本発明は、例えばゲームセンター等に設置され、硬貨等の投入により撮影画像をプリントして販売する写真プリント提供方法および写真プリント提供装置に関するものである。
近年、ゲームセンター等において、写真を撮影してシールプリント等にする写真プリント提供装置が数多く設置されている。このような写真プリント提供装置は、一般に、カメラ等の撮影装置で撮影される画像(撮像映像)をモニタ等の表示部に表示し、使用者のシャッタ操作により、撮影装置で撮影された画像(撮影画像)に対して手書き画像やフレーム画像等の合成用画像を合成し、その合成画像を写真プリントとして印刷出力するものである。すなわち、使用者(ユーザ)は、撮影画像に好みの合成用画像を入力し、その合成画像を写真プリントとして得ることができるようになっている。
上記のような写真プリント提供装置として、撮影画像に対して1枚ずつ十分な画像編集を行なうことができるように、撮影工程を複数回許容し、1つの撮影画像に対する編集工程に編集制限時間を設定した写真プリント提供装置が提案されている(例えば、下記の特許文献1参照。)。
しかし、上記のように、編集工程に編集制限時間が設定されることで、使用者の編集中に編集制限時間が経過し、撮影工程が強制的に終了してしまう。このため、特に遊戯の初心者や画像編集操作に慣れていない使用者等は、撮影画像に対して思い通りに画像編集を行なうことができないため、時間制限により満足できる写真プリントを得ることができない場合がある。
そこで、2つ以上の撮影画像に手書き画像等の第2画像(落書き画像)を入力して合成画像を生成し、それらのなかから気に入った編集が完成した合成画像を選択して印刷出力することができる写真プリント提供装置が提案されている(例えば、下記の特許文献2参照。)。
特開2003−58946号公報
特開2003−87692号公報
しかしながら、上記のような写真プリント提供装置のように、2つ以上の撮影画像に第2画像を合成して、使用者に対して好みの合成画像を選択させるようにしても、それらの撮影画像に対して入力する落書き画像の入力が時間制限や画像編集操作に不慣れ等の理由で不完全な状態であれば、使用者は、必然的に完成度の低い合成画像を得なければならないことになる。
また、使用者が、例えば6〜9回の撮影を行ない、これらの撮影で得られた撮影画像の中から落書き画像を入力する撮影画像を4つ程度選択し、その選択した撮影画像に対してそれぞれ落書きを行なうようになっている写真プリント提供装置では、その稼動回転率を向上させるため、4つの撮影画像に十分な落書き画像を入力ができるだけの時間が与えられないことが多い。このため、特に遊戯の初心者や画像編集操作に慣れていない使用者等にとっては、中途半端に落書き画像が入力された状態で画像編集(編集プレイ)が終了してしまったり、4つの撮影画像の全てに落書き画像を入力できずに編集プレイが終了してしまう等の問題があり、利用者に満足がいく合成画像を提供することができないという事情がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、合成画像の完成度を高め、使用者が遊戯に満足できる写真プリント提供方法および写真プリント提供装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の写真プリント提供方法は、所定の制限時間内に、使用者が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、上記落書き入力ステップ後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、使用者に対して実行させる落書き補助ステップと、上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップとを備えたことを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の第2の写真プリント提供方法は、所定の制限時間内に、使用者が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップとを備えた写真プリント提供方法であって、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する落書き補助ステップを有し、上記落書き入力ステップでは、上記落書き補助ステップにおいて撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を、使用者に対して実行させ、上記印刷出力ステップでは、上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力することを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の第3の写真プリント提供方法は、所定の制限時間内に、使用者が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップとを備えた写真プリント提供方法であって、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する第1の落書き補助ステップと、上記落書き入力ステップ後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、使用者に対して実行させる第2の落書き補助ステップとを有し、上記落書き入力ステップでは、上記第1の落書き補助ステップにおいて撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記第1の落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を、使用者に対して実行させ、上記印刷出力ステップでは、上記落書き入力ステップ,第1の落書き補助ステップ,第2の落書き補助ステップの少なくともいずれかで入力された合成用画像および/または落書き画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力することを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の第4の写真プリント提供方法は、複数の撮影画像から落書き対象画像を使用者に選択させる画像選択ステップと、所定の制限時間内に上記画像選択ステップで選択された撮影画像に対し、使用者が落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップとを備えた写真プリント提供方法であって、上記画像選択ステップで選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する落書き補助ステップを有し、上記印刷出力ステップにおいて、上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像を写真プリントとして印刷出力することを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の第1の写真プリント提供装置は、所定の制限時間内に、使用者が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、上記落書き入力ステップ後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、使用者に対して実行させる落書き補助ステップとを制御する制御手段と、上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷手段とを備えたことを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の第2の写真プリント提供装置は、所定の制限時間内に、使用者が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップを制御する制御手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷手段とを備えた写真プリント提供装置であって、上記制御手段は、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する落書き補助ステップを制御し、上記落書き入力ステップでは、上記落書き補助ステップにおいて撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を、使用者に対して実行させ、上記印刷手段は、上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力することを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の第3の写真プリント提供装置は、所定の制限時間内に、使用者が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップを制御する制御手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷手段とを備えた写真プリント提供装置であって、上記制御手段は、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する第1の落書き補助ステップと、上記落書き入力ステップ後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、使用者に対して実行させる第2の落書き補助ステップとを制御し、上記落書き入力ステップでは、上記第1の落書き補助ステップにおいて撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記第1の落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を、使用者に対して実行させ、上記印刷手段は、上記落書き入力ステップ,第1の落書き補助ステップ,第2の落書き補助ステップの少なくともいずれかで入力された合成用画像および/または落書き画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力することを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の第4の写真プリント提供装置は、複数の撮影画像から落書き対象画像を使用者に選択させる画像選択ステップと、所定の制限時間内に上記画像選択ステップで選択された撮影画像に対し、使用者が落書き画像を入力する落書き入力ステップとを制御する制御手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷手段とを備えた写真プリント提供装置であって、上記制御手段は、上記画像選択ステップで選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する落書き補助ステップを制御し、上記印刷手段は、上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像を写真プリントとして印刷出力することを要旨とする。
すなわち、本発明の第1の写真プリント提供方法によれは、上記落書き入力ステップでは、所定の制限時間内に、使用者が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する。上記落書き補助ステップでは、上記落書き入力ステップ後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、使用者に対して実行させる。上記印刷出力ステップでは、上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する。
したがって、上記合成用画像が、例えば完成された合成用画像(既定の合成用画像)である場合、使用者が落書き入力ステップにおいて、所定の制限時間内にそれぞれの撮影画像に対して思い通りに落書き画像を入力することができなくても、上記落書き補助ステップにおいて上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力することができるため、合成画像の完成度を高めることができる。
上記落書き補助ステップにおいて、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像が使用者によって消去されることで、上記撮影画像が印刷される。したがって、例えば、使用者は、落書き入力ステップでの所定の制限時間内に上記撮影画像に対して、使用者にとって中途半端な落書き画像しか入力できなかったときには、その中途半端な落書き画像を消去し、上記撮影画像を写真プリントとして得ることができる。
また、上記落書き補助ステップにおいて、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像が使用者によって選択され、その合成用画像が当該撮影画像に対して入力されることで、上記撮影画像に使用者が選択した合成用画像が入力された合成画像が印刷される。したがって、例えば、使用者は、落書き入力ステップでの所定の制限時間内に上記撮影画像に対して使用者にとって中途半端な落書き画像しか入力できなかったときや落書き画像を1つも入力することができなかったときでも、上記落書き補助ステップにおいて、上記撮影画像に対して上記撮影画像に使用者が選択した合成用画像を入力し、上記撮影画像に使用者が選択した合成用画像が入力された合成画像を写真プリントとして得ることができる。
すなわち、使用者は、上記のように落書き入力処理において思い通りに落書き画像を入力することができなくても、より完成度が高い合成画像を得ることができ、安心して遊戯を楽しむことができる。
また、本発明の第2の写真プリント提供方法によれは、上記落書き補助ステップでは、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する。上記落書き入力ステップでは、上記落書き補助ステップにおいて撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を、使用者に対して実行させる。上記印刷出力ステップでは、上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する。
したがって、使用者は、上記落書き入力ステップ前に、上記落書き補助ステップにおいて上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する。そして、上記落書き入力ステップにおいて、上記落書き補助ステップで撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力することができる。
例えば、上記落書き入力ステップにおいて、上記撮影画像に対して入力された合成用画像が使用者によって消去されることで、上記撮影画像が印刷される。したがって、使用者は、上記落書き補助ステップにおいて選択して入力された合成用画像に満足できなかった場合に、上記撮影画像に対して入力した合成用画像を消去し、選択した合成用画像が入力されていない合成画像を写真プリントとして得ることができる。
また、上記落書き入力ステップにおいて、上記落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像に対して落書き画像が使用者によって追加で入力されることで、上記撮影画像と、上記落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像と、上記落書き入力ステップにおいて入力された落書き画像とが入力された合成画像が印刷される。したがって、使用者は、上記落書き補助ステップにおいて入力した合成用画像にさらに落書き画像を入力したい場合に、上記落書き入力ステップにおいて上記落書き画像を追加で入力し、それらが入力された合成画像を写真プリントとして得ることができる。これにより、使用者は、上記落書き入力ステップにおいて余裕を持って上記撮影画像に対して落書き画像を入力することができる。
すなわち、上記落書き画像を入力する前に、上記合成画像の完成度を高めておくことができるので、使用者が上記落書き入力ステップでの所定の制限時間内に上記撮影画像に思い通りに落書き画像を入力することができなかったため、不完全な合成画像が印刷されてしまうという問題を未然に防ぐことができる。また、使用者は、上記落書き補助ステップにおいて上記撮影画像に対して入力する合成用画像を選択することができるため、予め合成画像の完成度を高めておくことができるとともに、好みの合成画像を得やすくなる。これにより、使用者は、遊戯に一層面白みを持つことができる。
また、本発明の第3の写真プリント提供方法によれは、上記第1の落書き補助ステップでは、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する。上記第2の落書き補助ステップでは、上記落書き入力ステップ後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、使用者に対して実行させる。上記落書き入力ステップでは、上記第1の落書き補助ステップにおいて撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記第1の落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を、使用者に対して実行させる。上記印刷出力ステップでは、上記落書き入力ステップ,第1の落書き補助ステップ,第2の落書き補助ステップの少なくともいずれかで入力された合成用画像および/または落書き画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する。
したがって、使用者は、まず、上記第1の落書き補助ステップにおいて、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する。そして、上記落書き入力ステップにおいて、上記第1の落書き補助ステップにおいて撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記第1の落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を実行する。その後、上記第2の落書き補助ステップにおいて、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する。
例えば、使用者は、上記第1の落書き補助ステップにおいて入力した合成用画像に満足できなかった場合には、上記落書き入力ステップにおいて、上記撮影画像に対して入力した合成用画像を消去することができる。さらに、その後、やっぱり合成用画像を入力したいと判断した場合に、上記第2の落書き補助ステップにおいて、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力することができる。これにより、上記撮影画像と、第2の落書き補助ステップで入力された合成用画像との合成画像を写真プリントとして得ることができる。
また、使用者は、上記第1の落書き補助ステップにおいて入力した合成用画像にさらに落書き画像を入力したい場合に、上記落書き入力ステップにおいて上記落書き画像を追加で入力することができる。その後、やっぱり追加で入力した落書き画像を消去したいと判断した場合に、上記第2の落書き入力ステップにおいて、上記落書き入力ステップで追加で入力した落書き画像を消去することができる。これにより、上記撮影画像を写真プリントとして得ることができる。
すなわち、上記落書き画像を入力する前に、上記合成画像の完成度を高めておくことができるので、使用者が上記落書き入力ステップでの所定の制限時間内に上記撮影画像に思い通りに落書き画像を入力することができなかったため、不完全な合成画像が印刷されてしまうという問題を未然に防ぐことができる。また、使用者は、上記第1の落書き補助ステップにおいて上記撮影画像に対して入力する合成用画像を選択することができるため、予め合成画像の完成度を高めておくことができるとともに、好みの合成画像を得やすくなる。これにより、使用者は、遊戯に一層面白みを持つことができる。
また、使用者は、落書き入力ステップでの所定の制限時間内に上記撮影画像に対して使用者にとって中途半端な落書き画像しか入力できなかったときや落書き画像を何も入力することができなかったとき、第2の落書き補助ステップにおいて上記撮影画像に対して上記撮影画像に使用者が選択した合成用画像を入力することができ、上記撮影画像に使用者が選択した合成用画像が入力された合成画像を写真プリントとして得ることができる。
このようにすることにより、使用者は、上記落書き入力処理において思い通りに落書き画像を入力することができなくても、第2の落書き補助ステップにおいて、より完成度が高い合成画像を得ることができるため、安心して遊戯を楽しむことができる。
本発明の第1,第2,第3の写真プリント提供方法において、複数の撮影画像から落書き対象画像を使用者に選択させる画像選択ステップを備え、上記画像選択ステップで選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する場合には、上記画像選択ステップで使用者に選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する。したがって、使用者は、上記画像選択ステップで選択した撮影画像に対して思い通りに落書き画像を入力することができなくても、選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができる。
すなわち、使用者が落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像が印刷対象として用意されることになるため、使用者は、自分で入力した落書き画像に満足できなくても、選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができるため、安心して遊戯を行なうことができる。
また、本発明の第4の写真プリント提供方法によれは、落書き補助ステップでは、上記画像選択ステップで選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する。上記印刷出力ステップにおいて、上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像を写真プリントとして印刷出力する。
したがって、上記画像選択ステップで使用者に選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する。これにより、使用者は、落書き入力ステップにおいて、上記画像選択ステップで選択した撮影画像に対して思い通りに落書き画像を入力することができなくても、選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができる。
すなわち、使用者が落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像が印刷対象として用意されることになるため、使用者は、自分で入力した落書き画像に満足できなくても、選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができるため、安心して遊戯を行なうことができる。
また、本発明の第1の写真プリント提供装置によれは、上記制御手段は、所定の制限時間内に、使用者が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、上記落書き入力ステップ後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、使用者に対して実行させる落書き補助ステップとを制御する。上記印刷手段は、上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する。
したがって、上記合成用画像が、例えば完成された合成用画像(既定の合成用画像)である場合、使用者が落書き入力ステップにおいて、所定の制限時間内にそれぞれの撮影画像に対して思い通りに落書き画像を入力することができなくても、上記落書き補助ステップにおいて上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力することができるため、合成画像の完成度を高めることができる。
上記落書き補助ステップにおいて、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像が使用者によって消去されることで、上記撮影画像が印刷される。したがって、例えば、使用者は、落書き入力ステップでの所定の制限時間内に上記撮影画像に対して、使用者にとって中途半端な落書き画像しか入力できなかったときには、その中途半端な落書き画像を消去し、上記撮影画像を写真プリントとして得ることができる。
また、上記落書き補助ステップにおいて、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像が使用者によって選択され、その合成用画像が当該撮影画像に対して入力されることで、上記撮影画像に使用者が選択した合成用画像が入力された合成画像が印刷される。したがって、例えば、使用者は、落書き入力ステップでの所定の制限時間内に上記撮影画像に対して使用者にとって中途半端な落書き画像しか入力できなかったときや落書き画像を1つも入力することができなかったときでも、上記落書き補助ステップにおいて、上記撮影画像に対して上記撮影画像に使用者が選択した合成用画像を入力し、上記撮影画像に使用者が選択した合成用画像が入力された合成画像を写真プリントとして得ることができる。
すなわち、使用者は、上記のように落書き入力処理において思い通りに落書き画像を入力することができなくても、より完成度が高い合成画像を得ることができ、安心して遊戯を楽しむことができる。
また、本発明の第2の写真プリント提供装置によれは、上記制御手段は、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する落書き補助ステップを制御する。そして、上記落書き入力ステップでは、上記落書き補助ステップにおいて撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を、使用者に対して実行させる。上記印刷手段は、上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する。
したがって、使用者は、上記落書き入力ステップ前に、上記落書き補助ステップにおいて上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する。そして、上記落書き入力ステップにおいて、上記落書き補助ステップで撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力することができる。
例えば、上記落書き入力ステップにおいて、上記撮影画像に対して入力された合成用画像が使用者によって消去されることで、上記撮影画像が印刷される。したがって、使用者は、上記落書き補助ステップにおいて選択して入力された合成用画像に満足できなかった場合に、上記撮影画像に対して入力した合成用画像を消去し、選択した合成用画像が入力されていない合成画像を写真プリントとして得ることができる。
また、上記落書き入力ステップにおいて、上記落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像に対して落書き画像が使用者によって追加で入力されることで、上記撮影画像と、上記落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像と、上記落書き入力ステップにおいて入力された落書き画像とが入力された合成画像が印刷される。したがって、使用者は、上記落書き補助ステップにおいて入力した合成用画像にさらに落書き画像を入力したい場合に、上記落書き入力ステップにおいて上記落書き画像を追加で入力し、それらが入力された合成画像を写真プリントとして得ることができる。これにより、使用者は、上記落書き入力ステップにおいて余裕を持って上記撮影画像に対して落書き画像を入力することができる。
すなわち、上記落書き画像を入力する前に、上記合成画像の完成度を高めておくことができるので、使用者が上記落書き入力ステップでの所定の制限時間内に上記撮影画像に思い通りに落書き画像を入力することができなかったため、不完全な合成画像が印刷されてしまうという問題を未然に防ぐことができる。また、使用者は、上記落書き補助ステップにおいて上記撮影画像に対して入力する合成用画像を選択することができるため、予め合成画像の完成度を高めておくことができるとともに、好みの合成画像を得やすくなる。これにより、使用者は、遊戯に一層面白みを持つことができる。
本発明の第3の写真プリント提供装置によれは、上記制御手段は、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する第1の落書き補助ステップと、上記落書き入力ステップ後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、使用者に対して実行させる第2の落書き補助ステップとを制御する。そして、上記落書き入力ステップでは、上記第1の落書き補助ステップにおいて撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記第1の落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を、使用者に対して実行させる。上記印刷手段は、上記落書き入力ステップ,第1の落書き補助ステップ,第2の落書き補助ステップの少なくともいずれかで入力された合成用画像および/または落書き画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する。
したがって、使用者は、まず、上記第1の落書き補助ステップにおいて、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する。そして、上記落書き入力ステップにおいて、上記第1の落書き補助ステップにおいて撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記第1の落書き補助ステップにおいて入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を実行する。その後、上記第2の落書き補助ステップにおいて、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する。
例えば、使用者は、上記第1の落書き補助ステップにおいて入力した合成用画像に満足できなかった場合には、上記落書き入力ステップにおいて、上記撮影画像に対して入力した合成用画像を消去することができる。さらに、その後、やっぱり合成用画像を入力したいと判断した場合に、上記第2の落書き補助ステップにおいて、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力することができる。これにより、上記撮影画像と、第2の落書き補助ステップで入力された合成用画像との合成画像を写真プリントとして得ることができる。
また、使用者は、上記第1の落書き補助ステップにおいて入力した合成用画像にさらに落書き画像を入力したい場合に、上記落書き入力ステップにおいて上記落書き画像を追加で入力することができる。その後、やっぱり追加で入力した落書き画像を消去したいと判断した場合に、上記第2の落書き入力ステップにおいて、上記落書き入力ステップで追加で入力した落書き画像を消去することができる。これにより、上記撮影画像を写真プリントとして得ることができる。
すなわち、上記落書き画像を入力する前に、上記合成画像の完成度を高めておくことができるので、使用者が上記落書き入力ステップでの所定の制限時間内に上記撮影画像に思い通りに落書き画像を入力することができなかったため、不完全な合成画像が印刷されてしまうという問題を未然に防ぐことができる。また、使用者は、上記第1の落書き補助ステップにおいて上記撮影画像に対して入力する合成用画像を選択することができるため、予め合成画像の完成度を高めておくことができるとともに、好みの合成画像を得やすくなる。これにより、使用者は、遊戯に一層面白みを持つことができる。
また、使用者は、落書き入力ステップでの所定の制限時間内に上記撮影画像に対して使用者にとって中途半端な落書き画像しか入力できなかったときや落書き画像を何も入力することができなかったとき、第2の落書き補助ステップにおいて上記撮影画像に対して上記撮影画像に使用者が選択した合成用画像を入力することができ、上記撮影画像に使用者が選択した合成用画像が入力された合成画像を写真プリントとして得ることができる。
このようにすることにより、使用者は、上記落書き入力処理において思い通りに落書き画像を入力することができなくても、第2の落書き補助ステップにおいて、より完成度が高い合成画像を得ることができるため、安心して遊戯を楽しむことができる。
本発明の第1,2,3の写真プリント提供装置において、上記制御手段は、複数の撮影画像から落書き対象画像を使用者に選択させる画像選択ステップを制御し、上記画像選択ステップで選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する場合には、上記画像選択ステップで使用者に選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する。したがって、使用者は、上記画像選択ステップで選択した撮影画像に対して思い通りに落書き画像を入力することができなくても、選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができる。
すなわち、使用者が落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像が印刷対象として用意されることになるため、使用者は、自分で入力した落書き画像に満足できなくても、選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができるため、安心して遊戯を行なうことができる。
本発明の第4の写真プリント提供装置によれは、上記制御手段は、上記画像選択ステップで選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する落書き補助ステップを制御する。上記印刷手段は、上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像を写真プリントとして印刷出力する。
したがって、上記画像選択ステップで使用者に選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する。これにより、使用者は、落書き入力ステップにおいて、上記画像選択ステップで選択した撮影画像に対して思い通りに落書き画像を入力することができなくても、選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができる。
すなわち、使用者が落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像が印刷対象として用意されることになるため、使用者は、自分で入力した落書き画像に満足できなくても、選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができるため、安心して遊戯を行なうことができる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図lは、本実施例における写真プリント提供装置の外観の具体例を示す図である。
この写真プリント提供装置は、図1に示すように、正面,背面,側面および内部に各種の装置が設けられた筐体1を備え、上記筐体1の正面側(図1の右側,図2で見えている側)で撮影プレイを行ない、背面側(図1の左側,図3で見えている側)で撮影画像の編集プレイを行ない、筐体1の側面(図1で見えている側)で写真プリントの提供を受けるようになっている。
すなわち、本実施例における写真プリント提供装置は、撮影側の装置と編集側の装置に分かれ、それぞれが独立し、連携して機能しており、写真プリント提供装置の撮影側の装置を動作させるためのコンピュータ装置である撮影側コンピュータ装置101(図4参照)と、編集側の装置を動作させるためのコンピュータ装置である編集側コンピュータ装置151(図4参照)とを備えている。上記撮影側コンピュータ装置101と編集側コンピュータ装置151とは、直接あるいはネットワークハブ(図示せず)等を介してLAN(Local Area Network)ケーブル等により、データ転送可能に接続されている。
このような写真プリント提供装置において、被写体であるユーザ15は、筐体1、パネル2およびフレーム材3で構成される撮影プレイ提供部を含む撮影スペースである撮影ブース4内に入り、筐体1に相対する向きで撮影を行なう。なお、以降の説明において、被写体がユーザ15であるものとして説明するが、被写体はユーザ15に限定されず、その他の物体であってもかまわない。また、被写体であるユーザ15は、図1においては、1人であるものとして示されているが、複数のユーザ15でプレイすることも可能である。
上述のパネル2が木製である場合には、パネル2は左側面(図1の手前側)、右側面(図1の奥側)、背面(図1の右側)、および天井面(図1の上側)等に大きく分割される。さらに、背面のパネル2は大きいことから、上下または左右に2枚に分割されている場合がある。また、撮影ブース4の内部となるパネル2の内面は、照明の反射による間接光を得ることを目的とする場合は白色、逆に光を吸収させたいときは黒色、クロマキー合成を行なう目的のときは青色等の色彩が施される。すなわち、パネル2の内面の色は、写真プリント提供装置がどのような撮影を行なうかによって、設計開発時に適宜選ばれる。また、パネル2は、布またはビニール材等で代替することもでき、その場合には、フレーム材3にたるみなく張られた状態で固定される。
筐体1の側面に設けられたプリンタ12は、撮影された画像を紙やシールや金属やプラスチック等の印刷媒体35(図4参照)に印刷するためのプリンタであって、昇華型プリンタやサーモオートクローム方式(光定着型直接感熱記録方式)等のプリンタが一般的に用いられる。なお、本実施例においては、プリンタ12でシールが印刷されるものとして説明するが、上記印刷媒体35はシールに限定されず、上記のような他の印刷媒体であっても同様の処理が実行される。
さらに、撮影ブース4内には背景カーテン5が配備され、撮影時の背景として用いられる。背景の色によって、被写体の写り方、特に色調が変ってくるため、さまざまな色、柄のカーテンが複数枚用意されている。また、背景カーテン5が備えられていなくても構わない。さらに、背景カーテン5は、巻上げ式、引出し方式等のものであってもよく、ユーザ15の手動操作によりセットされてもよいし、操作部51(図2参照)等を操作することで自動でセットされてもよい。また、背景カーテン5は、さまざまな種類が配備されることで、撮影における遊びの要素ともなり得る。
また、ユーザ15が撮影ブース4内に出入りできるように、写真プリント提供装置の側面は開けられているが、撮影が妨げられないようにしたり、外部光を遮断するため等の理由で、その側面にサイドカーテン6が備えられている。なお、撮影ブース4への出入りが一方の側面のみである場合には、その側面にのみサイドカーテン6が備えられる。また、両側面から出入りできる場合には、両側面にサイドカーテン6が備えられていてもよい。ユーザ15は、撮影を行なう際には、このサイドカーテン6を開けて撮影ブース4に入り、撮影時はサイドカーテン6を閉める。なお、サイドカーテン6の裏面(撮影ブース4の内側)の色等は、背景カーテン5やパネル2内面と同様の理由で適宜選ばれる。
上記写真プリント提供装置の外側には、編集プレイ提供部を含むお絵描きブース53とプリント取出口9とが備えられる。お絵描きブース53は、筐体1の背面に備えられる。お絵描きブース53は、撮影により得られた画像を表示し、画像の編集を受付けるタブレットディスプレイ13と、画像入力を行なうためのタブレットペン14と、ユーザに対し音楽や操作方法の説明等を音声で出力する編集側スピーカ16とを含んでいる。
上記プリント取出口9は、筐体1の側面に備えられ、箱型の形状を奏している。プリンタ12でプリントされた写真はプリンタ12から排出され、プリント取出口9に落とされる。プリント取出口9は、プリント取出口9に落とされた写真が、ユーザ15が手にするまで地面に落ちない等の作用を奏するものであれば、その形状は限定されない。例えば、筐体1の内部方向に窪んだ箱状の空間と筐体1の側面に沿う方向に取りつけられた蓋とで形成されていてもよい。そして、ユーザ15は、プリント取出口9よりプリントされた写真を取出す。なお、プリント取出ロ9付近には、印刷中LED(Light Emitting Diode)10と印刷エラーLED11が備えられ、それらが点灯あるいは点滅することによって、ユーザ15は、印刷中であるという状態、あるいは印刷中に用紙切れ、インク切れ、用紙詰り、メカニカルエラー等のエラーが発生しているという状態を知ることができる。
図2は、上述の筐体1を正面(撮影ブース4内方向)から見た具体例を示す。
図2に示すように、筐体1の正面(被写体であるユーザ15と相対する面)には、撮像領域内のユーザ15を含む被写体を撮影する撮影手段であるカメラ21と、ライブモニタ22と、デモンストレーション(以下、「デモ」と略す)音声や、BGM、操作方法等のアナウンスを出力する撮影側スピーカ23L,23Rと、デモ画像や撮影中の操作手順、ユーザ15へのアナウンス等を表示する操作ディスプレイ111と、対価である硬貨を投入するためのコイン投入口26と、前面のメンテナンス等を行なうためのフロントドア28とが備えられる。
また、筐体1のカメラ21の周囲には、蛍光灯やフラッシュ等を内蔵し、被写体の照明を行なうための照明ボックス18a〜18cが備えられている。また、筐体1の前面には、ユーザ15からの操作を入力する操作部51が備えられている。
カメラ21で撮影されているライブ映像はリアルタイムにライブモニタ22に表示され、これによりユーザ15は撮影により得られる画像を確認することができる。
カメラ21としては、一般にデジタルカメラが用いられる。一般的なデジタルカメラで設定できる項目(たとえばシャッタスピード、絞り値、露出補正、ホワイトバランス等)の変更や撮影タイミングは、撮影側コンピュータ装置101(図4参照)から指示される。
さらに、筐体1の上面には、筐体1内部の熱を逃がすためのファン、外部装置への画像の配信、リモートメンテナンス等の外部装置と通信を行なうための通信ケーブルを差込むためのLAN(Local Area Network)ケーブル差込口等が備えられていることが好ましい。なお、上記ファンは、筐体1内部の熱を逃がす目的で備えられるものであるため、筐体1の上面に限定されず、熱を発生しやすい機器類の近傍等の他の場所に備えられてもよいし、複数備えられてもよい。また、LANケーブル差込口が備えられる位置も、ケーブルの配線の取回しが容易な位置であれば筐体1の上面に限定されない。
図3は、筐体1を背面(お絵描きブース53方向)から見た具体例を示す。
図3に示すように、筐体1の背面側には、タブレットディスプレイ13と、タブレットペン14と、編集側スピーカ16とが備えられている。
タブレットディスプレイ13は、筐体1の撮影を行なう面とは逆の面に備えられるディスプレイであって、撮影画像、後述の記憶装置151bに記憶されたスタンプ画像やフレーム等の合成用画像等を表示する。また、ユーザ15より、後述の落書き入力処理(図6のS14)において、撮影により得られた画像に対してタブレットペン14を用いた落書き画像入力(落書き)を受付ける。なお、タブレットペン14は、ペン形状の入力装置であって、タブレットディスプレイ13にタッチすることで、背景、スタンプ、フレーム等の画像や文字の入力、または使用する項目(ボタン)の選択、操作の選択等の入力をすることができる。すなわち、タブレットペン14は、ユーザ15が撮影画像に落書き画像を入力するための入力操作手段としての機能を果たす。また、タブレットペン14は、後述のレイアウト選択処理(図6のS16)等でユーザ15が後述の第1および第2の合成画像、撮影画像のうち印刷する合成画像を決定するための決定操作手段としての機能も果たす。
つぎに、図4を参照して、本実施例における写真プリント提供装置の機能について説明する。
図4に示すように、写真プリント提供装置(「本装置」という)は、外部からの電源の供給を入断する電源スイッチ29と、本装置内部に設けられた各種機器に電源を供給する電源制御部103とを備える。電源制御部103は、外部から入力される電源電圧を安定させ各種機器に供給し、また、各種機器に必要な電圧に変換する制御を行なう。なお、図4では、電源制御部103は、照明装置30、熱対策のためのファン31、UPS(Uninterrupted Power Supply)104に接続されているが、その他電源を必要とするカメラ21、プリンタ12等にも接続されている。具体的には、カメラ21やプリンタ12等は、電源制御部103からUPS104を介して電源が供給される。
上記UPS104を設けることで、停電等の突発的な電源切断の発生により、撮影側コンピュータ装置101や編集側コンピュータ装置151等の動作が不安定になり、本装置の故障の原因となりうることを防止することができる。すなわち、本装置には、常に電源が安定的に供給されている。
具体的には、UPS104は、電源制御部103への電源が切断されても、しばらくの間、電源をバックアップするとともに、撮影側コンピュータ装置101や編集側コンピュータ装置151等に停電したことを示す停電信号を送信する。撮影側コンピュータ装置101や編集側コンピュータ装置151は、UPS104から送信された停電信号に基いて実行しているプログラムの終了処理を行ない、プログラムを正常に終了させる。また、UPS104は、停電時には、電源を必要とする撮影側制御部102、編集側制御部153、その他の装置等にも電源を供給する。
上記撮影側コンピュータ装置101は、各種機器の制御を行なう演算装置であるCPU(Central Processing Unit)101aと、装置を動作させるためのプログラム、そのプログラムで必要なグラフィックデータ、音声データ、撮影された画像(撮影画像)、その撮影画像に合成するためのフレームや背景等の合成用画像、およびその他の各種画像等を記憶する記憶装置101bと、プログラムの一時的な作業領域ともなるメモリ101cと、周辺機器を制御するためのソフトウェアであるドライバ101dと、LANケーブルを介して外部機器と接続された場合に通信を行なう通信部101eとを含んで構成されている。
上記編集側コンピュータ装置151は、各種機器の制御を行なう演算装置であるCPU151aと、装置を動作させるためのプログラム、そのプログラムで必要なグラフィックデータ、音声データ、撮影画像、撮影画像に合成するためのフレームや背景等の合成用画像、落書き画像と撮影画像とが合成された第1の合成画像、合成用画像と撮影画像とが合成された第2の合成画像、およびその他の各種画像等を記憶する記憶装置151bと、プログラムの一時的な作業領域ともなるメモリ151cと、周辺機器を制御するためのソフトウェアであるドライバ151dと、LANケーブルを介して外部機器と接続された場合に通信を行なう通信部151eとを含んで構成されている。なお、撮影側コンピュータ装置101および編集側コンピュータ装置151は、上述のような機能を備えているものであれば、例えばPC(パーソナルコンピュータ)、ボードコンピュータ等であってもよく、その形態は問わない。また、コンピュータ装置、制御回路は、それぞれ2つで構成されているが、これに限定されるものでなく、それぞれ1つでも構わない。
上記CPU151aは、所定の制限時間内に、ユーザ15がタブレットディスプレイ13とタブレットペン14で撮影画像に対して落書き画像を入力するための後述の落書き入力処理(図6のS14)と、撮影画像に対して合成用画像を自動的に入力する後述の入力補助処理(図6のS15)とを制御する制御手段としての機能を果たす。さらに、上記CPU151aは、乱数を発生させ、1つの乱数値を抽出し、この乱数値により乱数抽選を行ない各種の決定を行なう。具体的には、上記乱数値は、例えば、後述の図25に示す合成用画像・演出抽選テーブルに示す合成用画像や演出等を抽選により決定するため等に用いられる。
また、上記CPU151aは、後述の落書き入力処理で入力された落書き画像と撮影画像とを合成して第1の合成画像を生成し、入力補助処理で入力した合成用画像と撮影画像とを合成して第2の合成画像を生成する合成手段としての機能も果たす。
上記撮影側コンピュータ装置101の記憶装置101bには、上記合成用画像が複数記憶されている。この合成用画像は、予め定められたフレーム画像、背景画像、文字等の画像で構成された合成用画像(既定の合成用画像)である。また、記憶装置101bには、撮影側の動作を制御するプログラムが格納(記憶)されている。撮影側コンピュータ装置101は、このプログラムを読出して実行し、後述の撮影側の装置の制御をする。なお、上記合成用画像は、予め1つの画像として創作された画像であればよく、落書き入力処理で入力可能なフレーム画像、背景画像、スタンプ画像などの画像(素材)を単に組み合わせた画像とは限らない。
一方、編集側コンピュータ装置151には編集側の動作を制御するプログラムが格納されている。編集側コンピュータ装置151は、このプログラムを読出して実行し、後述の編集側の装置の制御をする。このようにすることにより、撮影側、編集側のそれぞれで並列にプレイをすることが可能になる。なお、電源スイッチ29が操作され、本装置に電源プラグより電源が投入されると、撮影側コンピュータ装置101および編集側コンピュータ装置151の電源が投入され、それぞれのプログラムが自動で起動されて本装置が動作可能な状態となるようにしてもよい。
つぎに、撮影側の各装置の機能について詳しく説明する。
撮影側コンピュータ装置101には、操作ディスプレイ111、カメラ21および撮影側制御部102とが接続されている。操作ディスプレイ111は、プレイ待機中のデモ画像、プレイ進行に応じた案内画像、選択画像等のユーザ15に必要な画像を撮影側コンピュータ装置101のプログラムが指示した内容を表示する。
被写体を撮影するカメラ21に取り込まれている撮像は、映像信号としてライブモニタ22に送られ、ライブモニタ22にライブ映像として表示される。カメラ21は、撮影側コンピュータ装置101からUSBケーブル等の電気信号を送信可能なケーブルを介してシャッタ動作の指示を示すシャッタ動作信号を受信すると、フラッシュ115を発光させる旨の同期信号をフラッシュ制御部113に送信する。フラッシュ制御部113は、同期信号に基いてカメラ21のシャッタ動作タイミングに同期してフラッシュ115を発光させる。これは、一般にX接点と呼ばれる同期方法である。そして、カメラ21は、被写体を撮像し、被写体の画像(静止画)である撮影画像を得る。カメラ21によって撮像された撮影画像は、カメラ21より取り出され、必要に応じて撮影側コンピュータ装置101内部の記憶装置101bにデータとして格納される。
撮影側制御部102には、撮影側サービスパネル105、撮影側スピーカ23L,23R、操作部51、およびコイン制御部107が接続されている。
上記撮影側サービスパネル105は、投入されたコインの枚数をカウントするコインカウンタ、印刷されたプリントの枚数をカウントするプリントカウンタ、撮影側スピーカから出力する音声のボリュームを調整する音量調節つまみ、撮影側テストモードを行なうためのテストボタン、および対価を受付けなくても装置が利用できるようにするためのサービスボタン等を備えるパネルであって、本装置の設置者等が各種設定やメンテナンスの操作を行なう際に用いられる。このため、撮影側サービスパネル105は、ユーザ15が容易に操作することができないように、筐体1内部に設置される。撮影側サービスパネル105は、テストボタン、サービスボタンが操作(押下)されると、これらのボタンが操作されたことを示す信号を撮影側制御部102に送信する。また、撮影側サービスパネル105は、撮影側制御部102からの送信された制御信号により、コインカウンタ、プリントカウンタを動作させる(例えば、カウンタを1インクリメントする)。
ここで写真プリント提供装置の設置者とは、当該写真プリント提供装置を設置し営業を行なっている店舗等の経営者、管理者、および従業員、営業員等であり、営業中に、利用者に対応できるものを含む。
また、撮影側コンピュータ装置101から撮影側制御部102を介して撮影側スピーカ23L,23Rに送信された音声信号は、撮影側サービスパネル105上の音量調節つまみで調整された音量で撮影側スピーカ23L,23Rから音として出力される。
操作部51は、図示しない切換ボタン、決定ボタン、キャンセルボタン等を含んで構成されており、これらのボタン操作(ユーザ15から受付けた指示内容)を指示信号として撮影側制御部102に入力する。撮影側コンピュータ装置101では、撮影側制御部102から上記ボタン操作による指示信号を受信して、操作内容に応じた処理を実行する。
上記操作部51を設けない場合には、操作ディスプレイ111にタッチパネルを積層したり、また、操作ディスプレイ111に代えて、タブレットペンでの入力受付け可能なタブレットディスプレイにしてもよい。
上記コイン制御部107は、コイン投入口26(図2参照)に投入されたコインの正当性を検出(判別)し、コインが正当なものであれば、コインが投入されたことを示すコイン投入信号を撮影側制御部102に送信する。また、コイン制御部107は、撮影側制御部102から送信される制御信号により、コイン投入口26をブロック(閉鎖)したり、投入されたコインをコイン返却口26b(図2参照)に排出(対価受領拒否)し、コインの投入を受付けないようにすることができる。さらに、本装置がコイン投入口26に代えて対価の受付機能を備える場合(例えば、電子的に対価を受付ける読取装置を備える場合)には、コイン制御部107は、上述の対価の受付機能により受付けた対価の正当性を検出して、その対価が正当なものであれば、対価を受付けたことを示す対価受領信号を撮影側制御部102に送信する。撮影側制御部102は、その対価受領信号を撮影側コンピュータ装置101に送信する。撮影側コンピュータ装置101は、撮影側制御部102から対価受領信号を受信して、プレイの開始等の所定の処理を実行する。
つぎに、編集側の各装置の機能について詳しく説明する。
編集側コンピュータ装置151には、タブレットペン14の入力を受付けるタブレットディスプレイ13、プリンタ12、および編集側制御部153とが接続されている。
上記タブレットディスプレイ13は、ユーザ15が撮影画像に落書き画像を入力するための入力操作手段としての機能、およびユーザ15が後述の第1および第2の合成画像、撮影画像のうち印刷する合成画像を決定するための決定操作手段として機能を果たし、カメラ21で撮影された撮影画像、編集画像、合成用画像、後述の落書き入力画像や落書き画像入力補助画像等の必要な表示画像を編集側コンピュータ装置151のプログラムから指示された内容で出力して表示するとともに、タブレットペン14よりの入力を受付ける機能を有する。すなわち、タブレットディスプレイ13は、タブレットペン14でタッチされた位置を検出し、検出した位置に応じた指示信号を編集側コンピュータ装置151に送出する機能を有する。
上記プリンタ12は、ユーザ15のタブレットディスプレイ13の操作による決定に応じた合成画像および/または撮影画像を印刷する印刷手段としての機能を果たす。また、プリンタ12は、撮影画像、合成用画像、第1の合成画像、第2の合成画像、またはこれらが合成された合成画像を紙やシール等の印刷媒体35に印刷する。すなわち、後述の落書き入力処理で入力された落書き画像および/または落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力するとともに、プリンタ12の状態を編集側コンピュータ装置151に通知する。編集側コンピュータ装置151は、その状態に応じて編集側制御部153にプリンタ12の状態を示すプリンタ情報信号を送出する。編集側制御部153は、編集側コンピュータ装置151から送信されたプリンタ情報信号に基いて印刷中LED10または印刷エラーLED11を点灯または点滅させる。
上記編集側制御部153には、編集側サービスパネル155、編集側スピーカ16、印刷中LED10、および印刷エラーLED11が接続されている。
上記編集側サービスパネル155は、編集側スピーカ16から出力する音声のボリュームを調整する音量調節つまみ、編集側テストモードを行なうためのテストボタン等を備えるパネルであって、本装置の設置者等が各種設定やメンテナンスの操作を行なう際に用いられる。このため、編集側サービスパネル155は、ユーザ15が容易に動作することができないように本装置内部に設置される。上記編集側サービスパネル155は、テストボタンが押下されたことを示すテストボタン操作信号を編集側制御部153に送信する。
また、編集側コンピュータ装置151から編集側制御部153を介して編集側スピーカ16に出力された音声信号は、編集側サービスパネル155上の音量調節つまみで調整された音量で編集側スピーカ16から出力される。
また、本実施例においては、図4に示すように、本装置が2台のコンピュータ装置を含んで構成され、以降に説明する処理は、撮影側コンピュータ装置および編集側コンピュータ装置のCPUがそれぞれのプログラムを実行することで行なわれるものとするが、本装置に含まれるコンピュータ装置の数は2台に限定されず、撮影側、編集側の処理を1台のコンピュータ装置で制御してもよいし、2台以上のコンピュータ装置で処理を適宜分散して制御してもよい。
すなわち、本実施例の写真プリント提供装置は、所定の制限時間内に、ユーザ15が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップとしての落書き入力処理(図6のS14)と、上記落書き入力処理後に、上記落書き入力処理で撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、ユーザ15に対して実行させる落書き補助ステップとしての入力補助処理(図6のS15)とを制御する制御手段(編集側コンピュータ装置151のCPU151a)と、落書き入力処理で入力された落書き画像および/または上記入力補助処理で入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷手段(プリンタ12)とを備える。
上記写真プリント提供装置の動作の一例について、図5〜図8のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、図5〜図8において、「S」はステップを意味する。
まず、図5を参照して、撮影側コンピュータ装置101のCPU101aの制御処理について説明する。
電源の投入により撮影側コンピュータ装置101のプログラムが起動されると、撮影側コンピュータ装置101のCPU101aは、撮影側コンピュータ装置101に接続されている各種機器が正常に動作可能か否かをチェックする。正常に動作可能であれば、CPU101aは、本装置の名称、特長、遊び方等の情報を表したタイトル画像を操作ディスプレイ111に表示するタイトルデモ処理を行なう(S1)。このとき、撮影側スピーカ23L,23Rから上記情報を音声で出力して案内してもよい。この画像や音声による案内(いわゆるタイトルデモ)により、ユーザ15に本装置の利用を促す。
本装置は、このタイトルデモを案内している間に対価の投入を受け付けるようになっている。ユーザ15によってコイン投入口26に対価(例えば、100円玉)が投入されると、CPU101aは、対価受領処理を行なう(S2)。対価受領処理では、CPU101aは、本装置を利用するための所定の対価(例えば、400円)が投入されたか否かを確認する。具体的には、コイン制御部107は、対価の正当性をチェックし、対価が正当であれば、CPU101aにその旨信号を送信する。対価の正当性のチェックは、本装置を利用するための所定の対価(例えば、400円)が投入されるまで、対価の投入ごとに行なわれるようになっている。CPU101aは、所定の対価を受領したことを確認すると、以降の対価の投入を禁止(対価受領拒否)するように撮影側制御部102を介してコイン制御部107を制御する。
所定の対価の受領を確認し、以降の対価の投入を禁止すると、CPU101aは、カメラ21で被写体であるユーザ15を撮影する撮影処理を行なう(S3)。ここで、カメラ21による撮影を行なう前に、ユーザ15がプレイ内容を選択するプレイ内容選択画像を操作ディスプレイ111に表示し、ユーザ15が操作部51を操作してプレイ内容を選択できるようにしてもよい。
上記撮影処理では、複数回(例えば、6回)の撮影を繰り返し行なうようになっている。具体的には、CPU101aは、操作ディスプレイ111に、所定の間隔(例えば、1秒間隔)で「3」、「2」、「1」、「0」等のカウントダウン案内を表示し、「0」のタイミングで、カメラ21にシャッタ動作信号を送信する。なお、カウントダウン案内の表示に応じて、撮影側スピーカ23L,23Rから音声でカウントダウンの案内を行なってもよい。シャッタ動作信号を受信したカメラ21は、フラッシュ制御部113にフラッシュ115を発光させる旨の同期信号を送信する。これにより、フラッシュ115が発光するとともに、カメラ21のシャッタ動作が行なわれ1回の撮影が終了する。撮影された画像は、撮影側コンピュータ装置101内の記憶装置101bに格納される。上記のようにカウントダウンを行なうことによって、ユーザ15は、カメラ21からの映像が表示されるライブモニタ22を確認しながら、好みのポーズをとることができる。以上の撮影を所定の回数(たとえば6回)繰り返し撮影処理を終了する。
撮影処理を終了すると、CPU101aは、撮影された全ての撮影画像を操作ディスプレイ111に一覧表示し、ユーザ15にその中から以降のプレイに利用する撮影画像を所定の枚数(例えば、4枚)選択させる写真選択処理を行なう(S4)。ついで、CPU101aは、写真選択処理で選択された撮影画像を編集側の装置で利用するために、撮影画像を撮影画像データとして撮影側コンピュータ装置101から編集側コンピュータ装置151に転送する写真データ転送処理を行ない(S5)、S1に戻る。
上記写真データ転送処理(S5)では、お絵描きブース53で別のユーザ15が利用している場合に、撮影側コンピュータ装置101から撮影画像データを転送すると、編集側コンピュータ装置151が過負荷となり編集操作がぎくしゃくするなどの影響が考えられ、またユーザ15を先に進めると利用者間のトラブルが発生する可能性がある。そのため、お絵描きブース53が空いたことを示すデモ画面中(待機中)になるまで撮影画像データの転送を行わないようにしている。また、撮影ブース4にいるユーザ15に編集側がプレイ中であることを報知し、そのユーザ15を撮影ブース4で待機させるために表示される編集待機画像が操作ディスプレイに表示される。この画像を表示させることによって、撮影が終了したユーザ15を先のユーザ15の編集プレイが終了するまで撮影ブース4で待機させることができる。
つぎに、図6を参照して、編集側コンピュータ装置151のCPU151aの制御処理について説明する。
図6に示すように、本実施例の写真プリント提供方法は、所定の制限時間内に、ユーザ15が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップとしての落書き入力処理(S14)と、その後に、上記落書き入力処理で撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、ユーザ15に対して実行させる落書き補助ステップとしての入力補助処理(S15)と、上記落書き入力処理で入力された落書き画像および/または上記入力補助処理(S15)で入力された合成用画像と、上記撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップとしての印刷処理(S17)とを備える。
上記落書き入力処理(S14)では、所定の制限時間内に、使用者が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する。上記入力補助処理(S15)では、上記落書き入力処理(S14)後に、上記落書き入力処理(S14)で撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、ユーザ15に対して実行させる。上記印刷処理(S17)では、上記落書き入力処理(S14)で入力された落書き画像および/または上記入力補助処理(S15)で入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力するようになっている。
したがって、上記合成用画像が完成された合成用画像(既定の合成用画像)であることでユーザ15が落書き入力処理(S14)において、所定の制限時間内にそれぞれの撮影画像に対して思い通りに落書き画像を入力することができなくても、上記入力補助処理(S15)において上記落書き入力処理(S14)で撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力することができるため、合成画像の完成度を高めることができる。
上記入力補助処理(S15)において、上記落書き入力処理(S14)で撮影画像に対して入力された落書き画像がユーザ15によって消去されることで、上記撮影画像が印刷される。したがって、例えば、ユーザ15は、落書き入力処理(S14)での所定の制限時間内に上記撮影画像に対して、ユーザ15にとって中途半端な落書き画像しか入力できなかったときには、その中途半端な落書き画像を消去し、上記撮影画像を写真プリントとして得ることができる。
また、上記入力補助処理(S15)において、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像がユーザ15によって選択され、その合成用画像が当該撮影画像に対して入力されることで、上記撮影画像にユーザ15が選択した合成用画像が入力された合成画像が印刷される。したがって、例えば、ユーザ15は、落書き入力処理(S14)での所定の制限時間内に上記撮影画像に対してユーザ15にとって中途半端な落書き画像しか入力できなかったときや落書き画像を1つも入力することができなかったときでも、上記入力補助処理(S15)において、上記撮影画像に対して上記撮影画像にユーザ15が選択した合成用画像を入力し、上記撮影画像にユーザ15が選択した合成用画像が入力された合成画像を写真プリントとして得ることができる。
すなわち、ユーザ15は、上記のように落書き入力処理(S14)において思い通りに落書き画像を入力することができなくても、より完成度が高い合成画像を得ることができ、安心して遊戯を楽しむことができるようになっている。
撮影側コンピュータ装置101と同様に、編集側コンピュータ装置151のプログラムが起動されると、CPU151aは、編集側コンピュータ装置151に接続されている各種機器が正常に動作可能か否かをチェックする。正常に動作可能であれば、CPU151aは、タブレットディスプレイ13にユーザ15に利用を待機させるための待機画像を表示する(S11)。
ついで、撮影側コンピュータ装置101から送信された撮影画像データを受信し、その撮影画像データに以降のプレイに必要な処理を施して撮影画像データの準備を完了したか否かを判別する(S12)。ここで、撮影画像データの準備を完了していると判別すると(S12で“YES”)、S13に進み、撮影画像データの準備を完了していないと判別すると(S12で“NO”)、S11に戻り、撮影画像データの準備を完了するまで待機画像を表示する。すなわち、本装置は、撮影側の処理から行なうものであるため、待機画像を表示しながら撮影側コンピュータ装置101から送信された撮影画像データを受信したか否かを監視する。
撮影画像データの準備を完了すると(S12で“YES”)と、CPU151aは、撮影画像データに基いてタブレットディスプレイ13に撮影画像を表示し、ユーザ15に撮影画像の色調を調整する操作を提供する明るさ調整処理を行なう(S13)。明るさ調整処理では、予め決められた画像処理に対応するボタン状のアイコン(例えば、後述の図20に示す「くっきり」ボタン301、「美白」ボタン303等)を撮影画像ごとに対応するようにタブレットディスプレイ13に表示する。そして、ユーザ15によってタブレットペン14で好みのボタンがタッチされることにより、CPU151aは、タッチされたボタンに対応した画像処理を施すようになっている。
明るさ調整処理が終了すると、CPU151aは、落書き入力処理を行なう(S14)。落書き入力処理では、図9に示す落書き入力画像がタブレットディスプレイ13に表示され、ユーザ15はタブレットペン14を操作して、落書き画像の入力(いわゆる「落書き」)を行なうことができるようになっている。
落書き入力処理(編集中)では、撮影画像と入力された落書き画像とをそれぞれ別の画層(レイヤ)に展開し、タブレットディスプレイ13上にそれら画層を重ねて表示する。それぞれの画層のどちらを上に表示するかは、用途により設定されている。例えば、入力された落書き画像を撮影画像の前景画像とする場合には、落書き画像が上の画層となる。
図9に示すように、落書き入力画像は、S4の写真選択処理(図5)で選択された撮影画像を選択可能に一覧で表示し、これらの中からユーザ15が落書き画像を入力(落書き画像入力)するための撮影画像を指定(選択)するための撮影画像表示領域201と、撮影画像表示領域201で指定された撮影画像を表示し、ユーザ15が落書き画像を入力するための落書き画像入力領域203と、ユーザ15が落書き画像入力を行なうことができる時間(制限時間)を表示する制限時間表示領域205と、フレーム画像やスタンプ画像、手書き画像等の落書き画像を表示し、これらの中からユーザ15が落書き画像入力領域203に入力する落書き画像を選択するための落書き画像選択領域207と、ユーザ15が落書き画像としてのフレーム画像を入力するための「フレーム」ボタン209と、ユーザ15が落書き画像としての線画像を入力するための「ライン」ボタン211と、ユーザ15が落書き画像としてスタンプ画像を入力するための「スタンプ」ボタン213と、ユーザ15が落書き画像としての手書き画像を自由に入力するための「ペン」ボタン215と、後述の「おすすめルーレット」ボタン331(図32)等を表示するための「一発」ボタン217と、ユーザ15が入力した落書き画像を消すための「けしゴム」ボタン219と、ユーザ15の入力操作を1つ前の状態に戻す(いわゆるundo)ための「ひとつもどる」ボタン221と、ユーザ15が直前に実行した処理をもう一度繰り返す(いわゆるredo)ための「ひとつすすむ」ボタン223と、ユーザ15が選択した撮影画像に対して落書き画像が入力されていない状態に戻す「はじめから」ボタン225と、ユーザ15が落書き画像の入力を終了するための「おしまい」ボタン227と、上記制限時間表示領域205で表される時間に対応してユーザ15が落書き画像入力を行なうことができる時間を表示する残り時間表示領域279で構成される。
上記落書き入力処理では、CPU151aによって予め決められた時間内(例えば、120秒以内)に操作を行なうように制御される。そして、その残り時間が制限時間表示領域205に表示されるようになっている。具体的には、制限時間表示領域205には、図9に示すように、ハートマークを示す画像が5つ表示され、残り時間を視覚的に表している。ひとつのハートマークは、所定の秒数(例えば、10秒)を表している。すなわち、図9では、残り時間は50秒であることをユーザ15に報知している。10秒経過するごとに制限時間表示領域205に表示されたハートマークが消えていき、残り時間が“0”になるとユーザ15の落書き画像入力が強制的に終了し、入力された落書き画像が編集側コンピュータ装置151内の記憶装置151bに格納され、落書き入力処理が終了する。
すなわち、CPU151aは、落書き入力処理が開始されてからの時間を計時する計時手段としての機能を果たし、落書き入力処理が開始されてから所定の時間が経過すると、落書き入力処理を終了するようになっている。このようにすることで、ユーザ15の1回のプレイ時間が長引くことを防止することができ、写真プリント提供装置の稼動回転率(顧客回転率)の低下を防ぐことができる。
上記のように、落書き入力画像の撮影画像表示領域201には、S4で選択された撮影画像が選択可能に一覧で表示されている。落書き入力画像の1番上の撮影画像表示領域201には、「ただいまらくがき中!」と表示されている。この撮影画像表示領域201に表示された撮影画像は、ユーザ15の選択により、現在落書き画像入力の対象となっていることを表している。これにより、ユーザ15は、どの画像に対して、落書き画像入力を行っているかを容易に判断することができる。
上記のように、撮影画像が選択されると、撮影画像は、落書き画像入力領域203に大きく表示される。ユーザ15は、その落書き画像入力領域203に表示された撮影画像に対して落書き画像を入力できるようになっている。
上記撮影画像は、カメラ21によって撮影された撮影画像であるため、ユーザ15は、例えば撮影画像を持ち合わせていなくても、本装置で撮影画像を得て、入力した落書き画像と合成した合成画像を写真プリントとして得ることができる。これにより、ユーザ15は、気軽に遊戯を楽しむことができるようになっている。
なお、本実施例では、上記撮影画像は、カメラ21によって撮影された撮影画像であるが、これに限定されるものではない。この場合、外部からの画像を読み取る読取手段としての画像読取装置を設け、上記撮影画像は、上記画像読取装置から読み取った画像であってもよい。画像読取装置は、具体的には、コンピュータ装置、携帯電話器等の端末から無線、有線ケーブル等で送信された画像を読取可能であってもよいし、いわゆるスキャナであってもよい。このようにすることで、ユーザ15は、遊戯の楽しみ方が増え、より独創性に富む写真プリントを得ることができる。
上記落書き画像入力領域203に入力できる合成用画像は、この例では、複数のカテゴリーに分類されている。具体的には、ユーザ15は、タブレットペン14で「フレーム」ボタン209をタッチすることで落書き画像選択領域207内に撮影画像の周囲を装飾するために用意されたフレーム画像群を表示させることができ、「ライン」ボタン211をタッチすることで落書き画像選択領域207内に撮影画像の4辺のうち好みの辺を線状のライン画像で装飾することができるライン画像群を表示させることができ、「スタンプ」ボタン213をタッチすることで落書き画像選択領域207内に色柄等の模様、形状、または入力方法等で分類されたスタンプ画像群を表示させることができ、「ペン」ボタン215をタッチすることで落書き画像選択領域207内にさまざまな線の種類や色を表示させ、その選択に応じた線や文字を任意に入力することができ、「一発」ボタン217をタッチすることで後述の「おすすめルーレット」ボタン331(図32)等を表示することができる。図9では、「スタンプ」ボタン213が選択され、落書き画像選択領域207内にスタンプ画像群が表示された様子を示している。
図9に示すように、落書き画像選択領域207の上部には、いろいろな種類のスタンプ画像を表示するための「いろいろ」タブ231、ハートに関するスタンプ画像を表示するための「ハート」タブ233、星に関するスタンプ画像を表示するための「星」タブ235、花に関するスタンプ画像を表示するための「花」タブ237、キャラクタに関するスタンプ画像を表示するための「キャラクタ」タブ239、いろいろな種類の大きいスタンプ画像を表示するための「特大」タブ241が表示されている。
ユーザ15が各タブを選択することで、その選択に応じたスタンプ画像群を表示する表示領域が表示される。ユーザ15は、それらの表示領域に表示されたスタンプ画像群の中から好みのスタンプ画像を選択できるようになっている。図9では、「いろいろ」タブ231が選択され、落書き画像選択領域207内にいろいろな種類のスタンプ画像が表示された様子を示している。
各タブの選択により表示される表示領域には、「A」タブ251、「B」タブ253、「C」タブ255、「D」タブ257が表示されている。これらのタブが選択されると、その選択に応じたスタンプ画像群を表示する表示領域が表示される。このように、複数のカテゴリーに分類することで、多くの画像を提供でき、ユーザ15に対して趣向に合った落書き画像を提供することができる。図示の例では、「A」タブ251が選択され、それに対応する表示領域が選択されている。「A」タブ251の選択により表示されたスタンプ画像群は、「ノーマル」スタンプ、「透明」スタンプ、「クルクル」スタンプ、ユーザ15のアクション(タッチ)ごとに入力したスタンプ画像が切り替わる「パタパタ」スタンプに区分されている。
ユーザ15は、タブレットペン14で落書き画像選択領域207に表示された種々の落書き画像(図示では、スタンプ画像)の中から好みの落書き画像を選択し、撮影画像を表示する落書き画像入力領域203の任意の位置にタッチすることで、その位置に選択したスタンプ画像を入力することができる。すなわち、ユーザ15は、落書き画像入力領域203に表示された撮影画像の任意の位置に落書き画像選択領域207から選択したスタンプ画像を合成することができる。なお、入力された落書き画像は、スタンプ画像の層、フレーム画像の層等、それぞれ複数の画層で構成されていてもよい。
落書き画像選択領域207の下部には、スタンプ画像の大きさを変えるための3種類の「大きさ」ボタンが表示されている。この例では、「小」ボタン261、「中」ボタン263、「大」ボタン265が表示されている。ユーザ15は、これらのボタンの選択に応じて撮影画像に合成するスタンプ画像の大きさを変えることができる。
入力した落書き画像を編集する機能として、ユーザ15は、タブレットペン14で「けしゴム」ボタン219をタッチすることで、すでに入力した落書き画像のうちタブレットペン14でなぞった部分を消去することができる。また、タブレットペン14で「ひとつもどる」ボタン221をタッチすると落書き画像入力操作が1つ戻り、「ひとつすすむ」ボタン223をタッチすると「ひとつもどる」ボタン221のタッチにより1つ戻った操作を元に戻すことができる。また、タブレットペン14で「はじめから」ボタン225をタッチすることで落書き画像入力領域203に表示された撮影画像に落書き画像が入力されていない状態に戻すことができる。これらの機能は、現在、落書き画像入力の対象となっている撮影画像(落書き画像入力領域203に表示された撮影画像)に入力された落書きのみに行なわれるようになっている。
ユーザ15は、タブレットペンで「おしまい」ボタン227をタッチすることで、落書き画像入力を上述の所定時間内に強制的に終了することができる。
図6に示すように、落書き入力処理(S14)が終了すると、CPU151aは、後で図7を参照して説明する入力補助処理を行なう(S15)。ついで、入力補助処理が終了すると、CPU151aは、ユーザ15が好みのレイアウトの選択を行なうレイアウト選択処理を行なう(S16)。レイアウト選択処理では、ユーザ15がS4の写真選択処理(図5)で選択した撮影画像と、それらの撮影画像に対して入力された落書き画像とを合成した第1の合成画像(編集画像)と、撮影画像に対して自動的に入力された合成用画像とを合成した第2の合成画像と、撮影画像等を1枚のシールに印刷するときの分割数や配置等を選択するために、複数のレイアウトをタブレットディスプレイ13に表示する。そして、ユーザ15がタブレットペン14でタブレットディスプレイ13に表示された複数のレイアウトの中から好みのレイアウトをタッチしてレイアウトを選択することができるようになっている。また、タブレットディスプレイ13に表示された第1および第2の合成画像、撮影画像のうち印刷する合成画像をタブレットペン14で選択することができるようになっている。
落書き入力処理が終了すると、CPU151aは、ユーザ15によって選択されたレイアウトにしたがって、上記落書き入力処理で入力された落書き画像および/または上記入力補助処理で入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップとしての印刷処理を行なう(S17)。印刷処理は、ユーザ15のタブレットペン14での選択に応じた合成画像および/または撮影画像を印刷する。また、印刷処理では、CPU151aは、ユーザ15をプリンタ12の前に誘導するアナウンス音声(例えば、「シールは右から出るよ!」)をスピーカ23から出力するスピーカ制御、またはユーザ15をプリンタ12の前に誘導する表示をタブレットディスプレイ13に表示する表示を行なう。そして、CPU151aは、ユーザ15により選択された撮影画像および/または合成画像の情報やレイアウトの情報に基いてプリンタ12を制御する。
印刷が終了すると、CPU151aは、プリンタ12によって印刷された撮影画像や合成画像をシール(写真プリント)としてプリント取出口9から排出するシール排出処理を行なう(S18)。これにより、シールは、ユーザ15に提供される。
つぎに、図7を参照して、入力補助処理について説明する。
まず、S14の落書き入力処理(図6)が終了すると、CPU151aは、図10に示す落書き画像入力補助画像をタブレットディスプレイ13に表示する(S21)。
図10に示すように、落書き画像入力補助画像は、撮影画像と、落書き画像とを合成して第1の合成画像を表示する合成画像表示領域271、第1の合成画像から落書き画像を消すための「もとのまま」ボタン273、合成画像表示領域271に合成するための合成用画像を表示する「おすすめラクガキ」ボタン275で構成される選択領域277と、入力補助処理で操作を行なうことができる残り時間を表示する残り時間表示領域279と、ユーザ15が入力補助処理を強制的に終了させるための「決定」ボタン281とで構成される。落書き画像入力補助画像には、選択領域277が4つ表示されている。
各選択領域277の合成画像表示領域271には、S4の写真選択処理(図5)でユーザ15によって選択された撮影画像が表示されている。
右下の合成画像表示領域271には、撮影画像のみが表示されている。この撮影画像には、ユーザ15が落書き入力処理の時間制限により落書き画像入力を行なうことができなかったため、落書き画像が入力されていない。それ以外の合成画像表示領域271には、それぞれ撮影画像と落書き入力処理で入力された落書き画像とが合成された第1の合成画像が表示されている。左下の合成画像表示領域271の第1の合成画像には、ユーザ15により「なかよ」と落書き画像が入力されている。すなわち、図示の左下の合成画像表示領域271は、ユーザ15がその撮影画像に対して「なかよし」と落書き画像を入力する予定であったが、落書き入力処理の時間制限により中途半端な落書き画像が入力された状態を示す。
上記選択領域277に表示される「もとのまま」ボタン273と「おすすめラクガキ」ボタン275は、それぞれ同じ選択領域277内の合成画像表示領域271に対応して設けられている。具体的には、「もとのまま」ボタン273がタッチされると、同じ選択領域277内の合成画像表示領域271に表示される第1の合成画像が、入力補助処理が行なわれる前の状態に戻され、「おすすめラクガキ」ボタン275がタッチされると、後で説明する図11に示すように、同じ選択領域277内の合成画像表示領域271に合成する複数の合成用画像が表示される。
図7に示すように、落書き画像入力補助画像(図10)が表示されると(S21)、CPU151aは、残り時間が“0”になった否かを判別する(S22)。ここで、残り時間が“0”になっていると判別すると(S22で“YES”)、入力補助処理を終了し、上述のS16のレイアウト選択処理(図6)に進み、残り時間が“0”になっていないと判別すると(S22で“NO”)、S23に進む。これにより、CPU151aは、残り時間が“0”になっているか否かを監視している。
ついで、残り時間が“0”になっていないと(S22で“NO”)、タブレットペン14で「決定」ボタン281が押(タッチ)されたか否かを判別する(S23)。ここで、「決定」ボタン281が押されたと判別すると(S23で“YES”)、入力補助処理を終了し、上述のS16のレイアウト選択処理(図6)に進み、「決定」ボタン281が押されていないと判別すると(S23で“NO”)、S24に進む。これにより、CPU151aは、「決定」ボタン281が押されたか否かを監視している。
すなわち、入力補助処理は、上記S22とS23の判別により、残り時間が“0”になるか(S22で“YES”)、「決定」ボタンが押された(S23で“YES”)場合に終了するようになっている。入力補助処理の終了時点で合成画像表示領域271に表示されている合成画像で決定され、その決定された合成画像が必要に応じて(合成画像を入れ替えたとき等)編集側コンピュータ装置151の記憶装置151bの記憶装置に格納される。
ついで、「決定」ボタン281が押されていないと(S23で“NO”)、CPU151aは、「もとのまま」ボタン273が押されたか否かを判別する(S24)。ここで、「もとのまま」ボタン273が押されたと判別すると(S24で“YES”)、S25に進み、「もとのまま」ボタン273が押されていないと判別すると(S24で“NO”)、S26に進む。
「もとのまま」ボタン273が押されると(S24で“YES”)、CPU151aは、そのボタンに対応する合成画像表示領域271に表示された合成画像を「入力補助処理」が行なわれる前の元の合成画像に戻す(S25)。すなわち、ユーザ15がS14で入力した合成用画像が合成された状態の第1の合成画像に戻す。この後、S22に戻る。上記のように、元の合成画像に戻すことができるようにすることで、あとの処理により、ユーザ15が自分で入力した落書き画像に代えて既定の合成用画像を入力した後(入れ替えた後)に、元の合成画像の方がよかったと判断した場合でも、それに対応することができる。
つぎに、「もとのまま」ボタン273が押されていないと(S24で“NO”)、CPU151aは、「おすすめラクガキ」ボタン275が押されたか否かを判別する(S26)。ここで、「おすすめラクガキ」ボタン275が押されたと判別すると(S26で“YES”)、S27に進み、「おすすめラクガキ」ボタン275が押されていないと判別すると(S26で“NO”)、S22に戻る。
「おすすめラクガキ」ボタン275が押されると(S26で“YES”)、CPU151aは、図11に示すように、複数の合成用画像が表示された合成用画像選択領域284を表示する(S27)。図11は、左上の選択領域277内の「おすすめラクガキ」ボタン275が押された状態を示し、複数の合成用画像を表示しながら、ユーザ15からのつぎの入力を待機している状態を示す。
図11に示すように、選択領域277内の「おすすめラクガキ」ボタン275が押されることで、同じ選択領域277内の合成画像表示領域271に表示された第1の合成画像に合成された落書き画像に代えて合成用画像を入力するための合成用画像選択領域284が表示される。合成用画像選択領域284には、上述の「フレーム」、「スタンプ」、またはそれら以外の画像等が予め組み合わされた合成用画像、「ラクガキをしない」ボタン282と、「もどる」ボタン283とが表示されている。上記合成用画像は、コンピュータ装置151の記憶装置151bに格納されている。
上記合成用画像選択領域284には、これらの合成用画像がイメージする画像を選択可能にアイコン表示されている。ユーザ15は、これらの合成用画像の中から撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択することで、その選択した合成用画像が当該撮影画像に対して自動的に入力される。
具体的には、合成用画像選択領域284内のいずれかの合成用画像がタブレットペン14でタッチされることで、タッチした合成用画像が同じ選択領域277内の合成画像表示領域271に表示された第1の合成画像に合成された落書き画像に代えて入力される。すなわち、ユーザ15が入力した落書き画像が既定の合成用画像に入れ替えられる。また、合成用画像選択領域284内の「ラクガキをしない」ボタン282がタッチされることで、「ラクガキをしない」ボタン282に対応する合成画像表示領域271に表示された合成用画像またはユーザ15が入力した落書き画像を消去する。すなわち、合成画像表示領域271に表示された撮影画像に対して合成用画像が入力されていない状態にする。また、合成用画像選択領域284内の「もどる」ボタン283がタッチされることで、合成用画像選択領域284を閉じるようになっている。
図8に示すように、合成用画像選択領域284を表示している間に、CPU151aは、合成用画像選択領域284内の「もどる」ボタン283が押されたか否かを判別する(S28)。ここで、「もどる」ボタン283が押されたと判別すると(S28で“YES”)、S29に進み、「もどる」ボタン283が押されていないと判別すると(S28で“NO”)、S30に進む。
「もどる」ボタン283が押されると(S28で“YES”)、CPU151aは、合成用画像選択領域284(図11)を消去して(閉じて)、S22に戻る。すなわち、S22以降の処理を繰り返す。
「もどる」ボタン283が押されていないと(S28で“NO”)、CPU151aは、「ラクガキをしない」ボタン282が押されたか否かを判別する(S30)。ここで、「ラクガキをしない」ボタン282が押されたと判別すると(S30で“YES”)、S31に進み、「ラクガキをしない」ボタン282が押されていないと判別すると(S30で“NO”)、S32に進む。
「ラクガキをしない」ボタン282が押されると(S30で“YES”)、「ラクガキをしない」ボタン282に対応する合成画像表示領域271に表示された落書き画像を消去する。すなわち、選択されている撮影画像に対して落書き画像が入力されていない状態にする。この後、S28に戻る。上記のように落書き画像を消去できるようにすることで、例えば、S14での落書き入力処理で、ユーザ15の落書き画像入力が時間切れ等で中途半端に終わってしまい、撮影画像に中途半端な落書き画像が合成された第1の合成画像を印刷するよりは中途半端な落書き画像が入力されていない撮影画像だけを印刷するほうがよいと判断したユーザ15に対応することができ、好適である。
「ラクガキをしない」ボタン282が押されていないと(S30で“NO”)、CPU151aは、合成用画像選択領域284に表示された複数の合成用画像のうちいずれか1つが選択されたか否かを判別する(S32)。ここで、合成用画像が選択されたと判別すると(S32で“YES”)、S33に進み、合成画像が選択されていないと判別すると(S32で“NO”)、S28に戻る。
合成用画像が選択されると(S32で“YES”)、CPU151aは、合成画像表示領域271に表示された落書き画像と、選択された合成用画像とを入れ替える(S33)。これにより、合成画像表示領域271には、撮影画像と、入れ替えられた合成用画像とが合成された第2の合成画像が表示される。
上記のように、本発明の写真プリント提供装置は、上記制御手段であるCPU151aは、ユーザ15が入力操作手段(タブレットディスプレイ13およびタブレットペン14)で撮影画像に対して落書き画像を入力するための後述の落書き入力処理(図6のS14)と、撮影画像に対して合成用画像を入力する後述の入力補助処理(図6のS15)とを制御する。また、上記合成手段としての機能も果たすCPU151aは、落書き入力処理で入力された落書き画像と撮影画像とを合成して第1の合成画像を生成し、入力補助処理で入力した合成用画像と撮影画像とを合成して第2の合成画像を生成する。上記印刷手段であるプリンタ12は、ユーザ15が第1および第2の合成画像のうち印刷する合成画像を決定するための決定操作手段(タブレットディスプレイ13およびタブレットペン14)の決定に応じた合成画像および/または撮影画像を印刷する。
したがって、ユーザ15が落書き入力処理において、例えば時間制限や遊戯に不慣れ等の理由で思い通りに落書き画像を入力することができなくても、入力補助処理において撮影画像に対して合成用画像が自動的に入力されたり、ユーザ15が入力した落書き画像に代えて合成用画像が入力されるため、結果的に合成画像の完成度を高めることができる。すなわち、印刷される合成画像の質を高めることができ、ユーザ15に質の高い合成画像を提供することができる。
また、プリンタ12は、ユーザ15が第1および第2の合成画像のうち印刷する合成画像を決定するための決定操作手段の決定に応じた合成画像および/または上記撮影画像を印刷する。したがって、例えば、ユーザ15が落書き入力処理において自分で入力した落書き画像を含む第1の合成画像よりも既定の合成用画像を含む第2の合成画像を得たいと判断した場合、上記決定操作手段で第2の合成画像を印刷すると決定することで第2の合成画像を得ることができる。一方、既定の合成用画像を含む第2の合成画像よりも落書き入力処理において自分で入力した落書き画像を含む第1の合成画像を得たいと判断した場合、上記決定操作手段で第1の合成画像を印刷すると決定することで第1の合成画像を得ることができる。
すなわち、ユーザ15は、第1の合成画像を印刷するか、あるいは第2の合成画像を印刷するかを選択することができる。すなわち、より完成度が高い合成画像を得ることができるため、ユーザ15は、落書き入力処理において思い通りに落書き画像を入力することができなくても、遊戯を楽しむことができる。
また、CPU151aは、入力補助処理を落書き入力処理の後に行ない、入力補助処理において、ユーザ15の操作により第1の合成画像から落書き画像を消去するか、または第1の合成画像に合成された落書き画像に代えて記憶装置151bに記憶された合成用画像を入力する。このようにすることで、入力補助処理において、ユーザ15の操作により第1の合成画像から落書き画像が消去されることで、落書き画像を含まない合成画像(すなわち、撮影画像のみ)が印刷され、第1の合成画像に合成された落書き画像に代えて記憶装置151bに記憶された合成用画像が入力されることで、撮影画像と合成用画像とが合成された合成画像が印刷される。これにより、ユーザ15は、落書き入力処理において、撮影画像に対して思い通りに落書き画像を入力することができなかった場合でも、完成度の高い合成画像を得ることができる。
上記実施例では、合成用画像選択領域284には、合成用画像を表示しているが、これに限定されるものではなく、例えば、図12に示すように、合成用画像選択領域284に表示された合成用画像と合成画像表示領域271に表示されている撮影画像とを合成して表示してもよい。
すなわち、タブレットディスプレイ13は、撮影画像を使用した合成用画像を表示するようにする。このようにすることで、ユーザ15は、合成後のイメージをつかみながら、好みの合成用画像を選択することができ、より自分の好みに応じた合成画像を得ることができる。
また、上記実施例では、「ラクガキをしない」ボタン282は、合成用画像選択領域284内に表示されるようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、図13に示すように、選択領域277内に表示されるようにしてもよい。これにともない、S21〜S27の処理(図7)の間に、S30とS31(図8)の処理を行なうようにしてもよい。
また、上記実施例では、図8のS28以降のループ処理(S28からS33を経てS28へ戻る処理)では上述の残り時間の監視を行なっていないが、これに限定されるものではなく、この期間(ループ処理)においても残り時間の監視(S22)を行ない、残り時間が“0”となった時点で、入力補助処理を終了し、次のレイアウト選択処理(図6のS16)に進むようにしてもよい。
すなわち、CPU151aは、落書き入力処理および/または入力補助処理において所定時間経過することで落書き入力処理および/または入力補助処理を終了する。このようにすることで、ユーザ15の1回のプレイ時間が長引くことを防止することができ、写真プリント提供装置の稼動回転率(顧客回転率)の低下を防ぐことができる。
また、CPU151aは、落書き入力処理および/または入力補助処理において、ユーザ15の所定の操作(落書き入力画像で「おしまい」ボタン227をタッチおよび/または落書き画像入力補助画像で「決定」ボタン281をタッチ)に応じて落書き入力処理および/または入力補助処理を終了する。このようにすることで、ユーザ15は、所定の操作を行なうことで、それに応じて落書き入力処理および/または入力補助処理を終了させることができる。具体的には、ユーザ15は、落書き入力処理において所定の操作を行なうことで落書き入力処理を終了させることができ、入力補助処理において所定の操作を行なうことで入力補助処理を終了させることができる。これにより、落書き入力処理や入力補助処理の時間が短縮し、ユーザ15の1回のプレイ時間を短縮することができるので、写真プリント提供装置の稼動回転率(顧客回転率)を向上することができる。
また、上記実施例では、ユーザ15がタブレットペン14で合成用画像選択領域284に表示された複数の合成用画像のうちいずれか1つを選択するようになっているが、これに限定されるものではなく、合成用画像を合成用画像選択領域284に表示せずに、「おすすめラクガキ」ボタン275が押されるごとに、CPU151aが複数の合成用画像の中から1つの合成用画像を任意に決定し、その決定した合成用画像を合成画像表示領域271に表示されている落書き画像に代えて入力するようにしてもよい。
以上の処理により、記憶された合成用画像が完成された合成用画像であると、ユーザ15が落書き入力処理において、例えば時間制限や遊戯に不慣れ等の理由で思い通りに落書き画像を入力することができなくても、入力補助処理において撮影画像に対して合成用画像が入力されるため、合成画像の完成度を高めることができる。すなわち、印刷される合成画像の質を高めることができ、ユーザ15に質の高い合成画像を提供することができる。
また、ユーザ15が第1および第2の合成画像のうち印刷する合成画像を決定するための決定操作手段の決定に応じた合成画像および/または上記撮影画像を印刷する。したがって、例えば、ユーザ15が落書き入力処理において自分で入力した落書き画像を含む第1の合成画像よりも既定の合成用画像を含む第2の合成画像を得たいと判断した場合、決定操作手段で第2の合成画像を印刷すると決定することで第2の合成画像を得ることができる。一方、既定の合成用画像を含む第2の合成画像よりも落書き入力処理において自分で入力した落書き画像を含む第1の合成画像を得たいと判断した場合、上記決定操作手段で第1の合成画像を印刷すると決定することで第1の合成画像を得ることができる。
すなわち、ユーザ15は、第1の合成画像を印刷するか、あるいは第2の合成画像を印刷するかを選択することができる。これにより、より完成度が高い合成画像を得ることができるため、ユーザ15は、落書き入力処理において思い通りに落書き画像を入力することができなくても、遊戯を楽しむことができる。
つぎに、図14〜図20を参照して、本発明の第2の実施例について説明する。
本実施例の写真プリント提供装置は、所定の制限時間内に、ユーザ15が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップとしての落書き入力処理(S45)を制御する制御手段(編集側コンピュータ装置151のCPU151a)と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷手段(プリンタ12)とを備える。
上記編集側コンピュータ装置151のCPU151aは、上記落書き入力処理(S45)前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する落書き補助ステップとしての入力補助処理(S44)を制御し、上記落書き入力処理(S45)では、上記入力補助処理(S44)において撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記入力補助処理(S44)において入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を、ユーザ15に対して実行させる。
上記プリンタ12は、上記落書き入力処理(S45)で入力された落書き画像および/または上記入力補助処理(S44)で入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する。
上記のような構成により、本実施例の写真プリント提供方法は、所定の制限時間内に、ユーザ15が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップとしての落書き入力処理(S45)と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップとしての印刷処理(S47)とを備える。
そして、上記落書き入力処理(S45)前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する落書き補助ステップとしての入力補助処理(S44)を有し、上記落書き入力処理(S45)では、上記入力補助処理(S44)において撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記入力補助処理(S44)において入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を、ユーザ15に対して実行させる。上記印刷処理(S47)では、上記落書き入力処理(S45)で入力された落書き画像および/または上記入力補助処理(S44)で入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する。
したがって、ユーザ15は、上記落書き入力処理(S45)前に、上記入力補助処理(S44)において上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する。そして、上記落書き入力処理(S45)において、上記入力補助処理(S44)で撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記入力補助処理(S44)において入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力することができる。
例えば、上記落書き入力処理(S45)において、上記撮影画像に対して入力された合成用画像がユーザ15によって消去されることで、上記撮影画像が印刷される。したがって、ユーザ15は、上記入力補助処理(S44)において選択して入力された合成用画像に満足できなかった場合に、上記撮影画像に対して入力した合成用画像を消去し、選択した合成用画像が入力されていない合成画像を写真プリントとして得ることができる。
また、上記落書き入力処理(S45)において、上記入力補助処理(S44)において入力された合成用画像に対して落書き画像がユーザ15によって追加で入力されることで、上記撮影画像と、上記入力補助処理(S44)において入力された合成用画像と、上記落書き入力処理(S45)において入力された落書き画像とが入力された合成画像が印刷される。したがって、ユーザ15は、上記入力補助処理(S44)において入力した合成用画像にさらに落書き画像を入力したい場合に、上記落書き入力処理(S45)において上記落書き画像を追加で入力し、それらが入力された合成画像を写真プリントとして得ることができる。これにより、ユーザ15は、上記落書き入力処理(S45)において余裕を持って上記撮影画像に対して落書き画像を入力することができる。
すなわち、上記落書き画像を入力する前に、上記合成画像の完成度を高めておくことができるので、ユーザ15が上記落書き入力処理(S45)での所定の制限時間内に上記撮影画像に思い通りに落書き画像を入力することができなかったため、不完全な合成画像が印刷されてしまうという問題を未然に防ぐことができる。また、ユーザ15は、上記入力補助処理(S44)において上記撮影画像に対して入力する合成用画像を選択することができるため、予め合成画像の完成度を高めておくことができるとともに、好みの合成画像を得やすくなる。これにより、ユーザ15は、遊戯に一層面白みを持つことができるようになっている。その他の処理については上記第1の実施例と同様である。
つぎに、図15を参照して、本実施例の入力補助処理について説明する。
S43の明るさ調整処理が終了すると、CPU151aは、図17に示す落書き画像入力補助画像をタブレットディスプレイ13に表示する(S51)。タブレットディスプレイ13に落書き画像入力補助画像が表示されると、CPU151aは、残り時間が“0”になった否かを判別する(S52)。ここで、残り時間が“0”になっていると判別すると(S52で“YES”)、入力補助処理を終了し、S45の落書き入力処理(図14)に進み、残り時間が“0”になっていないと判別すると(S52で“NO”)、S53に進む。
残り時間が“0”になっていないと(S52で“NO”)、タブレットペン14で「決定」ボタン281が押されたか否かを判別する(S53)。ここで、「決定」ボタン281が押されたと判別すると(S53で“YES”)、入力補助処理を終了し、S45の落書き入力処理(図14)に進み、「決定」ボタン281が押されていないと判別すると(S53で“NO”)、S54に進む。
「決定」ボタン281が押されていないと(S53で“NO”)、CPU151aは、「ラクガキをしない」ボタン282が押されたか否かを判別する(S54)。ここで、「ラクガキをしない」ボタン282が押されたと判別すると(S54で“YES”)、S55に進み、「ラクガキをしない」ボタン282が押されていないと判別すると(S54で“NO”)、S56に進む。
「ラクガキをしない」ボタン282が押されると(S54で“YES”)、CPU151aは、合成用画像を消去する(S55)。具体的には、撮影画像に合成用画像が合成されていない状態にする。この後、S52に戻る。S55の処理で消去する合成用画像は、後述のS64で入力された合成用画像である。図17に示す「ラクガキをしない」ボタン282は、上記第1の実施例と同様の作用効果を奏するが、図17の画像が最初に表示された時点においては、ユーザ15によって、いまだ合成用画像が選択されていないので、実質的には機能しない。そのため、合成用画像がすくなくとも1つ選択されるまでは、このボタンを非表示にしておいてもよい。また、「ラクガキをしない」ボタン282がタブレットペン14でタッチされても、例えば有効に機能しないようにして、「ラクガキをしない」ボタン282を選択できないようにしてもよい。ここで、図示の「おすすめラクガキ」ボタン275は、上記第1の実施例と同様の作用効果を奏し、タブレットペン14でタッチされることで合成用画像を選択できるようになっている。
「ラクガキをしない」ボタン282が押されていないと(S54で“NO”)、CPU151aは、図17に示す「これでプリントする」ボタン291が押されたか否かを判別する(S56)。ここで、「これでプリントする」ボタン291が押されたと判別すると(S56で“YES”)、S57に進み、「これでプリントする」ボタン291が押されていないと判別すると(S56で“NO”)、S59に進む。
「これでプリントする」ボタン291が押されると(S56で“YES”)、CPU151aは、図19に示すように、落書き画像入力補助画像に印刷確認領域293を表示し(S57)、S58に進む。
図19に示すように、印刷確認領域293には、「ほんとうにプリントしていいですか?」と表示され、「はい」ボタン295と、「いいえ」ボタン297とが表示されている。ここで、ユーザ15は、タブレットペン14で「はい」ボタン295をタッチすると、以降の落書き入力処理(図14のS45)で落書き画像入力を行なうことなく、レイアウトの選択を行なうことができるようになっている。一方、「いいえ」ボタン297をタッチすると、引き続き合成用画像を選択することができるようになっている。
図15に示すように、印刷確認領域293を表示すると(S57)、CPU151aは、「はい」ボタン295が押されたか否かを判別する(S58)。ここで、「はい」ボタン295が押されたと判別すると(S58で“YES”)、入力補助処理を終了し、S46のレイアウト選択処理(図14)に進み、「はい」ボタン295が押されていない(「いいえ」ボタン297が押された)と判別すると(S58で“NO”)、S52に戻る。
このようにすることで、ユーザ15は、この時点で合成画像に満足し、後で合成用画像を入力することを必要としない場合に、すぐにつぎのレイアウト選択処理(図14)を行なうことができる。したがって、ユーザ15は、落書き画像入力時間を短縮することができるため、短時間で完成された写真プリントを得ることができる。また、合成用画像の入力に慣れていないユーザ15にとっては便利であり、ユーザ15の1回のプレイ時間を短縮することができるので、本装置の稼動回転率(顧客回転率)を向上することもできる。
上述のように、「これでプリントする」ボタン291が押されていないと(S56で“NO”)、CPU151aは、「おすすめラクガキ」ボタン275が押されたか否かを判別する(S59)。ここで、「おすすめラクガキ」ボタン275が押されたと判別すると(S59で“YES”)、S60に進み、「おすすめラクガキ」ボタン275が押されていないと判別すると(S59で“NO”)、S52に戻る。
「おすすめラクガキ」ボタン275が押されると(S59で“YES”)、図18に示すように、落書き画像入力補助画像に合成用画像選択領域284を表示し(S60)、図16のS61に進む。このように、合成用画像選択領域284を表示することでユーザ15に合成用画像の選択を促している。
合成用画像選択領域284を表示すると(S60)、図16に示すように、CPU151aは、「もどる」ボタン283が押されたか否かを判別する(S61)。ここで、「もどる」ボタン283が押されたと判別すると(S61で“YES”)、S62に進み、「もどる」ボタン283が押されていないと判別すると(S61で“NO”)、S63に進む。
「もどる」ボタン283が押されると(S61で“YES”)、合成用画像選択領域284を消去し(S62)、S52に戻る。「もどる」ボタン283が押されていないと(S61で“NO”)、CPU151aは、合成用画像選択領域284に表示された合成用画像が選択されたか否かを判別する(S63)。ここで、ユーザ15により合成用画像が選択されると(S63で“YES”)、S64に進み、合成用画像が選択されていないと(S63で“NO”)、S61に戻る。
ユーザ15により合成用画像が選択されると(S63で“YES”)、CPU151aは、合成画像を入れ替え(S64)、S61に戻る。具体的には、ここで、撮影画像に合成用画像がいまだ合成されていない場合は、撮影画像に選択された合成用画像を入力(合成)し、撮影画像に合成用画像がすでに合成されている場合は、その合成用画像と選択した合成画像とを入れ替える。
上記のように、CPU151aは、入力補助処理を落書き入力処理の前に行ない、ユーザ15が落書き入力処理において撮影画像に落書き画像を入力する前に、入力補助処理合成用画像において撮影画像に合成用画像を入力する。すなわち、落書き画像を入力する前に、合成画像の完成度を高めておくことができるので、ユーザ15が、撮影画像に思い通りに落書き画像を入力することができず、不完全な合成画像が印刷されてしまうという問題を未然に防ぐことができる。
また、CPU151aは、入力補助処理において、複数の合成用画像の中から撮影画像に対して入力する合成用画像をユーザ15に選択入力させるように制御する。このようにすることで、ユーザ15は、入力補助処理において撮影画像に対して入力する合成用画像を選択入力することができるため、予め合成画像の完成度を高めておくことができるとともに、好みの合成画像を得やすくなる。これにより、ユーザ15は、遊戯に一層面白みを持つことができる。
なお、上記S51(図15)において、図17に示す落書き画像入力補助画像に代えて、図20に示す落書き画像入力補助画像を表示してもよい。すなわち、落書き画像入力補助画像内で同時に明るさ調整を行なうことができるようにしてもよい。
具体的には、図20に示す落書き画像入力補助画像の選択領域277には、合成画像表示領域271に表示される撮影画像の明るさの調整を行なうことができる「くっきり」ボタン301、「美白」ボタン303、「つやつやマジック」ボタン305が表示されている。ユーザ15は、タブレットペン14でこれらのボタンをタッチすることで、タッチしたボタンに応じて合成画像表示領域271に表示される撮影画像の明るさを調整することができる。
すなわち、CPU151aは、入力補助処理において、ユーザ15の操作に応じて撮影画像の明るさを調整する。このようにすることで、ユーザ15は、入力補助処理において合成用画像の選択を行なうことができるとともに、撮影画像の明るさを調整することができる。すなわち、ユーザ15は、明るさの調整と合成用画像の選択を同じ処理(入力補助処理)で行なうことができ、撮影画像の明るさを調整しながら、合成用画像を選択することができる。これにより、ユーザ15は、第2の合成画像の完成度を高めることができ、より一層満足のいく写真プリントを得やすくなる。
また、一つの画像で複数の処理を行なうことができるため、ユーザ15は操作を容易に行なうことができる。これにより、ユーザ15は、素早く第2の合成画像の完成度を高めることができ、編集プレイ時間を短縮することができるため、短時間で完成された写真プリントを得ることができる。また、ユーザ15の1回のプレイ時間を短縮することができるので、本装置の稼動回転率(顧客回転率)を向上することもできる。
また、S44の入力補助処理(図14)は、落書き入力処理の前に実行されることから、この入力補助処理を、例えば撮影側コンピュータ装置101の制御処理(図5)のS4の写真選択処理後に行なうようにしてもよい。このようにすることにより、他の操作に比べて操作時間が比較的長くなりがちな合成用画像の選択や入力を撮影側と編集側に分散でき、撮影側と編集側それぞれのプレイ時間を均等に保つことが可能となる。また、撮影が終了したユーザ15が先のユーザ15の編集プレイが終了するまで撮影ブース4で待機する時間を短縮することができる。
また、この場合、選択した合成用画像を撮影側コンピュータ装置101から編集側コンピュータ装置151に送信するようにしてもよいが、予め両方のコンピュータ装置の記憶装置101b,151bに合成画像を格納しておいて、選択した合成画像を特定する合成画像識別情報を撮影側コンピュータ装置101から編集側のコンピュータ装置151へ送信することで、編集側のコンピュータ装置151がその合成画像識別情報と対応する合成画像を読み出せるようにしてもよい。このようにすることにより、撮影側から編集側へのデータ量やデータの転送時間が削減でき、プレイ時間が長くなることを防ぐことができる。
以上のように、落書き入力処理(図14のS45)の前に入力補助処理(図14のS44)が行なわれるようにすることで、ユーザ15は、合成用画像の入力の前に予め用意された複数の合成用画像の中から好みの合成用画像を選択し、合成画像の完成度を予め高めておくことができる。これにより、ユーザ15の落書き画像入力中に操作時間がなくなって、不完全な画像が印刷されてしまうという問題を未然に防ぎやすくなり、提供する写真プリントの質を高めることができ、満足することができる。
つぎに、図21〜図36を参照して、本発明の第3の実施例について説明する。
本実施例の写真プリント提供装置では、撮影側コンピュータ装置101のCPU101aは、複数の撮影画像から落書き対象画像をユーザ15に選択させる画像選択ステップとしての写真選択処理(S74)を制御し、上記写真選択処理(S74)で選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行するようになっている。
上記のような構成により、図21に示すように、本実施例の写真プリント提供方法は、複数の撮影画像から落書き対象画像をユーザ15に選択させる画像選択ステップとしての写真選択処理(S74)を備える。そして、上記写真選択処理で選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する。
ユーザ15は、上記写真選択処理でユーザ15に選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する。したがって、ユーザ15は、上記写真選択処理で選択した撮影画像に対して思い通りに落書き画像を入力することができなくても、選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができるようになっている。
すなわち、ユーザ15が落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像が印刷対象として用意されることになるため、ユーザ15は、自分で入力した落書き画像に満足できなくても、選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができるため、安心して遊戯を行なうことができる。
上記各実施例では、複数回撮影した撮影画像の中からユーザ15が選択した所定の枚数の撮影画像に対して、落書き画像入力前または落書き画像入力後に、予め用意された合成用画像を入力し、全体としてシールの完成度を高めるものであるが、本実施例では、「入力補助処理」が「落書き入力処理」の前に行なわれ、複数回撮影した撮影画像の中からユーザ15が落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して合成用画像が自動的に入力されるようになっている。その他の処理については上記第1の実施例と同様である。
つぎに、図21を参照して、本実施例の撮影側コンピュータ装置101の制御処理について説明する。
上記各実施例と同様に、電源の投入により撮影側コンピュータ装置101のプログラムが起動されると、撮影側コンピュータ装置101のCPU101aは、撮影側コンピュータ装置101に接続されている各種機器が正常に動作可能か否かをチェックする。正常に動作可能であれば、CPU101aは、本装置の名称、特長、遊び方等の情報を表したタイトル画像を操作ディスプレイ111に表示するタイトルデモ処理を行なう(S71)。ついで、ユーザ15によってコイン投入口26に対価が投入されると、CPU101aは、対価受領処理を行ない(S72)、撮影処理を行なう(S73)。
つぎに、撮影処理(S73)を終了すると、CPU101aは、後で図22を参照して説明する写真選択処理を行なう(S74)。ついで、CPU101aは、写真データ転送処理を行ない(S75)、S71に戻る。
つぎに、図22を参照して、写真選択処理について説明する。
まず、CPU101aは、図24に示す写真選択画像を操作ディスプレイ111に表示する(S81)。
図24に示すように、写真選択画像には、写真選択領域313、残り時間表示領域279と、「決定」ボタン281と、キャラクタAが表示された「キャラクタA」ボタン306、キャラクタBが表示された「キャラクタB」ボタン307、キャラクタCが表示された「キャラクタC」ボタン308、キャラクタDが表示された「キャラクタD」ボタン309、キャラクタEが表示された「キャラクタE」ボタン310、キャラクタFが表示された「キャラクタF」ボタン311等が表示されている。
上記写真選択領域313には、カメラ21で撮影された画像が全て表示される。このうちユーザ15が自分で落書き画像を入力したい撮影画像を所定枚数(例えば、4枚)以内選択する。その残りの撮影画像に対しては、撮影画像の色調調整や落書き画像入力が自動で行なわれるようになっている。さらに、この色調調整や落書き画像入力が自動で行なわれる際には、所定のキャラクタが所定のパターンで落書きを行なっているような演出が行なわれる。
ここで、本実施例において、上記演出は、CPU151a等の制御手段が操作ディスプレイ111等の表示手段の表示を制御することである。具体的には、CPU151aは、操作ディスプレイ111においてキャラクタが合成用画像を描いていくような表示が行なわれるように操作ディスプレイ111を制御する。これにより、ユーザ15にとって、選択したキャラクタが撮影画像に落書きをしているように見え、遊戯を盛り上げることができる。
上記所定のキャラクタとしては、ユーザ15がタブレットペン14で、「キャラクタA」ボタン306、「キャラクタB」ボタン307、「キャラクタC」ボタン308、「キャラクタD」ボタン309、「キャラクタE」ボタン310、「キャラクタF」311のいずれかのボタンをタッチすることで、そのボタンに対応するキャラクタが選択されるようになっている。上記所定のパターンは、上記キャラクタの選択に基いて決定される演出である。
なお、本実施例において、上記各キャラクタに性格を備え、それらの性格ごとに、画像入力する趣向が異なるようにしてもよい。例えば、「みつばち」をイメージするキャラクタの場合、花柄をイメージする合成用画像が選択され、「さかな」をイメージするキャラクタの場合、水中をイメージする合成用画像が選択されるようにしてもよい。また、これらの中から選択されたキャラクタに対応する演出が選択されるようにしてもよい。具体的には、例えばCPU101a等の制御手段が、複数の合成用画像の中から選択されたキャラクタに対応する合成用画像を決定し、決定した合成用画像に対応する演出を複数の演出の中から決定するようにしてもよい。
図22に示すように、写真選択画像(図24)が表示されると(S81)、CPU101aは、ユーザ15によって「決定」ボタン281が押されたか、または残り時間が“0”になったか否かを判別する(S82)。ここで、「決定」ボタン281が押されたか、または残り時間が“0”になったと判別すると(S82で“YES”)、S83に進み、「決定」ボタン281が押されていないと判別すると(S82で“NO”)、このまま待機する。すなわち、このS82では、ユーザ15によって「決定」ボタン281が押されるか、残り時間が“0”になることで次の処理に進むようになっている。例えば、ユーザ15によって「決定」ボタン281が押されなくても残り時間が“0”になることで次の処理に進むようになっている。一方、残り時間が“0”になっていなくてもユーザ15によって「決定」ボタン281が押されることでも次の処理に進む。
「決定」ボタン281が押されると(S82で“YES”)、CPU101aは、キャラクタが選択されたか否かを判別する(S83)。ここで、キャラクタ選択されたと判別すると(S83で“YES”)、S84に進み、キャラクタが選択されていないと判別すると(S83で“NO”)、S86に進む。
キャラクタが選択されると(S83で“YES”)、CPU101aは、その選択されたキャラクタに関する情報をキャラクタに関する情報データとして撮影側コンピュータ装置101の記憶装置101bに格納する(S84)。そして、選択された撮影画像を撮影画像データとして撮影側コンピュータ装置101の記憶装置101bに格納し(S85)、S75の写真データ転送処理(図21)に進む。
ここで、上記キャラクタに関する情報データは、ユーザ15が選択したキャラクタを示す情報データである。例えば、ユーザ15が「キャラクタA」を選択した場合、上記キャラクタに関する情報データは、「キャラクタA」を示す情報データである。
上述のように、キャラクタが選択されていないと(S83で“NO”)、CPU101aは、選択された撮影画像を撮影画像データとして撮影側コンピュータ装置101の記憶装置101bに格納し(S86)、S75の写真データ転送処理(図21)に進む。
このS75の写真データ転送処理では、S84で記憶装置101bに格納したキャラクタに関する情報データや、S85,S86で記憶装置101bに格納した撮影画像データ等を転送する。また、この写真データ転送処理では、前述と同様に、お絵描きブース53が空いたことを示すデモ画面中(待機中)になるまで上記の各データの転送を行わないようにしている。
なお、図22では、残り時間を監視する処理を示していないが、CPU101aは、残り時間を監視し、残り時間が“0”となった時点で、写真選択処理を終了し、次の写真データ転送処理(図21のS75)に進むようになっている。すなわち、写真選択処理は、所定の時間が経過するか、「決定」ボタン281が選択されることで終了するようになっている。図示していないが、残り時間が“0”となった時点で、ユーザ15によって編集プレイで用いる撮影画像が選択されていない場合は、CPU101aは、複数の撮影画像の中から編集プレイで用いる撮影画像を自動的に決定し、その決定した撮影画像を記憶装置101bに格納するようになっている。
つぎに、図23を参照して、編集側コンピュータ装置151のCPU151aの制御処理について説明する。
上記第1の実施例の撮影側コンピュータ装置101と同様に、編集側コンピュータ装置151のプログラムが起動されると、CPU151aは、編集側コンピュータ装置151に接続されている各種機器が正常に動作可能か否かをチェックする。正常に動作可能であれば、CPU151aは、タブレットディスプレイ13にユーザ15に利用を待機させるための待機画像を表示し(S91)、撮影側コンピュータ装置101から送信された撮影画像データやS84で記憶装置101bに格納したキャラクタに関する情報データ等の準備が完了したか否かを判別する(S92)。ここで、撮影画像データやキャラクタに関する情報データ等の準備が完了していると判別すると(S92で“YES”)、S93に進み、撮影画像データやキャラクタに関する情報データ等の準備が完了していないと判別すると(S92で“NO”)、S91に戻る。すなわち、撮影画像データやキャラクタに関する情報データの準備が完了するまで待機画像を表示する。
撮影画像データ等(キャラクタに関する情報データを含む)の準備が完了すると(S92で“YES”)と、CPU151aは、合成用画像・演出決定処理を行なう(S93)。
この合成用画像・演出決定処理(S93)では、図25に示す合成用画像・演出抽選テーブルを参照し、ユーザ15に落書き対象として選択されなかった撮影画像の合成用画像と演出を決定する。すなわち、予めキャラクタごとに対応した合成用画像を複数用意し、ユーザ15が落書き対象として選択しなかった残りの撮影画像に対して、上記キャラクタに関する情報データに基いて複数の合成用画像の中から1つの合成用画像を乱数抽選でランダムに決定するとともに、その合成用画像に対応する演出を決定する。
より詳しく説明すると、図25に示すように、「キャラクタA」〜「キャラクタF」には、それぞれ“0”〜“255”の乱数範囲、複数の合成用画像、および複数の演出が割り当てられている。本実施例では、合成用画像は「合成用画像1」〜「合成用画像48」までの48種類設けられ、それらに対応して、演出は「演出1」〜「演出48」までの48種類設けられている。
各キャラクタに属する合成用画像群と演出群は、それぞれの属するキャラクタに関する内容になっている。すなわち、ユーザ15は、好みのキャラクタを選択することで、落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して、そのキャラクタに関する合成用画像を入力することができる。
ユーザ15が「キャラクタA」を選択した場合には、CPU101aは、“0”〜“255”の範囲から乱数値を抽出し、「キャラクタA」に割り当てられた“0”〜“255”の乱数範囲の中から抽出した乱数値の属する合成用画像と演出を選択する。ここで、抽出した乱数値が“7”であるときは、合成用画像が「合成画像1」に決定され、演出が「演出1」に決定される。
この合成用画像および演出の決定は、落書き対象として選択されていない撮影画像の全てに行なわれるようになっている。ここで、決定される合成用画像と演出は、ユーザ15が選択したキャラクタに属する合成用画像群および演出群の中から決定される。例えば、「キャラクタA」が選択された場合において、撮影画像が“1”枚しか選択されなかったときは、残り“5”枚の撮影画像の合成用画像および演出は、それぞれ「キャラクタA」に属する合成用画像群および演出群の中から乱数抽選により決定される。
上記のように合成用画像と演出が決定されると、CPU151aは、決定した合成用画像と演出を撮影側コンピュータ装置151の記憶装置151bに格納する。
また、上記合成用画像・演出決定処理(S93)では、ユーザ15によってキャラクタが選択されていないと、CPU101aは、図26に示す合成用画像抽選テーブルを参照し、乱数抽選によって、ユーザ15が落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して入力する合成用画像を決定する。すなわち、CPU101aは、ユーザ15が選択しなかった残りの撮影画像に対して、複数の合成用画像の中から1つの合成用画像をランダムに決定する。
具体的には、図26に示すように、「合成用画像1」〜「合成用画像8」には、それぞれ“0”〜“255”の乱数範囲が割り当てられている。CPU101aは、“0”〜“255”の範囲から乱数値を抽出し、“0”〜“255”の乱数範囲の中から抽出した乱数値の属する合成用画像を選択する。例えば、抽出した乱数値が“7”であるときは、合成用画像が「合成画像1」に決定される。この合成用画像の決定は、選択されていない撮影画像の全てに行なわれるようになっている。例えば、落書き対象としての撮影画像が“1”枚しか選択されなかった場合には、残りの“5”枚の撮影画像の合成用画像が乱数抽選により決定される。すなわち、キャラクタによる演出を伴わない場合は、複数の合成用画像から自動的に合成用画像が選ばれるようになっている。
このように、CPU101aは、記憶装置101bに記憶された複数の合成用画像の中から合成用画像を自動的に選択する選択手段としての機能を果たす。また、制御手段としての機能も果たすCPU101aは、入力補助処理において、ユーザ15によって選択されなかった撮影画像に対して選択手段で選択された合成用画像を入力する。このようにすることで、ユーザ15は、落書き対象として選択しなかった撮影画像に対してどのような合成用画像が入力されるかを楽しみにすることができる。
なお、上述のようにユーザ15によってキャラクタが選択されていない場合(S83で“NO”)、CPU101aが自動的にキャラクタを選択するようにしてもよい。すなわち、CPU101aは、複数の演出の中からユーザ15が落書き対象として選択しなかった撮影画像に対応する演出を決定するようにしてもよい。
上記のように合成用画像が決定されると、CPU151aは、決定した合成用画像を撮影側コンピュータ装置151の記憶装置151bに格納する。
なお、本実施例では、CPU101aは、写真選択処理(S74)で選択されなかった撮影画像に対して入力する合成用画像を選択するようになっているが、これに限定されるものではなく、ユーザ15が、写真選択処理(S74)において落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して入力する合成用画像を複数の合成用画像の中から選択できるようにしてもよい。
合成用画像・演出決定処理(S93)を終了すると、CPU151aは、明るさ調整処理を行なう(S94)。
この明るさ調整処理では、図27に示す明るさ調整画像が表示される。ユーザ15が落書き対象として自ら選択した撮影画像に対しては、ユーザ15が自ら撮影画像の明るさ調整し、ユーザ15が選択していない撮影画像に対しては、特定のキャラクタがその撮影画像の明るさを調整するようになっている。この特定のキャラクタによる明るさ調整処理は、特定のキャラクタが撮影画像の明るさを調整しているような演出(明るさ調整演出)が行なわれる。
本実施例では、上記特定のキャラクタは、ユーザ15が写真選択画像(図24)で選択したキャラクタである。具体的には、上記キャラクタに関する情報データに対応するキャラクタである。
ユーザ15がキャラクタを選択していない場合は、予め定められたキャラクタによる「明るさ調整演出」が行なわれる。なお、ユーザ15がキャラクタを選択していない場合は、上記特定のキャラクタは、上記複数のキャラクタの中から乱数抽選により決定されるようにしてもよい。
上記明るさ調整画像(図27)は、撮影画像とともに、「くっきり」ボタン301、「美白」ボタン303、「つやつやマジック」ボタン305が表示された4つの明るさ調整領域299と、残り時間表示領域279と、「決定」ボタン281と、キャラクタが撮影画像の明るさを変える演出を行なう明るさ調整演出領域315とで構成されている。
明るさ調整領域299には、ユーザ15が写真選択画像(図24)で選択した撮影画像が表示されている。この撮影画像選択領域277内の「くっきり」ボタン301、「美白」ボタン303、「つやつやマジック」ボタン305のいずれかを選択することで、それらのボタンに応じて同じ明るさ調整領域299の撮影画像の明るさを調整することができる。
明るさ調整演出領域315では、ユーザ15が落書き対象として選択していない撮影画像が表示され、その撮影画像に対して、上記特定のキャラクタによる明るさ調整演出が行なわれるとともに、画像の明るさの調整が行なわれる。
すなわち、CPU151aは、ユーザ15に落書き対象として選択されなかった撮影画像に対して明るさを調節する明るさ調整処理を制御する。このようにすることで、撮影画像の明るさが調節され、その撮影画像を含む合成画像の質をさらに高めることができる。
また、上記演出手段(タブレットディスプレイ13およびCPU151a)は、CPU151aが明るさ調整処理においてユーザ15に落書き対象として選択されなかった撮影画像に対して明るさを調節する際に、当該明るさを調節する演出を行なう。このようにすることで、撮影画像に対して明るさが調節される際に、当該明るさを調節する演出を行なうことができるため、ユーザ15の遊戯を盛り上げることができる。
この場合、CPU151aは、ユーザ15が選択したキャラクタが撮影画像の明るさを調整しているようなアニメーション表示を行なうようにタブレットディスプレイ13の表示を制御して演出を行なう。
明るさ調整処理(S94)は、所定の時間が経過するか、「決定」ボタン281が選択されることで終了するようになっている。
図23に示すように、明るさ調整処理(S94)が終了すると、CPU151aは、落書き入力処理を行なう(S95)。この落書き入力処理では、図28に示す落書き入力画像が表示される。
図28に示すように、本実施例の落書き入力画像は、その左側の領域に6つの撮影画像表示領域201が上下方向に撮影画像を一覧できるように表示されている。そのうち4つの撮影画像表示領域201には、ユーザ15の落書き対象となる撮影画像が表示され、残りの2つの撮影画像表示領域201には、ユーザ15が落書き対象として選択していない撮影画像が表示されている。
ユーザ15が落書き対象として選択していない撮影画像が表示された撮影画像表示領域201には、「らくがき中!」と表示され、ユーザ15によって選択されたキャラクタが、ユーザ15によって選択されなかった撮影画像に対して落書きを行なっている演出が行なわれている。この演出は、ユーザ15によって選択されたキャラクタが合成用画像を描いているような演出である。具体的には、ユーザ15に落書き対象として選択されなかった撮影画像に対して、演出によって動作表示されるキャラクタの動きに応じて合成用画像が一部分ずつに入力されるようになっている。
すなわち、本装置は、CPU151aが撮影画像に対して入力補助処理において選択した合成用画像を入力する際に、当該合成用画像に対応する演出を行なう演出手段を備えている。このようにすることで、合成用画像が入力される際に、当該合成用画像に対応する演出を行なうことができるため、ユーザ15の遊戯を盛り上げることができる。
上記演出手段は、演出表示手段としてのタブレットディスプレイ13および演出表示手段を制御するCPU151aとで構成される。具体的には、CPU151aは、決定した合成用画像をユーザ15が選択したキャラクタが描いているようなアニメーション表示を行なうようにタブレットディスプレイ13の表示を制御して演出を行なう。なお、演出に応じて音を出力する音出力手段(例えば編集側スピーカ16)から演出に関する音を出力するようにし、音による演出を行なうようにしてもよい。
なお、ユーザ15が選択したキャラクタが、ユーザ15が合成用画像を入力している落書き画像入力領域203にユーザ15が意図しないいたずら書きをするような演出が行なわれるようにしてもよい。具体的には、例えば、ユーザ15によってキャラクタが選択されると、その選択されたキャラクタに基いて演出や合成用画像を決定する。そして、ユーザ15が合成用画像を入力している落書き画像入力領域203に、ユーザ15が選択したキャラクタが決定した合成用画像を入力するような演出を行なうようにしてもよい。
落書き入力処理(S95)が終了すると、CPU151aは、印刷画像選択処理を行なう(S96)。印刷画像選択処理では、図29に示す印刷画像選択画像をタブレットディスプレイ13に表示する。
図29に示すように、印刷画像選択画像では、上記第1の合成画像と、第2の合成画像を表示し、これらの中から最終的に、印刷対象となる合成画像をユーザ15に所定枚数(たとえば4枚)選択させるようになっている。
すなわち、タブレットディスプレイ13は、上記のように、合成手段(CPU151a)で生成された合成画像を表示する。このようにすることで、ユーザ15は、印刷する合成画像を確認することができるため、第1または第2の合成画像のうちいずれを印刷するかを判断することができる。これにより、より完成度の高い合成画像を得ることができる。例えば、ユーザ15が選択した撮影画像に満足に落書き画像の入力ができなかった場合に、第2の合成画像の方が完成度が高いと判断したときに、その第2の合成画像を選ぶことができる。
また、上記印刷画像選択画像は、第1の合成画像や第2の合成画像等を表示する印刷画像表示領域321と、残り時間表示領域279と、「決定」ボタン281とで構成されている。印刷画像表示領域321の左側と中央には、第1の合成画像が表示され、印刷画像表示領域321の右側には、第2の合成画像が表示されている。
第2の合成画像の右側には、それぞれ「キャラクターにおまかせ」と表示されている。上記のように、「キャラクターにおまかせ」と表示することで、ユーザ15は、キャラクタの落書きによって完成した合成画像であることを報知することができる。
また、乱数抽選によって選択された合成用画像は、合成用画像として完成しているため、その合成用画像と合成された撮影画像は、必然的に合成画像として完成度が高いものとなる。ユーザ15は、この合成画像を印刷対象とするか否かを選択することができるようになっているため、全体としてシールの完成度が高まり、満足するシールを得ることができる。また、最終段階で上記のような選択ができるため、よりユーザ15の趣向に合った写真プリント(シール)をユーザ15に提供することができる。
印刷画像選択処理(S96)が終了すると、CPU151aは、レイアウト選択処理を行なう(S97)。このレイアウト選択処理では、上述のレイアウト選択処理に加えて、ユーザ15が上記写真選択処理(S74)で選択しなかった撮影画像と当該撮影画像に対して入力された合成用画像との合成画像,ユーザ15が上記写真選択処理(S74)で選択した撮影画像と当該撮影画像に対して入力された落書き画像との合成画像のうち印刷する合成画像をタブレットペン14で選択することができるようになっている。
レイアウト選択処理(S97)が終了すると、CPU151aは、印刷処理を行ない(S98)、シール排出処理を行なう(S99)。
すなわち、本実施例の写真プリント提供方法は、上記写真選択処理(S74)で選択しなかった撮影画像と当該撮影画像に対して入力された合成用画像との合成画像,ユーザ15が上記写真選択処理(S74)で選択した撮影画像と当該撮影画像に対して入力された落書き画像との合成画像のうち印刷する合成画像をユーザ15に選択させる印刷画像選択処理(S97のレイアウト選択処理)も備える。
これにより、ユーザ15は、上記写真選択処理でユーザ15に選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する。したがって、ユーザ15は、上記写真選択処理で選択した撮影画像に対して思い通りに落書き画像を入力することができなくても、落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができるようになっている。
上記各実施例は、図30、図31に示すように適宜組み合わされて行なわれてもよい。この場合の具体例を以下に説明する。
本実施例の写真プリント提供装置は、所定の制限時間内に、ユーザ15が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップとしての落書き入力処理(S115)を制御する制御手段(編集側コンピュータ装置151のCPU151a)と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷手段(プリンタ12)とを備える。
上記編集側コンピュータ装置151のCPU151aは、上記落書き入力処理(S115)前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する第1の落書き補助ステップとしての入力補助処理(S114)と、上記入力補助処理(S114)後に、上記落書き入力処理(S115)で撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、ユーザ15に対して実行させる第2の落書き補助ステップとしての入力補助処理(S116)とを制御する。そして、上記落書き入力処理(S115)では、上記入力補助処理(S114)において撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記入力補助処理(S114)において入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を、ユーザ15に対して実行させる。
上記プリンタ12は、上記落書き入力処理(S115),入力補助処理(S114),入力補助処理(S116)の少なくともいずれかで入力された合成用画像および/または落書き画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する。
撮影側コンピュータ装置101のCPU101aは、複数の撮影画像から落書き対象画像をユーザ15に選択させる画像選択ステップとしての写真選択処理(S104)を制御し、上記写真選択処理(S104)で選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行するようになっている。
つぎに、図30を参照して、本実施例の撮影側コンピュータ装置101の制御処理について説明する。
上記のような構成により、本実施例の写真プリント提供方法は、複数の撮影画像から落書き対象画像をユーザ15に選択させる画像選択ステップとしての写真選択処理(S104)を備える。そして、上記写真選択処理で選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行することで、上述の実施例3と同様の作用効果を奏する。
さらに、図31に示すように、所定の制限時間内に、ユーザ15が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップとしての落書き入力処理(S115)と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップとしての印刷処理(S119)とを備え、上記落書き入力処理(S115)前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する第1の落書き補助ステップとしての入力補助処理(S114)と、上記落書き入力処理後に、上記落書き入力処理で撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、ユーザ15に対して実行させる第2の落書き補助ステップとしての入力補助処理(S116)とを有する。
上記落書き入力処理では、上記入力補助処理(S114)において撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記入力補助処理(S114)において入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を、ユーザ15に対して実行させる。上記印刷処理(S119)では、上記落書き入力処理(S115),入力補助処理(S114),入力補助処理(S116)の少なくともいずれかで入力された合成用画像および/または落書き画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する。
すなわち、上記入力補助処理(S114)では、上記落書き入力処理(S115)前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する。上記入力補助処理(S116)では、上記入力補助処理(S114)後に、上記入力補助処理(S114)で撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、ユーザ15に対して実行させる。上記落書き入力処理(S115)では、上記入力補助処理(S114)において撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記入力補助処理(S114)において入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を、ユーザ15に対して実行させる。上記印刷処理(S119)では、上記落書き入力処理(S115),入力補助処理(S114),入力補助処理(S116)の少なくともいずれかで入力された合成用画像および/または落書き画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する。
したがって、ユーザ15は、まず、上記入力補助処理(S114)において、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する。そして、上記落書き入力処理(S115)において、上記入力補助処理(S114)において撮影画像に対して入力された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記入力補助処理(S114)において入力された合成用画像に対して落書き画像を追加で入力する入力処理を実行する。その後、上記入力補助処理(S116)において、上記落書き入力処理(S115)で撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する。
例えば、ユーザ15は、上記入力補助処理(S114)において入力した合成用画像に満足できなかった場合には、上記落書き入力処理(S115)において、上記撮影画像に対して入力した合成用画像を消去することができる。さらに、その後、やっぱり合成用画像を入力したいと判断した場合に、上記入力補助処理(S116)において、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力することができる。これにより、上記撮影画像と、上記入力補助処理(S116)で入力された合成用画像との合成画像を写真プリントとして得ることができる。
また、ユーザ15は、上記入力補助処理(S114)において入力した合成用画像にさらに落書き画像を入力したい場合に、上記落書き入力処理(S115)において上記落書き画像を追加で入力することができる。その後、やっぱり追加で入力した落書き画像を消去したいと判断した場合に、上記入力補助処理(S116)において、上記落書き入力処理(S115)で追加で入力した落書き画像を消去することができる。これにより、上記撮影画像を写真プリントとして得ることができる。
すなわち、上記落書き画像を入力する前に、上記合成画像の完成度を高めておくことができるので、ユーザ15が上記落書き入力処理(S115)での所定の制限時間内に上記撮影画像に思い通りに落書き画像を入力することができなかったため、不完全な合成画像が印刷されてしまうという問題を未然に防ぐことができる。また、ユーザ15は、上記入力補助処理(S114)において上記撮影画像に対して入力する合成用画像を選択することができるため、予め合成画像の完成度を高めておくことができるとともに、好みの合成画像を得やすくなる。これにより、ユーザ15は、遊戯に一層面白みを持つことができる。
また、ユーザ15は、落書き入力処理(S115)での所定の制限時間内に上記撮影画像に対してユーザ15にとって中途半端な落書き画像しか入力できなかったときや落書き画像を何も入力することができなかったとき、入力補助処理(S116)において上記撮影画像に対して上記撮影画像にユーザ15が選択した合成用画像を入力することができ、上記撮影画像にユーザ15が選択した合成用画像が入力された合成画像を写真プリントとして得ることができる。
このようにすることにより、ユーザ15は、上記落書き入力処理(S115)において思い通りに落書き画像を入力することができなくても、入力補助処理(S116において、より完成度が高い合成画像を得ることができるため、安心して遊戯を楽しむことができる。
上記各実施例と同様に、電源の投入により撮影側コンピュータ装置101のプログラムが起動されると、撮影側コンピュータ装置101のCPU101aは、撮影側コンピュータ装置101に接続されている各種機器が正常に動作可能か否かをチェックする。正常に動作可能であれば、CPU101aは、本装置の名称、特長、遊び方等の情報を表したタイトル画像を操作ディスプレイに表示するタイトルデモ処理を行なう(S101)。ついで、ユーザ15によってコイン投入口26に対価が投入されると、CPU101aは、対価受領処理を行ない(S102)、撮影処理を行なう(S103)。
つぎに、撮影処理(S103)を終了すると、CPU101aは、図22に示す写真選択処理を行なう(S104)。ここで、ユーザ15が撮影した撮影画像が全て表示され、ユーザ15は、その中から合成用画像を入力する撮影画像を選択する。ついで、CPU101aは、写真データ転送処理を行ない(S105)、S101に戻る。
つぎに、図31を参照して、編集側コンピュータ装置151のCPU151aの制御処理について説明する。
上記各実施例と同様に、編集側コンピュータ装置151が起動されると、CPU151aは、編集側コンピュータ装置151に接続されている各種機器が正常に動作可能か否かをチェックする。正常に動作可能であれば、CPU151aは、タブレットディスプレイ13にユーザ15に利用を待機させるための待機画像を表示する(S111)。
ついで、撮影画像データの準備を完了したか否かを判別する(S112)。ここで、撮影画像データの準備を完了していると判別すると(S112で“YES”)、S113に進み、撮影画像データの準備を完了していないと判別すると(S112で“NO”)、撮影画像データの準備を完了するまで待機画像を表示する。
撮影画像データの準備を完了すると(S112で“YES”)、CPU151aは、明るさ調整処理を行ない(S113)、図15に示す入力補助処理を行なう(S114)。この処理で、ユーザ15は、予め画像の完成度を高めることができる。ついで、落書き入力処理を行ない(S115)、図7および図8に示す入力補助処理を行なう(S116)。
本実施例では、上記入力補助処理(S116)では、入力補助処理(S114)で撮影画像に対して入力された合成用画像を消去することができないようになっている。
入力補助処理(S116)が終了すると、CPU151aは、印刷画像選択処理を行なう(S117)。この印刷画像選択処理では、図29に示す印刷画像選択画像をタブレットディスプレイ13に表示する。そして、印刷画像選択画像(図29)において、これまでの処理で、第1の合成画像と、第2の合成画像を表示し、これらの中から最終的に、印刷対象となる合成画像をユーザ15に所定枚数(たとえば4枚)選択させる。この処理で、ユーザ15は、最後に全ての合成画像の中から最終的に印刷を行なう合成画像を選択することができるので、1つの実施例以上に写真プリントの完成度を高めることが可能となる。
ついで、CPU151aは、レイアウト選択処理を行ない(S118)、印刷処理を行なう(S119)。印刷が終了すると、CPU151aは、プリンタ12によって印刷された合成画像を写真プリントとしてプリント取出口9から排出するシール排出処理を行なう(S120)。これにより、写真プリントは、ユーザ15に提供される。
すなわち、本実施例の写真プリント提供装置は、複数の撮影画像から落書き対象画像をユーザ15に選択させる写真選択処理(図30のS104)と、所定の制限時間内に上記画像選択ステップで選択された撮影画像に対し、ユーザ15が落書き画像を入力する落書き入力処理(図31のS115)とを制御する制御手段(CPU101aとCPU151a)と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力するプリンタ12とを備える。
上記CPU151aは、上記写真選択処理(図30のS104)で選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する入力補助処理(図31のS116)を制御する。上記プリンタ12は、上記落書き入力処理(図31のS115)で入力された落書き画像および/または上記入力補助処理(図31のS116)で入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像を写真プリントとして印刷出力する。
上記のような構成により、本実施例の写真プリント提供方法は、複数の撮影画像から落書き対象画像をユーザ15に選択させる写真選択処理(図30のS104)と、所定の制限時間内に上記画像選択ステップで選択された撮影画像に対し、ユーザ15が落書き画像を入力する落書き入力処理(図31のS115)と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷処理(図31のS119)とを備え、上記写真選択処理(図30のS104)で選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する入力補助処理(図31のS116)を有する。
上記印刷処理(図31のS119)において、上記落書き入力処理(図31のS115)で入力された落書き画像および/または上記落書き入力処理(図31のS115)で入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像を写真プリントとして印刷出力する。
すなわち、上記入力補助処理(図31のS116)では、上記写真選択処理(図30のS104)で選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する。上記印刷処理(図31のS119)において、上記落書き入力処理(図31のS115)で入力された落書き画像および/または上記落書き入力処理(図31のS115)で入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像を写真プリントとして印刷出力する。
したがって、上記写真選択処理(図30のS104)でユーザ15に選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する。これにより、ユーザ15は、上記落書き入力処理(図31のS115)において、上記写真選択処理(図30のS104)で選択した撮影画像に対して思い通りに落書き画像を入力することができなくても、落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができる。
すなわち、ユーザ15が落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像が印刷対象として用意されることになるため、ユーザ15は、自分で入力した落書き画像に満足できなくても、選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができるため、安心して遊戯を行なうことができる。
上記のように、CPU151aは、落書き入力処理および入力補助処理の前に、ユーザ15が複数の撮影画像の中から所定の撮影画像(ユーザ15が落書き入力処理において落書き画像を入力する撮影画像)を選択するための写真選択処理を制御し、入力補助処理を落書き入力処理の前に行ない、入力補助処理において、写真選択処理でユーザ15に選択されなかった撮影画像に対して記憶装置151bに記憶された合成用画像を入力する。このようにすることで、入力補助処理において、写真選択処理でユーザ15に選択されなかった撮影画像に対して記憶装置151bに記憶された合成用画像が自動的に入力される。したがって、ユーザ15は、落書き入力処理において、自分で選択した所定の撮影画像に対して思い通りに落書き画像を入力することができなくても、落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して自動的に入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができる。
すなわち、自動的に入力された合成用画像と合成された合成画像が用意されているため、ユーザ15は、自分で入力した落書き画像に満足できなくても、自動的に入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができるため、安心して遊戯を行なうことができる。
上記印刷処理(図31のS119)において、上記合成画像だけではなく、上記撮影画像をのみを印刷することもできる。この場合、上記印刷処理(図31のS119)において、上記落落書き入力処理(図31のS115)で入力された落書き画像および/または上記入力補助処理(図31のS116)で入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する。
つぎに、図32を参照して、前述の「一発」ボタン217について説明する。
ユーザ15によってタブレットペン14で「一発」ボタン217が押されると、予め用意された複数(本実施例では、9種類)の合成用画像と「おすすめルーレット」ボタン331が表示される。ユーザ15は、これら9種類の合成用画像の中から1つを選択するだけで、合成用画像の入力を行なうことができる。また、「おすすめルーレット」ボタン331をタブレットペン14で押すことで、「おすすめルーレット」機能が実現し、ルーレットのような演出が行なわれ、これらの合成用画像の中から1つの合成用画像が選択される。ここで、選択された合成用画像は、落書き画像入力領域203に入力される。すなわち、予め用意された合成用画像を、ユーザ15の選択で入力することもでき、また本装置がランダムに決定し入力することができる。これにより、ユーザ15は、落書き画像入力中でも、自ら「フレーム」ボタン209、「ライン」ボタン211、「スタンプ」ボタン213、「ペン」ボタン215等を駆使して合成用画像を入力する手間を省くことが可能となり、ユーザ15の負担を軽減することができる。また、合成用画像を入力する手間を省くことで、ユーザ15の落書き画像入力の時間を節約することができ、例えば1番お気に入りの撮影画像に専念して落書き画像入力を行なうこともできる。また、ユーザ15の1回のプレイ時間を短縮することもできるので、本装置の稼動回転率(顧客回転率)を向上することもできる。
つぎに、図33〜図35を参照して、「パタパタ」スタンプについて説明する。
前述の「パタパタ」スタンプは、簡易な操作により、連続したスタンプ画像をユーザ15が楽しく入力することができるスタンプ画像である。「パタパタ」スタンプは、複数の画像(本実施例では5つの画像)で構成された落書き画像である。これらの画像も記憶装置151bに格納されている。
図33(A)は、花を表す「パタパタ」スタンプを示し、図33(B)は、爆弾を表す「パタパタ」スタンプを示す。これらの「パタパタ」スタンプは、一連の関連性のある複数の画像で構成されたスタンプ画像である。
具体的には、図33(A)に示す「パタパタ」スタンプは、(1)から(5)の順番に、草花が成長する過程を画像に表し、「種」を表す「種」画像401と、「芽生え」を表す「芽生え」画像403と、「つぼみ」を表す「つぼみ」画像405と、「花」を表す「花」画像407と、「枯れ花」を表す「枯れ花」画像409とで構成されている。
また、図33(B)に示す爆弾を表す「パタパタ」スタンプは、(1)から(5)の順番に、爆弾が爆発する過程を画像に表す「爆弾」画像411と、「点火」画像413と、「着火」画像415と、「爆発寸前」画像417と、「爆発」画像419とで構成されている。
つぎに、図34を参照して、花を表す「パタパタ」スタンプの入力例について説明する。
図34(A)は、入力例1を示し、ユーザ15が落書き画像入力領域203に花を表す「パタパタ」スタンプを入力し、落書き画像入力領域203の任意の位置を連続してタッチして「パタパタ」スタンプを入力する例を(1)から(5)の順番に示す。
この入力例では、落書き画像入力領域203に入力された「パタパタ」スタンプは、ユーザ15が落書き画像入力領域203の任意の位置をタッチするごとに、入力された位置で、「種」画像401、「芽生え」画像403と、「つぼみ」画像405、「花」画像407、「枯れ花」画像409の順番で入力されていくようになっている。なお、落書き画像入力領域203に入力された「パタパタ」スタンプは、上記のように、入力された位置で所定の順番で変化するようになっているが、これに限定されるものではなく、入力された位置以外の場所で変化するようにしてもよい。
また、ユーザ15が落書き画像入力領域203に花を表す「パタパタ」スタンプを入力し、落書き画像選択領域207に表示されている花を表す「パタパタ」スタンプを連続してタッチすることで、上記と同様に「パタパタ」スタンプが入力されるようになっている。
また、図34(B)は、入力例2を示し、ユーザ15が落書き画像入力領域203に花を表す「パタパタ」スタンプを入力し、落書き画像入力領域203の任意の位置を連続してタッチして、その任意の位置に「パタパタ」スタンプを入力する例を(1)から(5)の順番に示す。
この入力例では、落書き画像入力領域203の任意の位置に入力された「パタパタ」スタンプは、ユーザ15が落書き画像入力領域203の任意の位置をタッチするごとに、そのタッチした位置に、「種」画像401、「芽生え」画像403と、「つぼみ」画像405、「花」画像407、「枯れ花」画像409の順番で入力されていくようになっている。
すなわち、本装置は、複数の画像で構成された落書き画像(パタパタスタンプ画像)を記憶する記憶装置151bと、その記憶装置151bに記憶されたパタパタスタンプ画像を構成する画像(スタンプ画像)を入力するための入力手段とを備えている。CPU151aは、上記入力手段の入力に基いてパタパタスタンプ画像を構成する画像を所定の順番で上記撮影画像に入力するようになっている。このようにすることで、ユーザ15は、落書き画像入力に対して一層面白みを持つことができる。
つぎに、図35を参照し、花を示す「パタパタ」スタンプを例にして落書き画像選択領域207に表示されている「パタパタ」スタンプの態様について説明する。
図35(A)は、「パタパタ」スタンプに「種」画像401を表示した例を示す。ユーザ15が落書き画像選択領域207に表示されている「パタパタ」スタンプを選択し、落書き画像入力領域203に入力することで、まず、「種」画像401が入力される。すなわち、ユーザ15は、落書き画像入力領域203に1番最初に入力されるスタンプ画像が「種」画像401であることを認識することができる。また、このように、つぎに入力できるスタンプ画像を表示しないことで、ユーザ15に期待感を持たせることができ、より遊戯の興趣を高めることができる。
図35(B)は、「パタパタ」スタンプボタンに「種」画像401、「芽生え」画像403と、「つぼみ」画像405、「花」画像407、「枯れ花」画像409を左から順番に表示した例を示す。すなわち、「パタパタ」スタンプボタンに切り替わるスタンプ画像をイメージ的に表示している。これにより、ユーザ15は、「パタパタ」スタンプがどのように切り替わるかを認識することができる。
図35(C)は、「パタパタ」スタンプボタンに「種」画像401と陰影のつけられた「芽生え」画像403を表示した例を示す。これにより、ユーザ15は、今入力できるスタンプ画像とつぎに入力できるスタンプ画像を認識することができる。
図35(D)は、「パタパタ」スタンプボタンに「種」画像401と陰影のつけられた「芽生え」画像403、「つぼみ」画像405、「花」画像407、「枯れ花」画像409を左から順番に表示した例を示す。これにより、ユーザ15は、今入力できるスタンプ画像と後で切り替わるスタンプ画像を認識することができる。
図35(E)は、図35(A)に示す「パタパタ」スタンプボタンの表示態様が変化する例を示す。この例では、まず、「パタパタ」スタンプボタンに「種」画像401が表示されている。ついで、表示されているスタンプ画像が入力されると、「パタパタ」スタンプボタンにつぎに入力される「芽生え」画像403が表示される。これにより、ユーザ15は、落書き画像入力領域203に現在入力することができるスタンプ画像を認識することができる。
図35(F)は、図35(C)に示す「パタパタ」スタンプボタンの表示態様が変化する例を示す。この例では、まず、「パタパタ」スタンプボタンに「種」画像401と陰影のつけられた「芽生え」画像403が表示されている。ついで、「種」画像401が入力されると、「パタパタ」スタンプボタンに「芽生え」画像403と陰影のつけられた「つぼみ」画像405が表示される。これにより、ユーザ15は、今入力できるスタンプ画像とつぎに入力できるスタンプ画像を認識することができる。
図35(G)は、図35(D)に示す「パタパタ」スタンプボタンの表示態様が変化する例を示す。この例では、まず、「パタパタ」スタンプボタンに「種」画像401と陰影のつけられた「芽生え」画像403、「つぼみ」画像405、「花」画像407、「枯れ花」画像409が表示されている。ついで、「種」画像401が入力されると、「パタパタ」スタンプボタンに「芽生え」画像403と陰影のつけられた「つぼみ」画像405、「花」画像407、「枯れ花」画像409、「種」画像401が表示される。すなわち、「パタパタ」スタンプボタンには、「パタパタ」スタンプの入力ごとに、つぎに入力できるスタンプが順番に切り替わって表示される。これにより、ユーザ15は、今入力できるスタンプ画像と後で切り替わるスタンプ画像を認識することができる。
上記のようにすることで、ユーザ15は、どのようなスタンプ画像が入力されるかを入力前に確認することができ、「パタパタ」スタンプを思い通りに入力しやすくなる。これにより、ユーザ15の1回のプレイ時間を短縮することができるので、本装置の稼動回転率(顧客回転率)を向上することもできる。
つぎに、図36を参照して、「いろいろ」ペンについて説明する。
ユーザ15が上記「パタパタ」スタンプをタッチすることで、タッチした「パタパタ」スタンプをアクション(タッチ)ごとに切り替えて表示するようになっているが、ユーザ15がタブレットペン14で文字等の手書き画像を入力するごとにその手書き画像の色が変化するようにしてもよい。すなわち、入力する手書き画像の色が自動的に変更されて入力される。この場合、例えば、落書き画像選択領域207に「いろいろ」ペンボタンを設け、「いろいろ」ペンボタンがタッチされることで、入力する手書き画像の色が自動的に変更されて入力されるようにしてもよい。
図36は、ユーザ15が「いろいろ」ペンボタンをタッチし、「A」という文字を入力する場合を示す。
図36(1)に示すように、ユーザ15が最初の入力を行なうと、その入力は赤色で入力される。すなわち、タブレットディスプレイ13の落書き画像入力領域203のうち、タブレットペン14でタッチした領域が赤色の赤色表示領域421で表示される。ついで、図36(2)に示すように、ユーザ15がつぎの入力を行なうと、その入力は黄色で入力される。すなわち、タブレットディスプレイ13の落書き画像入力領域203のうち、タブレットペン14でタッチした領域が黄色の黄色表示領域423で表示される。そして、図36(3)に示すように、ユーザ15がつぎの入力を行なうと、その入力は青色で入力されるようになっている。すなわち、タブレットディスプレイ13の落書き画像入力領域203のうち、タブレットペン14でタッチした領域が青色の青色表示領域425で表示される。
このように、ユーザ15がタブレットペン14でタブレットディスプレイ13にタッチしてその画面から離れるまでの1回の入力ごとにペンの色を変えることにより、ユーザ15は、レインボー色等のように鮮やかな文字を入力しやすくなる。
上記各実施例の写真プリント提供装置は、コンピュータ装置で動作するプログラムによってその機能を実現することができ、そのコンピュータプログラムは、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されて提供することができ、電気通信回線や衛星通信回線を通じて提供することもできる。
ユーザ15が上記撮影画像に落書き画像を入力するための入力操作手段で上記撮影画像に対して上記落書き画像を入力するための落書き入力処理と、上記撮影画像に対して上記合成用画像を自動的に入力する入力補助処理とを制御することにより、例えば、ゲームセンター等の遊戯場に業務用のアミューズメント装置として設置し、その稼動回転率を向上させるために落書き入力処理に時間制限を設けてもユーザ15に対して満足できる写真プリントを提供する用途に適用できる。
本発明の第1の実施例の写真プリント提供装置の外観を示す斜視図である。
写真プリント提供装置の撮影プレイ提供部を示す斜視図である。
写真プリント提供装置の編集プレイ提供部を示す斜視図である。
写真プリント提供装置の機能ブロック図である。
撮影側コンピュータ装置の制御処理を示すフローチャートである。
編集側コンピュータ装置の制御処理を示すフローチャートである。
入力補助処理を示すフローチャートである。
図7に続くフローチャートである。
落書き入力画像を示す図である。
落書き画像入力補助画像を示す図である。
落書き画像入力補助画像を示す図である。
落書き画像入力補助画像を示す図である。
落書き画像入力補助画像を示す図である。
第2の実施例の編集側コンピュータ装置の制御処理を示すフローチャートである。
入力補助処理を示すフローチャートである。
図15に続くフローチャートである。
落書き画像入力補助画像を示す図である。
落書き画像入力補助画像を示す図である。
落書き画像入力補助画像を示す図である。
落書き画像入力補助画像を示す図である。
第3の実施例の撮影側コンピュータ装置の制御処理を示すフローチャートである。
写真選択処理を示すフローチャートである。
編集側コンピュータ装置の制御処理を示すフローチャートである。
写真選択画像を示す図である。
合成用画像・演出抽選テーブルを示す図である。
合成用画像抽選テーブルを示す図である。
落書き画像入力補助画像を示す図である。
落書き入力画像を示す図である。
印刷画像選択画像を示す図である。
第4の実施例の撮影側コンピュータ装置の制御処理を示すフローチャートである。
編集側コンピュータ装置の制御処理を示すフローチャートである。
落書き入力画像でのおすすめルーレット機能を示す図である。
パタパタスタンプを示す図である。
パタパタスタンプの入力例を示す図である。
落書き入力画像でのパタパタスタンプアイコンの表示例を示す図である。
いろいろペンの入力例を示す図である。
符号の説明
1 筐体
2 パネル
3 フレーム材
4 撮影ブース
5 背景カーテン
6 サイドカーテン
9 プリント取出口
10 印刷中LED
11 印刷エラーLED
12 プリンタ
13 タブレットディスプレイ
14 タブレットペン
15 ユーザ
16 編集側スピーカ
18a 照明ボックス
18b 照明ボックス
18c 照明ボックス
21 カメラ
22 ライブモニタ
23L 撮影側スピーカ
23R 撮影側スピーカ
26 コイン投入口
26b コイン返却口
28 フロントドア
29 電源スイッチ
30 照明装置
31 ファン
35 印刷媒体
51 操作部
53 お絵描きブース
101 撮影側コンピュータ装置
101a CPU
101b 記憶装置
101c メモリ
101d ドライバ
101e 通信部
102 撮影側制御部
103 電源制御部
104 UPS
105 撮影側サービスパネル
107 コイン制御部
111 操作ディスプレイ
113 フラッシュ制御部
115 フラッシュ
151 編集側コンピュータ装置
151a CPU
151b 記憶装置
151c メモリ
151d ドライバ
151e 通信部
153 編集側制御部
155 編集側サービスパネル
201 撮影画像表示領域
203 落書き画像入力領域
205 制限時間表示領域
207 落書き画像選択領域
209 「フレーム」ボタン
211 「ライン」ボタン
213 「スタンプ」ボタン
215 「ペン」ボタン
217 「一発」ボタン
219 「けしゴム」ボタン
221 「ひとつもどる」ボタン
223 「ひとつすすむ」ボタン
225 「はじめから」ボタン
227 「おしまい」ボタン
231 「いろいろ」タブ
233 「ハート」タブ
235 「星」タブ
237 「花」タブ
239 「キャラクタ」タブ
241 「特大」タブ
251 「A」タブ
253 「B」タブ
255 「C」タブ
257 「D」タブ
261 「小」ボタン
263 「中」ボタン
265 「大」ボタン
271 合成画像表示領域
273 「もとのまま」ボタン
275 「おすすめラクガキ」ボタン
277 選択領域
279 残り時間表示領域
281 「決定」ボタン
282 「ラクガキをしない」ボタン
283 「もどる」ボタン
284 合成用画像選択領域
291 「これでプリントする」ボタン
293 印刷確認領域
295 「はい」ボタン
297 「いいえ」ボタン
299 明るさ調整領域
301 「くっきり」ボタン
303 「美白」ボタン
305 「つやつやマジック」ボタン
306 「キャラクタA」ボタン
307 「キャラクタB」ボタン
308 「キャラクタC」ボタン
309 「キャラクタD」ボタン
310 「キャラクタE」ボタン
311 「キャラクタF」ボタン
313 写真選択領域
315 明るさ調整演出領域
321 印刷画像表示領域
331 「おすすめルーレット」ボタン
401 「種」画像
403 「芽生え」画像
405 「つぼみ」画像
407 「花」画像
409 「枯れ花」画像
411 「爆弾」画像
413 「点火」画像
415 「着火」画像
417 「爆発寸前」画像
419 「爆発」画像
421 赤色表示領域
423 黄色表示領域
425 青色表示領域
本発明は、例えばゲームセンター等に設置され、硬貨等の投入により撮影画像をプリントして販売する写真プリント提供方法および装置ならびにプログラムに関するものである。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、合成画像の完成度を高め、使用者が遊戯に満足できる写真プリント提供方法および装置ならびにプログラムの提供を目的とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の第4の写真プリント提供方法は、複数の撮影画像から落書き対象画像を使用者に選択させる画像選択ステップと、所定の制限時間内に上記画像選択ステップで選択された撮影画像に対し、使用者が落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップとを備えた写真プリント提供方法であって、上記画像選択ステップで選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する落書き補助ステップを有し、上記印刷出力ステップにおいて、上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像を写真プリントとして印刷出力することを要旨とする。
また、本発明の写真プリント提供方法は、使用者の選択操作により複数の合成用画像の中から1つの合成用画像を選択し、上記選択された合成用画像を上記落書き画像入力領域に入力することを要旨とする。
さらに、本発明の写真プリント提供方法は、上記落書き入力ステップによって、複数の合成用画像で構成された落書き画像の中から、使用者の入力操作により、上記落書き画像入力領域に所定の順番で上記合成用画像を入力することを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の第4の写真プリント提供装置は、複数の撮影画像から落書き対象画像を使用者に選択させる画像選択ステップと、所定の制限時間内に上記画像選択ステップで選択された撮影画像に対し、使用者が落書き画像を入力する落書き入力ステップとを制御する制御手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷手段とを備えた写真プリント提供装置であって、上記制御手段は、上記画像選択ステップで選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を実行する落書き補助ステップを制御し、上記印刷手段は、上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像を写真プリントとして印刷出力することを要旨とする。
また、本発明の写真プリント提供装置は、上記制御手段は、使用者の選択操作により複数の合成用画像の中から1つの合成用画像を選択し、上記選択された合成用画像を上記落書き画像入力領域に入力することを要旨とする。
さらに、本発明の写真プリント提供装置は、上記制御手段は、上記落書き入力ステップにおいて、複数の合成用画像で構成された落書き画像の中から、使用者の入力操作により、上記落書き画像入力領域に所定の順番で上記合成用画像を入力することを要旨とする。
一方、本発明の写真プリント提供プログラムは、所定の制限時間内に、使用者が複数の撮影画像に対しそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、
上記落書き入力ステップ後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する入力処理を、使用者に対して実行させる落書き補助ステップと、
上記落書き入力ステップで入力された落書き画像および/または上記落書き補助ステップで入力された合成用画像と、撮影画像との合成画像および/または上記撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップとをコンピュータ装置に実行させることを要旨とする。
すなわち、使用者が落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像が印刷対象として用意されることになるため、使用者は、自分で入力した落書き画像に満足できなくても、選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができるため、安心して遊戯を行なうことができる。
また、使用者の選択操作により複数の合成用画像の中から1つの合成用画像を選択し、上記選択された合成用画像を上記落書き画像入力領域に入力する方法の場合には、予め用意された複数の合成用画像を使用者の選択操作により、お気に入りの1つの合成用画像に特定したり、あるいは追加的な選択操作を行なうことにより、制御手段の動作で複数の合成用画像の中からランダムに1つの合成用画像に決定し、落書き画像入力領域に入力される。したがって、使用者は、「フレーム」,「ライン」,「スタンプ」等の中間的な入力の手間を省くことができ、プレイ時間の短縮や本装置の可動回転率を向上させることができる。なお、上記使用者の選択操作は、後述の「一発」ボタンや追加的に操作される「おすすめルーレット」ボタンを押すことによって遂行される。
さらに、上記落書き入力ステップによって、複数の合成用画像で構成された落書き画像の中から、使用者の入力操作により、上記落書き画像入力領域に所定の順番で上記合成用画像を入力する場合には、例えば、複数の合成用画像を一連の画像として構成し、当該合成用画像を落書き画像入力領域に所定の順番で入力することができることから、使用者は落書き画像入力に対して一層面白みを持つことができる。このような楽しさに満ちた落書き画像入力は、後述の「パタパタ」スタンプによる入力操作で行なわれる。
また、上記の写真プリント提供プログラムを動作させることにより、請求項1記載の写真プリント提供方法を確実に実施することができ、上記のように、制限時間が超過しても完成度の高い合成画像が得られるとともに、面白みの豊かな編集プレイ等が行える。
すなわち、使用者が落書き対象として選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像が印刷対象として用意されることになるため、使用者は、自分で入力した落書き画像に満足できなくても、選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができるため、安心して遊戯を行なうことができる。
また、上記制御手段は、使用者の選択操作により複数の合成用画像の中から1つの合成用画像を選択し、上記選択された合成用画像を上記落書き画像入力領域に入力する場合には、上記制御手段を動作させて、予め用意された複数の合成用画像を使用者の選択操作により、お気に入りの1つの合成用画像に特定したり、あるいは追加的な選択操作を行なうことにより、制御手段の動作で複数の合成用画像の中からランダムに1つの合成用画像に決定し、落書き画像入力領域に入力される。したがって、使用者は、「フレーム」,「ライン」,「スタンプ」等の中間的な入力の手間を省くことができ、プレイ時間の短縮や本装置の可動回転率を向上させることができる。なお、上記使用者の選択操作は、後述の「一発」ボタンや追加的に操作される「おすすめルーレット」ボタンを押すことによって遂行される。
さらに、上記制御手段は、上記落書き入力ステップにおいて、複数の合成用画像で構成された落書き画像の中から、使用者の入力操作により、上記落書き画像入力領域に所定の順番で上記合成用画像を入力する場合には、上記制御手段を動作させて、例えば、複数の合成用画像を一連の画像として構成し、当該合成用画像を落書き画像入力領域に所定の順番で入力することができることから、使用者は落書き画像入力に対して一層面白みを持つことができる。このような楽しさに満ちた落書き画像入力は、後述の「パタパタ」スタンプによる入力操作で行なわれる。
上記目的を達成するため、本発明の写真プリント提供方法は、下記の第1〜第4の写真プリント提供方法を要旨とする。
◆第1
複数の撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影手段で生成された撮影画像を表示して表示された撮影画像に対する落書き入力を受付ける落書き受付手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力手段と、上記撮影手段、落書き受付手段、印刷出力手段を制御する制御手段とを備えた写真プリント提供装置による写真プリント提供方法であって、
上記制御手段において、
所定の制限時間内に上記複数の撮影画像に対し使用者がそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させ、
さらに、上記制御手段において、
上記落書き補助ステップとして、上記落書き入力ステップ終了後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像に差し替えて上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を、使用者に対して実行させることを特徴とする写真プリント提供方法。
◆第2
複数の撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影手段で生成された撮影画像を表示して表示された撮影画像に対する落書き入力を受付ける落書き受付手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力手段と、上記撮影手段、落書き受付手段、印刷出力手段を制御する制御手段とを備えた写真プリント提供装置による写真プリント提供方法であって、
上記制御手段において、
所定の制限時間内に上記複数の撮影画像に対し使用者がそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させ、
さらに、上記制御手段において、
上記落書き補助ステップとして、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を使用者に対して実行させ、
上記落書き入力ステップでは、上記落書き補助ステップにおいて選択された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き補助ステップにおいて選択された合成用画像に落書き画像を追加する入力処理を、使用者に対して実行させることを特徴とする写真プリント提供方法。
◆第3
複数の撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影手段で生成された撮影画像を表示して表示された撮影画像に対する落書き入力を受付ける落書き受付手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力手段と、上記撮影手段、落書き受付手段、印刷出力手段を制御する制御手段とを備えた写真プリント提供装置による写真プリント提供方法であって、
上記制御手段において、
所定の制限時間内に上記複数の撮影画像に対し使用者がそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させ、
さらに、上記制御手段において、
上記落書き補助ステップとして、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を実行する第1の落書き補助ステップと、
上記落書き入力ステップ終了後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像に差し替えて上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を、使用者に対して実行させる第2の落書き補助ステップとを実行し、
上記落書き入力ステップでは、上記第1の落書き補助ステップにおいて撮影画像に対して選択された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記第1の落書き補助ステップにおいて選択された合成用画像に落書き画像を追加する入力処理を、使用者に対して実行させることを特徴とする写真プリント提供方法。
◆第4
複数の撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影手段で生成された撮影画像を表示して表示された撮影画像に対する落書き入力を受付ける落書き受付手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力手段と、上記撮影手段、落書き受付手段、印刷出力手段を制御する制御手段とを備えた写真プリント提供装置による写真プリント提供方法であって、
上記制御手段において、
所定の制限時間内に上記撮影画像に対し使用者が落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させ、
さらに、上記制御手段において、
複数の撮影画像から落書き対象画像を使用者に選択させる画像選択ステップを実行し、
上記落書き入力ステップを実行するとともに、上記落書き補助ステップとして上記画像選択ステップで落書き対象画像として選択されなかった撮影画像に対して合成用画像を選択する選択処理を実行することを特徴とする写真プリント提供方法。
また、上記目的を達成するため、本発明の写真プリント提供装置は、下記の第1〜第4の写真プリント提供装置を要旨とする。
◆第1
複数の撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影手段で生成された撮影画像を表示して表示された撮影画像に対する落書き入力を受付ける落書き受付手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力手段と、上記撮影手段、落書き受付手段、印刷出力手段を制御する制御手段とを備えた写真プリント提供装置であって、
上記制御手段は、
所定の制限時間内に上記複数の撮影画像に対し使用者がそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させるものであり、
さらに、上記制御手段は、
上記落書き補助ステップとして、上記落書き入力ステップ終了後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像に差し替えて上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を、使用者に対して実行させるものであることを特徴とする写真プリント提供装置。
◆第2
複数の撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影手段で生成された撮影画像を表示して表示された撮影画像に対する落書き入力を受付ける落書き受付手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力手段と、上記撮影手段、落書き受付手段、印刷出力手段を制御する制御手段とを備えた写真プリント提供装置であって、
上記制御手段は、
所定の制限時間内に上記複数の撮影画像に対し使用者がそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させるものであり、
さらに、上記制御手段は、
上記落書き補助ステップとして、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を使用者に対して実行させ、
上記落書き入力ステップでは、上記落書き補助ステップにおいて選択された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き補助ステップにおいて選択された合成用画像に落書き画像を追加する入力処理を、使用者に対して実行させるものであることを特徴とする写真プリント提供装置。
◆第3
複数の撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影手段で生成された撮影画像を表示して表示された撮影画像に対する落書き入力を受付ける落書き受付手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力手段と、上記撮影手段、落書き受付手段、印刷出力手段を制御する制御手段とを備えた写真プリント提供装置であって、
上記制御手段は、
所定の制限時間内に上記複数の撮影画像に対し使用者がそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させるものであり、
さらに、上記制御手段は、
上記落書き補助ステップとして、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を実行する第1の落書き補助ステップと、
上記落書き入力ステップ終了後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像に差し替えて上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を、使用者に対して実行させる第2の落書き補助ステップとを実行し、
上記落書き入力ステップでは、上記第1の落書き補助ステップにおいて撮影画像に対して選択された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記第1の落書き補助ステップにおいて選択された合成用画像に落書き画像を追加する入力処理を、使用者に対して実行させるものであることを特徴とする写真プリント提供装置。
◆第4
複数の撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影手段で生成された撮影画像を表示して表示された撮影画像に対する落書き入力を受付ける落書き受付手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力手段と、上記撮影手段、落書き受付手段、印刷出力手段を制御する制御手段とを備えた写真プリント提供装置であって、
上記制御手段は、
所定の制限時間内に上記撮影画像に対し使用者が落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させるものであり、
さらに、上記制御手段は、
複数の撮影画像から落書き対象画像を使用者に選択させる画像選択ステップを実行し、
上記落書き入力ステップを実行するとともに、上記落書き補助ステップとして上記画像選択ステップで落書き対象画像として選択されなかった撮影画像に対して合成用画像を選択する選択処理を実行するものであることを特徴とする写真プリント提供装置。
また、上記目的を達成するため、本発明の写真プリント提供プログラムは、下記の第1〜第4の写真プリント提供プログラムを要旨とする。
◆第1
複数の撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影手段で生成された撮影画像を表示して表示された撮影画像に対する落書き入力を受付ける落書き受付手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力手段と、上記撮影手段、落書き受付手段、印刷出力手段を制御する制御手段とを備えた写真プリント提供装置における写真プリント提供プログラムであって、
上記制御手段において、
所定の制限時間内に上記複数の撮影画像に対し使用者がそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させ、
さらに、上記制御手段において、
上記落書き補助ステップとして、上記落書き入力ステップ終了後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像に差し替えて上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を、使用者に対して実行させる、上記一連のステップをコンピュータ装置に実行させることを特徴とする写真プリント提供プログラム。
◆第2
複数の撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影手段で生成された撮影画像を表示して表示された撮影画像に対する落書き入力を受付ける落書き受付手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力手段と、上記撮影手段、落書き受付手段、印刷出力手段を制御する制御手段とを備えた写真プリント提供装置における写真プリント提供プログラムであって、
上記制御手段において、
所定の制限時間内に上記複数の撮影画像に対し使用者がそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させ、
さらに、上記制御手段において、
上記落書き補助ステップとして、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を使用者に対して実行させ、
上記落書き入力ステップでは、上記落書き補助ステップにおいて選択された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き補助ステップにおいて選択された合成用画像に落書き画像を追加する入力処理を、使用者に対して実行させる、上記一連のステップをコンピュータ装置に実行させることを特徴とする写真プリント提供プログラム。
◆第3
複数の撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影手段で生成された撮影画像を表示して表示された撮影画像に対する落書き入力を受付ける落書き受付手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力手段と、上記撮影手段、落書き受付手段、印刷出力手段を制御する制御手段とを備えた写真プリント提供装置における写真プリント提供プログラムであって、
上記制御手段において、
所定の制限時間内に上記複数の撮影画像に対し使用者がそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させ、
さらに、上記制御手段において、
上記落書き補助ステップとして、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を実行する第1の落書き補助ステップと、
上記落書き入力ステップ終了後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像に差し替えて上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を、使用者に対して実行させる第2の落書き補助ステップとを実行し、
上記落書き入力ステップでは、上記第1の落書き補助ステップにおいて撮影画像に対して選択された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記第1の落書き補助ステップにおいて選択された合成用画像に落書き画像を追加する入力処理を、使用者に対して実行させる、上記一連のステップをコンピュータ装置に実行させることを特徴とする写真プリント提供プログラム。
◆第4
複数の撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影手段で生成された撮影画像を表示して表示された撮影画像に対する落書き入力を受付ける落書き受付手段と、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力手段と、上記撮影手段、落書き受付手段、印刷出力手段を制御する制御手段とを備えた写真プリント提供装置における写真プリント提供プログラムであって、
上記制御手段において、
所定の制限時間内に上記撮影画像に対し使用者が落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させ、
さらに、上記制御手段において、
複数の撮影画像から落書き対象画像を使用者に選択させる画像選択ステップを実行し、
上記落書き入力ステップを実行するとともに、上記落書き補助ステップとして上記画像選択ステップで落書き対象画像として選択されなかった撮影画像に対して合成用画像を選択する選択処理を実行する、上記一連のステップをコンピュータ装置に実行させることを特徴とする写真プリント提供プログラム。
本発明の第1の写真プリント提供方法、第1の写真プリント提供装置、第1の写真提供プログラムによれば、
所定の制限時間内に上記複数の撮影画像に対し使用者がそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させ、
上記落書き補助ステップとして、上記落書き入力ステップ終了後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像に差し替えて上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を、使用者に対して実行させる。
本発明の第2の写真プリント提供方法、第2の写真プリント提供装置、第2の写真提供プログラムによれば、
所定の制限時間内に上記複数の撮影画像に対し使用者がそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させ、
上記落書き補助ステップとして、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を使用者に対して実行させ、
上記落書き入力ステップでは、上記落書き補助ステップにおいて選択された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き補助ステップにおいて選択された合成用画像に落書き画像を追加する入力処理を、使用者に対して実行させる。
本発明の第3の写真プリント提供方法、第3の写真プリント提供装置、第3の写真提供プログラムによれば、
所定の制限時間内に上記複数の撮影画像に対し使用者がそれぞれ落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させ、
上記落書き補助ステップとして、上記落書き入力ステップ前に、上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を実行する第1の落書き補助ステップと、
上記落書き入力ステップ終了後に、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像を消去する消去処理、および/または、上記落書き入力ステップで撮影画像に対して入力された落書き画像に差し替えて上記撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択する選択処理を、使用者に対して実行させる第2の落書き補助ステップとを実行し、
上記落書き入力ステップでは、上記第1の落書き補助ステップにおいて撮影画像に対して選択された合成用画像を消去する消去処理、および/または、上記第1の落書き補助ステップにおいて選択された合成用画像に落書き画像を追加する入力処理を、使用者に対して実行させる。
本発明において、複数の撮影画像から落書き対象画像を使用者に選択させる画像選択ステップを実行し、上記画像選択ステップで上記落書き対象画像として選択されなかった撮影画像に対して合成用画像を選択する選択処理を実行する場合には、上記画像選択ステップで使用者に選択されなかった撮影画像に対し、撮影画像に対して合成するための合成用画像を選択して当該撮影画像に対して入力する。したがって、使用者は、上記画像選択ステップで選択した撮影画像に対して思い通りに落書き画像を入力することができなくても、選択しなかった撮影画像に対して入力された合成用画像と合成された合成画像を得ることができる。
本発明の第4の写真プリント提供方法、第4の写真プリント提供装置、第4の写真提供プログラムによれば、
所定の制限時間内に上記撮影画像に対し使用者が落書き画像を入力する落書き入力ステップと、落書き入力された撮影画像を写真プリントとして印刷出力する印刷出力ステップと、上記落書き入力ステップにおける落書き入力を補助するために上記撮影画像に対する画像の入力や削除を行う落書き補助ステップとを実行させ、
複数の撮影画像から落書き対象画像を使用者に選択させる画像選択ステップを実行し、
上記落書き入力ステップを実行するとともに、上記落書き補助ステップとして上記画像選択ステップで落書き対象画像として選択されなかった撮影画像に対して合成用画像を選択する選択処理を実行する。
本発明は、上記制御手段は、上記落書き入力ステップで、使用者の選択操作により複数の合成用画像の中から1つの合成用画像を選択し、上記選択された合成用画像を上記落書き画像入力領域に入力する処理を実行するものとすることができる。