JP2004126534A - 光学素子 - Google Patents
光学素子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004126534A JP2004126534A JP2003203620A JP2003203620A JP2004126534A JP 2004126534 A JP2004126534 A JP 2004126534A JP 2003203620 A JP2003203620 A JP 2003203620A JP 2003203620 A JP2003203620 A JP 2003203620A JP 2004126534 A JP2004126534 A JP 2004126534A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal layer
- optical element
- layer
- protective layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Polarising Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Abstract
【解決手段】光学素子10は、配向基材11と、配向基材11上に液晶材料を成膜および硬化させることにより形成された液晶層12と、液晶層12上に形成された高硬度の保護層13とを備えている。保護層13は、外部からの衝撃により液晶層12が変形することを防止するためのものである。保護層13は、ユニバーサル硬度測定法により2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率((弾性変形量)/(総変形量))が0.6以上であり、また、その塑性変形量が0.5μm以下であることが好ましい。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置等で用いられる偏光分離素子やカラーフィルター、位相差板等の光学素子に係り、とりわけ、コレステリック液晶やネマチック液晶等の液晶材料からなる液晶層を備えた光学素子に関する。なお、本明細書中において「液晶層」という用語は、光学的に液晶の性質を有する層という意味で用い、層の状態としては、液晶相の持つ分子配列を保って固化された固相の状態を含む。
【0002】
【従来の技術】
従来の液晶表示装置は一般に、照明装置(光源)から出射された照明光の偏光状態を画素単位で変化させる液晶セルと、液晶セルを挟むように照明光入射側および照明光出射側にそれぞれ配置された一対の偏光板と、液晶セルの各画素に対応して形成された各色(赤色、緑色および青色)のカラーフィルターと、液晶セルの視野角等を向上させるための位相差板(光学補償シート)とを備えている。
【0003】
ここで、このような従来の液晶表示装置において、照明装置から出射された照明光は一般に無偏光光であり、液晶セルの照明光入射側に配置された偏光板を通過することによりその50%以上の光が吸収される。また、照明装置から出射された照明光は一般に白色光であり、液晶セルの各画素に対応して形成された各色(赤色、緑色および青色)のカラーフィルターを通過することによりその70%以上の光が吸収される。すなわち、従来の液晶表示装置では、照明装置から出射された照明光の大部分が観察側から出射されるまでに吸収されてしまい、光の利用効率が必ずしも十分ではなかった。
【0004】
このため、このような従来の液晶表示装置において、十分な明るさの表示を実現するためには、出力の大きな照明装置を用いる必要があり、その結果、必要以上に消費電力がかさんでしまうという問題がある。
【0005】
このような背景の下で、照明光等の光を効率的に利用するため、液晶層を備えた偏光分離素子やカラーフィルター等の光学素子を用い、光の一部を選択的に透過させながら残りの一部を反射させ、この反射光を反射板等を用いて再利用する方法が提案されている。具体的には例えば、特許第2,509,372号公報に記載されているように、コレステリック液晶層を備えた偏光分離素子と、偏光分離素子で反射された反射光(円偏光光)の回転方向を逆にして反射する反射板とを用い、照明装置から照射された照明光(無偏光光)を特定の偏光光として効率よく取り出す方法が提案されている。
【0006】
また、視野角依存性を解消するための位相差板を、ネマチック規則性を有するネマチック液晶層またはコレステリック規則性を有するコレステリック液晶層を用いて実現する試みも提案されている。なお、このような位相差板としては、通常の帯域のλ/4位相差板だけでなく、広帯域のλ/4位相差板も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような光学素子では、光学機能部分が液晶材料からなる液晶層であるので、当該液晶層が固相の状態であるとしても、一般に硬度が非常に低い。このため、その製造過程中や液晶表示装置への組み付け中に液晶層に対して外部から衝撃が加えられると、液晶層の表面にへこみ等が生じてしまい、均一な膜厚分布が得られなくなるおそれがあるという問題がある。ここで、上述したような光学素子において、液晶層の膜厚分布が不均一である場合には、光学素子から出射される光の偏光状態が不均一となり、当該光学素子が液晶表示装置に組み込まれて用いられた場合にその表示品位が著しく低下してしまうという問題がある。また、上述した光学素子が位相差板等として液晶表示装置の液晶セル中に組み込まれて用いられる場合には、液晶セルのギャップを保持するためのスペーサーによって液晶層の膜厚が変わってしまい、その結果、所望の位相差量等が得られなくなるという問題がある。
【0008】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、その製造過程中や液晶表示装置への組み付け中に加えられる衝撃によって液晶層の膜厚分布が不均一になることがなく、液晶表示装置に組み込まれて用いられた場合でもその表示品位を高く保つことができる、高品質の光学素子を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液晶材料を成膜および硬化させることにより形成された液晶層と、前記液晶層上に形成され、外部からの衝撃により前記液晶層が変形することを防止する高硬度の保護層とを備えたことを特徴とする光学素子を提供する。
【0010】
なお、本発明において、前記保護層は、ユニバーサル硬度測定法により2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率((弾性変形量)/(総変形量))が0.6以上であることが好ましい。また、前記保護層は樹脂とモノマーとが混合した材料からなることが好ましい。さらに、前記液晶層を形成する前記液晶材料はコレステリック規則性またはネマチック規則性を有することが好ましい。
【0011】
また、本発明においては、前記液晶層を支持する配向基材であって、前記液晶層のうち前記保護層の側の表面と反対側の表面上に配置された配向基材をさらに備えることが好ましい。
【0012】
ここで、本発明においては、前記液晶層のうち外周部の少なくとも一部の領域が除去されており、前記保護層が、前記配向基材上に形成された前記液晶層の上面に加えて側面の少なくとも一部を覆うように形成されていることが好ましい。
【0013】
また、本発明においては、前記配向基材上に形成された前記液晶層が、赤色、緑色および青色の各色の表示領域に対応する、互いに間隔をあけて形成された複数の領域を有し、前記保護層が、前記液晶層の上面を覆うとともに前記液晶層の前記各領域間の間隙を埋めるように形成されていることが好ましい。
【0014】
さらに、本発明においては、前記保護層のうち前記液晶層の側の表面と反対側の表面上に配置された配向膜および電極であって、液晶セル中の液晶を配向および駆動するための配向膜および電極をさらに備えることが好ましい。
【0015】
さらにまた、本発明においては、前記液晶層と前記保護層との間、または前記保護層のうち前記液晶層の側の表面と反対側の表面上に配置された光吸収型のカラーフィルター層をさらに備えることが好ましい。
【0016】
なお、本発明において、前記液晶層は、偏光分離素子、カラーフィルターおよび位相差板からなる群から選択された少なくとも一つの素子として機能することが好ましい。
【0017】
本発明によれば、液晶材料を成膜および硬化させることにより形成された液晶層上に、外部からの衝撃により液晶層が変形することを防止する高硬度の保護層を形成しているので、その製造過程中や液晶表示装置への組み付け中に加えられる衝撃によって液晶層の膜厚分布が不均一になることがなく、液晶表示装置に組み込まれて用いられた場合でもその表示品位を高く保つことができる。
【0018】
また、本発明によれば、液晶層のうち外周部の少なくとも一部の領域を除去し、かつ、配向基材上に形成された液晶層の上面に加えて側面の少なくとも一部を覆うように保護層を形成することにより、液晶表示装置に組み込まれて用いられた場合でもその液晶セルのシール部分と液晶層との干渉をなくすことができ、また、液晶層の側面の少なくとも一部を覆うように保護層を形成することで外部の溶液等による液晶層の劣化を効果的に防止することができる。
【0019】
さらに、本発明によれば、配向基材上に形成された液晶層に、赤色、緑色および青色の各色の表示領域に対応する、互いに間隔をあけて形成された複数の領域を設け、かつ、液晶層の上面を覆うとともに液晶層の各領域間の間隙を埋めるように保護層を形成することにより、液晶層の各領域間の間隙を埋める保護層の部分が柱材のように機能することとなり、外部からの衝撃により液晶層が変形することをより効果的に防止することができる。
【0020】
さらにまた、本発明によれば、液晶層と保護層との間、または保護層のうち液晶層の側の表面と反対側の表面上に、光吸収型のカラーフィルター層を配置することにより、高硬度の光吸収型のカラーフィルター層により保護層とともに液晶層を保護することが可能となり、外部からの衝撃により液晶層が変形することをより効果的に防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0022】
まず、図1により、本実施の形態に係る光学素子の全体構成について説明する。
【0023】
図1に示すように、光学素子10は、配向基材11と、配向基材11上に液晶材料を成膜および硬化させることにより形成された液晶層12と、液晶層12上に形成された高硬度の保護層13とを備えている。
【0024】
ここで、配向基材11は、液晶層12を支持するとともに、液晶層12中の液晶分子を配向させるためのものであり、液晶層12のうち保護層13に接する側の表面と反対側の表面に接するように設けられている。なお、配向基材11としては、ガラス基板上にポリイミド等の配向材料を成膜してその表面をラビングしたものや、ガラス基板上に光配向膜となる高分子化合物を成膜して偏光UV(紫外線)を照射したもの、延伸したPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等を用いることができる。
【0025】
液晶層12は、コレステリック規則性を有する液晶材料からなり、偏光分離素子やカラーフィルター、位相差板としての機能を提供するため、物理的な分子配列(プレーナ配列)に基づいて、一方向の旋光成分(円偏光成分)と、これと逆回りの旋光成分とを分離する旋光選択特性(偏光分離特性)を有している。なお、液晶層12としては、紫外線や電子線等の照射により重合される液晶分子(液晶性モノマーや液晶性オリゴマー)を用いることができる他、液晶ポリマーを用いることもできる。
【0026】
なお、光重合可能な液晶性モノマーを用いる場合を例に挙げると、ネマチック液晶相を呈する液晶性モノマー(ネマチック液晶)にカイラル剤を添加することによりカイラルネマチック液晶(コレステリック液晶)が得られる。
【0027】
より具体的な例を示すと、ネマチック液晶としては、重合性官能基を2個以上有するものが好ましく、例えば下記の化学式(1)〜(10)に示されるような液晶性モノマーを用いることができる。なお、下記の化学式(1)〜(10)において、Xは2〜6(整数)であることが好ましい。
【0028】
【化1】
【0029】
また、カイラル剤としては、末端に重合性官能基を有するものが好ましく、例えば、下記の化学式(11)〜(14)に示されるようなものを用いることができる。その他、特開2000−95883号公報や、特開平8−245960号公報、特開平9−53074号公報に記載されたものを用いることも可能である。なお、下記の化学式(11)〜(14)において、Xは2〜6(整数)であることが好ましい。
【0030】
【化2】
【0031】
保護層13は、外部からの衝撃により液晶層12が変形することを防止するためのものである。なお、保護層13としては、アクリル系やウレタン系等の樹脂や、アクリル系やウレタン系等のモノマーを2種類以上を混合した材料を用いることができる。
【0032】
ここで、保護層13は、ユニバーサル硬度測定法により2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率((弾性変形量)/(総変形量))が0.6以上であり、また、その塑性変形量が0.5μm以下であることが好ましい。また、図1に示すような光学素子10において、ユニバーサル硬度測定法により保護層13側から液晶層12に2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の、光学素子10(保護層13、液晶層12および配向基材11の全体)の弾性率は0.6以上であり、また、その塑性変形量は0.5μm以下であることが好ましい。
【0033】
なお、ユニバーサル硬度測定法は、被測定物に圧子を押し込んだ際の押し込み量(すなわち変形量)を測定する方法である(規格:DIN50359)。ここで、被測定物に所定の押し込み力(図9では2mN)で圧子を押し込んだ際には、被測定物は、図9に示すようなヒステリシス曲線(押し込み力−変形量)を描いて変形する。図9に示すように、被測定物は、押し込み力が“0”の初期点O1から押し込み力が2mNの中間点O2まで変形した後、中間点O2から中間点O3まで所定の保持時間だけ2mNの押し込み力で保持され、その後、押し込み力が開放される。これにより、最終的に、被測定物の変形量は最終点O4に至る。このとき、被測定物が完全弾性体であれば最終点O4の変形量は“0”となるが、実際には被測定物が完全弾性体であることはなく、最終点O4での変形量は正の量として残る。この量が塑性変形量であり、圧子による押し込みを終了した時点(中間点O3)での変形量を総変形量とすれば、この総変形量から前記の塑性変形量を差し引いた分が弾性変形量となる。一般に、このようにして定義される変形量を用いて、弾性率=(弾性変形量)/(総変形量)として定義することができ、この弾性率により硬度を表すことができる。すなわち、塑性変形量が小さく弾性率が大きくなるほど被測定物は硬く、塑性変形量が大きく弾性率が小さくなるほど被測定物は柔らかいということになる。
【0034】
なおここでは、保護層13や光学素子10全体の硬度をユニバーサル硬度測定法により測定しているが、同様の値は鉛筆硬度測定法やビッカス硬度測定法等の他の方法によっても測定することが可能である。
【0035】
次に、図2により、図1に示す光学素子10の製造方法について説明する。なおここでは、紫外線の照射により重合されるコレステリック液晶モノマーを用いて液晶層12を形成する場合を例に挙げて説明する。
【0036】
まず、光重合開始剤が添加されたコレステリック液晶モノマーの溶液を準備し、これを配向基材11上に塗布した後、乾燥することによって未硬化状態の液晶層12′を形成する(図2(a))。
【0037】
次に、未硬化状態の液晶層12′に対して所定の雰囲気で所定の照射量の紫外線を照射し、硬化状態の液晶層12を形成する(図2(b))。
【0038】
その後、必要に応じて、硬化状態の液晶層12を所定の温度で加熱して焼成した後(図2(c))、保護層を形成するための材料を塗布して成膜する(図2(d))。これにより、最終的な光学素子10が製造される。
【0039】
このように本実施の形態によれば、液晶材料を成膜および硬化させることにより形成された液晶層12上に高硬度の保護層13を形成して、外部からの衝撃により液晶層12が変形することを防止しているので、その製造過程中や液晶表示装置への組み付け中に加えられる衝撃によって液晶層12の膜厚分布が不均一になることがなく、液晶表示装置に組み込まれて用いられた場合でもその表示品位を高く保つことができる。
【0040】
なお、上述した実施の形態においては、液晶層12がコレステリック規則性を有する液晶材料からなる場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、液晶層12がネマチック規則性を有する液晶材料からなる場合にも同様にして適用することができる。なお、ネマチック規則性を有する液晶材料からなる液晶層12は位相差板としての機能を好適に発揮することができる。
【0041】
また、上述した実施の形態においては、液晶層12が配向基材11の全面に亘って形成されている場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、配向基材11上に形成された液晶層12を適宜パターニングするようにしてもよい。
【0042】
具体的には、図3(a)(b)に示すように、配向基材11上に形成された液晶層12のうち外周部の領域を除去するように液晶層12をパターニングし、かつ、配向基材11上に形成された液晶層12の上面に加えて側面を覆うように保護層13を形成するとよい。これにより、液晶表示装置に組み込まれて用いられた場合でもその液晶セルのシール部分と液晶層12との干渉をなくすことができ、また、液晶層12の側面を覆うように保護層13を形成することで外部の溶液等による液晶層12の劣化を効果的に防止することができる。ここで、図3(a)においては、液晶層12の外周部のみを除去し、保護層13の外周部は除去していないが、これに限らず、図3(b)に示すように、保護層13の外周部も液晶層12のパターンに合わせて除去するようにしてもよい。なお、図3(a)(b)において、配向基材11は、ガラス基板等の支持基材11aと、支持基材11a上にて液晶層12のパターン(外周部を除去したパターン)に合わせて形成された配向膜11bとを有している。
【0043】
また、図4に示すように、配向基材11上に形成された液晶層12に、赤色、緑色および青色の各色の表示領域に対応する、互いに間隔をあけて形成された複数の領域12R,12G,12Bを設けるように液晶層12をパターニングし、かつ、液晶層12の上面を覆うとともに液晶層12の各領域12R,12G,12B間の間隙を埋めるように保護層13を形成するとよい。これにより、液晶層12の各領域12R,12G,12B間の間隙を埋める保護層13の部分が柱材のように機能することとなり、外部からの衝撃により液晶層12が変形することをより効果的に防止することができる。なお、図4において、配向基材11は、ガラス基板等の支持基材11aと、支持基材11a上にて液晶層12のパターン(外周部を除去したパターン)に合わせて形成された配向膜11bとを有している。また、図4においては、各画素の赤色、緑色および青色の領域のそれぞれに対して領域12R,12G,12Bが一つずつ対応しているが、これに限らず、各領域12R,12G,12Bを間隙をあけた2つ以上の領域に分割することも可能である。
【0044】
なお、図5に示すように、図3(b)に示す光学素子10において、保護層13のうち液晶層12の側の表面と反対側の表面上に、液晶セル中の液晶を配向および駆動するための配向膜14およびITO膜等の透明電極15を配置するようにしてもよい。ここで、図5においては、図3(b)に示す光学素子10を例に挙げているが、図1、図3(a)および図4に示す光学素子10に対しても同様にして配向膜14および透明電極15を配置することが可能である。なお、図5において、配向基材11は、ガラス基板等の支持基材11aと、支持基材11a上にて液晶層12のパターン(外周部を除去したパターン)に合わせて形成された配向膜11bとを有している。
【0045】
さらに、図6(a)(b)に示すように、液晶層12と保護層13との間、または保護層13のうち液晶層12の側の表面と反対側の表面上に、赤色、緑色および青色の各色の表示領域に対応する複数の着色領域14R,14G,14Bを含む光吸収型(顔料分散型)のカラーフィルター層14を配置するようにしてもよい。これにより、高硬度の光吸収型のカラーフィルター層14により保護層13とともに液晶層12を保護することが可能となり、外部からの衝撃により液晶層12が変形することをより効果的に防止することができる。なお、図6(a)(b)において、配向基材11は、ガラス基板等の支持基材11aと、支持基材11a上に形成された配向膜11bとを有している。また、図6(a)(b)において、隣接した複数の着色領域14R,14G,14Bの間の領域には、クロムまたは樹脂からなるブラックマトリックス15が形成されている。ここで、ブラックマトリックス15は、図6(a)(b)に示すように、カラーフィルター層14の各着色領域14R,14G,14Bに接触した状態で形成する他、図7(a)(b)に示すように、カラーフィルター層14の各着色領域14R,14G,14Bから離して、配向基材11の支持基材11a上に形成するようにしてもよい。
【0046】
なお、図6(a)(b)および図7(a)(b)においては、液晶層12と保護層13との間、または保護層13のうち液晶層12の側の表面と反対側の表面上に光吸収型のカラーフィルター層14を配置しているが、これに限らず、図8(a)(b)に示すように、液晶層12の下層側に光吸収型のカラーフィルター層14を配置するようにしてもよい。この場合には、液晶層12と配向基材11との密着性が向上し、液晶表示装置に組み込まれて用いられた場合における表示品位をより向上させることができる。
【0047】
【実施例】
次に、上述した実施の形態の具体的実施例について述べる。
【0048】
(実施例1)
まず、ガラス基板上にポリイミド膜(LX1400(日立化成社製))を0.02μmの膜厚で成膜し、次いで、そのポリイミド膜を250℃で焼成した後、当該ポリイミド膜に対してラビング処理(配向処理)を施した。
【0049】
一方、このようにして配向処理が施されたガラス基板のポリイミド膜上に、下記の組成のコレステリック液晶溶液をスピンコーティングにより塗布した。
ネマチック液晶(上記の化学式(8)):95.45重量%
カイラル剤(上記の化学式(14)) :4.55重量%
光重合開始剤(Irg907) :5重量%
界面活性剤(下記の化学式(15)) :0.05重量%
トルエン :175重量%
【0050】
【化3】
【0051】
上述したように、コレステリック液晶溶液は、ネマチック液晶とカイラル剤とを混合したコレステリック液晶(カイラルネマチック液晶)を含有する。
【0052】
その後、ガラス基板のポリイミド膜上に塗布された塗布膜を、ホットプレート上で80℃で1分間乾燥して配向処理を行い、塗布膜がコレステリック相を呈するのを目視にて確認した。
【0053】
次いで、超高圧水銀灯を用いて、紫外線(20mW/cm2、365nm)を10秒照射することにより、コレステリック液晶層を形成した。ここで、コレステリック液晶層の膜厚は、ほぼ100%の選択反射率を得るため、3.0μmとした。また、無偏光の分光光度計で透過率スペクトルを測定したところ、コレステリック液晶層の選択反射中心波長は515nmであった。
【0054】
その後、このようにして成膜されたコレステリック液晶層上に、保護層を形成するための材料として、JNPC−80(JSR製)をスピンコーティングにより塗布、乾燥(ホットプレート(90℃)で1分)した後、超高圧水銀灯を用いて、紫外線(20mW/cm2、365nm)を20秒照射して露光した。次いで、クリーンオーブン(230℃)により1時間焼成し、最終的な保護層を形成した。ここで、保護層の膜厚は2.0μmとした。また、同様の方法によりガラス基板上に直接成膜した保護層に対して、ユニバーサル硬度測定法により2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率を測定したところ、0.62であった。
【0055】
以上により、コレステリック液晶層上に保護層が形成された最終的な光学素子が製造された。なお、このようにして最終的に得られた実施例1に係る光学素子に対して、ユニバーサル硬度測定法により保護層側からコレステリック液晶層に2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率は0.65であり、また、その塑性変形量は0.45μmであった。
【0056】
(実施例2)
保護層の膜厚を1.5μmとした以外は、上記実施例1と同様の方法で、光学素子を製造した。このようにして得られた実施例2に係る光学素子に対して、ユニバーサル硬度測定法により保護層側からコレステリック液晶層に2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率は0.60であり、また、その塑性変形量は0.48μmであった。また、上記実施例1と同様の方法によりガラス基板上に直接成膜した保護層に対して、ユニバーサル硬度測定法により2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率を測定したところ、0.60であった。
【0057】
(実施例3)
保護層の材料としてJSS―341(JSR製)を用い、その保護層の膜厚を1.5μmとし、かつ、保護層を形成する際に露光処理を行わないようにした以外は、上記実施例1と同様の方法で、光学素子を製造した。このようにして得られた実施例3に係る光学素子に対して、ユニバーサル硬度測定法により保護層側からコレステリック液晶層に2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率は0.65であり、また、その塑性変形量は0.46μmであった。また、上記実施例1と同様の方法によりガラス基板上に直接成膜した保護層に対して、ユニバーサル硬度測定法により2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率を測定したところ、0.64であった。
【0058】
(実施例4)
保護層の表面に透明電極としてのITO層(膜厚1500Å)をスパッタにより成膜した後、そのITO層上に配向膜としてのポリイミド膜(LX1400(日立化成社製)、膜厚0.07μm)を形成した以外は、上記実施例1と同様の方法で、光学素子を製造した。なお、ITO層上のポリイミド膜は、上記実施例1におけるガラス基板上の配向膜と同様の方法により形成した。このようにして得られた実施例4に係る光学素子に対して、ユニバーサル硬度測定法により保護層側からコレステリック液晶層に2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率は0.66であり、また、その塑性変形量は0.46μmであった。また、上記実施例1と同様の方法によりガラス基板上に直接成膜した保護層に対して、ユニバーサル硬度測定法により2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率を測定したところ、0.62であった。
【0059】
(実施例5)
液晶層と保護層との間にフォトリソグラフィ法により光吸収型(顔料分散型)のカラーフィルター層を形成した以外は、上記実施例4と同様の方法で、光学素子を製造した。このようにして得られた実施例5に係る光学素子に対して、ユニバーサル硬度測定法により保護層側からコレステリック液晶層に2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率は0.67であり、また、その塑性変形量は0.53μmであった。また、上記実施例1と同様の方法によりガラス基板上に直接成膜した保護層に対して、ユニバーサル硬度測定法により2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率を測定したところ、0.62であった。
【0060】
(実施例6)
ガラス基板とその表面にポリイミド膜との間にフォトリソグラフィ法により光吸収型(顔料分散型)のカラーフィルター層を形成した以外は、上記実施例4と同様の方法で、光学素子を製造した。このようにして得られた実施例6に係る光学素子に対して、ユニバーサル硬度測定法により保護層側からコレステリック液晶層に2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率は0.64であり、また、その塑性変形量は0.57μmであった。また、上記実施例1と同様の方法によりガラス基板上に直接成膜した保護層に対して、ユニバーサル硬度測定法により2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率を測定したところ、0.62であった。
【0061】
(実施例7)
保護層の表面にさらに別の保護層としての二酸化シリコン(SiO2)層(膜厚0.3μm)をスパッタにより形成した以外は、上記実施例1と同様の方法で、光学素子を製造した。このようにして得られた実施例7に係る光学素子に対して、ユニバーサル硬度測定法により、積層された保護層側からコレステリック液晶層に2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率は0.67であり、また、その塑性変形量は0.54μmであった。また、上記実施例1と同様の方法によりガラス基板上に直接成膜した、積層された保護層(JNPC−80層およびSiO2層)に対して、ユニバーサル硬度測定法により2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率を測定したところ、0.66であった。
【0062】
(比較例1)
保護層を形成しない以外は、上記実施例1と同様の方法で、光学素子を製造した。このようにして得られた比較例に係る光学素子に対して、ユニバーサル硬度測定法により保護層側からコレステリック液晶層に2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率は0.54であり、また、その塑性変形量は0.72μmであった。
【0063】
(評価結果)
ここで、上記実施例1〜7に係る光学素子を、実際の製造ラインで製造した後、液晶表示装置に組み込んで用いたところ、液晶層の膜厚分布は均一なまま保たれ、表示品位も良好であった。これに対し、上記比較例に係る光学素子を、実際の製造ラインで製造した後、液晶表示装置に組み込んで用いたところ、液晶層の膜厚分布が不均一となり、表示品位に不良が目立つようになった。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、その製造過程中や液晶表示装置への組み付け中に加えられる衝撃によって液晶層の膜厚分布が不均一になることがなく、液晶表示装置に組み込まれて用いられた場合でもその表示品位を高く保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学素子の一実施の形態を説明するための概略断面図。
【図2】図1に示す光学素子の製造方法を説明するための工程図。
【図3】図1に示す光学素子の第1の変形例を示す概略断面図。
【図4】図1に示す光学素子の第2の変形例を示す概略断面図。
【図5】図1に示す光学素子の第3の変形例を示す概略断面図。
【図6】図1に示す光学素子の第4の変形例を示す概略断面図。
【図7】図1に示す光学素子の第5の変形例を示す概略断面図。
【図8】図1に示す光学素子の第6の変形例を示す概略断面図。
【図9】図1に示す光学素子の硬度(弾性率)を説明するための図。
【符号の説明】
10 光学素子
11 配向基材
11a 支持基材
11b 配向膜
12 液晶層
12R,12G,12B 領域
13 保護層
14 光吸収型のカラーフィルター層
14R,14G,14B 着色領域
15 ブラックマトリックス層
Claims (12)
- 液晶材料を成膜および硬化させることにより形成された液晶層と、
前記液晶層上に形成され、外部からの衝撃により前記液晶層が変形することを防止する高硬度の保護層とを備えたことを特徴とする光学素子。 - 前記保護層は、ユニバーサル硬度測定法により2mNの試験力で圧子を押し込んだ際の弾性率((弾性変形量)/(総変形量))が0.6以上であることを特徴とする、請求項1に記載の光学素子。
- 前記保護層は樹脂とモノマーとが混合した材料からなることを特徴とする、請求項1または2に記載の光学素子。
- 前記液晶層を形成する前記液晶材料はコレステリック規則性を有することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光学素子。
- 前記液晶層を形成する前記液晶材料はネマチック規則性を有することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光学素子。
- 前記液晶層を支持する配向基材であって、前記液晶層のうち前記保護層の側の表面と反対側の表面上に配置された配向基材をさらに備えたことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光学素子。
- 前記液晶層のうち外周部の少なくとも一部の領域が除去されており、前記保護層が、前記配向基材上に形成された前記液晶層の上面に加えて側面の少なくとも一部を覆うように形成されていることを特徴とする、請求項6に記載の光学素子。
- 前記配向基材上に形成された前記液晶層が、赤色、緑色および青色の各色の表示領域に対応する、互いに間隔をあけて形成された複数の領域を有し、前記保護層が、前記液晶層の上面を覆うとともに前記液晶層の前記各領域間の間隙を埋めるように形成されていることを特徴とする、請求項6または7に記載の光学素子。
- 前記保護層のうち前記液晶層の側の表面と反対側の表面上に配置された配向膜および電極であって、液晶セル中の液晶を配向および駆動するための配向膜および電極をさらに備えたことを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の光学素子。
- 前記液晶層と前記保護層との間に配置された光吸収型のカラーフィルター層をさらに備えたことを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の光学素子。
- 前記保護層のうち前記液晶層の側の表面と反対側の表面上に配置された光吸収型のカラーフィルター層をさらに備えたことを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の光学素子。
- 前記液晶層は、偏光分離素子、カラーフィルターおよび位相差板からなる群から選択された少なくとも一つの素子として機能することを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の光学素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003203620A JP4797320B2 (ja) | 2002-07-31 | 2003-07-30 | 光学素子 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002222850 | 2002-07-31 | ||
JP2002222850 | 2002-07-31 | ||
JP2003203620A JP4797320B2 (ja) | 2002-07-31 | 2003-07-30 | 光学素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004126534A true JP2004126534A (ja) | 2004-04-22 |
JP4797320B2 JP4797320B2 (ja) | 2011-10-19 |
Family
ID=32300679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003203620A Expired - Fee Related JP4797320B2 (ja) | 2002-07-31 | 2003-07-30 | 光学素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4797320B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006071945A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 位相差板、ならびにこれを用いたカラーフィルタおよび液晶表示装置 |
JP2008096863A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学素子および液晶表示装置、ならびに光学素子の製造方法 |
JP2009276743A (ja) * | 2008-04-14 | 2009-11-26 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置、電子機器 |
JP2012032759A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-02-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 選択波長反射フィルム |
JP2013044949A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-03-04 | Dexerials Corp | 配向フィルムおよびその製造方法、ならびに位相差フィルムおよびその製造方法 |
US8920889B2 (en) | 2010-10-14 | 2014-12-30 | Fujifilm Corporation | Optical film, polarizing plate, and image-forming display device |
KR20150018431A (ko) * | 2013-08-09 | 2015-02-23 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 광학 필름 |
KR20150018432A (ko) * | 2013-08-09 | 2015-02-23 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 광학 필름 |
KR20150018435A (ko) * | 2013-08-09 | 2015-02-23 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 광학 필름 |
JP2015163935A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-09-10 | 住友化学株式会社 | 光学フィルム |
JP2018534620A (ja) * | 2015-10-20 | 2018-11-22 | 東友ファインケム株式会社Dongwoo Fine−Chem Co., Ltd. | 偏光板一体型のウィンドウ基板及びその製造方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1172613A (ja) * | 1997-07-01 | 1999-03-16 | Toray Ind Inc | カラーフィルター及び液晶表示装置 |
WO2001006308A1 (fr) * | 1999-07-16 | 2001-01-25 | Seiko Epson Corporation | Afficheur a cristaux liquides, dispositif electronique et substrat d'afficheur a cristaux liquides |
JP2001142065A (ja) * | 1999-11-15 | 2001-05-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | 反射型カラー液晶表示素子 |
JP2001159709A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | カラーフィルタの製造方法 |
JP2003195319A (ja) * | 2001-12-25 | 2003-07-09 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置および電子機器 |
-
2003
- 2003-07-30 JP JP2003203620A patent/JP4797320B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1172613A (ja) * | 1997-07-01 | 1999-03-16 | Toray Ind Inc | カラーフィルター及び液晶表示装置 |
WO2001006308A1 (fr) * | 1999-07-16 | 2001-01-25 | Seiko Epson Corporation | Afficheur a cristaux liquides, dispositif electronique et substrat d'afficheur a cristaux liquides |
JP2001142065A (ja) * | 1999-11-15 | 2001-05-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | 反射型カラー液晶表示素子 |
JP2001159709A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | カラーフィルタの製造方法 |
JP2003195319A (ja) * | 2001-12-25 | 2003-07-09 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置および電子機器 |
Cited By (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006071945A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 位相差板、ならびにこれを用いたカラーフィルタおよび液晶表示装置 |
JP2008096863A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学素子および液晶表示装置、ならびに光学素子の製造方法 |
JP2009276743A (ja) * | 2008-04-14 | 2009-11-26 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置、電子機器 |
JP2012032759A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-02-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 選択波長反射フィルム |
US8920889B2 (en) | 2010-10-14 | 2014-12-30 | Fujifilm Corporation | Optical film, polarizing plate, and image-forming display device |
JP2013044949A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-03-04 | Dexerials Corp | 配向フィルムおよびその製造方法、ならびに位相差フィルムおよびその製造方法 |
JP2015163939A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-09-10 | 住友化学株式会社 | 光学フィルム |
JP2016040603A (ja) * | 2013-08-09 | 2016-03-24 | 住友化学株式会社 | 光学フィルム |
KR20150018435A (ko) * | 2013-08-09 | 2015-02-23 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 광학 필름 |
JP2015163935A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-09-10 | 住友化学株式会社 | 光学フィルム |
JP2015163936A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-09-10 | 住友化学株式会社 | 光学フィルム |
JP2015163937A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-09-10 | 住友化学株式会社 | 光学フィルム |
KR20150018431A (ko) * | 2013-08-09 | 2015-02-23 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 광학 필름 |
JP2016006543A (ja) * | 2013-08-09 | 2016-01-14 | 住友化学株式会社 | 光学フィルム |
JP2016028284A (ja) * | 2013-08-09 | 2016-02-25 | 住友化学株式会社 | 光学フィルム |
KR20150018432A (ko) * | 2013-08-09 | 2015-02-23 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 광학 필름 |
JP2016042185A (ja) * | 2013-08-09 | 2016-03-31 | 住友化学株式会社 | 光学フィルム |
US9529130B2 (en) | 2013-08-09 | 2016-12-27 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Optical film |
US9541691B2 (en) | 2013-08-09 | 2017-01-10 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Optical Film |
US9696475B2 (en) | 2013-08-09 | 2017-07-04 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Optical film |
KR102457408B1 (ko) * | 2013-08-09 | 2022-10-24 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 광학 필름 |
KR102175729B1 (ko) * | 2013-08-09 | 2020-11-06 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 광학 필름 |
KR102283211B1 (ko) * | 2013-08-09 | 2021-07-29 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 광학 필름 |
KR20210096022A (ko) * | 2013-08-09 | 2021-08-04 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 광학 필름 |
KR102389525B1 (ko) * | 2013-08-09 | 2022-04-22 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 광학 필름 |
JP2018534620A (ja) * | 2015-10-20 | 2018-11-22 | 東友ファインケム株式会社Dongwoo Fine−Chem Co., Ltd. | 偏光板一体型のウィンドウ基板及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4797320B2 (ja) | 2011-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4707521B2 (ja) | カラーフィルタおよびこれを有する半透過半反射型液晶表示装置 | |
US7847915B2 (en) | Optical element | |
JP4443867B2 (ja) | 位相差制御層を有するカラーフィルタおよびその製造方法並びにディスプレイ | |
US6818261B2 (en) | Liquid crystal composition, color filter and liquid crystal display device | |
JP2003149635A (ja) | コレステリック液晶を利用した液晶表示装置及びその製造方法 | |
KR100796542B1 (ko) | 액정 분자를 호메오트로픽 배향시킨 광학 소자 그리고이것을 사용한 액정 표시 장치용 부재 및 액정 표시 장치 | |
JP2005003750A (ja) | 柱状体を有する位相差制御板 | |
JP2001242315A (ja) | コレステリック液晶カラーフィルター及びその製造方法並びにそれを用いた表示装置 | |
JP4797320B2 (ja) | 光学素子 | |
KR20070061474A (ko) | 위상차층 부착 컬러 필터 및 액정 표시 소자 | |
KR100845753B1 (ko) | 광학 소자의 제조 방법 및 그 제조 장치 | |
JP4548726B2 (ja) | 液晶分子をホメオトロピック配向させた光学素子並びにこれを用いた液晶表示装置及び液晶表示装置 | |
JP6137639B2 (ja) | 柱状体を有する位相差制御板 | |
JP5263472B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2003084121A (ja) | カラーフィルタおよびその製造方法 | |
JP2002341126A (ja) | 選択反射膜及び液晶カラーフィルター | |
US20080074593A1 (en) | Liquid crystal display device and manufacturing method thereof | |
JP5893237B2 (ja) | 柱状体を有する位相差制御板 | |
JPH11258638A (ja) | ゲストホスト型液晶表示装置 | |
JP2003185827A (ja) | 選択反射部材および色選択部材 | |
JP2005099266A (ja) | 位相差制御基板およびディスプレイ | |
JP2002267830A (ja) | カラーフィルター、その製造方法および液晶表示装置 | |
JP4420193B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2003066422A (ja) | 液晶表示用プラスチック基板 | |
JP2004325687A (ja) | 半透過型液晶表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090817 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090821 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100820 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101018 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110705 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110718 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4797320 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |