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JP2003111619A - リバーシブル天板を備えた家具 - Google Patents

リバーシブル天板を備えた家具

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Publication number
JP2003111619A
JP2003111619A JP2002085601A JP2002085601A JP2003111619A JP 2003111619 A JP2003111619 A JP 2003111619A JP 2002085601 A JP2002085601 A JP 2002085601A JP 2002085601 A JP2002085601 A JP 2002085601A JP 2003111619 A JP2003111619 A JP 2003111619A
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JP
Japan
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top plate
screw
boss
view
fitted
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Granted
Application number
JP2002085601A
Other languages
English (en)
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JP3879835B2 (ja
Inventor
Takachika Nishizawa
崇爾 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
Application filed by Itoki Crebio Corp filed Critical Itoki Crebio Corp
Priority to JP2002085601A priority Critical patent/JP3879835B2/ja
Publication of JP2003111619A publication Critical patent/JP2003111619A/ja
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Publication of JP3879835B2 publication Critical patent/JP3879835B2/ja
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  • Furniture Connections (AREA)
  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】リバーシルブな天板を脚に簡単に付け替えでき
る家具を提供する。 【手段】机の骨組みを構成するサイドフレーム16にブラ
ケット43が固着されており、このブラケット43に受け具
35が装着されている。天板1には、上下の大径部34aを
備えた取付け穴34が空いている。取付け穴34には、フラ
ンジ39を備えたボス体39が嵌まっており、ボス体39を介
してねじ37がブラケット43にねじ込まれている。サイド
パネルSPを取付ける場合は、ねじ37で受け金具56を天
板1に共締めし、この受け金具56にサイドパネルSPを
締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表裏いずれを上に
しても使用できる天板(リバーシブル天板)を備えた家
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】机やカウンターのように天板や化粧板を
備えた家具において、天板の表面が傷付いても廃棄しな
くても良いようにしたり、左右非対称形状の天板を右利
き人とと左利き人用とに付け替えできるようにしたり、
或いは使用者の好みによって表面デザインを選択できる
ようにしたりするため、天板や化粧板をリバーシブル構
造とすることが行われている。
【0003】その例として、特開2000−74019
号公報には、タンスのような家具において、薄板製のリ
バーシブルカバーを取付けるための手段として、リバー
シブルカバーの取付け穴に装着されたるエスカッション
と、エスカッション内に上下動自在に装着されたレバー
と、レバーを位置決めする位置決め手段とを備えた装置
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術は、リバ
ーシブル材の位置決めを簡単に行える利点があるが、構
造が著しく複雑でコストが嵩む点や、木製又は合板製の
ような中実天板には適用困難である点に問題があった。
【0005】また、リバーシブル材の取付け穴がかなり
大きくなるため、机(テーブル)やカウンターのように
大きな穴が表面に現れるのを嫌う家具には適用し難いと
いう点も問題であった。
【0006】更に、机においてはサイドパネルのような
補助部材を設けることが行われており、その場合、取付
け用の金具類が必要となるが、前記従来技術を机の天板
固定に転用した場合、天板の取付け装置はその目的にし
か使用できないため、金具類はねじによって別に取付け
なければならず、このため、加工費が嵩むと共に取付け
作業の手間もかかっており、更に、金具を取り外すとね
じ穴が露出して美感を損なうという問題があった。
【0007】本発明は、このような現状を改善すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の家具は、表裏い
ずれを上にしても使用できる天板と、この天板を支持す
るフレームや脚等の支持体とを備えており、前記天板に
は表裏に貫通した取付け穴が空いている。
【0009】そして、請求項1の発明では、前記取付け
穴にずれ不能に嵌入したボス体と、このボス体とは別体
に又は一体に設けられたねじ等の締結手段とを介して、
天板を支持体に固定している。
【0010】請求項2の発明では、請求項1において、
前記天板のうち少なくとも支持体と重なる部分は中実に
形成されており、前記取付け穴はストレート状に形成さ
れている一方、前記ボス体は、前記支持体に上向き離反
不能に保持されていると共に、筒状でかつ半径外向きに
広がり得るように上向き開口のスリットが形成されてお
り、前記ボス体をねじのねじ込みによって直接に又はく
さび部材を介して間接的に半径外向きに押し広げること
により、天板をボス体に固定している。
【0011】請求項3の発明では、請求項1において、
前記天板の取付け穴は、天板の表面側と裏面側との上下
両端部が大径部に形成されている一方、前記ボス体は、
ねじが嵌入するように筒状に形成されていると共に一端
部には前記取付け穴の大径部に嵌まるフランジが形成さ
れており、このボス体に上方から嵌入したねじによって
天板を支持体に押さえ固定している。
【0012】請求項4の発明では、請求項1〜請求項3
のうちの何れかにおいて、仕切り用パネル取付け金具の
ような補助具を備えており、この補助具を、前記ボス体
に嵌入したねじによって天板又はボス体に対して固定し
ている。
【0013】
【発明の作用・効果】本発明によると、天板の取付け穴
を受け具のボスに嵌め込むことにより、天板を正確に位
置決めすることができる。従って、ねじのような締結手
段により、天板を迅速にしかも正確な位置・姿勢に取り
付けることができる。
【0014】また、構造は簡単であるためコストが嵩む
ことはなく、しかも、木製天板や合板製天板のような中
実状の天板の固定にも支障無く適用することができる
(むしろ、中実状天板の固定に適している)。また、取
付け穴を大きくする必要はないため、机(テーブル)や
カウンターのような筆記作業を行う家具に好適である点
も優れている。
【0015】請求項2のように構成すると、天板の取付
け穴はドリル加工によって簡単に空けることができるた
め、加工コストを一層抑制することができる利点があ
る。また、ボス体は支持体に取付いたままであるため、
天板の取付け取り外しを簡単に行える利点もある。
【0016】ところで、机のような家具を移動させる場
合、天板の縁を掴んで持ち上げることがあり、従って、
この場合はボス体には天板から下方に引き離すような大
きな荷重が作用する。この点について、請求項3のよう
に構成すると、ボス体のフランジが天板における取付け
穴の大径部に嵌まっているため、ボス体が天板から抜け
るようなことはなく、天板の取付け強度が格段に高くな
る利点がある。
【0017】請求項4のように構成すると、パネル取付
け用金具のような補助具は、天板固定用のねじを利用し
て取付けることができるため、天板に別途ねじをねじ込
むような作業は不要となる。従って、パネル等の部材の
取付けを簡単に行うことができ、かつ、それらパネル等
の部材を取り外した後にねじ穴が露出して体裁が悪くな
るようなこともない。
【0018】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。本発明は家具の一例としての机に適用
している。
【0019】(1).第1実施形態(図1〜図16) 図1〜図16では、請求項2を具体化した第1実施形態
を示している。先ず、図1〜図10に基づいて机の構造
の概要を説明する。
【0020】図1は前方から見た斜視図、図2は右側部
分の平面図、図3は右側面図、図4(A)は後方から見
た部分斜視図、図5は分離平面図、図7は構造材の分離
斜視図、図8は分離右側面図、図9は部材の分離斜視
図、図10のうち(A)は図2の XA-XA視断面図、
(B)は幕板の平面図である。
【0021】机は、木製等の中実状の天板1と、天板1
の右側部を支持する袖キャビネット2と、天板1の左側
部を支持する側面視コ字状の脚体3と、背面に位置した
幕板4とを備えている。必要に応じてバックパネルBP
を取付けることができる。
【0022】天板1は右側部の前後長さよりも左側部の
前後幅が大きい非対称状に形成されている。また、天板
1は、表裏いずれを上にしても使用できるように、表裏
両面にメラミン化粧板張りなどの処理が施されている。
【0023】.継手 主として図5〜図6に示すように、天板1の左右両端部
の後部下方には、アルミのような軽合金からなるブロッ
ク状の継手5を配置している。
【0024】継手5は、平面視で略四角形の基部6と、
基部6から前方及び横方向に延びるサイド突起部7と、
平面視で対角方向に延びるセンター突起部8と、基部6
のうちセンター突起部8と反対側のコーナー部に立設し
た上向き筒状部9とを備えている。
【0025】センター突起部8の先端には、左右外向き
の張り出し部8aを設けている。また、上向き筒状部9
には、平面視でセンター突起部8の中心線を挟んだ両側
に振り分けたような形態になって、平面視で全体として
8字状になっている。上向き筒状部9は、バックパネル
BPの左右両端に設けた足10を差し込むためのもので
ある(図7参照)。
【0026】例えば図4に示すように、上向き筒状部9
はコーナーキャップ11で覆われている。図6及び図7
に示すように、継手5は平面視で対角方向に延びる線を
挟んで対称に形成されている。従って、1種類の継手5
を左右いずれの部位にも使用できる。
【0027】継手5におけるセンター突起部8の張り出
し部8aには、中空角形やC字状等の連結ビーム12が
嵌まるようになっており、この連結ビーム12をねじで
張り出し部8aに固定することにより、隣合った継手5
を連結できる。
【0028】継手5のサイド突起部7における中間部に
は、当該サイド突起部7を抉るような状態で切欠溝13
が形成されており、この切欠溝13の箇所と先端のコー
ナー部とに、下向きに開口の係合段部14が形成されて
いる。また、サイド突起部7の先端寄り部位には、中心
線に沿った部位とその内側とに端部ねじ穴15が空いて
いる。
【0029】袖キャビネット2と天板1との間には前後
方向に延びるサイドフレーム16が配置されている。サ
イドフレーム16は上向き開口で断面逆凸形に形成され
ており、その後部に継手5のサイド突起部7が下方から
嵌まっている。
【0030】サイドフレーム16の後部には補強板17
が溶接によって固着されており、この補強板17に継手
5のサイド突起部7が上方から嵌まっている。補強板1
7は下方からねじ込んだねじで継手5のサイド突起部7
に固定されている。詳細は省略するが、継手5の下面に
は、サイドフレーム16の後部の壁が嵌合する溝が形成
されており、これによって正確に位置決めされている。
【0031】天板1の左側部を支持する脚3は側面視コ
字状に形成されており、その上端には、サイドフレーム
16と同様の断面形状の上水平フレーム3aが固定され
ている。そして、上水平へフレーム3aの上面に継手5
の基部6とサイド突起部7が重なっており、両者は、サ
イド突起部7に上方から挿入したねじで一体に固定され
ている(このため、継手5の基部6にねじ挿入穴18が
空いている)。
【0032】.幕板 図9及び図10に示すように、幕板4の上端には角形部
4aが折曲げ形成されており、左右側部には平面視鋭角
状の折り返し部4bが形成されている。角形部4aには
下向き開口の上カバー20が嵌め込み装着されている。
図示していないが、幕板4には横長の補強部材を装着し
ている。
【0033】上カバー20を角形部4aに装着するに当
たっては、上カバー20に切り起こし形成した爪21
を、角形部4aに形成した係合穴22に嵌め込んでい
る。図10(B)に示すように、角形部4aと天板1と
の間にはある程度の空間が空いており、この空間の下方
に配線受け樋23を配置している。配線受け樋23は左
右の継手5又は幕板4に固定されている。
【0034】そして、角形部4aと上カバー20とに
は、前向きに開口した窓穴24が左右適宜間隔で多数形
成されており、この窓穴24に弾性的に係合した合成樹
脂製の支持具25に受け樋カバー26を装着している。
【0035】受け樋カバー26は適当な長さに設定され
ており、任意の受け樋カバー26を取り外すことによっ
て、配線作業を行える。受け樋カバー26と天板1との
間には、コード類・ケーブル類を引き出せる隙間が空い
ている。
【0036】幕板4の角形部4aと上カバー20との端
部には、継手5の上向き筒状部9と干渉しないように切
り欠き27が形成されており、かつ、角形部4aには、
コーナーキャップ11ときっちり重なる端キャップ28
が嵌まっている。端キャップ28は、ダボと穴との嵌合
によって角形部4aに取付けている。
【0037】図9に示すように、幕板4の左右折り返し
部4bには補強板4cが固着されており、補強板4c
に、折り返し部4bに跨がった状態でダルマ型穴29を
上下適宜間隔で形成している。
【0038】他方、袖キャビネット2の背面には、上下
長手の帯板30をねじで固定していおり、この帯板30
のうち各ダルマ型穴29に対応した部位に、前記ダルマ
型穴29の大径部は嵌合して小径部は抜け不能となる突
起31を設けている。左脚3の後面にも、突起31を設
けた帯板30が装着されている。
【0039】従って、幕板4は、その左右のダルマ型穴
29を袖キャビネット2及び左脚3における帯板30の
突起31に落とし込み嵌合させることにより、簡単に取
り付けることができる。
【0040】なお、図7に一点鎖線で示すように、幕板
4の角形部にリップ32を設け、このリップ32を継手
5のサイド突起部7にねじで固定しても良い。或いは、
リップ付きの補強フレームを継手5に固定し、この補強
フレームに幕板4の上端部を嵌合させても良い。
【0041】.天板の締結 次に、主として図11〜13、15に基づいて天板1の
取付け構造を説明する(図2や図8も参照)。
【0042】図11は机の後部箇所の平面図(天板1を
省略している)、図12は図11のXII-XII 視断面図、
図13は図12のXIII−XIII視断面図、図15は図2の
XV−XV視断面図である。
【0043】天板1にはストレート状の取付け穴34が
空いており、この箇所で、合成樹脂製の受け具35とく
さび体36とねじ(ビス)37とによってサイドフレー
ム16に固定される。
【0044】受け具35は、サイドフレーム16よりも
幅広の基板38と、その中心に立設したボス体39とを
備えており、ボス体39は、継手5におけるサイド突起
部7の中央部の端ねじ穴18と同心状になっている。ボ
ス体39の外周には、天板1との摩擦抵抗を大きくする
ため山形の環状突起39′を多数条形成している。
【0045】ボス体39は上向き開口のスリット40に
よって複数(例えば2〜6個)に割られており、かつ、
内面は下方に向けて窄まるテーパ状になっている。他
方、くさび体36も下方に向かって窄まるテーパ状に形
成されており、このため、くさび体36を下方に押しや
ると、ボス体39は半径外側に広がる(拡張する)。
【0046】受け具35の基板38は、サイドフレーム
16の上端部に形成した切り欠き部41に嵌まってい
る。広い面積の基板38で天板1が支持されるが、これ
は、天板1が傷つくのを防止するためである。基板38
と天板1との間にゴム製保護材を介在させても良い。
【0047】受け具35には、継手5におけるサイド突
起部7の係合段部14に下方から引っ掛かり係合する4
本の係止爪42を下向きに突設している。この係止爪4
2の挿入を可能とするため、サイド突起部7に切欠溝1
3が形成されている。
【0048】いうまでもないが、受け具35は上方から
押圧するワンタッチ的な操作で、係止爪42を係合段部
14に係合させることができ、これによって受け具35
は継手5のサイド突起部7に離脱不能に保持される。
【0049】図15に示すように、サイドフレーム16
の前端寄り部位にも受け具35が取付いている。但し、
サイドフレーム16の前端部には継手5は存在しないの
で、その内部に側面視下向き開口コ字状のブラケット4
3を溶接等によって固定し、このブラケット43に、受
け具35の係止爪42が係合する係合穴44を形成して
いる。ブラケット43の上部はサイドフレーム16の左
右全幅にわたって延びている。
【0050】脚3の上水平部3aにも、サイドフレーム
16と全く同じ状態で前後2個の受け具35が固定され
ている。天板1の取付け穴34は着脱自在なキャップ4
5で塞がれている。
【0051】受け具35のボス体39は、外力が加えら
れていない状態で天板1の取付け穴34より僅かに小径
となるように設定されている。従って、天板1の嵌め込
みを容易に行える。
【0052】そして、ねじ37を継手5の端部ねじ穴1
5にねじ込んでくさび体36を下方に押しやると、くさ
び作用によって受け具35のボス体39が半径外向きに
拡張して、ボス体39が取付け穴34の内面に押圧され
る。これにより、天板1をサイドフレーム16及び左脚
3に固定することができる。
【0053】ねじ37をねじ戻してくさび体36を抜き
外すと、受け具35のボス体39は元の状態に縮径する
ため、天板1を簡単に取り外すことができる。従って、
天板1をひっくり返した状態で使用することを、簡単に
行える。
【0054】なお、本実施形態では、天板1の左側と右
側とで前後取付け穴34の位置が異なっているため、天
板1をひっくり返して使用する場合は、サイド突起部7
と脚3とを左右に付け替えることになる。天板1の左右
両側で取付け穴34の前後位置を同じに設定しておけ
ば、天板1のみをひっくり返して使用できる。
【0055】.袖キャビネットの取付け 次に、図2や図8に加えて図14及び図16も参照して
袖キャビネット2の取付けについて説明する。図14は
図12のXIV-XIV 視断面図、図16は図2の XVI-XVI視
断面図である。
【0056】これらの図に示すように、袖キャビネット
2の上面には、サイドフレーム16の細巾部16aに下
方からきっちり嵌合する前後2個のスペーサブロック4
8と、連結ビーム12に下方からきっちり嵌合する1個
のスペーサブロック48とが配置されており、これらス
ペーサブロック48と連結ビーム12とサイドフレーム
16と袖キャビネット2とはねじ49で共締めされてい
る。
【0057】このように、平面視で直交した方向に延び
るサイドフレーム16と連結ビーム12とにスペーサブ
ロック48が嵌合しているため、袖キャビネット2は正
確に位置決めされている。また、サイドフレーム16と
連結ビーム12とに締結されているため、例えば天板1
を持ち上げて机を移動させるに際して袖キャビネット2
も一緒に持ち上げることができ、このため移動が簡単で
ある。
【0058】なお、スペーサブロック48は、サイドフ
レーム16や連結ビーム12を締結するねじ49とは別
のねじで予め袖キャビネット2の上面に固定しておいて
も良い。この場合は、袖キャビネット2の位置決めが一
層容易になる利点がある。
【0059】本実施形態では、サイドフレーム16にお
ける細巾部16aの幅寸法W1と連結ビーム12の幅寸
法W2とが異なっているため、スペーサブロック48
に、溝幅の異なる2条の溝48a,48bを直交した方
向に形成している。このため、1種類のみのスペーサブ
ロック48で足りる。
【0060】本実施形態のような万能型の継手5を使用
すると、1種類の継手5を使用しつつ、その個数や配
置、或いは連結ビーム12の本数などを適宜選択するこ
とにより、骨組みを共通化した状態で様々の平面形状の
机を製造することができる。すなわち、天板1は様々に
平面形状が異なっても、その支持構造の多くを共通化す
ることができる。
【0061】(2).第2実施形態(図17) 図17では第2実施形態を示している。この実施形態も
請求項3を具体化したもので、サイドフレーム16に受
け具35をねじ37で固定し、ボス体39に、雄ねじ部
36a付きのくさび体36を嵌め入れている。
【0062】くさび体36の上端には、ドライバやコイ
ンのような回転具が嵌まる係合穴36bを形成してい
る。この実施形態では、部材点数を低減できる。また、
くさび体36のねじ戻しによってボス体39は必ず縮径
するため、天板1の取り外しを一層確実に行える。
【0063】サイドフレーム16には下向き開口の溝5
0が形成されており、このため、スペーサブロック48
には突起48cを設けている。突起48cには、連結ビ
ーム12に嵌合する溝48bが形成されている。
【0064】天板の取付け穴の中途高さ部位に小径部を
形成し(すなわち、小径部を挟んだ上下両側に大径部を
形成し)、下方の大径部にボスが嵌まるように設定し、
このボス体39に、小径部をねじで締結しても良い。
【0065】(3).第3実施形態(図18〜図29) 図18〜29では、請求項3及び請求項4を具体化した
第3実施形態を示している。図18は全体のおおまかな
斜視図であり、この図に示すように、本例では、天板1
は左右の脚体3によって支持されており、脚3は側面視
でコ字状(或いは、L形の本体にサイドフレーム16を
設けた形態)に構成されている。
【0066】また、複数の机を左右に並設しており、か
つ、両机にはそれぞれバックパネルBPを取付けると共
に、隣合った机に跨がった状態でサイドパネルSPを配
置している(すなわち左右の机でサイドパネルSPを共
有している)。以下、各部位の構造を詳述する。
【0067】.天板の取付け まず、天板1の取付けについて、図19〜図23に基づ
いて説明する。ここでは、天板1の全部の固定について
説明する。
【0068】図19は要部の分離斜視図、図20は図1
8のXX−XX視断面図、図21は図20の XXI-XXI視断面
図、図22は一部破断平面図、図23はサイドパネルS
Pを取付けない場合の縦断正面図である。
【0069】本例では、脚3のサイドフレーム16は金
属板製であり、断面上向き開口のU字状に形成されてお
り、先端にはフロントキャップ52(図21参照)を装
着している。
【0070】図19や図20に示すように、天板1にお
ける取付け穴34には、表面側と裏面側とに大径部34
aが形成されている。他方、本例では受け具35と筒状
のボス体39とは別体に構成されており、ボス体39に
は、取付け穴34の大径部34aに対応したフランジ3
9aが形成されている。
【0071】また、ボス体39のうらフランジ39aを
設けている側には、ねじ37の頭が嵌まる凹所39bが
形成されている。更に、凹所39bには環状溝39cが
形成されている。
【0072】受け具35は、第1実施形態と同様の基板
38と、左右一対の係止爪42とを備えている。また、
ボス体39の下端部が嵌まる筒部35aを備えている。
図20に示すように、筒部35aは天板1における取付
け穴34の大径部34aに嵌まっており、このため天板
1に対する位置決め機能が高い。
【0073】受け具35は、サイドフレーム16の内部
に装着した側面視略下向き開口コ字状のフロントブラケ
ット43に載っており、フロントブラケット43には、
係止爪42が係合する左右一対の係合穴44を形成して
いる。また、フロントブラケット43には、締結用のね
じ37がねじ込まれる雌ねじ部53(バーリング部)を
形成している(ナットを溶接しても良い)。
【0074】フロントブラケット43は溶接によってサ
イドフレーム16の内面に固定されているが、溶接を容
易にするため、サイドフレーム16の内面や底面に重な
るサイドフラップ43aとロアーフラップ43bを設け
ている。また、位置決めのため、ロアーフラップ43b
に突起54を膨出形成している一方、サイドフレーム1
6には、突起54が嵌まる穴55を空けている。
【0075】机にサイドパネルSPを取付ける場合は、
受け金具56が使用される。この受け具56は、ボス体
39の凹所39aに嵌入すると共に皿頭のねじ37が嵌
まる下窄まりのテーパ部56aと、サイドパネルSPが
載る受け部56bとを備えており、受け部56bには、
皿頭のビスが下方から嵌まる3個のねじ挿入穴57を形
成している。
【0076】受け部56bは天板1の外側にはみ出るよ
うに形成れており、ねじ挿入穴57は、平面視で天板1
の側面に沿って延びている。図20から理解できるよう
に、ねじ37をフロントブラケット43の雌ねじ部53
にねじ込むと、天板1はサイドフレーム16に強固に締
結される。
【0077】この場合、ボス体39のフランジ39aが
取付け穴34の大径部34aに嵌まっているため、天板
1を掴んで持ち上げても、ボス体39が抜けることはな
く、机を持ち上げることができる。
【0078】サイドパネルSPを取付けない場合は、図
23に示すように、ボス体39はキャップ45で塞がれ
る。この場合、締結用のねじ37は鍋頭のねじを使用し
ている。そして、キャップ45に下向き突設した筒部4
5aをねじ37の頭に嵌合させることにより、キャップ
45を位置決めしている。また、筒部45aの嵌入深さ
を確保するため、前記したように、ボス体39の凹所3
9aに環状溝39bを形成している。
【0079】.サイドパネルの取付け 図20〜21に示すように、サイドパネルSPは、前後
一対の支柱(縦フレーム)58と、上端を構成する笠木
(上フレーム)59と、下端を構成する巾木(下フレー
ム)60とで骨組みが構成されており、この骨組みの内
側に、芯板61とその両側に重ねた表層板62とを配置
している。表層板62はインシュレータのようなピンナ
ップ性を備えた軟質材からなっており、表面にはクロス
を張っている。
【0080】もちろん、パネルSP,BPの構造は自由
に設定することができ、例えば、対価性表層板62に金
属製化粧板を張った構造などでもよい。
【0081】支柱58は押し出し加工によって中空状に
形成されており、平面視でハート形でかつ、表層板62
の間の空間に嵌まる嵌入部62aを備えている。嵌入部
62aには2条の縦溝63が形成されており、この縦溝
63にねじ込んだビス63により、笠木59と巾木60
とを固定している。
【0082】また、支柱58のうちハート形の部分に
は、L形補強板65の垂直部が嵌合する第1蟻溝66
と、平面視で斜め側方に開口した2条の外2蟻溝67
a,平面視でサイドパネルSPの長手中心線に沿って外
向き開口する第3蟻溝67bとがとが形成されている。
【0083】L形補強板65の水平部は巾木60の内部
に入り込んでおり、このL形補強板65に、受け金具5
6をねじ68で締結している。この場合、受け金具56
には2個の穴57が形成されているが、L形補強板65
には2個のねじ穴が空いている。これは、サイドパネル
SPに長さの違うものが複数種類あったり、天板1に前
後幅の違うものが複数あったりすることに対応させるた
めである。
【0084】支柱58の下端には、当該支柱58よりも
やや広巾の受け座69を嵌着している。また、支柱58
の上端にキャップ58aを装着している。更に、巾木6
0は天板1と重なるように設定されているが、受け金具
56と干渉しないように、受け金具56と重なる部位は
切欠いている。
【0085】受け金具56の下面には、天板1の傷付き
を防止するため、ゴムのような軟質材からなるシール材
70を重ねている。シール材70は単に重ねただけでも
良いし、接着剤で受け金具56に接着しておいても良
い。
【0086】.継手及びその周辺の構造 次に、図24〜27を参照して、継手5とこれに関連し
た構造を説明する。
【0087】図24のうち(A)は机の後部の分離側面
図、(B)は(A)のB−B視断面図、図25は継手5
の斜視図、図26のうち(A)は継手5とサイドフレー
ム16との分離平面図、(B)はサイドフレーム16を
継手5に固定した状態でのB−B視断面図、図27のう
ち(A)はコーナーキャップ11を裏返した状態の斜視
図、(B)はコーナーキャップ11を装着した状態での
図25の XXVII-XXVII視断面図である。
【0088】継手5の基本的な形態は第1実施形態と同
様であるが、第1実施形態とは異なって、継手5のうち
対角線に沿って延びる部位に段付きの突起72を設けて
いる。他方、コーナーキャップ11には、前記突起72
に嵌合する筒部73を下向きに突設している。これによ
り、コーナーキャップ11の安定性を飛躍的に向上でき
る。
【0089】また、図27に示すように、コーナーキャ
ップ11のうち角部寄りの部位には爪74を下向きに突
設し、この爪74を、継手5における上向き筒状部9の
背面に形成した係合段部75に係合させている。このた
め、コーナーキャップ11は簡単に外れることはない。
また、コーナーキャップ11には、継手5の上向き筒状
部9の前面に当たるストッパー76と、補強用リブ77
とを形成している。
【0090】図26に示すように、サイドフレーム16
の後部にはリアブラケット43′を溶接によって固定し
ている。このリアブラケット43′は、天板1の取付け
と、継手5への固定との機能を兼用しており、雌ねじ部
53を設けている。
【0091】また、継手5は後ろ向きに長く延びてお
り、これに、サイド突起部7に下方から嵌合する段違い
状支持部43cを形成しており、この段違い状支持部4
3cに、2本のねじ78で継手5のサイド突起部7を締
結している。従って、継手5の下面も段違い状に形成さ
れている。また、継手5のうちサイド突起部7よりも後
方の基部は、サイドフレーム16を包む状態に形成され
ている。
【0092】図24(B)に示すように、脚2の本体部
は中空状に形成されており、サイドフレーム16は、脚
2の中空部に上方から嵌合しており、両者は溶接によっ
て一体に固定されている。
【0093】.サイドパネル及びバックパネルの連結 図18の XXVIII-XXVIII視断面図である図28(A)に
示すように、バックパネルBPもサイドパネルSPも同
じ構造になっている。
【0094】そして、隣合ったバックパネルBPについ
ては、その第3蟻溝67aに連結体79を嵌め込むこと
によって連結しており、また、隣合ったバックパネルB
PとサイドパネルSPとは、第2蟻溝67bに連結体7
9を嵌め込むことによって連結している。
【0095】連結体79は上下方向に長く延びており、
図28(B)に明示するように、平面視での一端部と両
端部とに、第2蟻溝67a又は第2蟻溝67bにきっち
り嵌まるホゾ部79aが形成されており、平面視での中
間部には、隣合ったパネルSP,BPの間隔を規制する
ためのストッパー突起79bを形成している。
【0096】このような連結体79を使用することによ
り、サイドパネルSPやバックパネルBPを安定した状
態に保持できる。
【0097】.幕板 図29では幕板4の構造を表示している。第1実施形態
では上カバー20の端部に端キャップ28を固着してい
たが、本実施形態では端キャップ28を使用せずに、上
カバー20をコーナーキャップ11の箇所まで延長し、
その先端部に、コーナーキャップ11が重なる段違い部
20aを形成している。
【0098】また、幕板4の左右両端部は、第1実施形
態のように補強板4cは使用しておらず、折り返し部4
bのみによって中空状に形成しており、折り返し部4b
には、幕板4の裏面に重なる重合部4dが一体に形成さ
れている。
【0099】重合部4dは、スポット溶接によって幕板
4の本体部に固定しても良いし、接着剤によって接着し
ても良い。
【0100】幕板4として化粧鋼板を使用している場
合、スポット溶接すると熱によって塗装が剥がれたり変
色したりしてしまい、化粧機能が損なわれる。他方、重
合部4dに接着剤を塗布したり両面テープを貼着してか
らから曲げ加工することも考えられるが、これらは加工
が面倒である。
【0101】この点について、本実施形態では、重合部
4dに上下適宜間隔で複数のポケット部80を膨出形成
して、各ポケット部80に小穴81を空けている。この
ようにすると、例えばディスペンサー等の注入具82を
使用する等してポケット部80に接着剤Fを注入するこ
とにより、重合部4dを本体部に簡単に固定することが
できる。
【0102】なお、ポケット部80は机の内部に面して
いるので外部からは見えず、このため体裁が悪化するこ
とはない。
【0103】(4).第4実施形態(図30〜図31) 図30及び図31では、袖キャビネット2で天板1を支
持する場合の第4実施形態を示している。図30は分離
側面図、図31のうち(A)は分離斜視図、(B)は
(A)のB−B視断面図である。
【0104】この実施形態は基本的には第1実施形態と
同様であり、サイドフレーム16はスペーサブロック4
8を介して支持されている。また、天板1は第3実施形
態と同じボス体39と受け具35とによってサイドフレ
ーム16に固定される。
【0105】この実施形態では、サイドフレーム16は
軽合金の押し出し加工によって製造されており、その下
部は、スペーサブロック48の溝48cに嵌まる細幅部
165aが形成されている。
【0106】また、サイドフレーム16の内部には、受
け具35が載る平板部16bが形成されており、この平
板部16bに、受け具35を取付けるための係合穴44
と、ねじ37がねじ込まれる雌ねじ部53とを形成して
いる。
【0107】本実施形態では、スペーサブロック48に
は溝48cは1条だけしか形成されていない。従って、
サイドフレーム16の細幅部16aと連結ビーム12と
の幅寸法を同じ寸法に設定することにより、1種類のス
ペーサブロック48で足りるように配慮している。
【0108】また、スペーサブロック48には位置決め
用の突起83を形成し、袖キャビネット2の上面の所定
位置に、前記突起83が嵌まる位置決め穴84を空けて
いる。なお、スペーサブロック48は合成樹脂製として
いるが、アルミダイキャストなどの金属製としても良
い。
【0109】なお、本実施形態では、サイドフレーム1
6と継手5との連結は、図30に示す中間部材85を介
して行われる(基本的には第3実施形態と同様であ
る)。
【0110】(5).第5実施形態(図32〜図34) 図32〜図34では第5実施形態を示している。図32
は側面図、図33のうち(A)は図32の XXXIII-XXXI
II視断面図、(B)は(A)のB−B視部分断面図、図
34のうち(A)は部材の分離側面図、(B)は分離正
断面図、(C)は部材の部分的な斜視図である。
【0111】この実施形態では、脚3は、前後2本の縦
足3aとその上端間に連結されたサイドフレーム16と
で側面視門形に形成されており、サイドフレーム16は
第4実施形態と同じ断面形状である。従って、天板1の
固定にも、第4実施形態や第3と同様の受け具34とボ
ス体39とを使用している(従って、天板1の固定手段
の説明は省略する)。
【0112】サイドフレーム16の左右端部と縦足3a
の上端部とには、互いに嵌合するように切欠かれてい
る。図面では省略しているが、サイドフレーム16はね
じで縦足3aに固定されている。
【0113】前後の縦足3aは、軽金属の押し出し加工
によって平断面略涙滴状で中空状に形成されており、前
後対称に配置されている。そして、前後縦足3aの上下
中途高さ部位は補強横桟86によって連結されている。
【0114】縦足3aのうち平面視で曲率の大きい曲面
部には、外向き蟻溝87が形成されている。この外向き
蟻溝87に、第1実施形態で述べた帯板30を落下不能
に嵌め込んで、これで幕板4を支持するようになってい
る。
【0115】また、縦足3aの内部には、当該縦足3a
の内部を横切る方向に延びる内向き蟻溝88が形成され
ており、この内向き蟻溝88に、側面視L形の補強金具
89の垂直部が嵌合している。図34に示すように、補
強金具89の水平部はサイドフレーム16の内部に嵌入
しており、ねじ90でサイドフレーム16に固定されて
いる。
【0116】補強横桟86は押し出し加工によって略矩
形の中空状に形成されており、その内部には円弧状の長
溝97が形成されている。他方、前後縦足3aには、補
強横桟86の端部が嵌合する切欠き91が形成されてい
る。
【0117】前記補強金具89の下端は、補強横桟86
の左右幅寸法よりも小さい間隔の切り開き溝92を下向
き開口するように形成することによって二股部93とな
っている一方、補強横桟86の手前側の端部には、補強
金具89の二股部89aが前後ずれ不能に嵌まる係合溝
94が形成され、補強横桟86の後ろ側の端部は、補強
金具89の二股部89aが前後同可能に嵌まる細幅部8
9aに形成されている。
【0118】そして、後部の縦足3aのうち外向き蟻溝
87の箇所に貫通した穴を介して、ねじ95を補強横桟
86の長溝92にねじ込んでいる。この場合、補強横桟
86の前端部は全部の縦足3aに嵌まった補強金具89
に係合しているため、1本のねじ95を締め込むだけ
で、補強横桟86で前後の縦足3aを連結することがで
きる。
【0119】もちろん、前後の縦足3aにねじ95を貫
通させても良いが、本例では、人目につかない後部の縦
足の後面にねじ95の頭が露出しているに過ぎないた
め、美感の悪化を防止できる点で優れている。
【0120】(6).その他 本発明は上記の実施形態の他にも態様に具体化できる。
例えば、ボス体に下向きの雄ねじ部を一体に設けて、ボ
ス体を回転操作することによって天板を支持体に固定す
ることも可能である。
【0121】また、天板を締結するための締結手段とし
てねじを使用する場合、六角頭付きねじや六角穴付きね
じなど、様々の態様のねじ(ボルト,ビス)を使用でき
ることは言うまでもない。
【0122】また、実施形態のように受け具を使用する
場合、その具体的な構造や素材などは、必要に応じて様
々に具体化できる。受け具はフレーム等の支持体に一体
に設けても良い。
【0123】請求項4に記載した補助具としては、実施
形態のようなパネル取付け用の受け金具に限定されるも
のではなく、例えば左右に並設した机を連結するための
連結金具や棚の支持金具など、様々のものが考えられ
る。
【0124】天板の取付け穴の形態としては、表面と裏
面とに向けて内径が拡大して中間部で最も小径となる断
面鼓形に形成して、これに、下向きに縮径するテーパ部
を備えたボス体を上方から嵌め込むことも可能である。
締結手段はねじには限らず、カムを利用した締結具な
ど、他の構造のものも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る机を前方から見た斜視
図である。
【図2】机の右側部分の平面図である。
【図3】机の右側面図である。
【図4】(A)は机を後方から見た部分斜視図、(B)
はコーナーキャップの斜視図である。
【図5】机の骨組みを示す分離平面図である。
【図6】分離平面図である。
【図7】分離斜視図である。
【図8】要部の分離右側面図である。
【図9】幕板を示す分離斜視図である。
【図10】 (A)は図2の XA-XA視断面図、 (B)は幕板の部
分平面図である。
【図11】天板を省略した状態での机の後部箇所の平面図
である。
【図12】図11のXII-XII 視断面図である。
【図13】図11及び図12のXIII−XIII視断面図であ
る。
【図14】図11のXIV-XIV 視断面図である。
【図15】図2のXV−XV視断面図である。
【図16】図2の XVI-XVI視断面図である。
【図17】第2実施形態を示す断面図である。
【図18】第3実施形態のおおまかな斜視図である。
【図19】要部の分離斜視図である。
【図20】図18のXX−XX視断面図である。
【図21】図20の XXI-XXI視断面図である。
【図22】一部破断平面図である。
【図23】サイドパネルSPを取付けない場合の要部縦断
正面図である。
【図24】 (A)は机の後部の分離側面図、 (B)は (A)の B
-B視断面図である。
【図25】継手の斜視図である。
【図26】 (A)は継手とサイドフレームとの分離平面図、
(B)はサイドフレームを継手5に固定した状態での B-B
視断面図である。
【図27】 (A)はコーナーキャップを裏返した状態の斜視
図、 (B)はコーナーキャップを装着した状態での図25
の XXVII-XXVII視断面図である。
【図28】 (A)は図18の XXVIII-XXVIII視断面図、(B)
は連結体の平面図である。
【図29】幕板の構造を示す図である。
【図30】第四実施形態の分離側面図である。
【図31】 (A)は分離斜視図、 (B)は (A)の B-B視断面図
である。
【図32】第5実施形態の側面図である。
【図33】 (A)は図32の XXXIII-XXXIII視断面図、 (B)
は (A)の B-B視部分断面図である。
【図34】 (A)は部材の分離側面図、 (B)は分離正断面
図、 (C)は補強金具の部分的な斜視図である。
【符号の簡単な説明】
1 天板 2 袖キャビネット 3 脚 4 幕板 5 継手 16 サイドフレーム 34 取付け穴 35 受け具 39 ボス体 48 スペーサブロック 56 受け金具 SP サイドパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16B 9/02 F16B 9/02 H 12/20 12/20 C 12/44 12/44 D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表裏いずれを上にしても使用できる天板
    と、この天板を支持するフレームや脚等の支持体とを備
    えており、 前記天板には表裏に貫通した取付け穴が空いており、こ
    の取付け穴にずれ不能に嵌入したボス体と、このボス体
    とは別体に又は一体に設けられたねじ等の締結手段とを
    介して、天板を支持体に固定している、リバーシブル天
    板を備えた家具。
  2. 【請求項2】前記天板のうち少なくとも支持体と重なる
    部分は中実に形成されており、前記取付け穴はストレー
    ト状に形成されている一方、 前記ボス体は、前記支持体に上向き離反不能に保持され
    ていると共に、筒状でかつ半径外向きに広がり得るよう
    に上向き開口のスリットが形成されており、 前記ボス体をねじのねじ込みによって直接に又はくさび
    部材を介して間接的に半径外向きに押し広げることによ
    り、天板をボス体に固定している、請求項1に記載した
    リバーシブル天板を備えた家具。
  3. 【請求項3】前記天板の取付け穴は、天板の表面側と裏
    面側との上下両端部が大径部に形成されている一方、 前記ボス体は、ねじが嵌入するように筒状に形成されて
    いると共に一端部には前記取付け穴の大径部に嵌まるフ
    ランジが形成されており、このボス体に上方から嵌入し
    たねじによって天板を支持体に押さえ固定している、請
    求項1に記載したリバーシルブル天板を備えた家具。
  4. 【請求項4】仕切り用パネル取付け金具のような補助具
    を備えており、この補助具を、前記ボス体に嵌入したね
    じによって天板又はボス体に対して固定している、請求
    項1〜請求項3のうちのいずれかに記載したリバーシル
    ブル天板を備えた家具。
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