少しずつ(ΔI)低下させて繰り返し定電流充電を行う方法であるため、二次電池の電圧値が満充電電圧値に近い状態で、定充電電流値とほぼ同じ程度の比較的大きな電流値での充電を行うことになる。このように、二次電池の電圧が満充電電圧に近い状態で大電流での充電を行うと、二次電池の寿命が大幅に劣化しやすいことが知られている。
一方、従来の二次電池の充電方法において、急速充電開始時から定電流充電を行う所定の第1の電流値(Ia)を低い値に設定したり、一旦満充電電圧値に到達した後に充電電流値を低下させる所定量(ΔI)を大きく設定したりすることは、二次電池の寿命劣化を防止することに繋がるものの、充電完了までの時間が長くなってしまい好ましくない。
本発明は、上記従来の二次電池の充電装置および充電方法における課題を解決し、二次電池の寿命劣化を引き起こすことなく、かつ、充電完了までの時間を短縮することができる二次電池の充電装置および充電方法を得ることを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の二次電池の充電装置は、二次電池に直列に接続され、前記二次電池を充電するための充電電流を供給する充電電流供給回路と、前記充電電流の値を検出する充電電流検出手段と、前記二次電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段と、前記電池電圧検出手段で検出された二次電池の電圧値に基づいて、前記充電電流供給回路を制御して前記充電電流の値を調整する充電制御部とを有し、前記充電制御部は、第1の充電電流値によって本充電を開始し、前記電池電圧が満充電電圧と同じかより低い値の基準電圧に到達すると、前記充電電流の値を前記第1の充電電流値よりも小さな値の第2の充電電流値に切り替えて充電を継続し、その後、前記電池電圧が前記基準電圧よりも低下した場合には、前記電池電圧が前記基準電圧を回復するまで前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値で充電し、前記電池電圧が前記基準電圧に到達すると前記充電電流の値を前記第2の充電電流値に切り替えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため本発明の二次電池の充電方法は、二次電池の電池電圧を監視しながら充電電流の値を調整する二次電池の充電方法であって、必要に応じて行われる予備充電の後に第1の充電電流値によって充電を開始し、前記電池電圧が満充電電圧と同じかより低い値の基準電圧に到達すると前記第1の充電電流値よりも小さな値の第2の充電電流値に切り替えて充電を継続し、前記第2の充電電流値での充電時に前記電池電圧が前記基準電圧よりも低下した場合には、前記電池電圧が前記基準電圧を回復するまで前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値で充電し、前記電池電圧が前記基準電圧に到達すると前記充電電流の値を前記第2の充電電流値に切り替えることを特徴とする。
本発明の二次電池の充電装置は、電池電圧検出手段で検出された二次電池の電圧値に基づいて充電電流供給回路を制御して充電電流の値を調整する充電制御部が、電池電圧が満充電電圧と同じかより低い値の基準電圧に到達すると、充電電流の値をより小さな値の第2の充電電流値に切り替えるため、二次電池の電池電圧が満充電電圧に近い状態で充電電流の値が大きいままであることを回避できる。また、電池電圧が基準電圧よりも低下した場合には、電池電圧が基準電圧を回復するまで前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値で充電するため、充電電流値が小さくなりすぎて充電完了までの時間が掛かりすぎることをも回避できる。
また、本発明の二次電池の充電方法は、電池電圧が満充電電圧と同じかより低い値の基準電圧に到達すると、充電電流の値をより小さな値の第2の充電電流値に切り替え、その後、電池電圧が基準電圧よりも低下した場合には、電池電圧が基準電圧を回復するまで充電電流の値を前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値とする。このため、二次電池の電池電圧が満充電電圧に近い状態で充電電流の値が大きいままであることを回避でき、充電電流値が小さくなりすぎて充電完了までの時間が掛かりすぎることをも回避できる。
このため、本発明の二次電池の充電装置および充電方法によれば、二次電池の寿命劣化を引き起こすことなく、かつ、充電完了までの時間を短縮することができる。
本発明の実施形態にかかる二次電池の充電装置の構成例を示す回路ブロック図である。 本発明の実施形態にかかる二次電池の充電装置における、充電制御部による充電電流の制御内容の第1の例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態にかかる二次電池の充電装置における、充電制御部による充電電流の制御内容の第1の例を示す二次電池の電池電圧と充電電流の値の変化を示す図である。 本発明の実施形態にかかる二次電池の充電装置における、充電制御部による充電電流の制御内容の第2の例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態にかかる二次電池の充電装置における、充電制御部による充電電流の制御内容の第2の例を示す二次電池の電池電圧と充電電流の値の変化を示す図である。 従来の二次電池の充電方法における二次電池の電池電圧と充電電流の値の変化を示す図である。
本発明の二次電池の充電装置は、二次電池に直列に接続され、前記二次電池を充電するための充電電流を供給する充電電流供給回路と、前記充電電流の値を検出する充電電流検出手段と、前記二次電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段と、前記電池電圧検出手段で検出された二次電池の電圧値に基づいて、前記充電電流供給回路を制御して前記充電電流の値を調整する充電制御部とを有し、前記充電制御部は、第1の充電電流値によって本充電を開始し、前記電池電圧が満充電電圧と同じかより低い値の基準電圧に到達すると、前記充電電流の値を前記第1の充電電流値よりも小さな値の第2の充電電流値に切り替えて充電を継続し、その後、前記電池電圧が前記基準電圧よりも低下した場合には、前記電池電圧が前記基準電圧を回復するまで前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値で充電し、前記電池電圧が前記基準電圧に到達すると前記充電電流の値を前記第2の充電電流値に切り替える。
上記本発明の二次電池の充電装置は、充電制御部が第1の充電電流値での充電を行い、電池電圧が満充電電圧と同じかより低い値の基準電圧に到達すると、充電電流値をより低電流の第2の充電電流値に切り替えるため、二次電池の電池電圧が満充電電圧に近い状態で高い充電電流値で充電し続けることを回避して電池寿命の劣化を防止することができる。また、電池電圧が基準電圧よりも低下した場合には、電池電圧が基準電圧を回復するまで充電電流の値を第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値で充電するため、充電電流値が小さいままで充電することにより充電完了までの時間が掛かりすぎてしまうことを回避できる。
前記二次電池の充電装置において、前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値が、あらかじめ定められた1又は2以上の所定の充電電流値とすることができる。このようにすることで、二次電池の寿命劣化に繋がる大電流ではなく、かつ、比較的短時間で電池電圧を基準電圧値に回復させることができる電流量で、効果的に二次電池の充電を行うことができる。
また、前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値が、前記電池電圧が前記基準電圧値に到達するまでの間、前記第2の充電電流値から最大で前記第1の充電電流値と同じ電流値まで漸増された電流値とすることができる。このようにすることで、二次電池の充電状態に対応した適切な充電電流で、電池電圧を基準電圧値に回復させることができる。
さらに、前記二次電池の充電装置において、前記二次電池の満充電電圧よりも低い電圧が第1の閾値電圧として設定され、前記充電制御部は、前記第1の閾値電圧を前記基準電圧として充電を行うことが好ましい。このようにすることで、第1の充電電流値による充電時に、二次電池の電池電圧が満充電電圧値を超えてしまうことを効果的に回避することができる。
さらにまた、前記第1の閾値電圧よりも低い電圧が第2の閾値電圧として設定され、前記充電制御部は、前記第2の閾値電圧を前記基準電圧として第1ステップの充電を行い、前記第1ステップの充電における前記第2の充電電流値による充電で、前記電池電圧が前記第2の閾値電圧を超えると、前記第1の閾値電圧を前記基準電圧として前記第1ステップの前記第2の充電電流値を新たに前記第1の充電電流値とする第2ステップの充電を行うことが好ましい。このようにすることで、二次電池の電池電圧が満充電電圧に近い状態で、充電電流の値を効果的に低減でき、電池寿命の劣化防止と充電時間の短縮とをより効果的に実現することができる。
本発明の二次電池の充電方法は、二次電池の電池電圧を監視しながら充電電流の値を調整する二次電池の充電方法であって、必要に応じて行われる予備充電の後に第1の充電電流値によって充電を開始し、前記電池電圧が満充電電圧と同じかより低い値の基準電圧に到達すると前記第1の充電電流値よりも小さな値の第2の充電電流値に切り替えて充電を継続し、前記第2の充電電流値での充電時に前記電池電圧が前記基準電圧よりも低下した場合には、前記電池電圧が前記基準電圧を回復するまで前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値で充電し、前記電池電圧が前記基準電圧に到達すると前記充電電流の値を前記第2の充電電流値に切り替える。
このように、電池電圧が満充電電圧と同じかより低い値の基準電圧に到達すると充電電流の値をより小さな値の第2の充電電流値に切り替え、その後、電池電圧が基準電圧よりも低下した場合には、電池電圧が基準電圧を回復するまで充電電流の値を第1の充電電流値を上回らない範囲で増加させることで、二次電池の電池電圧が満充電電圧に近い状態で充電電流の値が大きいままであることを回避でき、充電電流値が小さくなりすぎて充電完了までの時間が掛かりすぎることをも回避できる。このため、二次電池の寿命劣化を引き起こすことなく、かつ、充電完了までの時間を短縮することができる。
この本発明の二次電池の充電方法において、前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値が、あらかじめ定められた1又は2以上の所定の充電電流値とすることができ、また、前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値が、前記電池電圧が前記基準電圧値に到達するまでの間、前記第2の充電電流値から最大で前記第1の充電電流値と同じ電流値まで漸増された電流値とすることができる。
このようにすることで、電池寿命を劣化させる大電流での充電を回避しつつ、より効果的に短時間で電池電圧を基準電圧に回復できる充電電流量での充電を行うことができる。
さらに、前記二次電池の充電方法において、前記二次電池の満充電電圧よりも低い電圧が第1の閾値電圧として設定され、前記充電制御部は、前記第1の閾値電圧を前記基準電圧として充電を行うことが好ましい。このようにすることで、二次電池の電池電圧が満充電電圧に近づいている場合に充電電流値を効果的に低減し、二次電池の電池電圧を満充電電圧以上となってしまうことをさらに効果的に回避することができる。
さらにまた、前記二次電池の満充電電圧よりも低い第1の閾値電圧と、前記第1の閾値電圧よりもさらに低い第2の閾値電圧とを設定し、前記第2の閾値電圧を前記基準電圧として第1ステップの充電を行い、前記第1ステップの充電における前記第2の充電電流値による充電で、前記電池電圧が前記第2の閾値電圧を超えると、前記第1の閾値電圧を前記基準電圧として前記第1ステップの前記第2の充電電流を新たに前記第1の充電電流値とする第2ステップの充電を行う。このようにすることで、二次電池の電池電圧が満充電電圧に近い状態で、充電電流の値をより適切な値に低減でき、電池寿命の劣化防止と充電時間の短縮とを実現することができる。
(発明の実施の形態)
以下、本発明の二次電池の充電装置と充電方法について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態にかかる二次電池の充電装置である、ノートパソコンに組み込まれた充電装置の概略構成を示す回路ブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の充電装置100は、充電電流供給回路である充電器1と、充電器1と充電装置外部の二次電池11との間に配置されて、充電器1からの充電電流の値を検出する充電電流検出手段である電流検出素子2、二次電池11の電池電圧を検出する電池電圧検出手段である電圧検出素子3、さらに、電流検出素子2および電圧検出素子3からの充電電流値情報や電池電圧値情報に基づいて充電器1を制御して、電池電圧として示される二次電池の充電状態に応じて充電電流の値を最適に調整する充電制御部4を有している。
充電器1は、商用AC電源からDC電圧を生成するACアダプタ12から供給された例えば12VのDC電圧から、所定の充電電流を生成する。
電流検出素子2は、図1に示すように、直列接続された充電器1と二次電池11との間に配置された微小抵抗の両端電圧を検出することで、充電電流値に比例した電圧値を得、得られた電圧値から求められた充電電流値の情報を充電制御部4に出力している。
電圧検出素子3は、二次電池11の+(正極)側端子に接続されて、二次電池11の電圧値を常に検出し、電池電圧値情報を充電制御部4に出力している。
充電制御部4は、マイコンや、ロジック回路の組み合わせで構成されており、電圧検出素子3から二次電池11の電池電圧値情報が、また、電流検出素子2から充電電流値情報が入力される。そして、あらかじめ定められた制御ロジックに基づいて、二次電池11の充電の開始と終了、二次電池11の電池電圧の状態に応じた適切な充電電流値での充電を制御している。なお、充電制御部4での具体的な充電電流の制御内容については、後に詳述する。
本実施形態の充電装置100は、ノートパソコンに内蔵された充電回路であるため、図1に負荷として示されるノートパソコンを駆動するための電圧を生成するDC/DCコンバータ13に、二次電池11からの電圧を供給するか、それともACアダプタ12から供給される電圧を供給するかを切り替えると共に、二次電池11を充電する際に充電器1に電圧を供給するように接続を切り替えるスイッチング素子5を有している。
なお、二次電池11は、例えば4つの充電セルを備えた5700Ah/7.4V、のリチウムイオンバッテリーであるが、本実施形態の充電装置および充電方法において、二次電池11の種類やその出力電圧値、容量などに特別な制約はなく、各種の二次電池11に充電制御部4の充電制御ロジックを適合させることができる。また、本実施形態の充電装置および充電方法は、バッテリ−内に制御ICを備えた、いわゆるスマートセルタイプの二次電池にも適用することができる。
また、本実施形態の充電装置100は、ノートパソコンに内蔵されたものを例示しているが、充電装置100周囲のノートパソコン本体部分の回路構成などの図示と説明は省略する。
次に、本実施形態の充電装置100における充電制御部4の動作、および、充電制御部4において制御される、二次電池11の充電方法の具体例について、図面を用いて説明する。
(第1の例)
図2は、本実施形態の充電装置100における充電制御部4の制御ロジックの第1の具体例を示すフローチャートであり、図3は、図2に示したフローチャートに基づく充電が行われたときの、二次電池11の電池電圧の値と、二次電池11を充電する充電電流の値の変化を示す図である。ただし、図3では、図2に示した予備充電のステップであるステップS1およびステップS2が終了し、ステップS3の本充電に移行した後の二次電池11の電池電圧の値と、二次電池11を充電する充電電流の値を示している。
本実施形態の充電装置100における充電制御部4の充電制御ロジックの第1の例では、まず、充電開始と共に最初のステップS1で、二次電池11の電池電圧(VB)を検出し、電池電圧VBが予備充電を必要とする電圧(VS)よりも低いか否かを判断する。
そして、ステップS1で二次電池11の電池電圧(VB)が所定の電圧(VS)より低いと判断された(Yes)場合には、ステップS2で、充電電流I=IPとして予備充電を行う。
この予備充電は、二次電池11の放電が進んで電池電圧(VB)が低下している状態でいきなり大電流での充電を行うと電池寿命を大幅に劣化させてしまうため、例えば285mAという低電流の予備充電電流IPでの予備充電を行って、電池電圧を所定の電圧値VS(一例として6.0V)以上とするものである。
なお、図2では図示を省略しているが、この予備充電のプロセスで所定時間以上充電しても、二次電池11の電池電圧(VB)が本充電に移行できる電圧値(VS)にならない場合には、二次電池11が大きく損傷していることなどが考えられるため、ユーザーに二次電池11の不良を伝える警告表示を行って充電を停止することが好ましい。予備充電が所定時間以上継続していることを判別するためには、予備充電時間を計算するタイマーを設ける方法や、図2に示したフローチャートでの電池電圧を判断するステップS1の繰り返し回数をカウントする方法など、周知の電池異常検出方法が利用できる。
ステップS1で、二次電池11の電池電圧の値(VB)が、予備充電が必要であると判断される電圧(VS)よりも小さくはない(No)場合、本充電に移行できる電圧値以上であるとして本充電(ステップS3以下)に移行する。なお、図示は省略するが、充電開始時の二次電池11の電池電圧(VB)が、満充電電圧(VF)である場合には、本充電に移行せずに充電完了をユーザーに伝えて充電プロセスを終了させることもできる。
本充電では、所定の充電電流量である第1の充電電流値I1で充電を開始する(ステップS3)。
所定の充電流値の値は、充電される二次電池11の規格電圧値や容量、さらには、充電所要時間の観点からの制約等を考慮して適宜設定される値である。例えば、上記した本実施形態のノートパソコンに用いられる5700Ah/7.4Vのリチウムイオンバッテリーの二次電池11の場合には、I1=6Aとしている。
次に、電池電圧(VB)が、あらかじめ定められた基準電圧値(V1)以上であるか否かを確認する(ステップS4)。本実施形態におけるノートパソコン用リチウムイオン電池の場合は、電池電圧(VB)が満充電電圧(VF)よりも一時的であっても高くなることを防止するため、基準電圧の値(V1)を1セル当たりの満充電電圧(VF)である4.35Vよりも低い4.19Vとしている。しかし、本実施形態における二次電池の充電装置における充電制御部の設定において、二次電池11の電池寿命を著しく損なわない範囲であることが確認できる場合には、基準電圧値(V1)を満充電電圧値(VF)と同じ値とすることもできる。
ステップS4で、電池電圧(VB)が基準電圧値(V1)よりも小さい場合(No)には、所定の充電電流量である第1の充電電流値I1で充電を継続する。
一方、ステップS4で、電池電圧(VB)が基準電圧値(V1)と同じかそれよりも大きい場合(Yes)には、充電電流の値Iを第1の充電電流値I1よりも電流値の小さな第2の充電電流値I2にして充電を継続する(ステップS5)。本実施形態では、第2の充電電流値I2を1.8Aとしている。
このように、二次電池11の満充電電圧値(VF=4.35V)に近い電圧値4.19Vを超えた状態で充電電流値を、I1=6AからI2=1.8Aに下げることで、電池電圧(VB)が満充電電圧値(VF)に近い状態で大電流での充電を継続することにより電池寿命が劣化することを防止することができる。
次のステップS6では、電池電圧(VB)が基準電圧値(V1)より下がっていないかを確認する。
そして、電池電圧(VB)が基準電圧値(V1)よりも低くなってしまっている場合(Yes)には、充電電流値を第1の充電電流値I1より小さく第2の充電電流値I2よりは大きな電流値I3にする(ステップS7)。本実施形態では、I3=3.5Aとしている。
その後、再び電池電圧(VB)が基準電圧(V1)を回復したか否かを確認する(ステップS8)。
電池電圧(VB)が基準電圧(V1)と同じか大きい値となった場合(Yes)には、ステップS5に戻って充電電流をI2に下げる。一方、電池電圧(VB)が基準電圧(V1)よりも低い場合(No)には、そのままI3で充電を継続する。
特に、充電プロセスの早い段階、すなわち、本充電が開始されて初めて電池電圧が基準電圧(V1)を超えた場合などでは、上記ステップS5で充電電流値IをI1からそれよりも小さな値であるI2に変更したことで、電池電圧(VB)が低下する現象が生じやすい。このように、電池電圧(VB)が基準電圧値(V1)よりも下がった状態で、値の小さな第2の充電電流値I2での充電を続けることは、電池電圧(VB)が基準電圧値(V1)より低いため電池寿命が劣化するおそれが少ないにもかかわらず、充電時間をいたずらに引き延ばすことに繋がる。
このため、電池電圧(VB)が基準電圧値(V1)よりも下がった状態では、充電電流をI2よりは大きな値のI3とすることで、再び電池電圧(VB)が基準電圧値(V1)を回復するまでに必要な充電時間が掛かり過ぎないようにすることができる。また、この充電電流値I3はI1よりは小さな値であるため、電池電圧(VB)が満充電電圧(VF)に近い基準電圧値(V1)近傍である状態で、大きな電流値による充電を行うことで電池寿命が劣下する問題の発生を、効果的に防止することができる。
このようにステップS5からステップS8を繰り返し、電池電圧(VB)が基準電圧値(V1)を上回った場合、すなわち図3における時刻t1、t2、t3のタイミングで、充電電流値をI2に下げ、充電電流I2での充電では電池電圧(VB)が基準電圧(V1)を下回る場合には、充電電流値を少し大きくしたI3で充電を継続していると、図3における時刻t4からt5の間のように、充電電流をI2に下げても電池電圧(VB)が基準電圧(V1)を下回らないようになる。すなわち、電池電圧(VB)が基準電圧(V1)よりも小さくならない場合(ステップS6においてNoの場合)には、ステップS9に進む。
ステップS9では、電池電圧(VB)が満充電電圧(VF)と同じとなるまで(Noの場合)そのまま充電電流I2での充電を継続し、図3における時刻t6の状態のように、電池電圧(VB)が満充電電圧(VF)に達した場合(Yes)には、電池電圧(VB)が満充電電圧(VF)であるように保ちながら、充電電流値Iを第2の充電電流値I2から徐々に低下させる(ステップS10)。
充電電流値Iが徐々に低減されていく課程で充電電流値Iを検出し、これが充電終了の電流値IEとなるか否か判断する(ステップS11)。充電電流Iが充電終了電流値IEと同じでない場合(No)は、引き続き充電電流値Iを低減させていき、充電電流値Iが充電終了電流値IEと同じとなったとき(Yes)は、次のステップS12に進んで充電電流の供給を停止して充電を終了させる。
なお、図2に図示はしていないが、充電終了時にはランプやディスプレイに表示することによって、ユーザーに充電終了を知らせることが好ましい。
以上、本実施形態として、ノートパソコンの充電装置における充電制御部での制御アルゴリズム、すなわち、本実施形態の充電方法の具体例の第1の例を説明してきた。
この第1の例では、電池電圧がその電圧値を超えたときに、充電電流の値を本充電における基準の充電電流である第1の充電電流値I1から小さな電流値である第2の充電電流値I2に低下させる基準電圧を、二次電池の満充電電圧よりも低い第1の閾値電圧として充電のプロセスを行った。このようにすることで、二次電池の充電電圧が瞬間的にオーバーシュート状態となって満充電電圧値を超えてしまうことを、効果的に防止することができる。しかし、このように、基準電圧を満充電電圧とは異なる第1の閾値電圧と設定することは、本実施形態の充電方法において必須のものではなく、充電電圧の監視タイミングや基本的な充電電流値I1の設定によって、充電電池のオーバーシュートによる二次電池の寿命劣化の問題が生じにくい場合には、基準電圧を満充電電圧値そのものとすることができる。
また、第1の例では、第1の充電電流値I1よりも小さく、第2の充電電流値I2よりも大きな電流値を、所定の1つの電流値I3に固定して充電処理を行った場合を説明したが、これは、本実施形態の充電方法において必須の事項ではない。
例えば、第1の充電電流値I1よりも小さく、第2の充電電流値I2よりも大きな電流値として、複数個の電流値をあらかじめ規定しておき、ステップS6で充電電圧値が基準電圧より低下したことを検知し充電電流値を第2の充電電流値I2よりも大きくするたびに、所定の異なる電流値で充電することができる。この場合には、第1の充電電流値I1よりも小さく、第2の充電電流値I2よりも大きな電流値として、どのような電流値を用いることもできるが、ステップS6を経過する回数が増えるごとに、所定の電流値の中で値の大きなものから徐々に低下する電流値を設定しておくことが、二次電池に充電された充電容量の関係からより好ましい。
また、第1の充電電流値I1よりも小さく、第2の充電電流値I2よりも大きな電流値として、あらかじめ電流値を設定しおくのではなく、第2の充電電流値から最大で第1の充電電流値となるまで徐々に充電電流値の値を上昇させて、充電電圧が基準電圧を超えた場合に、充電電流を第2の充電電流値に戻すような充電電流の設定を行うことができる。
この場合には、電池電圧として検出される二次電池の充電状態により適切に応じた電流値での充電ができるため、電池寿命を劣化させることなく、かつ、最も効果的に充電時間を低減できる充電プロセスを提供することができる。
(第2の例)
次に、本実施形態の充電装置100における充電制御方法の第2の具体例について説明する。
この、第2の充電プロセス例では、第1の充電電流値I1よりも小さく、第2の充電電流値I2よりも大きな電流値として、所定の電流値をあらかじめ定めるのではなく、充電電圧を監視しながら充電電流値を徐々に上昇させて充電する例を例示している。また、基準電圧値を2つ設定して、第1ステップの充電を行った後に基準電圧値と充電電流値の設定を変更した第2のステップの充電を行う場合について示している。
図4は、本実施形態の充電装置100における充電制御部4の制御ロジックの第2の例を示すフローチャートであり、図5は、図4に示したフローチャートに基づく充電が行われたときの、二次電池11の電池電圧の値と、二次電池11を充電する充電電流の値の変化を示す図である。なお、図4、および、図5では、本充電開始以降の制御ロジックの流れのみを示していて、図2で示した予備充電について図示していないが、図2で示した制御ロジックの第1の例と同様に、第2の例でも充電開始と共に最初に二次電池の電池電圧が本充電に移行できるレベルであるか否かを確認し、充電電圧が低い場合には低電流値での予備充電を行うことが好ましい。
図4に示した充電制御部の第2の制御ロジック例では、本充電が開始されるステップS21で、二次電池11に第1の充電電流I1で充電が開始される。本実施形態のノートパソコンのリチウムイオンバッテリーの充電装置では、第1の充電電流値I1=6Aとしている。
この第2の例として示した充電プロセスでは、二次電池の満充電電圧(VF)よりも低い所定の第1の閾値電圧(V2)と、この第1の閾値電圧(V2)よりもさらに低い電圧の第2の閾値電圧(V1)が設定されていて、まず、第2の閾値電圧(V1)を基準電圧として充電電流を制御する第1のステップの充電が行われる。
まず、ステップS21で、第1ステップの充電における充電電流I1で充電を行い、電池電圧(VB)が基準電圧として設定された第2の閾値電圧(V1)と同じ電圧かこれを上回っているかを判断する(ステップS22)。
なお、本実施形態のノートパソコンのリチウムイオンバッテリーの充電装置100では、第2の閾値電圧V1=4.19Vとしている。
電池電圧(VB)が第1ステップの充電における基準電圧である第2の閾値電圧(V1)よりも低い場合(No)には、引き続き第1の充電電流I1での充電を継続する。
電池電圧(VB)が第2の閾値電圧(V1)を上回った場合(Yes)には、次のステップS23に進んで、充電電流Iを第1の充電電流I1よりも小さい値の、第2の充電電流値I2として充電を継続する(ステップS23)。
なお、本実施形態では、第1ステップの充電における第2の充電電流値I2=3Aとしている。
充電電流値を第2の充電電流値I2とした後、電池電圧(VB)を測定し、電池電圧(VB)が基準電圧としていた第2の閾値電圧(V1)よりも低下するか否かを確認する(ステップS24)。
電池電圧(VB)が第2の閾値電圧(V1)よりも低下した場合には、充電電流を第1の充電電流値I1よりも小さい電流値で、かつ、第2の電流値I2よりも大きな電流値に切り替える。ここでは、第2の充電電流値I2に所定の電流増加分ΔIを加えた電流値とする(ステップS25)。
充電電流をI2+ΔIに増加させたのち、電池電圧(VB)が第2の閾値電圧(V1)を回復したかどうかを確認する(ステップS26)。
電池電圧(VB)が、第2の閾値電圧(V1)を回復できていない場合(No)には、ステップS25に戻って、さらに充電電流をΔI増加させる。これを充電電流が、最大I1となるまで繰り返す。
電池電圧(VB)が、第2の閾値電圧(V1)を回復した場合(S26でYes)、ステップS23に戻って、充電電流を第2の充電電流値I2に低下させる。以下、この動作を、充電電流値がI2の状態でも、電池電圧(VB)が第2の閾値電圧(V1)を下回らなくなるまで繰り返す。
このときの二次電池11の電池電圧(VB)と、充電電流値Iとの関係が、図5に示されている。
本充電開始後、第1の充電電流値I1で充電が行われ、時刻t11で電池電圧(VB)が第2の閾値電圧(V1)に到達する。そして、充電電流値が、第1の充電電流値I1よりも小さな値の第2の充電電流値I2に切り替えられる。すると、電池電圧(VB)が第2の閾値電圧(V1)よりも低下する。ここで、充電電流値IをI2からΔIだけ徐々に増加させていく。すると電池電圧(VB)の低下が止まり、電池電圧(VB)が上昇を始める。
図5に示すように、電池電圧(VB)が初めて第2の閾値電圧(V1)を上回った後に充電電流を第2の充電電流に切り替えた場合には、電池電圧(VB)の低下が大きいため、充電電流を上昇最大限の第1の充電電流値I1にまで増加させた後少し時間が経過して、電池電圧(VB)が第2の閾値電圧(V1)まで回復する。その後、再び充電電流を第2の充電電流値に戻す。
図4におけるステップS23からステップS26を繰り返すことで、図5に示すように充電電流値を第2の充電電流値に下げたときの電池電圧(VB)の低減度合いが小さくなって、充電電流をI1にまで戻さなくても電池電圧(VB)が第2の閾値電圧(V1)を下回らなくなっていく。そして、充電電流を第2の充電電流とした状態でも電池電圧(VB)が第2の閾値電圧(V1)よりも徐々に上昇するようになる。
その後、図5における時間t=12として示すように、電池電圧(VB)が第1の閾値電圧(V2)を超えるようになる。
図4に示すフローチャートで、ステップS27として示すように、第1ステップの充電において電池電圧(VB)が第2の閾値電圧(V1)を上回った場合には、第1の閾値電圧(V2)を基準電圧とする第2ステップの充電に移行する。
第2ステップの充電では、第1ステップの充電で第2の充電電流値であった、I2=3Aを第2ステップの充電での第1の充電電流値と置き換え、新たに、第1ステップの充電における第2の電流値I2よりも小さい値の第4の充電電流値を第2ステップの充電の第2の充電電流値として充電を行う。なお、本実施形態の場合は、第2ステップの充電における第2の充電電流値I4の値は、I4=1.8Aとしている。
以下、ステップS28からステップS31までを繰り返して、電池電圧(VB)が第1の閾値電圧(V2)に到達すると、充電電流値を第4の充電電流値I4に低下させ、電池電圧(VB)が第2ステップの充電での基準電圧値である第1の閾値電圧値(V2)を下回る場合には、充電電流値を最大で第2ステップの充電における第1の充電電流値I2までΔI’だけ上昇させ、電池電圧(VB)が第1の基準電圧値(V2)を回復すると充電電流値を第2ステップの充電における第2の充電電流値I4に低減させるというプロセスを繰り返す。
この第2ステップの充電における電池電圧値(VB)と充電電流値Iとの関係は、図5の時間t13からt14に示すように、時間t11からt12に示した第1ステップの充電での電圧、電流の推移と同じような経緯をたどる。そして、時間t14として示すように、第2の充電プロセスにおける第2の充電電流値I4での充電によっても、電池電圧(VB)が第1の閾値電圧(V2)を下回らないようになる。
ステップS29に示すように、電池電圧(VB)が第1の閾値電圧(V2)を下回らないようになると(Noの場合)、充電を終了させる処理に移行する。
ステップS32では、電池電圧(VB)が満充電電圧(VF)と同じとなるまで(Noの場合)そのまま充電電流I4での充電を継続し、図5における時刻t15と示される、電池電圧(VB)が満充電電圧(VF)に達した場合(Yes)には、電池電圧VBが満充電電圧VFであるように保ちながら、充電電流値IをI4から徐々に低下させる(ステップS33)。
その後、ステップS34で、充電電流値が充電終了を示す値IEとなった場合、すなわち図5における時刻t16の場合には、充電電流を停止し充電を終了(ステップS35)する。このとき、ランプの点灯などの指標を用いて、充電終了をユーザーに伝えることができる。
このように、第2の例においては、第1の閾値電圧(V2)を基準電圧とする第1ステップの充電と、第2の閾値電圧(V1)を基準電圧とする第2ステップの充電とによって充電プロセスを形成している。この結果、充電プロセスの第2の例では、二次電池11の電池電圧(VB)が満充電電圧(VF)から離れている状態では充電電流値が比較的大きい状態での充電を行い、電池電圧(VB)が満充電電圧値(VF)に近づいた状態では、より少ない充電電流での充電を行うことができる。このため、満充電電圧(VF)に近い状態で大電流の充電を行うことで生じる電池寿命の劣化を回避できるとともに、電池寿命を劣化させない状態ではより大電流での充電ができるので、充電時間がいたずらに長くなってしまうことを効果的に防止することができる。
なお、第2の例では、第2の閾値電圧(V1)を基準電圧とする第1ステップの充電と、第1の閾値電圧(V2)を基準電圧とする第2ステップの充電との2つの充電ステップで充電を行う充電プロセスを説明したが、本実施形態の充電方法のプロセスはこれに限られるものではなく、3回もしくはそれ以上の充電ステップによって、よりきめの細かい充電電圧と充電電流の制御を行うこともできる。
また、第2の例では、電池電圧(VB)が基準電圧に到達した後、充電電流を第2の充電電流値に下げたときに生じる電池電圧(VB)の降下を回復するときに、第2の電流値から第1の電流値を最大電流値として充電電流を漸増する充電制御プロセスを説明した。
このとき、第1ステップの充電での充電電流漸増分をΔI、第2ステップの充電での充電電流漸増分をΔI‘として説明したが、このΔIおよびΔI’の値は適宜定めればよく、また、ΔIとΔI’の値は同じであっても異なっていてもよい。
さらに、第1ステップの充電および第2ステップの充電の少なくともいずれか一方を、本実施形態における第1の例としてとして説明したような、第1の充電電流値よりも小さく第2の充電電流値よりも大きな、所定の充電電流値で充電を行うプロセスとすることもできる。
また、電池電圧が満充電電圧(VF)に到達した後の、充電終了プロセスについては、上記説明した方法に限らず、各種の方法で充電を停止するようにプロセスを進めることができる。
以上、本発明の実施形態として、ノートパソコンのリチウムイオン電池を充電する充電装置、および、充電方法について説明したが、本発明の充電装置および充電方法は、ノートパソコンに限らず携帯機器をはじめとする各種機器の二次電池の充電装置および充電方法として適用することができる。
また、ノートパソコンのように、充電装置が機器本体内に組み込まれている場合に限らず、二次電池を充電するための充電器として独立したものを本発明の充電装置とすること、また、二次電池を充電するための充電器の制御ロジックとして本発明の充電方法を適用することができる。
本発明にかかる二次電池の充電装置、および、充電方法は、モバイル機器をはじめとする各種の機器の電源として使用される二次電池の充電を行う充電装置および充電方法として、幅広い用途に適用することができる。
1 充電器(充電電流供給回路)
2 電流検出素子(充電電流検出手段)
3 電圧検出素子(充電電圧検出手段)
4 充電制御部
11 リチウムイオン電池(二次電池)
100 充電装置

Claims (10)

  1. 二次電池に直列に接続され、前記二次電池を充電するための充電電流を供給する充電電流供給回路と、
    前記充電電流の値を検出する充電電流検出手段と、
    前記二次電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段と、
    前記電池電圧検出手段で検出された二次電池の電圧値に基づいて、前記充電電流供給回路を制御して前記充電電流の値を調整する充電制御部とを有し、
    前記充電制御部は、第1の充電電流値によって本充電を開始し、前記電池電圧が満充電電圧と同じかより低い値の基準電圧に到達すると、前記充電電流の値を前記第1の充電電流値よりも小さな値の第2の充電電流値に切り替えて充電を継続し、その後、前記電池電圧が前記基準電圧よりも低下した場合には、前記電池電圧が前記基準電圧を回復するまで前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値で充電し、前記電池電圧が前記基準電圧に到達すると前記充電電流の値を前記第2の充電電流値に切り替えることを特徴とする二次電池の充電装置。
  2. 前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値が、あらかじめ定められた1又は2以上の所定の充電電流値である請求項1に記載の二次電池の充電装置。
  3. 前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値が、前記電池電圧が前記基準電圧値に到達するまでの間、前記第2の充電電流値から最大で前記第1の充電電流値と同じ電流値まで漸増された電流値である請求項1に記載の二次電池の充電装置。
  4. 前記二次電池の満充電電圧よりも低い電圧が第1の閾値電圧として設定され、
    前記充電制御部は、前記第1の閾値電圧を前記基準電圧として充電を行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の二次電池の充電装置。
  5. 前記第1の閾値電圧よりも低い電圧が第2の閾値電圧として設定され、
    前記充電制御部は、前記第2の閾値電圧を前記基準電圧として第1ステップの充電を行い、
    前記第1ステップの充電における前記第2の充電電流値による充電で、前記電池電圧が前記第2の閾値電圧を超えると、前記第1の閾値電圧を前記基準電圧として前記第1ステップの前記第2の充電電流値を新たに前記第1の充電電流値として充電する第2ステップの充電を行う請求項4に記載の二次電池の充電装置。
  6. 二次電池の電池電圧を監視しながら充電電流の値を調整する二次電池の充電方法であって、
    必要に応じて行われる予備充電の後に第1の充電電流値によって充電を開始し、
    前記電池電圧が満充電電圧と同じかより低い値の基準電圧に到達すると前記第1の充電電流値よりも小さな値の第2の充電電流値に切り替えて充電を継続し、
    前記第2の充電電流値での充電時に前記電池電圧が前記基準電圧よりも低下した場合には、前記電池電圧が前記基準電圧を回復するまで前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値で充電し、前記電池電圧が前記基準電圧に到達すると前記充電電流の値を前記第2の充電電流値に切り替えることを特徴とする二次電池の充電方法。
  7. 前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値が、あらかじめ定められた1又は2以上の所定の充電電流値である請求項6に記載の二次電池の充電方法。
  8. 前記第1の充電電流値よりも小さく前記第2の充電電流値よりも大きい充電電流値が、前記電池電圧が前記基準電圧値に到達するまでの間、前記第2の充電電流値から最大で前記第1の充電電流値と同じ電流値まで漸増された電流値である請求項6に記載の二次電池の充電方法。
  9. 前記二次電池の満充電電圧よりも低い電圧が第1の閾値電圧として設定され、
    前記充電制御部は、前記第1の閾値電圧を前記基準電圧として充電を行う請求項6〜8のいずれか1項に記載の二次電池の充電方法。
  10. 前記二次電池の満充電電圧よりも低い第1の閾値電圧と、前記第1の閾値電圧よりもさらに低い第2の閾値電圧とを設定し、
    前記第2の閾値電圧を前記基準電圧として第1ステップの充電を行い、
    前記第1ステップの充電における前記第2の充電電流値による充電で、前記電池電圧が前記第2の閾値電圧を超えると、前記第1の閾値電圧を前記基準電圧として前記第1ステップの前記第2の充電電流値を新たに前記第1の充電電流値とする第2ステップの充電を行う請求項9に記載の二次電池の充電方法。
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