JP2008150142A - 給紙装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】多数積み重ねられた積み重ねシートを、その積み重ね状態における上面をそのままの状態で送り出し、あるいは、上下を逆にして送り出すことができるようにした簡単な構成の給紙装置を提供することである。
【解決手段】積み重ねシートSの先頭から数枚のシートsを上方に持ち上げてブロック分けするセパレータ装置30と、ブロック分けされたシートブロックBの背面上部を下流側に押して伏倒させるシートブロック反転装置40と、上方への揺動時にブロック分けされたシートブロックBを掬い上げて下流側に搬送するシートブロック送り出し装置60を設ける。シートブロック反転装置40とシートブロック送り出し装置60の作動により、ブロック分けされたシートブロックBを積み重ね状態での上面を下向きにして送り出し、シートブロック送り出し装置60のみの作動で積み重ね状態でのシートブロックBを上面をそのままの状態で送り出すようにする。
【選択図】図1
【解決手段】積み重ねシートSの先頭から数枚のシートsを上方に持ち上げてブロック分けするセパレータ装置30と、ブロック分けされたシートブロックBの背面上部を下流側に押して伏倒させるシートブロック反転装置40と、上方への揺動時にブロック分けされたシートブロックBを掬い上げて下流側に搬送するシートブロック送り出し装置60を設ける。シートブロック反転装置40とシートブロック送り出し装置60の作動により、ブロック分けされたシートブロックBを積み重ね状態での上面を下向きにして送り出し、シートブロック送り出し装置60のみの作動で積み重ね状態でのシートブロックBを上面をそのままの状態で送り出すようにする。
【選択図】図1
Description
この発明は、段ボールシート等の厚みのある板紙を印刷機等のシート加工機に連続して供給する給紙装置に関するものである。
一般に、コルゲータによって製造される段ボールシートは、表ライナを下にして多数積み重ねられる。その積み重ね段ボールシートは、普通、印刷機あるいは罫入れ溝切り装置等のシート加工機に供給されて適宜の加工が施される。
ここで、シート加工機としての印刷機には、シートの上面側に印刷を施すタイプと、下面側に印刷を施すタイプの2種類が存在し、これらの片面印刷機で板紙(以下、単にシートという)の両面に印刷を施す場合、シートの片面に印刷を施した後、そのシートを積み重ね、その積み重ねシートの上下を反転して印刷機に供給する必要が生じる。
また、上面印刷タイプの片面印刷機によって積み重ね段ボールシートの下面側の表ライナに印刷を施す場合、その段ボールシートを上下反転して印刷機に供給する必要が生じる。
ここで、特許文献1には、多数積み重ねられた積み重ねシートを、その積み重ね状態における上面をそのままの状態で送り出すことができる、あるいは、上下を逆にして送り出すことができるようにした給紙装置を提案している。
上記給紙装置においては、水平の軸心を中心として揺動可能な傾動台が水平状態に保持される状態でその上面に旋回台を設け、その旋回台で繰り出しコンベヤを支持し、その繰り出しコンベヤの両端部に一対のシート受け装置を起伏自在に設け、上記傾動台を略垂直とする状態で、下方に配置される水平状態の一方のシート受け装置上に積み重ねシートを送り込み、その積み重ねシートが一方のシート受け装置で支持されると、繰り出しコンベヤが水平とされるまで傾動台を傾動させるようにしている。
そして、積み重ねシートを、積み重ね状態における上面を上下逆にして送る場合は、シート搬送方向の下流側に配置された他方のシート受け装置を伏倒させ、積み重ねシートを下流側に伏倒させて、繰り出しコンベヤおよび伏倒させた他方のシート受け装置の駆動によりシートを繰り出すようにしている。
また、積み重ねシートを、積み重ね状態における上面をそのままの状態で送る場合は、傾動台の揺動によって繰り出しコンベヤが水平状態とされた後、旋回台を垂直の軸心を中心に180°回転させて、一方のシート受け装置を下流側に配置し、その一方のシート受け装置を伏倒させて、繰り出しコンベヤおよび伏倒させた一方のシート受け装置の駆動によりシートを繰り出すようにしている。
ところで、特許文献1に記載された給紙装置においては、傾動台の水平状態における上面側に旋回台を設け、その旋回台で繰り出しコンベヤおよび一対のシート受け装置を支持する構成であるため、給紙装置が大型化し、しかも、積み重ねシートを、積み重ね状態における上面をそのままの状態で送る場合は、極めて重い旋回台を回転させる必要があるため、旋回台を旋回させる回転駆動装置として大型のものを用いなければならないという不都合がある。
また、シート受け装置に送り込まれる積み重ねシートは、ベニヤ板等の下敷きに支持され、その下敷きと共にシート受け装置に送り込まれるため、積み重ねシートを、積み重ね状態における上面をそのままの状態で送る場合、旋回台の旋回後、その下敷きを取り除いてから一方のシート受け装置を伏倒し、あるいは、シート受け装置の伏倒後に下敷きを取り除く必要が生じ、その取り除きに手間が掛かるという不都合もある。
この発明の課題は、多数積み重ねられた積み重ねシートを、その積み重ね状態における上面をそのままの状態で送り出すことができる、あるいは、上下を逆にして送り出すことができるようにした簡単な構成で、しかも、下敷きの取り出しの容易な給紙装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、シートを受け入れる状態の略垂直の位置と上端が下流側に倒れてシートを繰り出す状態の傾斜状の位置との間で揺動される傾動台と、その傾動台がシートを受け入れる状態でシートの搬送面が略垂直の状態となるよう傾動台に支持されたシート繰り出し装置と、前記傾動台が略垂直とされて送り込まれてくる積み重ねシートを受け取り、傾動台のシート繰り出し位置でその積み重ねシートをシート繰り出し装置とで支持して、そのシート繰り出し装置とで積み重ねシートを搬出端に向けて移動させる支持部材と、前記傾動台のシート繰り出し位置で、積み重ねシートを先頭のシートから数枚のシートをシート搬送面上に持ち上げてブロック分けするセパレータ装置と、
ブロック分けされたシートブロックの背面上部をシート繰り出し装置の搬出端側に向けて押圧して、積み重ね状態での上面が下向きとなるようシートブロックを伏倒させるシートブロック反転装置と、シート繰り出し装置の搬出端部に臨む搬入端部が上下動するよう搬出端部を中心に上下方向に揺動自在とされ、シートブロック反転装置の停止時における上方への揺動時にブロック分けされたシートブロックを掬い上げてその上端部が上流側へ倒れるよう伏倒させ、または、シートブロック反転装置の作動時には、そのシートブロック反転装置によりその上端部が下流側に倒れるように伏倒させ、積み重ね状態での上面をそのままの状態、または、積み重ね状態での上面が下向きの状態で下流側に排出させるシートブロック送り出し装置とから成る構成を採用したのである。
ブロック分けされたシートブロックの背面上部をシート繰り出し装置の搬出端側に向けて押圧して、積み重ね状態での上面が下向きとなるようシートブロックを伏倒させるシートブロック反転装置と、シート繰り出し装置の搬出端部に臨む搬入端部が上下動するよう搬出端部を中心に上下方向に揺動自在とされ、シートブロック反転装置の停止時における上方への揺動時にブロック分けされたシートブロックを掬い上げてその上端部が上流側へ倒れるよう伏倒させ、または、シートブロック反転装置の作動時には、そのシートブロック反転装置によりその上端部が下流側に倒れるように伏倒させ、積み重ね状態での上面をそのままの状態、または、積み重ね状態での上面が下向きの状態で下流側に排出させるシートブロック送り出し装置とから成る構成を採用したのである。
上記の構成からなる給紙装置において、給紙に際しては、先ず、傾動台をシートを受け入れる状態の位置とし、支持部材をシート繰り出し装置の下端部において水平の状態とした後、その支持部材上に積み重ねシートを供給する。
積み重ねシートの供給後、傾動台を揺動させてその上端を下流側に傾斜させ、シートを繰り出す状態にして、シート繰り出し装置および支持部材を駆動し、積み重ねシートの先頭のシートがセパレータ装置の上方に配置される位置まで積み重ねシートを斜め上方に移動させる。
積み重ねシートの移動停止後においてセパレータ装置を作動させると、先頭から数枚のシートの束が持ち上げられてブロック分けされる。
ここで、シートの積み重ね状態での上面を上下逆にして送る場合は、シートブロック反転装置を作動し、そのシートブロック反転装置によりブロック分けされたシートブロックの背面上部をシート繰り出し装置の搬出端に向けて下流側へ押圧し、その押圧と略同時にシートブロック送り出し装置を駆動すると共に、そのシートブロック送り出し装置を上方に揺動させる。
シートブロック反転装置によってシートブロックの背面上部を押圧することにより、そのシートブロックはシート繰り出し装置の搬出端側に反転された状態で伏倒して積み重ね状態での上面が下向きとなる。
その伏倒時、シートブロック送り出し装置は上方に向けて揺動しているため、伏倒されるシートブロックはそのシートブロック送り出し装置により支持されると共に下流側に送られて排出端から排出され、シートは積み重ね状態での上面を下向きとして下流側に配置されるシート加工機に送られることになる。
一方、シートを積み重ね状態での上面をそのままの状態で送る場合は、セパレータ装置によって先頭の数枚のシートの束をブロック分けした後、シートブロック反転装置を作動させることなくシートブロック送り出し装置を駆動させつつ上方に揺動させる。
そのシートブロック送り出し装置の上方への揺動により、ブロック分けされたシートブロックはシートブロック送り出し装置により掬い上げられてその上端部が上流側へたおれるように伏倒し、シートは積み重ね時の上面を上向きとする状態でシートブロック送り出し装置の排出端から送り出されることになる。
上記のように、この発明においては、セパレータ装置によって積み重ねシートを先頭のシートから数枚のシートを持ち上げてブロック分けした後、シートブロック反転装置を作動させ、同時にシートブロック送り出し装置を上方に向けて揺動させることで、シートは積み重ね状態での上面が下向きとされ、または、ブロック分け後に、シートブロック送り出し装置のみを上方に向けて揺動させることで、シートは積み重ね状態での上面がそのままの状態とされるため、積み重ねシートを、その積み重ね状態における上面をそのままの状態で送り出し、あるいは、上下を逆にして、極めてスムーズな状態で自動的に送り出すことができる。
また、傾動台に支持されたシート繰り出し装置の搬出端部に、セパレータ装置、シートブロック反転装置およびシートブロック送り出し装置を設けることによって、積み重ねシートを、その積み重ね状態における上面をそのままの状態で送り出し、あるいは、上下を逆にして送り出すことができるため、簡単な構成の給紙装置を得ることができる。
さらに、積み重ねシートを上部のシートから順に送り出すため、その積み重ねシートを支持するベニヤ板等の下敷きは、全てのシートの送り出し後、支持部材上に残されることになり、下敷きを容易に取り出すことができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1および図2に示すように、多数のシートsを積み重ねた積み重ねシートSは下敷きAに支持され、ローラコンベヤ1によって下流側に搬送される。
ローラコンベヤ1の下流側には、傾動台2が設けられている。傾動台2は、図3に示す機台3のサイドフレーム3aに支持された水平な軸4(図1に図示)を中心に上下方向に揺動自在に支持され、揺動駆動装置としての揺動用シリンダ5の作動によって、図1の鎖線イで示すように略垂直となっていて積み重ねシートSを受け入れる状態のシート受け入れ位置と、同図の実線で示すように上端が下流側に倒れて下流側へ向けて上り勾配の傾斜状となっていて積み重ねシートSの上部から順次繰り出す状態のシート繰り出し位置との間で揺動される。
傾動台2は一対のレール部材6を両側に有し、その一対のレール部材6間にシート繰り出し装置10が設けられている。シート繰り出し装置10は2列のベルトコンベヤ10aからなる。この各列のベルトコンベヤ10aは、傾動台2のシート受け入れ位置においてキャリア側ベルトのシート搬送面が略垂直の状態となるよう傾動台2に支持され、図示省略したモータの駆動によって図1の矢印で示す方向に移動される。ここで、各列のベルトコンベヤ10aのキャリア側ベルトは、図1に示すベルト案内板11に支持されて移動するようになっている。
傾動台2の一対のレール部材6間には支持部材20が設けられている。支持部材20は、傾動台2の一対のレール部材6間に渡る長さのバー部材21に複数の帯状の板体22を櫛歯状に設けた構成とされ、上記バー部材21の両端部はレール部材6によってスライド自在に支持されている。
支持部材20の複数の板体22は傾動台2のシート受け入れ位置で略水平の状態とされ、シート繰り出し装置10の搬入端に配置される状態でローラコンベヤ1から送り込まれる積み重ねシートSを受け取って支持するようになっている。そして、その積み重ねシートSの受け取り後において、傾動台2が揺動されてシート繰り出し位置に保持されると、積み重ねシートSをこの傾動台2とシート繰り出し装置10とで支持するようになっている。
また、支持部材20は、シート繰り出し装置10におけるベルトコンベヤ10aのキャリア側ベルトの移動と共に移動して、キャリア側ベルトと同方向に同じ量だけ一定のストロークで間歇的に移動するようになっている。
図3および図4に示すように、傾動台2のシート繰り出し位置において、シート繰り出し装置10の搬出端部には、そのシート繰り出し装置10で支持された積み重ねシートSの上層部の先頭のシートsから数枚のシートsをシート搬送面上に持ち上げてブロック分けするセパレータ装置30が設けられている。
セパレータ装置30は、機台3の一対のサイドフレーム3a間に渡る支持バー31によって支持された昇降用シリンダ32と、そのシリンダ32によって略垂直方向に昇降動されるブラケット34と、そのブラケット34の両側で対向する側板34a間に渡されたピン35を中心として揺動自在に支持されたシート支持板33と、上側のブロック支持面33aが、下流側に向かって上り勾配となっている際の2列のベルトコンベヤ10aのキャリア側ベルトと同方向に同じ勾配をもって傾斜する傾斜状の位置と略水平となる水平位置との間でシート支持板33を揺動させる揺動用シリンダ36とからなり、上記昇降用シリンダ32により傾斜状態のシート支持板33をシート繰り出し装置10のシート搬送面の下方に位置する待機位置から略垂直方向に上昇させてシート繰り出し装置10で支持された積み重ねシートSの先頭から複数枚のシートsを持ち上げるようになっている。
ここで、シート支持板33のブロック支持面33aの上流側端には、ブロック分けされたシートブロックBのずれ落ちを防止する防止爪33bが設けられている。また、シート支持板33の略垂直方向への上昇によってブロック分けされたシートブロックBの下端部はシート繰り出し装置10の搬送面に残る次のシートsの下端部から下流側へ離れて、これらの下端部間に間隙が形成されるようになっている。
上記セパレータ装置30によってブロック分けされたシートブロックBは、必要に応じて図1および図2に示すシートブロック反転装置40によって積み重ね状態での上面が下向きとなるように倒される。
図7乃至図9は、シートブロック反転装置40の詳細を示し、以下に示すような構成になっている。すなわち、このシートブロック反転装置40は、機台3の一方のサイドフレーム3aの外側面から水平方向に張り出すステー41に軸受42を固定し、その軸受42の二股片42aによって両端部が回転自在に支持された支点軸43を中心にして、シートブロックBの背面上部に対して係合可能な蹴り出しアーム44を揺動させ、その蹴り出しアーム44によってシートブロックBの上流側である背面の上部をシート繰り出し装置10の搬出端に向けて押すような構成になっている。
ここで、支点軸43はステー41に支持されたモータ45によって回転されるようになっており、その支点軸43にガイド部材46に設けられた支持片47を固定している。
また、ガイド部材46によって細長いねじ軸ホルダ48をその長さ方向にスライド自在に支持し、そのねじ軸ホルダ48の両端部に対向するように一対設けられた支持片48aによってねじ軸49の両端部を回転自在に支持し、そのねじ軸49にねじ係合するナット50をガイド部材46に固定し、上記ねじ軸49をその下端部に接続したモータ51の駆動により回転させて、ねじ軸ホルダ48を長さ方向に位置調整できるようになっている。
さらに、ねじ軸ホルダ48の上端部にシート繰り出し装置10上に張り出す第1アーム52を設け、その第1アーム52の先端部に固定した第2アーム53によって前記蹴り出しアーム44の後端部をピン54で揺動自在に支持し、この蹴り出しアーム44の後端に接続したシリンダ55を第2アーム53で支持して、そのシリンダ55の作動でピン54を中心に蹴り出しアーム44の先端部を上下する方向に揺動させるようにしている。
図3および図5に示すように、シート繰り出し装置10の搬出端部には、シートブロック送り出し装置60が設けられている。
シートブロック送り出し装置60は、2列のベルトコンベヤ61からなる。各ベルトコンベヤ61は、一対のコンベヤフレーム62によってヘッドプーリ63とテールプーリ64を回転自在に支持し、その両プーリ63、64間にベルト65を掛け渡し、そのベルト65のキャリア側ベルトをベルト支持板66で支持した構成とされている。
各ベルトコンベヤ61は、傾動台2におけるレール部材6の先端部間に渡された軸67により搬出端部が支持されて、シート繰り出し装置10の2列のベルトコンベヤ10a間に位置する搬入端部が上下動する方向に揺動自在とされている。
また、2列のベルトコンベヤ61は上記コンベヤフレーム62に接続されたシリンダ68の作動によって軸67を中心に揺動され、上方へはシート支持板33を通過してその搬送面が略水平とされる位置まで揺動されて、セパレータ装置30のシート支持板33で支持されるシートブロックBを掬い上げて受け取ることができるようになっている。
図1および図2に示すように、シートを繰り出す状態とされた傾動台2の下流側には、シートブロック送り出し装置60から送り出されてくるシートブロックBを受け取って下流側に配置された図示省略のシート加工機に送り込むフィードコンベヤ70が設けられている。そのフィードコンベヤ70の搬送面上には、その搬送面との間に数枚のシートsが通過可能なゲート71を形成するゲートプレート72が設けられ、そのゲートプレート72によって、シートブロックBはラップ状態に送り姿勢が変更されるようになっている。
また、フィードコンベヤ70の搬送面上には、シートブロック送り出し装置60からフィードコンベヤ70へのシートブロックBの受け渡しを行うシートブロック受け渡し装置90が設けられている。
図10乃至図12は上記シートブロック受け渡し装置90の詳細を示し、以下に示すような構成になっている。すなわち、シートブロック受け渡し装置90は、固定の支持フレーム91によって昇降自在に支持された昇降台92と、その昇降台92を昇降動させる昇降駆動装置93と、上記昇降台92によってシートブロック送り出し装置60に向けて水平方向に移動自在に支持された受け渡し部材94と、その受け渡し部材94を往復動させる往復動装置95とからなる。
支持フレーム91は両側前後に4本のガイド軸96を有し、そのガイド軸96に沿って昇降台92を昇降自在に支持している。昇降台92は一対の側板92aを両側に有し、その側板92aの対向内面に受け渡し部材94を移動自在に支持する複数のガイドローラ97を回転自在に支持している。
昇降駆動装置93は、一対のスプロケット93a、93bを上下に設け、そのスプロケット93a、93b間に掛け渡したチェーン93cの一部を昇降台92に連結し、そのチェーン93cの移動によって昇降台92を一定ストローク昇降動させるようにしている。
受け渡し部材94は、複数のガイドローラ97によって水平方向にスライド自在に支持される一対のガイドバー94aを両側に有し、その一対のガイドバー94aの上流側の先端部間に複数の受けローラ94bを回転自在に支持し、かつ、受けローラ94bの下流側に、その受けローラ94bの搬送面上に垂直状に立ち上がるガイド板94cを設けている。
ここで、受け渡し部材94は、最先端の受けローラ94bがシートブロック送り出し装置60の排出端より上流側に配置される位置を前進停止位置とし、また、上記受けローラ94bがゲートプレート72のシートブロック案内面から下流側に没入する位置を後退停止位置としている。
また、昇降台92の昇降動によって昇降される受け渡し部材94は、受けローラ94bの搬送面がシートブロック送り出し装置60の略水平とされる状態のベルトコンベヤ61の搬送面より少し下方に配置される位置を下降停止位置とし、また、略水平とされる状態のベルトコンベヤ61の搬送面上で幅寸法の大きなシートsからなるシートブロックBの上端部がシートブロック反転装置40によって下流側へ倒される際に、そのシートブロックBを最先端の受けローラ94bが受ける位置を上昇停止位置としている。
往復動装置95は、受け渡し部材94の一対のガイドバー94aのそれぞれの内側面にラック95aを固定し、その各ラック95aは昇降台92で回転自在に支持されたピニオン95bと噛合し、そのピニオン95bを昇降台92で支持されたモータ95cで回転させるようになっている。
実施の形態で示す給紙装置は上記の構造からなり、シート加工機に対する給紙に際しては、先ず、傾動台2を積み重ねシートSを受け入れる状態とし、支持部材20をシート繰り出し装置10の下端部において水平の状態とした後、その支持部材20上に積み重ねシートSを供給する。
積み重ねシートSの供給後、揺動用シリンダ5を作動して傾動台2を揺動し、上端が下流側に傾斜するシート繰り出し位置に姿勢を変更する。その傾動台2の姿勢変更によって、積み重ねシートSは上端が下流側に倒れる状態となり、その積み重ねシートSは支持部材20の板体22とシート繰り出し装置10の2列のベルトコンベヤ10aによって支持される。
上記のように、傾動台2をシート繰り出し状態に姿勢を変更した後、シート繰り出し装置10および支持部材20を駆動し、積み重ねシートSの先頭のシートsがセパレータ装置30のシート支持板33の上方に配置される位置まで積み重ねシートSを斜め上方に移動させ、その移動後、シート繰り出し装置10および支持部材20を停止させる。
積み重ねシートSの移動停止後において、セパレータ装置30のシリンダ32の作動によって下流側に向けて上り勾配に傾斜した状態のシート支持板33を上方に移動させると、先頭から数枚のシートsがシート支持板33で持ち上げられてブロック状に分けられる。
このとき、傾斜状態のシート支持板33は、傾斜状態に保持された積み重ねシートSに対して略垂直方向に移動されるため、ブロック分けされたシートブロックBの下端部は次のシートsの下端部から下流側に離れる方向に持ち上げられると共に、シートブロックBの背面側上部が次のシートsの前面側上部を擦るように接触しながら持ち上げられることになる。
このため、次のシートsはブロック分けされて持ち上げられるシートブロックBとの接触により引き摺り上げられるようなことはなく、所定枚数のシートsのみが確実に持ち上げられて、図5に示すように、ブロック分けされることになる。
ここで、シートsを積み重ね状態で上方向に向いている上面側を上下逆にして下方向へ向く状態で送る場合は、シートブロック反転装置40を作動させる。そのシートブロック反転装置40を作動させる場合、図9に示すモータ45の駆動によるガイド部材46の上流へ向けての下方向への揺動と、図7に示すシリンダ55の作動による蹴り出しアーム44の上流側へ向けての下方向への揺動とによって蹴り出しアーム44の先端がシートブロックBの上流側に位置する背面上部と対向可能な位置に配置されるよう蹴り出しアーム44の位置を予め調整しておく。
蹴り出しアーム44の位置調整に際しては、図7に示すモータ51の駆動によりねじ軸49を回転させる。そのねじ軸49の回転により、ねじ軸ホルダ48が長さ方向に移動し、その移動によって蹴り出しアーム44の高さ位置が調整されることになる。
上記のような蹴り出しアーム44の位置調整後、図7に示すシリンダ55の作動により、蹴り出しアーム44の先端が下流側に向けて上方に移動する方向にその蹴り出しアーム44を揺動させると共に、図9に示すモータ45の駆動によりガイド部材46を図7の矢印で示すように上流側へ向けて下方に揺動させ、蹴り出しアーム44の先端がシートブロックBの上側を通過した後に、モータ45を停止し、シリンダ55の作動により蹴り出しアーム44を上流側に向けて下向きに揺動させると、図13に示すように、蹴り出しアーム44の先端がブロック分けされたシートブロックBの背面上部に対向する。
図13に示す状態から、図9に示すモータ45の駆動によりガイド部材46を図7に示す矢印と反対の方向である下流側へ向けて上方への方向に揺動させると、蹴り出しアーム44の先端がシートブロックBをシート繰り出し装置10の搬出端に向けて押圧する。その押圧と同時に、図13に示す揺動用シリンダ36の作動によりシート支持板33を略水平となる方向に揺動させる。シート支持板33の揺動によりシートブロックBは下流側の端部が持ち上げられる。また、蹴り出しアーム44の押圧により、そのシートブロックBは略水平状態のシート支持板33で支持される下面を中心に揺動して、図14に示すように、その上端部側が下流側へ向けて倒れてシート繰り出し装置10の搬出端側に伏倒し始める。
シートブロック反転装置40によってシートブロックBが伏倒され始めるのと略同時に図14に示すシリンダ68を作動して、軸67を中心にシートブロック送り出し装置60の2列のベルトコンベヤ61を上方に揺動させる。このベルトコンベヤ61の上方への揺動により、シート支持板33上で伏倒するシートブロックBは、図15に示すように、セパレータ装置30のシート支持板33からベルトコンベヤ61で掬い上げられる。
図16に示すように、各列のベルトコンベヤ61のシート搬送面が略水平となる位置までベルトコンベヤ61が揺動されると、シートブロックBはそのベルトコンベヤ61のシート搬送面上に伏倒して、積み重ね状態の際に上方向へ向いていた上面が下方向へ向いた状態でシート搬送面に支持され、そのベルトコンベヤ61により下流側に搬送される。
ここで、シートブロック反転装置40によって反転されるシートブロックBのシートsが上記のようにベルトコンベヤ61によって支持される程度の大きさである場合は、シートブロック受け渡し装置90の昇降台92を下降停止位置に保持しておくとともに、受け渡し部材94を図13の鎖線で示すように、最先端の受けローラ94bがシートブロック送り出し装置60の排出端から上流側に臨む前進停止位置に保持しておく。
このため、シートブロック送り出し装置60のベルトコンベヤ61によって反転されたシートブロックBが送り出されると、そのシートブロックBの先端部は受け渡し部材94の複数の受けローラ94bで支持される。
図16に示すように、シートブロックBの先端がガイド板94cの当接位置まで送り出される状態で受け渡し部材94を図10に示すピニオン95bの回転によってシートブロック送り出し装置60の搬送速度と同速度で後退させると、シートブロックBはシートブロック送り出し装置60と受け渡し部材94の双方によってフィードコンベヤ70の搬入端部上に搬送される。
受け渡し部材94がゲートプレート72のシートブロック案内面より下流側に没入する位置まで後退すると、シートブロックBは先端面がゲートプレート72に案内されつつ落下して、そのフィードコンベヤ70の搬入端部上に先に送り込まれたシートブロックB上に供給される。フィードコンベヤ70上に供給されたシートブロックBは下部のシートsから順にシート加工機に送られる。
ここで、シートブロック送り出し装置60の各列のベルトコンベヤ61によってシートブロックBが搬送される時、図16に示すシリンダ32の作動によりシート支持板33が下降されて待機位置に戻される。また、ベルトコンベヤ61からシートブロックBが送り出されると、同図に示すシリンダ68の作動により、ベルトコンベヤ61は軸67を中心にその上流側が下方向に向けて揺動されて待機位置に戻される。
また、シートブロックBがフィードコンベヤ70の搬入端部上に供給されると、受け渡し部材94は上流側へ向けて水平方向に前進動されて次のシートブロックBを受取る状態に停止保持される。
その後、シート繰り出し装置10および支持部材20の移動によって積み重ねシートSは先頭のシートsがシート支持板33上に臨む位置まで搬送される。以後、上記動作の繰り返しにより、シートブロックBは次々とフィードコンベヤ70上に送り込まれ、最後のシートsが送られると、支持部材20の板体22上に下敷きAが残される。このため、下敷きAを簡単に取り除くことができる。
ここで、図13に示すように、ベルトコンベヤ61がシート支持板33からシートブロックBを受け取ってシート搬送面が略水平となる位置まで揺動する際、シートブロックBはベルトコンベヤ61から上流側にずり落ちる可能性がある。
そこで、実施の形態では、図6に示すように、ベルトコンベヤ61のコンベヤフレーム62の外側面にシリンダ80の作動によってピン81を中心に上下方向に揺動されるずり落ち防止アーム82を設け、上方に向けて揺動するベルトコンベヤ61がシート支持板33上のシートブロックBを掬い上げる直前に、そのずり落ち防止アーム82の上流側端部をピン81を中心に上方に揺動させ、その上流側端部をシートブロックBの背面下部に位置させて、シートブロックBのずり落ちを防止するようにしている。
なお、シートブロック反転装置40によって反転されるシートブロックBのシートsがベルトコンベヤ61によって片面の全体を支持することのできない程度の大きさである場合は、シートブロック受け渡し装置90の昇降台92を上昇停止位置に保持しておくとともに、図17に示すように、受け渡し部材94の最先端の受けローラ94bをシートブロック送り出し装置60の排出端から上流側に臨む前進停止位置に保持しておき、蹴り出しアーム44によって反転されるシートブロックBの蹴り出しアーム44と当接する側とは反対側(下流側)のシートsの上端部を受け渡し部材94の最先端の受けローラ94bで支持するようにする。
そして、受けローラ94bでシートブロックBの上端部が支持されると、受け渡し部材94をシートブロック送り出し装置60の搬送速度と略同速度で下流側へ後退動させて、図18に示すように、シートブロックBをその上端部が下流側へ徐々に倒れるように伏倒させてフィードコンベヤ70上に先に送り込まれているシートブロック上に供給する。
一方、シートsを積み重ね状態での上面をそのままの状態で送る場合は、図13に示すように、セパレータ装置30のシート支持板33の上方への移動によって先頭の数枚のシートsを束状にブロック分けした後、シートブロック送り出し装置60の上流側をその2列のベルトコンベヤ61を駆動させつつ下流側の軸67を中心に上方に揺動させる。
ベルトコンベヤ61の上方への揺動により、ブロック分けされたシート支持板33上のシートブロックBは、図19および図20に示すように、複列のベルトコンベヤ61により掬い上げられてその上端部が上流側へ倒れるように伏倒し、シートsは積み重ね時の上面を上向きとする状態で、図21に示すように、ベルトコンベヤ61からフィードコンベヤ70に送り出される。
このとき、シートブロック受け渡し装置90の昇降台92を下降停止位置に保持しておくとともに、受け渡し部材94を図19の鎖線で示すように、最先端の受けローラ94bがシートブロック送り出し装置60の排出端から上流側に臨む前進停止位置に保持しておく。
このため、シートブロック送り出し装置60のベルトコンベヤ61によってシートブロックBが送り出されると、そのシートブロックBの先端部は受け渡し部材94の複数の受けローラ94bで支持される。
図21に示すように、シートブロックBの先端がガイド板94cの当接位置まで送り出される状態で受け渡し部材94を図10に示すピニオン95bの回転によってシートブロック送り出し装置60と同速度で下流側へ後退させると、シートブロックBはシートブロック送り出し装置60と受け渡し部材94の双方によってフィードコンベヤ70の搬入端部上に搬送される。
受け渡し部材94がゲートプレート72のシートブロック案内面から下流側に没入する位置まで後退すると、シートブロックBは先端面がゲートプレート72に案内されつつ落下して、そのフィードコンベヤ70の搬入端部上に先に送り込まれているシートブロックB上に供給される。フィードコンベヤ70上に供給されたシートブロックBは下部のシートsから順に下流のシート加工機に送られる。
ここで、シートブロック送り出し装置60のベルトコンベヤ61によってシートブロックBが搬送される時、図15に示すシリンダ32の作動によりシート支持板33が下降されて、図20に示すように待機位置に戻される。また、ベルトコンベヤ61からシートブロックBが送り出されると、同図に示すシリンダ68の作動により、ベルトコンベヤ61の上流側は下流側の軸67を中心に下方向に向けて揺動されて待機位置に戻される。
また、シートブロックBがフィードコンベヤ70の搬入端部上に供給されると、受け渡し部材94は上流側へ前進動されて次のシートブロックBを受取る状態に停止保持される。
その後、シート繰り出し装置10および支持部材20の移動によって積み重ねシートSは先頭のシートsがシート支持板33上に臨む位置まで搬送される。以後、上記動作の繰り返しにより、シートブロックBは次々とフィードコンベヤ70上に送り込まれ、最後のシートsが送られると、支持部材20の板体22上に下敷きAが残される。このため、下敷きAを簡単に取り除くことができる。
上記のように、セパレータ装置30によって積み重ねシートSを先頭のシートの束を持ち上げてブロック分けした後、シートブロック反転装置40を作動させ、同時にシートブロック送り出し装置60を上方に向けて揺動させることで、シートは積み重ね状態での上面が下向きとされ、または、ブロック分け後に、シートブロック反転装置40を停止させた状態で、シートブロック送り出し装置60のみを上方に向けて揺動させることで、シートsは積み重ね状態での上面がそのままの状態とされるため、積み重ねシートSを、その積み重ね状態における上面をそのままの状態で送り出し、あるいは、上下を逆にして送り出すことができる。
また、傾動台2に支持されたシート繰り出し装置10の搬出端部に、セパレータ装置30、シートブロック反転装置40およびシートブロック送り出し装置60を設けることによって、積み重ねシートSを、その積み重ね状態における上面をそのままの状態で送り出し、あるいは、上下を逆にして送り出すことができるため、簡単な構成の給紙装置を得ることができる。
実施の形態に示すように、フィードコンベヤ70上に、シートブロック受け渡し装置90を設けることによって、フィードコンベヤ70の搬入端部上にシートブロックBをシートsに乱れを生じさせることなく供給することができるが、シートブロック受け渡し装置90を省略した場合でも、フィードコンベヤ70の搬入端部上にシートブロックBを確実に供給することができため、上記シートブロック受け渡し装置90を省略することもできる。
S 積み重ねシート
2 傾動台
10 シート繰り出し装置
20 支持部材
30 セパレータ装置
40 シートブロック反転装置
60 シートブロック送り出し装置
2 傾動台
10 シート繰り出し装置
20 支持部材
30 セパレータ装置
40 シートブロック反転装置
60 シートブロック送り出し装置
Claims (1)
- シートを受け入れる状態の略垂直の位置と上端が下流側に倒れてシートを繰り出す状態の傾斜状の位置との間で揺動される傾動台と、
その傾動台がシートを受け入れる状態でシートの搬送面が略垂直の状態となるよう傾動台に支持されたシート繰り出し装置と、
前記傾動台が略垂直とされて送り込まれてくる積み重ねシートを受け取り、傾動台のシート繰り出し位置でその積み重ねシートをシート繰り出し装置とで支持して、そのシート繰り出し装置とで積み重ねシートを搬出端に向けて移動させる支持部材と、
前記傾動台のシート繰り出し位置で、積み重ねシートを先頭のシートから数枚のシートをシート搬送面上に持ち上げてブロック分けするセパレータ装置と、
ブロック分けされたシートブロックの背面上部をシート繰り出し装置の搬出端側に向けて押圧して、積み重ね状態での上面が下向きとなるようシートブロックを伏倒させるシートブロック反転装置と、
シート繰り出し装置の搬出端部に臨む搬入端部が上下動するよう搬出端部を中心に上下方向に揺動自在とされ、シートブロック反転装置の停止時における上方への揺動時にブロック分けされたシートブロックを掬い上げてその上端部が上流側へ倒れるよう伏倒させ、または、シートブロック反転装置の作動時には、そのシートブロック反転装置によりその上端部が下流側に倒れるように伏倒させ、積み重ね状態での上面をそのままの状態、または、積み重ね状態での上面が下向きの状態で下流側に排出させるシートブロック送り出し装置と、
から成る給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006338603A JP2008150142A (ja) | 2006-12-15 | 2006-12-15 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006338603A JP2008150142A (ja) | 2006-12-15 | 2006-12-15 | 給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008150142A true JP2008150142A (ja) | 2008-07-03 |
Family
ID=39652759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006338603A Pending JP2008150142A (ja) | 2006-12-15 | 2006-12-15 | 給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008150142A (ja) |
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-
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- 2006-12-15 JP JP2006338603A patent/JP2008150142A/ja active Pending
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