JP2002003369A - メチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤及び口腔用組成物 - Google Patents
メチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤及び口腔用組成物Info
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- JP2002003369A JP2002003369A JP2000183031A JP2000183031A JP2002003369A JP 2002003369 A JP2002003369 A JP 2002003369A JP 2000183031 A JP2000183031 A JP 2000183031A JP 2000183031 A JP2000183031 A JP 2000183031A JP 2002003369 A JP2002003369 A JP 2002003369A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】メチオナーゼ及び/又はプロテアーゼに起因す
る口臭等を有効に防止又は抑制することができ、医薬
品、化粧品、口中清涼菓子等に配合することができるメ
チオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤、並びにメチ
オナーゼ及び/又はプロテアーゼに起因する口臭等を有
効に防止又は抑制しうる口腔用組成物を提供すること。 【解決手段】シンナミックアルデヒド、シトラール、n
−ヘキサナール、ヘリオトロピン、インドール、n−オ
クタナール、n−ノナナール、n−デカナール、n−ド
デカナール、γ−メチルインドール及びこれらの混合物
からなる群より選択される1種又は2種以上を有効成分
として含むメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害
剤、及び該阻害剤と、4級アンモニウム塩と、ビスビグ
アニド化合物とを含む口腔用組成物。
る口臭等を有効に防止又は抑制することができ、医薬
品、化粧品、口中清涼菓子等に配合することができるメ
チオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤、並びにメチ
オナーゼ及び/又はプロテアーゼに起因する口臭等を有
効に防止又は抑制しうる口腔用組成物を提供すること。 【解決手段】シンナミックアルデヒド、シトラール、n
−ヘキサナール、ヘリオトロピン、インドール、n−オ
クタナール、n−ノナナール、n−デカナール、n−ド
デカナール、γ−メチルインドール及びこれらの混合物
からなる群より選択される1種又は2種以上を有効成分
として含むメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害
剤、及び該阻害剤と、4級アンモニウム塩と、ビスビグ
アニド化合物とを含む口腔用組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メチオナーゼ及び
/又はプロテアーゼを有効に阻害することができ、各種
医薬品、化粧品、口中清涼菓子等に配合することができ
る、メチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤、およ
び該阻害剤を含み、メチオナーゼやプロテアーゼに起因
する口臭を有効に抑制、防止することができる口腔用組
成物に関する。
/又はプロテアーゼを有効に阻害することができ、各種
医薬品、化粧品、口中清涼菓子等に配合することができ
る、メチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤、およ
び該阻害剤を含み、メチオナーゼやプロテアーゼに起因
する口臭を有効に抑制、防止することができる口腔用組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、日常生活において口臭等の臭いへ
の関心が高まっており、臭いをマスクしてその臭いを抑
制するための芳香剤等が配合された口臭用製品が数多く
市販されている。このような芳香剤は、通常、口臭等を
マスクすることを目的として配合されているため、その
使用は、特に、口臭の原因となる食物等を食した後に使
用されることが多い。一方、中高年を中心として、歯周
病等に起因する口臭も問題となっている。このような口
臭は、自分では気付かないことが多く、上述の口臭をマ
スクして抑制する口臭用製品が使用されることも少な
い。しかも、このような歯周病等に起因する口臭を、上
述の口臭をマスクして抑制する従来の口臭用製品で抑制
しうるとも考えられていない。そして、このような歯周
病等に起因する口臭の原因としては、例えば、L−シス
テインから硫化水素を産生するシステインデスルフィド
ラーゼや、L−メチオニンからメチルメルカプタンを産
生するメチオナーゼ等が知られており、これらの酵素を
阻害する物質の探索が進められている。また、上記L−
システインやL−メチオニンは、口腔内の剥離上皮細
胞、唾液タンパク、食物残渣等のタンパクに由来するも
のであり、これらのタンパクを分解するプロテアーゼも
歯周病等に起因する口臭の原因の一つと考えられてお
り、このようなプロテアーゼを阻害する物質の探索も進
められている。
の関心が高まっており、臭いをマスクしてその臭いを抑
制するための芳香剤等が配合された口臭用製品が数多く
市販されている。このような芳香剤は、通常、口臭等を
マスクすることを目的として配合されているため、その
使用は、特に、口臭の原因となる食物等を食した後に使
用されることが多い。一方、中高年を中心として、歯周
病等に起因する口臭も問題となっている。このような口
臭は、自分では気付かないことが多く、上述の口臭をマ
スクして抑制する口臭用製品が使用されることも少な
い。しかも、このような歯周病等に起因する口臭を、上
述の口臭をマスクして抑制する従来の口臭用製品で抑制
しうるとも考えられていない。そして、このような歯周
病等に起因する口臭の原因としては、例えば、L−シス
テインから硫化水素を産生するシステインデスルフィド
ラーゼや、L−メチオニンからメチルメルカプタンを産
生するメチオナーゼ等が知られており、これらの酵素を
阻害する物質の探索が進められている。また、上記L−
システインやL−メチオニンは、口腔内の剥離上皮細
胞、唾液タンパク、食物残渣等のタンパクに由来するも
のであり、これらのタンパクを分解するプロテアーゼも
歯周病等に起因する口臭の原因の一つと考えられてお
り、このようなプロテアーゼを阻害する物質の探索も進
められている。
【0003】従来から、シンナミックアルデヒド、シト
ラール、n−ヘキサナール、ヘリオトロピン、インドー
ル、n−オクタナール、n−ノナナール、n−デカナー
ル、n−ドデカナール、γ−メチルインドール等は香料
として良く知られており、香料として口腔用の各種製品
に配合されることがある。これらの香料の中には、香料
以外の作用が見出されているものもある。例えば、シト
ラールには血流促進作用があること(特開2000-44
467号公報)、シンナミックアルデヒド類には防塵作
用があること(特開平7−187973号公報)等が知ら
れている。しかし、これらの香料が、メチオナーゼ及び
/又はプロテアーゼの阻害作用を有することについては
知られていない。
ラール、n−ヘキサナール、ヘリオトロピン、インドー
ル、n−オクタナール、n−ノナナール、n−デカナー
ル、n−ドデカナール、γ−メチルインドール等は香料
として良く知られており、香料として口腔用の各種製品
に配合されることがある。これらの香料の中には、香料
以外の作用が見出されているものもある。例えば、シト
ラールには血流促進作用があること(特開2000-44
467号公報)、シンナミックアルデヒド類には防塵作
用があること(特開平7−187973号公報)等が知ら
れている。しかし、これらの香料が、メチオナーゼ及び
/又はプロテアーゼの阻害作用を有することについては
知られていない。
【0004】ところで、従来から、歯磨、マウスウォッ
シュ、口中清涼剤、口腔用軟膏、口中清涼菓子等に配合
しうる口腔用組成物が数多く提案されている。そして、
その目的に応じて、各種香料を配合すること、また、殺
菌剤を配合することも知られている。しかし、歯周病等
に起因する口臭の原因と考えられているメチオナーゼや
プロテアーゼの産生を防止又は抑制しうる組成物は少な
く、このような口臭を有効に防止しうる口腔用組成物の
開発が望まれている。
シュ、口中清涼剤、口腔用軟膏、口中清涼菓子等に配合
しうる口腔用組成物が数多く提案されている。そして、
その目的に応じて、各種香料を配合すること、また、殺
菌剤を配合することも知られている。しかし、歯周病等
に起因する口臭の原因と考えられているメチオナーゼや
プロテアーゼの産生を防止又は抑制しうる組成物は少な
く、このような口臭を有効に防止しうる口腔用組成物の
開発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、メチオナーゼ及び/又はプロテアーゼに起因する口
臭等を有効に防止又は抑制することができ、医薬品、化
粧品、口中清涼菓子等に配合することができるメチオナ
ーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤を提供することにあ
る。本発明の別の目的は、メチオナーゼ及び/又はプロ
テアーゼに起因する口臭等を有効に防止又は抑制しうる
口腔用組成物を提供することにある。
は、メチオナーゼ及び/又はプロテアーゼに起因する口
臭等を有効に防止又は抑制することができ、医薬品、化
粧品、口中清涼菓子等に配合することができるメチオナ
ーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤を提供することにあ
る。本発明の別の目的は、メチオナーゼ及び/又はプロ
テアーゼに起因する口臭等を有効に防止又は抑制しうる
口腔用組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、香料として知
られる、ある特定の化合物が、特に、中高年等において
問題となっている歯周病等に起因する口臭の原因の一部
であるメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼの阻害能を
有することを見出した。また、香料として知られる、あ
る特定の化合物と、特定の2種類の殺菌剤とを含有させ
た組成物が、上記口臭を有効に予防しうることを見出
し、本発明を完成した。すなわち、本発明によれば、シ
ンナミックアルデヒド(Cinnamic Aldehyde)、シトラー
ル(Citral)、n−ヘキサナール(n−Hexanal)、ヘリオト
ロピン(Heliotropin)、インドール(Indol)、n−オクタ
ナール(n−Octanal)、n−ノナナール(n−Nonanal)、n
−デカナール(n−Decanal)、n−ドデカナール(n−Dode
canal)、γ−メチルインドール(γ−Methyl Indol)及び
これらの混合物からなる群より選択される1種又は2種
以上を有効成分として含むことを特徴とするメチオナー
ゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤が提供される。また本
発明によれば、上記メチオナーゼ及び/又はプロテアー
ゼ阻害剤と、4級アンモニウム塩と、ビスビグアニド化
合物とを含むことを特徴とする口腔用組成物が提供され
る。
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、香料として知
られる、ある特定の化合物が、特に、中高年等において
問題となっている歯周病等に起因する口臭の原因の一部
であるメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼの阻害能を
有することを見出した。また、香料として知られる、あ
る特定の化合物と、特定の2種類の殺菌剤とを含有させ
た組成物が、上記口臭を有効に予防しうることを見出
し、本発明を完成した。すなわち、本発明によれば、シ
ンナミックアルデヒド(Cinnamic Aldehyde)、シトラー
ル(Citral)、n−ヘキサナール(n−Hexanal)、ヘリオト
ロピン(Heliotropin)、インドール(Indol)、n−オクタ
ナール(n−Octanal)、n−ノナナール(n−Nonanal)、n
−デカナール(n−Decanal)、n−ドデカナール(n−Dode
canal)、γ−メチルインドール(γ−Methyl Indol)及び
これらの混合物からなる群より選択される1種又は2種
以上を有効成分として含むことを特徴とするメチオナー
ゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤が提供される。また本
発明によれば、上記メチオナーゼ及び/又はプロテアー
ゼ阻害剤と、4級アンモニウム塩と、ビスビグアニド化
合物とを含むことを特徴とする口腔用組成物が提供され
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を更に詳細に説明す
る。本発明のメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害
剤は、シンナミックアルデヒド、シトラール、n−ヘキ
サナール、ヘリオトロピン、インドール、n−オクタナ
ール、n−ノナナール、n−デカナール、n−ドデカナ
ール、γ−メチルインドール及びこれらの混合物からな
る群より選択される1種又は2種以上を有効成分として
含む。これらの化合物は、香料として知られており、公
知の方法で入手することができる。本発明のメチオナー
ゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤は、上記有効成分以外
に、他のメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害能を
有する化合物を含んでいても良い。
る。本発明のメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害
剤は、シンナミックアルデヒド、シトラール、n−ヘキ
サナール、ヘリオトロピン、インドール、n−オクタナ
ール、n−ノナナール、n−デカナール、n−ドデカナ
ール、γ−メチルインドール及びこれらの混合物からな
る群より選択される1種又は2種以上を有効成分として
含む。これらの化合物は、香料として知られており、公
知の方法で入手することができる。本発明のメチオナー
ゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤は、上記有効成分以外
に、他のメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害能を
有する化合物を含んでいても良い。
【0008】本発明のメチオナーゼ及び/又はプロテア
ーゼ阻害剤は、例えば、各種医薬品、食品、化粧品、特
に、口中清涼菓子、口中清涼剤(スプレー式等)、マウス
ウォッシュ、歯磨、口臭予防剤、口腔用軟膏等に配合し
て、有効に歯周病等に起因するメチオナーゼ及び/又は
プロテアーゼに起因する口臭を防止、抑制することがで
きる。従って、歯周病等が生じ易い中高年用の各種製品
への配合が期待できる。本発明のメチオナーゼ及び/又
はプロテアーゼ阻害剤において、上記必須の有効成分の
有効濃度は、その種類及び組合せに応じて適宜選択する
ことができるが、通常、配合する製剤や製品に対して、
0.0001質量%以上、好ましくは0.01〜1.0
質量%が望ましい。10質量%を超える場合には、配合
する製剤や製品の安定性、芳香、香味等を著しく損なう
恐れがあるので好ましくない。
ーゼ阻害剤は、例えば、各種医薬品、食品、化粧品、特
に、口中清涼菓子、口中清涼剤(スプレー式等)、マウス
ウォッシュ、歯磨、口臭予防剤、口腔用軟膏等に配合し
て、有効に歯周病等に起因するメチオナーゼ及び/又は
プロテアーゼに起因する口臭を防止、抑制することがで
きる。従って、歯周病等が生じ易い中高年用の各種製品
への配合が期待できる。本発明のメチオナーゼ及び/又
はプロテアーゼ阻害剤において、上記必須の有効成分の
有効濃度は、その種類及び組合せに応じて適宜選択する
ことができるが、通常、配合する製剤や製品に対して、
0.0001質量%以上、好ましくは0.01〜1.0
質量%が望ましい。10質量%を超える場合には、配合
する製剤や製品の安定性、芳香、香味等を著しく損なう
恐れがあるので好ましくない。
【0009】本発明の口腔用組成物は、上述のメチオナ
ーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤と、4級アンモニウ
ム塩と、ビスビグアニド化合物とを含み、これらの組合
せにより所望の効果を顕著に得ることができる。4級ア
ンモニウム塩としては、例えば、塩化セチルピリジウ
ム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム又はこ
れらの混合物等が挙げられる。ビスビグアニド化合物と
しては、例えば、グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸ク
ロルヘキシジン、アレキシジン又はこれらの混合物等が
挙げられる。前記4級アンモニウム塩と、ビスビグアニ
ド化合物とは、共に殺菌剤として知られる化合物であ
り、公知の方法で入手することができる。
ーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤と、4級アンモニウ
ム塩と、ビスビグアニド化合物とを含み、これらの組合
せにより所望の効果を顕著に得ることができる。4級ア
ンモニウム塩としては、例えば、塩化セチルピリジウ
ム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム又はこ
れらの混合物等が挙げられる。ビスビグアニド化合物と
しては、例えば、グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸ク
ロルヘキシジン、アレキシジン又はこれらの混合物等が
挙げられる。前記4級アンモニウム塩と、ビスビグアニ
ド化合物とは、共に殺菌剤として知られる化合物であ
り、公知の方法で入手することができる。
【0010】本発明の口腔用組成物において、上述のメ
チオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤、4級アンモ
ニウム塩及びビスビグアニド化合物の各配合割合は、メ
チオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤の場合、必須
の有効成分換算で、口腔用組成物を配合する製剤や製品
に対して、通常、0.0001質量%以上、好ましくは
0.01〜1.0質量%であり、4級アンモニウム塩の
配合割合は、口腔用組成物を配合する製剤や製品に対し
て、通常、0.0001質量%以上、好ましくは0.0
01〜0.2質量%であり、ビスビグアニド化合物の配
合割合は、口腔用組成物を配合する製剤や製品全量に対
して、通常、0.0001質量%以上、好ましくは0.
001〜0.3質量%である。また、メチオナーゼ及び
/又はプロテアーゼ阻害剤、4級アンモニウム塩及びビ
スビグアニド化合物の合計配合割合は、特に限定されな
いが、配合する製剤や製品の安定性、芳香等を損なわず
に、所望の口臭を予防する効果を得るために、0.01
〜1.5質量%が望ましい。
チオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤、4級アンモ
ニウム塩及びビスビグアニド化合物の各配合割合は、メ
チオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤の場合、必須
の有効成分換算で、口腔用組成物を配合する製剤や製品
に対して、通常、0.0001質量%以上、好ましくは
0.01〜1.0質量%であり、4級アンモニウム塩の
配合割合は、口腔用組成物を配合する製剤や製品に対し
て、通常、0.0001質量%以上、好ましくは0.0
01〜0.2質量%であり、ビスビグアニド化合物の配
合割合は、口腔用組成物を配合する製剤や製品全量に対
して、通常、0.0001質量%以上、好ましくは0.
001〜0.3質量%である。また、メチオナーゼ及び
/又はプロテアーゼ阻害剤、4級アンモニウム塩及びビ
スビグアニド化合物の合計配合割合は、特に限定されな
いが、配合する製剤や製品の安定性、芳香等を損なわず
に、所望の口臭を予防する効果を得るために、0.01
〜1.5質量%が望ましい。
【0011】本発明の口腔用組成物は、例えば、口中清
涼菓子、口中清涼剤(スプレー式等)、マウスウォッシ
ュ、歯磨、口臭予防剤、口腔用軟膏等に配合して、有効
に口臭、特に歯周病等に起因するメチオナーゼ及び/又
はプロテアーゼに起因する口臭を防止、抑制することが
できる。従って、歯周病等が生じ易い中高年用の各種製
品として有用である。本発明の口腔用組成物には、所望
の目的を損なわない範囲で、また、所望の効果若しくは
他の効果を向上させるために、各製品や製剤の種類に応
じて、適宜その他の成分を配合することができる。例え
ば、界面活性剤、研磨剤、湿潤剤、低級アルコール、増
粘剤、香味剤、pH調整剤、着色剤等が挙げられる。ま
た、上記必須のメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻
害剤以外のメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害能
を有する化合物、上記4級アンモニウム塩及びビスビグ
アニド化合物以外の他の殺菌剤等を配合することができ
る。これらの他の成分の各配合割合は、目的の口腔用製
品に応じて適宜決定することができる。
涼菓子、口中清涼剤(スプレー式等)、マウスウォッシ
ュ、歯磨、口臭予防剤、口腔用軟膏等に配合して、有効
に口臭、特に歯周病等に起因するメチオナーゼ及び/又
はプロテアーゼに起因する口臭を防止、抑制することが
できる。従って、歯周病等が生じ易い中高年用の各種製
品として有用である。本発明の口腔用組成物には、所望
の目的を損なわない範囲で、また、所望の効果若しくは
他の効果を向上させるために、各製品や製剤の種類に応
じて、適宜その他の成分を配合することができる。例え
ば、界面活性剤、研磨剤、湿潤剤、低級アルコール、増
粘剤、香味剤、pH調整剤、着色剤等が挙げられる。ま
た、上記必須のメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻
害剤以外のメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害能
を有する化合物、上記4級アンモニウム塩及びビスビグ
アニド化合物以外の他の殺菌剤等を配合することができ
る。これらの他の成分の各配合割合は、目的の口腔用製
品に応じて適宜決定することができる。
【0012】前記界面活性剤としては、例えば、アルキ
ル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、N−ア
シルアミノ酸系界面活性剤、アルキルスルホ酢酸塩、α
−オレフィンスルホン酸塩、スルホコハク酸誘導体、タ
ウレート誘導体等のアニオン性界面活性剤;ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル類、脂肪酸アルカノールアミド
類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル類等の非イオン界面活性剤;
ベタイン型、イミダゾリニウム型、イミダゾリニウムベ
タイン型、アミノ酸型、アミンオキシド型等の両性界面
活性剤等が挙げられる。前記研磨剤としては、例えば、
炭酸カルシウム、第二リン酸カルシウム、無水ケイ酸、
水酸化アルミニウム、ピロリン酸カルシウム、メタリン
酸ナトリウム、炭酸マグネシウム等が挙げられる。前記
湿潤剤としては、例えば、グリセリン、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール、ソルビット、キシ
リトール、マンニトール等の多価アルコール等が挙げら
れる。前記低級アルコールとしては、エタノール、プロ
ピルアルコール、イソプロピルアルコール等が挙げられ
る。前記増粘剤としては、例えば、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等のセ
ルロース誘導体;アルギン酸ナトリウム、カラギーナ
ン、キサンタンガム等の多糖類;ポリアクリル酸ナトリ
ウム等の合成高分子;ベントナイト、ラポナイト等の無
機粘土鉱物等が挙げられる。前記香味剤としては、例え
ば、サッカリンナトリウム、メントール、ペパーミント
油、スペアミント油、ハッカ油、レモン油、オレンジ
油、セージ油、ローズマリー油、シソ油、ユーカリ油、
チョウジ油、グリチルリチン酸及びその誘導体、香料等
が挙げられる。前記pH調整剤としては、例えば、クエ
ン酸、リンゴ酸、リン酸及びそれらの塩等が挙げられ
る。
ル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、N−ア
シルアミノ酸系界面活性剤、アルキルスルホ酢酸塩、α
−オレフィンスルホン酸塩、スルホコハク酸誘導体、タ
ウレート誘導体等のアニオン性界面活性剤;ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル類、脂肪酸アルカノールアミド
類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル類等の非イオン界面活性剤;
ベタイン型、イミダゾリニウム型、イミダゾリニウムベ
タイン型、アミノ酸型、アミンオキシド型等の両性界面
活性剤等が挙げられる。前記研磨剤としては、例えば、
炭酸カルシウム、第二リン酸カルシウム、無水ケイ酸、
水酸化アルミニウム、ピロリン酸カルシウム、メタリン
酸ナトリウム、炭酸マグネシウム等が挙げられる。前記
湿潤剤としては、例えば、グリセリン、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール、ソルビット、キシ
リトール、マンニトール等の多価アルコール等が挙げら
れる。前記低級アルコールとしては、エタノール、プロ
ピルアルコール、イソプロピルアルコール等が挙げられ
る。前記増粘剤としては、例えば、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等のセ
ルロース誘導体;アルギン酸ナトリウム、カラギーナ
ン、キサンタンガム等の多糖類;ポリアクリル酸ナトリ
ウム等の合成高分子;ベントナイト、ラポナイト等の無
機粘土鉱物等が挙げられる。前記香味剤としては、例え
ば、サッカリンナトリウム、メントール、ペパーミント
油、スペアミント油、ハッカ油、レモン油、オレンジ
油、セージ油、ローズマリー油、シソ油、ユーカリ油、
チョウジ油、グリチルリチン酸及びその誘導体、香料等
が挙げられる。前記pH調整剤としては、例えば、クエ
ン酸、リンゴ酸、リン酸及びそれらの塩等が挙げられ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明のメチオナーゼ及び/又はプロテ
アーゼ阻害剤は、口臭等の原因となるメチオナーゼ及び
/又はプロテアーゼを有効に阻害することができ、しか
も、その有効成分が香料として知られた安全な化合物で
あるので、医薬品、化粧品、食品等の分野において広く
利用することができる。また本発明の口腔用組成物は、
本発明のメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤、
4級アンモニウム塩及びビスビグアニド化合物を組合せ
て配合するので、口中清涼菓子、口中清涼剤(スプレー
式等)、マウスウォッシュ、歯磨、口臭予防剤、口腔用
軟膏等に配合して、歯周病等に起因するメチオナーゼ及
び/又はプロテアーゼに起因する口臭を防止、抑制する
ことができ、特に、歯周病等が生じ易い中高年用の各種
製品としての利用が期待できる。
アーゼ阻害剤は、口臭等の原因となるメチオナーゼ及び
/又はプロテアーゼを有効に阻害することができ、しか
も、その有効成分が香料として知られた安全な化合物で
あるので、医薬品、化粧品、食品等の分野において広く
利用することができる。また本発明の口腔用組成物は、
本発明のメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤、
4級アンモニウム塩及びビスビグアニド化合物を組合せ
て配合するので、口中清涼菓子、口中清涼剤(スプレー
式等)、マウスウォッシュ、歯磨、口臭予防剤、口腔用
軟膏等に配合して、歯周病等に起因するメチオナーゼ及
び/又はプロテアーゼに起因する口臭を防止、抑制する
ことができ、特に、歯周病等が生じ易い中高年用の各種
製品としての利用が期待できる。
【0014】
【実施例】以下実施例及び比較例により、本発明を更に
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。実施例1 表1に示す各種試験化合物のメチオナーゼ阻害効果及び
プロテアーゼ阻害効果を以下の方法により測定した。こ
れらの結果を、2回測定の平均値として表1に示す。 <メチオナーゼ阻害効果>表1に示す各種試験化合物
0.025mlをエタノール0.475mlに溶解し、
この溶液にメチルメルカプタン及び硫化水素を発生させ
る酵素やプロテアーゼを産生する嫌気性細菌であるPorp
hyromonas gingivalis(以下、P.g.菌という)菌体懸濁液
(610nmのOD=1.4)1mlを加えて撹拌し、3
0℃、5分間インキュベートした。これにL−メチオン
溶液0.5mlを加えさらに10分間インキュベートし
た後、容器のヘッドスペース中に存在するメチルメルカ
プタン量を、メチルメルカプタン検知管を用いて測定し
た。コントロールは上述の各種試験化合物0.025m
lの代わりに蒸留水0.025mlを用いた以外は上記
と同様に操作し、メチルメルカプタン量を測定した。メ
チオナーゼの阻害率は以下の式に従って求めた。 メチオナーゼ阻害率(%)=[(コントロール溶液のメチル
メルカプタン量−試験化合物含有溶液のメチルメルカプ
タン量)/(コントロール溶液のメチルメルカプタン量)]
×100 <プロテアーゼ阻害効果>表1に示す各種試験化合物
0.03mlをエタノール0.3mlに溶解し、この溶
液にP.g.菌体懸濁液0.5mlを加えて撹拌し、35
℃、5分間インキュベートした。これにカゼイン溶液2
mlを加え、35℃、10分間インキュベートした。そ
の後、トリクロロ酢酸溶液2.5mlを加え反応を停止
し、フォリン試薬を加え発色させた後660nmの吸光
度を測定し、予め作製した検量線よりプロテアーゼの力
価を求めた。コントロールは各種試験化合物0.03m
lの代わりに蒸留水0.03mlを用いた以外は上記と
同様に操作し、プロテアーゼの力価を求めた。プロテア
ーゼの阻害率は以下の式に従って求めた。 プロテアーゼ阻害率(%)=[(コントロール溶液のプロテ
アーゼ力価−試験化合物含有溶液のプロテアーゼ力価)
/(コントロール溶液のプロテアーゼ力価)]×100
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。実施例1 表1に示す各種試験化合物のメチオナーゼ阻害効果及び
プロテアーゼ阻害効果を以下の方法により測定した。こ
れらの結果を、2回測定の平均値として表1に示す。 <メチオナーゼ阻害効果>表1に示す各種試験化合物
0.025mlをエタノール0.475mlに溶解し、
この溶液にメチルメルカプタン及び硫化水素を発生させ
る酵素やプロテアーゼを産生する嫌気性細菌であるPorp
hyromonas gingivalis(以下、P.g.菌という)菌体懸濁液
(610nmのOD=1.4)1mlを加えて撹拌し、3
0℃、5分間インキュベートした。これにL−メチオン
溶液0.5mlを加えさらに10分間インキュベートし
た後、容器のヘッドスペース中に存在するメチルメルカ
プタン量を、メチルメルカプタン検知管を用いて測定し
た。コントロールは上述の各種試験化合物0.025m
lの代わりに蒸留水0.025mlを用いた以外は上記
と同様に操作し、メチルメルカプタン量を測定した。メ
チオナーゼの阻害率は以下の式に従って求めた。 メチオナーゼ阻害率(%)=[(コントロール溶液のメチル
メルカプタン量−試験化合物含有溶液のメチルメルカプ
タン量)/(コントロール溶液のメチルメルカプタン量)]
×100 <プロテアーゼ阻害効果>表1に示す各種試験化合物
0.03mlをエタノール0.3mlに溶解し、この溶
液にP.g.菌体懸濁液0.5mlを加えて撹拌し、35
℃、5分間インキュベートした。これにカゼイン溶液2
mlを加え、35℃、10分間インキュベートした。そ
の後、トリクロロ酢酸溶液2.5mlを加え反応を停止
し、フォリン試薬を加え発色させた後660nmの吸光
度を測定し、予め作製した検量線よりプロテアーゼの力
価を求めた。コントロールは各種試験化合物0.03m
lの代わりに蒸留水0.03mlを用いた以外は上記と
同様に操作し、プロテアーゼの力価を求めた。プロテア
ーゼの阻害率は以下の式に従って求めた。 プロテアーゼ阻害率(%)=[(コントロール溶液のプロテ
アーゼ力価−試験化合物含有溶液のプロテアーゼ力価)
/(コントロール溶液のプロテアーゼ力価)]×100
【0015】
【表1】
【0016】表1の結果より、表1に示されるいずれの
化合物もメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害活性
を有し、これらの阻害剤の有効成分として用いることが
できることがわかった。
化合物もメチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害活性
を有し、これらの阻害剤の有効成分として用いることが
できることがわかった。
【0017】実施例2〜11 表2の(a)〜(j)で示される組成のメチオナーゼ及び/
又はプロテアーゼ阻害剤及び殺菌剤、ポリオキシエチレ
ン(POE)硬化ヒマシ油(100E.O.)2質量%、濃グ
リセリン8質量%、変性エタノール5質量%、サッカリ
ンナトリウム0.04質量%、pH調整剤適量、並びに
精製水残部を用いて、常法に従いマウスウォッシュを調
製した。
又はプロテアーゼ阻害剤及び殺菌剤、ポリオキシエチレ
ン(POE)硬化ヒマシ油(100E.O.)2質量%、濃グ
リセリン8質量%、変性エタノール5質量%、サッカリ
ンナトリウム0.04質量%、pH調整剤適量、並びに
精製水残部を用いて、常法に従いマウスウォッシュを調
製した。
【0018】
【表2】
【0019】次に、口臭が感じられる10人の被験者
に、上記調製した各マウスウォッシュを使用してもら
い、専門のパネルにより口臭の強さの程度を測定しても
らった。すなわち、各被験者の呼気の臭いの程度を専門
のパネルが被験者からの距離が約60cmの位置で、マ
ウスウォッシュ使用前と、使用した5分後及び2時間後
に評価した。使用前に比較し口臭の程度が減少した人数
の割合を評価結果とした。結果を表3に示す。
に、上記調製した各マウスウォッシュを使用してもら
い、専門のパネルにより口臭の強さの程度を測定しても
らった。すなわち、各被験者の呼気の臭いの程度を専門
のパネルが被験者からの距離が約60cmの位置で、マ
ウスウォッシュ使用前と、使用した5分後及び2時間後
に評価した。使用前に比較し口臭の程度が減少した人数
の割合を評価結果とした。結果を表3に示す。
【0020】
【表3】
【0021】比較例1〜6 表2の(a)〜(j)で示される組成のメチオナーゼ及び/
又はプロテアーゼ阻害剤及び殺菌剤の代わりに、表4の
(k)〜(p)に示される組成を用いた以外は実施例2〜1
1と同様にマウスウォッシュを調製し、口臭の強さの程
度の評価を行なった。結果を表5に示す。
又はプロテアーゼ阻害剤及び殺菌剤の代わりに、表4の
(k)〜(p)に示される組成を用いた以外は実施例2〜1
1と同様にマウスウォッシュを調製し、口臭の強さの程
度の評価を行なった。結果を表5に示す。
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】実施例12〜21 表2の(a)〜(j)で示される組成のメチオナーゼ及び/
又はプロテアーゼ阻害剤及び殺菌剤、ヤシ油脂肪酸アミ
ドプロピルベタイン0.75質量%、POE硬化ヒマシ
油(100E.O.)2質量%、濃グリセリン8質量%、変
性エタノール5質量%、サッカリンナトリウム0.04
質量%、pH調整剤適量、並びに精製水残部を用いて、
常法に従い水歯磨を調製した。次に、マウスウォッシュ
の代わりに上記各水歯磨を用いて、実施例2〜11と同
様に口臭の強さの程度の評価を行なった。結果を表6に
示す。
又はプロテアーゼ阻害剤及び殺菌剤、ヤシ油脂肪酸アミ
ドプロピルベタイン0.75質量%、POE硬化ヒマシ
油(100E.O.)2質量%、濃グリセリン8質量%、変
性エタノール5質量%、サッカリンナトリウム0.04
質量%、pH調整剤適量、並びに精製水残部を用いて、
常法に従い水歯磨を調製した。次に、マウスウォッシュ
の代わりに上記各水歯磨を用いて、実施例2〜11と同
様に口臭の強さの程度の評価を行なった。結果を表6に
示す。
【0025】
【表6】
【0026】比較例7〜12 表2の(a)〜(j)で示される組成のメチオナーゼ及び/
又はプロテアーゼ阻害剤及び殺菌剤の代わりに、表4の
(k)〜(p)に示される組成を用いた以外は実施例12〜
21と同様に水歯磨を調製し、口臭の強さの程度の評価
を行なった。結果を表7に示す。
又はプロテアーゼ阻害剤及び殺菌剤の代わりに、表4の
(k)〜(p)に示される組成を用いた以外は実施例12〜
21と同様に水歯磨を調製し、口臭の強さの程度の評価
を行なった。結果を表7に示す。
【0027】
【表7】
【0028】実施例22〜31 表2の(a)〜(j)で示される組成のメチオナーゼ及び/
又はプロテアーゼ阻害剤及び殺菌剤、l−メントール
0.1質量%、ハッカ油0.1質量%、ポリグリセリン
脂肪酸エステル4質量%、エタノール45質量%、サッ
カリンナトリウム0.01質量%、pH調整剤適量、並
びに精製水残部を用いて、常法に従い口中清涼剤を調製
した。次に、マウスウォッシュの代わりに上記各口中清
涼剤を用いて、実施例2〜11と同様に口臭の強さの程
度の評価を行なった。結果を表8に示す。
又はプロテアーゼ阻害剤及び殺菌剤、l−メントール
0.1質量%、ハッカ油0.1質量%、ポリグリセリン
脂肪酸エステル4質量%、エタノール45質量%、サッ
カリンナトリウム0.01質量%、pH調整剤適量、並
びに精製水残部を用いて、常法に従い口中清涼剤を調製
した。次に、マウスウォッシュの代わりに上記各口中清
涼剤を用いて、実施例2〜11と同様に口臭の強さの程
度の評価を行なった。結果を表8に示す。
【0029】
【表8】
【0030】比較例13〜18 表2の(a)〜(j)で示される組成のメチオナーゼ及び/
又はプロテアーゼ阻害剤及び殺菌剤の代わりに、表4の
(k)〜(p)に示される組成を用いた以外は実施例22〜
31と同様に口中清涼剤を調製し、口臭の強さの程度の
評価を行なった。結果を表9に示す。
又はプロテアーゼ阻害剤及び殺菌剤の代わりに、表4の
(k)〜(p)に示される組成を用いた以外は実施例22〜
31と同様に口中清涼剤を調製し、口臭の強さの程度の
評価を行なった。結果を表9に示す。
【0031】
【表9】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/44 A61K 31/44 A61P 1/02 A61P 1/02 43/00 111 43/00 111 C12N 9/99 C12N 9/99 Fターム(参考) 4C083 AC211 AC691 AC841 CC41 DD23 DD27 EE34 4C086 AA01 AA02 BC13 BC17 MA01 MA02 MA04 MA57 NA14 ZA67 ZB35 ZC20 4C206 AA01 AA02 CB02 CB05 HA31 MA01 MA02 MA04 MA77 NA14 ZA67 ZB35 ZC20
Claims (3)
- 【請求項1】 シンナミックアルデヒド、シトラール、
n−ヘキサナール、ヘリオトロピン、インドール、n−
オクタナール、n−ノナナール、n−デカナール、n−
ドデカナール、γ−メチルインドール及びこれらの混合
物からなる群より選択される1種又は2種以上を有効成
分として含むことを特徴とするメチオナーゼ及び/又は
プロテアーゼ阻害剤。 - 【請求項2】 請求項1に記載のメチオナーゼ及び/又
はプロテアーゼ阻害剤と、4級アンモニウム塩と、ビス
ビグアニド化合物とを含むことを特徴とする口腔用組成
物。 - 【請求項3】 4級アンモニウム塩として、少なくとも
塩化セチルピリジウムを含み、且つビスビグアニド化合
物として、少なくともグルコン酸クロルヘキシジンを含
むことを特徴とする請求項2に記載の口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000183031A JP2002003369A (ja) | 2000-06-19 | 2000-06-19 | メチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤及び口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000183031A JP2002003369A (ja) | 2000-06-19 | 2000-06-19 | メチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤及び口腔用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002003369A true JP2002003369A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18683678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000183031A Pending JP2002003369A (ja) | 2000-06-19 | 2000-06-19 | メチオナーゼ及び/又はプロテアーゼ阻害剤及び口腔用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002003369A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002051404A1 (fr) * | 2000-12-26 | 2002-07-04 | Kyushu Tlo Company, Limited | Compositions orales |
WO2004055202A2 (de) * | 2002-12-17 | 2004-07-01 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Screening-verfahren zur identifikation wirksamer substanzen gegen halitosis, gingivitis oder parodontitis |
WO2004073668A1 (en) * | 2003-02-18 | 2004-09-02 | Quest International Services B.V. | Improvements in or relating to flavour compositions |
JP2009108009A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Kyoto Univ | 抗酸化酵素誘導剤 |
US7889612B2 (en) | 2001-02-20 | 2011-02-15 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Information carrier comprising access information and dummy information |
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Citations (5)
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---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-06-19 JP JP2000183031A patent/JP2002003369A/ja active Pending
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US8320224B2 (en) | 2003-02-20 | 2012-11-27 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Information carrier comprising access information and dummy information |
US8351313B2 (en) | 2003-02-20 | 2013-01-08 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Information carrier comprising access information |
US8644118B2 (en) | 2003-02-20 | 2014-02-04 | Koninklijke Philips N.V. | Information carrier comprising access information |
US9720622B2 (en) | 2003-02-20 | 2017-08-01 | Koninklijke Philips N.V. | Information carrier comprising access information |
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