JP2006300022A - 電磁ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】 電磁弁とポンプ機構とを一体的に形成して構造が簡素化され、保守点検が容易であり、コストを低減することができる電磁ポンプを提供する。
【解決手段】 電磁ポンプ30は、電磁弁31と、電磁弁31にポンプ部32が係合されている。ポンプ部32は、ストッパ38にねじ機構により本体48が係合し、該ストッパ38のロッド43が本体48に摺動自在に嵌挿されたピストン49の一端にリテーナ50aを介して接続している。ピストン49の他端は本体48に装着されたピストン軸52に係合されたばね部材51で押圧されている。ピストン49の両端部には穴部53a、53bが形成され、該穴部53a、53bには第一及び第二のポンプ機構60a、60bが形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】 電磁ポンプ30は、電磁弁31と、電磁弁31にポンプ部32が係合されている。ポンプ部32は、ストッパ38にねじ機構により本体48が係合し、該ストッパ38のロッド43が本体48に摺動自在に嵌挿されたピストン49の一端にリテーナ50aを介して接続している。ピストン49の他端は本体48に装着されたピストン軸52に係合されたばね部材51で押圧されている。ピストン49の両端部には穴部53a、53bが形成され、該穴部53a、53bには第一及び第二のポンプ機構60a、60bが形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、電磁ポンプに関し、さらに詳細には電磁弁の操作により左右に設けた二系統のポンプ機構を作動させて液体を吐出することができる電磁ポンプの改良に関する。
従来、この種の電磁ポンプ10は、図5に示されるようにハウジング11の両端部に固定磁石12、13を設けるとともに、該ハウジング11の内部空間に摺動マグネット16を摺動自在に配設し、該内部空間を加圧室14、15に区画している。前記加圧室14、15に吸入弁17a、吸入口17b及び吸入弁18a、吸入口18bよりなる流体吸入手段17、18と排出弁19a、排出口19b及び排出弁20a、排出口20bよりなる流体排出手段19、20をそれぞれ設けている。ぞして、固定磁石12、13を磁極することで摺動マグネット16を固定磁石12側及び13側に交差に摺動させると、加圧室14内の流体を排出口19bより排出するとともに、吸入口18bより加圧室15内に吸入するようになる(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−279835号公報
しかしながら、特許文献1の電磁ポンプ10は、ハウジング11の内部に固定磁石12、13、摺動マグネット16及び加圧室14、15で構成され、かつ該固定磁石12、13に流体吸入手段17、18及び流体排出手段19、20が設けられている。すなわち、電磁ポンプ10は、ハウジング11の中に電磁コイル機構及びポンプ機構が形成されているため、構造が複雑であり保守点検が煩雑になる。また、摺動マグネット16及び固定磁石12、13はマグネット部材であり、摺動マグネット16はハウジング11の中を移動するが、摺動部材に適しておらず該摺動マグネット16の摩耗により耐久性が低下する。
また、摺動マグネット16の摩耗粉が発生し、該マグネット16と固定磁石12、13の間に入り込みポンプ性能が低下する問題がある
本発明は、上記の不具合を解決するためになされたもので、電磁コイル機構を有する電磁弁と、ポンプ機構を有するポンプ本体とを一体にすることにより、構造が簡素化され、保守点検が容易であり、ポンプ部の摩耗対策が簡単に行え、コストを低減することができる電磁ポンプを提供することを目的とする。
また、摺動マグネット16の摩耗粉が発生し、該マグネット16と固定磁石12、13の間に入り込みポンプ性能が低下する問題がある
本発明は、上記の不具合を解決するためになされたもので、電磁コイル機構を有する電磁弁と、ポンプ機構を有するポンプ本体とを一体にすることにより、構造が簡素化され、保守点検が容易であり、ポンプ部の摩耗対策が簡単に行え、コストを低減することができる電磁ポンプを提供することを目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明は電磁弁部材と、
前記電磁弁部材に液密に係合されたポンプ部材と、
を備え、
前記電磁弁部材の励磁、非励磁の作動により、二系統のポンプ機構を備えることを特徴とする。
本発明によれば、二系統のポンプ機構を備えるので、液体を多目的に複数箇所に供給できるので、配管抵抗による液体の圧力損失を減少することができ、確実に液体を供給個所に供給することが可能である。また、二系統のポンプは同じ流量を吐出するため、1のポンプからバルブにより二系統に分割する方法より調整なしに低コストで流量を分配できる。
請求項2記載の発明において、前記ポンプ部材は、
前記電磁弁部材に係合されたポンプ本体と、
前記ポンプ本体に設けられた孔部に摺動自在に嵌挿されたピストン部材と、
前記孔部に連通し前記ピストン部材の両端部に接続される第一及び第二のポンプ機構と、前記ポンプ本体に設けられ前記ピストン部材を押圧するばね部材と、
を備えるので、構造が簡素化されコンパクト化を図ることができるのでよい。また、ピストン部材と本体は電磁特性に関係のない材料が使用でき、耐摩耗性や低摩擦の材料、表面処理ができ、耐久性の向上が図れる。
前記電磁弁部材に液密に係合されたポンプ部材と、
を備え、
前記電磁弁部材の励磁、非励磁の作動により、二系統のポンプ機構を備えることを特徴とする。
本発明によれば、二系統のポンプ機構を備えるので、液体を多目的に複数箇所に供給できるので、配管抵抗による液体の圧力損失を減少することができ、確実に液体を供給個所に供給することが可能である。また、二系統のポンプは同じ流量を吐出するため、1のポンプからバルブにより二系統に分割する方法より調整なしに低コストで流量を分配できる。
請求項2記載の発明において、前記ポンプ部材は、
前記電磁弁部材に係合されたポンプ本体と、
前記ポンプ本体に設けられた孔部に摺動自在に嵌挿されたピストン部材と、
前記孔部に連通し前記ピストン部材の両端部に接続される第一及び第二のポンプ機構と、前記ポンプ本体に設けられ前記ピストン部材を押圧するばね部材と、
を備えるので、構造が簡素化されコンパクト化を図ることができるのでよい。また、ピストン部材と本体は電磁特性に関係のない材料が使用でき、耐摩耗性や低摩擦の材料、表面処理ができ、耐久性の向上が図れる。
請求項3記載の発明において、第一及び第二のポンプ機構は、
前記ポンプ本体に形成された第一及び第二のポンプ室と、
前記第一及び第二のポンプ室に連通する第一及び第二の吸入路と、
前記第一及び第二の吸入路の途中に設けられた第一及び第二の吸入逆止弁と、
前記第一及び第二のポンプ室に連通する第一及び第二の吐出路と、
前記第一及び第二の吐出の途中に設けられた第一及び第二の吐出逆止弁と、
を備えると、前記ポンプ本体に集合して設けられるので、前記ポンプ部材がコンパクトにすることができ、好適である。
請求項4記載の発明において、前記第一及び第二のポンプ機構は、前記ピストン部材に略直交してかつ並行に設けられると、液体の流路を短くすることができ、該液体の吐出圧の低下を防止できるので、好適である。
請求項5記載の発明において、前記ピストン部材の外周面または該ピストン部材が嵌挿される前記ポンプ本体の孔部にはシール部材が装着されると、二種類の液体を吐出することができるので、吐出効率を向上させることができる。
さらに、一の電磁ポンプで用途の異なる液体を吐出することができ、該電磁ポンプの稼働率を向上させることができる。
請求項6記載の発明において、前記シール部材は、前記ポンプ本体の孔部に連通する排出路を中心として軸方向に等間隔に1対設けられると、属性の異なる液体を供給することができ、電磁ポンプの多様化を図ることができる。
前記ポンプ本体に形成された第一及び第二のポンプ室と、
前記第一及び第二のポンプ室に連通する第一及び第二の吸入路と、
前記第一及び第二の吸入路の途中に設けられた第一及び第二の吸入逆止弁と、
前記第一及び第二のポンプ室に連通する第一及び第二の吐出路と、
前記第一及び第二の吐出の途中に設けられた第一及び第二の吐出逆止弁と、
を備えると、前記ポンプ本体に集合して設けられるので、前記ポンプ部材がコンパクトにすることができ、好適である。
請求項4記載の発明において、前記第一及び第二のポンプ機構は、前記ピストン部材に略直交してかつ並行に設けられると、液体の流路を短くすることができ、該液体の吐出圧の低下を防止できるので、好適である。
請求項5記載の発明において、前記ピストン部材の外周面または該ピストン部材が嵌挿される前記ポンプ本体の孔部にはシール部材が装着されると、二種類の液体を吐出することができるので、吐出効率を向上させることができる。
さらに、一の電磁ポンプで用途の異なる液体を吐出することができ、該電磁ポンプの稼働率を向上させることができる。
請求項6記載の発明において、前記シール部材は、前記ポンプ本体の孔部に連通する排出路を中心として軸方向に等間隔に1対設けられると、属性の異なる液体を供給することができ、電磁ポンプの多様化を図ることができる。
本発明は、二系統のポンプ機構を備えるので、液体を多目的に複数箇所に供給できるとともに、配管抵抗による液体の圧力損失を減少することができ、確実に液体を供給個所に供給することが可能である。
本発明の実施の形態に係る電磁ポンプについて図面により詳細に説明する。図1は、本発明の第一の実施の形態に係る電磁ポンプ30の概略構造を示す縦断面図である。
図1に示すように、電磁ポンプ30は、基本的には吸引力を発生する電磁弁31と、ポンプ部32とから構成されている。
図1に示すように、電磁ポンプ30は、基本的には吸引力を発生する電磁弁31と、ポンプ部32とから構成されている。
前記コイル部31は、磁界を発生させる電磁コイル34と、外部磁路となるコイルボビン35、リング36、37とを備えるコイル本体33と、磁界が付与されると固定鉄心の機能を有するストッパ38に吸引される可動鉄心であるプランジャ39と、前記プランジャ39を支持し、かつ該プランジャ39に磁界を付与するためのガイド40と、該ガイド40からストッパ38にプランジャ39を介して磁界が流れるように溶接した非磁性材41とを備えるスリーブ本体42から形成される。この場合、電磁コイル34はコイルボビン35に装着され、かつリンク36、37とともにコイルボビン35に嵌挿された状態で、金型(図示しない)にインサートされて射出成形機によりコイル本体33が成形される。
前記ストッパ38には、その軸心部に前記プランジャ39と一体的に形成されるロッド43が変位自在に嵌挿され、該プランジャ39の一端部がポンプ部32のピストン(ピストン部材)49にリテーナ50aを介して接続されている。
なお、コイル部本体33とスリーブ本体42とを組付けるときは、コイル部本体33の孔33aにスリーブ44に挿入し、該スリーブ44のボス部45に形成されたねじ部45aに固定ナット46が螺着されている。さらに、ストッパ38に一端部に形成される突出部47は、ポンプ部32の本体(ポンプ本体)48のポンプ室である穴部53aに形成するねじ機構59aに接合される。
なお、コイル部本体33とスリーブ本体42とを組付けるときは、コイル部本体33の孔33aにスリーブ44に挿入し、該スリーブ44のボス部45に形成されたねじ部45aに固定ナット46が螺着されている。さらに、ストッパ38に一端部に形成される突出部47は、ポンプ部32の本体(ポンプ本体)48のポンプ室である穴部53aに形成するねじ機構59aに接合される。
前記本体の48には、ピストン49がストッパ38の同軸上に摺動自在に嵌挿され、該ピストン49は一端部がリテーナ50aによりロッド43に接合され、他端部がリテーナ50bによりばね部部材51を介してピストン軸52に接合されている。前記ピストン軸52は、本体48の端面に開口したポンプ室である穴部53bにねじ機構59bに螺着したボス部54にねじ機構に進退自在に設けられ、該ピストン軸52を軸心方向に変位させると、ばね部材51の弾発力が調整される。よって、前記ばね部材51の弾発力の調整によりピストン49に作用する電磁弁31の励磁による吸引力が制御されるとともに、該電磁弁31の非励磁時おけるピストン49の復帰力が調整される。
一方、前記リテーナ50a、50bが設けられる穴部53a、53bには、ピストン49の軸心方向に略直交して吸込路55a、55b及び吐出路56a、56bが形成されている。前記吸入路55a、55bは液体を収納するタンク装置(図示しない)に連通しており、前記吐出路56a、56bは液体の供給先である歯車装置、軸受装置(図示しない)に接続されている。
一方、前記リテーナ50a、50bが設けられる穴部53a、53bには、ピストン49の軸心方向に略直交して吸込路55a、55b及び吐出路56a、56bが形成されている。前記吸入路55a、55bは液体を収納するタンク装置(図示しない)に連通しており、前記吐出路56a、56bは液体の供給先である歯車装置、軸受装置(図示しない)に接続されている。
さらに、吸込路55a、55b及び吐出路56a、56bのそれぞれの途中には、吸入逆止弁57a、57b及び吐出逆止弁58a、58bが設けられている。よって、吸入逆止弁57a、57bは、液体が吸込路55a、55bから吐出路56a、56bに流れる際に開口し、逆流方向、すなわち液体が吐出路56a、56bから吸込路55a、55bの流れるときに閉塞する。吐出逆止弁58a、58bは、液体が吸込路55a、55bから吐出路56a、56bに流れる際に開口し、液体が逆流方向である吐出路56a、吐出路56bから吸込路55a、55bに流れるときに閉塞する。ここで、吸入路55a、吐出路56a、吸入逆止弁57a、吐出吸入弁58aにより第一のポンプ機構60aが形成され、吸入路55b、吐出路56b、吸入逆止弁57b、吐出逆止弁58bにより第二のポンプ機構60bが形成される。
本発明の第一の実施の形態に係る電磁ポンプ30は基本的には以上のように構成されるものであり、図2により電磁ポンプ30の動作について説明する。
図2(A)は、電磁コイル34が非励磁(OFF)の状態を示している。この状態では、ばね部材51の弾発力によりピストン49がリテーナ50b、50aを介して矢印X方向に変位する。よって、ロッド43がプランジャ39とともに矢印X方向に変位する。そのとき、穴部53bは、ピストン49が矢印X方向に変位して引き込まれるので負圧の状態に保持される。よって、吸入逆止弁57bが開き、液体が吸入路55bから該吸入逆止弁57bを介して穴部53bに入り込み、液体が該穴部53bに充填される。
一方、穴部53aには、ばね部材51の弾発力によりピストン49が入り込むため、該穴部53aに充填されている液体の加圧力により吐出逆止弁58aが開き、該穴部53a内の液体は該吐出逆止弁58aを介して吐出路56aから吐出される。
図2(A)は、電磁コイル34が非励磁(OFF)の状態を示している。この状態では、ばね部材51の弾発力によりピストン49がリテーナ50b、50aを介して矢印X方向に変位する。よって、ロッド43がプランジャ39とともに矢印X方向に変位する。そのとき、穴部53bは、ピストン49が矢印X方向に変位して引き込まれるので負圧の状態に保持される。よって、吸入逆止弁57bが開き、液体が吸入路55bから該吸入逆止弁57bを介して穴部53bに入り込み、液体が該穴部53bに充填される。
一方、穴部53aには、ばね部材51の弾発力によりピストン49が入り込むため、該穴部53aに充填されている液体の加圧力により吐出逆止弁58aが開き、該穴部53a内の液体は該吐出逆止弁58aを介して吐出路56aから吐出される。
次いで、図2(B)及び(C)に示すように、電磁コイル34を励磁(ON)にすると、プランジャ39は、ストッパ38に吸着されるため矢印Y方向に変位する。よって、ピストン49はリテーナ50aを介してロッド43により押圧され、ばね部材51がリテーナ50bにより矢印Y方向に撓む。これにより、穴部53bにはピストン49が入り込むため、吸入逆止弁57bが閉じ、吐出逆止弁58bが開くので、該穴部53b内の液体が該吐出逆止弁58b、吐出路56bより吐出される。
この場合、穴部53aはピストン49が矢印Y方向に変位して該穴部53aより突出するため負圧の状態に維持される。これにより、吐出逆止弁58aが閉じ、吸入逆止弁57aが開くので、吸入路55aより液体が穴部53aに吸入され、該穴部53aに充填される。なお、図2(B)は、電磁コイル34が励磁直後の状態を示し、図2(C)は、電磁コイル34が励磁された保持状態を示す。
この場合、穴部53aはピストン49が矢印Y方向に変位して該穴部53aより突出するため負圧の状態に維持される。これにより、吐出逆止弁58aが閉じ、吸入逆止弁57aが開くので、吸入路55aより液体が穴部53aに吸入され、該穴部53aに充填される。なお、図2(B)は、電磁コイル34が励磁直後の状態を示し、図2(C)は、電磁コイル34が励磁された保持状態を示す。
図2(D)は、電磁コイル34が非励磁直後の状態を示す。すなわち、電磁コイル34の非励磁になると、ばね部材51の弾発力によりピストン49がリテーナ50bを介して、ロッド43を矢印X方向に変位させる。そして、ロッド43がプランジャ39とともに矢印方向Xに変位すると、穴部53bは負圧の状態に保持され、吸入逆止弁57bが開き、液体が吸入路55bから該吸入逆止弁57bを介して穴部53bに入り込み充填される。
図3は、本発明の第二の実施の形態に係る電磁ポンプ70の概略構造を示す縦断面図である。図3中、図1の構成要素と同一の構成要素については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。以下の説明も同様にする。
図3に示す電磁ポンプ70は、ピストン71の軸心方向の略中央部、換言すれば第一の及び第二のポンプ機構60a、60bを形成する吸入路55a、吐出路56aと吸入路55b、吐出路56bとの間隔の略中央部にシール部材であるOリング72を装着し、該吸入路55a、吐出路56aと吸入路55b、吐出路56b間を液密に遮断する。これによって、第一及び第二のポンプ機構60a、60bのそれぞれに用途の異なる液体、例えば潤滑油を流すことができる。
なお、図3において、Oリング72はピストン71の外周部に装着したが、該Oリング72の溝(図示しない)をピストン49が嵌挿される孔73に設けて装着してもよい。
また、シール部材のOリングはVパッキン等のシール部材でもよい
図3に示す電磁ポンプ70は、ピストン71の軸心方向の略中央部、換言すれば第一の及び第二のポンプ機構60a、60bを形成する吸入路55a、吐出路56aと吸入路55b、吐出路56bとの間隔の略中央部にシール部材であるOリング72を装着し、該吸入路55a、吐出路56aと吸入路55b、吐出路56b間を液密に遮断する。これによって、第一及び第二のポンプ機構60a、60bのそれぞれに用途の異なる液体、例えば潤滑油を流すことができる。
なお、図3において、Oリング72はピストン71の外周部に装着したが、該Oリング72の溝(図示しない)をピストン49が嵌挿される孔73に設けて装着してもよい。
また、シール部材のOリングはVパッキン等のシール部材でもよい
図4は、本発明の第三の実施の形態に係る電磁ポンプ80の概略構造を示す縦断面図である。図3中、図1の構成要素と同一の構成要素については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
この電磁ポンプ80は、ピストン81の軸心方向に外周部に一対のOリング82a、82bを間隔を有して装着するとともに、これらのOリング82a、82bの略中間に本体48の孔(図示しない)に環状溝84を設け、該環状溝84に連通する排出路85を穿設する。前記排出路85は、第一及び第二ポンプ機構60a、60bを流れる液体のドレーン機能を有する。
これにより、第一及び第二のポンプ機構60a、60bのそれぞれに種類の異なる液体、例えば、水溶性液、油性の作動液、洗浄油を供給することが可能である。
本発明は、電磁弁部材とポンプ部材とを係合し、かつ該ポンプ部材のポンプ機構を形成して、多目的の電磁ポンプを提供することができる。
この電磁ポンプ80は、ピストン81の軸心方向に外周部に一対のOリング82a、82bを間隔を有して装着するとともに、これらのOリング82a、82bの略中間に本体48の孔(図示しない)に環状溝84を設け、該環状溝84に連通する排出路85を穿設する。前記排出路85は、第一及び第二ポンプ機構60a、60bを流れる液体のドレーン機能を有する。
これにより、第一及び第二のポンプ機構60a、60bのそれぞれに種類の異なる液体、例えば、水溶性液、油性の作動液、洗浄油を供給することが可能である。
本発明は、電磁弁部材とポンプ部材とを係合し、かつ該ポンプ部材のポンプ機構を形成して、多目的の電磁ポンプを提供することができる。
30、70、80 電磁ポンプ
31 電磁弁
32 ポンプ部
33 コイル部
34 電磁コイル
38 ストッパ
39 プランジャ
43 ロッド
48 本体
49、71、81 ピストン
53a、53b 穴部
55a、55b 吸入路
56a、56b 吐出路
57a、57b 吸入逆止弁
60a、60b ポンプ機構
84 ドレーン
31 電磁弁
32 ポンプ部
33 コイル部
34 電磁コイル
38 ストッパ
39 プランジャ
43 ロッド
48 本体
49、71、81 ピストン
53a、53b 穴部
55a、55b 吸入路
56a、56b 吐出路
57a、57b 吸入逆止弁
60a、60b ポンプ機構
84 ドレーン
Claims (6)
- 電磁弁部材と、
前記電磁弁部材に液密に係合されたポンプ部材と、
を備え、
前記電磁弁部材の励磁、非励磁の作動により、二系統のポンプ機構を備えることを特徴とする電磁ポンプ。 - 請求項1記載の電磁ポンプにおいて、
前記ポンプ部材は、
前記電磁弁部材に係合されたポンプ本体と、
前記ポンプ本体に設けられた孔部に摺動自在に嵌挿されたピストン部材と、
前記孔部に連通し前記ピストン部材の両端部に接続された第一及び第二のポンプ機構と、前記ポンプ本体に設けられ前記ピストン部材を押圧するばね部材と、
を備えたことを特徴とする電磁ポンプ。 - 請求項1または2記載の電磁ポンプにおいて、
第一及び第二のポンプ機構は、
前記ポンプ本体に形成された第一及び第二のポンプ室と、
前記第一及び第二のポンプ室に連通する第一及び第二の吸入路と、
前記第一及び第二の吸入路の途中に設けられた第一及び第二の吸入逆止弁と、
前記ポンプ室に連通する第一及び第二の吐出路と、
前記第一及び第二の吐出路の途中に設けられた第一及び第二の吐出逆止弁と、
を備えることを特徴とする電磁ポンプ。 - 請求項3記載の電磁ポンプにおいて、
前記第一及び第二のポンプ機構は、前記ピストン部材に略直交してかつ並行に設けられることを特徴とする電磁ポンプ。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電磁ポンプにおいて、
前記ピストン部材の外周面または該ピストン部材が嵌挿される前記ポンプ本体の孔部にはシール部材が装着されることを特徴とする電磁ポンプ。 - 請求項5記載の電磁ポンプにおいて、
前記シール部材は、前記ポンプ本体の孔部に連通する排出路を中心として軸方向に等間隔に1対設けられることを特徴とする電磁ポンプ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008157027A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-07-10 | Nachi Fujikoshi Corp | 電磁ポンプ |
JP2008286083A (ja) * | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Nissin Kogyo Co Ltd | プランジャポンプ |
JP2010121768A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Toyota Motor Corp | 流体制御弁および流体制御回路 |
KR20190099646A (ko) * | 2018-02-19 | 2019-08-28 | 현대자동차주식회사 | 스트로크 반응형 가변력 솔레노이드 밸브 |
-
2005
- 2005-04-25 JP JP2005126224A patent/JP2006300022A/ja active Pending
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KR102575141B1 (ko) * | 2018-02-19 | 2023-09-06 | 현대자동차주식회사 | 스트로크 반응형 가변력 솔레노이드 밸브 |
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