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JP2002152930A - 密閉形スイッチギヤ - Google Patents

密閉形スイッチギヤ

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JP2002152930A
JP2002152930A JP2000347044A JP2000347044A JP2002152930A JP 2002152930 A JP2002152930 A JP 2002152930A JP 2000347044 A JP2000347044 A JP 2000347044A JP 2000347044 A JP2000347044 A JP 2000347044A JP 2002152930 A JP2002152930 A JP 2002152930A
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ground layer
vacuum
vacuum valve
insulator
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JP2000347044A
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Osamu Sakaguchi
修 阪口
Akira Sato
章 佐藤
Nobutaka Kubota
信孝 久保田
Tetsuo Yoshida
哲雄 吉田
Junichi Sato
純一 佐藤
Kanji Yoshioka
寛司 吉岡
Satoru Fukiage
哲 吹上
Kosuke Sasage
浩資 捧
Susumu Kinoshita
晋 木下
Satoru Shioiri
哲 塩入
Satoshi Makishima
聡 槙島
Toshihisa Saito
敏久 齋藤
Hiroki Kagara
弘樹 加々良
Kazumasa Sato
和征 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】主回路構成機器および各機器間を接続する導体
などを据付け環境の影響を受けない構成とし、電気的絶
縁に必要な寸法を縮小化できると共に、部品点数の削減
と組み立て時間及び試験時間の大幅な削減を図ることに
ある。 【解決手段】真空の遮断部1の一端を真空または気体の
断路部2を介して母線4に接続し、真空の遮断部1の他
端に真空または気体の接地開閉部3と主回路外部取合部
5を接続してなるスイッチギヤにおいて、遮断部1と断
路部2、接地開閉部3と母線4、並びに主回路外部取合
部5を表面に接地層を有する絶縁物で単相または3相一
体にモールドし、且つ遮断部、断路部及び接地開閉部に
は各々を直線駆動するための操作機構7を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉形スイッチギ
ヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスイッチギヤの一例について、図
29と図30を用いて説明する。
【0003】図29は、代表的な気中スイッチギヤの右
側面図である。同図において、51はスイッチギヤ本体
でこの内部には、閉鎖の形に応じて、仕切板により、機
器収納室52、受電室53、母線室54を構成する。ま
た、この機器収納室52の上部には制御室55を設け、
更に機器収納室52及び制御室55の正面には、扉5
6,57を開閉自在に設ける。58は単位回路を接続す
る母線部である。59は分岐導体で、この分岐導体59
の先端はケーブルヘッド60を介して電源ケーブル61
に接続する。
【0004】また、移動形遮断器62は機器収納室52
に収納し、機器収納室52と受電室53,母線室54を
仕切る仕切板の上下に取付けた主回路断路部63,64
を介して母線部58および受電側分岐導体59に電気的
に接続する。
【0005】尚、上部の主回路断路部63は、母線部5
8と一体構成である。また、下側の主回路断路部64に
は、貫通形変流器65を設けている。
【0006】ところが、このような構成のスイッチギヤ
においては、据付け環境(塵埃・湿潤など)により、特
に主回路の絶縁が低下してしまい短絡・地絡などの事故
に至るケースがあるため、十分な絶縁距離を確保するに
はスイッチギヤ全体が大型になっていた。
【0007】また、十数年前より主回路構成機器を密閉
容器に一括収納し、その容器内に絶縁ガス(SF6
ス)を封入しスイッチギヤの小型化をしたC−GIS
(キュービクル形ガス絶縁スイッチギヤ)が普及してい
る。
【0008】図30は、代表的なキュービクル形SF6
ガス絶縁スイッチギヤの右側面図である。同図におい
て、71はスイッチギヤ本体でこの内部は、受電室7
2,母線室73、制御室74を構成する。このうち受電
室72、母線室73は密閉容器でその内部には、遮断器
75、3位置断路器(入り−切り−接地)76の遮断部
75A、断路部76Aを配置し低圧力の絶縁ガス(SF
6ガス)を封入し機器のコンパクト化をしている。
【0009】ここで、受電室72に収納した遮断器の遮
断部75Aの一方の導体77はケーブルヘッド81を介
して電源ケーブル82に接続する。
【0010】尚、この電源ケーブル82には、貫通形変
流器83を設けている。
【0011】また、遮断器の遮断部75Aの他方の導体
78は、受電室72と母線室73を貫通する絶縁スペー
サ84を介して母線室73の3位置断路器の断路部76
Aの一方の導体79に接続し、更に3位置断路器76A
の他方の導体80A〜80Cは単位回路を接続する母線
85に接続し、他のユニットと電気的に接続している。
また、遮断器75、3位置断路器76の操作機構75
B,76Bは、制御室74に設けられている。
【0012】ところが、このような構成のスイッチギヤ
においては、絶縁ガス自体が高価なことと、その絶縁ガ
スを封入する気密容器の製作に多大な時間を要すばかり
でなく、熟練した技能が必要となり、結果的に高価な物
となっている。また、絶縁ガスの使用により気密容器が
コンパクトとなり各機器間を接続する導体などの組立に
限界を生じている。
【0013】また、種々の回路構成に対応するために都
度設計を行なっており、製作に多大な時間を要するばか
りでなく、設計図面の種類も多くなり、高価なものとな
っている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のように図29に
示す従来のスイッチギヤにおいては、据付環境(塵埃・
湿潤など)による絶縁低下を防止し、十分な絶縁距離を
確保するためにスイッチギヤ全体が大きくなっていた。
また、塵埃などを除去するために主回路部の清掃を定期
的に行なう必要があった。
【0015】また、絶縁ガス(SF6ガス)を封入する
ことにより小型化を図った図30に示すスイッチギヤに
おいては、絶縁ガスが高価なことと、その絶縁ガスを封
入する気密容器の製作が容易ではないという問題があっ
た。
【0016】また、種々の回路構成に対応できる反面、
標準化が少ないという問題があった。
【0017】更に、気中絶縁スイッチギヤやSF6ガス
絶縁スイッチギヤの主回路部を構成する際には多くの部
品とボルトナットを使用しているため、組立や検査に多
くの時間を要していた。
【0018】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、主回路構成機器およびその機器間を接続する
導体などを据付け環境の影響を受けない構成とし電気的
絶縁に必要な寸法まで縮小化し、標準化した上で種々の
回路構成に対応し且つ部品点数を少なくし安全で信頼性
の高い密閉形スイッチギヤを提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により密閉形スイッチギヤ
を構成する。
【0020】本発明は、真空の遮断部の一端を真空また
は気体の断路部を介して母線に接続し、前記真空の遮断
部の他端に真空または気体の接地開閉部と主回路外部取
合部を接続してなるスイッチギヤにおいて、前記遮断部
と前記断路部、前記接地開閉部と前記母線、並びに前記
主回路外部取合部を表面に接地層を有する絶縁物で単相
または3相一体にモールドし、且つ前記遮断部、断路部
及び接地開閉部には各々を直線駆動するための操作機構
を備えたものである。
【0021】この構成により気中絶縁のように絶縁距離
を大きくする必要がなくなりスイッチギヤ全体を縮小化
できると共に、SF6ガス絶縁のように大掛かりな気密
容器を必要とせず、更にモールドすることで部品を固定
できるため部品点数の大幅な削減が図れ、安全で信頼性
の高いスイッチギヤを提供できる。
【0022】別の発明は、遮断部と前記断路部、前記接
地開閉部と前記母線、並びに前記主回路外部取合部を少
なくとも2つ以上に分割して表面に接地層を有する絶縁
物で単相または3相一体にモールドし、これら各分割モ
ールド部を組合せて電気的及び機械的に接続したもので
ある。
【0023】この構成により気中絶縁のように絶縁距離
を大きくする必要がなくなりスイッチギヤ全体を縮小化
できると共に、SF6ガス絶縁のように大掛かりな気密
容器を必要とせず、更にモールドすることで部品を固定
できるため部品点数の大幅な削減が図れ、安全で信頼性
の高いスイッチギヤを提供できる。更に、モールド部を
分割することにより、外部取合いが変更になった場合も
当該部のみのモールド金型を変更すれば良いので、変更
に対する自由度が向上する。
【0024】また、別の発明は、少なくとも2つの真空
バルブを各軸が平行で床面に対して垂直になるように配
置すると共に、可動部側を共通の導体で接続し、且つ一
方の前記真空バルブの固定側導体の上部に母線接続導体
を配設し、他方の前記真空バルブの固定側導体の上部に
主回路外部接続導体を突出させて配設する構成として、
これらを一体的に表面に接地層を有する絶縁物で単相ま
たは3相一体にモールドし、このモールド部は前記真空
バルブの可動導体が前記共通導体より突出する側の絶縁
物内面に接地層の無い空胴を有し、この空胴内に前記真
空バルブの可動部導体に絶縁操作ロッドを接続し、この
絶縁操作ロッドの他端に前記真空バルブを直線駆動する
操作機構を真空バルブの軸上に接続したものである。
【0025】この構成により気中絶縁のように絶縁距離
を大きくする必要がなくなりスイッチギヤ全体を縮小化
できると共に、SF6ガス絶縁のように大掛かりな気密
容器を必要とせず、更にモールドすることで部品を固定
できるため部品点数の大幅な削減が図れ、安全で信頼性
の高いスイッチギヤを提供できる。また、開閉部を真空
バルブとすることで、更なる縮小化が図れる。
【0026】また、別の発明は、少なくとも2つの真空
バルブを各軸が平行で床面に対して垂直になるように配
置すると共に、可動部側を共通の導体で接続してこれら
を一体的に表面に接地層を有する絶縁物で単相または3
相一体にモールドし、且つ前記真空バルブの固定側導体
の軸上に接地層の無い嵌合部と前記真空バルブの可動導
体が前記共通導体より突出する側の絶縁物内面に接地層
の無い空胴とが形成された開閉器モールド部と、母線接
続導体を表面に接地層を有する絶縁物で単相または3相
一体にモールドし、且つ前記導体の一方の端部に接地層
の無い前記開閉器モールド部の嵌合部と嵌合する形状の
嵌合部と他方の端部に接地層の無い母線接続部とが形成
された母線接続モールド部と、少なくとも3つ以上の端
部を有する導体を表面に接地層を有する絶縁物で単相ま
たは3相一体にモールドし、且つ前記導体の少なくとも
1つの端部にケーブルを接続する接地層の無い凸形もし
くは凹形のブッシングと他の端部に接地層の無い前記開
閉器モールド部の嵌合部に嵌合する形状の嵌合部とが形
成された主回路外部取合モールド部とを備え、これら3
つのモールド部を、前記開閉器モールド部の嵌合部で接
続すると共に、前記空胴内に前記真空バルブの可動部導
体に絶縁操作ロッドを接続し、この絶縁操作ロッドの他
端に前記真空バルブを直線駆動するための操作機構を真
空バルブの軸上に接続したものである。
【0027】この構成により気中絶縁のように絶縁距離
を大きくする必要がなくなりスイッチギヤ全体を縮小化
できると共に、SF6ガス絶縁のように大掛かりな気密
容器を必要とせず、更にモールドすることで部品を固定
できるため部品点数の大幅な削減が図れ、安全で信頼性
の高いスイッチギヤを提供できる。また、開閉部を真空
バルブとすることで、更なる縮小化が図れる。更に、モ
ールド部を分割することにより、外部取合いが変更にな
った場合も当該部のみのモールド金型を変更すれば良い
ので、変更に対する自由度が向上する。
【0028】また、別の発明は少なくとも2つの真空バ
ルブを各軸が平行で床面に平行になるように配置すると
共に、可動部側を共通の導体で接続し、且つ一方の前記
真空バルブの固定側導体の軸上に母線接続導体を配設
し、他方の前記真空バルブの固定側導体の軸上に少なく
とも2つ以上の端部を有する主回路外部接続導体を突出
させて配設する構成として、これらを一体的に表面に接
地層を有する絶縁物で単相または3相一体にモールド
し、このモールド部は前記真空バルブの可動導体が前記
共通導体より突出する側の絶縁物内面に接地層の無い空
胴を有し、この空胴内に前記真空バルブの可動部導体に
絶縁操作ロッドを接続し、この絶縁操作ロッドの他端に
前記真空バルブの軸上で床面に対して垂直な面に取付け
られた直線駆動するための操作機構に接続したものであ
る。
【0029】また、別の発明は少なくとも2つの真空バ
ルブを各軸が平行で床面に平行になるように配置すると
共に、可動部側を共通の導体で接続してこれらを一体的
に表面に接地層を有する絶縁物で単相または3相一体に
モールドし、且つ前記真空バルブの固定側導体の軸上に
接地層の無い嵌合部と前記真空バルブの可動導体が前記
共通導体より突出する側の絶縁物内面に接地層の無い空
胴とが形成された開閉器モールド部と、母線接続導体を
表面に接地層を有する絶縁物で単相または3相一体にモ
ールドし、且つ前記導体の一方の端部に接地層の無い前
記開閉器モールド部の嵌合部と嵌合する形状の嵌合部と
他方の端部に接地層の無い母線接続部とが形成された母
線接続モールド部と、少なくとも3つ以上の端部を有す
る導体を表面に接地層を有する絶縁物で単相または3相
一体にモールドし、且つ前記導体の少なくとも1つの端
部にケーブルを接続する接地層の無い凸形もしくは凹形
のブッシングと他の端部に接地層の無い前記開閉器モー
ルド部の嵌合部に嵌合する形状の嵌合部とが形成された
主回路外部取合モールド部とを備え、これら3つのモー
ルド部を、前記開閉器モールド部の嵌合部で接続すると
共に、前記空胴内に前記真空バルブの可動部導体に絶縁
操作ロッドを接続し、この絶縁操作ロッドの他端に前記
真空バルブの軸で床面に対して垂直な面に取付けられた
直線駆動するための操作機構に接続したものである。
【0030】この構成により操作機構をスイッチギヤの
正面に取り付けることで、操作性を向上することができ
る。
【0031】また、別の発明は、真空バルブの可動導体
が前記共通導体より突出する側の前記共通導体に接触子
を設け、前記空胴の前記共通導体と反対側から前記接触
子に接続する大地より絶縁された可動導体を設け、この
可動導体に接離可能な大地に接地された接地導体を接続
し、前記可動導体を直線駆動する操作機構を前記可動導
体と絶縁して接続したものである。
【0032】この構成により真空バルブの可動側を接地
することのできる接地装置を付加することで、単位回路
の適用範囲を拡大できる。
【0033】また、別の発明は、空胴に空気等の絶縁媒
体を密閉したものである。
【0034】この構成により真空バルブの可動側の絶縁
部を密閉することで、可動部絶縁が外部環境に影響しな
いようにでき、縮小化と信頼性の向上が図れる。
【0035】また、別の発明は、空胴を形成する絶縁物
の前記共通導体の近傍周面に導電性シールドを設けたも
のである。
【0036】この構成により真空バルブの可動側にシー
ルドを埋め込むことで、電界強度を均一化し、縮小化と
信頼性の向上が図れる。
【0037】また、別の発明は、開閉器モールド部、母
線接続モールド部及び主回路外部取合モールド部にそれ
ぞれ形成された嵌合部に前記嵌合部を構成する絶縁物よ
りも柔らかい絶縁物を介在させたものである。
【0038】この構成により分割したモールド部を嵌合
し絶縁する場合、嵌合部に柔らかい絶縁物を介在させる
ことで、嵌合部の界面の密着性を良なり絶縁性能が向上
することで、縮小化が図れる。
【0039】また、別の発明は、主回路外部取合部に形
成された嵌合部に、表面に接地層を有する避雷器又は表
面に接地層を有する計器用変成器、表面に接地層を有す
る真空バルブによる接地装置、表面に接地層を有する試
験端子または表面に接地層を有する絶縁栓のうち少なく
とも2つ以上を接続したものである。
【0040】この構成により避雷器や計器用変成器や真
空接地装置や試験端子を付加することで、更に適用範囲
の拡大と縮小化を図ることができる。
【0041】また、別の発明は、主回路外部取合導体の
近傍に円盤状電極を設け、この円盤状電極からモールド
の外層に接地層から絶縁された導体を突出させたもので
ある。
【0042】この構成により接地から絶縁された埋め込
み電極を設けることで、主回路との間に静電容量を有す
ることができ、この静電容量を用いて主回路の充電・非
充電を検出することができる。
【0043】また、別の発明は、2つの真空バルブの軸
間寸法の半分の寸法と、母線接続導体の母線接続側の母
線の中心から母線接続導体を接続する真空バルブの軸ま
での寸法を等しくしたものである。
【0044】この構成により母線の中心から母線接続導
体を接続する真空バルブの軸までの寸法の2倍の長さと
2つの真空バルブの軸間寸法を等しくすることで、真空
バルブの固定導体の軸上に母線接続部を前後180度回
転させて取り付けても母線の位置を同一にでき、スイッ
チギヤ構成上自由度を大幅に向上できる。
【0045】また、別の発明は、真空バルブを直線駆動
する操作機構を電磁操作機構としたものである。
【0046】この構成により真空バルブを直線駆動する
操作機構を電磁操作機構とすることで、リンクなどの部
品が無くなり主回路同様に大幅な部品点数の削減を図る
ことができ且つ、完全な直線駆動ができるため、信頼性
の高いスイッチギヤを提供できる。
【0047】また、別の発明は、開閉器モールド部に形
成された嵌合部の前記真空バルブの固定側導体に凹状部
分を設け、この凹状部分に前記母線接続導体または前記
主回路外部取合導体の嵌合部を挿入して電気的及び機械
的に接続したものである。
【0048】この構成により嵌合部の導体嵌合部を真空
バルブの固定導体側に凹部を設けて真空バルブ側に突出
させることで、スイッチギヤの真空バルブの軸方向の寸
法を縮小化できる。
【0049】また、別の発明は、2つの真空バルブ間の
共通導体と固定側導体の間の絶縁物に空胴を設けたもの
である。
【0050】この構成により2つの真空バルブの間の共
通導体と固定側導体の間の絶縁物に空胴を設けること
で、使用する絶縁物の量を減らすことができ、経済的な
スイッチギヤを提供できる。
【0051】また、別の発明は、2つの真空バルブの軸
を平行にし可動部側を共通の導体で接続してこれらを一
体的に表面に接地層を有する絶縁物で単相または3相一
体にモールドし、且つ前記真空バルブの固定側導体の軸
上に接地層の無い嵌合部と前記真空バルブの可動導体が
前記共通導体より突出する側の絶縁物内面に接地層の無
い密閉された空胴とが形成された開閉器モールド部を少
なくとも2つ以上真空バルブの軸が平行となるように配
置すると共に、これら各開閉器モールド部内の前記空胴
内に前記真空バルブの可動部導体に絶縁操作ロッドを接
続し、この絶縁操作ロッドの他端に前記真空バルブを直
線駆動するための操作機構を接続する構成とし、隣合わ
せに配置された前記開閉器モールド部の嵌合部同志を、
コの字形状もしくはU字形状をした導体を表面に接地層
を有する絶縁物で単相または3相一体にモールドし、そ
の両端に接地層の無い前記開閉器モールド部の嵌合部と
嵌合する形状を有する接続モールドユニットにより連結
し、残りの開閉器モールド部の嵌合部に、母線接続導体
を表面に接地層を有する絶縁物で単相または3相一体に
モールドし、一方の端部に接地層の無い前記開閉器モー
ルド部の嵌合部と嵌合する形状を有し、他方の端部に母
線を接続する接地層の無い母線接続部を有した母線接続
モールド部と、少なくとも3つ以上の端部を有する導体
を表面に接地層を有する絶縁物で単相または3相一体に
モールドし、少なくとも1つの端部にケーブルを接続す
る接地層の無い凸形もしくは凹形のブッシングを有し、
他の端部に接地層の無い前記開閉器部の嵌合部と嵌合す
る形状を有した主回路外部取合モールド部を接続したも
のである。
【0052】この構成により単位回路毎の主回路構成機
器のうち開閉部を真空バルブで構成し、導体などと共に
絶縁物で分割モールドし、2つの真空バルブをモールド
した開閉器モールド部を少なくとも2つ以上組合わせて
いるので、気中絶縁のように絶縁距離を大きくする必要
がなくなりスイッチギヤ全体を縮小化できると共に、S
6ガス絶縁のように大掛かりな気密容器を必要とせ
ず、更にモールドすることで部品を固定できるため部品
点数の大幅な削減が図れ、安全で信頼性の高いスイッチ
ギヤを提供できる。また、開閉部を真空バルブとするこ
とで、更なる縮小化が図れる。更に、モールド部を分割
することにより、外部取合いが変更になった場合も当該
部のみのモールド金型を変更すれば良いので、変更に対
する自由度が向上する。また、開閉器モールド部を2つ
以上組み合わせることで、適用できる回路構成を大幅に
増やすことができる。
【0053】また、別の発明は、母線接続モールド部を
接続する開閉器モールド部の真空バルブを断路器とし、
残りの開閉器モールド部の真空バルブを遮断部とし、前
記断路部と遮断部を各々1つの操作機構で直線駆動する
か、または前記断路部と遮断部を各々2つの操作機構で
同時または別々に直線駆動するようにしたものである。
【0054】この構成により母線側の開閉器部を2点切
の断路器とし外部取合い側の開閉器部を2点切の遮断器
とすることで、絶縁性能と遮断性能を向上することがで
きる。
【0055】また、別の発明は、1つの開閉器モールド
部の真空バルブの軸間寸法と、コの字もしくはU字形状
の接続モールドユニットで接続する2つの開閉器モール
ド部の当該真空バルブの軸間寸法を同一とし、且つ開閉
器モールド部の2つの真空バルブの軸間寸法の半分の寸
法と、母線接続導体の母線接続側の母線の中心から母線
接続導体を接続する真空バルブの軸までの寸法を等しく
したものである。
【0056】この構成により1つの開閉器モールド部の
真空バルブの軸間寸法と、コの字もしくはU字形状の接
続モールドユニットで接続する2つの開閉器モールド部
の当該真空バルブの軸間寸法を同一とし、且つ開閉器モ
ールド部の2つの真空バルブの軸間寸法の半分の寸法
と、母線接続導体の母線接続側の母線の中心から母線接
続導体を接続する真空バルブの軸までの寸法を等しくす
ることで、5つの母線を自由に構成でき、適用回路と配
置の自由度を大幅に向上することができる。
【0057】また、別の発明は、2つの真空バルブの軸
を平行にし可動部側を共通の導体で接続してこれらを一
体的に表面に接地層を有する絶縁物で単相または3相一
体にモールドし、且つ前記真空バルブの固定側導体の軸
上に接地層の無い嵌合部と前記真空バルブの可動導体が
前記共通導体より突出する側の絶縁物内面に接地層の無
い密閉された空胴とが形成された開閉器モールド部を少
なくとも2つ以上真空バルブの軸が平行となるように配
置すると共に、これら各開閉器モールド部内の前記空胴
内に前記真空バルブの可動部導体に絶縁操作ロッドを接
続し、この絶縁操作ロッドの他端に前記真空バルブを直
線駆動するための操作機構を接続する構成とし、隣合せ
の前記開閉器モールド部の共通導体側に形成された嵌合
部同志を、直線状の導体を表面に接地層を有する絶縁物
で単相または3相一体にモールドしてその両端に接地層
の無い前記開閉器部の嵌合部と嵌合する形状を有する直
線接続モールドユニットにより連結し、一方の開閉器モ
ールド部の2つの真空バルブの固定導体側の嵌合部に、
母線接続導体を表面に接地層を有する絶縁物で単相また
は3相一体にモールドして一方の端部に接地層の無い前
記開閉器モールド部の嵌合部と嵌合する形状を有し、他
方の端部に母線を接続する接地層の無い母線接続部を有
した母線接続モールド部を接続し、他方の開閉器モール
ド部の2つの真空バルブの固定導体側の嵌合部のうち一
方に少なくとも3つの端部を有する導体を表面に接地層
を有する絶縁物で単相または3相一体にモールドして少
なくとも1つの端部にケーブルを接続する接地層の無い
凸形もしくは凹形のブッシングを有し、他の端部に接地
層の無い前記開閉器部の嵌合部と嵌合する形状を有した
主回路外部取合モールド部を接続し、残りの真空バルブ
の固定導体側の嵌合部に表面に接地層を有する絶縁栓を
接続したものである。
【0058】この構成により気中絶縁のように絶縁距離
を大きくする必要がなくなりスイッチギヤ全体を縮小化
できると共に、SF6ガス絶縁のように大掛かりな気密
容器を必要とせず、更にモールドすることで部品を固定
できるため部品点数の大幅な削減が図れ、安全で信頼性
の高いスイッチギヤを提供できる。また、開閉部を真空
バルブとすることで、更なる縮小化が図れる。更に、モ
ールド部を分割することにより、外部取合いが変更にな
った場合も当該部のみのモールド金型を変更すれば良い
ので、変更に対する自由度が向上する。また、モールド
品同志の取り合い部を3つ以上有する開閉器モールド部
を2つ以上組み合わせることで、2重母線構成に適用で
きる。
【0059】また、別の発明は、コの字もしくはU字形
状の接続モールドユニットがコの字もしくはU字形状の
導体の前記開閉器部の真空バルブの軸上にあたる部分か
ら母線接続導体を突出させ表面に接地層を有する絶縁物
で単相または3相一体にモールドし、一方の端部に母線
を接続する接地層の無い母線接続部を有した接続モール
ドユニットを兼ねた母線接続モールド部としたものであ
る。
【0060】この構成により2つの開閉器モールド部を
接続するモールド部品に母線接続機能を付加すること
で、2つの開閉器モールド部を有効に活用でき、スイッ
チギヤ列盤構成時の全幅寸法を縮小化できる。
【0061】また、別の発明は、両端にスライド可能で
母線接続部の嵌合部と嵌合できる絶縁物を有する固体絶
縁母線の両端を内側にスライドさせた時の全長が、列盤
状態で隣接する母線接続部の先端同士の間隔より短くな
る固体絶縁母線と、母線接続部の内周に固体絶縁母線と
通電接触するためのスライド可能な接触子を有し、前記
接触子をスライドさせることで前記母線接続部の先端よ
り突出することが無い母線接続部を用いて構成するもの
である。
【0062】この構成によりスライド構成の固体絶縁母
線の長さを隣接する母線接続部の間隔よりも短くするこ
とで、列盤した状態で母線の接続及び取外しができ、現
地据付工期を短縮でき、経済的なスイッチギヤを提供で
きる。
【0063】また、別の発明は、真空の遮断部と真空ま
たは気体の断路部と真空または気体の接地開閉部と母線
と主回路外部取合部などのスイッチギヤ構成機器をモー
ルドする絶縁物をエポキシなどの熱硬化性樹脂とし、こ
の絶縁物のガラス転移温度を100℃以上としたもので
ある。
【0064】この構成によりスイッチギヤ構成機器をモ
ールドする絶縁物として、絶縁構造材料に適した熱硬化
成樹脂を用い、ガラス転移温度を100℃以上とするこ
とで、最高使用温度においても絶縁構造材としての性能
を十分に発揮することができ、信頼性の高いスイッチギ
ヤを提供できる。
【0065】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0066】図1(a)は本発明の第1の実施の形態を
示すスイッチギヤの電気回路図であり、(b)は同スイ
ッチギヤの一部を断面して示す側面図である。
【0067】第1の実施の形態を示すスイッチギヤは、
図1(a)に示すように真空遮断部VCBの可動側を真
空又は気体断路部DSを直列に介して母線Bに接続し、
また真空遮断部VCBの固定側を真空又は気体の接地開
閉部ESに接続すると共に、主回路外部取合部を介して
ケーブルヘッドに接続する主回路を対象としている。
【0068】なお、CTはケーブルヘッドより外部の負
荷に繋がる導体部に設けられた変流器である。
【0069】図1(b)において、13は金属閉鎖箱
で、この金属閉鎖箱13は主回路機器室13aとその下
部に操作室13bが形成されている。主回路機器室13
aには、真空遮断部1及び真空または気体の断路部2を
その軸方向が床面に対して垂直になるように並設し、そ
の上部に3相各相に対応する母線取合部4が配設され、
さらにこれら真空遮断部1及び真空または気体の断路部
2と母線取合部4の背面側に上部に真空又は気体接地開
閉器3を設けた主回路外部取合部5が垂直に配置されて
いる。真空または気体接地開閉器3には図示しない直線
駆動するための操作機構も取付けられている。
【0070】また、操作室13bには真空遮断部1と真
空または気体の断路部2を各々に直線駆動するための操
作機構7が設けられ、さらに操作室13bの背面部には
主回路外部取合部5より導出された電源ケーブル11を
貫通させて貫通型変流器12が設けられている。
【0071】このような構成の主回路機器において、真
空遮断部1、真空または気体の接地開閉部3と母線取合
部4及び主回路外部取合部5の表面を接地層を有するエ
ポキシ樹脂などの絶縁物6で単相または3相一体でモー
ルドし、これら真空遮断部1、真空または気体の断路部
2において、接地層の無い可動側絶縁物内部の空胴8内
で真空遮断部1と真空または気体の断路部2の可動導体
9に絶縁操作ロッド10を接続し、他端に真空遮断部
1、真空または気体の断路部2に各々直線駆動可能に操
作機構7を連結する。
【0072】このような構成とすれば、気中絶縁のよう
に絶縁距離を大きくする必要がなくなり、スイッチギヤ
全体を縮小化できると共に、SF6ガス絶縁のように大
掛かりな気密容器を必要とせず、更にモールドにより部
品が固定されるため、部品点数と組立時間の大幅な削減
が図れ、安全で信頼性の高いスイッチギヤを提供でき
る。
【0073】図2は本発明の第2の実施の形態を一部を
断面して示す側面図で、スイッチギヤの電気回路につい
ては図1(a)と同じなので省略してある。また、図1
(b)と同一構成部品には同一符合を付して示し、ここ
では異なる部分について述べる。
【0074】第2の実施の形態では、図2に示すように
母線取合部4を表面に接地層を有するエポキシ樹脂など
の絶縁物6で単相または3相一体でモールドした母線接
続ユニット14と、真空遮断部1、真空または気体の断
路部2、真空または気体の接地開閉部3及び主回路外部
取合部5を表面に接地層を有する絶縁物6で単相または
3相一体でモールドした開閉器ユニット15とを各々別
個に構成し、これら母線接続ユニット14と開閉器ユニ
ット15とを嵌合部16にて電気的及び機械的に結合す
るようにしたものである。
【0075】この場合、母線接続ユニット14側にテー
パ面を有する凸部が形成され、開閉器ユニット15側に
はこの凸部に合致する凹部が形成されている。
【0076】このような構成とすれば、気中絶縁のよう
に絶縁距離を大きくする必要がなくなり、スイッチギヤ
全体を縮小化できると共に、SF6ガス絶縁のように大
掛かりな気密容器を必要とせず、更にモールドにより部
品が固定されるため、部品点数と組立時間の大幅な削減
が図れ、安全で信頼性の高いスイッチギヤを提供でき
る。更に、モールド部を複数ユニットに分割することに
より、外部取合いが変更になった場合でも当該部のみの
モールド金型を変更すれば良いので、変更に対する自由
度が向上する。
【0077】図3(a)は本発明の第3の実施の形態を
示すスイッチギヤの電気回路図であり、(b)は同スイ
ッチギヤの一部を断面して示す側面図で、図1と同一部
品には同一符合を付して説明する。
【0078】第3の実施の形態を示すスイッチギヤは、
図3(a)に示すように真空遮断部VCBの可動側を真
空又は気体断路部DSを直列に介して母線Bに接続し、
また真空遮断部VCBの固定側を主回路外部取合部を介
してケーブルヘッドに接続する主回路を対象としてい
る。
【0079】なお、CTはケーブルヘッドより外部の負
荷に繋がる導体部に設けられた変流器である。
【0080】図3(b)において、13bは操作室、2
2は操作室13bの上部前方に設けられた制御箱であ
る。この制御箱22の背面側の操作室13bの上部に、
可動部側を共通導体18で接続した少なくとも2つの真
空バルブ17をその軸が平行で床面に対して垂直になる
ように配置すると共に、その一方の真空バルブ17の固
定側導体の軸上に配置される断面が略L字形の3相各相
に対応する母線接続導体19を接続し、他方の前記真空
バルブ17の固定側導体の軸上に突出させて設けられた
断面が略H字形の主回路外部取合導体20を接続する構
成とする。
【0081】また、操作室13bの背面部には主回路外
部取合部5より導出された電源ケーブル11を貫通させ
て貫通型変流器12が設けられている。
【0082】このような構成の主回路機器において、少
なくとも2つの真空バルブ17、母線接続導体19及び
主回路外部接続導体20の表面を接地層を有するエポキ
シ樹脂などの絶縁物で単相または3相一体にモールド
し、これら真空バルブ17の可動導体が前記共通導体よ
り突出する側の絶縁物内面に形成された接地層の無い略
長円柱状の空胴21内で真空バルブ17の可動部導体9
に絶縁操作ロッド10を接続し、この絶縁操作ロッド1
0の他端に真空バルブ17を直線駆動可能に操作機構7
を連結する。
【0083】この場合、操作機構7は真空バルブ17の
軸の延長線上で真空バルブの下方に接続される。
【0084】なお、図中23は略H字形の主回路外部取
合導体20の先端部に嵌込まれた絶縁栓である。
【0085】このような構成とすれば、気中絶縁のよう
に絶縁距離を大きくする必要がなくなり、スイッチギヤ
全体を縮小化できると共に、SF6ガス絶縁のように大
掛かりな気密容器を必要とせず、更にモールドすること
で部品が固定されるため、部品点数の大幅な削減が図
れ、安全で信頼性の高いスイッチギヤを提供できる。ま
た、開閉部を真空バルブとすることで、更なる縮小化が
図れる。
【0086】図4は本発明の第4の実施の形態を一部を
断面して示す側面図で、スイッチギヤの電気回路につい
ては図3(a)と同じなので省略してある。また、図3
(b)と同一構成部品には同一符合を付して示し、ここ
では異なる部分について述べる。
【0087】第4の実施の形態では、図4に示すように
少なくとも2つの真空バルブ17を表面に接地層を有
し、且つ真空バルブ17の可動導体が共通導体18より
突出する側の絶縁物内面に接地層の無い略長円柱状の空
胴21を有するエポキシ樹脂などの絶縁物で単相または
3相一体にモールドした開閉器モールド部24と、断面
が略L字形の導体を表面に接地層を有するエポキシ樹脂
などの絶縁物で単相または3相一体にモールドした母線
接続モールド部25と、断面が略H字形の導体を表面に
接地層を有するエポキシ樹脂などの絶縁物で単相または
3相一体にモールドし、且つ少なくとも1つの端部にケ
ーブルを接続する接地層の無い凸形もしくは凹形のブッ
シングを有する主回路外部取合モールド部26とを各々
別個に構成し、これら開閉器モールド部24、母線接続
モールド部25及び主回路外部取合モールド部26とを
嵌合部16aにて電気的及び機械的に結合するようにし
たものである。
【0088】この場合、開閉器モールド部24には、2
つの真空バルブ17の各々の固定側導体の軸上に接地層
の無いすり鉢形状の凹部が形成され、また母線接続モー
ルド部25には開閉器モールド部24の一方の端部に形
成された接地層の無いすり鉢形状の凹部と嵌合する母線
を接続する接地層の無い円錐形状の凸部が形成され、さ
らに主回路外部取合モールド部26には、接地層の無い
開閉器部のすり鉢形状と嵌合する円錐形状の凸部が形成
されている。
【0089】このような構成とすれば、単位回路毎の主
回路構成機器のうち開閉部を真空バルブで構成し、導体
などと共に絶縁物で分割モールドし、これらを組合わせ
るようにしたので、気中絶縁のように絶縁距離を大きく
する必要がなくなり、スイッチギヤ全体を縮小化できる
と共に、SF6ガス絶縁のように大掛かりな気密容器を
必要とせず、更にモールドすることで部品を固定できる
ため部品点数の大幅な削減が図れ、安全で信頼性の高い
スイッチギヤを提供できる。また、開閉部を真空バルブ
とすることで、更なる縮小化が図れる。更に、モールド
部を分割することにより、外部取合いが変更になった場
合も当該部のみのモールド金型を変更すれば良いので、
変更に対する自由度が向上する。また、主回路外部取合
部を上下逆様に取付けることで、ケーブル上引込みにも
対応できる。
【0090】図5は本発明の第5の実施と第6の実施の
形態を一部を断面して示す側面図で、スイッチギヤの電
気回路については図3(a)と同じなので省略してあ
る。また、図3(b)と同一構成部品には同一符合を付
して説明する。
【0091】図5において、27はベース上に高さ方向
に長形な制御箱で、この制御箱27は上部に操作室27
a、下部に制御室27bが形成されている。この制御箱
27の背部の垂直取付面27cに対して2つの真空バル
ブ17をその各軸が直交し、且つベースに対して平行に
なるように高さ方向に適宜離間させて配置すると共に、
その一方の真空バルブ17の固定側導体の軸上に配置さ
れる断面が略L字形の3相各相に対応する母線接続導体
19を接続し、他方の真空バルブ17の固定側導体の軸
上に突出させて設けられる断面が略H字形の主回路外部
取合導体20を接続する構成とする。
【0092】また、2つの真空バルブ17の可動導体9
に絶縁操作ロッド10を接続し、他端を操作室27aに
設けられた操作機構7に各々直線駆動可能に連結する。
さらに、他方の真空バルブ17の固定側導体に接続され
る主回路外部取合導体20の他端部よりベースに対して
垂直に設けられたケーブルヘッドを介して電源ケーブル
11が導出され、この電源ケーブル11を貫通させて貫
通型変流器12が設けられる。
【0093】このような構成の主回路機器において、少
なくとも2つの真空バルブ17を表面に接地層を有し、
且つ真空バルブ17の可動導体が共通導体18より突出
する側の絶縁物内面に接地層の無い略長円柱状の空胴2
1を有するエポキシ樹脂などの絶縁物で単相または3相
一体にモールドした開閉器モールド部24と、断面が略
L字形の導体を表面に接地層を有するエポキシ樹脂など
の絶縁物で単相または3相一体にモールドした母線接続
モールド部25と、断面が略H字形の導体を表面に接地
層を有するエポキシ樹脂などの絶縁物で単相または3相
一体にモールドし、且つ少なくとも1つの端部にケーブ
ルを接続する接地層の無い凸形もしくは凹形のブッシン
グを有する主回路外部取合モールド部26とを各々別個
に構成し、これら開閉器モールド部24、母線接続モー
ルド部25及び主回路外部取合モールド部26とを嵌合
部16aにて電気的及び機械的に結合するようにしたも
のである。
【0094】この場合、開閉器モールド部24には、2
つの真空バルブ17の各々の固定側導体の軸上に接地層
の無いすり鉢形状の凹部が形成され、また母線接続モー
ルド部25には開閉器モールド部24の一方の端部に形
成された接地層の無いすり鉢形状の凹部と嵌合する母線
を接続する接地層の無い円錐形状の凸部が形成され、さ
らに主回路外部取合モールド部26には、接地層の無い
前記開閉器部のすり鉢形状と嵌合する円錐形状の凸部が
形成されている。
【0095】なお、図中23は略H字形の主回路外部取
合導体20の先端部に嵌込まれた絶縁栓である。
【0096】このような構成とすれば、前述した第3及
び第4の実施の形態と同様の効果が得られ、さらに操作
機構7を制御箱27の上部のスイッチギヤの正面に取り
付けることで、操作性を向上することができる。
【0097】なお、上記実施の形態では、開閉器モール
ド部24、母線接続モールド部25及び主回路外部取合
モールド部26に分割してこれらを嵌合部16aにて電
気的及び機械的に結合するようにしたが、2つの真空バ
ルブ17、略L字形の3相各相に対応する母線接続導体
19及び略H字形の主回路外部取合導体20を一体的に
モールドするようにしても良い。
【0098】図6(a)は本発明の第7の実施の形態を
示すスイッチギヤの電気回路図であり、(b)は同スイ
ッチギヤの一部を断面して示す側面図で、図4と同一構
成部品には同一符合を付してその説明を省略し、ここで
は異なる点について述べる。
【0099】第7の実施の形態を示すスイッチギヤは、
図6(a)に示すように真空遮断部VCBの可動側を真
空断路部DSを直列に介して母線Bに接続すると共に、
接地開閉器ESに接続し、また真空遮断部VCBの固定
側を主回路外部取合部を介してケーブルヘッドに接続す
る主回路を対象としている。
【0100】なお、CTはケーブルヘッドより外部の負
荷に繋がる導体部に設けられた変流器である。
【0101】第7の実施の形態では、図6に示すように
真空バルブ17の可動導体より下方の共通導体18の略
中央に接触子28を設け、操作室13bに設けられた接
地装置付操作機構30により直線駆動される可動導体2
9を開閉器モールド部24の下部に形成された略長円柱
状の空胴21を通して接触子28に接触又は開離操作可
能な構成とするものである。
【0102】このような構成とすれば、真空バルブ17
の可動側を接地装置により接地することができるので、
単位回路の適用範囲を拡大することができる。
【0103】図7は本発明の第8の実施の形態を一部を
断面して示す側面図で、図4と同一構成部品には同一符
合を付して示し、ここでは異なる部分について述べる。
【0104】第8の実施の形態では、図7に示すように
操作室13bの上面に取付けられる開閉器モールド部2
4の下部に形成された略長円柱状の空胴31を密閉する
ため、開閉器モールド部24が固定される操作室13b
の上面との間にパッキン33を挿入すると共に、操作室
13b側より空胴21内に挿入される操作ロッド10の
貫通部にシール部32を設けて空胴21内に空気などの
絶縁媒体を密閉するようにしたものである。
【0105】このような構成とすれば、真空バルブの可
動側の絶縁部が密閉されるので、可動部絶縁が外部環境
に影響されることがなく、スイッチギヤの縮小化と信頼
性の向上を図ることができる。
【0106】図8は本発明の第9の実施の形態を一部を
断面して示す側面図で、図4と同一構成部品には同一符
合を付して示し、ここでは異なる部分について述べる。
【0107】第9の実施の形態では、図8に示すように
開閉器モールド部24の下部に形成された略長円柱状の
空胴21の共通導体18近傍周面に金属や導電性プラス
チックでできた導電性シールド34を埋設したものであ
る。
【0108】このような構成とすれば、真空バルブ17
の可動側にシールド34を埋め込むことで電界強度を均
一化し、縮小化と信頼性の向上が図れる。
【0109】図9は本発明の第10の実施の形態を一部
を断面して示す側面図で、図4と同一構成部品には同一
符合を付して示し、ここでは異なる部分について述べ
る。
【0110】第10の実施の形態では、図9に示すよう
に開閉器モールド部24に形成された2つの真空バルブ
17の各々の固定側導体の軸上に接地層の無いすり鉢形
状の凹部と母線接続モールド部25及び主回路外部取合
モールド部26にそれぞれ形成された接地層の無い円錐
形状の凸部との嵌合部、並びにさら主回路外部取合モー
ルド部26の上方両端部と絶縁栓23との嵌合部にすり
鉢形状を構成するエポキシ樹脂などの絶縁物よりも柔ら
かいシリコンゴムや耐熱性EPゴムなどの絶縁物35を
介在させるようにしたものである。
【0111】このような構成とすれば、各モールド部を
嵌合し絶縁する場合、嵌合部に柔らかい絶縁物を介在さ
せることにより、嵌合部の界面の密着性が良くなり、絶
縁性能が向上するので、スイッチギヤの縮小化を図るこ
とができる。
【0112】図10は本発明の第11の実施の形態を一
部を断面して示す側面図で、図4と同一構成部品には同
一符合を付して示し、ここでは異なる部分について述べ
る。
【0113】第11の実施の形態では、図10に示すよ
うに主回路外部取合モールド部26の上方両端部に嵌合
される絶縁栓23に代えて、その一方の端部に表面接地
層を有する避雷器36、または表面接地層を有する計器
用変成器37を嵌合し、また他方の端部に表面に接地層
を有する絶縁物でモールドした真空バルブ38aを嵌合
するようにしたものである。
【0114】この真空バルブ38aは、その可動部側に
接地層の無い略円柱状の空胴38bを有し、この空胴3
8b内に真空バルブの可動部導体に絶縁ロッド38cを
接続し、この絶縁ロッド38cの他端に真空バルブ38
aを直線駆動する操作機構38dを接続して真空バルブ
38aの可動導体を表面接地層から絶縁し、この絶縁さ
れた可動導体に切離可能な接地された導体を接続した接
地装置38が結合されている。
【0115】このような構成とすれば、避雷器36や計
器用変成器37、真空接地装置38や試験端子を付加す
ることにより、更に適用範囲の拡大と縮小化を図ること
ができる。
【0116】図11は本発明の第12の実施の形態を一
部を断面して示す側面図で、図4と同一構成部品には同
一符合を付して示し、ここでは異なる部分について述べ
る。
【0117】第12の実施の形態では、図11に示すよ
うに主回路外部取合モールド部26内の略H字形導体2
0の近傍に円盤状電極39を埋設し、この円盤状電極3
9からモールドの外層に接地層から絶縁された導体を突
出させるようにしたものである。
【0118】このような構成とすれば、接地から絶縁さ
れた埋め込み電極39を設けることで、主回路との間に
静電容量が形成されるので、この静電容量を用いて主回
路の充電・非充電を検出することができる。
【0119】図12は本発明の第13の実施の形態を一
部を断面して示す側面図で、図4と同一構成部品には同
一符合を付して示し、ここでは異なる部分について述べ
る。
【0120】第13の実施の形態では、図12に示すよ
うに2つの真空バルブ17の軸間寸法の半分の寸法と、
略L字形の母線接続導体19の母線接続側の母線の中心
からL字に曲がる部分の中心までの寸法とが等しくなる
ようにしたものである。
【0121】このような構成とすれば、L字に曲がった
母線接続部の寸法の2倍の長さと2つの真空バルブ17
の軸間寸法を等しくすることにより、真空バルブ17の
固定導体の軸上に母線接続部を前後180度回転させて
取り付けても母線の位置を同一にでき、スイッチギヤ構
成上の自由度を大幅に向上できる。
【0122】図13は本発明の第14の実施の形態を一
部を断面して示す側面図で、図4と同一構成部品には同
一符合を付して示し、ここでは異なる部分について述べ
る。
【0123】第14の実施の形態では、図13に示すよ
うに真空バルブ17を直線駆動する操作機構を電磁操作
機構40としたものである。この電磁操作機構40は永
久磁石40a、コイル40b及び操作ロッド10に結合
されたアーマチュア40cより構成されている。
【0124】このような構成とすれば、真空バルブ17
を直線駆動する操作機構を電磁操作機構40とすること
で、リンクなどの部品が無くなり、主回路同様に大幅な
部品点数の削減を図ることができ、且つ完全な直線駆動
ができるため、信頼性の高いスイッチギヤを提供でき
る。
【0125】図14は本発明の第15の実施の形態を一
部を断面して示す側面図で、図4と同一構成部品には同
一符合を付して示し、ここでは異なる部分について述べ
る。
【0126】第15の実施の形態では、図14に示すよ
うに開閉器モールド部24の各真空バルブ17の固定側
導体に対応させて形成されたすり鉢形状の導体嵌合部に
おいて、真空バルブ17の固定側導体に凹状部分17a
を設け、この凹状部分17aにL字形母線接続導体19
の嵌合部に設けられた接触子17bを挿入して電気的及
び機械的に接続するようにしたものである。
【0127】このような構成とすれば、すり鉢状の導体
嵌合部を真空バルブの固定導体側に凹部を設けて真空バ
ルブ側に突出させることで、スイッチギヤの真空バルブ
の軸方向の寸法を縮小化できる。
【0128】図15は本発明の第16の実施の形態を一
部を断面して示す側面図で、図4と同一構成部品には同
一符合を付して示し、ここでは異なる部分について述べ
る。
【0129】第16の実施の形態では、図15に示すよ
うに2つの真空バルブ17の間の共通導体18と固定側
導体の間の絶縁物に空胴41を設けたものである。
【0130】このような構成とすれば、2つの真空バル
ブ17の間の共通導体18と固定側導体の間の絶縁物に
空胴41を設けることで、使用する絶縁物の量を減らす
ことができ、経済的なスイッチギヤを提供できる。
【0131】前述した第4の実施の形態においては、少
なくとも2つの真空バルブ17を表面に接地層を有する
絶縁物で単相または3相一体にモールドした開閉器モー
ルド部24、断面が略L字形の導体を表面に接地層を有
する絶縁物で単相または3相一体にモールドした母線接
続モールド部25及び断面が略H字形の導体を表面に接
地層を有するエポキシ樹脂などの絶縁物で単相または3
相一体にモールドした主回路外部取合モールド部26を
組合せ結合した構成の一例について説明したが、開閉器
モールド部24を用途に応じて次のような構成として母
線接続モールド部25及び主回路外部取合モールド部2
6と組合せ結合するようにしても良い。
【0132】図16(a)は開閉器モールド部24の2
つの真空バルブのうち一方を遮断器、他方を断路器とし
た場合の構成、(b)は両方を遮断器とした場合、
(c)は両方を断路器とした場合の構成である。
【0133】図17(a)は2つの真空バルブのうち一
方を真空バルブに替わって導体、他方を遮断器とした場
合、(b)は一方を真空バルブに替わって導体、他方を
断路器とした場合、(c)は2つの真空バルブに替わっ
て両方を導体とした場合の構成である。
【0134】図18は、母線接続部を主回路外部取合い
部としたもので、(a)は一方の真空バルブを断路器、
他方を遮断器とした場合、(b)は両方の真空バルブを
遮断器とした場合、(c)は両方の真空バルブを断路器
とした場合の構成である。
【0135】図19は、母線接続部を主回路外部取合い
部としたもので、(a)は2つの真空バルブのうち一方
を真空バルブに替わって導体、他方を遮断器とした場
合、(b)は一方を真空バルブに替わって導体、他方を
断路器とした場合、(c)は2つの真空バルブに替わっ
て両方を導体とした場合の構成である。
【0136】図20は主回路外部取合い部を母線接続部
としたもので、(a)は一方の真空バルブを断路器、他
方を遮断器とした場合、(b)は両方の真空バルブを遮
断器とした場合、(c)は両方の真空バルブを断路器と
した場合である。
【0137】図21は主回路外部取合い部を母線接続部
としたもので、(a)は2つの真空バルブのうち一方を
真空バルブに替わって導体、他方を遮断器とした場合、
(b)は一方を真空バルブに替わって導体、他方を断路
器とした場合、(c)は2つの真空バルブに替わって両
方を導体とした場合の構成である。
【0138】このように真空バルブの用途を変えること
により、任意の回路を構成でき、種々の単位回路に適用
することができる。
【0139】図22(a)は本発明の第17の実施の形
態を示すスイッチギヤの電気回路図であり、(b)は同
スイッチギヤの一部を断面して示す側面図である。な
お、図4と同一部品には同一符合を付して説明する。
【0140】第17の実施の形態を示すスイッチギヤ
は、図22(a)に示すように真空遮断部VCBの可動
側を真空又は気体断路部DSを直列に介して母線Bに接
続し、また真空遮断部VCBの固定側を真空又は気体の
接地開閉部ESに接続すると共に、真空又は気体断路部
DSを直列に介して主回路外部取合部に繋がるケーブル
ヘッドと真空又は気体の接地開閉部ES及び計器用変圧
器VTに接続する主回路を対象としている。この場合、
計器用変圧器VTに代えて避雷器SARを接続しても良
い。
【0141】なお、CTはケーブルヘッドより外部の負
荷に繋がる導体部に設けられた変流器である。
【0142】図22(b)において、13bは操作室、
22は操作室13bの上部前方に設けられた制御箱であ
る。この制御箱22の背面側の操作室13b上に1つの
真空バルブ17と1つの導体17aをその軸が平行に、
且つ床面に対して垂直になるように配設し、これらを一
体的に表面に接地層を有するエポキシ樹脂などの絶縁物
で単相または3相一体にモールドした開閉器モールド部
24aを配置する。
【0143】この開閉器モールド部24aには、1つの
真空バルブ17の固定側導体の軸上と導体17aの軸上
に接地層の無いすり鉢形状の凹部が形成され、また真空
バルブ17の可動側導体と導体17aの下端が共通導体
18により接続され、この共通導体18より下方に突出
する側の絶縁物内面に接地層の無い密閉された略長円柱
状の空胴31が形成されている。
【0144】この空胴31内で真空バルブ17の可動導
体9に絶縁操作ロッド10を接続し、この絶縁操作ロッ
ド10の他端に操作室13bに設けられた操作機構7を
接続して真空バルブ17の可動側を直線駆動可能になっ
ている。
【0145】また、回路構成上必要に応じて真空バルブ
17の可動導体が突出する側の共通導体18に接触子2
8を設け、操作室13bに設けられた接地装置付操作機
構30により直線駆動される可動導体29を開閉器モー
ルド部24aの下部に形成された略長円柱状の空胴21
を通して接触子28に接触又は開離操作可能な構成とな
っている。
【0146】さらに、開閉器モールド部24aの1つの
真空バルブ17の固定側導体の軸上に形成された接地層
の無いすり鉢形状の凹部に、断面が略L字形の導体を表
面に接地層を有するエポキシ樹脂などの絶縁物で単相ま
たは3相一体にモールドした母線接続モールド部25に
形成された接地層の無い凸部を嵌合して接続する。
【0147】一方、制御箱22の背面後方側の操作室1
3b上に可動部側を共通の導体18で接続した2つの真
空バルブ17をその各軸が平行に、且つ床面に対して垂
直になるように配設し、これらを一体的に表面にエポキ
シ樹脂などの接地層を有する絶縁物で単相または3相一
体にモールドした開閉器モールド部24bを配置する。
【0148】この場合、開閉モールド部24bには、2
つの真空バルブ17の各々の固定側導体の軸上に接地層
の無いすり鉢形状の凹部が形成され、また真空バルブ1
7の可動側導体が共通導体18より突出する側の絶縁物
内面に接地層の無い密閉された略長円柱状の空胴21が
形成されている。
【0149】この空胴21内で真空バルブ17の可動導
体9に絶縁操作ロッド10を接続し、この絶縁操作ロッ
ド10の他端に操作室13bに設けられた操作機構7を
接続して真空バルブ17の可動側を直線駆動可能になっ
ている。
【0150】また、回路構成上必要に応じて真空バルブ
17の可動導体が共通導体18より突出する側の共通導
体部に接触子28を設け、操作室13bに設けられた接
地装置付操作機構30により直線駆動される可動導体2
9を開閉器モールド部24の下部に形成された略長円柱
状の空胴21を通して接触子28に接触又は開離操作可
能な構成となっている。
【0151】さらに、開閉器モールド部24bの他方の
真空バルブ17の軸上に形成された鉢形状の凹部に、断
面が略H字形の導体を表面に接地層を有するエポキシ樹
脂などの絶縁物で単相または3相一体にモールドし、且
つ少なくとも1つの端部にケーブルを接続する接地層の
無い凸形もしくは凹形のブッシングと他の3つの端部に
接地層の無い開閉器モールド部24bのすり鉢形状と嵌
合する形状の凸部を有する主回路外部取合モールド部2
6の凸部を嵌合して接続する。また、主回路外部取合モ
ールド部26よりブッシングを介して導出された電源ケ
ーブル11を貫通させて貫通型変流器12が設けられて
いる。
【0152】主回路外部取合モールド部26の上方両端
部の一方に表面接地層を有する避雷器36、または表面
接地層を有する計器用変成器37を嵌合し、また他方の
端部に表面に接地層を有するエポキシ樹脂などの絶縁物
でモールドした真空バルブ38aを嵌合するようにした
ものである。
【0153】この真空バルブ38aは、その可動部側に
接地層の無い略円柱状の空胴38bを有し、この空胴3
8b内に真空バルブの可動部導体に絶縁ロッド38cを
接続し、この絶縁ロッド38cの他端に真空バルブ38
aを直線駆動する操作機構38dを接続して真空バルブ
38aの可動導体を表面接地層から絶縁し、この絶縁さ
れた可動導体に切離可能な接地された導体を接続した接
地装置38が結合されている。
【0154】これら開閉器モールド部24aの導体の軸
上に形成された鉢形状の凹部と開閉器モールド部24b
のとの間をコの字形状もしくはU字形状をした導体42
を表面に接地層を有するエポキシ樹脂などの絶縁物で単
相または3相一体にモールドし、その両端に接地層の無
い前記開閉器部のすり鉢形状と嵌合する形状を有する接
続モールドユニット43により連結する。
【0155】このような構成のスイッチギヤとすれば、
単位回路毎の主回路構成機器のうち開閉部を真空バルブ
で構成し、導体などと共に絶縁物で分割モールドし、2
つの真空バルブをモールドした開閉器モールド部を少な
くとも2つ以上組合せることにより、気中絶縁のように
絶縁距離を大きくする必要がなくなり、スイッチギヤ全
体を縮小化できると共に、SF6ガス絶縁のように大掛
かりな気密容器が不要となる。
【0156】更に、主回路構成機器をモールドすること
で部品を固定できるため、部品点数の大幅な削減を図る
ことができ、安全で信頼性の高いものとなし得る。
【0157】また、開閉部を真空バルブとすることで、
更なる縮小化を図ることができ、更に、モールド部を分
割することにより、外部取合いが変更になった場合でも
当該部のみのモールド金型を変更すれば良いので、変更
に対する自由度が向上する。
【0158】さらに、開閉器モールド部を2つ以上組み
合わせることで、適用できる回路構成を大幅に増やすこ
とができる。
【0159】図23(a)は本発明の第18の実施の形
態を示すスイッチギヤの電気回路図であり、(b)は同
スイッチギヤの一部を断面して示す側面図で、図22と
同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここ
では異なる部分について述べる。
【0160】第18の実施の形態を示すスイッチギヤ
は、図23(a)に示すように2つの真空又は気体断路
部DSと2つの真空遮断器VCBを直列に介して母線B
に接続し、また2つの真空又は気体断路部DSの直列接
続間及び2つの真空遮断部VCBの直列接続間に真空又
は気体の接地開閉部ESをそれぞれ接続する以外は図2
2(a)と同じである。
【0161】第18の実施の形態では、図23に示すよ
うに母線接続モールド部25を接続する開閉器モールド
部24aの真空バルブと導体をそれぞれ断路器44と
し、他方の開閉器モールド部24bの真空バルブを遮断
部45とし、断路部44と遮断部45を各々2つの操作
機構44a,44b、45a,45bで直線駆動するよ
うにしたものである。この場合、断路部44と遮断部4
5を各々1つの操作機構で同時または別々に駆動するよ
うにしてもよい。
【0162】このような構成のスイッチギヤとすれば、
母線側の開閉器部を2点切の断路器とし外部取合い側の
開閉器部を2点切の遮断器とすることで、絶縁性能と遮
断性能を向上することができる。この時絶縁操作ロッド
と略長円柱状内面の絶縁性能向上のため絶縁性能のより
高い絶縁媒体を密閉する。
【0163】図24は本発明の第19の実施の形態を一
部を断面して示す側面図で、図22と同一部分には同一
符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分に
ついて述べる。
【0164】第19の実施の形態では。、図24に示す
ように1つの開閉器モールド部の真空バルブの軸間寸法
と、コの字もしくはU字形状の接続モールドユニット4
3で接続する2つの開閉器モールド部24a,24bの
当該真空バルブの軸間寸法を同一とし、且つ開閉器モー
ルド部の2つの真空バルブの軸間寸法の半分の寸法と、
略L字形の母線接続導体の母線接続側の母線の中心から
L字に曲がる部分の中心までの寸法が等しくなるように
したものである。
【0165】このような構成とすれば、1つの開閉器モ
ールド部の真空バルブの軸間寸法と、コの字もしくはU
字形状の接続モールドユニット43で接続する2つの開
閉器部の当該真空バルブの軸間寸法を同一とし、且つ開
閉器モールド部の2つの真空バルブの軸間寸法の半分の
寸法と、略L字形の母線接続導体の母線接続側の母線の
中心からL字に曲がる部分の中心までの寸法を等しくす
ることで、4つの母線を自由に構成できる。
【0166】図25(a)は本発明の第20の実施の形
態を示すスイッチギヤの電気回路図であり、(b)は同
スイッチギヤの一部を断面して示す側面図で、図23と
同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここ
では異なる部分について述べる。
【0167】第20の実施の形態では、図25(a)に
示すように二重母線B1,B2に断路器DS1,DS2
の一端を接続し、この断路器DS1,DS2の他端を共
通にして遮断器VCBの一端に接続すると共に、接地開
閉器ESに接続し、また遮断器VCBの他端を主回路外
部取合部に繋がるケーブルヘッドと真空又は気体の接地
開閉部ES及び避雷器SARまたは計器用変圧器VTに
接続する主回路を対象としている。
【0168】第20の実施の形態では、図25(b)に
示すように開閉器モールド部24aの断路器44の軸上
に形成された鉢形状の凹部と開閉器モールド部24bの
遮断器45の軸上に形成された鉢形状の凹部との間に嵌
合された接続モールドユニット43を取外して、開閉器
モールド部24aの断路器44の軸上に形成された鉢形
状の凹部に断面が略L字形の導体を表面に接地層を有す
る絶縁物で単相または3相一体にモールドした母線接続
モールド部25bに形成された接地層の無い凸部を嵌合
して接続する。この場合、もう一方の断路器44側に嵌
合させて接続された母線接続モールド部25aと対称的
になるように配置される。
【0169】また、開閉器モールド部24bにおいて
は、接続モールドユニット43が嵌合していた側を導体
45aとするものである。
【0170】このようなスイッチギヤとすれば、単位回
路毎の主回路構成機器のうち開閉部を真空バルブで構成
し、導体などと共に絶縁物で分割モールドし、2つの真
空バルブをモールドし、且つモールド品同志の取り合い
部を各々の真空バルブの固定導体側に1つずつと共通の
可動導体側に1つ以上、計3つ以上有する開閉器モール
ド部を少なくとも2つ以上組み合わせて構成したもので
ある。この構成により気中絶縁のように絶縁距離を大き
くする必要がなくなりスイッチギヤ全体を縮小化できる
と共に、SF6ガス絶縁のように大掛かりな気密容器を
必要とせず、更にモールドすることで部品を固定できる
ため部品点数の大幅な削減が図れ、安全で信頼性の高い
ものとなし得る。また、開閉部を真空バルブとすること
で、更なる縮小化が図れる。更に、モールド部を分割す
ることにより、外部取合いが変更になった場合も当該部
のみのモールド金型を変更すれば良いので、変更に対す
る自由度が向上する。また、モールド品同志の取り合い
部を3つ以上有する開閉器モールド部を2つ以上組み合
わせることで、2重母線構成に適用できる。
【0171】図26(a)は本発明の第21の実施の形
態を示すスイッチギヤの電気回路図であり、(b)は同
スイッチギヤの一部を断面して示す側面図で、図22と
同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここ
では異なる部分について述べる。
【0172】第21の実施の形態では、図26(a)に
示すように母線B2に断路器DS1の一端を接続し、こ
の断路器DS1の他端を母線B1に接続すると共に接地
開閉器ES及び断路器DS2の一端に接続し、この断路
器DS2の他端を遮断器VCBの一端に接続する以外は
図22(a)と同じである。
【0173】第21の実施の形態では、図26(b)に
示すようにコの字もしくはU字形状の接続モールドユニ
ット43に代えて、コの字もしくはU字形状の導体の開
閉器部49の導体17aの軸上にあたる部分から断面が
略L字形の導体を突出させ、表面に接地層を有する絶縁
物で単相または3相一体にモールドし、一方の端部に母
線を接続する接地層の無い円錐形状を有した接続モール
ドユニット兼、母線接続モールド部50を嵌合して接続
するようにしたものである。
【0174】このような構成のスイッチギヤによれば、
2つの開閉器モールド部24a,24bを接続するモー
ルド部品に母線接続機能を付加することで、2つの開閉
器モールド部24a,24bを有効に活用でき、スイッ
チギヤ列盤構成時の全幅寸法を縮小化できる。
【0175】図27は本発明の第22の実施の形態を示
すユニット母線の組立手順を説明するたるの図である。
【0176】図27において、46は母線で、この母線
46は適宜長さの母線導体46aの外周面をエポキシ樹
脂または耐熱性架橋ポリエチレンでモールドして母線モ
ールド部46bを形成し、このモールド部46bの外周
に左右一対のシリコーンゴムまたは耐熱性EPゴムでで
きた絶縁ユニット46c,46dが軸方向にスライド移
動可能に嵌込まれている。この絶縁ユニット46c,4
6dは、母線導体46aの両端部側に円錐形状の凹部が
形成され、また絶縁ユニット46c,46dの外周には
絶縁ユニット固定具46e,46fが備えられている。
【0177】一方、25は適宜離間して配設され、母線
46の両端に機械的及び電気的に接続される接続導体2
5aをモールドした一対の母線接続モールド部で、この
母線接続モールド部25は母線46側の絶縁ユニット4
6c,46dの両端部側に形成された円錐形状の凹部に
嵌合する円錐形状のテーパ部が形成され、また接続導体
25a側にはスライド接触子25c,25dが嵌込まれ
ている。
【0178】このような構成のユニット母線において、
まず手順1に示すように母線接続モールド部25間に母
線46を母線導体46aと接続導体25aとが同一軸線
上になるように挿入する。
【0179】次いで、手順2に示すように母線接続モー
ルド部25のスライド接触子25c,25dを母線導体
46a側にスライドさせて接続導体25aと母線導体4
6aの突合部を電気的に接続する。
【0180】そして、手順3に示すように母線46側の
絶縁ユニット46c,46dを母線モールド部46bの
外周面に沿って母線接続モールド部25側にスライド移
動させ、母線接続モールド部25のテーパ部を絶縁ユニ
ット46c,46dの凹部内に嵌込み、絶縁ユニット4
6c,46dの外周に有する絶縁ユニット固定具46
e,46fにより固定する。
【0181】このような構成のユニット母線とすれば、
スライド構成の固体絶縁母線の長さを、隣接する母線接
続部の間隔よりも短くすることで、列盤した状態で母線
の接続及び取り外しができ、現地据付工期を短縮でき
る。
【0182】図28は本発明の第23の実施の形態を示
す絶縁物の絶縁グラフで、エポキシ樹脂の物性と温度の
関係を示している。このグラフから分るようにエポキシ
絶縁物では、ガラス転移温度(以下Tgと称す)を境に
電気的・機械的物性が変化することが分る。このことか
ら、Tgを基本に絶縁材料の許容温度を設定する必要が
ある。特に真空バルブを直接モールドすることで、温度
の高い部分に直接絶縁物が接触することと、真空遮断器
の衝撃力と静的圧接力も直接絶縁物に加わるため、従来
のスイッチギヤに比べて絶縁物に対する要求は厳しいも
のとなっている。
【0183】従来は、熱による物理的変形を評価する熱
変形温度(以下HDTと称す)が用いられていたが、前
述の如く電気特性も変化することからTgを用いる必要
がある。TgとHDTの関係は、Tg≦HDTとなって
おり、許容温度をTgベースとした方が絶縁材料にとっ
てより厳しい要求特性となっている。
【0184】絶縁物の許容温度は、Tgより10℃〜3
0℃低い値に設定する。これはTgマイナス10℃〜3
0℃になると初期は勿論のこと長期的にも物性が安定し
た領域になるためである。具体的には許容温度(最高使
用温度)を115℃とすれば、Tgは125℃〜145
℃必要になってくる。
【0185】そこで、本発明の第23の実施の形態で
は、前述した各実施における真空の遮断部と真空または
気体の断路部と真空または気体の接地開閉部と母線と主
回路外部取合部などのスイッチギヤ構成機器をモールド
する絶縁物をエポキシなどの熱硬化性樹脂とし、この絶
縁物のガラス転移温度を100℃以上145℃以下とす
るものである。何故なら、最高周囲温度40℃+裸銅の
接続部最高許容温度50℃+Tgに対する絶縁物の許容
温度10℃=100℃以上である。
【0186】このようにすれば、スイッチギヤ構成機
器、特に真空バルブを直接モールドする絶縁物として、
絶縁構造材料に適した熱硬化性樹脂を用い、ガラス転移
温度を100℃以上とすることで、最高使用温度におい
ても絶縁構造材としての性能を十分に発揮することがで
き、信頼性の高いスイッチギヤを提供できる。
【0187】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、主回
路構成機器および各機器間を接続する導体などを据付け
環境の影響を受けない構成にでき、電気的絶縁に必要な
寸法を縮小化でき、部品点数の削減と組み立て時間及び
試験時間の大幅な削減ができ、標準化したシールドユニ
ットを組合せることであらゆる回路構成に対応でき、絶
縁性能と遮断性能を向上でき、現地据付工期を短縮で
き、安全で信頼性の高い密閉形スイッチギヤを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施の形態を示すスイ
ッチギヤの電気回路図、(b)は同スイッチギヤの一部
を断面して示す側面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を一部を断面して示
す側面図
【図3】(a)は本発明の第3の実施の形態を示すスイ
ッチギヤの電気回路図、(b)は同スイッチギヤの一部
を断面して示す側面図。
【図4】本発明の第4の実施の形態を一部を断面して示
す側面図。
【図5】本発明の第5及び第6の実施の形態を一部を断
面して示す側面図。
【図6】(a)は本発明の第7の実施の形態を示すスイ
ッチギヤの電気回路図、(b)は同スイッチギヤの一部
を断面して示す側面図。
【図7】本発明の第8の実施の形態を一部を断面して示
す側面図。
【図8】本発明の第9の実施の形態を一部を断面して示
す側面図。
【図9】本発明の第10の実施の形態を一部を断面して
示す側面図。
【図10】本発明の第11の実施の形態を一部を断面し
て示す側面図。
【図11】本発明の第12の実施の形態を一部を断面し
て示す側面図。
【図12】本発明の第13の実施の形態を一部を断面し
て示す側面図。
【図13】本発明の第14の実施の形態を一部を断面し
て示す側面図。
【図14】本発明の第15の実施の形態を一部を断面し
て示す側面図。
【図15】本発明の第16の実施の形態を一部を断面し
て示す側面図。
【図16】図3乃至図6に示す実施の形態において、
(a)は開閉器モールド部の2つの真空バルブのうち一
方を遮断器、他方を断路器とした場合、(b)は両方を
遮断器とした場合、(c)は両方を断路器とした場合の
構成図。
【図17】図3乃至図6に示す実施の形態において、
(a)は2つの真空バルブのうち一方を真空バルブに替
わって導体、他方を遮断器とした場合、(b)は一方を
真空バルブに代えて導体、他方を断路器とした場合、
(c)は2つの真空バルブに代わって両方を導体とした
場合の構成図。
【図18】図3乃至図6に示す実施の形態において、母
線接続部を主回路外部取合い部としたもので、(a)は
一方の真空バルブを断路器、他方を遮断器とした場合、
(b)は両方の真空バルブを遮断器とした場合、(c)
は両方の真空バルブを断路器とした場合の構成図。
【図19】図3乃至図6に示す実施の形態において、同
じく(a)は2つの真空バルブのうち一方を真空バルブ
に替わって導体、他方を遮断器とした場合、(b)は一
方を真空バルブに代わって導体、他方を断路器とした場
合、(c)は2つの真空バルブに代わって両方を導体と
した場合の構成図。
【図20】図3乃至図6に示す実施の形態において、同
じく(a)は一方の真空バルブを断路器、他方を遮断器
とした場合、(b)は両方の真空バルブを遮断器とした
場合、(c)は両方の真空バルブを断路器とした場合の
構成図。
【図21】図3乃至図6に示す実施の形態において、同
じく(a)は2つの真空バルブのうち一方を真空バルブ
に代わって導体、他方を遮断器とした場合、(b)は一
方を真空バルブに代わって導体、他方を断路器とした場
合、(c)は2つの真空バルブに代わって両方を導体と
した場合の構成図。
【図22】(a)は本発明の第17の実施の形態を示す
スイッチギヤの電気回路図、(b)は同スイッチギヤの
一部を断面して示す側面図。
【図23】(a)は本発明の第18の実施の形態を示す
スイッチギヤの電気回路図、(b)は同スイッチギヤの
一部を断面して示す側面図。
【図24】本発明の第19の実施の形態を一部を断面し
て示す側面図。
【図25】(a)は本発明の第20の実施の形態を示す
スイッチギヤの電気回路図、(b)は同スイッチギヤの
一部を断面して示す側面図。
【図26】(a)は本発明の第21の実施の形態を示す
スイッチギヤの電気回路図、(b)は同スイッチギヤの
一部を断面して示す側面図。
【図27】本発明の第22の実施の形態を示すユニット
母線の組立手順を説明するたるの図。
【図28】本発明の第23の実施の形態を示す絶縁物と
して用いられるエポキシ樹脂の物性と温度の関係を示す
特性図。
【図29】従来の気中絶縁スイッチギヤの内部の構成例
を示す側面図。
【図30】従来の密閉形スイッチギヤの内部の構成例を
示す側面図。
【符号の説明】
1…真空遮断部 2…真空または気体断路部 3…真空または気体接地開閉部 4…母線取合部 5…主回路外部取合部 6…接地層を有する絶縁物 7…操作機構 8…空胴 9…可動導体 10…絶縁操作ロッド 11…ケーブル 12…変流器 13…金属閉鎖箱 17…真空バルブ 24…開閉器モールド部 25…母線接続モールド部 26…主回路外部取合モールド部 16a…すり鉢状嵌合部 35…柔軟絶縁物 44…断路器 45…遮断器 46…母線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 33/66 H02B 1/20 D H02B 1/20 13/06 F Q (72)発明者 佐藤 章 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 久保田 信孝 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 吉田 哲雄 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 佐藤 純一 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 吉岡 寛司 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 吹上 哲 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 捧 浩資 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 木下 晋 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 塩入 哲 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 槙島 聡 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 齋藤 敏久 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 加々良 弘樹 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 佐藤 和征 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5G016 DA30 5G017 AA26 EE07 FF02 5G026 QA03 QB01 QC06 RA02 RA03 RB03

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空の遮断部の一端を真空または気体の
    断路部を介して母線に接続し、前記真空の遮断部の他端
    に真空または気体の接地開閉部と主回路外部取合部を接
    続してなるスイッチギヤにおいて、 前記遮断部と前記断路部、前記接地開閉部と前記母線、
    並びに前記主回路外部取合部を表面に接地層を有する絶
    縁物で単相または3相一体にモールドし、且つ前記遮断
    部、断路部及び接地開閉部には各々を直線駆動するため
    の操作機構を備えたことを特徴とする密閉形スイッチギ
    ヤ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスイッチギヤにおいて、
    前記遮断部と前記断路部、前記接地開閉部と前記母線、
    並びに前記主回路外部取合部を少なくとも2つ以上に分
    割して表面に接地層を有する絶縁物で単相または3相一
    体にモールドし、これら各分割モールド部を組合せて電
    気的及び機械的に接続することを特徴とする密閉形スイ
    ッチギヤ。
  3. 【請求項3】 少なくとも2つの真空バルブを各軸が平
    行で床面に対して垂直になるように配置すると共に、可
    動部側を共通の導体で接続し、且つ一方の前記真空バル
    ブの固定側導体の上部に母線接続導体を配設し、他方の
    前記真空バルブの固定側導体の上部に少なくとも2つ以
    上の端部を有する主回路外部接続導体を突出させて配設
    する構成として、これらを一体的に表面に接地層を有す
    る絶縁物で単相または3相一体にモールドし、 このモールド部は前記真空バルブの可動導体が前記共通
    導体より突出する側の絶縁物内面に接地層の無い空胴を
    有し、この空胴内に前記真空バルブの可動部導体に絶縁
    操作ロッドを接続し、この絶縁操作ロッドの他端に前記
    真空バルブを直線駆動する操作機構を真空バルブの軸上
    に接続したことを特徴とする密閉形スイッチギヤ。
  4. 【請求項4】 少なくとも2つの真空バルブを各軸が平
    行で床面に対して垂直になるように配置すると共に、可
    動部側を共通の導体で接続してこれらを一体的に表面に
    接地層を有する絶縁物で単相または3相一体にモールド
    し、且つ前記真空バルブの固定側導体の軸上に接地層の
    無い嵌合部と前記真空バルブの可動導体が前記共通導体
    より突出する側の絶縁物内面に接地層の無い空胴とが形
    成された開閉器モールド部と、母線接続導体を表面に接
    地層を有する絶縁物で単相または3相一体にモールド
    し、且つ前記導体の一方の端部に接地層の無い前記開閉
    器モールド部の嵌合部と嵌合する形状の嵌合部と他方の
    端部に接地層の無い母線接続部とが形成された母線接続
    モールド部と、少なくとも3つ以上の端部を有する導体
    を表面に接地層を有する絶縁物で単相または3相一体に
    モールドし、且つ前記導体の少なくとも1つの端部にケ
    ーブルを接続する接地層の無い凸形もしくは凹形のブッ
    シングと他の端部に接地層の無い前記開閉器モールド部
    の嵌合部に嵌合する形状の嵌合部とが形成された主回路
    外部取合モールド部とを備え、 これら3つのモールド部を、前記開閉器モールド部の嵌
    合部で接続すると共に、前記空胴内に前記真空バルブの
    可動部導体に絶縁操作ロッドを接続し、この絶縁操作ロ
    ッドの他端に前記真空バルブを直線駆動するための操作
    機構を真空バルブの軸上に接続したことを特徴とする密
    閉形スイッチギヤ。
  5. 【請求項5】 少なくとも2つの真空バルブを各軸が平
    行で床面に平行になるように配置すると共に、可動部側
    を共通の導体で接続し、且つ一方の前記真空バルブの固
    定側導体の軸上に母線接続導体を配設し、他方の前記真
    空バルブの固定側導体の軸上に少なくとも2つ以上の端
    部を有する主回路外部接続導体を突出させて配設する構
    成として、これらを一体的に表面に接地層を有する絶縁
    物で単相または3相一体にモールドし、 このモールド部は前記真空バルブの可動導体が前記共通
    導体より突出する側の絶縁物内面に接地層の無い空胴を
    有し、この空胴内に前記真空バルブの可動部導体に絶縁
    操作ロッドを接続し、この絶縁操作ロッドの他端に前記
    真空バルブの軸上で床面に対して垂直な面に取付けられ
    た直線駆動するための操作機構に接続したことを特徴と
    する密閉形スイッチギヤ。
  6. 【請求項6】 少なくとも2つの真空バルブを各軸が平
    行で床面に平行になるように配置すると共に、可動部側
    を共通の導体で接続してこれらを一体的に表面に接地層
    を有する絶縁物で単相または3相一体にモールドし、且
    つ前記真空バルブの固定側導体の軸上に接地層の嵌合部
    と前記真空バルブの可動導体が前記共通導体より突出す
    る側の絶縁物内面に接地層の無い空胴とが形成された開
    閉器モールド部と、母線接続導体を表面に接地層を有す
    る絶縁物で単相または3相一体にモールドし、且つ前記
    導体の一方の端部に接地層の無い前記開閉器モールド部
    の嵌合部と嵌合する形状の嵌合部と他方の端部に接地層
    の無い母線接続部とが形成された母線接続モールド部
    と、少なくとも3つ以上の端部を有する導体を表面に接
    地層を有する絶縁物で単相または3相一体にモールド
    し、且つ前記導体の少なくとも1つの端部にケーブルを
    接続する接地層の無い凸形もしくは凹形のブッシングと
    他の端部に接地層の無い前記開閉器モールド部の嵌合部
    に嵌合する形状の嵌合部とが形成された主回路外部取合
    モールド部とを備え、 これら3つのモールド部を、前記開閉器モールド部の嵌
    合部で接続すると共に、前記空胴内に前記真空バルブの
    可動部導体に絶縁操作ロッドを接続し、この絶縁操作ロ
    ッドの他端に前記真空バルブの軸上で床面に対して垂直
    な面に取付けられた直線駆動するための操作機構に接続
    したことを特徴とする密閉形スイッチギヤ。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至請求項6のいずれかに記載
    の密閉形スイッチギヤにおいて、前記真空バルブの可動
    導体が前記共通導体より突出する側の前記共通導体に接
    触子を設け、前記空胴の前記共通導体と反対側から前記
    接触子に接続する大地より絶縁された可動導体を設け、
    この可動導体に大地に切離し可能な接地された接地導体
    を接続し、前記可動導体を直線駆動する操作機構を前記
    可動導体と絶縁して接続したことを特徴とする密閉形ス
    イッチギヤ。
  8. 【請求項8】 請求項3乃至請求項6のいずれかに記載
    の密閉形スイッチギヤにおいて、前記空胴に空気等の絶
    縁媒体を密閉したことを特徴とする密閉形スイッチギ
    ヤ。
  9. 【請求項9】 請求項3乃至請求項6のいずれかに記載
    の密閉形スイッチギヤにおいて、前記空胴を形成する絶
    縁物の前記共通導体の近傍周面に導電性シールドを設け
    たことを特徴とする密閉形スイッチギヤ。
  10. 【請求項10】 請求項3乃至請求項6のいずれかに記
    載の密閉形スイッチギヤにおいて、前記開閉器モールド
    部、母線接続モールド部及び主回路外部取合モールド部
    にそれぞれ形成された嵌合部に前記嵌合部を構成する絶
    縁物よりも柔らかい絶縁物を介在させたことを特徴とす
    る密閉形スイッチギヤ。
  11. 【請求項11】 請求項3乃至請求項6のいずれかに記
    載の密閉形スイッチギヤにおいて、前記主回路外部取合
    部に形成された嵌合部に、表面に接地層を有する避雷器
    又は表面に接地層を有する計器用変成器、表面に接地層
    を有する真空バルブによる接地装置、表面に接地層を有
    する試験端子または表面に接地層を有する絶縁栓のうち
    少なくとも2つ以上を接続したことを特徴とする密閉形
    スイッチギヤ。
  12. 【請求項12】 請求項3乃至請求項6のいずれかに記
    載の密閉形スイッチギヤにおいて、主回路外部取合導体
    の近傍に円盤状電極を設け、この円盤状電極からモール
    ドの外層に接地層から絶縁された導体を突出させたこと
    を特徴とする密閉形スイッチギヤ。
  13. 【請求項13】 請求項3乃至請求項6のいずれかに記
    載の密閉形スイッチギヤにおいて、2つの真空バルブの
    軸間寸法の半分の寸法と、母線接続導体の母線接続側の
    母線の中心から母線接続導体を接地する真空バルブの軸
    までの寸法を等しくしたことを特徴とする密閉形スイッ
    チギヤ。
  14. 【請求項14】 請求項3乃至請求項6のいずれかに記
    載の密閉形スイッチギヤにおいて、真空バルブを直線駆
    動する操作機構を電磁操作機構としたことを特徴とする
    密閉形スイッチギヤ。
  15. 【請求項15】 請求項4又は請求項6のいずれかに記
    載の密閉形スイッチギヤにおいて、前記開閉器モールド
    部に形成された嵌合部の前記真空バルブの固定側導体に
    凹状部分を設け、この凹状部分に前記母線接続導体又は
    前記主回路外部取合部の嵌合部を挿入して電気的及び機
    械的に接続したことを特徴とする密閉形スイッチギヤ。
  16. 【請求項16】 請求項3乃至請求項6のいずれかに記
    載の密閉形スイッチギヤにおいて、前記2つの真空バル
    ブ間の共通導体と固定側導体の間の絶縁物に空胴を設け
    たことを特徴とする密閉形スイッチギヤ。
  17. 【請求項17】 2つの真空バルブの軸を平行にし可動
    部側を共通の導体で接続してこれらを一体的に表面に接
    地層を有する絶縁物で単相または3相一体にモールド
    し、且つ前記真空バルブの固定側導体の軸上に接地層の
    無い嵌合部と前記真空バルブの可動導体が前記共通導体
    より突出する側の絶縁物内面に接地層の無い密閉された
    空胴とが形成された開閉器モールド部を少なくとも2つ
    以上真空バルブの軸が平行となるように配置すると共
    に、これら各開閉器モールド部内の前記空胴内に前記真
    空バルブの可動部導体に絶縁操作ロッドを接続し、この
    絶縁操作ロッドの他端に前記真空バルブを直線駆動する
    ための操作機構を接続する構成とし、 隣合わせに配置された前記開閉器モールド部の嵌合部同
    志を、コの字形状もしくはU字形状をした導体を表面に
    接地層を有する絶縁物で単相または3相一体にモールド
    し、その両端に接地層の無い前記開閉器モールド部の嵌
    合部と嵌合する形状を有する接続モールドユニットによ
    り連結し、残りの開閉器モールド部の嵌合部に、母線接
    続導体を表面に接地層を有する絶縁物で単相または3相
    一体にモールドし、一方の端部に接地層の無い前記開閉
    器モールド部の嵌合部と嵌合する形状を有し、他方の端
    部に母線を接続する接地層の無い母線接続部を有した母
    線接続モールド部と、少なくとも3つ以上の端部を有す
    る導体を表面に接地層を有する絶縁物で単相または3相
    一体にモールドし、少なくとも1つの端部にケーブルを
    接続する接地層の無い凸形もしくは凹形のブッシングを
    有し、他の端部に接地層の無い前記開閉器部の嵌合部と
    嵌合する形状を有した主回路外部取合モールド部を接続
    したことを特徴とする密閉形スイッチギヤ。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の密閉形スイッチギヤ
    において、母線接続モールド部を接続する開閉器モール
    ド部の真空バルブを断路器とし、残りの開閉器モールド
    部の真空バルブを遮断部とし、前記断路部と遮断部を各
    々1つの操作機構で直線駆動するか、または前記断路部
    と遮断部を各々2つの操作機構で同時または別々に直線
    駆動することを特徴とする密閉形スイッチギヤ。
  19. 【請求項19】 請求項17記載の密閉形スイッチギヤ
    において、1つの開閉器モールド部の真空バルブの軸間
    寸法と、コの字もしくはU字形状の接続モールドユニッ
    トで接続する2つの開閉器モールド部の当該真空バルブ
    の軸間寸法を同一とし、且つ開閉器モールド部の2つの
    真空バルブの軸間寸法の半分の寸法と、母線接続導体の
    母線接続側の母線の中心から母線接続導体を接続する真
    空バルブの軸までの寸法を等しくしたことを特徴とする
    密閉形スイッチギヤ。
  20. 【請求項20】 2つの真空バルブの軸を平行にし可動
    部側を共通の導体で接続してこれらを一体的に表面に接
    地層を有する絶縁物で単相または3相一体にモールド
    し、且つ前記真空バルブの固定側導体の軸上に接地層の
    無い嵌合部と前記真空バルブの可動導体が前記共通導体
    より突出する側の絶縁物内面に接地層の無い密閉された
    空胴とが形成された開閉器モールド部を少なくとも2つ
    以上真空バルブの軸が平行となるように配置すると共
    に、これら各開閉器モールド部内の前記空胴内に前記真
    空バルブの可動部導体に絶縁操作ロッドを接続し、この
    絶縁操作ロッドの他端に前記真空バルブを直線駆動する
    ための操作機構を接続する構成とし、 隣合せの前記開閉器モールド部の共通導体側に形成され
    た嵌合部同志を、直線状の導体を表面に接地層を有する
    絶縁物で単相または3相一体にモールドしてその両端に
    接地層の無い前記開閉器部の嵌合部と嵌合する形状を有
    する直線接続モールドユニットにより連結し、一方の開
    閉器モールド部の2つの真空バルブの固定導体側の嵌合
    部に、母線接続導体を表面に接地層を有する絶縁物で単
    相または3相一体にモールドして一方の端部に接地層の
    無い前記開閉器モールド部の嵌合部と嵌合する形状を有
    し、他方の端部に母線を接続する接地層の無い母線接続
    部を有した母線接続モールド部を接続し、他方の開閉器
    モールド部の2つの真空バルブの固定導体側嵌合部のう
    ち一方に少なくとも3つ以上の端部を有する導体を表面
    に接地層を有する絶縁物で単相または3相一体にモール
    ドして少なくとも1つの端部にケーブルを接続する接地
    層の無い凸形もしくは凹形のブッシングを有し、他の端
    部に接地層の無い前記開閉器部の嵌合部と嵌合する形状
    を有した主回路外部取合モールド部を接続し残りの真空
    バルブの固定導体側の嵌合部ら表面に接地層を有する絶
    縁栓を接続したことを特徴とする密閉形スイッチギヤ。
  21. 【請求項21】 請求項17記載の密閉形スイッチギヤ
    において、コの字もしくはU字形状の接続モールドユニ
    ットがコの字もしくはU字形状の導体の前記開閉器部の
    真空バルブの軸上にあたる部分から導体を突出させ表面
    に接地層を有する絶縁物で単相または3相一体にモール
    ドし、一方の端部に母線を接続する接地層の無い母線接
    続部を有した接続モールドユニットを兼ねた母線接続モ
    ールド部としたことを特徴とする密閉形スイッチギヤ。
  22. 【請求項22】 請求項1乃至請求項21のいずれかに
    記載の密閉形スイッチギヤが複数列盤される場合の盤間
    母線において、両端にスライド可能で母線接続部の嵌合
    部と嵌合できる絶縁物を有する固体絶縁母線の両端を内
    側にスライドさせた時の全長が、列盤状態で隣接する母
    線接続部の先端同士の間隔より短くなる固体絶縁母線
    と、母線接続部の内周に固体絶縁母線と通電接触するた
    めのスライド可能な接触子を有し、前記接触子をスライ
    ドさせることで前記母線接続部の先端より突出すること
    が無い母線接続部を用いて構成することを特徴とする密
    閉形スイッチギヤ。
  23. 【請求項23】 請求項1乃至請求項22のいずれかに
    記載の密閉形スイッチギヤにおいて、真空の遮断部と真
    空または気体の断路部と真空または気体の接地開閉部と
    母線と主回路外部取合部などのスイッチギヤ構成機器を
    モールドする絶縁物をエポキシなどの熱硬化性樹脂と
    し、この絶縁物のガラス転移温度を100℃以上とした
    ことを特徴とするスイッチギヤ。
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