JP2011121753A - ブーム付き作業機におけるブームの撓み抑制装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】張力可変手段による張力設定後、テンションロープにかかる張力の変化を常時監視検出する張力変化監視手段を設け、張力可変手段によりテンションロープの張力を所定の目標値に設定した後、張力監視手段により検出された張力の変化が所定値以上である場合には、オペレータに対して危険状態であることを報知し、プリテンションセット操作のやり直しを促すようにした。
【選択図】図7
Description
本願請求項1の発明の課題解決手段は、マスト、テンションロープ、テンション部材、テンションロープの張力可変手段、テンションウインチ、マスト起伏手段を備え、伸縮ブームの基端ブームにマストを設け、該マストの先端部と基端ブームの基端部との間にテンション部材を配置するとともに、上記マストの先端部と先端ブームの先端部または伸縮ブームの先端に固定されたジブ基台との間にテンションロープを張設し、該張設されたテンションロープの張力を上記張力可変手段により所定の目標値にプリテンションセットすることによって、上記伸縮ブームの撓みを抑制するようにしてなるブーム付作業機の撓み抑制装置であって、上記張力可変手段による張力設定後、上記テンションロープにかかる張力の変化を常時監視検出する張力変化監視手段を設け、上記張力可変手段により上記テンションロープの張力を所定の目標値に設定した後、上記張力監視手段により検出された張力の変化が所定値以上である場合には、オペレータに対して危険状態であることを報知し、プリテンションセット操作のやり直しを促すようにしたことを特徴としている。
本願請求項2の発明の課題解決手段は、マスト、テンションロープ、テンション部材、テンションロープの張力可変手段、テンションウインチ、マスト起伏シリンダを備え、伸縮ブームの基端ブームにマストを設け、該マストの先端部と基端ブームの基端部との間にテンション部材を配置するとともに、上記マストの先端部と先端ブームの先端部または伸縮ブームの先端に固定されたジブ基台との間にテンションロープを張設し、該張設されたテンションロープの張力を上記張力可変手段により所定の目標値にプリテンションセットすることによって、上記伸縮ブームの撓みを抑制するようにしてなるブーム付作業機の撓み抑制装置であって、上記張力可変手段による張力設定後、上記テンションロープにかかる張力の変化を常時監視検出する張力変化監視手段を設け、上記張力可変手段により上記テンションロープの張力を所定の目標値に設定した後、上記張力監視手段により検出された張力の変化が所定値以上である場合には、当該作業機の吊り上げ性能を低下させるか又は危険側への操作を規制するようにしたことを特徴としている。
本願請求項3の発明の課題解決手段は、上記請求項1又は2の発明の課題解決手段において、張力可変手段が伸縮シリンダよりなり、張力監視手段は、テンションロープの張力の変化を同伸縮シリンダの伸縮長さの変化により検出して監視するようにしたものであることを特徴としている。
本願請求項4の発明の課題解決手段は、上記請求項1又は2の発明の課題解決手段において、テンションロープの張力の変化を示すパラメータがテンションロープの張力値そのものであり、張力監視手段は、テンションロープの張力を直接検出することによって張力の変化を監視するようにしたことを特徴としている。
図1〜図7には、例えばクレーン車に適用した本願発明の実施の形態1に係るブーム撓み抑制装置を備えたブーム付き作業機およびブーム撓み抑制装置の構成が示されている。
先ず、図1〜図5を参照して、同実施の形態におけるブーム付作業機であるクレーン車Zの全体的な構成を概説する。
図6中、符号50は所定ビット数のマイクロコンピュータ(CPU)を中心とし、外部入力取込用のインターフェイス回路、同インターフェイス回路を介して入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、外部のアクチュエータや画像ディスプレイ、音声回路等駆動用のドライバー回路等を備えて構成されているブーム撓み抑制コントローラ(ブーム撓み抑制制御用の電子制御ユニット:ECU)であり、この実施の形態の場合、同ブーム撓み抑制コントローラ50には、例えば書き込み、読み出し自由なランダムアクセスメモリよりなるプリテンションシリンダ16のプリテンションセット完了時の伸縮量(長さ)を記憶して置くプリテンションシリンダ伸縮量記憶手段51が付設されている。
以上の図7のステップS8〜S10の制御では、最大の安全性能を考え、プリテンションセット中は、必ず危険側への操作を禁止するとともにクレーン吊り上げ性能設定部73において、撓み抑制装置10の張出・格納作業をするのに必要な最低限の性能を付与するため、ブーム撓み抑制装置10未装着時の小さな吊り上げ性能を選択して作業を行うようにした。
次に図8は、本願発明の実施の形態2に係るブーム付き作業機のブーム撓み抑制装置におけるプリテンションセット後の張力変化に対応した監視制御回路の構成を示すブロック図、図9は、同図8の監視制御回路による具体的な監視制御の内容を示すフローチャートである。
以上の図9のステップS8〜S10の制御では、最大の安全性能を考え、プリテンションセット中は、必ず危険側への操作を禁止するとともにクレーン吊り上げ性能設定部73において、撓み抑制装置10の張出・格納作業をするのに必要な最低限の性能を付与するため、ブーム撓み抑制装置10未装着時の小さな吊り上げ性能を選択して作業を行うようにした。
次に図10は、本願発明の実施の形態3に係るブーム付き作業機のブーム撓み抑制装置におけるプリテンションセット後の張力変化に対応した監視制御回路の構成を示すブロック図である。
2 ・・旋回台
3 ・・伸縮ブーム
4 ・・ラフィングジブ
5 ・・ジブ基台
6 ・・ブーム起伏シリンダ
7 ・・吊荷フック
10 ・・ブーム撓み抑制装置
11 ・・マスト
12 ・・マスト起伏シリンダ
13 ・・テンションリンク
14 ・・第1のテンションロープ
15 ・・テンションウィンチ
15a ・・ドラム
15b ・・油圧モータ
16 ・・プリテンションシリンダ(プリテンション付与手段)
17 ・・第2のテンションロープ
18 ・・固定シーブ
19 ・・折返しシーブ
20 ・・ドラムロック機構
21 ・・爪プレート
22 ・・ロック爪
23 ・・ロックシリンダ
24 ・・ロック・アンロック検出器
41 ・・マスト
42 ・・マスト
43 ・・バックテンションリンク
44 ・・バックテンションロープ
45 ・・折返しシーブ
46 ・・固定シーブ
50 ・・ブーム撓み抑制コントローラ
51 ・・プリテンションシリンダ伸縮量記憶手段
61a ・・プリテンションセットスイッチ
61b ・・プリテンションリセットスイッチ
62 ・・プリテンションシリンダ伸縮量検出手段
71 ・・プリテンションシリンダ駆動手段
72 ・・ワーニング情報発生手段
PS1 ・・圧力センサ
PS2 ・・圧力センサ
Z ・・クレーン車
Claims (4)
- マスト、テンションロープ、テンション部材、テンションロープの張力可変手段、テンションウインチ、マスト起伏手段を備え、伸縮ブームの基端ブームにマストを設け、該マストの先端部と基端ブームの基端部との間にテンション部材を配置するとともに、上記マストの先端部と先端ブームの先端部または上記伸縮ブームの先端に固定されたジブ基台との間にテンションロープを張設し、該張設されたテンションロープの張力を上記張力可変手段により所定の目標値にプリテンションセットすることによって、上記伸縮ブームの撓みを抑制するようにしてなるブーム付作業機の撓み抑制装置であって、上記張力可変手段による張力設定後、上記テンションロープにかかる張力の変化を常時監視検出する張力変化監視手段を設け、上記張力可変手段により上記テンションロープの張力を所定の目標値に設定した後、上記張力監視手段により検出された張力の変化が所定値以上である場合には、オペレータに対して危険状態であることを報知し、プリテンションセット操作のやり直しを促すようにしたことを特徴とするブーム付き作業機におけるブーム撓み抑制装置。
- マスト、テンションロープ、テンションリンク、テンションロープの張力可変手段、テンションウインチ、マスト起伏シリンダを備え、伸縮ブームの基端ブームにマストを設け、該マストの先端部と基端ブームの基端部との間にテンション部材を配置するとともに、上記マストの先端部と先端ブームの先端部または上記伸縮ブームの先端に固定されたジブ基台との間にテンションロープを張設し、該張設されたテンションロープの張力を上記張力可変手段により所定の目標値にプリテンションセットすることによって、上記伸縮ブームの撓みを抑制するようにしてなるブーム付作業機の撓み抑制装置であって、上記張力可変手段による張力設定後、上記テンションロープにかかる張力の変化を常時監視検出する張力変化監視手段を設け、上記張力可変手段により上記テンションロープの張力を所定の目標値に設定した後、上記張力監視手段により検出された張力の変化が所定値以上である場合には、当該作業機の吊り上げ性能を低下させるか又は危険側への操作を規制するようにしたことを特徴とするブーム付き作業機におけるブーム撓み抑制装置。
- 張力可変手段が伸縮シリンダよりなり、張力監視手段は、テンションロープの張力の変化を同伸縮シリンダの伸縮長さの変化により検出して監視するようにしたものであることを特徴とする請求項1又は2記載のブーム付き作業機のブーム撓み抑制装置。
- テンションロープの張力の変化を示すパラメータがテンションロープの張力値そのものであり、張力監視手段は、テンションロープの張力を直接検出することによって張力の変化を監視するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のブーム付き作業機のブーム撓み抑制装置。
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WO2017090688A1 (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | 株式会社タダノ | ラフィングジブの組立て状態確認装置 |
CN111332961A (zh) * | 2020-04-17 | 2020-06-26 | 浙江三一装备有限公司 | 臂架及起重机 |
Citations (3)
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JPH03256998A (ja) * | 1990-02-28 | 1991-11-15 | Tadano Ltd | ジブ付きクレーンにおけるジブ起仰制限装置 |
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JP2008120525A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Tadano Ltd | 伸縮ブーム付きクレーン装置 |
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