JP2001156396A - 面発光レーザおよびその製造方法 - Google Patents
面発光レーザおよびその製造方法Info
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- JP2001156396A JP2001156396A JP33308999A JP33308999A JP2001156396A JP 2001156396 A JP2001156396 A JP 2001156396A JP 33308999 A JP33308999 A JP 33308999A JP 33308999 A JP33308999 A JP 33308999A JP 2001156396 A JP2001156396 A JP 2001156396A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レーザ光の放射角を小さく設定することを可
能とし、さらに、酸素や水分などの半導体の性能を劣化
させる物質に対して耐性のある面発光型半導体レーザお
よびその製造方法を提供する。 【解決手段】 面発光型半導体レーザ100は、半導体
基板109上に、垂直方向の共振器を有し、共振器より
半導体基板109に垂直な方向にレーザ光を出射するも
のである。共振器を含む半導体堆積体120の上には、
光透過性積層体140が設けられ、光透過性積層体14
0は、複数の光透過性層142,144が積層されて構
成されている。光透過性層142,144の界面のう
ち、少なくとも2つの界面は、共振器の上方において、
レンズ面150,152を有している。この面発光型半
導体レーザ100の製造方法は、光透過性積層体140
を構成する、少なくとも一つの光透過性層を、スタンパ
を利用して形成する工程を含むことが好ましい。
能とし、さらに、酸素や水分などの半導体の性能を劣化
させる物質に対して耐性のある面発光型半導体レーザお
よびその製造方法を提供する。 【解決手段】 面発光型半導体レーザ100は、半導体
基板109上に、垂直方向の共振器を有し、共振器より
半導体基板109に垂直な方向にレーザ光を出射するも
のである。共振器を含む半導体堆積体120の上には、
光透過性積層体140が設けられ、光透過性積層体14
0は、複数の光透過性層142,144が積層されて構
成されている。光透過性層142,144の界面のう
ち、少なくとも2つの界面は、共振器の上方において、
レンズ面150,152を有している。この面発光型半
導体レーザ100の製造方法は、光透過性積層体140
を構成する、少なくとも一つの光透過性層を、スタンパ
を利用して形成する工程を含むことが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板に対し
て垂直にレーザ光を出射する面発光型半導体レーザおよ
びその製造方法に関する。
て垂直にレーザ光を出射する面発光型半導体レーザおよ
びその製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】面発光型半導体レーザは、端面レーザに比
べてレーザ放射角が等方的で、かつ、小さいという特徴
を有している。面発光型半導体レーザを大コア径の光フ
ァイバー、たとえば、プラスチック光ファイバーに適用
した場合には、上記の特徴のため、直接にレーザ光をフ
ァイバー内に効率よく入射することができる。そのた
め、プラスチック光ファイバーと面発光型半導体レーザ
を組み合わせることにより、きわめて簡単な構成の光通
信モジュールを実現することができる。
べてレーザ放射角が等方的で、かつ、小さいという特徴
を有している。面発光型半導体レーザを大コア径の光フ
ァイバー、たとえば、プラスチック光ファイバーに適用
した場合には、上記の特徴のため、直接にレーザ光をフ
ァイバー内に効率よく入射することができる。そのた
め、プラスチック光ファイバーと面発光型半導体レーザ
を組み合わせることにより、きわめて簡単な構成の光通
信モジュールを実現することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラス
チック光ファイバーには、伝達損失が大きいという欠点
があるため、伝送距離を長くするには、大きな光出力の
光源が必要になる。面発光型半導体レーザのレーザ出力
を増すには、レーザ出射口径を大きくすることが有効で
ある。しかし、レーザ出射口径を大きくすると放射角が
大きくなるという問題が生じる。光送信モジュールの構
成の簡略化のため、直接結合、すなわち、直接にレーザ
光を光ファイバーに入射を行った場合において、放射角
の増大は、結合効率、すなわち、ファイバーコア内に入
射するレーザ光の光量の低下および取り付けマージンの
減少などを招く結果となる。そのため、伝送距離の長さ
を確保することと、直接結合による光送信モジュールの
構成の簡略化の両立が難しいという問題があった。
チック光ファイバーには、伝達損失が大きいという欠点
があるため、伝送距離を長くするには、大きな光出力の
光源が必要になる。面発光型半導体レーザのレーザ出力
を増すには、レーザ出射口径を大きくすることが有効で
ある。しかし、レーザ出射口径を大きくすると放射角が
大きくなるという問題が生じる。光送信モジュールの構
成の簡略化のため、直接結合、すなわち、直接にレーザ
光を光ファイバーに入射を行った場合において、放射角
の増大は、結合効率、すなわち、ファイバーコア内に入
射するレーザ光の光量の低下および取り付けマージンの
減少などを招く結果となる。そのため、伝送距離の長さ
を確保することと、直接結合による光送信モジュールの
構成の簡略化の両立が難しいという問題があった。
【0004】さらに、面発光型半導体レーザは、面発光
型半導体レーザを構成する半導体が露出していると、酸
素や水分などにより、性能の劣化が引き起こされる。
型半導体レーザを構成する半導体が露出していると、酸
素や水分などにより、性能の劣化が引き起こされる。
【0005】本発明の目的は、レーザ光の放射角を小さ
く設定することを可能とし、さらに、酸素や水分などの
半導体の性能を劣化させる物質に対して耐性のある面発
光型半導体レーザおよびその製造方法を提供することに
ある。
く設定することを可能とし、さらに、酸素や水分などの
半導体の性能を劣化させる物質に対して耐性のある面発
光型半導体レーザおよびその製造方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の面発光型半導体
レーザは、半導体基板上に、垂直方向の共振器を有し、
該共振器より該半導体基板に垂直な方向にレーザ光を出
射する、面発光型半導体レーザであって、前記共振器を
含む半導体堆積体の上に、光透過性積層体が設けられ、
前記光透過性積層体は、複数の光透過性層が積層されて
構成され、前記光透過性層の界面のうち、少なくとも2
つの界面は、前記共振器の上方において、レンズ面を有
している。
レーザは、半導体基板上に、垂直方向の共振器を有し、
該共振器より該半導体基板に垂直な方向にレーザ光を出
射する、面発光型半導体レーザであって、前記共振器を
含む半導体堆積体の上に、光透過性積層体が設けられ、
前記光透過性積層体は、複数の光透過性層が積層されて
構成され、前記光透過性層の界面のうち、少なくとも2
つの界面は、前記共振器の上方において、レンズ面を有
している。
【0007】本発明の面発光型半導体レーザによれば、
たとえば、次の作用効果を奏することができる。
たとえば、次の作用効果を奏することができる。
【0008】(1)本発明の面発光型半導体レーザは、
前記光透過性層の界面のうち、少なくとも2つの界面
は、前記共振器の上方において、レンズ面を有してい
る。すなわち、光透過性積層体は、複数のレンズ面を有
している。これによって、本発明の面発光型半導体レー
ザは、次のような作用効果を奏することができる。
前記光透過性層の界面のうち、少なくとも2つの界面
は、前記共振器の上方において、レンズ面を有してい
る。すなわち、光透過性積層体は、複数のレンズ面を有
している。これによって、本発明の面発光型半導体レー
ザは、次のような作用効果を奏することができる。
【0009】光透過性積層体が複数のレンズ面を有す
るので、単一のレンズ面を有する場合に比べて、レンズ
のパワー(たとえば集光機能)を大きくすることができ
る。このため、レーザ光の放射角を小さく設定すること
ができる。
るので、単一のレンズ面を有する場合に比べて、レンズ
のパワー(たとえば集光機能)を大きくすることができ
る。このため、レーザ光の放射角を小さく設定すること
ができる。
【0010】各レンズ面の形状(たとえば曲率)およ
び各光透過性層の屈折率などを制御し、組み合わせるこ
とにより、所望のレンズ作用を得ることができる。所望
のレンズ作用は、たとえば、球面収差、色収差の補正な
どのレンズ作用である。
び各光透過性層の屈折率などを制御し、組み合わせるこ
とにより、所望のレンズ作用を得ることができる。所望
のレンズ作用は、たとえば、球面収差、色収差の補正な
どのレンズ作用である。
【0011】各レンズ面の曲率を、レンズ面が1つの
場合ほど、大きくすることなく、所望のレンズ作用を得
ることができる。
場合ほど、大きくすることなく、所望のレンズ作用を得
ることができる。
【0012】光透過性層の材質に関して、単層で、か
つ、レンズ面が1つの場合に比べて、屈折率差が大きく
なるような材質を選ばなくても、所望のレンズ作用を得
ることができる。すなわち、光透過性層の材質に関し
て、選択できる屈折率の幅を大きくすることができる。
その結果、光透過性層の材質の幅が広がる。
つ、レンズ面が1つの場合に比べて、屈折率差が大きく
なるような材質を選ばなくても、所望のレンズ作用を得
ることができる。すなわち、光透過性層の材質に関し
て、選択できる屈折率の幅を大きくすることができる。
その結果、光透過性層の材質の幅が広がる。
【0013】(2)光透過性積層体は、半導体堆積体の
上に形成されている。このため、半導体堆積体は、光透
過性積層体によって、半導体を劣化させる物質(たとえ
ば酸素、水分)などから保護されている。
上に形成されている。このため、半導体堆積体は、光透
過性積層体によって、半導体を劣化させる物質(たとえ
ば酸素、水分)などから保護されている。
【0014】面発光型半導体レーザは、たとえば、次の
7つの態様のうち、少なくとも1つの態様をとることが
できる。
7つの態様のうち、少なくとも1つの態様をとることが
できる。
【0015】(1)第1に、前記光透過性層の前記界面
のうち、最上層の前記光透過性層の上面において、レン
ズ面を有している態様である。
のうち、最上層の前記光透過性層の上面において、レン
ズ面を有している態様である。
【0016】(2)第2に、前記各光透過性層は、樹脂
層である態様である。各光透過性層が樹脂層であると、
スタンパにより容易に光透過性層を積層することができ
る。
層である態様である。各光透過性層が樹脂層であると、
スタンパにより容易に光透過性層を積層することができ
る。
【0017】(3)第3に、前記光透過性積層体は、高
屈折率光透過性層と、低屈折率光透過性層とが交互に積
層されて構成されている態様である。光透過性層間の屈
折率差を大きくすることができる。このため、レンズパ
ワーをより大きくすることができる。
屈折率光透過性層と、低屈折率光透過性層とが交互に積
層されて構成されている態様である。光透過性層間の屈
折率差を大きくすることができる。このため、レンズパ
ワーをより大きくすることができる。
【0018】(4)第4に、前記共振器と、前記各レン
ズ面との光軸は、一致している態様である。これによ
り、最終的に放射されるレーザ光の光軸を、半導体基板
に対して垂直に保つことができる。
ズ面との光軸は、一致している態様である。これによ
り、最終的に放射されるレーザ光の光軸を、半導体基板
に対して垂直に保つことができる。
【0019】(5)第5に、前記半導体堆積体は、電極
を有し、前記光透過性積層体は、所定位置において、前
記電極とコンタクトをとるためのコンタクトホールが設
けられている態様である。
を有し、前記光透過性積層体は、所定位置において、前
記電極とコンタクトをとるためのコンタクトホールが設
けられている態様である。
【0020】(6)第6に、前記光透過性積層体は、複
数の共振器を有し、前記共振器の相互間における前記光
透過性積層体において、分離溝が設けられている態様で
ある。これにより、クロストークを抑えることができ
る。クロストークは、第2の実施の形態のところで詳述
する。
数の共振器を有し、前記共振器の相互間における前記光
透過性積層体において、分離溝が設けられている態様で
ある。これにより、クロストークを抑えることができ
る。クロストークは、第2の実施の形態のところで詳述
する。
【0021】分離溝は、次の2つの態様のうち、少なく
とも1つの態様をとることが好ましい。
とも1つの態様をとることが好ましい。
【0022】前記分離溝の平面形状は、凹凸状の部分
を有する態様である。凹凸状の部分を有することによ
り、レーザ光が散乱され、クロストークをより抑えるこ
とができる。
を有する態様である。凹凸状の部分を有することによ
り、レーザ光が散乱され、クロストークをより抑えるこ
とができる。
【0023】前記分離溝内に、遮光性材料が充填され
ている態様である。遮光性材料は、レーザ光を吸収する
ため、クロストークをより抑えることができる。
ている態様である。遮光性材料は、レーザ光を吸収する
ため、クロストークをより抑えることができる。
【0024】(7)第7に、前記面発光型半導体レーザ
は、複数の共振器を有し、前記共振器が所定のパターン
で配設されて、面光源を構成している態様である。この
態様の場合、面発光型半導体レーザは、レーザプリンタ
に好適に適用される。
は、複数の共振器を有し、前記共振器が所定のパターン
で配設されて、面光源を構成している態様である。この
態様の場合、面発光型半導体レーザは、レーザプリンタ
に好適に適用される。
【0025】以上の面発光型半導体レーザは、前記光透
過性積層体を構成する、少なくとも一つの前記光透過性
層を、スタンパを利用して形成する工程を含む、面発光
型半導体レーザの製造方法により製造されることが好ま
しい。
過性積層体を構成する、少なくとも一つの前記光透過性
層を、スタンパを利用して形成する工程を含む、面発光
型半導体レーザの製造方法により製造されることが好ま
しい。
【0026】この面発光型半導体レーザの製造方法によ
れば、スタンパを利用して、所望の形状を有する、光透
過性層を得ることができる。このため、この面発光型半
導体レーザの製造方法は、フォトリソグラフィを利用し
た、面発光型半導体レーザの製造方法に比べて、容易に
面発光型半導体レーザを製造することができる。
れば、スタンパを利用して、所望の形状を有する、光透
過性層を得ることができる。このため、この面発光型半
導体レーザの製造方法は、フォトリソグラフィを利用し
た、面発光型半導体レーザの製造方法に比べて、容易に
面発光型半導体レーザを製造することができる。
【0027】また、スタンパは、再度繰り返して使用す
ることができるため、製造コストを削減することができ
る。
ることができるため、製造コストを削減することができ
る。
【0028】前記スタンパは、その鋳型面と該スタンパ
と接触する前記光透過性層との密着性が、最下層の前記
光透過性層と前記半導体堆積体との密着性よりも低くな
るような表面処理が施されていることが、さらに好まし
い。このような表面処理が施されることにより、スタン
パを光透過性層から剥離する際に、その剥離を容易に行
うことができる。
と接触する前記光透過性層との密着性が、最下層の前記
光透過性層と前記半導体堆積体との密着性よりも低くな
るような表面処理が施されていることが、さらに好まし
い。このような表面処理が施されることにより、スタン
パを光透過性層から剥離する際に、その剥離を容易に行
うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しながら説明する。
について、図面を参照しながら説明する。
【0030】{第1の実施の形態}第1の実施の形態に
係る面発光型半導体レーザ(以下「面発光レーザ」とい
う)およびその製造方法を説明する。
係る面発光型半導体レーザ(以下「面発光レーザ」とい
う)およびその製造方法を説明する。
【0031】[面発光レーザ]まず、第1の実施の形態
に係る面発光レーザについて説明する。図1は、第2の
実施の形態にかかる面発光レーザ100を模式的に示す
断面図である。
に係る面発光レーザについて説明する。図1は、第2の
実施の形態にかかる面発光レーザ100を模式的に示す
断面図である。
【0032】(デバイスの構造)n型GaAs基板10
9上に、下部DBRミラー104、量子井戸活性層10
5、上部DBRミラー103およびコンタクト層102
が順次積層されて形成されている。下部DBRミラー1
04は、Al0.15Ga0.85AsとAlAsとを交互に積
層した25ペアの分布反射型多層膜ミラーで構成され
る。量子井戸活性層105は、厚さ3nmのGaAsウ
エル層と厚さ3nmのAl0.3Ga0.7Asバリア層から
成り、該ウエル層が3層で構成される。上部DBRミラ
ー103は、Al0.15Ga0.8 5AsとAl0.9Ga0.1
Asとを交互に積層した30ペアの分布反射型多層膜ミ
ラーで構成される。
9上に、下部DBRミラー104、量子井戸活性層10
5、上部DBRミラー103およびコンタクト層102
が順次積層されて形成されている。下部DBRミラー1
04は、Al0.15Ga0.85AsとAlAsとを交互に積
層した25ペアの分布反射型多層膜ミラーで構成され
る。量子井戸活性層105は、厚さ3nmのGaAsウ
エル層と厚さ3nmのAl0.3Ga0.7Asバリア層から
成り、該ウエル層が3層で構成される。上部DBRミラ
ー103は、Al0.15Ga0.8 5AsとAl0.9Ga0.1
Asとを交互に積層した30ペアの分布反射型多層膜ミ
ラーで構成される。
【0033】上部DBRミラー103は、Znがドーピ
ングされることにより、p型にされている。下部DBR
ミラー104は、Seがドーピングされることにより、
n型とされている。したがって、上部DBRミラー10
3、不純物がドーピングされていない量子井戸活性層1
05および下部DBRミラー104とで、pinダイオ
ードが形成される。
ングされることにより、p型にされている。下部DBR
ミラー104は、Seがドーピングされることにより、
n型とされている。したがって、上部DBRミラー10
3、不純物がドーピングされていない量子井戸活性層1
05および下部DBRミラー104とで、pinダイオ
ードが形成される。
【0034】コンタクト層102の材質は、後述する上
部電極106とオーミック接触可能な材質であれば特に
限定されない。具体的なコンタクト層102の材質とし
ては、AlGaAs系材料の場合、たとえば、1019c
m-3以上の高濃度の不純物がドーピングされたAl0.15
Ga0.85Asを挙げることができる。
部電極106とオーミック接触可能な材質であれば特に
限定されない。具体的なコンタクト層102の材質とし
ては、AlGaAs系材料の場合、たとえば、1019c
m-3以上の高濃度の不純物がドーピングされたAl0.15
Ga0.85Asを挙げることができる。
【0035】コンタクト層102、上部DBRミラー1
03、量子井戸活性層105および下部DBRミラー1
04の途中まで、所定の領域を除き、メサ状にエッチン
グすることにより、柱状部101が形成されている。
03、量子井戸活性層105および下部DBRミラー1
04の途中まで、所定の領域を除き、メサ状にエッチン
グすることにより、柱状部101が形成されている。
【0036】さらに、絶縁層108は、柱状部101の
側面の一部分および下部DBRミラー104の上面を覆
うようにして形成されている。
側面の一部分および下部DBRミラー104の上面を覆
うようにして形成されている。
【0037】そして、上部電極106は、柱状部101
の上面において、コンタクト層102とリング状に接触
し、露出した柱状部101の側面、および絶縁層108
の表面の一部を覆うようにして形成されている。また、
n型GaAs基板109の下には、下部電極107が形
成されている。
の上面において、コンタクト層102とリング状に接触
し、露出した柱状部101の側面、および絶縁層108
の表面の一部を覆うようにして形成されている。また、
n型GaAs基板109の下には、下部電極107が形
成されている。
【0038】以下、下部電極107から上部電極106
までの層構造を「半導体堆積体120」という。
までの層構造を「半導体堆積体120」という。
【0039】半導体堆積体120の上には、光透過性積
層体140が形成されている。光透過性積層体140
は、第1の光透過性層142および第2の光透過性層1
44が順次積層されて構成されている。
層体140が形成されている。光透過性積層体140
は、第1の光透過性層142および第2の光透過性層1
44が順次積層されて構成されている。
【0040】第1の光透過性層142と第2の光透過性
層144との境界面は、柱状部101の上方において、
第1のレンズ面150を有している。第1のレンズ面1
50は、n型GaAs基板109側(下側)に凸であ
る。第1のレンズ面150は、柱状部101から出射さ
れたレーザ光を集光させる機能を有する。
層144との境界面は、柱状部101の上方において、
第1のレンズ面150を有している。第1のレンズ面1
50は、n型GaAs基板109側(下側)に凸であ
る。第1のレンズ面150は、柱状部101から出射さ
れたレーザ光を集光させる機能を有する。
【0041】第2の光透過性層144の表面は、柱状部
101の上方において、第2のレンズ面152を有して
いる。第2のレンズ面152は、n型GaAs基板10
9と反対側(上側)に凸である。第2のレンズ面152
は、、柱状部101から出射されたレーザ光をさらに集
光させる機能を有する。
101の上方において、第2のレンズ面152を有して
いる。第2のレンズ面152は、n型GaAs基板10
9と反対側(上側)に凸である。第2のレンズ面152
は、、柱状部101から出射されたレーザ光をさらに集
光させる機能を有する。
【0042】第2の光透過性層144には、第1のレン
ズ面150と第2のレンズ面152とで、両凸レンズが
形成されている。そして、柱状部101、第1のレンズ
面150および第2のレンズ面152の、光軸は、一致
している。
ズ面150と第2のレンズ面152とで、両凸レンズが
形成されている。そして、柱状部101、第1のレンズ
面150および第2のレンズ面152の、光軸は、一致
している。
【0043】第1の光透過性層142の材質は、第2の
光透過性層144の材質との関係で決定される。すなわ
ち、第1の光透過性層142の材質は、第2の光透過性
層144に比べて、屈折率が小さい材質であれば特に限
定されない。第1および第2の透過性層142,144
の材質としては、液状物にエネルギーを与えることによ
って硬化させて得られた材料が好ましい。このような材
料が好ましい理由は、後述するスタンパを用いて、光透
過性積層体140を形成できるからである。
光透過性層144の材質との関係で決定される。すなわ
ち、第1の光透過性層142の材質は、第2の光透過性
層144に比べて、屈折率が小さい材質であれば特に限
定されない。第1および第2の透過性層142,144
の材質としては、液状物にエネルギーを与えることによ
って硬化させて得られた材料が好ましい。このような材
料が好ましい理由は、後述するスタンパを用いて、光透
過性積層体140を形成できるからである。
【0044】各光透過性層142,144の厚さは、特
に限定されないが、光透過性層142,144の屈折
率、レンズ面150,152の形状などを考慮して、設
定される。各光透過性層142,144の厚さは、たと
えば10〜100μmである。
に限定されないが、光透過性層142,144の屈折
率、レンズ面150,152の形状などを考慮して、設
定される。各光透過性層142,144の厚さは、たと
えば10〜100μmである。
【0045】光透過性積層体140は、所定の位置にコ
ンタクトホール160が形成されている。コンタクトホ
ール160は、上部電極106の一部が露出するように
形成されている。コンタクトホール160の径は、配線
を形成できる程度であれば特に限定されない。コンタク
トホール160の径は、スパッタ法またはメッキ法によ
り配線を形成する場合には、10μm以上であることが
好ましい。ワイヤーボンディングで配線を形成する場合
には、コンタクトホール160の径は、100μm以上
であることが好ましい。
ンタクトホール160が形成されている。コンタクトホ
ール160は、上部電極106の一部が露出するように
形成されている。コンタクトホール160の径は、配線
を形成できる程度であれば特に限定されない。コンタク
トホール160の径は、スパッタ法またはメッキ法によ
り配線を形成する場合には、10μm以上であることが
好ましい。ワイヤーボンディングで配線を形成する場合
には、コンタクトホール160の径は、100μm以上
であることが好ましい。
【0046】(動作)以下、面発光レーザ100の動作
を説明する。
を説明する。
【0047】上部電極106と下部電極107とで、p
inダイオードに順方向の電圧を印加する。すると、量
子井戸活性層105において、電子と正孔との再結合が
起こり、再結合発光が生じる。そこで生じた光が上部D
BRミラー103と下部DBRミラー104との間を往
復する際、誘導放出が起こり、光の強度が増幅される。
光利得が光損失を上まわるとレーザ発振が起こり、柱状
部101からレーザ光が出射される。柱状部101から
出射されたレーザ光は、光透過性積層体140に入射
し、第1のレンズ面150および第2のレンズ面152
において集光されて、光透過性積層体140の外方(n
型GaAs基板109に対して垂直方向)に放射され
る。すなわち、柱状部101から出射されたレーザ光
は、第1のレンズ面150において、第1のレンズ面1
50の曲線の法線に近づく方向に屈折され、第2のレン
ズ面152において、第2のレンズ面152の曲線の法
線に遠ざかる方向に屈折される。
inダイオードに順方向の電圧を印加する。すると、量
子井戸活性層105において、電子と正孔との再結合が
起こり、再結合発光が生じる。そこで生じた光が上部D
BRミラー103と下部DBRミラー104との間を往
復する際、誘導放出が起こり、光の強度が増幅される。
光利得が光損失を上まわるとレーザ発振が起こり、柱状
部101からレーザ光が出射される。柱状部101から
出射されたレーザ光は、光透過性積層体140に入射
し、第1のレンズ面150および第2のレンズ面152
において集光されて、光透過性積層体140の外方(n
型GaAs基板109に対して垂直方向)に放射され
る。すなわち、柱状部101から出射されたレーザ光
は、第1のレンズ面150において、第1のレンズ面1
50の曲線の法線に近づく方向に屈折され、第2のレン
ズ面152において、第2のレンズ面152の曲線の法
線に遠ざかる方向に屈折される。
【0048】(特徴点および作用効果)以下、本実施の
形態に係る面発光レーザ100についての特徴点および
作用効果を述べる。本実施の形態に係る面発光レーザ1
00の特徴的な点は、たとえば次の点である。
形態に係る面発光レーザ100についての特徴点および
作用効果を述べる。本実施の形態に係る面発光レーザ1
00の特徴的な点は、たとえば次の点である。
【0049】(1)第1に、光透過性積層体140は、
第1のレンズ面150と第2のレンズ面152とを有す
ることである。これによって、たとえば、次の作用効果
が奏される。
第1のレンズ面150と第2のレンズ面152とを有す
ることである。これによって、たとえば、次の作用効果
が奏される。
【0050】光透過性積層体140は、2つのレンズ
面150,152を有するため、単一のレンズ面を有す
る場合に比べて、集光機能を高めることができる。この
ため、レーザ光の放射角を小さく設定することができ
る。
面150,152を有するため、単一のレンズ面を有す
る場合に比べて、集光機能を高めることができる。この
ため、レーザ光の放射角を小さく設定することができ
る。
【0051】各レンズ面150,152の形状(たと
えば曲率)および各光透過性層142,144の屈折率
などを制御することにより、所望のレンズ作用を得るこ
とができる。所望のレンズ作用は、たとえば、球面収
差、色収差の補正などのレンズ作用である。
えば曲率)および各光透過性層142,144の屈折率
などを制御することにより、所望のレンズ作用を得るこ
とができる。所望のレンズ作用は、たとえば、球面収
差、色収差の補正などのレンズ作用である。
【0052】各レンズ面150,152の曲率を、レ
ンズ面が1つの場合ほど、大きくすることなく、所望の
レンズ作用を得ることができる。
ンズ面が1つの場合ほど、大きくすることなく、所望の
レンズ作用を得ることができる。
【0053】光透過性層の材質に関して、単層で、か
つ、レンズ面が1つの場合に比べて、屈折率差が大きく
なるような材質を選ばなくても、所望のレンズ作用を得
ることができる。すなわち、光透過性層142,144
の材質に関して、選択できる屈折率の幅を大きくするこ
とができる。その結果、光透過性層142,144の材
質の幅が広がる。
つ、レンズ面が1つの場合に比べて、屈折率差が大きく
なるような材質を選ばなくても、所望のレンズ作用を得
ることができる。すなわち、光透過性層142,144
の材質に関して、選択できる屈折率の幅を大きくするこ
とができる。その結果、光透過性層142,144の材
質の幅が広がる。
【0054】(2)光透過性積層体140は、半導体堆
積体120の上に形成されている。このため、半導体堆
積体120は、光透過性積層体140によって、半導体
を劣化させる物質(たとえば酸素、水分)などから保護
されている。
積体120の上に形成されている。このため、半導体堆
積体120は、光透過性積層体140によって、半導体
を劣化させる物質(たとえば酸素、水分)などから保護
されている。
【0055】[面発光レーザの製造方法]次に、第1の
実施の形態に係る面発光レーザ100の製造プロセスに
ついて説明する。図2〜図4は、面発光レーザの製造工
程を模式的に示す断面図である。
実施の形態に係る面発光レーザ100の製造プロセスに
ついて説明する。図2〜図4は、面発光レーザの製造工
程を模式的に示す断面図である。
【0056】(半導体堆積体の形成)まず、半導体堆積
体120の形成方法について説明する。図2は、半導体
堆積体120の形成工程を模式的に示す断面図である。
体120の形成方法について説明する。図2は、半導体
堆積体120の形成工程を模式的に示す断面図である。
【0057】(1)半導体層の堆積工程 図2(a)に示すように、n型GaAs基板109上
に、下部DBRミラー104を形成する。下部DBRミ
ラー104は、Al0.15Ga0.85AsとAlAsとを交
互に積層し、Seをドーピングすることにより形成され
る。次に、下部DBRミラー104上に、量子井戸活性
層105を形成する。量子井戸活性層105は、厚さ3
nmのGaAsウエル層と、厚さ3nmのAl0.3Ga
0.7Asバリア層から成り、該ウエル層が3層で構成さ
れる。さらに、量子井戸活性層105上に、上部DBR
ミラー103を形成する。上部DBRミラー103は、
Al0. 15Ga0.85AsとAl0.9Ga0.1Asとを交互に
積層し、Znをドーピングした30ペアの積層構造であ
る。その後、上部DBRミラー103上に、Al0.15G
a0.85Asからなるコンタクト層102を積層する。
に、下部DBRミラー104を形成する。下部DBRミ
ラー104は、Al0.15Ga0.85AsとAlAsとを交
互に積層し、Seをドーピングすることにより形成され
る。次に、下部DBRミラー104上に、量子井戸活性
層105を形成する。量子井戸活性層105は、厚さ3
nmのGaAsウエル層と、厚さ3nmのAl0.3Ga
0.7Asバリア層から成り、該ウエル層が3層で構成さ
れる。さらに、量子井戸活性層105上に、上部DBR
ミラー103を形成する。上部DBRミラー103は、
Al0. 15Ga0.85AsとAl0.9Ga0.1Asとを交互に
積層し、Znをドーピングした30ペアの積層構造であ
る。その後、上部DBRミラー103上に、Al0.15G
a0.85Asからなるコンタクト層102を積層する。
【0058】上記の各層は、有機金属気相成長(MOV
PE:Metal−OrganicVapor Pha
se Epitaxy)法でエピタキシャル成長させて
形成することができる。このとき、例えば、成長温度
は、750℃、成長圧力は、2×104Paである。III
族原料としては、TMGa(トリメチルガリウム)、T
MAl(トリメチルアルミニウム)の有機金属を用い、
V族原料としてはAsH3 を用いることができる。ま
た、n型ドーパントにH2Se、p型ドーパントにDE
Zn(ジメチル亜鉛)を用いることができる。
PE:Metal−OrganicVapor Pha
se Epitaxy)法でエピタキシャル成長させて
形成することができる。このとき、例えば、成長温度
は、750℃、成長圧力は、2×104Paである。III
族原料としては、TMGa(トリメチルガリウム)、T
MAl(トリメチルアルミニウム)の有機金属を用い、
V族原料としてはAsH3 を用いることができる。ま
た、n型ドーパントにH2Se、p型ドーパントにDE
Zn(ジメチル亜鉛)を用いることができる。
【0059】次に、コンタクト層102上に、フォトレ
ジストを塗布する。その後、フォトリソグラフィー法に
より、フォトレジストをパターニングし、所定のパター
ンの第1のレジスト層R1を形成する。
ジストを塗布する。その後、フォトリソグラフィー法に
より、フォトレジストをパターニングし、所定のパター
ンの第1のレジスト層R1を形成する。
【0060】(2)柱状部の形成工程 次に、図2(b)に示すように、第1のレジスト層R1
をマスクとして、コンタクト層102、上部DBRミラ
ー103、量子井戸活性層105および下部DBRミラ
ー104の途中まで、メサ状にエッチングし、柱状部1
01を形成する。このエッチングには、通常、エッチン
グガスとして塩素または塩素系ガス(塩化水素,BCl
3 )を用いた、反応性イオンビームエッチング法が使わ
れる。
をマスクとして、コンタクト層102、上部DBRミラ
ー103、量子井戸活性層105および下部DBRミラ
ー104の途中まで、メサ状にエッチングし、柱状部1
01を形成する。このエッチングには、通常、エッチン
グガスとして塩素または塩素系ガス(塩化水素,BCl
3 )を用いた、反応性イオンビームエッチング法が使わ
れる。
【0061】(3)絶縁層および電極の形成工程 次に、基板上に、例えば、膜厚100〜300nmのシ
リコン酸化膜(SiO X 膜)を形成する。シリコン酸化
膜は、SiH4 (モノシラン)ガスとO2 (酸素)ガス
を用い、N2 (窒素)ガスをキャリアガスとする常圧熱
CVD法により形成される。その後、フォトリソグラフ
ィー法とドライエッチングにより、図2(c)に示すよ
うに、柱状部101の側面の一部および下部DBRミラ
ー104の一部を除き、シリコン酸化膜をエッチング除
去して、絶縁層108を形成する。
リコン酸化膜(SiO X 膜)を形成する。シリコン酸化
膜は、SiH4 (モノシラン)ガスとO2 (酸素)ガス
を用い、N2 (窒素)ガスをキャリアガスとする常圧熱
CVD法により形成される。その後、フォトリソグラフ
ィー法とドライエッチングにより、図2(c)に示すよ
うに、柱状部101の側面の一部および下部DBRミラ
ー104の一部を除き、シリコン酸化膜をエッチング除
去して、絶縁層108を形成する。
【0062】次に、基板109の下面に、真空蒸着法に
より、Au−Ge合金,Ni,Auを順次積層した下部
電極107を形成する。さらに、柱状部101の上面に
おいてコンタクト層102とリング状に接触し、かつ、
柱状部101の側面および絶縁層108を覆うように、
上部電極106をリフトオフ法により形成する。ここで
は、上部電極106には、チタン,白金,金を順次積層
した金属層を用いる。
より、Au−Ge合金,Ni,Auを順次積層した下部
電極107を形成する。さらに、柱状部101の上面に
おいてコンタクト層102とリング状に接触し、かつ、
柱状部101の側面および絶縁層108を覆うように、
上部電極106をリフトオフ法により形成する。ここで
は、上部電極106には、チタン,白金,金を順次積層
した金属層を用いる。
【0063】(光透過性積層体の形成)次に、半導体堆
積体120の上に、光透過性積層体140を形成する方
法について説明する。図3および図4は、光透過性積層
体140の製造工程を示したものである。図3および図
4においては、半導体堆積体120の層構造の図示を省
略し、半導体堆積体120を概略して示す。
積体120の上に、光透過性積層体140を形成する方
法について説明する。図3および図4は、光透過性積層
体140の製造工程を示したものである。図3および図
4においては、半導体堆積体120の層構造の図示を省
略し、半導体堆積体120を概略して示す。
【0064】光透過性積層体140は、第1の光透過性
層142および第2の光透過性層144を順次形成する
ことにより、形成される。以下、第1の光透過性層14
2と第2の光透過性層144との形成方法を、それぞれ
説明する。
層142および第2の光透過性層144を順次形成する
ことにより、形成される。以下、第1の光透過性層14
2と第2の光透過性層144との形成方法を、それぞれ
説明する。
【0065】<第1の光透過性層の形成>まず、第1の
光透過性層142の形成方法を説明する。図3は、第1
の光透過性層142の形成工程を模式的に示す断面図で
ある。
光透過性層142の形成方法を説明する。図3は、第1
の光透過性層142の形成工程を模式的に示す断面図で
ある。
【0066】(1)補強板の貼り合せ工程 図3(a)に示すように、半導体堆積体120の裏面、
具体的には下部電極107の下に、必要に応じて、補強
板170を貼り付ける。補強板170は、平坦であれば
特に限定されないが、好ましくは、ガラス板などを挙げ
ることができる。補強板170を貼りつけることによ
り、次の作用効果が奏される。
具体的には下部電極107の下に、必要に応じて、補強
板170を貼り付ける。補強板170は、平坦であれば
特に限定されないが、好ましくは、ガラス板などを挙げ
ることができる。補強板170を貼りつけることによ
り、次の作用効果が奏される。
【0067】1)第1に、半導体堆積体120の機械的
強度を高めることができる。
強度を高めることができる。
【0068】2)第2に、半導体堆積体120の破壊を
確実に防止することができる。すなわち、後述する、第
1のスタンパ180を半導体堆積体120から剥離する
工程において、半導体堆積体120に歪みが生じる。1
70補強板を貼りつけることにより、この歪みによる半
導体堆積体120の破壊を確実に防止することができ
る。
確実に防止することができる。すなわち、後述する、第
1のスタンパ180を半導体堆積体120から剥離する
工程において、半導体堆積体120に歪みが生じる。1
70補強板を貼りつけることにより、この歪みによる半
導体堆積体120の破壊を確実に防止することができ
る。
【0069】(2)第1のスタンパと半導体堆積体との
位置合わせ工程 第1のスタンパ180と半導体堆積体120とをアライ
メントをする。第1のスタンパ180は、第1の凸部1
84と第2の凸部186とを有する。このアライメント
は、第1のスタンパ180の、第1の凸部184が面発
光レーザの柱状部101の上に位置するように行われ
る。
位置合わせ工程 第1のスタンパ180と半導体堆積体120とをアライ
メントをする。第1のスタンパ180は、第1の凸部1
84と第2の凸部186とを有する。このアライメント
は、第1のスタンパ180の、第1の凸部184が面発
光レーザの柱状部101の上に位置するように行われ
る。
【0070】第1のスタンパ180は、第1のスタンパ
180の鋳型面182には、次の表面処理が施されてい
ることが好ましい。すなわち、その鋳型面182と第1
の光透過性層142との密着性が、第1の光透過性層1
42と半導体堆積体120との密着性よりも低くなるよ
うな表面処理である。具体的な表面処理としては、フッ
素処理である。この表面処理の作用は、第1のスタンパ
180を剥離する工程で説明する。アライメント方法と
しては、たとえば、以下の方法を挙げることができる。
180の鋳型面182には、次の表面処理が施されてい
ることが好ましい。すなわち、その鋳型面182と第1
の光透過性層142との密着性が、第1の光透過性層1
42と半導体堆積体120との密着性よりも低くなるよ
うな表面処理である。具体的な表面処理としては、フッ
素処理である。この表面処理の作用は、第1のスタンパ
180を剥離する工程で説明する。アライメント方法と
しては、たとえば、以下の方法を挙げることができる。
【0071】1)第1に、第1のスタンパ180と半導
体堆積体120とを別々に位置決めし、機械的精度で張
り合わせる方法である。
体堆積体120とを別々に位置決めし、機械的精度で張
り合わせる方法である。
【0072】2)第2に、第1のスタンパ180が透明
な場合において、アライメントマーク(図示せず)を照
準にして、アライメントを行う方法である。アライメン
トマークは、たとえば、柱状部101が形成されている
側の半導体堆積体120の面上に付すことができる。
な場合において、アライメントマーク(図示せず)を照
準にして、アライメントを行う方法である。アライメン
トマークは、たとえば、柱状部101が形成されている
側の半導体堆積体120の面上に付すことができる。
【0073】3)第3に、第1のスタンパ180が透明
でない場合には、第1のスタンパ180の所定の部分に
おいて、垂直方向に第1のスタンパ180を貫通する孔
(図示せず)を設け、その孔を介して、上述のアライメ
ントマークを利用してアライメントを行う方法である。
でない場合には、第1のスタンパ180の所定の部分に
おいて、垂直方向に第1のスタンパ180を貫通する孔
(図示せず)を設け、その孔を介して、上述のアライメ
ントマークを利用してアライメントを行う方法である。
【0074】(3)第1の光透過性層前駆体の導入工程 次に、第1のスタンパ180と半導体堆積体120との
間に、液状の、第1の光透過性層前駆体142aを導入
する。そして、第1の光透過性層前駆体142aを半導
体堆積体120の面上に載せる。なお、光透過性層前駆
体142aは、第1のスタンパ180の鋳型面182上
に載せてもよい。また、光透過性層前駆体142aを半
導体堆積体120の面上に載せた後、第1のスタンパ1
80と半導体堆積体120とをアライメントしてもよ
い。
間に、液状の、第1の光透過性層前駆体142aを導入
する。そして、第1の光透過性層前駆体142aを半導
体堆積体120の面上に載せる。なお、光透過性層前駆
体142aは、第1のスタンパ180の鋳型面182上
に載せてもよい。また、光透過性層前駆体142aを半
導体堆積体120の面上に載せた後、第1のスタンパ1
80と半導体堆積体120とをアライメントしてもよ
い。
【0075】第1の光透過性層前駆体142aの材料
は、第1の光透過性層前駆体142aが第1の光透過性
層142になった場合に、第1の光透過性層142の屈
折率が、第2の光透過性層144の屈折率より小さくな
るものであれば特に限定されない。好ましい第1の光透
過性層前駆体142aは、エネルギーを付与することに
より硬化する材料である。エネルギーを付与することに
より硬化する材料としては、紫外線硬化型の樹脂の前駆
体、熱硬化型の樹脂の前駆体を挙げることができる。紫
外線硬化型の樹脂の前駆体としては、たとえば、紫外線
硬化型のアクリル系樹脂の前駆体、紫外線硬化型のエポ
キシ系樹脂の前駆体を挙げることができる。熱硬化型の
樹脂の前駆体としては、熱硬化型のポリイミド系樹脂の
前駆体などを挙げることができる。
は、第1の光透過性層前駆体142aが第1の光透過性
層142になった場合に、第1の光透過性層142の屈
折率が、第2の光透過性層144の屈折率より小さくな
るものであれば特に限定されない。好ましい第1の光透
過性層前駆体142aは、エネルギーを付与することに
より硬化する材料である。エネルギーを付与することに
より硬化する材料としては、紫外線硬化型の樹脂の前駆
体、熱硬化型の樹脂の前駆体を挙げることができる。紫
外線硬化型の樹脂の前駆体としては、たとえば、紫外線
硬化型のアクリル系樹脂の前駆体、紫外線硬化型のエポ
キシ系樹脂の前駆体を挙げることができる。熱硬化型の
樹脂の前駆体としては、熱硬化型のポリイミド系樹脂の
前駆体などを挙げることができる。
【0076】紫外線硬化型の樹脂は、紫外線照射のみで
硬化することができるので、手軽に使用することができ
る。また、熱処理を加えないので、第1のスタンパ18
0、半導体堆積体120および補強板170などの間の
熱膨張差に起因するトラブルを心配する必要がない。紫
外線硬化型のアクリル系樹脂は、透明度が高い点で、レ
ンズに適している。
硬化することができるので、手軽に使用することができ
る。また、熱処理を加えないので、第1のスタンパ18
0、半導体堆積体120および補強板170などの間の
熱膨張差に起因するトラブルを心配する必要がない。紫
外線硬化型のアクリル系樹脂は、透明度が高い点で、レ
ンズに適している。
【0077】熱硬化型のポリイミド系樹脂の前駆体は、
加熱キュア処理されることにより、イミド化反応が起こ
り、硬化してポリイミド系樹脂が生じる。ポリイミド系
樹脂は、可視光領域で80%以上の透過率を有し、屈折
率が1.7〜1.9と高いため、大きなレンズ効果が得
られるという利点がある。また、熱硬化型の樹脂の場合
には、第1のスタンパ180が不透明な材質からなるこ
とができる。この場合、第1のスタンパ180の材質と
して、金属も適用できる。
加熱キュア処理されることにより、イミド化反応が起こ
り、硬化してポリイミド系樹脂が生じる。ポリイミド系
樹脂は、可視光領域で80%以上の透過率を有し、屈折
率が1.7〜1.9と高いため、大きなレンズ効果が得
られるという利点がある。また、熱硬化型の樹脂の場合
には、第1のスタンパ180が不透明な材質からなるこ
とができる。この場合、第1のスタンパ180の材質と
して、金属も適用できる。
【0078】第1の光透過性層前駆体142aの半導体
堆積体120上への導入方法としては、特に限定されな
いが、たとえば、ディスペンサノズルによって、第1の
光透過性層前駆体142aを半導体堆積体120上に滴
下して導入する方法を挙げることができる。
堆積体120上への導入方法としては、特に限定されな
いが、たとえば、ディスペンサノズルによって、第1の
光透過性層前駆体142aを半導体堆積体120上に滴
下して導入する方法を挙げることができる。
【0079】(4)第1のスタンパと半導体堆積体との
密着工程 次に、図3(b)に示すように、第1のスタンパ180
と半導体堆積体120とを、第1の光透過性層前駆体1
42aを介して密着させる。この密着によって、第1の
光透過性層前駆体142aは、第1のスタンパ180と
半導体堆積体120との間の所定領域まで塗り拡げられ
る。なお、必要に応じて、第1のスタンパ180と半導
体堆積体120とを貼り合わせる際に、第1のスタンパ
180および半導体堆積体120の少なくとも一方を加
圧してもよい。また、第1の光透過性層前駆体142a
の内部に気泡が混入することを防ぐため、10Pa程度
の真空下で、第1のスタンパ180と半導体堆積体12
0とを密着させてもよい。
密着工程 次に、図3(b)に示すように、第1のスタンパ180
と半導体堆積体120とを、第1の光透過性層前駆体1
42aを介して密着させる。この密着によって、第1の
光透過性層前駆体142aは、第1のスタンパ180と
半導体堆積体120との間の所定領域まで塗り拡げられ
る。なお、必要に応じて、第1のスタンパ180と半導
体堆積体120とを貼り合わせる際に、第1のスタンパ
180および半導体堆積体120の少なくとも一方を加
圧してもよい。また、第1の光透過性層前駆体142a
の内部に気泡が混入することを防ぐため、10Pa程度
の真空下で、第1のスタンパ180と半導体堆積体12
0とを密着させてもよい。
【0080】(5)第1の光透過性層前駆体の硬化工程 次に、第1の光透過性層前駆体142aを硬化する。硬
化方法は、第1の光透過性層前駆体142aの種類に応
じて、適宜の方法が選ばれる。紫外線硬化型の樹脂を用
いた場合には、紫外線を第1のスタンパ180側から第
1の光透過性層前駆体142aに照射することにより、
硬化することができる。熱硬化型のポリイミド系樹脂の
前駆体を用いた場合には、加熱キュア処理することによ
り、硬化することができる。
化方法は、第1の光透過性層前駆体142aの種類に応
じて、適宜の方法が選ばれる。紫外線硬化型の樹脂を用
いた場合には、紫外線を第1のスタンパ180側から第
1の光透過性層前駆体142aに照射することにより、
硬化することができる。熱硬化型のポリイミド系樹脂の
前駆体を用いた場合には、加熱キュア処理することによ
り、硬化することができる。
【0081】加熱キュア温度は、第1の光透過性層前駆
体142aの種類によって異なるが、たとえば、100
〜400℃、好ましくは280℃以下、より好ましくは
150℃程度である。加熱キュア温度が280℃以下で
あることにより、電極材の異常拡散を確実に防止するこ
とができる。加熱キュア温度が150℃程度であること
により、次の2つの効果がある。1)面発光レーザなど
の素子の熱によるダメージを避けることができる。2)
半導体堆積体120と第1の光透過性層前駆体(ポリイ
ミド系樹脂)142aとの熱膨張差を小さくすることが
できる。
体142aの種類によって異なるが、たとえば、100
〜400℃、好ましくは280℃以下、より好ましくは
150℃程度である。加熱キュア温度が280℃以下で
あることにより、電極材の異常拡散を確実に防止するこ
とができる。加熱キュア温度が150℃程度であること
により、次の2つの効果がある。1)面発光レーザなど
の素子の熱によるダメージを避けることができる。2)
半導体堆積体120と第1の光透過性層前駆体(ポリイ
ミド系樹脂)142aとの熱膨張差を小さくすることが
できる。
【0082】こうして、半導体堆積体120上には、第
1のスタンパ180の鋳型面182の反転形状を有す
る、第1の光透過性層142が形成される。すなわち、
第1のスタンパ180の第1の凸部184に対応する部
分に、第1のレンズ面150が形成され、第2の凸部1
86に対応する部分に、コンタクトホール160形成の
ためのホール162が形成される。
1のスタンパ180の鋳型面182の反転形状を有す
る、第1の光透過性層142が形成される。すなわち、
第1のスタンパ180の第1の凸部184に対応する部
分に、第1のレンズ面150が形成され、第2の凸部1
86に対応する部分に、コンタクトホール160形成の
ためのホール162が形成される。
【0083】(6)第1のスタンパの剥離工程 次に、図3(c)に示すように、第1のスタンパ180
を、第1の光透過性層142および半導体堆積体120
から剥離する。上述したように、第1のスタンパ180
の鋳型面182には、表面処理が施されていることが好
ましい。鋳型面182に表面処理を施すことにより、第
1のスタンパ180を、第1の光透過性層142および
半導体堆積体120から容易に剥離することができる。
を、第1の光透過性層142および半導体堆積体120
から剥離する。上述したように、第1のスタンパ180
の鋳型面182には、表面処理が施されていることが好
ましい。鋳型面182に表面処理を施すことにより、第
1のスタンパ180を、第1の光透過性層142および
半導体堆積体120から容易に剥離することができる。
【0084】<第2の光透過性層の形成>次に、第2の
光透過性層144の形成方法を説明する。図4は、第2
の光透過性層144の形成工程を模式的に示す断面図で
ある。
光透過性層144の形成方法を説明する。図4は、第2
の光透過性層144の形成工程を模式的に示す断面図で
ある。
【0085】(1)第2のスタンパと半導体堆積体との
位置合わせ工程 第2のスタンパ190と半導体堆積体120とをアライ
メントする。このアライメントは、第2のスタンパ19
0の凹部194と、半導体堆積体120の柱状部101
とが対向するように行われる。アライメント方法は、上
述の、第1の光透過性層142の形成工程(2)と同様
であるため、詳細な説明を省略する。なお、第2のスタ
ンパ190の凹部194は、得ようとする第2のレンズ
面152の反転形状を有する。第2のスタンパ190の
凸部196は、得ようとするコンタクトホール160の
反転形状を有する。第2のスタンパ190の具体的構成
は、形状以外は、第1のスタンパ180と同様であるた
め、その説明を省略する。
位置合わせ工程 第2のスタンパ190と半導体堆積体120とをアライ
メントする。このアライメントは、第2のスタンパ19
0の凹部194と、半導体堆積体120の柱状部101
とが対向するように行われる。アライメント方法は、上
述の、第1の光透過性層142の形成工程(2)と同様
であるため、詳細な説明を省略する。なお、第2のスタ
ンパ190の凹部194は、得ようとする第2のレンズ
面152の反転形状を有する。第2のスタンパ190の
凸部196は、得ようとするコンタクトホール160の
反転形状を有する。第2のスタンパ190の具体的構成
は、形状以外は、第1のスタンパ180と同様であるた
め、その説明を省略する。
【0086】(2)第2の光透過性層前駆体の導入工程 第2のスタンパ190と半導体堆積体120との間に、
液状の、第2の光透過性層前駆体144aを導入する。
そして、第2の光透過性層前駆体144aを、半導体堆
積体120の面上に載せる。なお、第2の光透過性層前
駆体144aは、第2のスタンパ190の面上に載せて
もよい。第2の光透過性層前駆体144aの材料は、第
2の光透過性層前駆体144aが第2の光透過性層14
4になった場合に、第2の光透過性層144の屈折率
が、第1の光透過性層142の屈折率より大きくなるも
のであれば特に限定されない。好ましい第2の光透過性
層前駆体144aの材料の具体例は、第1の光透過性層
前駆体142aと同様である。なお、第2のスタンパ1
90と半導体堆積体120との間に、第2の光透過性層
前駆体144aを導入する方法の具体例は、第1の光透
過性層142と同様である。
液状の、第2の光透過性層前駆体144aを導入する。
そして、第2の光透過性層前駆体144aを、半導体堆
積体120の面上に載せる。なお、第2の光透過性層前
駆体144aは、第2のスタンパ190の面上に載せて
もよい。第2の光透過性層前駆体144aの材料は、第
2の光透過性層前駆体144aが第2の光透過性層14
4になった場合に、第2の光透過性層144の屈折率
が、第1の光透過性層142の屈折率より大きくなるも
のであれば特に限定されない。好ましい第2の光透過性
層前駆体144aの材料の具体例は、第1の光透過性層
前駆体142aと同様である。なお、第2のスタンパ1
90と半導体堆積体120との間に、第2の光透過性層
前駆体144aを導入する方法の具体例は、第1の光透
過性層142と同様である。
【0087】(3)第2の光透過性層の形成まで 以下、第1の光透過性層142と同様にして、第2の光
透過性層144を形成することができる。すなわち、上
述の、第1のスタンパ180と半導体堆積体120との
密着工程(4)から、第1のスタンパ180の剥離工程
(6)までの方法と同様にして、第2の光透過性層14
4を形成することができる。こうして、図4(b)に示
すように、柱状部101の上方における、第2の光透過
性層144の表面において、第2のレンズ面152が形
成される。また、光透過性積層体140の所定の位置に
おいて、コンタクトホール160が形成される。
透過性層144を形成することができる。すなわち、上
述の、第1のスタンパ180と半導体堆積体120との
密着工程(4)から、第1のスタンパ180の剥離工程
(6)までの方法と同様にして、第2の光透過性層14
4を形成することができる。こうして、図4(b)に示
すように、柱状部101の上方における、第2の光透過
性層144の表面において、第2のレンズ面152が形
成される。また、光透過性積層体140の所定の位置に
おいて、コンタクトホール160が形成される。
【0088】(4)コンタクトホールの底部の処理 第2のスタンパ190を剥離した後、コンタクトホール
160の底部において、光透過性積層体140の構成成
分が残存する場合がある。光透過性積層体140の構成
成分が残存してしまうと、たとえば次の3つの問題が生
じる場合がある。
160の底部において、光透過性積層体140の構成成
分が残存する場合がある。光透過性積層体140の構成
成分が残存してしまうと、たとえば次の3つの問題が生
じる場合がある。
【0089】1)第1に、光透過性積層体140の上に
金属層を設け、この金属層と上部電極106とを、コン
タクトホール160を介して電気的な接触を取りたい場
合に、上部電極106とその金属層との電気的な接触が
十分に図れなくなる場合がある。
金属層を設け、この金属層と上部電極106とを、コン
タクトホール160を介して電気的な接触を取りたい場
合に、上部電極106とその金属層との電気的な接触が
十分に図れなくなる場合がある。
【0090】2)第2に、コンタクトホール160の底
部に、光透過性積層体140の構成成分が残存した状態
で、たとえば、上部電極106に直接にワイヤーボンド
を行うと、ワイヤーを上部電極106に接続ができなく
なる問題が生じる場合がある。
部に、光透過性積層体140の構成成分が残存した状態
で、たとえば、上部電極106に直接にワイヤーボンド
を行うと、ワイヤーを上部電極106に接続ができなく
なる問題が生じる場合がある。
【0091】3)第3に、ワイヤーを上部電極106に
接続できたとしても、ワイヤーと上部電極106との電
気的な接触が、十分に図れなくなる問題が生じる場合が
ある。
接続できたとしても、ワイヤーと上部電極106との電
気的な接触が、十分に図れなくなる問題が生じる場合が
ある。
【0092】以上の問題を確実に防止するため、コンタ
クトホール160の底部において、光透過性積層体14
0の構成成分が残存した場合には、その残存した構成成
分を除去することが好ましい。光透過性積層体140の
構成成分が樹脂からなる場合には、たとえば、以下に示
す2つの方法のうち、いずれかの方法で除去することが
できる。
クトホール160の底部において、光透過性積層体14
0の構成成分が残存した場合には、その残存した構成成
分を除去することが好ましい。光透過性積層体140の
構成成分が樹脂からなる場合には、たとえば、以下に示
す2つの方法のうち、いずれかの方法で除去することが
できる。
【0093】1)第1に、アッシングによって、コンタ
クトホール160の底部に残存した樹脂を除去する方法
である。ここで、アッシングとは、樹脂を気相中で反応
性ガスと反応させて除去する方法である。アッシングの
具体例としては、オゾンアッシング、プラズマアッシン
グなどを挙げることができる。オゾンアッシングは、高
濃度のオゾンの雰囲気下で、オゾンと樹脂とを化学反応
させて、樹脂を除去する方法である。プラズマアッシン
グは、たとえば酸素ガスのプラズマを発生させて、その
プラズマを利用して樹脂を除去する方法である。このよ
うなアッシングによる方法によれば、樹脂が残存した、
全てのコンタクトホール160についての樹脂を除去す
ることができるので、処理時間を要しないという利点が
ある。
クトホール160の底部に残存した樹脂を除去する方法
である。ここで、アッシングとは、樹脂を気相中で反応
性ガスと反応させて除去する方法である。アッシングの
具体例としては、オゾンアッシング、プラズマアッシン
グなどを挙げることができる。オゾンアッシングは、高
濃度のオゾンの雰囲気下で、オゾンと樹脂とを化学反応
させて、樹脂を除去する方法である。プラズマアッシン
グは、たとえば酸素ガスのプラズマを発生させて、その
プラズマを利用して樹脂を除去する方法である。このよ
うなアッシングによる方法によれば、樹脂が残存した、
全てのコンタクトホール160についての樹脂を除去す
ることができるので、処理時間を要しないという利点が
ある。
【0094】2)第2に、コンタクトホール160の底
部をエキシマレーザでアブレーションする方法である。
すなわち、細かく絞ったエキシマレーザビームをコンタ
クトホール160の底部に照準を合わせて照射し、コン
タクトホール160の底部の樹脂を焼き飛ばす方法であ
る。エキシマレーザによれば、確実にコンタクトホール
160の底部のみを、処理できるので、第2のレンズ面
152の破損を心配する必要がないという利点がある。
部をエキシマレーザでアブレーションする方法である。
すなわち、細かく絞ったエキシマレーザビームをコンタ
クトホール160の底部に照準を合わせて照射し、コン
タクトホール160の底部の樹脂を焼き飛ばす方法であ
る。エキシマレーザによれば、確実にコンタクトホール
160の底部のみを、処理できるので、第2のレンズ面
152の破損を心配する必要がないという利点がある。
【0095】(5)補強板の剥離工程 補強板170を剥離し、図1に示すような、面発光レー
ザ100が完成する。
ザ100が完成する。
【0096】(特徴点および作用効果)以下、第1の実
施の形態に係る面発光レーザ100の製造方法について
の特徴点および作用効果を説明する。第1の実施の形態
に係る面発光レーザ100の製造方法の特徴的な点は、
たとえば次の点である。
施の形態に係る面発光レーザ100の製造方法について
の特徴点および作用効果を説明する。第1の実施の形態
に係る面発光レーザ100の製造方法の特徴的な点は、
たとえば次の点である。
【0097】(1)第1に、第1のスタンパ180を利
用して、一体的に、第1のレンズ面150と、コンタク
トホール160のためのホール162とを形成している
点である。このため、フォトリソグラフィー法により、
第1のレンズ面150とホール162とを形成すること
に比べて、簡単であり、製造に要する時間を大幅に短縮
することができる。また、スタンパ180は、一度作成
すれば、再度繰り返して使用することができるため、製
造コストを削減することができ、経済的である。
用して、一体的に、第1のレンズ面150と、コンタク
トホール160のためのホール162とを形成している
点である。このため、フォトリソグラフィー法により、
第1のレンズ面150とホール162とを形成すること
に比べて、簡単であり、製造に要する時間を大幅に短縮
することができる。また、スタンパ180は、一度作成
すれば、再度繰り返して使用することができるため、製
造コストを削減することができ、経済的である。
【0098】(2)第2に、第2のスタンパ190を利
用して、一体的に、第2のレンズ面152とコンタクト
ホール160とを形成している点である。このため、特
徴点(1)と同様の作用効果を奏することができる。
用して、一体的に、第2のレンズ面152とコンタクト
ホール160とを形成している点である。このため、特
徴点(1)と同様の作用効果を奏することができる。
【0099】[スタンパの製造方法]スタンパは、たと
えば、次のようにして製造することができる。ここで
は、第2のスタンパ190の製造方法を説明する。
えば、次のようにして製造することができる。ここで
は、第2のスタンパ190の製造方法を説明する。
【0100】(マザー型の形成)第2のスタンパ190
を製造するにあたって、第2のスタンパ190の母型と
なるマザー型を製造する。まず、マザー型の製造方法を
説明する。図5は、マザー型14の製造工程を示した模
式図である。
を製造するにあたって、第2のスタンパ190の母型と
なるマザー型を製造する。まず、マザー型の製造方法を
説明する。図5は、マザー型14の製造工程を示した模
式図である。
【0101】(1)平坦性の高いシリコン基板10上
に、フォトレジストを塗布する。その後、フォトリソグ
ラフィー法を用いて、フォトレジストをパターニングす
ることにより、図5(a)に示すように、所定のパター
ンの第2のレジスト層R2を形成する。
に、フォトレジストを塗布する。その後、フォトリソグ
ラフィー法を用いて、フォトレジストをパターニングす
ることにより、図5(a)に示すように、所定のパター
ンの第2のレジスト層R2を形成する。
【0102】(2)次に、第2のレジスト層R2を加熱
リフローする。すなわち、第2のレジスト層R2を溶融
し、流動させて再形成する。これにより、第2のレジス
ト層R2は、表面張力の影響を受けて、図5(b)に示
すように、凸レンズ形状に変形し、第3のレジスト層R
3が形成される。加熱方法としては、例えば、ホットプ
レートまたは温風循環式オーブンなどを用いて行うこと
ができる。ホットプレートを使用した場合の加熱条件
は、レジストの材質により変わるが、150℃以上で、
2〜10分、好ましくは5分である。また、温風循環式
オーブンの場合は、160℃以上で、20〜30分が適
当である。
リフローする。すなわち、第2のレジスト層R2を溶融
し、流動させて再形成する。これにより、第2のレジス
ト層R2は、表面張力の影響を受けて、図5(b)に示
すように、凸レンズ形状に変形し、第3のレジスト層R
3が形成される。加熱方法としては、例えば、ホットプ
レートまたは温風循環式オーブンなどを用いて行うこと
ができる。ホットプレートを使用した場合の加熱条件
は、レジストの材質により変わるが、150℃以上で、
2〜10分、好ましくは5分である。また、温風循環式
オーブンの場合は、160℃以上で、20〜30分が適
当である。
【0103】(3)次に、第3のレジスト層R3とシリ
コン基板10とをエッチングし、第3のレジスト層R3
の形状を、シリコン基板10に転写する。こうして、図
5(c)に示すように、シリコン基板10上に、凸形状
部11が形成される。このエッチングは、得たいレンズ
面の形状により異なるが、たとえば、第3のレジスト層
R3に対するシリコンの選択比(シリコンのエッチング
レート/第3のレジスト層のエッチングレート)(以下
「選択比」という)が0.5〜1.0であるドライエッ
チング法により行われる。ここで形成された凸形状部1
1は、最終的に製造される面発光レーザの第2のレンズ
面152の形状を具えている。この選択比によれば、こ
のエッチングにおいて、図5(b)の想像線で示すよう
に、第3のレジスト層R3の形状を反映させながら、シ
リコン基板10に第3のレジスト層R3の形状を転写す
ることができる。その結果、シリコン基板10上に凸形
状部11を形成することができる。エッチングガスとし
ては、シリコンに対してエッチング性の高いガス(たと
えばCF4 )に、レジスト層を積極的にエッチングする
酸素を混合したガスなどを挙げることができる。このよ
うに酸素を混合することにより、選択比の調節をするこ
とができる。
コン基板10とをエッチングし、第3のレジスト層R3
の形状を、シリコン基板10に転写する。こうして、図
5(c)に示すように、シリコン基板10上に、凸形状
部11が形成される。このエッチングは、得たいレンズ
面の形状により異なるが、たとえば、第3のレジスト層
R3に対するシリコンの選択比(シリコンのエッチング
レート/第3のレジスト層のエッチングレート)(以下
「選択比」という)が0.5〜1.0であるドライエッ
チング法により行われる。ここで形成された凸形状部1
1は、最終的に製造される面発光レーザの第2のレンズ
面152の形状を具えている。この選択比によれば、こ
のエッチングにおいて、図5(b)の想像線で示すよう
に、第3のレジスト層R3の形状を反映させながら、シ
リコン基板10に第3のレジスト層R3の形状を転写す
ることができる。その結果、シリコン基板10上に凸形
状部11を形成することができる。エッチングガスとし
ては、シリコンに対してエッチング性の高いガス(たと
えばCF4 )に、レジスト層を積極的にエッチングする
酸素を混合したガスなどを挙げることができる。このよ
うに酸素を混合することにより、選択比の調節をするこ
とができる。
【0104】(4)次に、シリコン基板10上に、フォ
トレジストを塗布する。その後、フォトリソグラフィー
法を用いて、フォトレジストをパターニングすることに
より、図5(d)に示すように、所定のパターンの第4
のレジスト層R4を形成する。続いて、第4のレジスト
層R4をマスクとして、シリコン基板10の所定の位置
を、所望の深さにまでエッチングし、ホール12を形成
する。ここで形成されたホール12は、最終的に製造さ
れる面発光レーザ100のコンタクトホール160の形
状を具えている。このエッチングは、選択比の大きなエ
ッチングガス、たとえば、CF4 ガスなどを用いて行
う。エッチング後、第4のレジスト層R4を除去する。
こうして、図5(e)に示すように、最終的に製造され
る面発光レーザ100の第2のレンズ面152とコンタ
クトホール160の形状を具えたマザー型14が完成す
る。
トレジストを塗布する。その後、フォトリソグラフィー
法を用いて、フォトレジストをパターニングすることに
より、図5(d)に示すように、所定のパターンの第4
のレジスト層R4を形成する。続いて、第4のレジスト
層R4をマスクとして、シリコン基板10の所定の位置
を、所望の深さにまでエッチングし、ホール12を形成
する。ここで形成されたホール12は、最終的に製造さ
れる面発光レーザ100のコンタクトホール160の形
状を具えている。このエッチングは、選択比の大きなエ
ッチングガス、たとえば、CF4 ガスなどを用いて行
う。エッチング後、第4のレジスト層R4を除去する。
こうして、図5(e)に示すように、最終的に製造され
る面発光レーザ100の第2のレンズ面152とコンタ
クトホール160の形状を具えたマザー型14が完成す
る。
【0105】(スタンパの形成)以下、ここで得られた
マザー型14を用いて、スタンパ190を形成する方法
を説明する。図6は、マザー型を利用してスタンパ19
0を形成する工程を示した模式図である。
マザー型14を用いて、スタンパ190を形成する方法
を説明する。図6は、マザー型を利用してスタンパ19
0を形成する工程を示した模式図である。
【0106】(1)図6(a)に示すように、マザー型
14の、凸形状部11およびホール12を有する面上
に、液状の紫外線硬化型樹脂30を載せる。
14の、凸形状部11およびホール12を有する面上
に、液状の紫外線硬化型樹脂30を載せる。
【0107】(2)次に、紫外線に対して透明な補強板
20を、液状の紫外線硬化型樹脂30を介してマザー型
14と密着させる。このように補強板20とマザー型1
4とを密着させることにより、液状の紫外線硬化型樹脂
30は、図6(b)に示すように、所定領域まで塗り拡
げられる。補強板20としては、たとえば、ホウケイ酸
ガラスからなる板を挙げることができる。
20を、液状の紫外線硬化型樹脂30を介してマザー型
14と密着させる。このように補強板20とマザー型1
4とを密着させることにより、液状の紫外線硬化型樹脂
30は、図6(b)に示すように、所定領域まで塗り拡
げられる。補強板20としては、たとえば、ホウケイ酸
ガラスからなる板を挙げることができる。
【0108】(3)次に、補強板20側から、液状の紫
外線硬化型樹脂30に対して紫外線24を照射すること
により、液状の紫外線硬化型樹脂30を硬化させ、中間
盤32を形成する。その後、図6(c)に示すように、
中間盤32と補強板20とを一体的にマザー型14から
剥離する。こうして、中間盤32と補強板20とからな
る、第2のスタンパ190が形成される。こうして得ら
れた鋳型面192には、マザー型14の凸形状部11
と、ホール12の形状の反転形状が転写されている。す
なわち、第2のスタンパ190の鋳型面192は、凹部
194と、凸部196とを有する。凹部194は、第2
のレンズ面152の反転形状部となり、凸部196は、
コンタクトホール160の反転形状部となる。
外線硬化型樹脂30に対して紫外線24を照射すること
により、液状の紫外線硬化型樹脂30を硬化させ、中間
盤32を形成する。その後、図6(c)に示すように、
中間盤32と補強板20とを一体的にマザー型14から
剥離する。こうして、中間盤32と補強板20とからな
る、第2のスタンパ190が形成される。こうして得ら
れた鋳型面192には、マザー型14の凸形状部11
と、ホール12の形状の反転形状が転写されている。す
なわち、第2のスタンパ190の鋳型面192は、凹部
194と、凸部196とを有する。凹部194は、第2
のレンズ面152の反転形状部となり、凸部196は、
コンタクトホール160の反転形状部となる。
【0109】(4)次いで、図6(d)に示すように、
鋳型面192に、表面処理を施す。この表面処理は、光
透過性積層体140と第2のスタンパ190との密着性
が、光透過性積層体140と半導体堆積体120の密着
性よりも低くなるようにする処理である。この表面処理
としては、たとえば、CF4 ガスプラズマによるフッ素
処理などを挙げることができる。こうして、第2のスタ
ンパ190が完成する。
鋳型面192に、表面処理を施す。この表面処理は、光
透過性積層体140と第2のスタンパ190との密着性
が、光透過性積層体140と半導体堆積体120の密着
性よりも低くなるようにする処理である。この表面処理
としては、たとえば、CF4 ガスプラズマによるフッ素
処理などを挙げることができる。こうして、第2のスタ
ンパ190が完成する。
【0110】{第2の実施の形態}以下、第2の実施の
形態に係る面発光レーザおよびその製造方法について説
明する。
形態に係る面発光レーザおよびその製造方法について説
明する。
【0111】[面発光レーザ]まず、第2の実施の形態
に係る面発光レーザについて説明する。図7は、第2の
実施の形態にかかる面発光レーザ200を模式的に示す
断面図である。
に係る面発光レーザについて説明する。図7は、第2の
実施の形態にかかる面発光レーザ200を模式的に示す
断面図である。
【0112】(デバイスの構造)第2の実施の形態に係
る面発光レーザ200は、半導体堆積体220が複数の
共振器を有する、アレイの例である。第2の実施の形態
に係る面発光レーザ200は、光透過性積層体240の
積層構造と、光透過性積層体240が分離溝270を有
する点で、第1の実施の形態と異なる。それ以外の点
は、第1の実施の形態と同様であるため、詳細な説明を
省略する。また、図7において、半導体堆積体220の
層構造の図示を省略し、半導体堆積体220を概略して
示す。
る面発光レーザ200は、半導体堆積体220が複数の
共振器を有する、アレイの例である。第2の実施の形態
に係る面発光レーザ200は、光透過性積層体240の
積層構造と、光透過性積層体240が分離溝270を有
する点で、第1の実施の形態と異なる。それ以外の点
は、第1の実施の形態と同様であるため、詳細な説明を
省略する。また、図7において、半導体堆積体220の
層構造の図示を省略し、半導体堆積体220を概略して
示す。
【0113】半導体堆積体220は、複数の柱状部20
1を有する。半導体堆積体220の上には、光透過性積
層体240が形成されている。光透過性積層体240
は、3層構造である。すなわち、光透過性積層体240
は、半導体堆積体220の上に、第1の光透過性層24
2、第2の光透過性層244および第3の光透過性層2
46が順次積層されて構成されている。
1を有する。半導体堆積体220の上には、光透過性積
層体240が形成されている。光透過性積層体240
は、3層構造である。すなわち、光透過性積層体240
は、半導体堆積体220の上に、第1の光透過性層24
2、第2の光透過性層244および第3の光透過性層2
46が順次積層されて構成されている。
【0114】第1の光透過性層242と第2の光透過性
層244との境界面は、柱状部201の上方において、
第1のレンズ面250を有している。第1のレンズ面2
50は、半導体堆積体220に対して反対側に凸であ
る。第1のレンズ面250は、柱状部201から出射さ
れたレーザ光を集光させる機能を有する。
層244との境界面は、柱状部201の上方において、
第1のレンズ面250を有している。第1のレンズ面2
50は、半導体堆積体220に対して反対側に凸であ
る。第1のレンズ面250は、柱状部201から出射さ
れたレーザ光を集光させる機能を有する。
【0115】第2の光透過性層244と第3の光透過性
層246との境界面は、柱状部201の上方にいて、第
2のレンズ面252を有している。第2のレンズ面25
2は、半導体堆積体220側に凸である。第2のレンズ
面252は、柱状部201から出射されたレーザ光を、
さらに集光させる機能を有する。
層246との境界面は、柱状部201の上方にいて、第
2のレンズ面252を有している。第2のレンズ面25
2は、半導体堆積体220側に凸である。第2のレンズ
面252は、柱状部201から出射されたレーザ光を、
さらに集光させる機能を有する。
【0116】第3の光透過性層246の表面は、柱状部
201の上方において、第3のレンズ面254を有して
いる。第3のレンズ面254は、半導体堆積体220に
対して反対側に凸である。第3のレンズ面254におい
て、柱状部201から出射されたレーザ光を、さらに集
光させることができる。
201の上方において、第3のレンズ面254を有して
いる。第3のレンズ面254は、半導体堆積体220に
対して反対側に凸である。第3のレンズ面254におい
て、柱状部201から出射されたレーザ光を、さらに集
光させることができる。
【0117】そして、柱状部201、3つのレンズ面2
50,252,254の、光軸は、一致している。
50,252,254の、光軸は、一致している。
【0118】第1の光透過性層242および第3の光透
過性層246の材質は、第2の光透過性層244の材質
との関係で決定される。すなわち、第1の光透過性層2
42および第3の光透過性層246の材質は、第2の光
透過性層244に比べて、屈折率が大きい材質であれば
特に限定されない。第1〜第3の光透過性層242,2
44,246の材質としては、液状物にエネルギーを与
えることによって硬化させて得られた材料が好ましい。
このような材料が好ましい理由は、スタンパを用いて、
光透過性層242,244,246を形成することがで
きるからである。
過性層246の材質は、第2の光透過性層244の材質
との関係で決定される。すなわち、第1の光透過性層2
42および第3の光透過性層246の材質は、第2の光
透過性層244に比べて、屈折率が大きい材質であれば
特に限定されない。第1〜第3の光透過性層242,2
44,246の材質としては、液状物にエネルギーを与
えることによって硬化させて得られた材料が好ましい。
このような材料が好ましい理由は、スタンパを用いて、
光透過性層242,244,246を形成することがで
きるからである。
【0119】光透過性積層体240には、複数のコンタ
クトホール260が形成されている。コンタクトホール
260は、柱状部201に連続する上部電極(図示せ
ず)が露出するように、形成されている。
クトホール260が形成されている。コンタクトホール
260は、柱状部201に連続する上部電極(図示せ
ず)が露出するように、形成されている。
【0120】柱状部201の相互間における、光透過性
積層体240には、分離溝270が形成されている。こ
の分離溝270は、クロストークを抑える機能を有す
る。ここで、クロストークとは、一方の柱状部201か
ら出射されたレーザ光が、水平方向に伝播し、そのレー
ザ光が、隣接する柱状部201における光透過性積層体
240から漏れ出してしまう現象をいう。
積層体240には、分離溝270が形成されている。こ
の分離溝270は、クロストークを抑える機能を有す
る。ここで、クロストークとは、一方の柱状部201か
ら出射されたレーザ光が、水平方向に伝播し、そのレー
ザ光が、隣接する柱状部201における光透過性積層体
240から漏れ出してしまう現象をいう。
【0121】分離溝270は、次の理由で、クロストー
クを抑える機能を有する。一方の柱状部201から出射
されたレーザ光の一部は、光透過性積層体240を水平
伝播する。柱状部201の相互間に分離溝270が存在
すると、このレーザ光は、分離溝270における光透過
性積層体240の側壁面(以下「光透過性積層体の側壁
面」という)270aにおいて、反射される。このた
め、水平伝播してきたレーザ光は、分離溝270を通過
する割合が抑えられる。このようにして、分離溝270
は、クロストークを抑えることができる。
クを抑える機能を有する。一方の柱状部201から出射
されたレーザ光の一部は、光透過性積層体240を水平
伝播する。柱状部201の相互間に分離溝270が存在
すると、このレーザ光は、分離溝270における光透過
性積層体240の側壁面(以下「光透過性積層体の側壁
面」という)270aにおいて、反射される。このた
め、水平伝播してきたレーザ光は、分離溝270を通過
する割合が抑えられる。このようにして、分離溝270
は、クロストークを抑えることができる。
【0122】分離溝270の平面形状は、特に限定され
ないが、たとえば長方形を上げることができる。分離溝
の平面形状は、凹凸状の部分を有することが好ましい。
分離溝270の平面状が凹凸状の部分を有すると、次の
2つの理由で、クロストークを抑える機能がより向上す
る。1)第1に、光透過性積層体240の側壁面270
aで、水平伝播してきたレーザ光が散乱するため。2)
第2に、光透過性積層体240の側壁面270aで、レ
ーザ光のコヒーレンシー(coherency)が乱されるた
め。
ないが、たとえば長方形を上げることができる。分離溝
の平面形状は、凹凸状の部分を有することが好ましい。
分離溝270の平面状が凹凸状の部分を有すると、次の
2つの理由で、クロストークを抑える機能がより向上す
る。1)第1に、光透過性積層体240の側壁面270
aで、水平伝播してきたレーザ光が散乱するため。2)
第2に、光透過性積層体240の側壁面270aで、レ
ーザ光のコヒーレンシー(coherency)が乱されるた
め。
【0123】分離溝270の深さとしては、その機能を
発揮できる程度であれば、特に限定されず、たとえば、
光透過性積層体240の厚さT1の半分以上である。
発揮できる程度であれば、特に限定されず、たとえば、
光透過性積層体240の厚さT1の半分以上である。
【0124】分離溝270の長さL1は、その機能を発
揮できる程度あれば特に限定されず、たとえば、第3の
レンズ面254の有効径D1より大きくした態様をとる
ことができる。
揮できる程度あれば特に限定されず、たとえば、第3の
レンズ面254の有効径D1より大きくした態様をとる
ことができる。
【0125】(特徴点および作用効果)以下、第2の実
施の形態に係る面発光レーザ200についての特徴点お
よび作用効果について説明する。第2の実施の形態に係
る面発光レーザ200の特徴的な点は、たとえば次の点
である。
施の形態に係る面発光レーザ200についての特徴点お
よび作用効果について説明する。第2の実施の形態に係
る面発光レーザ200の特徴的な点は、たとえば次の点
である。
【0126】(1)第1に、第1の実施の形態に係る特
徴点(1)および(2)と同様の特徴点を有する。この
ため、その特徴点および作用効果の記載を省略する。
徴点(1)および(2)と同様の特徴点を有する。この
ため、その特徴点および作用効果の記載を省略する。
【0127】(2)第2に、光透過性積層体240は、
3層の光透過性層242,244,246から構成さ
れ、3つのレンズ面250,252,254を有するこ
とである。このように、第2の実施の形態に係る光透過
性積層体240は、第1の実施の形態に比べて、レンズ
面が一つ多く形成されているため、より放射角を狭める
ことができる。
3層の光透過性層242,244,246から構成さ
れ、3つのレンズ面250,252,254を有するこ
とである。このように、第2の実施の形態に係る光透過
性積層体240は、第1の実施の形態に比べて、レンズ
面が一つ多く形成されているため、より放射角を狭める
ことができる。
【0128】(3)第3に、光透過性積層体240の所
定の位置に、分離溝270が形成されていることであ
る。分離溝270が形成されているため、クロストーク
を抑えることができる。
定の位置に、分離溝270が形成されていることであ
る。分離溝270が形成されているため、クロストーク
を抑えることができる。
【0129】[面発光レーザの製造方法]第2の実施の
形態に係る面発光レーザ200は、第1の実施の形態と
同様の方法で製造することができる。すなわち、第2の
実施の形態に係る面発光レーザ200は、スタンパを利
用した方法により製造することができる。
形態に係る面発光レーザ200は、第1の実施の形態と
同様の方法で製造することができる。すなわち、第2の
実施の形態に係る面発光レーザ200は、スタンパを利
用した方法により製造することができる。
【0130】(分離溝の変形例)分離溝270は、たと
えば、次の2つの変形が可能である。
えば、次の2つの変形が可能である。
【0131】(1)第1に、図8に示すように、分離溝
270内に、遮光性材料272が埋め込まれてもよい。
遮光性材料272は、レーザ光を吸収し得る材質であれ
ば特に限定されない。具体的な遮光性材料272は、黒
色染料または黒色顔料をバインダー樹脂とともに溶剤に
溶かしたものを挙げることができる。分離溝270内に
遮光性材料272を埋め込む方法としては、たとえば、
インクジェット方式を利用した方法を挙げることができ
る。
270内に、遮光性材料272が埋め込まれてもよい。
遮光性材料272は、レーザ光を吸収し得る材質であれ
ば特に限定されない。具体的な遮光性材料272は、黒
色染料または黒色顔料をバインダー樹脂とともに溶剤に
溶かしたものを挙げることができる。分離溝270内に
遮光性材料272を埋め込む方法としては、たとえば、
インクジェット方式を利用した方法を挙げることができ
る。
【0132】(2)第2に、分離溝270の断面形状と
しては、V字形状であってもよい。分離溝270の断面
形状がV字形状であると、簡単に分離溝270を形成す
ることができる。
しては、V字形状であってもよい。分離溝270の断面
形状がV字形状であると、簡単に分離溝270を形成す
ることができる。
【0133】{変形例}本発明は、上記の実施の形態に
限定されず、本発明の要旨の範囲で種々の変更が可能で
ある。たとえば、次の変更が可能である。
限定されず、本発明の要旨の範囲で種々の変更が可能で
ある。たとえば、次の変更が可能である。
【0134】(1)光透過性層の界面に形成されたレン
ズ面の形状および曲率と、光透過性層の屈折率とを変化
させ、組み合わせることにより、種々のレンズ作用を得
ることができる。このレンズ作用は、たとえば、球面収
差、色収差である。
ズ面の形状および曲率と、光透過性層の屈折率とを変化
させ、組み合わせることにより、種々のレンズ作用を得
ることができる。このレンズ作用は、たとえば、球面収
差、色収差である。
【0135】(2)半導体堆積体が複数の共振器を有す
る場合、共振器を所定のパターンで配設して、本発明の
面発光レーザを面光源とすることができる。この面光源
は、たとえば、発光単位(共振器)を千鳥状、ライン状
などに配設することにより、レーザプリンタに適用でき
る。また、この面光源は、たとえば、発光単位(共振
器)を最密に配設することで、平面光源に適用すること
ができる。
る場合、共振器を所定のパターンで配設して、本発明の
面発光レーザを面光源とすることができる。この面光源
は、たとえば、発光単位(共振器)を千鳥状、ライン状
などに配設することにより、レーザプリンタに適用でき
る。また、この面光源は、たとえば、発光単位(共振
器)を最密に配設することで、平面光源に適用すること
ができる。
【図1】第1の実施の形態に係る面発光レーザを模式的
に示す断面図である。
に示す断面図である。
【図2】第1の実施の形態に係る面発光レーザの製造工
程の断面模式図である。
程の断面模式図である。
【図3】第1の実施の形態に係る面発光レーザの製造工
程の断面模式図である。
程の断面模式図である。
【図4】第1の実施の形態に係る面発光レーザの製造工
程の断面模式図である。
程の断面模式図である。
【図5】スタンパの製造工程を模式的に示す断面図であ
る。
る。
【図6】スタンパの製造工程を模式的に示す断面図であ
る。
る。
【図7】第2の実施の形態に係る面発光レーザを模式的
に示す断面図である。
に示す断面図である。
【図8】第2の実施の形態に係る面発光レーザの変形例
を模式的に示す断面図である。
を模式的に示す断面図である。
10 シリコン基板 11 凸形状部 12 ホール 14 マザー型 20 補強板 24 紫外線 30 液状の紫外線硬化型樹脂 32 中間盤 100,200 面発光レーザ 101,201 柱状部 102 コンタクト層 103 上部DBRミラー 104 下部DBRミラー 105 量子井戸活性層 106 上部電極 107 下部電極 108 絶縁層 109 n型GaAs基板 120,220 半導体堆積体 140,240 光透過性積層体 142,242 第1の光透過性層 142a,242a 第1の光透過性層の前駆体 144,244 第2の光透過性層 144a,244a 第2の光透過性層の前駆体 150,250 第1のレンズ面 152,252 第2のレンズ面 160,260 コンタクトホール 170 補強板 180 第1のスタンパ 182 鋳型面 184 第1の凸部 186 第2の凸部 190 第2のスタンパ 192 鋳型面 194 凹部 196 凸部 246 第3の光透過性層 254 第3のレンズ面 270 遮光溝 272 遮光性材料 D1 第3のレンズ面の直径 L1 遮光溝の長辺の長さ T1 光透過性積層体の厚さ R1 第1のレジスト層 R2 第2のレジスト層 R3 第3のレジスト層 R4 第4のレジスト層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D119 AA33 AA38 BA01 FA05 FA21 FA30 JA02 JA64 LB05 LB11 NA04 NA05 5F073 AA65 AA74 AB05 AB17 AB26 BA02 CA04 EA19 EA28
Claims (13)
- 【請求項1】 半導体基板上に、垂直方向の共振器を有
し、該共振器より該半導体基板に垂直な方向にレーザ光
を出射する、面発光型半導体レーザであって、 前記共振器を含む半導体堆積体の上に、光透過性積層体
が設けられ、 前記光透過性積層体は、複数の光透過性層が積層されて
構成され、 前記光透過性層の界面のうち、少なくとも2つの界面
は、前記共振器の上方において、レンズ面を有してい
る、面発光型半導体レーザ。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記光透過性層の前記界面のうち、最上層の前記光透過
性層の上面において、レンズ面を有している、面発光型
半導体レーザ。 - 【請求項3】 請求項1または2において、 前記各光透過性層は、樹脂層である、面発光型半導体レ
ーザ。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記光透過性積層体は、高屈折率光透過性層と、低屈折
率光透過性層とが交互に積層されて構成されている、面
発光型半導体レーザ。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記共振器と、前記各レンズ面との光軸は、一致してい
る、面発光型半導体レーザ。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記半導体堆積体は、電極を有し、 前記光透過性積層体は、所定位置において、前記電極と
コンタクトをとるためのコンタクトホールが設けられて
いる、面発光型半導体レーザ。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記光透過性積層体は、複数の共振器を有し、 前記共振器の相互間における前記光透過性積層体におい
て、分離溝が設けられている、面発光型半導体レーザ。 - 【請求項8】 請求項7において、 前記分離溝の平面形状は、凹凸状の部分を有する、面発
光型半導体レーザ。 - 【請求項9】 請求項7または8において、 前記分離溝内に、遮光性材料が充填されている、面発光
型半導体レーザ。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかにおいて、 前記面発光型半導体レーザは、複数の共振器を有し、 前記共振器が所定のパターンで配設されて、面光源を構
成している、面発光型半導体レーザ。 - 【請求項11】 請求項10において、 前記面発光型半導体レーザは、レーザプリンタに適用さ
れる、面発光型半導体レーザ。 - 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の面
発光レーザの製造方法であって、 前記光透過性積層体を構成する、少なくとも一つの前記
光透過性層を、スタンパを利用して形成する工程を含
む、面発光レーザの製造方法。 - 【請求項13】 請求項12において、 前記スタンパは、その鋳型面と該スタンパと接触する前
記光透過性層との密着性が、最下層の前記光透過性層と
前記半導体堆積体との密着性よりも低くなるような表面
処理が施されている、面発光型半導体レーザの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33308999A JP2001156396A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 面発光レーザおよびその製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33308999A JP2001156396A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 面発光レーザおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001156396A true JP2001156396A (ja) | 2001-06-08 |
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---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2005252257A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Agilent Technol Inc | レーザダイオードを含むデバイス |
US7187702B2 (en) | 2002-09-25 | 2007-03-06 | Seiko Epson Corporation | Surface-emitting light emitting device, manufacturing method for the same, optical module, and optical transmission apparatus |
JP2020535634A (ja) * | 2017-09-26 | 2020-12-03 | オスラム オーエルイーディー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOSRAM OLED GmbH | 放射放出半導体デバイスおよび放射放出半導体デバイスの製造方法 |
-
1999
- 1999-11-24 JP JP33308999A patent/JP2001156396A/ja not_active Withdrawn
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