JP2002200654A - 光学素子の製造方法及び光学素子 - Google Patents
光学素子の製造方法及び光学素子Info
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Abstract
の摺動部のメッキが擦れて剥れるおそれがなく、また離
型の際に光学素子のフランジ部に無理な力がかかり変形
することを防止する。 【解決手段】突き出し機構10を備える金型11は、光
学素子の光学機能部1aの外周のフランジ部1bを形成
する型面11aを有し、突き出し機構10は、光学素子
の光学機能部1aを形成する型面10aと、この光学機
能部1aの外周に形成されるフランジ部1bとの接続部
1cを形成する型面10bを有し、このフランジ部1b
との接続部1cを形成する型面10bは、突き出し機構
10を備える金型11のフランジ部1bを形成する型面
11aより突出しており、型内に樹脂を射出した後に型
開きを行ない、突き出し機構10を作動させて光学素子
成形品を突き出し離型する。
Description
て形成する光学素子の製造方法及び光学素子に関するも
のである。
ンズがあり、光ピックアップ装置、カメラ等の光学機器
等の光学系に用いられる。このようなプラスチックレン
ズの製造は、図8に示すように、成形品を離型させる突
き出し機構101を備える金型102と、突き出し機構
を備えない金型103とで形成される型内に、金型10
2の樹脂注入流路であるランナー102bから樹脂を射
出し、この後に、突き出し機構101を備える金型10
2を移動して型開きを行ない、突き出し機構101を作
動させてプラスチックレンズ100の成形品を突き出し
離型させる。その後に、プラスチックレンズ100の光
学機能部100aの外周のフランジ部100bに、ラン
ナー102bのゲート部102b1が一体的に形成さ
れ、後のゲートカット工程でゲート部102b1が切断
される。
クレンズの製造では、突き出し機構101の先端部10
1aが鋭角に形成されており、突き出し機構101や金
型102のプラスチックレンズ100を形成する型面の
摺動部のメッキが突き出し機構101の作動によって擦
れて剥れるおそれがある。
金型102からプラスチックレンズ100の外周のフラ
ンジ部1bが離型するが、突き出し機構101の押動す
る面積が小さく、フランジ部100bの離型面積が大き
く、さらにフランジ部100bの厚さが薄いと、フラン
ジ部100bに無理な力がかかり、変形するおそれがあ
る。
レンズ100のフランジ部100bを保持してゲート部
102b1を切断する時に、フランジ部100bが薄い
と確実に保持することができない。
ので、突き出し機構や金型の光学素子を形成する型面の
摺動部のメッキが擦れて剥れるおそれがなく、また離型
の際に光学素子のフランジ部に無理な力がかかり変形す
ることを防止し、またゲートカット工程での光学素子の
保持力不足によるカット不良を防止することが可能な光
学素子の製造方法及び光学素子を提供することを目的と
している。
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
させる突き出し機構を備える金型と、突き出し機構を備
えない金型を有し、前記突き出し機構を備える金型は、
光学素子の光学機能部の外周のフランジ部を形成する型
面を有し、前記突き出し機構は、光学素子の光学機能部
を形成する型面と、この光学機能部の外周に形成される
フランジ部との接続部を形成する型面を有し、このフラ
ンジ部との接続部を形成する型面は、前記突き出し機構
を備える金型のフランジ部を形成する型面より突出して
おり、前記突き出し機構を備える金型と突き出し機構を
備えない金型とで形成される型内に樹脂を射出し、この
後に、型開きを行ない、前記突き出し機構を作動させて
光学素子の成形品を突き出し離型させ、光学素子を製造
することを特徴とする光学素子の製造方法。』である。
出し機構は、光学素子の光学機能部を形成する型面と、
この光学機能部の外周に形成されるフランジ部との接続
部を形成する型面を有し、このフランジ部との接続部を
形成する型面は、突き出し機構を備える金型のフランジ
部を形成する型面より突出しており、突き出し機構の押
動する面積が大きく、フランジ部の離型面積が小さく、
さらにフランジ部の厚さが厚くなり、離型の際に光学素
子のフランジ部の変形が防止でき、またゲートカット工
程での光学素子の保持力不足によるカット不良を防止す
ることができる。
機構は、前記光学素子の光学機能部を形成する型面が凹
面形状で、前記フランジ部との接続部を形成する型面が
凸面形状であることを特徴とする請求項1に記載の光学
素子の製造方法。』である。
出し機構は、光学素子のフランジ部との接続部を形成す
る型面が凸面形状であり、突き出し機構を作動して光学
素子を離型する際に、突き出し機構や金型の光学素子を
形成する型面の摺動部のメッキが擦れて剥れるおそれが
ない。
は請求項2に記載の光学素子の製造方法により形成した
ことを特徴とする光学素子。』である。
の際に光学素子のフランジ部に無理な力がかかり変形す
ることを防止でき、またゲートカット工程での光学素子
の保持力不足によるカット不良を防止することが可能で
ある。
方法及び光学素子の実施の形態を図面に基づいて説明す
るが、この発明は、この実施の形態に限定されるもので
はない。
を離型させる突き出し機構を備える金型の型面側から見
た平面図、図3は成形品を離型させる突き出し機構を備
えない金型の型面側から見た平面図、図4は金型に樹脂
を射出した状態を示す図、図5は金型の型開きを示す
図、図6は突き出し機構の作動状態を示す図、図7はプ
ラスチックレンズの側面図である。
してプラスチックレンズを製造するものであり、成形品
を離型させる突き出し機構10を備える金型11と、突
き出し機構を備えない金型12とを有し、金型11が型
開き状態で成形品が残る金型を構成し、金型12が型開
き状態で成形品が離型する金型を構成する。金型12は
固定され、金型11が移動する構造であり、光学素子と
してのプラスチックレンズ1を射出成形する。
チックレンズ1は、図7に示すように、光学機能部1a
と、この光学機能部1aの外周にフランジ部1bを有す
る。なお、この実施の形態では、プラスチックレンズ1
が光学機能部1aの外周にフランジ部1bを有するが、
フランジ部を有しないものでもよく、また円形のレンズ
に限定されず、板状のレンズでもよい。また、光学素子
はプラスチックレンズに限定されず、導光体等でもよ
い。
ンジ部1bを形成する型面11aを有する。突き出し機
構10は、プラスチックレンズ1の光学機能部1aを形
成する型面10aと、光学機能部1aの外周に形成され
るフランジ部1bとの接続部1cを形成する型面10b
を有する。このフランジ部1bとの接続部1cを形成す
る型面10bは、突き出し機構10を備える金型11の
フランジ部1bを形成する型面11aより突出してい
る。
1の光学機能部1aを形成する型面10aが凹面形状
で、フランジ部1bとの接続部1cを形成する型面10
bが凸面形状である。
機能部1aを形成する型面12aとフランジ部1bを形
成する型面12bを有し、金型12の少なくとも光学素
子としてのプラスチックレンズ1の成形品を形成する型
面12a,12bを有する部分を一体形成している。
突き出し機構を備えない金型12とで形成される図1に
示す型内に樹脂を射出し、冷却する。
路であるランナー11bから行ない、ランナー11bの
ゲート部11b1がフランジ部1bに一体的に形成さ
れ、後のゲートカット工程でゲート部11b1が切断さ
れる。
出し機構10を備える金型11を移動して型開きを行な
い、図6に示すように、突き出し機構10を作動させて
プラスチックレンズ1の成形品を突き出し離型させる。
チックレンズ1の光学機能部1aを形成する型面10a
と、この光学機能部1aの外周に形成されるフランジ部
1bとの接続部1cを形成する型面10bを有し、この
フランジ部1bとの接続部1cを形成する型面10b
は、突き出し機構10を備える金型11のフランジ部1
bを形成する型面11aより突出しており、突き出し機
構10の押動する面積が大きく、フランジ部1bの離型
面積が小さく、さらにフランジ部1bの厚さが厚くな
り、離型の際にプラスチックレンズ1のフランジ部1b
の変形が防止できる。
クレンズ1のフランジ部1bを保持してゲート部11b
1が切断されるが、フランジ部1bの厚さが厚くなって
おりゲートカット工程での保持力不足によるカット不良
を防止できる。
レンズ1のフランジ部1bとの接続部1cを形成する型
面10bが凸面形状であり、突き出し機構10を作動し
てプラスチックレンズ1を離型する際に、突き出し機構
10や金型11のプラスチックレンズ1を形成する型面
10bの摺動部のメッキが擦れて剥れるおそれがない。
では、突き出し機構は、光学素子の光学機能部を形成す
る型面と、この光学機能部の外周に形成されるフランジ
部との接続部を形成する型面を有し、このフランジ部と
の接続部を形成する型面は、突き出し機構を備える金型
のフランジ部を形成する型面より突出しており、突き出
し機構の押動する面積が大きく、フランジ部の離型面積
が小さく、さらにフランジ部の厚さが厚くなり、離型の
際に光学素子のフランジ部の変形が防止でき、またゲー
トカット工程での光学素子の保持力不足によるカット不
良を防止することができる。
は、光学素子のフランジ部との接続部を形成する型面が
凸面形状であり、突き出し機構を作動して光学素子を離
型する際に、突き出し機構や金型の光学素子を形成する
型面の摺動部のメッキが擦れて剥れるおそれがない。
学素子のフランジ部に無理な力がかかり変形することを
防止でき、またゲートカット工程での光学素子の保持力
不足によるカット不良を防止することが可能である。
の型面側から見た平面図である。
型の型面側から見た平面図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】成形品を離型させる突き出し機構を備える
金型と、突き出し機構を備えない金型を有し、前記突き
出し機構を備える金型は、光学素子の光学機能部の外周
のフランジ部を形成する型面を有し、前記突き出し機構
は、光学素子の光学機能部を形成する型面と、この光学
機能部の外周に形成されるフランジ部との接続部を形成
する型面を有し、 このフランジ部との接続部を形成する型面は、前記突き
出し機構を備える金型のフランジ部を形成する型面より
突出しており、 前記突き出し機構を備える金型と突き出し機構を備えな
い金型とで形成される型内に樹脂を射出し、 この後に、型開きを行ない、前記突き出し機構を作動さ
せて光学素子の成形品を突き出し離型させ、 光学素子を製造することを特徴とする光学素子の製造方
法。 - 【請求項2】前記突き出し機構は、前記光学素子の光学
機能部を形成する型面が凹面形状で、前記フランジ部と
の接続部を形成する型面が凸面形状であることを特徴と
する請求項1に記載の光学素子の製造方法。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の光学素子
の製造方法により形成したことを特徴とする光学素子。
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---|---|---|---|
JP2000402590A JP2002200654A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 光学素子の製造方法及び光学素子 |
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