[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2001212966A - 親水性構造及びインクジェット記録ヘッド - Google Patents

親水性構造及びインクジェット記録ヘッド

Info

Publication number
JP2001212966A
JP2001212966A JP2000028365A JP2000028365A JP2001212966A JP 2001212966 A JP2001212966 A JP 2001212966A JP 2000028365 A JP2000028365 A JP 2000028365A JP 2000028365 A JP2000028365 A JP 2000028365A JP 2001212966 A JP2001212966 A JP 2001212966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrophilic
ink
jet recording
hydrophilic structure
recording head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000028365A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Karasawa
康史 柄沢
Mitsuaki Atobe
光朗 跡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000028365A priority Critical patent/JP2001212966A/ja
Publication of JP2001212966A publication Critical patent/JP2001212966A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 親水性が長期間に亘って持続される構造体、
それを用いたインクジェット記録ヘッド、及びそれらの
製造方法、並びにインクジェット記録装置及びその他の
構造部材。 【解決手段】 親水性構造(100)はその基材の表面
に凹部(17)及び凸部(18)が形成され、その表面
の凸部(18)の高さが均一であり、また、凹部(1
7)及び凸部(18)の上に親水性膜(20)が形成さ
れる。インクジェット記録ヘッドのインク吐出孔を除く
インク吐出面に、親水性構造(100)が採用されてお
り、そのインクジェット記録ヘッドがインクジェット記
録装置に搭載される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親水性の優れた親
水性構造、親水性の優れたインク吐出面を有するインク
ジェット記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物、自動車等の窓ガラス等の
曇り防止、固体表面の汚損防止等のため、各種親水化処
理方法が考案されている。特公昭61−83106号公
報、特許第2756474号公報には、これら親水化処
理方法のうち、光半導体性金属酸化物による親水化処理
方法が開示されている。この親水化処理方法は、酸化チ
タン等の光半導体性金属酸化物を固体表面へ形成し、こ
の固体表面に紫外線領域の光を照射することによって、
親水性を発現させるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクジェ
ット記録ヘッドにおいては、インク吐出面(インク吐出
口を除く)の構成材料にガラス、金属などが用いられて
いるため、例えば環境からの油脂の付着などの原因によ
ってインクの液滴が付着しにくい部分が現れた場合に
は、吐出するインク滴の直進性が損なわれ、印字乱れな
どのトラブルによって良好な記録ができなくなることが
ある。そのため、インクジェット記録ヘッドのインク吐
出表面においては、インクにぬれやすい親水状態とイン
クにぬれにくい撥水状態のうちいずれかの状態を長期間
にわたって維持できることが求められている。
【0004】しかしながら、上記の従来の光半導体性金
属酸化物による親水化処理方法は、その機能が十分では
なく、特にインクジェット記録ヘッドへ応用しようとし
た場合には、次のような問題点を有している。
【0005】すなわち、光半導体性金属酸化物を用いる
親水化処理方法は、紫外線成分を有する光を光半導体性
金属酸化物に照射する必要があるが、インクジェット記
録ヘッドの構造は複雑であり、必ずしもそのインク吐出
表面に紫外線成分を有する光を照射することができると
は限らなかった。そのため、光が照射されなかった部位
では良好な親水状態が得られず、たとえ一時的に親水状
態が得られたとしても長期間にわたって親水状態を維持
することができない。
【0006】また、PCT/WO96/29375号公
報には、鏡レンズ、窓ガラス、ゴーグル、浴槽又は物品
表面を光触媒性半導体材料で被覆した後、光照射するこ
とにより親水性、防曇、水洗で容易に洗浄できるように
することが提案されている。しかしながら、この方法に
おいても、比較的短波長の光照射が必要であり、そのた
め、光が照射されなかった部位では良好な親水状態が得
られず、また、耐久性に問題があることから、たとえ一
時的に親水状態が得られたとしても長期間にわたって親
水状態を維持することはできない。
【0007】また、特開平5−312153号公報に
は、マイクロポンプの流路における気泡発生防止及び定
量性の向上ために、流路表面をグラフト処理をすること
が提案されている。しかしながら、この方法においても
耐久性に課題があることから、長期間にわたって親水状
態を維持することができない場合もある。
【0008】また、特開平1−250265号公報に
は、人工肺の血液回路の血液に対する濡れ性向上、ガス
交換性能の向上させるために、HEMA等を被覆する方
法が提案されている。しかしながら、この方法において
も被覆ポリマーの密着性に問題があり、耐久性に難点が
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、長期間
にわたって親水性を維持することができる親水性構造及
びその製造方法を提供することにある。本発明の他の目
的は、インク吐出面がそのような親水性構造からなり長
期間にわたって高い印字品質を維持することができるイ
ンクジェット記録ヘッド及びその製造方法並びインクジ
ェット記録装置を提供することにある。本発明のさらに
他の目的は、親水性構造を表面に形成して親水機能を発
揮させることを可能にした構造部材を提供することを目
的とする。
【0010】本発明の一つの態様に係る親水性構造は、
基材の表面に任意の凹凸が形成され、その表面が親水性
であり、そして、その表面の凸部の高さが均一である。
【0011】本発明の他の態様に係る親水性構造は、基
材の表面に任意の凹凸が形成され、その表面が親水性で
あり、その表面の凹部の深さが所定の深さ以上となって
いる。
【0012】本発明の他の態様に係る親水性構造は、上
記親水性構造において、前記の凹凸は、液滴が凹部には
いっていきやすい大きさである。
【0013】本発明の他の態様に係る親水性構造は、上
記親水性構造において、前記の凹凸は、突起部が分布配
置されたもの、突起部が線条になっているもの、又は、
格子状からなるものである。特に、前記凹凸が形成され
ている繰り返しピッチが0.6ミクロン以上であること
を特徴とする。好ましくは1.0ミクロン以上であり、
より好ましくは2.0ミクロン以上である。
【0014】本発明の他の態様に係る親水性構造は、上
記親水性構造において、前記の基材はシリコン、酸化シ
リコン又はガラスである。
【0015】本発明の他の態様に係る親水性構造は、上
記親水性構造において、前記の凹凸の表面は親水処理さ
れてなるものである。
【0016】本発明の他の態様に係る親水性構造は、上
記親水性構造において、前記の凹凸が形成された基材は
親水性基材例えばガラスを用いる。
【0017】本発明のインクジェット記録ヘッドは、上
記親水性構造から構成されており、インクの通過する内
壁面に形成されてなるものである。
【0018】本発明の親水性構造は、基材に人為的な凹
凸形状を設けた構造を有するものであるため、安定した
超親水機能が得られるとともに、高い耐久性及び耐擦傷
性が得られている。また、インクジェット記録ヘッドの
インク吐出孔を除くインク吐出面を親水性構造としたた
め、インクに対する親水性能が向上した。その結果、印
字品質が長期間にわたって良好となっている。さらにま
た、本発明の親水性構造をフォトリソグラフィー法及び
エッチング法によって製造するようにしたため、凸部の
高さを高精度に均一にすることを可能にし、また、再現
性のある親水構造体の製造が可能となっている。また、
上記の親水性構造が適用された構造部材においても、安
定した超親水機能、高い耐久性及び耐擦傷性が得られて
いる。本発明においては、上記の親水性構造により超親
水機能を得るとともに、高い耐久性及び耐擦傷性を得て
いるが、その動作原理を含めてその詳細は後述の実施形
態1において説明する。なお、本発明において、超親水
という概念には超親油を含むものとしている。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る親水性構造の
説明図である。同図において、親水性構造100はシリ
コン基板11の表面に凹部17及び凸部18が形成され
ており、この表面には親水膜20が形成されている。こ
の構造体は、親水膜20の性能に加えて、流体21が毛
細管現象によって凹部17へ流体21が浸透するため、
その表面の親水性が高まるのである。従って、この凹凸
は流体21が毛細管現象によって凹部17へ入っていき
やすい大きさに調整される。親水膜20は凹凸の形成後
に、例えばグラフト重合、シリカカップリング処理、シ
リコンの酸化等によって形成するが、本実施形態におい
ては基材にシリコン基板11を用いていることから、シ
リコンの酸化によって親水膜20を形成している。な
お、本実施形態においては親水膜20を形成した例につ
いて示しているが、基材そのものに親水機能があるも
の、例えばガラス等を用いてそれに凹凸を形成するよう
にしてもよい。
【0020】図2は、図1の凹部17及び凸部18の寸
法についての説明図である。同図において、Aは突起幅
(マスク設計による)、Bは溝幅(マスク設計によ
る)、Cは加工量(深さ・エッチング時間による)、D
は側壁角度(エッチング条件による)である。
【0021】吐出するインク滴の直径が数10μmのイ
ンクジェット記録装置の場合、ノズル穴近傍で安定した
親水性能を発揮するため、上記のA、Bが自ずと制限さ
れる。また、上記のCも浸透したインク滴が安定して凹
部に拡散するため、ある程度の深さが必要である。その
ため、上記A、Bについては、0.2〜500μm、
0.5〜30μm、更に望ましくは1〜10μmの範囲
に規定される。また上記Cについては、1μm以上、3
μm以上、更に望ましくは5μm以上の深さに規定され
る。凸部の高さの均一性は、耐擦傷性の観点から、A、
Bの値の0.5倍以内、0.3倍以内、更に好ましくは
0.1倍以内に規定される。
【0022】なお、凹凸の繰り返しピッチとしては、
0.6ミクロン以上が好ましい。このような条件で凹凸
を形成することにより製造プロセスにおける露光工程を
容易に行うことが可能となる。更に好ましくは、1.0
ミクロン以上、より好ましくは2.0ミクロン以上が好
ましい。
【0023】図3は、図1の構造体100の平面図であ
る。同図(A)は凸部18が規則的に分布配置された例
であり、同図(B)は凸部18が線条に配置された例で
あり、同図(C)は凸部18が格子状に配置された例で
ある。なお、同図(A)は凸部18は四角柱の例である
が、これは三角柱、五角柱、六角柱、円柱などの各種柱
や錘であっても良い。
【0024】図4は本発明に係るインクジェット記録ヘ
ッドの分解斜視図である。このようにインクジェット記
録ヘッドは、第1プレート1と第2プレート2の積層し
た構成により、インクの供給部3、静電気により振動す
る静電振動板、PZTなどの圧電振動子などの振動板の
振動により、又は発熱体の発熱により、インクを吐出す
る圧力室4及びインクが通過する流路5を形成してお
り、第2プレート2には流路5と垂直方向にノズル孔6
が形成されている。そして、第2プレートの表面には図
1の親水性構造10が形成されており、その表面には親
水膜20が形成されている。
【0025】図5は第2プレート2の表面に親水性構造
を形成するための製造工程を示した断面図であり、図6
は表面に親水性構造が形成された第2プレート2の上面
図である。ここでは、シリコン基板の表面をフォトリソ
グラフィー法及びトレンチドライエッチング法によって
加工して親水性構造を形成する場合について説明する。
【0026】まず、結晶方位(100)の4インチサ
イズの単結晶シリコンウエハを第2プレート2の基材と
して用意し、図5(a)に示されるように、熱酸化法を
用いて、単結晶シリコン基板11の少なくとも一方の面
に約1000オングストロームのシリコン酸化膜12を
形成する。
【0027】次に、図5(b)に示されるように、東
京応化株式会社製の感光性樹脂OFPR−800(粘度
30cps)を単結晶シリコン基板11のシリコン熱酸
化膜12上へ約2ml滴下し、1分間に5000回転の
速度で30秒間スピンコートし、感光性樹脂層13を形
成する。このスピンコート条件によって、感光性樹脂が
平均膜厚約1μm、ウエハ面内ばらつき10%で塗布す
ることができる。なお、塗布膜厚は加工する溝のサイズ
等によって適宜変化させる。感光性材料塗布膜厚の最大
値は溝の一辺の寸法が2μmの場合には2μmである。
【0028】次に、摂氏90度のオーブンで30分間
乾燥させ、基板11を室温まで冷却する。図5(c)に
示されるように、基板11に対して、一辺が0.2μm
から200μmの四角形の凸部予定領域13をフォトリ
ソパターニングする。その後、摂氏120度のオーブン
で感光性樹脂を硬化させ、耐エッチング性を改善する。
【0029】図5(d)に示されるように、フッ酸に
よって溝予定領域のシリコン酸化膜をエッチングして、
感光性樹脂を剥離液で除去する。
【0030】次に、トレンチドライエッチング装置を
使って、図5(e)に示されるように、C及びFを有す
るガスを使ったプラズマ合成膜14を形成し、続いてド
ライエッチング装置内を排気した後、図5(f)に示さ
れるように化学式SF6又はCF4ガスのプラズマによ
ってシリコン基板底面15領域のシリコンをエッチング
する。このとき図5(f)に示されるように、凸部とす
べき部分にはシリコン酸化膜12が存在するため、エッ
チングされない。一方、凹部とすべき部分は、凸部の側
壁の部分に形成されるプラズマ合成膜の作用によって、
効果的に異方性エッチングされる。このようなプラズマ
合成工程及びプラズマエッチング工程を繰り返す事によ
って、図5(g)に示されるように、単結晶シリコン基
板11の表面に約5μmの溝をエッチングして、凹部1
7及び凸部18を形成する。この凸部18は、図3に示
されるように、単結晶シリコン基板11の表面に規則正
しくレイアウトされる。
【0031】次に、ノズル穴6(図4参照)を加工
し、酸化シリコン膜を熱酸化法(スパッタ法又はゾルゲ
ル法も代替可能)によって単結晶シリコン基板11に形
成して親水膜20を得ている(図5(h))。
【0032】最後に、上記のようにして形成された第
2プレート2に第1プレート1を接合し、インクジェッ
ト記録ヘッドを完成させる。
【0033】上述の表1に示されるような実施例を試み
た。まず、第2プレートの基板11として、試料1から
試料7の基材材料を用意する。そして、突起予定領域1
3(図5(c)参照)は、0.2から1000μmの正
方形をパターニングすることにより形成する。また、第
2プレート2に形成される親水膜は、酸化シリコンを蒸
着することによって形成する。なお、試料2、4及び6
についてはこの親水化処理は行わないものとする。
【0034】
【表1】
【0035】(比較例)図7は、インクジェット記録ヘ
ッドにおいて、ステンレス製の第2プレートへ親水処理
を施す本比較例の製造工程を示した断面図である。なお
本比較例のインクジェット記録ヘッドは図4に示される
構成と同一である。
【0036】まず、図7(a)に示されるように、第
2プレートのための基材31を加工してノズル孔32を
形成して、その後、アルカリ性洗剤を使って超音波洗浄
した。
【0037】次に図7(b)に示されるように、酸化
チタン33を第2プレート基材31へ蒸着した。
【0038】最後に、上述のように形成された第2プ
レート2に第1プレート1を接合し、インクジェット記
録ヘッドを完成させる。
【0039】表2は、本実施例及び比較例の第2プレー
トのインク及び水に対する接触角である。なお比較例
は、紫外線を照射した直後のデータである。
【0040】
【表2】
【0041】試料の中で親水化処理を施していないシリ
コンを除いて、いずれもインクに対する接触角が10度
以下で、親水性が優れていた。
【0042】インクジェット記録ヘッドを記録装置に搭
載して、初期及び暗所で2年相当の加速条件で印字試験
を行ったところ、表3に示されるような結果が得られ
た。表3は印字品質を判定した結果であり、◎は第2プ
レート表面にインクミストが付着せず、印字品質が良
好、○は第2プレートの表面にインクミストは付着する
が、印字品質が良好、×はインク飛行曲がりによる不良
であることを示す。
【0043】
【表3】
【0044】以上の通り、実施例1のインクジェット記
録ヘッドは、初期及び2年相当の加速条件において、印
字品質が良好であり、再現性も確認されている。中で
も、0.2μmから500μmの範囲の凸部を有し、親
水剤を塗布して積極的に親水膜を形成した第2プレート
の印字品質が良好であった。しかし比較例は、光の届か
ない環境のため、親水性能が低下し、印字品質も悪化し
た。
【0045】本発明では、親水性構造の四角柱、線条及
び格子状の各突起形状(図3(A)(B)(C)参照)
についての水とインクの接触角を調べた。表4はそのデ
ータを示すものであり、本発明によるものはいずれも紫
外線を照射すること無くインクの接触角が10度以下で
あり、良好な親水性能が得られていることがわかる。
【0046】
【表4】
【0047】樹脂を原料として用い、実施例1又は実施
例2の構造体を型として用いて成形を行なった。得られ
た成形物品の表面は型を転写した凹凸模様を有してい
た。この構造体に親水処理を行なったものも上記実施例
と同様に優れた特性を有することが確認された。
【0048】図8は本発明に係るインクジェット記録ヘ
ッドの製造工程を示した断面図であり、第2プレート2
の表面に親水性構造を形成するための製造工程を示して
いる。ここでは、シリコン基板の表面をフォトリソグラ
フィー法及び陽極電解法によって加工して親水性構造を
形成する場合について説明する。
【0049】まず、第2プレートの基材として、例え
ば板厚200μmの(100)面方位のn型単結晶シリ
コン基板11を用意する。
【0050】図8(a)に示されるように、このシリ
コン基板11に耐エッチング皮膜として0.3μm厚の
窒化シリコン膜23、24をCVD装置で形成する。
【0051】次いで、窒化シリコン膜24をドライエ
ッチング法によって除去した後、窒化シリコン膜23に
フォトリソエッチングを施し、図8(b)に示されるよ
うに、構造体の凹部17に対応する部分22の窒化シリ
コン膜24をエッチングする。
【0052】次に、窒化シリコン膜23をマスクとし
て、水酸化カリウム水溶液を用いた異方性エッチング法
によって、シリコン基板11へV溝形状のエッチングピ
ラミッド25を加工し、図8(c)に示されるように、
窒化シリコン膜23が形成された面の裏側へインジウム
・錫酸化膜(ITO膜)26を形成する。
【0053】続いて、上記窒化シリコン膜23が形成
された面が電解液に接するように電解セルを組み立て、
窒化シリコン膜23が形成された面の裏側より光を照射
しながら、図8(d)に示されるように、約5μmの溝
27をエッチングして、凹部17及び凸部18を生成す
る(図8(e))。
【0054】ノズル穴6(図4参照)を加工して、親
水膜20として酸化シリコン膜を真空蒸着法によって第
2プレート2に蒸着した(図8(f))。
【0055】最後に、上述のように形成された第2プ
レート2に第1プレート1を接合し、インクジェット記
録ヘッドを完成させる。
【0056】図9は本発明に係るインクジェット記録ヘ
ッドの製造工程を示した断面図であり、第2プレート2
の表面に親水性構造を形成するための製造工程を示して
いる。ここでは、シリコン基板の表面をフォトリソグラ
フィー法及び異方性ウェットエッチング法によって加工
して親水性構造を形成する場合について説明する。
【0057】まず、結晶方位(100)の4インチサ
イズの単結晶シリコンウェハを第2プレート2の基材と
して用意し、図9(a)に示されるように、熱酸化法を
用いて、単結晶シリコン基板111の少なくとも一方の
面に約1000オングストロームのシリコン酸化膜11
2を形成する。
【0058】次に、図9(b)に示されるように、東
京応化株式会社製の感光性樹脂OFPR−800(粘度
30cps)を単結晶シリコン基板111のシリコン熱
酸化膜112上へ約2ml滴下し、1分間に5000回
転の速度で30秒間スピンコートし、感光性樹脂層11
3を形成する。このスピンコート条件によって、感光性
樹脂を平均膜厚約1μm、ウェハ面内ばらつき10%で
塗布することができる。なお、塗布膜厚は加工する溝の
サイズ等によって適宜変化させる。感光性材料塗布膜厚
の最大値は溝の一辺の寸法が2μmの場合には2μmで
ある。
【0059】次に、摂氏90度のオーブンで30分間
乾燥させ、基板111を室温まで冷却する。図9(c)
に示されるように、基板111に対して、一辺が0.2
μmから200μmの四角形の凸部予定領域113をフ
ォトリソパターニングで残す。その後、摂氏120度の
オーブンで感光性樹脂を硬化させ、耐エッチング性を改
善する。
【0060】図9(d)に示されるように、フッ酸に
よって溝予定領域のシリコン酸化膜をエッチングして、
感光性樹脂を剥離液で除去する。
【0061】次に、シリコン酸化膜112をマスクと
して、水酸化カリウム水溶液を用いた異方性エッチング
法によって、図9(e)に示されるように、シリコン基
板111へ断面V形状のエッチングピラミッド114を
形成する。そして、シリコン酸化膜112を除去する
(図9(f))。そして、シリコン酸化膜12を除去す
る(図9(g))。このようにして生成されたエッチン
グピラミッド114が図1の凹部17に相当する。凹部
17が形成されることで凸部18も必然的に形成される
こととなり、図6に示されるように、単結晶シリコン基
板111の表面に規則正しくレイアウトされる。
【0062】次に、ノズル穴6(図4参照)を加工
し、親水膜20として酸化シリコン膜を真空蒸着法によ
って単結晶シリコン基板111に蒸着する(図9
(g))。
【0063】最後に、上記のようにして形成された第
2プレート2に第1プレート1を接合し、インクジェッ
ト記録ヘッドを完成させる。
【0064】図10は、本発明に係るインクジェット記
録ヘッドの製造工程を示した断面図であり、第2プレー
ト2の表面に多孔構造体を形成するための製造工程を示
している。ここでは、シリコン基板の表面をフォトリソ
グラフィー法及び等方性ウェットエッチング法によって
加工して多孔構造体を形成する場合について説明する。
【0065】まず、第2プレートの基材として、例え
ば板厚200μmのガラス基板211を用意する。
【0066】図10(a)に示されるように、このガ
ラス基板211に耐エッチング皮膜として0.3μm厚
の窒化シリコン膜212をスパッタリング装置で形成す
る。
【0067】次いで、窒化シリコン膜212にフォト
リソエッチングを施し、図10(b)に示されるよう
に、構造体の凹部17に対応する部分の窒化シリコン膜
をエッチングする。
【0068】次に、窒化シリコン膜212をマスクと
して、弗化水素酸水溶液を用いた等方性エッチング法に
よって、図10(c)に示すようにガラス基板211へ
エッチング凹部215を加工する。
【0069】次に図10(d)に示すように、窒化シ
リコン膜212を熱燐酸で除去して、凹凸を完成させ
る。
【0070】次にノズル穴6(図4参照)を加工し
て、親水膜20として酸化シリコン膜を真空蒸着法によ
ってガラス基板211に蒸着する(図10(e))。
【0071】最後に、上述のように形成された第2プ
レート2に第1プレート1を接合し、インクジェット記
録ヘッドを完成させる。
【0072】図11は本発明に係るインクジェット記録
ヘッドの製造工程を示した断面図であり、第2プレート
2の表面に多孔構造体を形成するための製造工程を示し
ている。ここでは、シリコン基板の表面をフォトリソグ
ラフィー法及び等方性ドライエッチング法によって加工
して多孔構造体を形成する場合について説明する。
【0073】まず、第2プレートの基材として、例え
ば板厚200μmのガラス基板311を用意する。
【0074】図11(a)に示されるように、このガ
ラス基板311に耐エッチング皮膜として約5μm厚の
感光性樹脂膜312をスピンコート装置で形成する。
【0075】次いで、フォトリソエッチングによっ
て、図11(b)に示されるように、構造体の凹部17
に対応する部分の感光性樹脂膜312をエッチングす
る。
【0076】次に、感光性樹脂膜をマスクとして、C
F4ガスを用いた等方性プラズマエッチング法によっ
て、図11(c)に示すようにガラス基板311ヘエッ
チング凹部315を加工する。
【0077】次に、図11(d)に示すように、感光
性樹脂膜312を熱硫酸で除去して、凹凸を完成させ
る。
【0078】次にノズル穴6(図4参照)を加工し
て、親水膜20として酸化シリコン膜を真空蒸着法によ
ってガラス基板311に蒸着した(図11(e))。
【0079】最後に、上述のように形成された第2プ
レート2に第1プレート1を接合し、インクジェット記
録ヘッドを完成させる。
【0080】上記のように生成された親水性構造におい
ても、その凸部の高さが均一であることから、上記の実
施形態2におけるものと同様な親水機能、耐久性及び耐
擦傷性が得られることが確認されている。
【0081】なお、上記においては、いずれもフォトリ
ソグラフィー法及びエッチング法を用いて親水性構造を
生成しており、その基材表面を凸部の天面に置き換える
ことが可能になっているで、凸部の高さは必然的に高精
度に揃うことになる。
【0082】また、上述において、第2プレート2の材
質としてシリコン基板又はガラス基板を用いた例を説明
したが、本発明においてはそれらの材料に限らず、ステ
ンレスのような金属材料や有機高分子材料でも同様の機
能を発揮する。
【0083】図12は前述の何れかの製造工程を経て製
造されインクジェットヘッドの周辺の機構の一例を示し
た説明図である。このインクジェットヘッド50は、キ
ャリッジ51に取り付けられ、そして、このキャリッジ
51はガイドレール52に移動自在に取り付けられる。
そして、ローラー53により送り出される用紙54の幅
方向にその位置が制御される。この図12の機構は図1
3に示されるインクジェット記録装置55に装備され
る。このインクンクジェット記録装置55により印字し
たところ、高品質の印字が得られたことが確認されてい
る。特に、クリーニングに対する擦りに対しては、親水
機能を基材の構造により得るようにしたので、耐摩耗性
があり、長期間の使用に耐えられることが確認されてい
る。
【0084】上述では、インクジェット記録ヘッドのイ
ンク孔が形成された第2プレートの表面に親水構造を処
理する例を説明したが、インクが通過する流路、インク
の供給部や圧力室の内壁面へ本発明の親水構造を形成し
た。実際にインクを流したところ、流通性が改善されて
いるため、気泡付着がまったく見られず、インクジェッ
ト記録ヘッド内部に気泡が混入された場合であっても、
迅速に排出することが可能である。また、濡れ性も均一
になり、印字品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る構造体の説明図であ
る。
【図2】図1の凹部及び凸部の寸法についての説明図で
ある。
【図3】図1の構造体100の平面図である。
【図4】本発明の実施形態2に係るインクジェット記録
ヘッドの分解斜視図である。
【図5】第2プレートの表面に構造体を形成するための
製造工程を示した断面図である。
【図6】表面に構造体が形成された第2プレートの上面
図である。
【図7】第2プレートの製造工程を示した断面図であ
る。
【図8】第2プレートの表面に構造体を形成するための
製造工程を示した断面図である。
【図9】第2プレートの表面に構造体を形成する ため
の製造工程を示した断面図である。
【図10】第2プレートの表面に構造体を形成するため
の製造工程を示した断面図である。
【図11】第2プレートの表面に構造体を形成するため
の製造工程を示した断面図である。
【図12】インクジェットヘッドの周辺の機構の一例を
示した説明図である。
【図13】図12の機構が搭載されたインクジェット記
録装置の外観図である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に任意の凹凸が形成され、そ
    の表面が親水性であり、その表面の凸部の高さが均一で
    あることを特徴とする親水性構造。
  2. 【請求項2】 基材の表面に任意の凹凸が形成され、そ
    の表面が親水性であり、その表面の凹部の深さが所定の
    深さ以上となっていることを特徴とする親水性構造。
  3. 【請求項3】 前記凹凸は、液滴が凹部にはいっていき
    やすい大きさであることを特徴とする請求項1又は2記
    載の親親水性構造。
  4. 【請求項4】 前記凹凸は、突起部が分布配置されたも
    の、突起部が線条になっているもの、又は、格子状から
    なるものであることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載の親水性構造。
  5. 【請求項5】 前記凹凸が形成されている繰り返しピッ
    チが0.6ミクロン以上であることを特徴とする請求項
    4に記載の親水性構造。
  6. 【請求項6】 前記繰り返しピッチは好ましくは1.0
    ミクロン以上であることを特徴とする請求項5に記載の
    親水性構造。
  7. 【請求項7】 前記繰り返しピッチは好ましくは2.0
    ミクロン以上であることを特徴とする請求項6に記載の
    親水性構造。
  8. 【請求項8】 前記基材はシリコン、酸化シリコン又は
    ガラスであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれ
    かに記載の親水性構造。
  9. 【請求項9】 前記凹凸の表面は親水処理されてなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の親水
    性構造。
  10. 【請求項10】 前記の凹凸が形成された基材は親水性
    基材であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか
    に記載の親水性構造。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    親水性構造が、インクの通過する内壁面に形成されてな
    ることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
JP2000028365A 2000-02-04 2000-02-04 親水性構造及びインクジェット記録ヘッド Withdrawn JP2001212966A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000028365A JP2001212966A (ja) 2000-02-04 2000-02-04 親水性構造及びインクジェット記録ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000028365A JP2001212966A (ja) 2000-02-04 2000-02-04 親水性構造及びインクジェット記録ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001212966A true JP2001212966A (ja) 2001-08-07

Family

ID=18553780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000028365A Withdrawn JP2001212966A (ja) 2000-02-04 2000-02-04 親水性構造及びインクジェット記録ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001212966A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050634A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Seiko Epson Corp ノズルプレート及びその製造方法並びに液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP2007516878A (ja) * 2003-12-30 2007-06-28 フジフィルム ディマティックス,インコーポレイテッド 液滴射出集成体
WO2007105801A1 (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Canon Kabushiki Kaisha 液体吐出ヘッド基体、その基体を用いた液体吐出ヘッドおよびそれらの製造方法
JP2008107392A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Toppan Printing Co Ltd ワイヤグリッド偏光板およびその製造方法
JP2008155591A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Toshiba Corp ノズルプレート、ノズルプレートの製造方法、液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP2010531720A (ja) * 2007-05-23 2010-09-30 インテグリス・インコーポレーテッド 濡れ性構造化表面を含む物品
WO2013176267A1 (ja) 2012-05-25 2013-11-28 独立行政法人産業技術総合研究所 機能性樹脂及びその製造方法
JP2018001467A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録方法、インクジェット記録装置の制御方法
US10252302B2 (en) 2013-01-23 2019-04-09 Dexerials Corporation Hydrophilic laminate and method for manufacturing the same, antifouling laminate, product and method for manufacturing the same, and antifouling method

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007516878A (ja) * 2003-12-30 2007-06-28 フジフィルム ディマティックス,インコーポレイテッド 液滴射出集成体
JP2011161926A (ja) * 2003-12-30 2011-08-25 Fujifilm Dimatix Inc 液滴射出集成体
JP4665660B2 (ja) * 2005-08-19 2011-04-06 セイコーエプソン株式会社 ノズルプレート及びその製造方法並びに液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP2007050634A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Seiko Epson Corp ノズルプレート及びその製造方法並びに液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
WO2007105801A1 (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Canon Kabushiki Kaisha 液体吐出ヘッド基体、その基体を用いた液体吐出ヘッドおよびそれらの製造方法
JP2008107392A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Toppan Printing Co Ltd ワイヤグリッド偏光板およびその製造方法
JP2008155591A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Toshiba Corp ノズルプレート、ノズルプレートの製造方法、液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
US8136920B2 (en) 2006-12-26 2012-03-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Nozzle plate, method for manufacturing nozzle plate, droplet discharge head, and droplet discharge apparatus
JP2010531720A (ja) * 2007-05-23 2010-09-30 インテグリス・インコーポレーテッド 濡れ性構造化表面を含む物品
WO2013176267A1 (ja) 2012-05-25 2013-11-28 独立行政法人産業技術総合研究所 機能性樹脂及びその製造方法
US9623595B2 (en) 2012-05-25 2017-04-18 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Functional resin and manufacturing method therefor
US10252302B2 (en) 2013-01-23 2019-04-09 Dexerials Corporation Hydrophilic laminate and method for manufacturing the same, antifouling laminate, product and method for manufacturing the same, and antifouling method
JP2018001467A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録方法、インクジェット記録装置の制御方法
JP2021100815A (ja) * 2016-06-28 2021-07-08 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録方法、インクジェット記録装置の制御方法
JP7099573B2 (ja) 2016-06-28 2022-07-12 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録方法、インクジェット記録装置の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100714256B1 (ko) 칼라 필터의 형성 방법
JP4532785B2 (ja) 構造体の製造方法、および液体吐出ヘッドの製造方法
TWI485117B (zh) 在光可界定玻璃中具有斜開口之結構及其製作方法
JP4609562B2 (ja) 微細構造転写用スタンパ及びその製造方法
US8534797B2 (en) Superoleophobic and superhydrophobic devices and method for preparing same
US8835195B2 (en) Corrugated membrane MEMS actuator fabrication method
CN102180016B (zh) 超疏油和超疏水表面及其制备方法
JP4280574B2 (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
US8708458B2 (en) Superoleophobic glass devices and their methods
US8910380B2 (en) Method of manufacturing inkjet printhead with self-clean ability
KR101520005B1 (ko) 마이크로 렌즈 어레이 제조방법
US8870345B2 (en) Method of making superoleophobic re-entrant resist structures
WO1999012740A1 (fr) Structure poreuse, tete d'enregistrement par jet d'encre, procedes de fabrication et dispositif d'enregistrement par jet d'encre
JP5828702B2 (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
EP1027988B1 (en) Hydrophilic structure
KR100517515B1 (ko) 모놀리틱 잉크젯 프린트헤드의 제조방법
JP2001212966A (ja) 親水性構造及びインクジェット記録ヘッド
JP2013537856A (ja) セグメント化光学構造体の製造方法
JP2000229410A (ja) 撥水性構造体、その製造方法、インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置
JP2004042399A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2000226570A (ja) 撥水性構造体、その製造方法、インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置
JP2010253903A (ja) 成形構造体
JP2004045055A (ja) マイクロピペット
JP2002011875A (ja) ノズル形成部材及びその製造方法並びに液滴吐出ヘッド
JP2006001215A (ja) ノズルプレートの製造方法、液滴吐出ヘッドおよび液滴吐出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041124

A521 Written amendment

Effective date: 20050111

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20051206

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20051221