JP2004058490A - プリンタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの使用目的に合わせた画像出力を行い、更に操作性の良い、高速印刷を提供すること。
【解決手段】ホストから転送されてくる印字モードを判別し高速印刷の場合は印刷するデータを読み込み文字データかイメージデータかを判別し、文字データの場合は解像を低下させ、イメージデータの場合は画像サイズを縮小させることにより高速印刷を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】ホストから転送されてくる印字モードを判別し高速印刷の場合は印刷するデータを読み込み文字データかイメージデータかを判別し、文字データの場合は解像を低下させ、イメージデータの場合は画像サイズを縮小させることにより高速印刷を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は上位装置から印字データが転送され印字を行う印刷装置であって、特に高速印刷モードが指定された場合のプリンタ装置の印刷方法を判別する判別方法と判別した結果実際に印刷される印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の印刷装置に於いては、ユーザーが高速印字モードを選択した場合、上位装置よりプリンタ装置が高速印字可能な印刷モード、及び、低解像のデータを作成して、プリンタ装置に転送していた。プリンタ装置では受信したデータをデータの種類を問わず指定された解像度及び、印刷モードで印刷を行っていた。また、その他のプリンタ装置においては上位装置からは通常印刷と同じデータを転送し、プリンタ装置は高速印字に対応した速度で印刷ヘッドを走査し、実際のイメージを速度に比例したサンプリング周期で印刷を行うためサンプリング周期に対応した解像度に変換され印刷される機構を持つプリンタ装置も存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した従来技術の欠点を除去するものであり、その目的とするところは従来のプリンタ装置で行っている印刷する画像がどのような画像であっても同一の高速印字モードにて印刷を行うことによって生じていた画質の劣化を伴うことなく高速印刷を提供することにある。また、ユーザーが画質の劣化を伴うことなく高速印刷を行うための煩雑な作業を軽減することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の印字装置は上記課題を実現するために、
主走査方向に印字ヘッドをスキャンし、副走査方向に印刷媒体を移動させて印刷する印字装置において、
上位装置からの設定により指定された印字モードで印刷を行うための複数印字モードを持ち、前期印字モードを切り替えるための切り替え手段と、高速印字が指定された場合に転送データの内容を判別するための印刷データ判別手段を持ち、印刷内容により印刷方法を切り替える手段を持つことをその概要とする。
【0005】
(作 用)
印刷する画像が文字データの場合は読解可能な程度に解像を低下させ印刷速度を向上させ、自然画に代表されるイメージデータの場合には、画質を劣化が生じないように画像サイズを縮小して印刷することにより、用途に応じた形で高速印字が可能になる。
【0006】
また、印刷データ判別手段も印刷を開始する数ラスタ分のデータの内容をビットの連続、不連続を調べるだけの簡単なチェック手段にて実行することができるため、データ解析にかかる時間的な負荷はない。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)
図1は本発明を好適に説明可能なプリンタである。101CPUはプリンタ装置の印字データの作成、印字制御のためのモータ駆動、印字ヘッド吐出制御、上位装置から転送されたコマンドの解析、パネルからの入力による各種設定などを行う演算装置である。
【0008】
102ROMはプリンタを駆動するための制御プログラム、各種固定値データ(モータの駆動テーブル等)、印字データに使用するフォントデータ等が格納されている。102ROMは101CPUによって読み出されプログラムとして実行される。各種固定値データはそのまま初期値として使用されるものと、103RAMに展開され101CPUにより加工され使用される。フォントデータは必要に応じて指定されたフォントデータを101CPUによって読み出され103RAMに展開され印字データとして生成される。
【0009】
このフォントデータは機種により搭載個数、搭載文字種類が異なる為、その容量もことなる。本実施例のプリンタにおいては、明朝体1フォントとなっている。103RAMは上述したフォントデータを指定された修飾方法にて修飾された結果を展開し印字データとして使用する。イメージデータの場合も同様に101CPUによって読み込まれたイメージデータを指定された印字位置と対応する103RAM上に展開され印字データとして使用する。更に103RAMはプログラム実行に必要なワークメモリ、104I/Fから入力データの一時格納場所としての受信バッファとしても使用している。104I/Fは不図示のホスト装置と接続され、印字データ、プリント指示コマンド等のデータとコマンドを受信するためのものである。
【0010】
本実施例のI/FはIEEE−1284に準拠した電気的仕様となっており、ホストからのデータだけでなく、プリンタの内部状態をホストに通知するため、双方向のデータ通信が可能なI/Fとなっている。105EEPROMはプリンタの設定状態を保管しておくだけでなく、その他、印刷枚数、インク残量などのプリンタの履歴データも格納されている。プリンタの設定状態としては、フォント種別、対応用紙、自動電源ON/OFFなどの機能項目、プリンタのシリアルNO等の機器固有データも格納されている。
【0011】
106モータコントローラは本実施例のプリンタにおいては、主走査方向に印字ヘッドを走査させて印字を行うプリンタであるため、印字ヘッド主走査方向に右端から左端までを1回、又は複数回走査させて印字を行うために使用する。106モータコントローラへの制御は101CPUが行い印字はモータの等速域を使用して印字が行われる。106モータコントローラのもう一つの制御は印刷媒体を進行方向へ移動させるためのモータであるラインフィードモータコントローラである。このモータはヘッド走査用のモータとは独立で動作可能であり、通常印刷においては、ヘッド走査用モータが1回または複数回走査後、ラインフィードモータコントローラが所定量紙を進行方向に送る制御を行う。
【0012】
更にラインフィードモータコントローラは印刷を行うための印刷媒体を印刷可能な所定位置まで移動させる給紙処理と印刷が終了した後に排紙トレイまで印刷媒体を移動させるための排紙処理を行っている。109バスラインは101CPUが情報を伝達するためのデータ及びアドレスバスである。101CPUが109バスラインを使用し、各102から107までの各ユニットを制御する。111は各ユニットへの電源供給ラインである。
【0013】
図2は本実施例の印字モード判定シーケンスである。STEP201では上位装置から転送されてくるデータの印字モードをチェックしている。このとき印字モードが高速印刷以外の場合そんまま上位装置から転送されてきた印字モードをSTEP207において登録する。STEP202では上位装置から転送されてくるデータが高速印字の場合である場合にのみ印字モード決定前に受信データを読み込む。
【0014】
その後STEP203では受信したデータを色毎に分解しビットマップに展開された色データのビットデータの内容をチェックし、連続して2ビット以下のデータが存在するかを調べる。STEP203によって連続して2ビット以下のデータが存在する場合にはSTEP204に移行し印字モードを通常の印字モードにし、その後画像のサイズを1/4の縮小に設定する。実際の印字モードの設定STEP207にて行われる。
【0015】
STEP203にて連続して2ビット以下のデータが存在しなかった場合はSTEP205にてラスタ数の更新を行う。その後、STEP206ではSTEP205にてカウントアップしたラスタ数のチェックを行う本実施例のプリンタ装置においては上限を360DPIの解像度でA4サイズ用紙の1パーセント以内ということで40ラスタとしている。
【0016】
STEP207ではこれ以前に決定されている印字モードをここで設定し、以降の処理でこの情報を基にデータを処理する。
【0017】
STEP208は印刷に必要なデータを印字バッファに展開する処理である。ここではSTEP207で設定された印字モードの他、画像サイズに応じてデータの間引き処理等を行い印字バッファに色毎に格納する。STEP208では実際に印字ヘッドにデータを転送し、キャリッジモータ、ラインフィードモータを駆動して印刷を行う。ここではSTEP207で設定した印字モードを参照しキャリッジモータの速度と印刷データのサンプリング周期を決定し、決定した設定値を用いて印刷を行う。印刷は印刷データが続く限り連続して行われるが、印字モードの判定は印刷開始時にのみ行われ、それ以降はデータの展開と印刷のみが行われる。
【0018】
図3は印字モード判定手段の方法を記載したものである。
【0019】
図302は自然画でありカラーの画像である。図302中の丸の中の一部のデータを示したのが304から307である。この部分は図でもわかるようにモノクロのハーフトーンの画像である。このときの各色のデータは304Yにはデータは存在しない。また305M、306Cにも同様にデータは存在していない。しかしながら307Kにはハーフトーンを形成するためのデータが格納されていて図のように16ビット中8ビットのデータが一定間隔で並んでいる。これはこの部分が約50パーセントのハーフトーンであることを示している。ここでデータを見てみると307Kの中には2ビット以上連続しないデータが存在しないためこの画像を印刷する場合には印字モードは通常モードでデータを間引きして縮小したデータとして印字される。
【0020】
図303は文字データの画像である。その中心部の丸い部分には“ABCD”の文字があることがわかる。この場合の各色の詳細なデータは308〜311である。この文字は黒文字であるため308Y、309M、310Cは全てデータが存在しないことがわかる。
【0021】
311Kは黒文字であるためデータが存在し、左側の3ドットの連続は文字“A”の先端であり、空白後の4ドットの連続データは文字“B”の上部のデータである。このように2ビット以上連続するデータのみで構成されている場合は印字モードは高速印字モードとなり、画像の縮小は行われずにデータの間引きのみが行われる。
【0022】
(第2の実施例)
第2の実施例は第一の実施例と同じプリンタの構成であって、上位装置から印字モードの判定を行うか否かの設定を行うことのできる仕様となっている。
【0023】
上位装置からは図1の104インターフェイスを通して設定コマンドが送信される。その送信されたコマンドに応じた設定を105EEPROMに格納する。本実施例での設定は印字モードの判定を行うか否かのON/OFFの設定のみである。
【0024】
図4は第2の実施例の処理フローである。
【0025】
まずSTEP401において印字モードの判定を行うか否かの設定をコマンドチェックフラグを確認することで行う。印字モードの判定を行わない場合にはSTEP408の印字モードの設定を行い、以降受信データを展開し印字データを作成し、実際の印字動作を行う。印字モードの判定を行う場合は実施例1の動作を同様にSTEP402で印字モードが高速印刷か否かをチェックし高速印刷の場合はデータを受信し、印字データの内容をチェックし、1ビットのみデータの検出を行い、検出した場合には通常印刷モードで縮小印刷を行い、検出できなかった場合は高速印刷を行う設定をSTEP408において行う。その後の動作も実施例1の動作と同様に受信した印字データを印字するためのビットマップデータに展開し、その後、STEP410の印刷において実際にモータ、印字ヘッドを駆動し印字を行う。
【0026】
(その他)
本発明はプリンタ装置上で行う方法について記載したが、印字装置からの印字モード等の情報を上位装置が取得できるのであれば上位装置にて画像の判別を行い適切な印字モードで適切な画像サイズのデータを作成し、プリンタ上では特別な処理を行わずに印刷することもできる。その場合も本実施例の効果と変わりはない。
【0027】
又、今回の縮小は単純な縦、横1/2の縮小を使用しているが縮小率は画像のサイズから決定したほうが更に効果的である。
【0028】
【発明の効果】
本発明は第一の実施例で示すように、文字データの場合にはデータの間引きを行いキャリッジを高速移動させ高速印字を行い。画像が自然画に代表されるようなイメージデータの場合には画像を縮小し、基画像と同じ解像度で印刷することにより画像サイズが小さくなるために印刷時間が短縮することができ、画質の低下をすることなく高速印刷が可能になる。この方法を更に発展させることにより高速印刷を行う画像の種類に応じて結果的に短時間で印刷できる方法を使用し、ユーザーの目的に合った出力結果を得るようにすることにより高速性を損なうことなくユーザーのニーズに合った出力画像を提供することができる。
【0029】
又、第2の実施例で示すように第1実施例の機能はユーザーからの指示により使用するか否かの設定ができるため、第1実施例の機能が必要ないユーザーにとっても従来通りの使用方法ができるため機能の劣化とはならずに第1の実施例の機能を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の第1実施例を示す要部ブロック図
【図2】本実施例の第1実施例の処理フローチャート
【図3】本実施例の第1実施例の判断方法解析図
【図4】本実施例の第2実施例の処理フローチャート
【符号の説明】
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 I/F
105 EEPROM
【発明の属する技術分野】
本発明は上位装置から印字データが転送され印字を行う印刷装置であって、特に高速印刷モードが指定された場合のプリンタ装置の印刷方法を判別する判別方法と判別した結果実際に印刷される印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の印刷装置に於いては、ユーザーが高速印字モードを選択した場合、上位装置よりプリンタ装置が高速印字可能な印刷モード、及び、低解像のデータを作成して、プリンタ装置に転送していた。プリンタ装置では受信したデータをデータの種類を問わず指定された解像度及び、印刷モードで印刷を行っていた。また、その他のプリンタ装置においては上位装置からは通常印刷と同じデータを転送し、プリンタ装置は高速印字に対応した速度で印刷ヘッドを走査し、実際のイメージを速度に比例したサンプリング周期で印刷を行うためサンプリング周期に対応した解像度に変換され印刷される機構を持つプリンタ装置も存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した従来技術の欠点を除去するものであり、その目的とするところは従来のプリンタ装置で行っている印刷する画像がどのような画像であっても同一の高速印字モードにて印刷を行うことによって生じていた画質の劣化を伴うことなく高速印刷を提供することにある。また、ユーザーが画質の劣化を伴うことなく高速印刷を行うための煩雑な作業を軽減することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の印字装置は上記課題を実現するために、
主走査方向に印字ヘッドをスキャンし、副走査方向に印刷媒体を移動させて印刷する印字装置において、
上位装置からの設定により指定された印字モードで印刷を行うための複数印字モードを持ち、前期印字モードを切り替えるための切り替え手段と、高速印字が指定された場合に転送データの内容を判別するための印刷データ判別手段を持ち、印刷内容により印刷方法を切り替える手段を持つことをその概要とする。
【0005】
(作 用)
印刷する画像が文字データの場合は読解可能な程度に解像を低下させ印刷速度を向上させ、自然画に代表されるイメージデータの場合には、画質を劣化が生じないように画像サイズを縮小して印刷することにより、用途に応じた形で高速印字が可能になる。
【0006】
また、印刷データ判別手段も印刷を開始する数ラスタ分のデータの内容をビットの連続、不連続を調べるだけの簡単なチェック手段にて実行することができるため、データ解析にかかる時間的な負荷はない。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)
図1は本発明を好適に説明可能なプリンタである。101CPUはプリンタ装置の印字データの作成、印字制御のためのモータ駆動、印字ヘッド吐出制御、上位装置から転送されたコマンドの解析、パネルからの入力による各種設定などを行う演算装置である。
【0008】
102ROMはプリンタを駆動するための制御プログラム、各種固定値データ(モータの駆動テーブル等)、印字データに使用するフォントデータ等が格納されている。102ROMは101CPUによって読み出されプログラムとして実行される。各種固定値データはそのまま初期値として使用されるものと、103RAMに展開され101CPUにより加工され使用される。フォントデータは必要に応じて指定されたフォントデータを101CPUによって読み出され103RAMに展開され印字データとして生成される。
【0009】
このフォントデータは機種により搭載個数、搭載文字種類が異なる為、その容量もことなる。本実施例のプリンタにおいては、明朝体1フォントとなっている。103RAMは上述したフォントデータを指定された修飾方法にて修飾された結果を展開し印字データとして使用する。イメージデータの場合も同様に101CPUによって読み込まれたイメージデータを指定された印字位置と対応する103RAM上に展開され印字データとして使用する。更に103RAMはプログラム実行に必要なワークメモリ、104I/Fから入力データの一時格納場所としての受信バッファとしても使用している。104I/Fは不図示のホスト装置と接続され、印字データ、プリント指示コマンド等のデータとコマンドを受信するためのものである。
【0010】
本実施例のI/FはIEEE−1284に準拠した電気的仕様となっており、ホストからのデータだけでなく、プリンタの内部状態をホストに通知するため、双方向のデータ通信が可能なI/Fとなっている。105EEPROMはプリンタの設定状態を保管しておくだけでなく、その他、印刷枚数、インク残量などのプリンタの履歴データも格納されている。プリンタの設定状態としては、フォント種別、対応用紙、自動電源ON/OFFなどの機能項目、プリンタのシリアルNO等の機器固有データも格納されている。
【0011】
106モータコントローラは本実施例のプリンタにおいては、主走査方向に印字ヘッドを走査させて印字を行うプリンタであるため、印字ヘッド主走査方向に右端から左端までを1回、又は複数回走査させて印字を行うために使用する。106モータコントローラへの制御は101CPUが行い印字はモータの等速域を使用して印字が行われる。106モータコントローラのもう一つの制御は印刷媒体を進行方向へ移動させるためのモータであるラインフィードモータコントローラである。このモータはヘッド走査用のモータとは独立で動作可能であり、通常印刷においては、ヘッド走査用モータが1回または複数回走査後、ラインフィードモータコントローラが所定量紙を進行方向に送る制御を行う。
【0012】
更にラインフィードモータコントローラは印刷を行うための印刷媒体を印刷可能な所定位置まで移動させる給紙処理と印刷が終了した後に排紙トレイまで印刷媒体を移動させるための排紙処理を行っている。109バスラインは101CPUが情報を伝達するためのデータ及びアドレスバスである。101CPUが109バスラインを使用し、各102から107までの各ユニットを制御する。111は各ユニットへの電源供給ラインである。
【0013】
図2は本実施例の印字モード判定シーケンスである。STEP201では上位装置から転送されてくるデータの印字モードをチェックしている。このとき印字モードが高速印刷以外の場合そんまま上位装置から転送されてきた印字モードをSTEP207において登録する。STEP202では上位装置から転送されてくるデータが高速印字の場合である場合にのみ印字モード決定前に受信データを読み込む。
【0014】
その後STEP203では受信したデータを色毎に分解しビットマップに展開された色データのビットデータの内容をチェックし、連続して2ビット以下のデータが存在するかを調べる。STEP203によって連続して2ビット以下のデータが存在する場合にはSTEP204に移行し印字モードを通常の印字モードにし、その後画像のサイズを1/4の縮小に設定する。実際の印字モードの設定STEP207にて行われる。
【0015】
STEP203にて連続して2ビット以下のデータが存在しなかった場合はSTEP205にてラスタ数の更新を行う。その後、STEP206ではSTEP205にてカウントアップしたラスタ数のチェックを行う本実施例のプリンタ装置においては上限を360DPIの解像度でA4サイズ用紙の1パーセント以内ということで40ラスタとしている。
【0016】
STEP207ではこれ以前に決定されている印字モードをここで設定し、以降の処理でこの情報を基にデータを処理する。
【0017】
STEP208は印刷に必要なデータを印字バッファに展開する処理である。ここではSTEP207で設定された印字モードの他、画像サイズに応じてデータの間引き処理等を行い印字バッファに色毎に格納する。STEP208では実際に印字ヘッドにデータを転送し、キャリッジモータ、ラインフィードモータを駆動して印刷を行う。ここではSTEP207で設定した印字モードを参照しキャリッジモータの速度と印刷データのサンプリング周期を決定し、決定した設定値を用いて印刷を行う。印刷は印刷データが続く限り連続して行われるが、印字モードの判定は印刷開始時にのみ行われ、それ以降はデータの展開と印刷のみが行われる。
【0018】
図3は印字モード判定手段の方法を記載したものである。
【0019】
図302は自然画でありカラーの画像である。図302中の丸の中の一部のデータを示したのが304から307である。この部分は図でもわかるようにモノクロのハーフトーンの画像である。このときの各色のデータは304Yにはデータは存在しない。また305M、306Cにも同様にデータは存在していない。しかしながら307Kにはハーフトーンを形成するためのデータが格納されていて図のように16ビット中8ビットのデータが一定間隔で並んでいる。これはこの部分が約50パーセントのハーフトーンであることを示している。ここでデータを見てみると307Kの中には2ビット以上連続しないデータが存在しないためこの画像を印刷する場合には印字モードは通常モードでデータを間引きして縮小したデータとして印字される。
【0020】
図303は文字データの画像である。その中心部の丸い部分には“ABCD”の文字があることがわかる。この場合の各色の詳細なデータは308〜311である。この文字は黒文字であるため308Y、309M、310Cは全てデータが存在しないことがわかる。
【0021】
311Kは黒文字であるためデータが存在し、左側の3ドットの連続は文字“A”の先端であり、空白後の4ドットの連続データは文字“B”の上部のデータである。このように2ビット以上連続するデータのみで構成されている場合は印字モードは高速印字モードとなり、画像の縮小は行われずにデータの間引きのみが行われる。
【0022】
(第2の実施例)
第2の実施例は第一の実施例と同じプリンタの構成であって、上位装置から印字モードの判定を行うか否かの設定を行うことのできる仕様となっている。
【0023】
上位装置からは図1の104インターフェイスを通して設定コマンドが送信される。その送信されたコマンドに応じた設定を105EEPROMに格納する。本実施例での設定は印字モードの判定を行うか否かのON/OFFの設定のみである。
【0024】
図4は第2の実施例の処理フローである。
【0025】
まずSTEP401において印字モードの判定を行うか否かの設定をコマンドチェックフラグを確認することで行う。印字モードの判定を行わない場合にはSTEP408の印字モードの設定を行い、以降受信データを展開し印字データを作成し、実際の印字動作を行う。印字モードの判定を行う場合は実施例1の動作を同様にSTEP402で印字モードが高速印刷か否かをチェックし高速印刷の場合はデータを受信し、印字データの内容をチェックし、1ビットのみデータの検出を行い、検出した場合には通常印刷モードで縮小印刷を行い、検出できなかった場合は高速印刷を行う設定をSTEP408において行う。その後の動作も実施例1の動作と同様に受信した印字データを印字するためのビットマップデータに展開し、その後、STEP410の印刷において実際にモータ、印字ヘッドを駆動し印字を行う。
【0026】
(その他)
本発明はプリンタ装置上で行う方法について記載したが、印字装置からの印字モード等の情報を上位装置が取得できるのであれば上位装置にて画像の判別を行い適切な印字モードで適切な画像サイズのデータを作成し、プリンタ上では特別な処理を行わずに印刷することもできる。その場合も本実施例の効果と変わりはない。
【0027】
又、今回の縮小は単純な縦、横1/2の縮小を使用しているが縮小率は画像のサイズから決定したほうが更に効果的である。
【0028】
【発明の効果】
本発明は第一の実施例で示すように、文字データの場合にはデータの間引きを行いキャリッジを高速移動させ高速印字を行い。画像が自然画に代表されるようなイメージデータの場合には画像を縮小し、基画像と同じ解像度で印刷することにより画像サイズが小さくなるために印刷時間が短縮することができ、画質の低下をすることなく高速印刷が可能になる。この方法を更に発展させることにより高速印刷を行う画像の種類に応じて結果的に短時間で印刷できる方法を使用し、ユーザーの目的に合った出力結果を得るようにすることにより高速性を損なうことなくユーザーのニーズに合った出力画像を提供することができる。
【0029】
又、第2の実施例で示すように第1実施例の機能はユーザーからの指示により使用するか否かの設定ができるため、第1実施例の機能が必要ないユーザーにとっても従来通りの使用方法ができるため機能の劣化とはならずに第1の実施例の機能を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の第1実施例を示す要部ブロック図
【図2】本実施例の第1実施例の処理フローチャート
【図3】本実施例の第1実施例の判断方法解析図
【図4】本実施例の第2実施例の処理フローチャート
【符号の説明】
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 I/F
105 EEPROM
Claims (4)
- 主走査方向に印字ヘッドをスキャンし、副走査方向に印刷媒体を移動させて印刷する印字装置において、
上位装置からの設定により指定された印字モードで印刷を行うための複数印字モードを持ち、前期印字モードを切り替えるための切り替え手段と、高速印字が指定された場合に転送データの内容を判別するための印刷データ判別手段を持ち、印刷内容により印刷方法を切り替えることを特徴とするプリンタ装置。 - 請求項1のプリンタ装置において、上位装置より印字モードを高速印刷モードに指定された場合、前記印刷データ判別手段は印刷データが文字データかイメージデータかを判別し、文字データの場合は解像度を変更させ、高速に印字ヘッドを走査させることにより高速印字を行い、イメージデータの場合は解像度を変更させずに印刷するデータサイズを変更することにより印刷時間を短縮させることを特徴とするプリンタ装置。
- 請求項1のプリンタ装置において前記印刷データ判別手段は印刷用データの展開に先駆けて上位装置から送られてくるデータの先頭のn(n>1)ラスタ分のデータを解析し、各色のビットマップデータが存在し、連続しない1ビット単独のデータが存在する場合にはイメージデータとして判断し、上述したデータ以外のデータの場合は文字データとして判断することを特徴とするプリンタ装置。
- 請求項1のプリンタ装置において前記印刷データ判別手段は上位装置からの設定により判断方法を変更、及び判断を行わない設定を行うことができることを特徴とするプリンタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002220897A JP2004058490A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | プリンタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002220897A JP2004058490A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | プリンタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004058490A true JP2004058490A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31941370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002220897A Pending JP2004058490A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | プリンタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004058490A (ja) |
-
2002
- 2002-07-30 JP JP2002220897A patent/JP2004058490A/ja active Pending
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