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JP2009067318A - 電動パワーステアリング装置用モータ - Google Patents

電動パワーステアリング装置用モータ Download PDF

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JP2009067318A JP2007240003A JP2007240003A JP2009067318A JP 2009067318 A JP2009067318 A JP 2009067318A JP 2007240003 A JP2007240003 A JP 2007240003A JP 2007240003 A JP2007240003 A JP 2007240003A JP 2009067318 A JP2009067318 A JP 2009067318A
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Goushiyo Ochiai
剛将 落合
Minoru Takahashi
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Abstract

【課題】ラジオノイズ性能を確保した上でレイアウト性を向上できる電動パワーステアリング装置用モータの提供。
【解決手段】センサ83を内蔵するとともに出力軸76の出力端77側でギヤボックスに固定されギヤボックスを介して車両のステアリング系に操舵補助トルクを与える電動パワーステアリング装置用モータ13であって、給電用のバスバ107が出力端77側から引き出され、センサ83のセンサハーネス87が出力端77とは反対側から引き出されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置用モータに関する。
電動パワーステアリング装置用モータは、ステアリング系に導入されたドライバの操舵トルクを補助するものである。このような電動パワーステアリング装置用モータからは、ロータを回転駆動するためのコイルに給電する端子台に設けられたパワーハーネスと、レゾルバ等のロータの磁極位置検出用の回転位置センサのセンサハーネスとが引き出されることになる。このようなパワーハーネスおよびセンサハーネスの配索構造としては、図4に示すように電動パワーステアリング装置用モータのギヤボックスとの固定側である出力軸200の出力端201側からパワーハーネス202およびセンサハーネス203を引き出す構造(例えば、特許文献1〜4参照)や、出力端とは反対側から両方を引き出す構造(例えば、特許文献5参照)がある。
これらの構造に対して、パワーハーネス202の代わりにバスバを用いて配索の簡略化を図るものがある(例えば、特許文献6参照)。この構造では、モータの近接位置に、例えばCPU等の各種電気部品を備えたコントロールユニットを配置させ、パワーハーネス202の代わりのバスバを接続した端子台を出力軸200の出力端201側に配置し、端子台から外部に引き出されたバスバをコントロールユニットに直接連結している。
特許第3881351号公報 特開2006−94573号公報 特開2006−320189号公報 特開2007−82371号公報 特開2006−187175号公報 特開2003−204654号公報
ところで、パワーハーネスの代わりに、端子台からバスバを引き出して出力軸の出力端側に配置すると、バスバとセンサハーネスがモータの出力端側にて引き出されて近接配置されるため、バスバ及びセンサハーネスを収納するスペースをモータの出力端側に設けられたフランジ等に確保する必要があり、よって、モータの出力端側のフランジ等が大型化し、ギヤボックスを含むコラムへの積載時のレイアウト性に影響を与える可能性がある。
また、バスバとセンサハーネスとを近接配置することにより、ラジオノイズの影響が懸念され、特に電動パワーステアリング装置用モータとしては好ましくない。
本発明は、ラジオノイズ性能を確保した上でレイアウト性を向上できる電動パワーステアリング装置用モータの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電動パワーステアリング装置用モータは、センサを内蔵するとともに出力軸の出力端側でギヤボックスに固定され該ギヤボックスを介して車両のステアリング系に操舵補助トルクを与える電動パワーステアリング装置用モータにおいて、給電用のバスバが前記出力端側から引き出され、前記センサのセンサハーネスが前記出力端とは反対側から引き出されていることを特徴とする。
本発明によれば、給電用のバスバが出力軸の出力端側から引き出され、センサハーネスが出力端と反対側から引き出されているため、互いのラジオノイズの影響を排除するためだけのスペースを設けなくて済み、よって、ラジオノイズ性能を確保した上で小型化が図れ、レイアウト性を向上できる。例えば、ギヤボックスとの固定側である出力軸の出力端側からバスバおよびセンサハーネスを引き出す構造に比べてバスバ及びセンサハーネスを出力端側に収納するスペースを確保する必要がなくなり、よって、モータの出力端側に設けられたフランジ等を簡素化でき、ギヤボックスへの固定部周りの設計自由度が向上するため、取り付け位相の自由度が広がる。
また、前記バスバは、ステータのコイルが結束された端子台に接続されてモータケースの外部に引き出されていても良い。
これにより、ステータのコイルが結束された端子台に接続したバスバをモータケースの外部に引き出しているため、バスバの配索スペースをよりコンパクト化できる。
本発明によれば、ラジオノイズ性能を確保した上でレイアウト性を向上できる。
以下、本発明に係る電動パワーステアリング装置用モータの実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1は、コラム式の電動パワーステアリング装置10を示したものであり、符号11はステアリングシャフト、12はステアリングシャフト11のハウジング、20はラック・ピニオン式運動変換機構、30は減速ギヤボックスであり、これらは車両のステアリング系を構成している。また、13はステアリング系に操舵補助トルクを与えるパワーアシスト用の電動パワーステアリング装置用モータ(以下モータ)、40はトルクセンサである。である。
ステアリングシャフト11は、ステアリング入力軸(入力軸)11aとステアリング出力軸(出力軸)11bとを備えており、ハウジング12の内部に軸心回りに回転自在に支持されている。ハウジング12は車室内部の所定位置に下部を前方に向けて傾斜した状態に固定されている。ステアリング入力軸11aは、その上端にステアリングホイール(図示せず)が固定されることになり、ステアリングホイールと同期回転する。
さらに、ステアリング入力軸11aとステアリング出力軸11bとはトルクセンサ40のトーションバーを介して連結されており、ステアリングホイールからステアリング入力軸11aを経てステアリング出力軸11bに伝達される操舵トルクがトルクセンサ40により検出され、検出された操舵トルクに基づいてモータ13の出力が制御される。
ラック・ピニオン式運動変換機構20は、長手方向を車両の左右方向として車両前部のエンジンルーム内にほぼ水平に配置され、軸方向に移動自在なラック軸21と、ラック軸21の軸心に対して斜めに支承されてラック軸21の歯部に噛合する歯部を有するピニオン軸22と、ラック軸21及びピニオン軸22を支承する筒状のケース23とを備えている。ラック・ピニオン式運動変換機構20のラック軸21の両端側に設けられた図示略のナックルに、前輪のホイールが取り付けられる。
ピニオン軸22とステアリング出力軸11bの下端とは、2個の自在継手15,16及び連結部材17で連結されている。また、ステアリング出力軸11bの軸方向の中間位置には減速ギヤボックス(ギヤボックス)30が配置され、この減速ギヤボックス30を介してモータ13から、車両のステアリング系であるステアリング出力軸11bに対して操舵補助トルクが付与される。
次にモータ13について説明する。
図2に示すように、モータ13は、略有底円筒状のモータケース50と、モータケース50の開口側を閉塞させるように取り付けられる略板状のフランジ51とでその外側部分が構成されている。
モータケース50は、モータ軸方向に沿う円筒状の胴部53と、胴部53のモータ軸方向の一側を閉塞する板状の底部54とを有しており、胴部53のモータ軸方向の他側がフランジ51に接続されている。胴部53には、径方向外方へ延出する固定片56が形成されており、この固定片56に形成された穴部57にネジ58を挿通し、底部54に形成されたネジ穴59にねじ込むことにより、胴部53と底部54とが固定され、モータケース50とされる。
モータケース50の底部54には、内方側へ環状に突出するベアリングハウジング60を有しており、このベアリングハウジング60内に、ベアリング61が保持されている。ベアリングハウジング60の中央にはモータ軸線方向に貫通する貫通穴62が形成されている。
モータケース50の胴部53の内周面には、ステータコア66が固定されており、ステータコア66のモータ軸方向両側にはインシュレータ67が配置され、インシュレータ67を介してステータコア66にコイル68が巻回されている。
フランジ51は、モータケース50の胴部53の一方の開口側に嵌合するもので、この嵌合部分のモータケース50側の中間所定範囲に、モータケース50とは反対側に凹む凹部70が形成されている。また、フランジ51には、モータケース50とは反対側の中央位置に、モータケース50側に凹む、ベアリング71を保持するためのベアリング保持凹部72が形成されている。このベアリング保持凹部72に保持されたフロント側のベアリング71とベアリングハウジング60に保持されたリヤ側のベアリング61とでロータ75の出力軸76が回転可能に支持される。なお、ロータ75は、ロータコア(図示略)の周囲にマグネット78を配設し、マグネットケース79によって覆った構造とされている。
ロータ75は出力軸76がフランジ51から外側に突出しており、この突出部分が図1に示す減速ギヤボックス30の図示略の減速機構に連結されて減速機構に出力する出力端77となっている。
なお、フランジ51には、取付穴91が形成されており、これら取付穴91に挿通される図1に示すボルト92でモータ13が減速ギヤボックス30に固定されることになる。つまり、モータ13は、図2に示す出力軸76の出力端77側のフランジ51において減速ギヤボックス30に固定される。
モータケース50の開口側、つまりモータ13における出力軸76の出力端77側には端子台94が配設されている。この端子台94には、その中央に、出力軸76が貫通する貫通穴98が形成されている。そして、この端子台94に設けられた端子95に、コイル68が結線されている。
端子台94には、給電用のバスバ107が接続されている。これらバスバ107は、例えば、銅板等から形成されたもので、取付穴107aが形成されている。これらバスバ107は、フランジ51に形成された貫通穴105からモータ13の一側部側に突出されてモータ13の外部に引き出されている。なお、バスバ107と貫通穴105との隙間はシール106で閉塞されている。
ロータ75の出力軸76には、出力端77とは反対側に、レゾルバロータ80が固定されている。そして、このレゾルバロータ80と対向配置された状態でレゾルバステータ81が底部54にネジ82により固定されている。このレゾルバステータ81は、レゾルバロータ80の回転位置を検出することで、ロータ75の磁極の回転位置を検出する。これらレゾルバロータ80およびレゾルバステータ81は、上記のようにモータ13に内蔵されており、ロータ75の回転位置を検出するセンサ83を構成している。
モータケース50の底部54の外面には、センサ83の外側を覆うように配置されたセンサカバー85がネジ86により固定されている。センサ83のレゾルバステータ81にはセンサハーネス87が接続されており、このセンサハーネス87はセンサカバー85に、半径方向に貫通形成された貫通穴88を介して外部に引き出されている。つまり、センサ83はモータ13における出力軸76の出力端77と反対側に配置され、センサハーネス87はモータ13における出力軸76の出力端77と反対側から引き出されている。このセンサハーネス87には、コネクタ89が接続されている。なお、センサハーネス87と貫通穴88との隙間はシール90で閉塞されている。
図3に示すように、上記構成のモータ13には、その一側部側に、コントロールユニット111が組み付けられる。
コントロールユニット111は、例えば、CPU等の各種電気部品を備えたもので、箱形形状をなしている。モータ13のフランジ51には、コントロールユニット111側に、ステー部51aが形成されており、このステー部51aに形成された挿通穴(図示略)にボルト112を挿通させ、コントロールユニット111に形成されたボルト穴(図示略)へねじ込むことにより、ステー部51aにコントロールユニット111が締結固定される。
コントロールユニット111には、モータ13の出力端77側に、モータ13側が開放されたバスバ収容凹部113が形成されており、このバスバ収容凹部113には、モータ13から引き出されたバスバ107が接続される端子部114が設けられている。そして、バスバ107の取付穴107aにネジ115を挿通し、コントロールユニット111の端子部114に形成されたねじ穴(図示略)にねじ込むことにより、バスバ107がネジ115によってコントロールユニット111の端子部114に直接接続される。
また、コントロールユニット111には、モータ13の出力端77と反対側に、コネクタ(図示略)が設けられており、このコネクタには、モータ13の出力端77と反対側にて引き出されたセンサハーネス87のコネクタ89が接続される。
以上に述べた本実施形態によれば、給電用のバスバ107が出力軸76の出力端77側から引き出され、センサハーネス87が出力端77と反対側から引き出されているため、互いのラジオノイズの影響を排除するためだけのスペースを設けなくて済み、よって、ラジオノイズ性能を確保した上で小型化が図れ、レイアウト性を向上できる。例えば、ギヤボックス30との固定側である出力軸76の出力端77側からバスバ107およびセンサハーネス87を引き出す構造に比べてバスバ107及びセンサハーネス87を出力端77側に収納するスペースを確保する必要がなくなり、よって、モータ13の出力端77側に設けられたフランジ51等を簡素化でき、ギヤボックス30への固定部周りの設計自由度が向上するため、取り付け位相の自由度が広がる。
また、ステータ66のコイル68が結束された端子台94に接続したバスバ107をモータケース50の外部に引き出しているため、バスバ107の配索スペースをよりコンパクト化できる。
本発明に係る電動パワーステアリング装置用モータの実施形態が適用された電動パワーステアリング装置の全体構成を示す正面図である。 同実施形態による電動パワーステアリング装置用モータの(a)は正面図、(b)は断面図である。 コントロールユニットが組み付けられた同実施形態による電動パワーステアリング装置用モータの(a)は正面図、(b)は断面図である。 従来の電動パワーステアリング装置用モータの(a)は正面図、(b)は断面図である。
符号の説明
10…電動パワーステアリング装置、13…モータ(電動パワーステアリング装置用モータ)、30…減速ギヤボックス(ギヤボックス)、40…トルクセンサ、50…モータケース、66…ステータ、68…コイル、76…出力軸、77…出力端、83…センサ、87…センサハーネス、94…端子台、107…バスバ。

Claims (2)

  1. センサを内蔵するとともに出力軸の出力端側でギヤボックスに固定され該ギヤボックスを介して車両のステアリング系に操舵補助トルクを与える電動パワーステアリング装置用モータにおいて、
    給電用のバスバが前記出力端側から引き出され、
    前記センサのセンサハーネスが前記出力端とは反対側から引き出されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置用モータ。
  2. 前記バスバは、ステータのコイルが結束された端子台に接続されてモータケースの外部に引き出されていることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置用モータ。
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