JP2005105958A - 二次空気供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の搭乗者に不快を感じさせずに適切な異常検出が行える二次空気供給装置を提供すること。
【解決手段】エンジン2の排気系の排気浄化装置22より上流側に向けて二次空気供給路11を通じ二次空気を圧送するエアポンプ12と、二次空気供給路11を開閉するエアスイッチングバルブ13と、そのエアスイッチングバルブ13を閉じた状態でエアポンプ12を作動させて装置作動の異常検出を行うものであり、車両から所定の音より大きい音が発せられていないときには異常検出を禁止する。
【選択図】図1
【解決手段】エンジン2の排気系の排気浄化装置22より上流側に向けて二次空気供給路11を通じ二次空気を圧送するエアポンプ12と、二次空気供給路11を開閉するエアスイッチングバルブ13と、そのエアスイッチングバルブ13を閉じた状態でエアポンプ12を作動させて装置作動の異常検出を行うものであり、車両から所定の音より大きい音が発せられていないときには異常検出を禁止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関の排気系に配置される排気浄化装置の上流側に二次空気を供給する二次空気供給装置に関するものである。
従来、内燃機関の排気系に配置される排気浄化装置の上流側に二次空気を供給する二次空気供給装置として、特開2003−83048号公報に記載されるように、内燃機関の排気系の排気浄化装置より上流側に二次空気を供給する二次空気供給通路と、二次空気供給通路を開閉する開閉手段と、その開閉手段の下流に配置される逆止弁とを備える二次空気供給装置であって、二次空気供給通路上に圧力センサを設置し、その圧力センサで検出された圧力値と圧力変動値に基づいて構成部品の異常を検出するものが知られている。
特開2003−83048号公報
上述した二次空気供給装置にあっては、異常検出時において車両の搭乗者に不快を感じさせるおそれがある。すなわち、開閉手段の閉制御時において二次空気を二次空気供給路を通じてエアポンプで供給して異常検出を行う場合、エアポンプのエア吐出に伴い大きな音が発せられる。その際、車両の停止時などその音が車内に響き搭乗者が不快を感ずることととなる。
そこで本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、車両の搭乗者に不快を感じさせずに適切な異常検出が行える二次空気供給装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係る二次空気供給装置は、内燃機関の排気系に配置される排気浄化装置の上流側に向け二次空気供給路を通じて二次空気を圧送する二次空気供給手段と、二次空気供給路を開閉する開閉手段と、開閉手段を閉じた状態で二次空気供給手段を作動させて少なくとも二次空気供給手段の作動の異常検出を行う異常検出手段と、内燃機関を搭載した車両から所定の音より大きい音が発せられていないときには異常検出手段の異常検出を禁止する異常検出禁止手段とを備えて構成される。
また本発明に係る二次空気供給装置は、前述の異常検出禁止手段が、車両の車速が所定より速い速度でないときには、異常検出手段の異常検出を禁止することを特徴とする。
また本発明に係る二次空気供給装置は、前述の異常検出禁止手段が、内燃機関の回転数が所定の回転数より高くないときには、異常検出手段の異常検出を禁止することを特徴とする。
これらの発明によれば、車両から大きい音が発せられていないときに作動異常の検出を禁止することにより、作動異常の検出に伴う騒音が静かな車内に響くなどの事態の発生を防止でき、装置の異常検出の際、車両の搭乗者に聴覚を通じて不快を感じさせることを防止することができる。
本発明によれば、車両の搭乗者に不快を感じさせずに適切な異常検出が行える二次空気供給装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第一実施形態)
図1に本発明の第一実施形態に係る二次空気供給装置の構成概要図を示す。
(第一実施形態)
図1に本発明の第一実施形態に係る二次空気供給装置の構成概要図を示す。
図1に示すように、本実施形態に係る二次空気供給装置1は、内燃機関である多気筒ガソリンエンジン(以下、単にエンジンと呼ぶ。)2に取り付けられ、エンジン2の排気系に二次空気を供給するものである。エンジン2には、吸気管20と排気管21とが取り付けられている。吸気管20には、スロットル24が配置され、吸気フィルタ25に接続されている。吸気フィルタ25とスロットル24の間には、空気量(一次空気量)を測定するためのエアフローメータ26が配置されている。
一方、排気管21下流には、三元触媒からなる排気浄化装置22が配置されており、排気浄化装置の上流と下流の双方に排気中の酸素濃度を検知するためのO2センサ31、32が配置されている。なお、O2センサに代えて、A/Fセンサ、リニアO2センサを用いてもよい。
二次空気供給装置1は、二次空気を圧送するエアポンプ12を備えている。エアポンプ12は、二次空気供給路11を通じてエンジン2の排気系に二次空気を圧送する二次空気供給手段として機能するものである。エアポンプ(AP)12は、ECU23から制御信号を受けて駆動する。二次空気供給路11は、エンジン2の排気系における排気浄化装置22より上流側に接続され、二次空気を供給可能に構成されている。
二次空気供給路11には、エアフィルタ18、エアポンプ12、エアスイッチングバルブ(ASV)13がエア吸入側からエンジン排気系側に向けて順次配設されている。エアスイッチングバルブ13は、二次空気供給路11を開閉する開閉手段として機能するものであり、開状態時に二次空気の流通を許容し、閉状態時に二次空気の流通を禁止する。エアスイッチングバルブ13の開閉制御は、例えば電磁弁17の開閉を通じて行われる。
電磁弁17は、吸気管20とエアスイッチングバルブ13との間を接続する配管16上に配設されている。この電磁弁17が開状態となることにより、配管16を通じてエアスイッチングバルブ13がエア吸引される。このエア吸引により、エアスイッチングバルブ13が開状態となる。一方、電磁弁17が閉状態となることにより、エアスイッチングバルブ13のエア吸引が停止する。これにより、エアスイッチングバルブ13が閉状態となる。このエアスイッチングバルブ13には、エンジン排気系側からエア吸入側へのエアの逆流を防止するエア逆止弁14が内蔵されている。
二次空気供給路11におけるエアポンプ12とエアスイッチングバルブ13の間には、圧力センサ15が設けられている。圧力センサ15は、エアポンプ12の吐出圧を検出するセンサであり、エアポンプ吐出圧検出手段として機能する。
二次空気供給装置1は、ECU(Electronic Control Unit)23を備えている。ECU23は、二次空気供給装置1全体の制御を行うものであり、例えばCPU、ROM、RAMを含むコンピュータを主体として構成されている。ECU23は、エアポンプ12に接続され、エアポンプ12に作動制御信号を出力し、エアポンプ12の作動制御手段として機能する。また、ECU23は、電磁弁17に接続され、電磁弁17に作動制御信号を出力し、電磁弁17の作動制御手段として機能する。
ECU23は、圧力センサ15と接続され、圧力センサ15の出力信号を入力する。また、ECU23は、O2センサ31、32とそれぞれ接続され、O2センサ31、32の出力信号をそれぞれ入力する。
さらに、ECU23は、エンジン2の駆動制御するエンジンECU(図示なし)と相互に情報をやりとりできるよう接続されている。なお、ECU23は、エンジンECUの一部を構成するものであってもよい。
次に本実施形態に係る二次空気供給装置の動作について説明する。
まず、二次空気供給装置1における二次空気供給の基本動作について説明する。二次空気供給装置1は、例えば、車両の冷間始動時等の燃料濃度が高く、空燃比(A/F)が小さく、かつ、排気浄化装置22が充分に昇温しておらずその機能が充分に発揮されにくい状態において、電磁弁17を開くことで吸気管20内の負圧をエアスイッチングバルブ13に導いてエアスイッチングバルブ13の開制御を行う。
その際、エアポンプ12を駆動させることでエアフィルタ18を通過したエアを二次空気として二次空気供給路11を介し排気管21内に導く。これにより、排気中の酸素濃度が上昇し、そのA/Fが上がり、排気中のHC、COの排気管21における二次燃焼が促進される。従って、排気ガスの浄化向上が図れる。また、排気温度を上昇させることで排気浄化装置22の三元触媒の昇温を促進することによりエミッションの悪化が抑制できる。なお、ASV13と電磁弁17の組み合わせに代えて、ASV13部分に直接、電磁弁を使用してもよい。
次に、二次空気供給装置1における異常検出について説明する。
図2に本実施形態に係る二次空気供給装置1の異常検出処理のフローチャートを示す。本図のS10に示すように、まず異常検出前提条件が成立しているか否かが判断される。異常検出前提条件としては、例えばエアポンプ(AP)12が作動可能であること、エアスイッチングバルブ(ASV)13が正常に作動すること、エアポンプ12に所定の電源電圧が印加されていること、本異常検出処理が未実施であることが設定される。
S10にて異常検出前提条件が成立していないと判断されたときには、制御処理を終了する。一方、異常検出前提条件が成立していると判断されたときには、車両の車速が所定の車速Aより速いか否かが判断される(S12)。車両の車速は、例えば車両に設置される車速センサ(図示なし)により検出された車速値が用いられる。車速Aは、予めECU23に設定される車速値である。車速Aは、その車速で車両走行している際の車内の騒音発生状態に基づいて設定され、例えば40km/hに設定される。
S12にて車両の車速が所定の車速Aより速くないときには、車両から発せられる音が所定より大きくないと判断され、異常検出を実行せずに、制御処理を終了する。一方、車両の車速が所定の車速Aより速いと判断されたときには、エアポンプ12が作動してオン状態となり、エアスイッチングバルブ13が閉弁する(S14)。
すなわち、ECU23からエアポンプ12に作動制御信号が出力され、それに応じてエアポンプ12が作動する。また、ECU23から電磁弁17に作動停止制御信号が出力され、電磁弁17が閉弁する。これにより、エアスイッチングバルブ13に対するエア吸引が停止し、エアスイッチングバルブ13が閉弁する。
そして、S16に移行し、エアポンプ12が作動してから所定時間のB[秒]が経過したか否かが判断される。所定時間のBは、予めECU23に設定される時間値である。このS16にてエアポンプ12の作動開始時から所定時間Bが経過してない判断されたときには、制御処理を終了する。一方、エアポンプ12の作動開始時から所定時間Bが経過している判断されたときには、エアポンプ12の吐出圧の読み込みが行われる(S18)。エアポンプ12の吐出圧の読み込みは、圧力センサ15の検出信号に基づいて行われる。
そして、S20に移行し、エアポンプ12の吐出圧(PAI)が所定の圧力値C[kPa]より大きいか否かが判断される。所定の圧力値Cは、予めECU23に設定される圧力値である。このS20にてエアポンプ12の吐出圧が所定の圧力値Cより大きくないと判断されたときには、エアポンプ12の流量が低下して異常であると判定される(S22)。そして、S34に移行する。
一方、S20にてエアポンプ12の吐出圧が所定の圧力値Cより大きいと判断されたときには、エアポンプ12の流量が正常であると判定される(S24)。そして、二次空気供給制御の作動時(AI作動時:エアポンプ12の作動時及びエアスイッチングバルブ13の開弁時)におけるエアポンプ12の吐出圧(PAI−1)の読み込みが行われる(S26)。このエアポンプ12の吐出圧の読み込みは、圧力センサ15の検出信号に基づいて行われる。
そして、S28に移行し、エアポンプ12の吐出圧(PAI−1)が所定の圧力値D[kPa]より小さいか否かが判断される。所定の圧力値Dは、予めECU23に設定される圧力値であり、上述した圧力値Cより低い値に設定される。このS28にてエアポンプ12の吐出圧が所定の圧力値Dより小さくないと判断されたときには、二次空気供給路11(AIライン)に閉塞が生じており、異常であると判定される(S32)。一方、エアポンプ12の吐出圧が所定の圧力値Dより小さいと判断されたときには、二次空気供給路11に閉塞が生じておらず、正常であると判定される(S30)。そして、S34に移行し、エアポンプ12がオフ状態とされ、制御処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る二次空気供給装置1によれば、車両の車速が所定より速い車速であるときにエアスイッチングバルブ13を閉弁した状態でエアポンプ12を作動させて異常検出を行い、車両の車速が所定より速い車速でないときにエアスイッチングバルブ13を閉弁した状態でエアポンプ12を作動させる異常検出を行わず禁止する。
すなわち、車速が所定より速くなく車両から大きい音が発せられていないときに作動異常の検出を禁止することにより、作動異常の検出に伴う騒音が静かな車内に響くなどの事態の発生を防止でき、車両の搭乗者に聴覚を通じて不快を感じさせることを防止でき、適切な異常検出が可能となる。
なお、本実施形態に係る二次空気供給装置の異常検出処理において、S12の車速が速いか否かの判断は、所定の設定値Aにヒステリシスを設けておくことが望ましい。例えば、S12の条件として用いた設定値Aに対し、その条件が成立して異常検出が行われているときに用いる設定値をAより低い値A−αに設定する。これにより、異常検出処理の実施、不実施を頻繁に繰り返すようなハンチングを未然に防止することができる。
(第二実施形態)
次に第二実施形態に係る二次空気供給装置について説明する。
(第二実施形態)
次に第二実施形態に係る二次空気供給装置について説明する。
本実施形態に係る二次空気供給装置は、図1に示す第一実施形態に係る二次空気供給装置と同様なハード構成を有するものであるが、第一実施形態に係る二次空気供給装置が車速が所定より速くないときに異常検出を行わないものであるのに対し、本実施形態に係る二次空気供給装置はエンジン2の回転数に応じて異常検出を実行するか否かを決定するものである。本実施形態に係る二次空気供給装置における二次空気供給の基本動作は、第一実施形態に係る二次空気供給装置と同様である。
図3に本実施形態に係る二次空気供給装置の異常検出処理のフローチャートを示す。本図のS50に示すように、まず異常検出前提条件が成立しているか否かが判断される。この異常検出前提条件としては、例えばエアポンプ12が作動可能であること、エアスイッチングバルブ13が正常に作動すること、エアポンプ12に所定の電源電圧が印加されていること、本異常検出処理が未実施であることが設定される。
S50にて異常検出前提条件が成立していないと判断されたときには、制御処理を終了する。一方、異常検出前提条件が成立していると判断されたときには、エンジン2の回転数NEが所定の回転数E[rpm]より高いか否かが判断される(S52)。エンジン2の回転数NEは、例えばクランク角センサ(図示なし)などにより検出された回転数値が用いられる。回転数Eは、予めECU23に設定される回転数値である。回転数Eは、その回転数でエンジン2が駆動した際の車内の騒音発生状態に基づいて設定される。
S52にてエンジン2の回転数NEが所定の回転数Eより高くないときには、車両から発せられる音が所定より大きくないと判断され、異常検出を実行せずに、制御処理を終了する。一方、エンジン2の回転数NEが所定の回転数Eより高いと判断されたときには、エアポンプ12が作動してオン状態となり、エアスイッチングバルブ13が閉弁する(S54)。
そして、S56に移行し、エアポンプ12が作動してから所定時間のB秒が経過したか否かが判断される。このS56にてエアポンプ12の作動開始時から所定時間B秒が経過してない判断されたときには、制御処理を終了する。一方、エアポンプ12の作動開始時から所定時間B秒が経過している判断されたときには、エアポンプ12の吐出圧の読み込みが行われる(S58)。
そして、S60に移行し、エアポンプ12の吐出圧(PAI)が所定の圧力値C[kPa]より大きいか否かが判断される。このS60にてエアポンプ12の吐出圧が所定の圧力値Cより大きくないと判断されたときには、エアポンプ12の流量が低下して異常であると判定される(S62)。そして、S74に移行する。
一方、S60にてエアポンプ12の吐出圧が所定の圧力値Cより大きいと判断されたときには、エアポンプ12の流量が正常であると判定される(S64)。そして、二次空気供給制御の作動時(AI作動時:エアポンプ12の作動時及びエアスイッチングバルブ13の開弁時)におけるエアポンプ12の吐出圧(PAI−1)の読み込みが行われる(S66)。
そして、S68に移行し、エアポンプ12の吐出圧(PAI−1)が所定の圧力値D[kPa]より小さいか否かが判断される。このS68にてエアポンプ12の吐出圧が所定の圧力値Dより小さくないと判断されたときには、二次空気供給路11(AIライン)に閉塞が生じており、異常であると判定される(S72)。一方、エアポンプ12の吐出圧が所定の圧力値Dより小さいと判断されたときには、二次空気供給路11に閉塞が生じておらず、正常であると判定される(S70)。そして、S74に移行し、エアポンプ12がオフ状態とされ、制御処理を終了する。
なお、本異常検出処理におけるS50、54〜74の各処理は、第一実施形態に係る二次空気供給装置におけるS10、14〜34の各処理と同様に行えばよい。
以上のように、本実施形態に係る二次空気供給装置によれば、エンジン2の回転数が所定より回転数より高いときにエアスイッチングバルブ13を閉弁した状態でエアポンプ12を作動させて異常検出を行い、エンジン2の回転数が所定の回転数Eより高くないときにエアスイッチングバルブ13を閉弁した状態でエアポンプ12を作動させる異常検出を行わず禁止する。
すなわち、エンジン2の回転数が所定より高くなく車両から大きい音が発せられていないときに作動異常の検出を禁止することにより、作動異常の検出に伴う騒音が静かな車内に響くなどの事態の発生を防止でき、車両の搭乗者に聴覚を通じて不快を感じさせることを防止でき、適切な異常検出が可能となる。
なお、本実施形態に係る二次空気供給装置の異常検出処理において、S52のエンジン2の回転数が高いか否かの判断は、所定の設定値Eにヒステリシスを設けておくことが望ましい。例えば、S52の条件として用いた設定値Eに対し、その条件が成立して異常検出が行われているときに用いる設定値をEより低い値E−αに設定する。これにより、異常検出処理の実施、不実施を頻繁に繰り返すようなハンチングを未然に防止することができる。
また、上述した各実施形態では、車速が所定より速くない場合、エンジン2の回転数が所定より高くない場合に、車両から発せられる音が所定より大きくないとして異常検出を禁止するものであったが、本発明に係る二次空気供給装置はそのようなものに限られるものではなく、車両から所定の音より大きい音が発せられていないときに異常検出を禁止するものであれば、その他の場合に異常検出を禁止するものであってもよい。
例えば、エンジン2の負荷が所定より小さい場合に異常検出を禁止するもの、車両に搭載されるオーディオの音が所定より小さい場合に異常検出を禁止するもの、ワイパー速度が所定より遅い場合に異常検出を禁止するもの、空調ファンの風量が所定より小さい場合に異常検出を禁止するものである。また、これらの車速、エンジン回転数、エンジン負荷、オーディオ音量、ワイパー速度、空調ファン風量の異常検出禁止条件のうち二つ以上の組み合わせに基づいて、異常検出の実施、不実施を決定してもよい。この場合、複数組み合わせた禁止条件の設定値を単独で禁止条件とした場合に比べて下げて設定することが好ましい。これにより過度の異常検出禁止が防止できる。
1…二次空気供給装置、2…エンジン、11…二次空気供給路、12…エアポンプ、13…エアスイッチングバルブ、15…圧力センサ、17…電磁弁、20…吸気管、21…排気管、22…排気浄化装置、23…ECU。
Claims (3)
- 内燃機関の排気系に配置される排気浄化装置の上流側に向け二次空気供給路を通じて二次空気を圧送する二次空気供給手段と、
前記二次空気供給路を開閉する開閉手段と、
前記開閉手段を閉じた状態で前記二次空気供給手段を作動させて、少なくとも前記二次空気供給手段の作動の異常検出を行う異常検出手段と、
前記内燃機関を搭載した車両から所定の音より大きい音が発せられていないときには、前記異常検出手段の異常検出を禁止する異常検出禁止手段と、
を備えた二次空気供給装置。 - 前記異常検出禁止手段は、前記車両の車速が所定より速い速度でないときには、前記異常検出手段の異常検出を禁止することを特徴とする請求項1に記載の二次空気供給装置。
- 前記異常検出禁止手段は、前記内燃機関の回転数が所定の回転数より高くないときには、前記異常検出手段の異常検出を禁止することを特徴とする請求項1に記載の二次空気供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003341134A JP2005105958A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 二次空気供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003341134A JP2005105958A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 二次空気供給装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9316179B2 (en) | 2013-06-14 | 2016-04-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Secondary air supply device for internal combustion engine |
-
2003
- 2003-09-30 JP JP2003341134A patent/JP2005105958A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9316179B2 (en) | 2013-06-14 | 2016-04-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Secondary air supply device for internal combustion engine |
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