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JP2000115530A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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Publication number
JP2000115530A
JP2000115530A JP10287053A JP28705398A JP2000115530A JP 2000115530 A JP2000115530 A JP 2000115530A JP 10287053 A JP10287053 A JP 10287053A JP 28705398 A JP28705398 A JP 28705398A JP 2000115530 A JP2000115530 A JP 2000115530A
Authority
JP
Japan
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pixel
value
area
circuit
maximum
Prior art date
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Granted
Application number
JP10287053A
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English (en)
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JP3558893B2 (ja
Inventor
Takeshi Muto
健 武藤
Setsuya Kobayashi
節也 小林
Takayuki Amegai
孝行 雨貝
Seiji Kobashigawa
誠司 小橋川
Takahiro Omichi
隆広 大道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP28705398A priority Critical patent/JP3558893B2/ja
Priority to EP99119847A priority patent/EP0993179A3/en
Priority to US09/414,736 priority patent/US6631210B1/en
Publication of JP2000115530A publication Critical patent/JP2000115530A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40062Discrimination between different image types, e.g. two-tone, continuous tone

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データの画素が属している領域に対し
て、文字領域と網点領域との判別、および黒文字領域と
線画領域との判別を高精度に行う。 【解決手段】 第一検査回路10では、色成分ごとの画
像データC,M,Y中の注目画素と、注目画素の近傍画
素とからなる特定領域内の画素の濃度値について、濃度
平均値と、注目画素と周辺画素との差分絶対値の総和で
ある濃度差総和と、注目画素と同じ濃度値を有する周辺
画素数とを求め、注目画素が極大値・極小値を有するか
を判定するとともに、極大値・極小値となる画素からの
ランレングスおよび繁雑度を算出する。第二検査回路2
0では、ランレングスおよび繁雑度に基づいて、各色成
分ごとに画素重み切換信号を抽出するとともに、画素重
み切換信号に基づく基準値以上あるいは基準値以下の画
素を所定の算出エリア内でカウントすることにより、画
像データの網点の周期性を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルカラー
複写機やカラースキャナなどにおいて、入力された多値
画像データに対して、最適な画像処理を行うために画像
領域を判別する画像処理装置および画像処理方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ディジタル複写機やファクシ
ミリ装置などの画像処理装置では、原稿をCCD(char
ge coupled device )センサ等で読み取って得られた画
像信号に対して、画質を向上させるための画像処理が施
される。すなわち、原稿に含まれる網点領域、銀鉛写真
領域、文字領域をそれぞれ判別し、各領域の画像の特性
に応じた画像処理を施すことにより画質を向上させてい
る。例えば、網点領域にはモアレを抑制するために平滑
化処理を施し、文字領域には文字をくっきり表示するた
めに強調処理を施すことが行われている。
【0003】このような画質向上のための画像処理にお
いて行われる画像領域判別方法としては、以下の方法が
知られている。
【0004】特開平9−163166号公報には、黒文
字の処理方法が開示されている。この方法は、画像を各
所定ブロックに分割し、文字や網点の画像の性質を表す
特徴パラメータを用いて各領域を判別する。すなわち、
注目画素を含む所定領域内において、その平均値を求め
て閾値とし、平均値と注目画素値との差を求めて、閾値
と比較して二値化し、その値から文字判定を行う。ま
た、注目画素と隣接する8画素から黒文字を判別して、
網点との差異を抽出する。
【0005】特開平8−56287号公報には、CMY
の画像データより、色分布の違いによって、文字/線画
領域、網点領域、および写真領域を判別する方法が開示
されている。
【0006】特開平6−54180号公報には、特定領
域内の平均値、最大値等を算出し、閾値と比較すること
によって、文字領域と写真領域とを判別する方法が開示
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、文字/線画領域、網点領域、および写真
領域を判別するには精度が十分でなく、誤って判別され
る可能性があるという問題が生ずる。
【0008】また、上記従来の方法では、カラー画像の
判別は可能ではあるが、特に色文字に対し、エッジ抽出
・強調処理を施した場合、エッジ部の色が本来のものと
異なる可能性があるという問題が生じる。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、多値画像データの画素が
属している領域に対して、文字領域と網点領域との判
別、および黒文字領域と線画領域との判別を高精度に行
うことができる画像処理装置および画像処理方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像処理装置
は、上記の課題を解決するために、色成分ごとの画像デ
ータ中の注目画素と、該注目画素の近傍の画素とからな
る特定領域内の画素の濃度値について、該特定領域内の
画素の濃度平均値と、該注目画素と該特定領域内で抽出
された周辺画素との差分絶対値の総和である濃度差総和
と、該注目画素と同じ濃度値を有する該周辺画素の数で
ある濃度一致画素数とを求めることにより、該注目画素
の濃度値が極大値あるいは極小値であるか否かを判定す
る極大・極小画素算出手段を備えていることを特徴とし
ている。
【0011】上記の構成により、極大・極小画素算出手
段によって、入力された画像データに対し、注目画素と
隣接した近傍画素とからなる特定領域から、濃度平均
値、濃度差総和、濃度一致画素数を抽出して、注目画素
の濃度値が極大値あるいは極小値であるか否かを判定す
ることができる。
【0012】よって、画像上の注目画素が属している領
域が文字領域、網点領域、写真領域の何れであるのか
を、高精度に判別することができる。それゆえ、画像上
における注目画素が属している領域に最適な画像処理が
可能となり、高画質化を達成することができる。
【0013】請求項2の画像処理装置は、上記の課題を
解決するために、請求項1の構成に加えて、上記極大・
極小画素算出手段によって得られた、上記特定領域内で
濃度値の極大値あるいは極小値を有する注目画素から、
上記濃度平均値に基づく基準値以上あるいは基準値以下
の濃度値を有する画素が、主走査方向あるいは副走査方
向に連続する画素数の最大値であるランレングスと、該
ランレングスをなす各画素と該注目画素との差分絶対値
の総和である繁雑度とを算出する極大・極小画素周辺情
報検出手段を備えていることを特徴としている。
【0014】上記の構成により、請求項1の構成による
作用に加えて、極大・極小画素周辺情報検出手段によっ
て、各色成分ごとの画像データの極大・極小画素に基づ
いて、ランレングスおよび繁雑度を抽出することができ
る。
【0015】よって、画像上の注目画素が属している領
域が網点領域であるのか、連続した点や線などの網点以
外の領域であるのかを、高精度に判別することができ
る。それゆえ、画像上における注目画素が属している領
域に最適な画像処理が可能となり、さらに高画質化を達
成することができる。
【0016】請求項3の画像処理装置は、上記の課題を
解決するために、請求項2の構成に加えて、上記の極大
・極小画素算出手段および極大・極小画素周辺情報検出
手段によって得られた、上記特定領域内で濃度値の極大
値あるいは極小値を有する注目画素のランレングスおよ
び繁雑度に基づいて、各色成分ごとに画素重み切換信号
を抽出する画素重み切換信号算出手段と、該画素重み切
換信号に基づく基準値以上あるいは基準値以下の画素を
所定の算出エリア内でカウントすることにより、画像デ
ータの網点の周期性を検出する周期性算出手段とを備え
ていることを特徴としている。
【0017】上記の構成により、請求項2の構成による
作用に加えて、画素重み切換信号算出手段によって、ラ
ンレングスおよび繁雑度から、各色成分の画像データご
とに、画素重み切換信号を抽出し、重みの割合をある領
域内でカウントすることによって、画像データの特徴量
を抽出し、文字、網点、写真領域を判別することができ
る。さらに、周期性算出手段によって、画素重み切換信
号の各色成分の画像データごとの周期性を抽出すること
ができる。
【0018】よって、画像上の注目画素が属している領
域が網点領域であるのかを、高精度に判別することがで
きる。それゆえ、画像上における注目画素が属している
領域に最適な画像処理が可能となり、さらに高画質化を
達成することができる。
【0019】請求項4の画像処理方法は、上記の課題を
解決するために、色成分ごとの画像データ中の注目画素
と、該注目画素の近傍の画素とからなる特定領域内の画
素の濃度値について、該特定領域内の画素の濃度平均値
と、該注目画素と該特定領域内で抽出された周辺画素と
の差分絶対値の総和である濃度差総和と、該注目画素と
同じ濃度値を有する該周辺画素の数である濃度一致画素
数とを求めることにより、該注目画素の濃度値が極大値
あるいは極小値であるか否かを判定する極大・極小画素
算出工程と、上記極大・極小画素算出工程によって得ら
れた、上記特定領域内で濃度値の極大値あるいは極小値
を有する注目画素から、上記濃度平均値に基づく基準値
以上あるいは基準値以下の濃度値を有する画素が、主走
査方向あるいは副走査方向に連続する画素数の最大値で
あるランレングスと、該ランレングスをなす各画素と該
注目画素との差分絶対値の総和である繁雑度とを算出す
る極大・極小画素周辺情報検出工程と、上記の極大・極
小画素算出工程および極大・極小画素周辺情報検出工程
によって得られた、上記特定領域内で濃度値の極大値あ
るいは極小値を有する注目画素のランレングスおよび繁
雑度に基づいて、各色成分ごとに画素重み切換信号を抽
出するとともに、該画素重み切換信号に基づく基準値以
上あるいは基準値以下の画素を所定の算出エリア内でカ
ウントすることにより、画像データの網点の周期性を検
出する周期性算出工程とを有することを特徴としてい
る。
【0020】上記の構成により、極大・極小画素算出工
程において、入力された画像データに対し、注目画素と
隣接した近傍画素とからなる特定領域から、濃度平均
値、濃度差総和、濃度一致画素数を抽出して、注目画素
の濃度値が極大値あるいは極小値であるか否かを判定す
ることができる。極大・極小画素周辺情報検出工程にお
いて、各色成分ごとの画像データの極大・極小画素に基
づいて、ランレングスおよび繁雑度を抽出することがで
きる。画素重み切換信号算出工程において、ランレング
スおよび繁雑度から、各色成分の画像データごとに、画
素重み切換信号を抽出し、重みの割合をある領域内でカ
ウントすることによって、画像データの特徴量を抽出
し、文字、網点、写真領域を判別することができる。さ
らに、周期性算出工程において、画素重み切換信号の各
色成分の画像データごとの周期性を抽出することができ
る。
【0021】よって、画像上の注目画素が属している領
域が文字領域、網点領域、写真領域の何れであるのか
を、高精度に判別することができる。それゆえ、画像上
における注目画素が属している領域に最適な画像処理が
可能となり、高画質化を達成することができる。また、
画像領域の判別に利用するパラメー夕を画像データに応
じて選択することができるため、様々な画像データに対
して効率よく高速に文字、網点、写真領域を判別するこ
とができる。
【0022】請求項5の画像処理装置は、上記の課題を
解決するために、色成分ごとの画像データ中の注目画素
と、該注目画素の近傍の画素とからなる第一エリア内の
画素について、黒色の部分を検出する色検出手段と、該
第一エリア内の画素について、黒色および黒色以外の色
の画素数をそれぞれカウントするカウント手段と、該注
目画素で色が急激に変化するか否かを検出するエッジ判
別手段とを備えるとともに、これら色検出手段、カウン
ト手段、およびエッジ判別手段の出力結果に基づいて、
該注目画素が黒文字領域と線画領域との何れに属してい
るかを検出する黒色検出手段を備えていることを特徴と
している。
【0023】上記の構成により、色判定手段によって、
色成分ごとの画像データの注目画素と隣接した近傍の画
素とからなる第一エリアに対し、画像上における注目画
素が黒か否かを判別することにより、黒色領域として最
適な画像処理が可能となる。また、エッジ判別手段によ
って、第一エリア内の画像データに対し、画像上におけ
る注目画素が黒文字エッジ領域に属するか否かを判別す
ることにより、黒文字や黒線画等のエッジ部として最適
な画像処理が可能となる。そして、これらの結果と、カ
ウント手段によって求めた第一エリア内の黒色および黒
色以外の色の画素数とに基づいて、画像データの画素が
属している領域に対して、黒文字領域と線画領域との判
別を高精度に行うことができる。
【0024】したがって、画像上における注目画素が属
している領域に最適な画像処理が可能となり、高画質化
が達成できる。ゆえに、従来のように、色文字に対し、
エッジ抽出・強調処理を施した場合に、エッジ部の色が
本来のものと異なることはない。
【0025】請求項6の画像処理装置は、上記の課題を
解決するために、請求項5の構成に加えて、上記第一エ
リア内の画像データに基づいて、該第一エリアの特性を
示す特徴量を抽出する色特徴量抽出手段を備えるととも
に、該色特徴量抽出手段の出力結果に基づいて、上記の
色検出手段およびカウント手段が処理を行うことを特徴
としている。
【0026】上記の構成により、請求項5の構成による
作用に加えて、色成分ごとの画像データに対し、第一エ
リアから特徴量を抽出し、その結果に基づいて画像上に
おける注目画素が属している領域に最適な画像処理が可
能となり、高画質化が達成できる。
【0027】請求項7の画像処理装置は、上記の課題を
解決するために、請求項6の構成に加えて、上記色特徴
量抽出手段は、上記第一エリア内の画素の濃度レベルに
ついて、最大値を求める最大値算出手段と、最小値を求
める最小値算出手段と、最大濃度差を求める最大濃度差
算出手段と、平均値を求める濃度平均値算出手段と、主
走査方向に隣接する画素間の濃度レベル差の絶対値の総
和と副走査方向に隣接する画素間の濃度レベル差の絶対
値の総和との和を求める濃度差総和算出手段とを備えて
いることを特徴としている。
【0028】上記の構成により、請求項6の構成による
作用に加えて、色特徴量として、第一エリア内の画素の
濃度レベルの最大値、最小値、最大濃度差、平均値、お
よび主走査方向に隣接する画素間の濃度レベル差の絶対
値の総和と副走査方向に隣接する画素間の濃度レベル差
の絶対値の総和との和を求めることができる。
【0029】よって、色特徴量の算出が容易であるとと
もに、黒色識別精度をさらに向上させることが可能であ
る。
【0030】請求項8の画像処理装置は、上記の課題を
解決するために、請求項7の構成に加えて、上記エッジ
判別手段は、上記第一エリア内の画素に対して、エッジ
抽出のためのマスクフィルタをたたみ込むことによっ
て、上記注目画素のエッジ検出を行うエッジ検出手段を
備えていることを特徴としている。
【0031】上記の構成により、請求項7の構成による
作用に加えて、エッジ検出手段によって、高精度な黒文
字エッジ部の抽出ができ、黒文字エッジ部として最適な
画像処理が可能となり、さらなる高画質化が達成でき
る。
【0032】請求項9の画像処理装置は、上記の課題を
解決するために、請求項8の構成に加えて、上記エッジ
判別手段は、上記第一エリアを包含する第二エリア内の
画素を濃度レベルの所定の閾値によって二値化し、二値
化された画素の主走査方向および副走査方向のラインご
との反転回数に基づいて、主エッジ閾値選択信号を生成
するエッジ閾値選択手段と、該第一エリアおよび第二エ
リアについて、包含される画素の濃度レベルの最大値、
最小値、最大濃度差を求めるとともに、該第一エリアの
画素の濃度レベルの標準偏差を求め、これらの結果と該
主エッジ閾値選択信号とに基づいて、上記エッジ検出手
段のエッジ検出結果を検証するエッジ判別信号を生成す
るエッジ特徴量抽出手段とを備えていることを特徴とし
ている。
【0033】上記の構成により、請求項8の構成による
作用に加えて、エッジ特徴量抽出手段によって、第一エ
リアおよび第二エリアに包含される画素の濃度レベルの
最大値、最小値、最大濃度差と、第一エリアの画素の濃
度レベルの標準偏差と、エッジ閾値選択手段で求めた主
エッジ閾値選択信号とに基づいて、黒文字エッジ部を判
別するエッジ判別信号を生成することができる。
【0034】よって、エッジ検出手段によって求めたエ
ッジ検出結果を、エッジ判別信号により検証することが
できるため、エッジ部の誤認識を防止して、検出精度の
向上を図ることが可能である。
【0035】したがって、高精度な黒文字エッジ部の抽
出が可能となり、黒文字エッジ部に対して最適な画像処
理を行うことができるため、さらなる高画質化が達成で
きる。
【0036】請求項10の画像処理方法は、上記の課題
を解決するために、色成分ごとの画像データ中の注目画
素と、該注目画素の近傍の画素とからなる第一エリア内
の画素について、黒色の部分を検出する色検出工程と、
該第一エリア内の画素について、黒色および黒色以外の
色の画素数をそれぞれカウントするカウント工程と、該
注目画素で色が急激に変化するか否かを検出するエッジ
判別工程とを有するとともに、上記の色検出工程、カウ
ント工程、およびエッジ判別工程の出力結果に基づい
て、上記注目画素が黒文字領域と線画領域との何れに属
しているかを検出する黒色検出工程を有することを特徴
としている。
【0037】上記の構成により、色判定工程において、
色成分ごとの画像データの注目画素と隣接した近傍の画
素とからなる第一エリアに対し、画像上における注目画
素が黒か否かを判別することにより、黒色領域として最
適な画像処理が可能となる。また、エッジ判別工程にお
いて、第一エリア内の画像データに対し、画像上におけ
る注目画素が黒文字エッジ領域に属するか否かを判別す
ることにより、黒文字や黒線画等のエッジ部として最適
な画像処理が可能となる。そして、これらの結果と、カ
ウント工程において求めた第一エリア内の黒色および黒
色以外の色の画素数とに基づいて、画像データの画素が
属している領域に対して、黒文字領域と線画領域との判
別を高精度に行うことができる。
【0038】したがって、画像上における注目画素が属
している領域に最適な画像処理が可能となり、高画質化
が達成できる。ゆえに、従来のように、色文字に対し、
エッジ抽出・強調処理を施した場合に、エッジ部の色が
本来のものと異なることはない。
【0039】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の一実施
の形態について図1から図17に基づいて説明すれば、
以下のとおりである。なお、図1から図17中の線幅の
太い信号線は、多ビットを並列に伝達可能な信号線を示
している。
【0040】まず、本実施の形態にかかる画像処理装置
の概要について説明する。本実施の形態にかかる画像処
理装置は、入力された多値画像データに最適な画像処理
を施すために、多値画像データの画素が属している領域
に対して、高精度な領域判別を行うことができる。
【0041】特に、高密度性特徴パラメータ、粒状性特
徴パラメータ、および周期性特徴パラメータを抽出して
得られた複数要素から判定するとともに、その判定結果
をブロック補正することにより、より確実に文字、網
点、写真領域を判別することができる。
【0042】ここで、高密度性特徴パラメータとは、あ
る定めた領域内に色ドットがどの位存在するかを判定す
るものである。粒状性特徴パラメータとは、色ドットが
点なのか、線なのか、面なのかを判定するものである。
周期性特徴パラメータとは、色のドットが存在する周期
を判定するものである。そして、ブロック補正とは、前
記の三つの特徴パラメータで検出できなかった判定を補
正することにより、判定の確実性を向上させるものであ
る。
【0043】本実施の形態にかかる画像処理装置は、原
稿を走査して得られる色成分ごとの多値画像データ(例
えば、シアン,マゼンタ,イエローよりなる画像デー
タ)から、画像上における各画素が属している領域が文
字領域であるのか、網点領域であるのかを判別するカラ
ー画像領域判別処理を行う。なお、黒文字領域と線画領
域との判別については、実施の形態2において説明す
る。
【0044】まず、図6に示すように、上記画像処理装
置は、入力部1と、画像処理部2と、記録部4とを少な
くとも備えて構成されている。
【0045】上記入力部1は、原稿画像を走査して原稿
の画像データのディジタル信号を得る入力装置である。
具体的には、入力部1は、シアン、マゼンタ、イエロー
の各色成分ごとにCCD(charge coupled device) セン
サ(CCDセンサ1C、CCDセンサ1M、CCDセン
サ1Y)を備えており、得られたディジタル画像の画像
データC,M,Yを各色ごとに画像処理部2へ出力す
る。なお、多値画像データの入力装置はCCDセンサに
限るものではない。また、以下では、シアン、マゼン
タ、イエローをそれぞれC、M、Yと記すことがある。
【0046】上記画像処理部2は、ディジタル画像を処
理する前処理として画像領域を判別する画像領域判別部
3を備えている。この画像領域判別部3には、第一画像
領域判別回路3aおよび第二画像領域判別回路3bが少
なくとも設けられている。また、画像処理部2には、画
像領域判別部3における前処理の結果を受けて、ディジ
タル画像の後処理(フィルタ処理)を行う処理部(図示
しない)が設けられている。
【0047】上記記録部4は、画像処理部2において処
理されたディジタル画像を記録する記憶装置である。
【0048】本実施の形態では、画像領域が文字領域で
あるのか、網点領域であるのかを判別する上記第一画像
領域判別回路3aについて説明する。なお、画像領域が
黒文字領域であるのか、線画領域であるのかを判別する
上記第二画像領域判別回路3bについては、実施の形態
2において説明する。
【0049】図1を用いて、上記第一画像領域判別回路
3aの構成の概略について説明する。上記第一画像領域
判別回路3aは、シアン、マゼンタ、イエローの各色ご
とに第一検査回路10(10C,10M,10Y)およ
び第二検査回路20(20C,20M,20Y)を備え
るとともに、特徴量抽出回路30と、補正回路40とを
備えている。これら第一検査回路10、第二検査回路2
0、特徴量抽出回路30、補正回路40は、この順で直
列に配設されている。
【0050】第一画像領域判別回路3aは、入力部1の
各色ごとにCCDセンサ1C,1M,1Yで得られたデ
ィジタル画像の画像データC,M,Yを、入力として、
網点判別結果MESHを出力する。
【0051】そして、画像処理部2における後処理(フ
ィルタ処理)に入力され、網点領域にはモアレを抑制す
るために平滑化処理を施し、文字領域には文字をくっき
り表示するために強調処理を施すことによって、画質を
向上させる。
【0052】上記第一検査回路10は、各色ごとに、画
素濃度の極大・極小を検出することにより高密度性特徴
パラメータを算出するとともに、ランレングスおよび繁
雑度を検出することにより粒状性特徴パラメータを算出
する。
【0053】なお、第一検査回路10C(図2
(a))、第一検査回路10M(図2(b))、第一検
査回路10Y(図2(c))は構成が同一であるため、
以下では第一検査回路10Cについてのみ説明する。
【0054】図2(a)に示すように、上記第一検査回
路10Cは、ラインメモリ11Cと、極大・極小画素算
出回路(極大・極小画素算出手段、極大・極小画素算出
工程)12Cと、極大・極小画素周辺情報検出回路(極
大・極小画素周辺情報検出手段、極大・極小画素周辺情
報検出工程)13Cとを備えて構成されている。
【0055】上記ラインメモリ11Cは、mライン並列
に並んだラインメモリである。ラインメモリ11Cは、
入力部1のCCDセンサ1Cにより原稿画像を走査して
得られたシアンの8ビットの画像データCを、システム
クロックに同期した状態で格納するとともに、常にm+
1ラインの画像データCを並列に出力する。
【0056】上記極大・極小画素算出回路12Cは、ラ
インメモリ11Cから出力された画像データCの画素濃
度を入力とし、シアンの極大判定値PDATAC、極小
判定値DDATAC、濃度平均値AVECを極大・極小
画素周辺情報検出回路13Cへ出力するとともに、濃度
平均値AVECを閾値を比較した結果であるフラグ信号
AVEKCを第二検査回路20Cへ出力する。ここで、
極大判定値PDATAC、極小判定値DDATAC、濃
度平均値AVECが、シアンの高密度性特徴パラメータ
に相当する。
【0057】極大・極小画素算出回路12Cにおける処
理の内容は以下のとおりである。なお、以下に説明する
特定領域範囲、マトリクス、算出エリアなどのすべての
要素領域は変更可能であり、あらゆる領域に対応可能で
ある。また、ここでは、画像データCについて説明する
が、画像データM,Yも同様に処理される。
【0058】ここで、以下の演算および判定式に用いら
れるすべての任意による設定値(閾値)は、−255〜
+255の範囲の整数であり、画像処理部2のCPU
(図示しない)によりレジスタ値として設定される。な
お、これら任意による設定値も、使用する画像データの
形式および出力装置などに応じて変更可能である。
【0059】上記の各高密度性特徴パラメータは、(m
+1)×nの特定判定ブロック内において算出される。
したがって、高密度性特徴パラメータに基づいて、(m
+1)×nの特定判定ブロック内に色ドットがどの位存
在するかを判定することができる。
【0060】本実施の形態では、図7に示す特定領域範
囲、すなわち、中心画素P0を中心とする7画素×13
画素のブロック(ラインメモリ6段に相当)において、
高密度性特徴パラメータを算出する。図7中の中心列が
注目画素P、中心の画素が中心画素P0である。中心画
素P0を中心とした7画素×9画素のシアンの濃度平均
値AVECを求める。
【0061】また、極大・極小画素を注目画素Pを中心
に、図8のような3×3マトリクスA、5×5マトリク
スBを用いて算出する。このとき、取りうるマトリクス
画素は、注目画素Pの位置によりその数、種類が異な
る。
【0062】図8(a)に示すように、3×3マトリク
スAには、7画素が縦に並んだ注目画素のうち上端の画
素に対応する1個の2×3マトリクスAaと、下端の画
素に対応する1個の2×3マトリクスAcと、その間の
画素に対応する5個の3×3マトリクスAbが含まれ
る。また、図8(b)に示すように、5×5マトリクス
Bには、7画素が縦に並んだ注目画素のうち上端の画素
に対応する1個の3×5マトリクスBaと、上から2番
目の画素に対応する1個の4×5マトリクスBbと、下
端の画素に対応する1個の3×5マトリクスBeと、下
から2番目の画素に対応する1個の4×5マトリクスB
dと、その間の画素に対応する3個の5×5マトリクス
Bcが含まれる。
【0063】そして、図8(a),(b)の注目画素P
と周辺画素Pijの差分絶対値の総和であるシアンの濃
度差総和PSCを求める。さらに、注目画素Pと同じ濃
度値を有する周辺画素Pijの数をカウントして、シア
ンの濃度一致画素数EQCとする。
【0064】ここで得られたシアンの濃度平均値AVE
C, 濃度差総和PSC,濃度一致画素数EQCを、以下
に示す条件式(A),(B),(C)の濃度平均値AV
E,濃度差総和PS,濃度一致画素数EQにそれぞれあ
てはめることにより、注目画素Pが極大・極小であるか
の判定、および領域内の密度の度合いの判定を行う。判
定の結果、極大・極小画素算出回路12Cからシアンの
極大判定値PDATAC、極小判定値DDATAC、フ
ラグ信号AVEKCがそれぞれ1ビットの信号で出力さ
れる。
【0065】注目画素極大判定の条件式(A) (P>AVE-AK1 and P≧Pij and PS>C3 and EQ<THEQ3)[3×
3マトリクス] or (P>AVE-AK1 and P≧Pij and PS>C5 and EQ<THEQ3)[3×
3マトリクス] or (P>AVE-AK1 and P≧Pij and PS>C5 and EQ<THEQ5)[5×
5マトリクス] 注目画素極小判定の条件式(B) (P>AVE+AK2 and P≦Pij and PS>C3 and EQ<THEQ3)[3×
3マトリクス] or (P>AVE+AK2 and P≦Pij and PS>C5 and EQ<THEQ3)[3×
3マトリクス] or (P>AVE+AK2 and P≦Pij and PS>C5 and EQ<THEQ5)[5×
5マトリクス] 領域内の密度の度合い判定の条件式(C) AVE>THAVE ただし、 AK1:符号付き8bit AK2:符号付き8bit C3: TH3M×COUNT3 C5: TH5M×COUNT5 TH3M=THMM3(AVE>THMM1) =THMM5(AVE>THMM2) =THMM7(上記以外) TH5M=THMM4(AVE>THMM1) =THMM6(AVE>THMM2) =THMM8(上記以外) THMM1〜9:閾値(レジスタによる設定値:任意) THMM3<THMM4,THMM5<THMM6,THMM7<THMM8 COUNT3:5or8(図3のマトリクスにおいて周辺画素数によ
り決定) COUNT5:10or13or16(図3のマトリクスにおいて周辺画素
数により決定) THAVE:閾値(レジスタによる設定値:任意)
【0066】ここで、上記の条件式(A)が満たされれ
ば、注目画素Pは極大値と判定されて、シアンの極大判
定値PDATACとして「1」が出力される。これに対
して、上記の条件式(B)が満たされれば、注目画素P
は極小値と判定されて、シアンの極小判定値DDATA
Cとして「1」が出力される。それ以外の場合は、極大
判定値PDATACおよび極小判定値DDATACには
「0」が出力される。また、上記の条件式(C)が満た
されれば、シアンのフラグ信号AVEKCとして「1」
が出力される。
【0067】つぎに、上記極大・極小画素周辺情報検出
回路13Cは、極大・極小画素算出回路12Cから出力
されたシアンの極大判定値PDATAC、極小判定値D
DATAC、濃度平均値AVECを入力として、シアン
のランレングスPRUNC、繁雑度PBUSYCを算出
して、第二検査回路20Cへ出力する。ここで、ランレ
ングスPRUNCおよび繁雑度PBUSYCが、シアン
の粒状性特徴パラメータに相当する。
【0068】極大・極小画素周辺情報検出回路13Cに
おける処理の内容は以下のとおりである。ここでは、画
像データCについて説明するが、画像データM,Yも同
様に処理される。
【0069】極大・極小画素周辺情報検出回路13C
は、極大・極小画素算出回路12Cで得られた極大判定
値PDATAC、極小判定値DDATAC、濃度平均値
AVECを用いて、特定処理領域(図7)内において、
注目画素Pに対するランレングス(周辺情報)PRUN
Cを算出し、出力する。
【0070】図9に示すように、主走査方向は一定だ
が、副走査方向は注目画素Pの位置によってランレング
スPRUN(シアンのランレングスPRUNC、マゼン
タのランレングスPRUNM、イエローのランレングス
PRUNY)の取りうる方向とその数が変化する。ラン
レングスPRUNの取り方は、各注目画素に対して図9
(a)〜(g)の7通りあるが、最大値は6(図9
(a),(g))である。
【0071】具体的な判定方法は、極大・極小画素算出
回路12Cで得られたシアンの濃度平均値AVECを、
以下に示す条件式(D)の濃度平均値AVEにあてはめ
て、条件式(D)が成立するまで、主走査方向および副
走査方向の4方向(図9(b)に示す方向1〜方向4)
について、それぞれの画素数をRUN1,RUN2,R
UN3,RUN4としてカウントし、その最大値をシア
ンのランレングス(周辺情報)PRUNCとして出力す
る。
【0072】ランレングス判定の条件式(D) Pij≦AVE ±BK1(PDATA=1 のとき) Pij>AVE ±BK2(DDATA=1 のとき) ただし、 BK1,BK2:閾値(レジスタによる設定値:任意) PRUN=MAX(RUN1,RUN2,RUN3,RUN4) RUN1,RUN2,RUN3,RUN4:4方向の画素数
【0073】さらに、極大・極小画素周辺情報検出回路
13Cは、主走査方向および副走査方向の4方向につい
て、ランレングスに含まれる各画素と注目画素Pとの差
分絶対値の総和をBUSY1,BUSY2,BUSY
3,BUSY4として求め、そのうちランレングスの最
大値をなすランレングスPRUNCについての値を、繁
雑度(ビジー)PBUSYCとして出力する。 繁雑度判定の条件式(E) PBUSY=PBUSY1(PRUN=RUN1のとき) =PBUSY2(PRUN=RUN2のとき) =PBUSY3(PRUN=RUN3のとき) =PBUSY4(PRUN=RUN4のとき)
【0074】ただし、ランレングスPRUNCに等しい
値が複数ある場合は、差分絶対値の総和の最小値を繁雑
度(ビジー)PBUSYCとして出力する。例えば、方
向1および方向2のランレングスが同一で共に最大値で
あるときは、両方向のランレングスについての繁雑度の
うち最小値となるものを繁雑度PBUSYCとして出力
する。また、すべての方向のランレングスが0であると
きは、繁雑度PBUSYCに0を出力する。 例)PBUSY=MIN(BUSY1,BUSY2)(PRUN=RUN1=RUN2 のとき) PBUSY=0(PRUN=0のとき)
【0075】以上のように、第一検査回路10は、各色
ごとに、入力部1の各CCDセンサ1からの画像データ
C,M,Yを入力として、フラグ信号AVEKC,AV
EKM,AVEKY、ランレングスPRUNC,PRU
NM,PRUNY、繁雑度PBUSYC,PBUSY
M,PBUSYYを、第二検査回路20へ出力する。ま
た、その過程中、極大・極小画素算出回路(極大・極小
画素算出手段、極大・極小画素算出工程)12におい
て、高密度性特徴パラメータを算出する。極大・極小画
素周辺情報検出回路(極大・極小画素周辺情報検出手
段、極大・極小画素周辺情報検出工程)13において、
ランレングスPRUNおよび繁雑度PBUSYを求め、
粒状性特徴パラメータを算出する。
【0076】上記第二検査回路20は、重み割合を設定
し、周期性を検出する。なお、第二検査回路20C(図
3(a))、第二検査回路20M(図3(b))、第二
検査回路20Y(図3(c))は、構成が同一であるた
め、以下では第二検査回路20Cについてのみ説明す
る。
【0077】図3(a)に示すように、上記第二検査回
路20Cは、画素重み切換信号算出回路(画素重み切換
信号算出手段)21Cと、重み割合設定回路22Cと、
第一周期性検出回路(周期性算出手段、周期性算出工
程)23Cと、第二周期性検出回路(周期性算出手段、
周期性算出工程)24Cとを備えて構成されている。
【0078】上記画素重み切換信号算出回路21Cは、
第一検査回路10Cから出力されたシアンの画像データ
Cについてのフラグ信号AVEKC、ランレングスPR
UNC、繁雑度PBUSYCを入力として、画素重み切
換信号WSCを算出して出力する。
【0079】具体的には、画素重み切換信号算出回路2
1Cでは、シアンの極大判定値PDATAC、極小判定
値DDATAC、ランレングスPRUNC、繁雑度PB
USYCを、以下に示す式の極大判定値PDATA、極
小判定値DDATA、ランレングスPRUN、繁雑度P
BUSYにそれぞれあてはめることにより、シアンの画
素重み切換信号WSCを求め、重み割合設定回路22C
および特徴量抽出回路30の重み切換信号カウント回路
31へ出力する。なお、ここでは、画像データCについ
て説明するが、画像データM,Yも同様に処理される。
【0080】画素重み切換信号判定の条件式(F) WS=0(PDATA=0 or DDATA=0 のとき) =1(PDATA=1 and PRUN>THPRO and PB<THPB0のとき) =1(PDATA=1 and PRUN>THPR1 and PB<THPB1のとき) =1(PDATA=1 and PRUN>THPR2 and PB<THPB2のとき) =2(PDATA=1 and PRUN<THPR3 and PB>THPB3のとき) =2(PDATA=1 and PRUN<THPR4 and PB>THPB4のとき) =2(PDATA=1 and PRUN<THPR5 and PB>THPB5のとき) =3(PDATA=1で、かつ上記以外のとき) =4(DDATA=1 and PRUN>THPR6 and PB<THPB6のとき) =4(DDATA=1 and PRUN>THPR7 and PB<THPB7のとき) =4(DDATA=1 and PRUN>THPR8 and PB<THPB8のとき) =5(DDATA=1 and PRUN<THPR9 and PB>THPB9のとき) =5(DDATA=1 and PRUN<THPR10 and PB>THPB10のとき) =5(DDATA=1 and PRUN<THPR11 and PB>THPB11のとき) =6(DDATA=1で、かつ上記以外のとき) ただし、 PB="100000000"(PRUN=0 のとき)[2進数表記] =PBUSY(PRUN=1 のとき) =PBUSY/2(PRUN=2) =PBUSY×(1/4+1/16+1/64)(PRUN=3のとき) =PBUSY/4(PRUN=4 のとき) =PBUSY×(1/8+1/16+1/64)(PRUN=5のとき) =PBUSY×(1/8+1/32+1/64)(PRUN=6のとき) THPB0〜11,THPR0〜11:閾値(レジスタによる設定値:任
意) THPB3>THPB4>THPB0>THPB1>THPB2>THPB5 THPB9>THPB10>THPB6>THPB7>THPB8>THPB11 THPR0>THPR1>THPR2>THPR3>THPR4>THPR5 THPR6>THPR7>THPR8>THPR9>THPR10>THPR11
【0081】つぎに、上記重み割合設定回路22Cは、
画素重み切換信号算出回路21Cから出力されたシアン
の画素重み切換信号WSCを入力として、以下に示す式
(G)によって、シアンについての網点分類フラグPD
WECを求め、第一周期性検出回路23C、第二周期性
検出回路24C、および特徴量抽出回路30のOR回路
33へ出力する。また、画像データM,Yについても、
重み割合設定回路22M,22Yにおいて同様に処理さ
れる。
【0082】すなわち、図10(a)に示す各色のプレ
ーンにおいて、画素重み切換信号WS(WSC,WS
M,WSY)>0となる極大又は極小である画素の個
数、および画素重み切換信号WS=2or5となる網点
により近い画素の個数をそれぞれ求め、以下の示す条件
式(G)によって、網点分類フラグPDWE(PDWE
C,PDWEM,PDWEY)を求める。
【0083】 重み割合判定の条件式(G) PDWEC=1((WSC=2or5 の個数)×64>(WSC=0の個数)×THWS0Cのとき) =0(上記以外のとき) PDWEM=1((WSM=2or5 の個数)×64>(WSM=0の個数)×THWS0Mのとき) =0(上記以外のとき) PDWEY=1((WSY=2or5 の個数)×64>(WSY=0の個数)×THWS0Yのとき) =0(上記以外のとき) ただし、 PDWEC=0(WSC>0の個数<THWS1のとき) PDWEM=0(WSM>0の個数<THWS1のとき) PDWEY=0(WSY>0の個数<THWS1のとき) THWS0,1:閾値(レジスタによる設定値:任意) さらに、極大・極小画素算出回路12C,12M,12
Yで得られたAVEK=1のとき、(WSC,WSM,WSY=2or5の個
数)は0となる。また、(WSC,WSM,WSY=2or5の個数)は
127を上限とし、それ以上の値は127に収束するこ
ととする。
【0084】つぎに、上記第一周期性検出回路23C
は、画素重み切換信号WSCを用いて、色ドットの周期
性Aを算出する。第一周期性検出回路23Cは、重み割
合設定回路22Cからのシアンについての網点分類フラ
グPDWECを入力として、シアンについての周期性A
算出結果P1Cを求め、特徴量抽出回路30のOR回路
32Cへ出力する。
【0085】上記の「色ドットの周期性A」とは、狭い
領域での網点判別を行うパラメータのことである。な
お、以下では、画像データCについて説明するが、画像
データM,Yも同様に処理される。
【0086】ここで、図11に示すような算出エリアを
設定する。注目画素Pを中央とする横31画素×縦7画
素の領域をエリアAS1とする。同じ大きさで注目画素
Pの左に隣接する領域をエリアAS0、右に隣接する領
域をエリアAS2とする。よって、エリアAS1の左の
15画素はエリアAS0の右の15画素であり、エリア
AS1の右の15画素はエリアAS2の左の15画素で
ある。
【0087】さらに、図12に示すように、周期性Aの
特徴量算出のために、エリアAS1中に縦2段横8列で
配したエリア(算出エリア)C0〜C15を設定する。
エリアC0は隣接するエリアと右・下1画素分を共有す
る縦4画素×縦5画素のエリア、エリアC1〜C6は隣
接するエリアと右・左・下1画素分を共有する縦4画素
×縦6画素のエリア、エリアC7は隣接するエリアと左
・下1画素分を共有する縦4画素×縦4画素のエリア、
エリアC8は隣接するエリアと右・上1画素分を共有す
る縦4画素×縦5画素のエリア、エリアC9〜C14は
隣接するエリアと右・左・上1画素分を共有する縦4画
素×縦6画素のエリア、エリアC15は隣接するエリア
と左・上1画素分を共有する縦4画素×縦4画素のエリ
アである。
【0088】第一周期性検出回路23Cにおける処理の
内容は以下のとおりである。まず、エリアAS1中の各
エリアC0〜C15(図12)において、画素重み切換
信号WSC=2or3(極大)を満たす画素数CSP0
〜CSP15、および画素重み切換信号WSC=5or
6(極小)を満たす画素数CSD0〜CSD15を求め
る。そして、以下に示す条件式(H)によって、各エリ
アC0〜C15に対する極大値API(I=0〜15)
(AP0〜AP15)、極小値ADI(I=0〜15)
(AD0〜AD15)を算出する。
【0089】極値存在判定の条件式(H) API=1(CSPI>0 and CSPI<CW0 のとき)(I=0〜15) =0(上記以外のとき) ADI=1(CSDI>0 and CSDI<CW0 のとき)(I=0〜15) =0(上記以外のとき) ただし、 CW0:閾値(レジスタによる設定値:任意)
【0090】つぎに、各エリアAS0,AS1,AS2
ごとに、極大値API、極小値ADI(I=0〜15)
の総和を求める。
【0091】
【数1】
【0092】つづいて、次式により周期性Aを算出し、
周期性A算出結果P1(1ビット)を出力する。
【0093】
【数2】
【0094】以上の演算結果である周期性A算出結果P
1を、画像データC,M,Yに対してそれぞれ出力す
る。ただし、網点の周期性の可否を判定する極大時につ
いてのパラメータRPJ=1(J=0,1,2)のと
き、画像データC,M,Yに対してそれぞれ得られた極
大値総和ASPJ=0(J=0,1,2)となり、網点
の周期性の可否を判定する極小時についてのパラメータ
RDJ=1(J=0,1,2)のとき、極小値総和AS
DJ=0(J=0,1,2)となる。また、網点の周期
性の可否を判定する極値時についてのパラメータRJ=
1(J=0,1,2)の時、ASPJ=ASDJ=0
(J=0,1,2)となるが、画像データC,M,Yの
全出力値に対してASPJ=ASDJ=0とする。な
お、上記の各パラメータRPJ,RDJ,RJの算出方
法に関しては後述する。
【0095】つづいて、上記第二周期性検出回路24C
は、画素重み切換信号WSCを用いて、色ドットの周期
性Bを算出する。第二周期性検出回路24Cは、重み割
合設定回路22Cからのシアンについての網点分類フラ
グPDWECを入力として、シアンについての周期性B
算出結果P2Cを求め、特徴量抽出回路30のOR回路
32Cへ出力する。
【0096】上記の「色ドットの周期性B」とは、広い
領域での網点判別を行うパラメータのことである。な
お、以下では、画像データCについて説明するが、画像
データM,Yも同様に処理される。
【0097】ここで、図13(a)に示すように、エリ
アAS1中にエリア(算出エリア)D0〜C3を設定す
る。エリアD0〜D3により、エリアAS1は4つに分
割されている。エリアD0〜D2は、横8画素×縦7画
素の領域であり、エリアAS1の左端から順に配されて
いる。エリアD3は、横7画素×縦7画素の領域であ
り、エリアAS1の右端に、エリアD2に隣接して配さ
れている。よって、注目画素PはエリアD1の右端に位
置する。なお、このようにエリアD0〜D3が配された
領域をエリアBS1と記すこととし、あわせてエリアB
S1と領域の半分を共有する左右の領域をそれぞれエリ
アBS0,BS2と記すこととする。
【0098】また、図13(b)に示すように、エリア
AS1中にエリア(算出エリア)E0〜E2を設定す
る。エリアE0〜E2は、横8画素×縦7画素の領域で
あり、エリアAS1の左端より4画素あけた位置から順
に配されている。よって、エリアE2の右端とエリアA
S1の右端との間には、3画素のあきがある。なお、こ
のようにエリアE0〜E2が配された領域をエリアCS
1と記すこととし、あわせてエリアCS1と領域の半分
を共有する左右の領域をそれぞれエリアCS0,CS2
と記すこととする。
【0099】第二周期性検出回路24Cにおける処理の
内容は以下のとおりである。まず、エリアBS1中の各
エリアD0〜D3(図13(a))において、画素重み
切換信号WSC=2or3(極大)を満たす画素数DS
P0〜DSP3、および画素重み切換信号WSC=5o
r6(極小)を満たす画素数DSD0〜DSD3を求め
る。
【0100】同様に、エリアCS1中の各エリアE0〜
E2(図13(b))において、画素重み切換信号WS
C=2or3(極大)を満たす画素数ESP0〜ESP
2、および画素重み切換信号WSC=5or6(極小)
を満たす画素数ESD0〜ESD2を求める。
【0101】つづいて、以下の式(I)により、エリア
内の極大画素の存在を検知した極大画素検知フラグBS
P,CSP、およびエリア内の極小画素の存在を検知し
た極小画素検知フラグBSD,CSDを求める。 極値存在判定の条件式(I) BSPI=1(DSPI>0 and DSPI<CW2のとき)(I=0〜3) =0(上記以外のとき) BSDI=1(DSDI>0 and DSDI<CW2のとき)(I=0〜3) =0(上記以外のとき) CSPI=1(ESPI>0 and ESPI<CW2のとき)(I=0〜2) =0(上記以外のとき) CSDI=1(ESDI>0 and ESDI<CW2のとき)(I=0〜2) =0(上記以外のとき)
【0102】
【数3】
【0103】つぎに、上記の式(I)により算出された
各エリアBS0〜BS2,CS0〜CS2の和BSP,
BSDを用いて、以下の式(J)によって、極大画素の
フラグ数SSP、極小画素のフラグ数SSD、エリアD
0〜D3でのエリア数NNP、エリアE0〜E2でのエ
リア数NNDを求める。
【0104】図13(a),(b)のどちらの領域を選
択するかの判定の条件式(J) SPJ=BSPJ,NPJ=4(BSPJ>CSPJのとき) SPJ=CSPJ,NPJ=3(BSPJ ≦CSPJのとき) SDJ=BSDJ,NDJ=4(BSDJ>CSDJのとき) SDJ=CSDJ,NDJ=3(BSDJ ≦CSDJのとき) ただし、 J=0,1,2
【0105】
【数4】
【0106】そして、次式(K)により周期性Bを算出
して、周期性B算出結果P2(1ビット)を出力する。
【0107】周期性判定の条件式(K) P2=1((SSP×16>THBS×NNP)or(SSD×16>THBS×NND)の
とき) P2=0(上記以外のとき) ただし、 THBS:閾値(レジスタによる設定値:任意) また、RPJ=1(J=0,1,2)のとき、SPJ=0,NPJ=4(J=0,1,2)と
なり、RDJ=1(J=0,1,2)のとき、SDJ=0,NDJ=4(J=0,1,2)と
なる。さらに、RJ=1(J=0,1,2) のとき、SPJ=SDJ=0,NPJ=
NDJ=4(J=0,1,2)となるが、C,M,Yの全出力値に対し
てSPJ=SDJ=0,NPJ=NDJ=4 とする。
【0108】ここで、上記の演算で用いた極大時につい
てのパラメータRPJ、極小時についてのパラメータR
DJ、極値時についてのパラメータRJの算出方法を説
明する。まず、上記のパラメータRPJ,RDJは、画
像データC,M,Yの各プレーンに対して、以下の条件
式(L)によって算出される。
【0109】 周期性可否判定の条件式(L) RPJ=1((WS=2,3 の個数)×64<THRU×(WS=1,2,3の個数) のとき) =0(上記以外のとき) RDJ=1((WS=4,5 の個数)×64<THRU×(WS=4,5,6の個数) のとき) =0(上記以外のとき) ただし、 J=0,1,2 THRU: 閾値(レジスタによる設定値:任意)
【0110】また、上記パラメータRJは、つぎのよう
に算出される。まず、図14より画像データC,M,Y
の各プレーンにおいてWS=1,2,3(極大時),W
S=4,5,6(極小時)を満たすものが1つでもあれ
ば、CP=1(極大時)、CD=1(極小時)とする。
【0111】ここで、図15(a),(b)に示すよう
な、RJ算出エリアを設定する。図15(a)は、特定
領域範囲(図2)が、エリアCU0〜CU3の4つの領
域に分割されている。エリアCU0〜CU2は、縦1画
素×横31画素の領域であり、この順序で特定領域範囲
の上端側から配されている。エリアCU3は、縦4画素
×横31画素の領域であり、特定領域範囲の下端にエリ
アCU2に隣接して配されている。図15(a)に示し
た分割は、画像下部の網点判別の誤判定を防ぐことがで
きる分割になっている。また、図15(b)は、特定領
域範囲(図2)が、エリアCT0〜CT3の4つの領域
に分割されている。エリアCT0〜CT2は、縦1画素
×横31画素の領域であり、この順序で特定領域範囲の
下端側から配されている。エリアCT3は、縦4画素×
横31画素の領域であり、特定領域範囲の上端にエリア
CT2に隣接して配されている。図15(b)に示した
分割は、画像上部の網点判別の誤判定を防ぐことができ
る分割になっている。
【0112】そして、図15に示すエリアに対して以下
の条件処理を行い、上記のパラメータRPJ,RDJを
算出する。
【0113】極値存在判定の条件式(M) 極大時 つぎの条件を満たすときは、RPJ=1(J=0,1,2) (CTP0>THCT0 and CTP1<THCT1 and CTP2<THCT2 and CTP3
<THCT3) or (CUP0>THCU0 and CUP1<THCU1 and CUP2<THCU2 and CUP3
<THCU3) それ以外のときは、RPJ=0(J=0,1,2) 極小時 つぎの条件を満たすときは、RDJ=1(J=0,1,2) (CTD0>THCT0 and CTD1<THCT1 and CTD2<THCT2 and CTD3
<THCT3) or (CUD0>THCU0 and CUD1<THCU1 and CUD2<THCU2 and CUD3
<THCU3) それ以外のときは、RDJ=0(J=0,1,2) ただし、 CTP0〜3:CT0〜3領域におけるCP=1の数 CTD0〜3:CT0〜3領域におけるCD=1の数 CUP0〜3:CU0〜3領域におけるCP=1の数 CUD0〜3:CU0〜3領域におけるCD=1の数 THCT0〜3:閾値(レジスタによる設定値:任意) THCU0〜3:閾値(レジスタによる設定値:任意)
【0114】つぎに、得られた結果から、上記パラメー
タRJは、パラメータRPJとパラメータRDJの論理
和として、OR回路により演算される。 RJ=(RPJ)OR(RDJ)
【0115】以上のように、第二検査回路20は、各色
ごとに、第一検査回路10Cの極大・極小画素算出回路
12および極大・極小画素周辺情報検出回路13からの
フラグ信号AVEK、ランレングスPRUN、繁雑度P
BUSYを入力として、周期性A算出結果P1、周期性
B算出結果P2、画素重み切換信号WS、網点分類フラ
グPDWEを特徴量抽出回路30へ出力する。また、そ
の過程において、画素重み切換信号算出回路21Cで、
重み割合WSをカウントして、周期性Aおよび周期性B
を求めることによって、周期性特徴パラメータを算出す
る。
【0116】図4に示すように、上記特徴量抽出回路3
0は、重み切換信号カウント回路31と、OR回路32
Cと、OR回路32Mと、OR回路32Yと、OR回路
33と、OR回路34とを備えて構成されている。
【0117】上記特徴量抽出回路30は、第二検査回路
20C,20M,20Yから出力された周期性A算出結
果P1、周期性B算出結果P2、画素重み切換信号W
S、網点分類フラグPDWEを入力として、網点判別結
果フラグSCRFLGを求めて補正回路40へ出力す
る。
【0118】上記重み切換信号カウント回路31は、図
10に示すように、第二検査回路20の画素重み切換信
号算出回路(画素重み切換信号算出手段)21(21
C,21M,21Y)で各プレーンごとに得られた画素
重み切換信号WS(WSC,WSM,WSY)(図10
(a))より、以下の条件式(N)にしたがって、各プ
レーンごとに画素重みW(WC,WM,WY)を求め
(図10(b))、その最大値を画素重みWMAXとし
て1プレーンで表す。なお、各プレーンの左上角の四角
は、画素重み切換信号WSや画素重みWの値を有する1
画素の単位を示している。
【0119】画素重み判定の条件式(N) WMAX=MAX(WC,WM,WY) ただし、 W=0(WS=0のとき) W=0(WS=1or4 のとき) W=3(WS=2or5 のとき) W=1(WS=3or6 のとき)
【0120】さらに、重み切換信号カウント回路31
は、図11に示すエリアAS0,AS1,AS2に対し
て、副走査方向(縦方向)に連続する7画素の画素重み
がW=0となる最大連続ライン数NRUNをそれぞれ求
める。そして、以下の条件式(O)により、網点結果を
示す網点判別フラグKOUT(1ビット)を求めて、O
R回路34へ出力する。
【0121】重み切換信号カウントフラグ判定の条件式
(O) NRUN≦THRUNの時 PDSUM0=AREA0のW=1の個数/Ks( ただし、PDSUM0≧128
時、PDSUM0=127) PDSUM1=AREA1のW=1の個数/Ks( ただし、PDSUM1≧128
時、PDSUM1=127) PDSUM2=AREA2のW=1の個数/Ks( ただし、PDSUM2≧128
時、PDSUM2=127) NRUN>THRUNの時 PDSUM0=AREA0のW=1の個数/Ks(ただし、PDSUM0≧128時、
PDSUM0=127) PDSUM1=AREA1のW=1の個数/Ks(ただし、PDSUM1≧128時、
PDSUM1=127) PDSUM2=AREA2のW=1の個数/Ks(ただし、PDSUM2≧128時、
PDSUM2=127) ただし、 Ks=2or4(レジスタの設定値) PDSUM=(PDSUM0+PDSUM1*X+PDSUM2) X=2or3or4(レジスタの設定値) KOUT=1(PDSUM>THCSUM のとき) =0(上記以外のとき)
【0122】上記OR回路32C,32M,32Yは、
各プレーンごとに、第一周期性検出回路(周期性算出手
段、周期性算出工程)23C,23M,23Yおよび第
二周期性検出回路(周期性算出手段、周期性算出工程)
24C,24M,24Yからそれぞれ入力される周期性
A算出結果P1C,P1M,P1Yおよび周期性B算出
結果P2C,P2M,P2Yの論理和LPC,LPM,
LPYを求め、OR回路34へ出力する。
【0123】上記OR回路33は、重み割合設定回路2
2C,22M,22Yから各プレーンごとに入力される
網点分類フラグPDWEC,PDWEM,PDWEYの
論理和LPDWEを求め、OR回路34へ出力する。
【0124】上記OR回路34は、重み切換信号カウン
ト回路31からの網点判別フラグKOUTと、OR回路
32C,32M,32Yからの論理和LPC,LPM,
LPYと、OR回路33からの論理和LPDWEとを入
力として、これらの論理和である網点判別結果フラグS
CRFLG(1ビット)を求め、補正回路40へ出力す
る。
【0125】なお、特徴量抽出回路30の信号線上にセ
レクタを挿入することにより、領域判別に使用する特徴
量の数・種類を、画像データや画像処理装置の仕様によ
り、変えることができる。
【0126】以上のように、特徴量抽出回路30は、第
二検査回路20の画素重み切換信号算出回路21と、重
み割合設定回路22と、第一周期性検出回路23と、第
二周期性検出回路24とからの周期性A算出結果P1、
周期性B算出結果P2、画素重み切換信号WS、網点分
類フラグPDWEを入力として、網点判別結果フラグS
CRFLGを求め、補正回路40へ出力する。
【0127】上記補正回路40は、高密度性特徴パラメ
ータ、粒状性特徴パラメータ、および周期性特徴パラメ
ータを抽出し、各要素により得られた画像領域判別結果
をブロック補正する。補正回路40を設けることによ
り、最終的な画像領域判別の誤った判断を軽減すること
ができる。
【0128】図5に示すように、上記補正回路40は、
FIFOメモリ41と、網点ブロック補正回路42とを
備えて構成されている。
【0129】上記網点ブロック補正回路42は、FIF
Oメモリ41からの網点判別結果フラグSCRFLGを
入力とし、網点判別結果MESHを求めて、出力する。
ここで、網点ブロック補正回路42には、上記FIFO
メモリ41からの信号とリアルタイムで入力される信号
とがバスとして入力されている。
【0130】ここで、図16(a)〜(c)および図1
7(a)〜(c)に示すような、網点ブロック補正エリ
アが設定されており、網点ブロック補正回路42の処理
において利用される。網点ブロック補正エリアとして
は、2種のマトリクスのモードがあり、それぞれ3種類
のエリアを含んでいる(図16,図17)。
【0131】図16(a)〜(c)は、18×61画素
のマトリクスにおいてのブロック補正であるモードの網
点ブロック補正エリアである。図16(a)は、主走査
方向の網点ブロック補正をするように分割されたエリア
である。図16(b)は、副走査方向の網点ブロック補
正をするように分割されたエリアである。図16(c)
は、主走査方向および副走査方向を加味した網点ブロッ
ク補正をするように分割されたエリアである。
【0132】図17(a)〜(c)は、14×61画素
のマトリクスにおいてのブロック補正であるモードの網
点ブロック補正エリアである。図17(a)は、主走査
方向の網点ブロック補正をするように分割されたエリア
である。図17(b)は、副走査方向の網点ブロック補
正をするように分割されたエリアである。図17(c)
は、主走査方向および副走査方向を加味した網点ブロッ
ク補正をするように分割されたエリアである。
【0133】網点ブロック補正回路42は、網点ブロッ
ク補正を実際に行う際、2種類のマトリクスのモードに
ついて(図16,図17)、処理速度と高画質とのどち
らを優先するかを基準に、何れか一方を選択して使用す
る。選択されたモードの網点ブロック補正エリアに含ま
れる3種類のエリアにおいて、網点判別結果フラグSC
RFLG=1である画素の個数を求める。そして、以下
の条件式(P)を満たす場合には網点判別結果MESH
を「1」とし、それ以外の場合には「0」として、最終
出力結果とする。すなわち、網点判別結果MESH=1
のとき、その画素は網点であると判断される。
【0134】網点判別の条件式(P) (MC0>THMC0 and MC1>THMC1 and MC2>THMC2 and MC3>THM
C3) or (MC4>THMC4 and MC5>THMC5 and MC6>THMC6) or (SC0>THSC0 and SC1>THSC1 and SC2>THSC2 and SC3>
THSC3) or (SC16>THSC16 and SC17>THSC17 and SC18>THSC18 an
d SC19>THSC19) or (CC1>THCC1 and CC2>THCC2 and CC3>THCC3 and CC4>
THCC4) ただし、 THMC0〜6:閾値(レジスタによる設定値:任意) THSC0〜3,16〜19:閾値(レジスタによる設定値:任意) THCC1〜4:閾値(レジスタによる設定値:任意)
【0135】したがって、補正回路40は、特徴量抽出
回路30のOR回路34からの網点判別結果フラグSC
RFLGを入力として、網点判別結果MESHを画像処
理部2へ出力する。
【0136】以上のように、本実施の形態にかかる画像
処理装置は、原稿を走査して得られる多値画像データ
C,M,Yから、画像上における各画素が属している領
域特性を判別する際に、高密度性特徴パラメータ、粒状
性特徴パラメータ、および周期性特徴パラメータを抽出
し、各要素により画像領域判別を行う。
【0137】これにより、上記画像処理装置は、CCD
センサ等により原稿を走査して得られたC,M,Yそれ
ぞれの多値画像データに対し、注目画素と隣接した近傍
画素からなる特定領域から各特徴パラメータを抽出し、
それらに基づいて画像上における注目画素が属している
領域を、文字領域、網点領域、写真領域の何れであるの
かをより確実に判別することができる。よって、より最
適な画像処理が可能となり、高画質化が達成できる。
【0138】また、上記画像処理装置は、原稿画像を走
査して得られた入力多値画像データから各色成分C,
M,Yごとに極大・極小画素を検出する極大・極小検出
回路を有し、高密度性特徴パラメータを算出する。これ
により、上記画像処理装置は、各色成分が画像データ
C,M,Yごとに、極大・極小画素を検出し、高密度性
特徴パラメータに基づいて、文字、網点、写真領域を判
別することができる。
【0139】また、上記画像処理装置は、極大・極小検
出回路から得られた極大・極小画素から各色成分の画像
データC,M,Yごとにランレングスおよび繁雑度を抽
出する極大・極小画素周辺情報算出回路を有し、粒状性
特徴パラメータを算出する。これにより、上記画像処理
装置は、極大・極小画素から各色成分の画像データC,
M,Yごとにランレングスおよび繁雑度を抽出し、粒状
性特徴パラメータに基づいて、網点領域とそれ以外(連
続した点、線)の領域とを判別することができる。
【0140】また、上記画像処理装置は、極大・極小画
素周辺情報算出回路から得られたランレングスおよび繁
雑度から各色成分の画像データC,M,Yごとに画素重
み切換信号を抽出する画素重み切換信号算出回路を有す
る。
【0141】これにより、上記画像処理装置は、ランレ
ングスおよび繁雑度から、各色成分の画像データC,
M,Yごとに、画素重み切換信号を抽出し、重みの割合
をある領域内でカウントすることによって、画像データ
の特徴量を抽出し、文字、網点、写真領域を判別するこ
とができる。
【0142】また、上記画像処理装置は、画素重み切換
信号算出回路から得られた画素重み切換信号の各色成分
の画像データC,M,Yごとの周期性を抽出する周期性
算出回路を有し、周期性特徴パラメータを算出する。
【0143】これにより、上記画像処理装置は、画素重
み切換信号の各色成分の画像データC,M,Yごとの周
期性を抽出し、周期性特徴パラメータを算出することに
より、網点であれば周期性を確認でき、文字、網点、写
真領域を判別することができる。
【0144】また、上記画像処理装置は、各色成分の画
像データC,M,Yごとに画素重み切換信号算出回路か
ら得られた画素重み切換信号を合成する画素重み付け回
路を有し、領域判別のための特徴量を抽出する。
【0145】これにより、上記画像処理装置は、画素重
み切換信号を合成し、領域判別のための特徴量を抽出す
ることにより、文字、網点、写真領域を判別することが
できる。
【0146】また、上記画像処理装置は、原稿を走査し
て得られる多値画像データから、画像上における各画素
が属している領域特性を判別する際に、高密度性特徴パ
ラメータ、粒状性特徴パラメータ、および周期性特徴パ
ラメータを抽出し、各要素を画像データに応じて画像領
域の判別に利用するパラメー夕を選択することができ
る。
【0147】これにより、上記画像処理装置は、画像領
域の判別に利用するパラメー夕を画像データに応じて選
択することができるため、様々な画像データに対して効
率よく高速に文字、網点、写真領域を判別することがで
きる。
【0148】また、上記画像処理装置は、原稿を走査し
て得られる多値画像データから、画像上における各画素
が属している領域特性を判別する際に、高密度性特徴パ
ラメータ、粒状性特徴パラメータ、および周期性特徴パ
ラメータを抽出し、各要素により得られた画像領域判別
結果をブロック補正する補正回路を有する。
【0149】これにより、上記画像処理装置は、各パラ
メータを抽出し、各要素により得られた画像領域判別結
果をブロック補正することにより、最終的な画像領域判
別の誤った判断を軽減することができる。
【0150】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図6、および図18から図32に基づいて説明
すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前
記の実施の形態1において示した部材と同一の機能を有
する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略す
る。また、図18,図19,図22から図27中の線幅
の太い信号線は、多ビットを並列に伝達可能な信号線を
示している。
【0151】本実施の形態にかかる画像処理装置は、原
稿を走査して得られるCMYおのおのの多値画像データ
から、画像上における各画素が属している領域が黒文字
領域であるか否かのカラー画像領域判別処理を行う。
【0152】本実施の形態では、図6に示す画像領域判
別部3に設けられている第二画像領域判別回路3bにつ
いて説明する。
【0153】図18を用いて、上記第二画像領域判別回
路3bの構成の概略について説明する。上記第二画像領
域判別回路3bは、ラインメモリ101と、色判定回路
102と、エッジ判別回路(エッジ判別手段、エッジ判
別工程)103と、判定処理回路104とを備えて構成
されている。
【0154】第二画像領域判別回路3bは、入力部1の
CCDセンサ1C,1M,1Yでシアン、マゼンタ、イ
エローの各色ごとに得られた画像データC,M,Yが、
それぞれラインメモリ101C,101M,101Yへ
入力され、各色7ライン8ビットの形式に変換されて、
色判定回路102およびエッジ判別回路103に入力さ
れる。エッジ判別回路103ではエッジ検出信号S13
4およびエッジ判別信号S136が求められ、これらに
基づいて判定処理回路104にてエッジ判別結果EDG
Eが算出され、色判定回路102に入力される。色判定
回路102は、ラインメモリ101C,101M,10
1Yからの画像データC,M,Yと、判定処理回路10
4からのエッジ判別結果EDGEとを入力として、黒文
字判別結果BLACKを出力する。
【0155】上記ラインメモリ101(101C,10
1M,101Y)は、6ライン並列に並んだラインメモ
リである。ラインメモリ101は、入力部1のCCDセ
ンサ1(1C,1M,1Y)(図6)によって、原稿画
像を走査して得られた原稿画像データである、各色8ビ
ットの画像データC,M,Yを、システムクロックに同
期した状態で6ライン並列に並べて格納するとともに、
常に7ラインの画像データC,M,Yを並列に出力す
る。例えば、A3、600dpiの各色8ビットの画像
データの場合、1ライン当り約7Kバイトの容量が必要
になる。なお、本実施の形態では、特定領域が7画素×
7画素の場合を例として示すが、これに限定するもので
はない。よって、ラインメモリ101の形態もこれに限
定されるものではない。
【0156】このように、ラインメモリ101C,10
1M,101Yは、CCDセンサ1C,1M,1Yから
の各色8ビットの画像データC,M,Yを、各色7ライ
ン8ビットの形式に変換して、後述する色判定回路10
2およびエッジ判別回路103に出力する。
【0157】上記色判定回路102は、各色7ライン8
ビットの画像データC,M,Yと、判定処理回路104
からのエッジ判別結果EDGEとを入力として、これを
統合処理し、黒文字判別結果BLACKを出力する。
【0158】図19に示すように、上記色判定回路10
2は、色特徴量抽出回路(色特徴量抽出手段)121
と、色検出回路(色検出手段、色検出工程)122と、
カウント回路(カウント手段、カウント工程)123
と、黒色検出回路(黒色検出手段、黒色検出工程)12
4とを備えて構成されている。
【0159】上記色特徴量抽出回路121は、最大値算
出回路(最大値算出手段)121aと、最小値算出回路
(最小値算出手段)121bと、最大濃度差算出回路
(最大濃度差算出手段)121cと、濃度平均値算出回
路(濃度平均値算出手段)121dと、濃度差総和算出
回路(濃度差総和算出手段)121eとを備えて構成さ
れている。
【0160】上記の最大値算出回路121a、最小値算
出回路121b、最大濃度差算出回路121c、濃度平
均値算出回路121d、濃度差総和算出回路121e
は、特定領域内のC,M,Yそれぞれ同一座標に位置す
る画像データについて、最大値特徴量MAX、最小値特
徴量MIN、最大濃度差特徴量SUB、濃度差平均値特
徴量AVE、濃度差総和特徴量PLUSをそれぞれ算出
する。
【0161】ここで、最大値算出回路121a、最小値
算出回路121b、最大濃度差算出回路121cは、各
画像データC,M,Yにおける注目画素を中心とした特
定領域内において、全画素中の濃度レベルの最大値、最
小値、それらの最大濃度差を求める。濃度平均値算出回
路121dは、特定領域内の全画素中の濃度レベルの平
均値を求める。濃度差総和算出回路121eは、特定領
域内の主走査方向に隣接する画素間の濃度レベル差の絶
対値の総和と副走査方向に隣接する画素間の濃度レベル
差の絶対値の総和との和を求める。
【0162】ここで、上記の各特徴量MAX,MIN,
SUB,AVE,PLUSは、各色ごとの7画素×7画
素の領域の同一座標の画像データC,M,Yを互いに比
較、算出することにより求められる。よって、上記の各
特徴量は、それぞれ49個(7×7)ずつ求められるこ
とになる。
【0163】上記色検出回路122は、色特徴量抽出回
路121の各算出回路121a〜121eで算出された
各特徴量と画像データC,M,Yとを入力として、それ
ぞれに対して設定された閾値とを比較することにより、
第一色検出結果COLORおよび第二色検出結果信号S
126をカウント回路123と黒色検出回路124とへ
出力する。
【0164】上記色検出回路122は、図19に示すよ
うに、第一色検出回路125と、第二色検出回路126
とを備えて構成されている。
【0165】図20に示すように、上記第一色検出回路
125は、7個の比較器201〜207と、2個のセレ
クタ208,209と、組み合わせ回路210と、OR
回路211と、AND回路212とを備えて構成されて
いる。
【0166】上記比較器201は、最小値算出回路12
1bで算出された最小値特徴量MINを閾値THMIN
と比較し、最小値特徴量MINが閾値THMIN以上で
ある場合には「1」を、それ以外の場合には「0」を、
信号S201として組み合わせ回路210へ出力する。
【0167】上記比較器202は、濃度差総和算出回路
121eで算出された濃度差総和特徴量PLUSを閾値
THPLUSと比較し、濃度差総和特徴量PLUSが閾
値THPLUSより大きい場合には「1」を、それ以外
の場合には「0」を、信号S202として組み合わせ回
路210へ出力する。
【0168】上記比較器203は、最大濃度差算出回路
121cで算出された最大濃度差特徴量SUBを閾値T
HSUBと比較し、最大濃度差特徴量SUBが閾値TH
SUBより小さい場合には「1」を、それ以外の場合に
は「0」を、信号S203として組み合わせ回路210
へ出力する。
【0169】上記組み合わせ回路210は、各比較器2
01〜203からの信号S201,S202,S203
を入力として、すべてが「1」である場合には「01
(2ビット)」を、それ以外の場合には「10(2ビッ
ト)」を、信号S210としてセレクタ208へ出力す
る。
【0170】上記比較器204は、濃度平均値算出回路
121dで算出された濃度平均値特徴量AVEを閾値T
HAVEと比較し、濃度平均値特徴量AVEが閾値TH
AVEより小さい場合には「1」を、それ以外の場合に
は「0」を、信号S204としてセレクタ208および
AND回路212へ出力する。
【0171】上記セレクタ208は、比較器204から
の信号S204を制御信号として、信号S204が
「0」である場合には組み合わせ回路210からの信号
S210である「01」あるいは「10」を、それ以外
の場合には「00」を、2ビットの信号S208として
セレクタ209へ出力する。
【0172】上記比較器205は、画素の画像データC
を閾値THCと比較し、画像データCが閾値THC以上
である場合には「1」を、それ以外の場合には「0」
を、信号S205としてOR回路211へ出力する。
【0173】上記比較器206は、画素の画像データM
を閾値THMと比較し、画像データMが閾値THM以上
である場合には「1」を、それ以外の場合には「0」
を、信号S206としてOR回路211へ出力する。
【0174】上記比較器207は、画素の画像データY
を閾値THYと比較し、画像データYが閾値THY以上
である場合には「1」を、それ以外の場合には「0」
を、信号S207としてOR回路211へ出力する。
【0175】上記OR回路211は、各比較器205〜
207からの信号S205,S206,S207の論理
和を演算し、結果を信号S211としてAND回路21
2へ出力する。
【0176】上記AND回路212は、比較器204か
らの信号S204とOR回路211からの信号S211
との論理積を演算し、結果を信号S212としてセレク
タ209へ出力する。
【0177】上記セレクタ209は、AND回路212
からの信号S212を制御信号として、信号S212が
「1」である場合にはセレクタ208からの信号S20
8である「01(2ビット)」を、それ以外の場合には
「10(2ビット)」を、第一色検出回路125の出力
である第一色検出結果COLORとしてカウント回路1
23および黒色検出回路124へ出力する。
【0178】以上の構成により、第一色検出回路125
は、特定領域内の同一座標における最小値特徴量MI
N、最大濃度差特徴量SUB、濃度差平均値特徴量AV
E、濃度差総和特徴量PLUSおよび画像データC,
M,Yと、それぞれに対して設定された閾値とを比較
し、組み合わせにしたがって、第一色検出結果COLO
Rを3通りに出力する。すなわち、第一色検出結果CO
LORが「01」である場合には「黒文字領域(強調処
理が必要)」を意味し、「10」である場合には「黒文
字領域(強調処理は不要)」を意味し、「00」である
場合には「黒文字領域以外の領域」を意味する。つま
り、第一色検出結果COLORは黒色の部分を検出して
いる。
【0179】図21に示すように、上記第二色検出回路
126は、2個の比較器221,222と、AND回路
223とを備えて構成されている。
【0180】上記比較器221は、最大値算出回路12
1a(図19)で算出された最大値特徴量MAXを閾値
THMAXと比較し、最大値特徴量MAXが閾値THM
AX以上である場合には「1」を、それ以外の場合には
「0」を、信号S221としてAND回路223へ出力
する。
【0181】上記比較器222は、最大濃度差算出回路
121c(図19)で算出された最大濃度差特徴量SU
Bを閾値THSUBと比較し、最大濃度差特徴量SUB
が閾値THSUB以上である場合には「1」を、それ以
外の場合には「0」を、信号S222としてAND回路
223へ出力する。
【0182】上記AND回路223は、比較器221,
222からの信号S221,S222の論理積を演算
し、結果を第二色検出回路126の出力である第二色検
出結果信号S126としてカウント回路123とへ出力
する。
【0183】以上の構成により、第二色検出回路126
は、特定領域内の同一座標における最大値特徴量MAX
および最大濃度差特徴量SUBと、それぞれに対して設
定された閾値とを比較し、第二色検出結果信号S126
を2通りに出力する。すなわち、第二色検出結果信号S
126が「1」である場合には「濃色領域」を意味し、
「0」である場合は「濃色領域以外の領域」を意味す
る。
【0184】ここで、第一色検出回路125および第二
色検出回路126で設定する各閾値の最適値を以下に示
す。なお、値はすべて10進表記である。また、数値の
範囲等については、10ビット信号である閾値THPL
USを除いて、すべて8ビット(0〜255)内で設定
可能である。設定の基準は、画像処理装置の状態(CC
Dなど)によって変化する。 THMIN=26,THPLUS=73,THSUB=25,THAVE=88,TH(THC,THM,TH
Y)=25,THMAX=60
【0185】上記カウント回路123(図19)は、特
定領域内の第一色検出結果COLORおよび第二色検出
結果信号S126の総数をカウントし、カウント結果C
OUNTとして黒色検出回路124へ出力する。すなわ
ち、カウント結果COUNTは、黒色と黒以外の色の数
を表している。
【0186】上記黒色検出回路124(図19)は、第
一色検出回路125からの第一色検出結果COLOR
と、カウント回路123からのカウント結果COUNT
と、後述する判定処理回路104からのエッジ判別結果
EDGEとを入力として、注目画素に対する黒文字判別
結果BLACKを第二画像領域判別回路3bの結果とし
て出力する。
【0187】図22に示すように、黒色検出回路124
は、3個の組み合わせ回路231〜233と、4個のセ
レクタ234〜237と、比較器238とを備えて構成
されている。
【0188】上記組み合わせ回路231は、2ビット並
列に伝達されるエッジ判別結果EDGEおよび第一色検
出結果COLORを入力として、EDGE=01かつC
OLOR=01である場合には「1」を、それ以外の場
合には「0」を、1ビットの信号S231としてセレク
タ234へ出力する。
【0189】上記組み合わせ回路232は、2ビット並
列に伝達されるエッジ判別結果EDGEおよび第一色検
出結果COLORを入力として、EDGE=10かつC
OLOR=01である場合には「1」を、それ以外の場
合には「0」を、1ビットの信号S232としてセレク
タ235へ出力する。
【0190】上記組み合わせ回路233は、2ビット並
列に伝達されるエッジ判別結果EDGEおよび第一色検
出結果COLORを入力として、「EDGE=01かつ
COLOR=10」あるいは「EDGE=10かつCO
LOR=10」である場合には「1」を、それ以外の場
合には「0」を、1ビットの信号S233としてセレク
タ236へ出力する。
【0191】上記セレクタ234は、組み合わせ回路2
31からの信号S231を制御信号として、信号S23
1が「1」である場合には「01(2ビット)」を、そ
れ以外の場合には「00(2ビット)」を、信号S23
4としてセレクタ235へ出力する。
【0192】上記セレクタ235は、組み合わせ回路2
32からの信号S232を制御信号として、信号S23
2が「1」である場合には「10(2ビット)」を、そ
れ以外の場合にはセレクタ234からの信号S234で
ある「01」あるいは「00」を、信号S235として
セレクタ236へ出力する。
【0193】上記セレクタ236は、組み合わせ回路2
33からの信号S233を制御信号として、信号S23
3が「1」である場合には「10(2ビット)」を、そ
れ以外の場合にはセレクタ235からの信号S235で
ある「10」,「01」,「00」の何れかを、信号S
236としてセレクタ237へ出力する。
【0194】上記比較器238は、カウント結果COU
NTを閾値THCOUNTと比較して、カウント結果C
OUNTが閾値THCOUNT以上である場合には
「1」を、それ以外の場合には「0」を、信号S238
としてセレクタ237へ出力する。
【0195】上記セレクタ237は、比較器238から
の信号S238を制御信号として、信号S238が
「1」である場合には「00(2ビット)」を、それ以
外の場合にはセレクタ236からの信号S236である
「10」,「01」,「00」の何れかを、黒色検出回
路124の出力である黒文字判別結果BLACKとして
出力する。
【0196】以上の構成により、黒色検出回路124
は、色の変化が急激に発生する箇所を検出したエッジ判
別結果EDGEと、黒色の部分を検出した第一色検出結
果COLORと、黒色と黒以外の色の数をカウントした
カウント結果COUNTとの組み合わせにより、黒文字
の検出、特に黒文字のエッジ部分の検出を行う。
【0197】ここで、比較器238で設定する閾値TH
COUNTは、10から20の範囲の数値が好ましく、
最適値は14(10進表記)である。なお、数値の範囲
等については、8ビット(0〜255)内で設定可能で
ある。設定の基準は、画像処理装置の状態(CCDな
ど)によって変化する。
【0198】黒文字判別結果BLACKは、第二画像領
域判別回路3bから画像処理部2における後処理(フィ
ルタ処理)のプログラムに入力され、画像にエッジ強調
処理が施される。
【0199】図18に示すように、上記エッジ判別回路
103は、ラインメモリ101からの各色7ライン8ビ
ットの画像データC,M,Yを入力として、注目画素が
エッジであるか否かを検出した、後述するエッジ検出信
号S134およびエッジ判別信号S136を判定処理回
路104へ出力する。そして、判定処理回路104は、
入力されたエッジ検出信号S134およびエッジ判別信
号S136に基づいて、エッジ判別結果EDGEを決定
し、色判定回路102へ出力する。
【0200】上記エッジ判別回路103は、図23に示
すように、各色ごとに設けられたエッジ判別前処理回路
130C,130M,130Yと、第一LUT(look u
p table )133と、第二エッジ検出回路134と、第
二エッジ閾値選択回路(エッジ閾値選択手段)135
と、エッジ特徴量抽出回路(エッジ特徴量抽出手段)1
36とを備えて構成されている。
【0201】上記エッジ判別前処理回路130C,13
0M,130Yは、同一の構成を有するため、以下では
エッジ判別前処理回路130Cを例として説明する。
【0202】上記エッジ判別前処理回路130Cは、第
一エッジ検出回路131Cを備えており、ラインメモリ
101Cからの7ライン8ビットの画像データCを入力
として、エッジ抽出のためのマスクフィルタMF(後
述)とのたたみ込み演算を行うことによって、画像デー
タCのエッジ検出結果信号S131Cを求め、第一LU
T133へ出力する。なお、上記エッジ判別前処理回路
130M,130Yも同様に、第一エッジ検出回路13
1M,131Yを備えている。
【0203】また、上記エッジ判別前処理回路130C
は、第一エッジ閾値選択回路(エッジ閾値選択手段)1
32Cを備えており、ラインメモリ101Cからの7ラ
イン8ビットの画像データCを入力として、注目画素を
中心とする領域の画像データCを二値化して、二値化画
像データS132Cを第二エッジ閾値選択回路135へ
出力する。なお、上記エッジ判別前処理回路130M,
130Yも同様に、第一エッジ閾値選択回路(エッジ閾
値選択手段)132M,132Yを備えている。
【0204】図24に示すように、上記第一エッジ検出
回路131Cは、ラインメモリ101Cからの7ライン
8ビットの画像データCを入力として、特定領域内の注
目画素P0(斜線部分)を中心とする9画素(3画素×
3画素)の画像データCに対しエッジ抽出のためのマス
クフィルタMFをたたみ込み、得られた値と閾値THC
ONVCとの比較結果を画像データCのエッジ検出結果
信号S131Cとして、第一LUT133へ出力する。
【0205】ここで、第一エッジ検出回路131Cは、
2本の演算系317h,317vと、加算器315と、
比較器316とを備えて構成されている。
【0206】上記演算系317hは、3個の減算器30
1〜303と、3個の積算器304〜306と、加算器
307とを備えて構成されている。また、上記演算系3
17vは、3個の減算器308〜310と、3個の積算
器311〜313と、加算器314とを備えて構成され
ている。なお、演算系317hと演算系317vとは、
ほぼ同一の構成であり、演算過程での画素の組み合わせ
の方向が異なるのみである。
【0207】具体的には、演算系317hでは、まず、
画像データCについて、画素Pの画素値とマスクフィル
タMFのフィルタ係数W(図31(a))とを、マトリ
クスの対応する位置ごとに掛け合わせる。つづいて、減
算器301にて(m−1,n−1)の値と(m+1,n
−1)の値を減算した結果と、減算器302にて(m−
1,n+1)の値と(m+1,n+1)の値を減算した
結果と、積算器304,305にてそれぞれに2が乗じ
られた(m−1,n)の値と(m+1,n)の値とを減
算器303にて減算した結果とを、加算器307にて加
算する。積算器306にて、加算器307の結果を自乗
して加算器315へ出力する。
【0208】同様に、演算系317vでは、まず、画像
データCについて、画素Pの画素値とマスクフィルタM
Fのフィルタ係数W(図31(a))とを、マトリクス
の対応する位置ごとに掛け合わせる。つづいて、減算器
308にて(m−1,n−1)の値と(m−1,n+
1)の値を減算した結果と、減算器309にて(m+
1,n−1)の値と(m+1,n+1)の値を減算した
結果と、積算器311,312にてそれぞれに2が乗じ
られた(m,n−1)の値と(m,n+1)の値とを減
算器310にて減算した結果とを、加算器314にて加
算する。積算器313にて、加算器314の結果を自乗
して加算器315へ出力する。
【0209】上記加算器315は、演算系317h,3
17vの結果を加算することによって、マスクフィルタ
MFのたたみ込み演算の最終結果を算出し、たたみ込み
演算結果信号S315として比較器316へ出力する。
【0210】上記のように、本実施の形態で用いるマス
クフィルタMFは、3×3のマトリクス状にフィルタ係
数が配されているマスクフィルタである。例えば、マス
クフィルタMFには、図32(a)〜(d)に示すよう
なフィルタ係数を有するマスクフィルタを使用すること
ができる。なお、図32(a)〜(d)は、それぞれ0
°方向,45°方向,90°方向,135°方向のエッ
ジ検出のためのマスクフィルタである。
【0211】上記比較器316は、加算器315で算出
されたたたみ込み演算結果信号S315を閾値THCO
NVCと比較し、たたみ込み演算結果信号S315が閾
値THCONVCより大きい場合には「1」を、それ以
外の場合には「0」を、画像データCのエッジ検出結果
信号S131Cとして、第一LUT133へ出力する。
【0212】ここで、上記閾値THCONVCは、設定
範囲が21ビットである。そして、閾値THCONVC
は、20000から25000の範囲の数値が好まし
く、最適値は24025(10進表記)である。しか
し、閾値THCONVCの設定基準は、画像処理装置の
CCDセンサ1などの状態により変化する。
【0213】上記第一LUT133は、第一エッジ検出
回路131C,131M,131Yにおいて、各色ごと
に画像データC,M,Yから求めたエッジ検出結果信号
S131C,S131M,S131Yを入力として、こ
れらの組み合わせて応じた値(例えば、「0」または
「1」)を、RAMなどにあらかじめ設定記憶された数
値表より抽出し、エッジ情報信号S133として第二エ
ッジ検出回路134へ出力する。
【0214】これにより、第一LUT133からは、エ
ッジ検出結果信号S131C,S131M,S131Y
の内、2つ以上の入力が「1」である場合には「1」
が、それ以外の場合には「0」が、第二エッジ検出回路
134へ出力されることになる。
【0215】上記第二エッジ検出回路134(図23)
は、第一LUT133で得られた注目画素P0およびそ
の周辺画素のエッジ情報信号S133を入力として、こ
れらの組み合わせにより、注目画素P0のエッジ判別結
果EDGEを求め、エッジ検出信号S134として判定
処理回路104へ出力する。
【0216】図25に示すように、第二エッジ検出回路
134は、2個の加算器321,322と、最大値算出
器323と、比較器324と、OR回路325と、第二
LUT326とを備えて構成されている。
【0217】第二エッジ検出回路134における演算で
は、まず、図30(a)に示すように、特定領域の注目
画素P0に対して、注目画素P0を中心とする9画素か
らなる十字型領域ACONVを設定する。すなわち、十
字型領域ACONVは、図31(b)に示すように、注
目画素P0=P(i,j)を中心として、j行上の画素
P(i−2,j),P(i−1,j),P(i+1,
j),P(i+2,j)と、i列上の画素P(i,j−
2),P(i,j−1),P(i,j+1),P(i,
j+2)とからなる。
【0218】そして、注目画素P0のエッジ検出信号S
134は、注目画素P0を中心とする十字型領域ACO
NVに含まれる9画素すべての各画素Pについて、第一
LUT133にて求められたエッジ情報信号S133に
基づいて求められる。
【0219】具体的には、エッジ情報信号S133につ
いて、つぎのような演算が行われる。j行上の画素P
(i−2,j),P(i−1,j),P(i,j),P
(i+1,j),P(i+2,j)の値を加算器321
にて加算した結果、およびi列上の画素P(i,j−
2),P(i,j−1),P(i,j),P(i,j+
1),P(i,j+2)の値を加算器322にて加算し
た結果のうち、大きな方の値を最大値算出器323にて
求める。そして、比較器324にて、最大値算出器32
3の結果を閾値THCSMAXと比較し、最大値算出器
323の結果が閾値THCSMAXより小さい場合には
「1」を、それ以外の場合には「0」を、信号Xとして
第二LUT326へ出力する。
【0220】また、OR回路325にて十字型領域AC
ONVに含まれるすべての画素Pの値の論理和を演算
し、結果を信号Yとして第二LUT326へ出力する。
さらに、注目画素P0の値を信号Zとして第二LUT3
26へ出力する。
【0221】第二LUT326は、入力された信号X,
Y,Zの組み合わせに応じた値(例えば、「0」または
「1」)を、RAMなどにあらかじめ設定記憶された数
値表より抽出し、エッジ判別回路103の結果であるエ
ッジ検出信号S134として判定処理回路104へ出力
する。
【0222】以上のように、第一エッジ検出回路131
C,131M,131Yと、第一LUT133と、第二
エッジ検出回路134とにより、注目画素P0が色の変
化が急激に発生している画素であるか否かを検出し、エ
ッジ検出信号S134として出力することができる。
【0223】すなわち、特定領域の注目画素P0に対し
て、十字型領域ACONVを設定し(図30(a))、
十字型領域ACONVに含まれるすべての画素Pについ
て、3×3のマスクフィルタMF(図31(a))との
たたみ込み演算を行い、各画素のエッジ情報信号S13
3を求める。具体的には、画素P(i,j)のエッジ検
出信号S134を求めるために、図30(b)に示すよ
うに、画素P(i,j−2)とマスクフィルタMFの中
心であるフィルタ係数W(m,n)とが対応するように
マスクフィルタMFを設定してたたみ込み演算を行い、
画素P(i,j−2)のエッジ情報信号S133を求め
る。そして、十字型領域ACONV内の9画素すべての
エッジ情報信号S133に基づいて、第二LUT326
を参照し、エッジ検出信号S134を抽出することにな
る。
【0224】上記エッジ特徴量抽出回路136(図2
3)は、ラインメモリ101からの各色ごとの画像デー
タC,M,Yを入力として、注目画素を中心とする7画
素×7画素領域(第一エリアA1)および7画素×31
画素領域(第二エリアA2)について、最大値、最小
値、最大濃度差、標準偏差(第一エリアA1のみ)の総
和を求め、これをエッジ情報として、後述する第二エッ
ジ閾値選択回路135(図28)にて算出された主エッ
ジ閾値選択信号S135により選択されたエッジ閾値と
比較することにより、エッジ判別信号S136を求め
て、エッジ判別回路103の結果として判定処理回路1
04へ出力する。
【0225】図26に示すように、エッジ特徴量抽出回
路136は、各色ごとに設けられた第一算出回路331
C,331M,331Yおよび第二算出回路332C,
332M,332Yと、総和算出回路336と、エッジ
判定回路337とを備えて構成されている。
【0226】上記第一算出回路331C,331M,3
31Yおよび第二算出回路332C,332M,332
Yは、画像データC,M,Yごとに同一の構成で設けら
れている。よって、以下では画像データCの演算を行う
第一算出回路331Cおよび第二算出回路332Cにつ
いてのみ説明する。
【0227】上記第一算出回路331Cは、ラインメモ
リ101Cからの画像データCを入力として、注目画素
を中心とする7画素×7画素の第一エリアA1および7
画素×31画素の第二エリアA2について、最大値、最
小値、最大濃度差を算出し、総和算出回路336へ32
ビットの第一エッジ情報信号S331Cとして出力す
る。
【0228】上記第二算出回路332Cは、ラインメモ
リ101Cからの画像データCを入力として、注目画素
を中心とする7画素×7画素の第一エリアA1につい
て、標準偏差を算出し、総和算出回路336へ14ビッ
トの第二エッジ情報信号S332Cとして出力する。
【0229】上記総和算出回路336は、第一算出回路
331C,331M,331Yおよび第二算出回路33
2C,332M,332Yによって各色ごとにそれぞれ
算出された第一エッジ情報信号S331C,S331
M,S331Y(最大値、最小値、最大濃度差)および
第二エッジ情報信号S332C,S332M,S332
Y(標準偏差)の総和を求めて、エッジ判定回路337
へ出力する。
【0230】そして、上記総和算出回路336は、7×
31最大値総和回路333aと、7×31最小値総和回
路333bと、7×31最大濃度差総和回路333c
と、7×7最大値総和回路334aと、7×7最小値総
和回路334bと、7×7最大濃度差総和回路334c
と、7×7標準偏差総和回路335とを備えて構成され
ている。
【0231】上記7×31最大値総和回路333a、7
×31最小値総和回路333b、7×31最大濃度差総
和回路333cは、第一算出回路331C,331M,
331Yによって、画像データC,M,Yごとに求めら
れた、注目画素を中心とする7画素×31画素の第二エ
リアA2の最大値、最小値、最大濃度差をそれぞれ入力
として、各値の総和を算出し、7×31最大値総和信号
p1、7×31最小値総和信号p2、7×31最大濃度
差総和信号p3としてエッジ判定回路337へ出力す
る。
【0232】同様に、上記7×7最大値総和回路334
a、7×7最小値総和回路334b、7×7最大濃度差
総和回路334cは、第一算出回路331C,331
M,331Yによって、画像データC,M,Yごとに求
められた、注目画素を中心とする7画素×7画素の第一
エリアA1の最大値、最小値、最大濃度差をそれぞれ入
力として、各値の総和を算出し、7×7最大値総和信号
p4、7×7最小値総和信号p5、7×7最大濃度差総
和信号p6としてエッジ判定回路337へ出力する。
【0233】上記7×7標準偏差総和回路335は、第
二算出回路332C,332M,332Yによって、画
像データC,M,Yごとに求められた、注目画素を中心
とする7画素×7画素の第一エリアA1の標準偏差を入
力として、総和を算出し、7×7標準偏差総和信号p7
としてエッジ判定回路337へ出力する。
【0234】上記エッジ判定回路337は、エッジ情報
である総和算出回路336からの各総和信号p1〜p7
と、後述する第二エッジ閾値選択回路135(図28)
にて算出された主エッジ閾値選択信号S135とを入力
として、各総和信号p1〜p7と、所定のエッジ閾値お
よび主エッジ閾値選択信号S135により選択されたエ
ッジ閾値とを比較することにより、エッジ判別信号S1
36を求めて、エッジ判別回路103の結果として判定
処理回路104へ出力する。
【0235】上記エッジ判定回路337は、選択回路3
41と、6個の比較器342a,342b,343a,
343b,344,345と、2個のAND回路34
6,347と、OR回路348とを備えて構成されてい
る。
【0236】上記選択回路341は、総和算出回路33
6の各総和回路333a〜333cによって算出され
た、注目画素を中心とする7画素×31画素の第二エリ
アA2の最大値、最小値、最大濃度差の各総和である総
和信号p1〜p3と、後述する第二エッジ閾値選択回路
135(図28)からの主エッジ閾値選択信号S135
とを入力として、各総和信号p1〜p3と、主エッジ閾
値選択信号S135により選択されたエッジ閾値とを比
較することにより、信号S341a,S341b,S3
41cを求めOR回路348へ出力する。
【0237】図27に示すように、上記選択回路341
は、3個のセレクタ351〜353と、3個の比較器3
54〜356とを備えて構成されている。ここで、主エ
ッジ閾値選択信号S135は、選択信号S135e,S
135f,S135gを含む信号であり、選択回路34
1内ではそれぞれ分離して伝達される。
【0238】上記セレクタ351は、選択信号S135
e,S135gの組み合わせに応じて、入力信号である
三つのエッジ閾値THMAX3A,THMAX3B,T
HMAX3Cから、一つを選択し、信号S351として
比較器354へ出力する。そして、比較器354は、7
×31最大値総和回路333aからの7×31最大値総
和信号p1を、セレクタ351からの信号S351(エ
ッジ閾値THMAX3A〜3C)と比較し、7×31最
大値総和信号p1が信号S351より小さい場合には
「0」を、それ以外の場合には「1」を信号S341a
としてOR回路348へ出力する。
【0239】上記セレクタ352は、選択信号S135
e,S135gの組み合わせに応じて、入力信号である
二つのエッジ閾値THMIN3A,THMIN3Bか
ら、一つを選択し、信号S352として比較器355へ
出力する。そして、比較器355は、7×31最小値総
和回路333bからの7×31最小値総和信号p2を、
セレクタ352からの信号S352(エッジ閾値THM
IN3A,3B)と比較して、7×31最小値総和信号
p2が信号S352より大きい場合には「0」を、それ
以外の場合には「1」を信号S341bとしてOR回路
348へ出力する。
【0240】上記セレクタ353は、選択信号S135
e,S135f,S135gの組み合わせに応じて、入
力信号である三つのエッジ閾値THMDIFA,THM
DIFB,THMDIFCから、一つを選択し、信号S
353として比較器356へ出力する。そして、比較器
356は、7×31最大濃度差総和回路333cからの
7×31最大濃度差総和信号p3を、セレクタ353か
らの信号S353(エッジ閾値THMDIFA〜C)と
比較し、7×31最大濃度差総和信号p3が信号S35
3より小さい場合には「0」を、それ以外の場合には
「1」を信号S341cとしてOR回路348へ出力す
る。
【0241】これにより、選択回路341からは、7×
31領域において注目画素が文字領域に含まれている場
合には「0」であり、それ以外の場合には「1」である
信号S342a〜S342cが出力される。そのため
に、エッジ閾値THMAX3A〜3Cは、7×31領域
の最大濃度値からエッジ判定を行う値に設定される。エ
ッジ閾値THMIN3A,3Bは、7×31領域の最小
濃度値からエッジ判定を行う値に設定される。エッジ閾
値THMDIFA〜Cは、7×31領域の最大濃度差か
らエッジ判定を行う値に設定される。
【0242】上記比較器342aは、7×7最大値総和
回路334aからの7×7最大値総和信号p4を、あら
かじめ設定されたエッジ閾値THMAX1と比較して、
7×7最大値総和信号p4がエッジ閾値THMAX1よ
り小さい場合には「0」を、それ以外の場合には「1」
を信号S342aとしてAND回路347へ出力する。
【0243】上記比較器343aは、7×7最小値総和
回路334bからの7×7最小値総和信号p5を、あら
かじめ設定されたエッジ閾値THMIN1と比較して、
7×7最小値総和信号p5がエッジ閾値THMIN1よ
り大きい場合には「0」を、それ以外の場合には「1」
を信号S343aとしてAND回路347へ出力する。
【0244】そして、上記AND回路347は、比較器
342a,343aからの信号S342a,S343a
を入力として、これらの論理積を演算し、信号S347
としてOR回路348へ出力する。
【0245】同様に、上記比較器342bは、7×7最
大値総和回路334aからの7×7最大値総和信号p4
を、あらかじめ設定されたエッジ閾値THMAX2と比
較して、7×7最大値総和信号p4がエッジ閾値THM
AX2より小さい場合には「0」を、それ以外の場合に
は「1」を信号S342bとしてAND回路346へ出
力する。
【0246】上記比較器343bは、7×7最小値総和
回路334bからの7×7最小値総和信号p5を、あら
かじめ設定されたエッジ閾値THMIN2と比較して、
7×7最小値総和信号p5がエッジ閾値THMIN2よ
り大きい場合には「0」を、それ以外の場合には「1」
を信号S343bとしてAND回路346へ出力する。
【0247】上記比較器344は、7×7最大濃度差総
和回路334cからの7×7最大濃度差総和信号p6
を、あらかじめ設定されたエッジ閾値THMDと比較し
て、7×7最大濃度差総和信号p6がエッジ閾値THM
Dより小さい場合には「0」を、それ以外の場合には
「1」を信号S344としてAND回路346へ出力す
る。
【0248】上記比較器345は、7×7標準偏差総和
回路335からの7×7標準偏差総和信号p7を、あら
かじめ設定されたエッジ閾値THSDと比較して、7×
7標準偏差総和信号p7がエッジ閾値THSDより小さ
い場合には「0」を、それ以外の場合には「1」を信号
S345としてAND回路346へ出力する。
【0249】そして、上記AND回路346は、比較器
342b,343b,344,345からの信号S34
2b,S343b,S344,S345を入力として、
これらの論理積を演算し、信号S346としてOR回路
348へ出力する。
【0250】これにより、AND回路346,347か
らは、7×7領域において注目画素が文字領域に含まれ
ている場合には「0」であり、それ以外の場合には
「1」である信号S346,347が出力される。その
ために、エッジ閾値THMAX1,2は、7×7領域の
最大濃度値からエッジ判定を行う値に設定される。エッ
ジ閾値THMIN1,2は、7×7領域の最小濃度値か
らエッジ判定を行う値に設定される。エッジ閾値THM
Dは、7×7領域の最大濃度差からエッジ判定を行う値
に設定される。エッジ閾値THSDは、7×7領域の標
準偏差値からエッジ判定を行う値に設定される。
【0251】上記OR回路348は、選択回路341か
らの信号S341a〜S341cと、AND回路34
6,347からの信号S346,S347とを入力とし
て、これらの論理和を演算し、エッジ特徴量抽出回路1
36の結果出力であるエッジ判別信号S136として判
定処理回路104へ出力する。
【0252】これにより、OR回路348は、注目画素
が文字領域である場合に「0」となり、非文字領域であ
る場合に「1」となる1ビット信号を判定処理回路10
4へ出力できる。
【0253】ここで、エッジ判定回路337で設定する
各閾値の最適値を以下に示す。なお、値はすべて10進
表記である。また、数値の範囲等については、THSD
のみ16ビットであって、他のすべては10ビット(0
〜1023)内で設定可能である。設定値は画像処理装
置の状態(CCDなど)によって変化する。 THMIN1=330,THMIN2=45,THMAX1=432,THMAX2=339,THMD=33
0,THSD=1800,THMAX3A=147,THMAX3B=210,THMAX3C=420,TH
MIN3A=330,THMIN3B=135,THMDIFA=135,THMDIFB=210,THMD
IFC=225
【0254】つぎに、図23に示すように、エッジ特徴
量抽出回路136への主エッジ閾値選択信号S135
は、エッジ判別前処理回路130C,130M,130
Yの第一エッジ閾値選択回路132C,132M,13
2Yと、第二エッジ閾値選択回路135とから算出され
る。
【0255】上記第一エッジ閾値選択回路132C,1
32M,132Yは、同一の構成を有し、それぞれエッ
ジ判別前処理回路130C,130M,130Yに設け
られている。よって、以下では画像データCの演算を行
う第一エッジ閾値選択回路132Cについてのみ説明す
る。
【0256】第一エッジ閾値選択回路132Cは、ライ
ンメモリ101Cからの7ライン8ビットの画像データ
Cを入力とし、注目画素を中心とする7画素×7画素領
域(第一エリアA1)内の画像データCの平均値を二値
化閾値として、注目画素を中心とする7画素×31画素
領域(第二エリアA2)内の画像データCを二値化す
る。
【0257】図28に示すように、第一エッジ閾値選択
回路132Cは、二値化閾値算出回路361Cと、二値
化回路362Cと、7×31反転回数算出回路363C
とを備えて構成されている。
【0258】上記二値化閾値算出回路361Cは、ライ
ンメモリ101Cからの画像データCを入力として、第
一エリアA1内の画像データCの平均値を求め、二値化
閾値信号S361Cとして二値化回路362Cへ出力す
る。
【0259】上記二値化回路362Cは、ラインメモリ
101Cからの画像データCを入力として、第二エリア
A2内の画像データCを、二値化閾値算出回路361C
からの二値化閾値信号S361Cと比較し、第二エリア
A2内の画像データCが二値化閾値信号S361Cより
小さい場合には「1」に、それ以外の場合には「0」に
二値化し、二値化信号S362Cとして7×31反転回
数算出回路363Cへ出力する。
【0260】上記7×31反転回数算出回路363C
は、二値化回路362Cからの二値化信号S362Cを
入力として、第二エリアA2内の二値化された画像デー
タCの主走査、副走査の各ラインごとに「0」,「1」
の反転回数を算出し、第一エッジ閾値選択回路132C
の結果出力である反転回数信号S132Cとして第二エ
ッジ閾値選択回路135へ出力する。
【0261】上記第二エッジ閾値選択回路135は、第
一エッジ閾値選択回路132C,132M,132Yか
らの反転回数信号S132C,S132M,S132Y
を入力として、主エッジ閾値選択信号S135を算出
し、エッジ特徴量抽出回路136へ出力する。
【0262】図28に示すように、第二エッジ閾値選択
回路135は、白黒画素最大数算出回路371と、閾値
選択回路372とを備えて構成されている。
【0263】上記白黒画素最大数算出回路371は、第
一エッジ閾値選択回路132C,132M,132Yか
らの、第二エリアA2内で各色ごとに二値化された画像
データの反転回数を主走査、副走査の各ラインごとに算
出した反転回数信号S132C,S132M,S132
Yを入力として、第二エリアA2内の二値化後の各色ご
との白画素数の最大値および黒画素数の最大値を求め、
それぞれ白画素数最大値信号S371wおよび黒画素数
最大値信号S371bとして閾値選択回路372へ出力
する。
【0264】上記閾値選択回路372は、白黒画素最大
数算出回路371からの白画素数最大値信号S371w
および黒画素数最大値信号S371bを入力として、あ
らかじめ設定された閾値THSELに基づき、主エッジ
閾値選択信号S135を算出して、第二エッジ閾値選択
回路135の結果出力としてエッジ特徴量抽出回路13
6へ出力する。なお、主エッジ閾値選択信号S135
は、三つの選択信号S135e,S135f,S135
gを含む信号である。また、閾値THSELには四つの
閾値(TP1,TP30,TP31,TME)が含まれ
ている。
【0265】閾値選択回路372の具体的な処理内容
は、つぎのとおりである。5×5領域の反転回数を閾値
TP1と比較して大きい場合には「1」(それ以外の場
合には「0」)とする比較結果と、7×7領域の平均値
を閾値TMEと比較して大きい場合には「1」(それ以
外の場合には「0」)とする比較結果との論理積を演算
し、選択信号S135eとして出力する。31×7領域
の反転回数と閾値TP31との積をCMYの31×7領
域の白画素数の最大値(白画素数最大値信号S371
w)と比較して、大きい場合には「1」(それ以外の場
合には「0」)を、選択信号S135fとして出力す
る。31×7領域の反転回数と閾値TP30との積をC
MYの31×7領域の黒画素数の最大値(黒画素数最大
値信号S371b)と比較して、大きい場合には「1」
(それ以外の場合には「0」)を、選択信号S135g
として出力する。
【0266】これにより、閾値選択回路372からは、
入力の組み合わせに応じて、選択回路341内の閾値
(THMAX3A〜3C,THMIN3A,3B,TH
MDIFA〜C)を選択するための主エッジ閾値選択信
号S135が出力される。そのために、閾値THSEL
(TP1,TP30,TP31,TME)は、C,M,
Yの各画像領域からエッジ判定するために最適な閾値を
決定することができる値に設定される。
【0267】具体的には、閾値TP1は、4ビット内で
設定可能であり、1から10の範囲の数値が好ましく、
最適値は4である。閾値TP30は、8ビット内で設定
可能であり、30から70の範囲の数値が好ましく、最
適値は40である。閾値TP31は、8ビット内で設定
可能であり、30から70の範囲の数値が好ましく、最
適値は50である。閾値TMEは、8ビット内で設定可
能であり、20から50の範囲の数値が好ましく、最適
値は38である。なお、上記の数値はすべて10進表記
である。また、それぞれの設定値は画像処理装置の状態
(CCDなど)によって変化する。
【0268】以上のように、第一エッジ閾値選択回路1
32C,132M,132Yと、第二エッジ閾値選択回
路135と、エッジ特徴量抽出回路136とにより、注
目画素(中心画素)が文字領域に属しているか否かを検
出し、注目画素が文字領域である場合に「0」、非文字
領域である場合に「1」である1ビットのエッジ判別信
号S136を判定処理回路104へ出力することができ
る。
【0269】なお、第一エリアA1は注目画素を中心と
した狭い範囲であればよい。一方、第二エリアA2は第
一エリアA1に対して広い範囲であればよい。しかし、
第一エリアA1としては注目画素を中心とする7画素×
7画素領域が、第二エリアA2としては注目画素を中心
とする7画素×31画素領域が、それぞれ判別精度およ
び回路規模において最適な領域である。
【0270】図18に示すように、上記判定処理回路1
04は、エッジ判別回路103からのエッジ検出信号S
134およびエッジ判別信号S136とを入力として、
これらの組み合わせにより、注目画素で色が急激に変化
するか否かを示すエッジ判別結果EDGEを色判定回路
102へ出力する。そして、色判定回路102では、黒
色検出のために、エッジ判別結果EDGEを含めた統合
処理が行われる。
【0271】図29に示すように、上記判定処理回路1
04は、強調切り換え回路400と、第3LUT420
とを備えて構成されている。
【0272】上記強調切り換え回路400は、注目画素
P0(i,j)を中心とした5×5エリアにおいて、注
目画素P0の強調処理の要否を判別する回路である。具
体的には、強調切り換え回路400は、C,M,Yそれ
ぞれに設けられた強調切り換え前処理回路411C,4
11M,411Yと、2個のAND回路407,409
と、OR回路410とを備えて構成されている。
【0273】上記強調切り換え前処理回路411C,4
11M,411Yは、同一の構成を有するため、以下で
は強調切り換え前処理回路411Cを例として説明す
る。
【0274】上記強調切り換え前処理回路411Cは、
4個の減算器401〜404と、加算器405と、2個
の比較器406,408とを備えて構成されている。
【0275】上記減算器401は、シアンのテーブル別
の注目画素P0(i,j)を中心とした5×5エリアに
おいて、注目画素P0と画素P(i−2,j−2)との
絶対差分値を演算し、信号S401として加算器405
へ出力する。同様に、減算器402,403,404
は、注目画素P0と画素P(i+2,j−2)、注目画
素P0と画素P(i+2,j+2)、注目画素P0と画
素P(i−2,j+2)との差分絶対値をそれぞれ演算
し、信号S402,S403,S404として加算器4
05へそれぞれ出力する。
【0276】上記加算器405は、減算器401〜40
4からの信号S401〜S404を入力として、これら
の総和を演算し、信号S405として比較器406へ出
力する。
【0277】上記比較器406は、注目画素P0を中心
とする差分絶対値の総和である信号S405を、閾値T
HETと比較し、信号S405が閾値THETよりも小
さい場合には「1」を、それ以外の場合には「0」を、
強調切り換え前処理回路411Cの結果である信号S4
06C(1ビット)としてAND回路407へ出力す
る。なお、閾値THETは、10から50の範囲の値が
望ましく、最適値は15(以上すべて10進表記)であ
る。
【0278】また、上記比較器408は、注目画素P0
を閾値である0と比較して、注目画素P0の方が小さい
場合には「1」を、それ以外の場合には「0」を、強調
切り換え前処理回路411Cの結果である信号S408
C(1ビット)としてAND回路409へ出力する。
【0279】このように、C,M,Yごとに設けられた
強調切り換え前処理回路411C,411M,411Y
からは、それぞれ2つの信号が出力される。すなわち、
信号S406C,S406M,S406Yが、AND回
路407へ出力される。また、信号S408C,S40
8M,S408Yが、AND回路409へ出力される。
【0280】つづいて、上記AND回路407は、入力
された信号S406C,S406M,S406Yの論理
積を演算し、信号S407(1ビット)としてOR回路
410へ出力する。
【0281】一方、上記AND回路409は、入力され
た信号S408C,S408M,S408Yの論理積を
演算し、信号S409(1ビット)としてOR回路41
0へ出力する。
【0282】上記OR回路410は、AND回路40
7,409から入力された信号S407,S409の論
理和を演算し、強調切り換え回路400の結果である強
調切り換え信号S400として第3LUT420へ出力
する。
【0283】上記第3LUT420は、強調切り換え回
路400からの強調切り換え信号S400と、エッジ判
別回路103(図18)からのエッジ検出信号S134
およびエッジ判別信号S136とを入力として、これら
の組み合わせて応じた値(2ビットの「00」,「0
1」,「10」)を、RAMなどにあらかじめ設定記憶
された数値表より抽出し、エッジ判別結果EDGEとし
て色判定回路102へ出力する。なお、エッジ判別結果
EDGEは、「01」のとき「エッジ領域(強調処理が
必要)」を意味し、「10」のとき「エッジ領域(強調
処理は不要)」を意味し、「00」のとき「エッジ領域
以外の領域」を意味する。
【0284】以上のように、本実施の形態にかかる画像
処理装置は、原稿を走査して得られるC,M,Yそれぞ
れの多値画像データから、画像上における各画素が属し
ている領域が黒文字領域であるか否かを判別する際に、
判別を行おうとする注目画素と、注目画素の周囲に位置
する複数の近傍画素とを含む特定領域内の全画像データ
に基づいて、注目画素が属している領域の特性を示す特
徴量を抽出し、各特徴量に基づいて上記注目画素の属し
ている領域の判別を行う。
【0285】これにより、上記画像処理装置は、CCD
センサ等により原稿を走査して得られたC,M,Yそれ
ぞれの多値画像データに対し、注目画素と隣接した近傍
画素からなる特定領域から特徴量を識別信号として出力
し、その結果に基づいて画像上における上記注目画素が
属している領域に最適な画像処理が可能となり、高画質
化が達成できる。
【0286】また、上記画像処理装置は、原稿を走査し
て得られるC,M,Yそれぞれの多値画像データから、
画像上における各画素が黒か否かを判別する色判定回路
を備えている。
【0287】これにより、上記画像処理装置は、入力さ
れたC,M,Yそれぞれの多値画像データに対し、色判
定回路において画像上における注目画素が黒か否かを判
別し、黒エリアとして最適な画像処理が可能となり、さ
らなる高画質化が達成できる。
【0288】また、上記画像処理装置は、原稿を走査し
て得られるC,M,Yそれぞれの多値画像データから、
画像上における各画素が属する領域が黒文字エッジ領域
(黒文字、黒線画等のエッジ部)に属するか否かを判別
するエッジ判別回路を備えている。
【0289】これにより、上記画像処理装置は、入力さ
れたC,M,Yそれぞれの多値画像データに対し、エッ
ジ判別回路において画像上における注目画素が黒文字エ
ッジ領域に属するか否かを判別し、黒文字、黒線画等の
エッジ部として最適な画像処理が可能となり、さらなる
高画質化が達成できる。
【0290】また、上記画像処理装置は、上記色判定回
路が、C,M,Y各画像データにおける注目画素を中心
とした特定領域内において全画素中の濃度レベルの最大
値、最小値および最大濃度差を求める各算出回路と、特
定領域内の全画素中の濃度レベルの平均値を求める濃度
平均値算出回路と、特定領域内の主走査方向に隣接する
画素間の濃度レベル差の絶対値の総和と副走査方向に隣
接する画素間の濃度レベル差の絶対値の総和との和を求
める濃度差総和算出回路の結果より注目画素が属してい
る領域の色特徴量を抽出する色特徴量抽出回路とを備
え、色特徴量より色判定結果を求める。これにより、上
記画像処理装置は、さらに黒色識別精度の向上が可能で
ある。
【0291】また、上記画像処理装置は、上記色特徴量
抽出回路より求められた結果に対し、所定の閾値で注目
画素の色判別結果を出力する色検出回路を備えている。
これにより、上記画像処理装置は、より一層高精度な黒
色判定が可能である。
【0292】また、上記画像処理装置は、上記エッジ判
別回路が、C,M,Y各画像データにおける特定領域内
の各画素に対しフィルタをたたみ込むことによってエッ
ジ検出を行うエッジ検出回路と、注目画素を中心とした
一あるいは複数の特定領域内の全画素中の濃度レベルの
最大値、最小値およびそれらの比較差分値を求める各算
出回路と、特定領域内の全画素中の濃度レベルの平均値
と各画像データとから標準偏差を求める標準偏差算出回
路と、二値化回路により求められた閾値からエッジ判別
結果を求めるエッジ判別回路を備えている。
【0293】これにより、上記画像処理装置は、各算出
結果および上記の色判定結果より、黒文字エッジ判別結
果を求めることができる。それゆえ、高精度な黒文字エ
ッジ部の抽出ができ、黒文字エッジエリアとして最適な
画像処理が可能となり、さらなる高画質化が達成でき
る。
【0294】また、上記画像処理装置は、上記二値化回
路において、注目画素を中心とした1ないし複数の特定
領域内の画素の値を所定の閾値で二値化し、主走査、副
走査の各ラインごとに二値信号の反転回数を求める反転
数算出回路を備えている。これにより、上記画像処理装
置は、より一層高精度なエッジ部検出を行うことができ
る。
【0295】また、上記画像処理装置は、上記二値化回
路において、二値化後の白画素数の最大値を求める最大
白画素数算出回路と、二値化後の黒画素数の最大値を求
める最大黒画素数算出回路とを備えている。これによ
り、上記画像処理装置は、エッジ部の誤認識を防ぐなど
検出精度の向上を図ることが可能である。
【0296】〔実施の形態3〕なお、前記の実施の形態
1,2は本発明の範囲を限定するものではなく、本発明
の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、以下のよ
うに構成することができる。
【0297】本発明は、複数の機器(例えばホストコン
ピュータ,インタフェース機器,リーダ,プリンタな
ど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器
からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0298】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態1,2の機能を実現するソフトウェアのプログラムコ
ードをコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行する
ことによっても、達成可能である。この場合、記憶媒体
から読出されたプログラムコード自体が前述した実施の
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、
例えば、フロッピディスク,ハードディスク,磁気テー
プ,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,MD,不揮発性のメモリカード,ROM,RAM
などを用いることができる。
【0299】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
前述した実施の形態の機能1,2が実現される場合も含
まれる。
【0300】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施の形態1,2の機能が実現
される場合も含まれる。
【0301】
【発明の効果】請求項1の発明の画像処理装置は、以上
のように、色成分ごとの画像データ中の注目画素と、該
注目画素の近傍の画素とからなる特定領域内の画素の濃
度値について、該特定領域内の画素の濃度平均値と、該
注目画素と該特定領域内で抽出された周辺画素との差分
絶対値の総和である濃度差総和と、該注目画素と同じ濃
度値を有する該周辺画素の数である濃度一致画素数とを
求めることにより、該注目画素の濃度値が極大値あるい
は極小値であるか否かを判定する極大・極小画素算出手
段を備えている構成である。
【0302】それゆえ、注目画素の濃度値が極大値ある
いは極小値であるか否かを判定することができる。よっ
て、画像上の注目画素が属している領域が文字領域、網
点領域、写真領域の何れであるのかを、高精度に判別す
ることができるという効果を奏する。したがって、画像
上における注目画素が属している領域に最適な画像処理
が可能となり、高画質化を達成することができるという
効果を奏する。
【0303】請求項2の発明の画像処理装置は、以上の
ように、請求項1の構成に加えて、上記極大・極小画素
算出手段によって得られた、上記特定領域内で濃度値の
極大値あるいは極小値を有する注目画素から、上記濃度
平均値に基づく基準値以上あるいは基準値以下の濃度値
を有する画素が、主走査方向あるいは副走査方向に連続
する画素数の最大値であるランレングスと、該ランレン
グスをなす各画素と該注目画素との差分絶対値の総和で
ある繁雑度とを算出する極大・極小画素周辺情報検出手
段を備えている構成である。
【0304】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、画像上の注目画素が属している領域が網点領域で
あるのか、連続した点や線などの網点以外の領域である
のかを、高精度に判別できるという効果を奏する。した
がって、画像上における注目画素が属している領域に最
適な画像処理が可能となり、さらに高画質化を達成する
ことができるという効果を奏する。
【0305】請求項3の発明の画像処理装置は、以上の
ように、請求項2の構成に加えて、上記の極大・極小画
素算出手段および極大・極小画素周辺情報検出手段によ
って得られた、上記特定領域内で濃度値の極大値あるい
は極小値を有する注目画素のランレングスおよび繁雑度
に基づいて、各色成分ごとに画素重み切換信号を抽出す
る画素重み切換信号算出手段と、該画素重み切換信号に
基づく基準値以上あるいは基準値以下の画素を所定の算
出エリア内でカウントすることにより、画像データの網
点の周期性を検出する周期性算出手段とを備えている構
成である。
【0306】それゆえ、請求項2の構成による効果に加
えて、画像データの文字、網点、写真領域を判別するこ
とができるとともに、周期性を抽出することができる。
よって、画像上の注目画素が属している領域が網点領域
であるのかを、高精度に判別できるという効果を奏す
る。したがって、画像上における注目画素が属している
領域に最適な画像処理が可能となり、さらに高画質化を
達成することができるという効果を奏する。
【0307】請求項4の発明の画像処理方法は、以上の
ように、色成分ごとの画像データ中の注目画素と、該注
目画素の近傍の画素とからなる特定領域内の画素の濃度
値について、該特定領域内の画素の濃度平均値と、該注
目画素と該特定領域内で抽出された周辺画素との差分絶
対値の総和である濃度差総和と、該注目画素と同じ濃度
値を有する該周辺画素の数である濃度一致画素数とを求
めることにより、該注目画素の濃度値が極大値あるいは
極小値であるか否かを判定する極大・極小画素算出工程
と、上記極大・極小画素算出工程によって得られた、上
記特定領域内で濃度値の極大値あるいは極小値を有する
注目画素から、上記濃度平均値に基づく基準値以上ある
いは基準値以下の濃度値を有する画素が、主走査方向あ
るいは副走査方向に連続する画素数の最大値であるラン
レングスと、該ランレングスをなす各画素と該注目画素
との差分絶対値の総和である繁雑度とを算出する極大・
極小画素周辺情報検出工程と、上記の極大・極小画素算
出工程および極大・極小画素周辺情報検出工程によって
得られた、上記特定領域内で濃度値の極大値あるいは極
小値を有する注目画素のランレングスおよび繁雑度に基
づいて、各色成分ごとに画素重み切換信号を抽出すると
ともに、該画素重み切換信号に基づく基準値以上あるい
は基準値以下の画素を所定の算出エリア内でカウントす
ることによって、画像データの網点の周期性を検出する
周期性算出工程とを有する構成である。
【0308】それゆえ、画像上の注目画素が属している
領域が文字領域、網点領域、写真領域の何れであるのか
を、高精度に判別できるという効果を奏する。したがっ
て、画像上における注目画素が属している領域に最適な
画像処理が可能となり、高画質化を達成することができ
るという効果を奏する。また、画像領域の判別に利用す
るパラメー夕を画像データに応じて選択することができ
るため、様々な画像データに対して効率よく高速に文
字、網点、写真領域を判別することができるという効果
を奏する。
【0309】請求項5の発明の画像処理装置は、以上の
ように、色成分ごとの画像データ中の注目画素と、該注
目画素の近傍の画素とからなる第一エリア内の画素につ
いて、黒色の部分を検出する色検出手段と、該第一エリ
ア内の画素について、黒色および黒色以外の色の画素数
をそれぞれカウントするカウント手段と、該注目画素で
色が急激に変化するか否かを検出するエッジ判別手段と
を備えるとともに、これら色検出手段、カウント手段、
およびエッジ判別手段の出力結果に基づいて、該注目画
素が黒文字領域と線画領域との何れに属しているかを検
出する黒色検出手段を備えている構成である。
【0310】それゆえ、画像データの画素が属している
領域に対して、黒文字領域と線画領域との判別を高精度
に行うことができるという効果を奏する。したがって、
画像上における注目画素が属している領域に最適な画像
処理が可能となり、高画質化が達成できるという効果を
奏する。
【0311】請求項6の発明の画像処理装置は、以上の
ように、請求項5の構成に加えて、上記第一エリア内の
画像データに基づいて、該第一エリアの特性を示す特徴
量を抽出する色特徴量抽出手段を備えるとともに、該色
特徴量抽出手段の出力結果に基づいて、上記の色検出手
段およびカウント手段が処理を行う構成である。
【0312】それゆえ、請求項5の構成による効果に加
えて、画像上における注目画素が属している領域に最適
な画像処理が可能となり、高画質化が達成できるという
効果を奏する。
【0313】請求項7の発明の画像処理装置は、以上の
ように、請求項6の構成に加えて、上記色特徴量抽出手
段は、上記第一エリア内の画素の濃度レベルについて、
最大値を求める最大値算出手段と、最小値を求める最小
値算出手段と、最大濃度差を求める最大濃度差算出手段
と、平均値を求める濃度平均値算出手段と、主走査方向
に隣接する画素間の濃度レベル差の絶対値の総和と副走
査方向に隣接する画素間の濃度レベル差の絶対値の総和
との和を求める濃度差総和算出手段とを備えている構成
である。
【0314】そえゆえ、請求項6の構成による効果に加
えて、色特徴量の算出が容易であるとともに、黒色識別
精度をさらに向上させることが可能であるという効果を
奏する。
【0315】請求項8の発明の画像処理装置は、以上の
ように、請求項7の構成に加えて、上記エッジ判別手段
は、上記第一エリア内の画素に対して、エッジ抽出のた
めのマスクフィルタをたたみ込むことによって、上記注
目画素のエッジ検出を行うエッジ検出手段を備えている
構成である。
【0316】それゆえ、請求項7の構成による効果に加
えて、高精度な黒文字エッジ部の抽出ができ、黒文字エ
ッジ部として最適な画像処理が可能となり、さらなる高
画質化が達成できるという効果を奏する。
【0317】請求項9の発明の画像処理装置は、以上の
ように、請求項8の構成に加えて、上記エッジ判別手段
は、上記第一エリアを包含する第二エリア内の画素を濃
度レベルの所定の閾値によって二値化し、二値化された
画素の主走査方向および副走査方向のラインごとの反転
回数に基づいて、主エッジ閾値選択信号を生成するエッ
ジ閾値選択手段と、該第一エリアおよび第二エリアにつ
いて、包含される画素の濃度レベルの最大値、最小値、
最大濃度差を求めるとともに、該第一エリアの画素の濃
度レベルの標準偏差を求め、これらの結果と該主エッジ
閾値選択信号とに基づいて、上記エッジ検出手段のエッ
ジ検出結果を検証するエッジ判別信号を生成するエッジ
特徴量抽出手段とを備えている構成である。
【0318】それゆえ、請求項8の構成による効果に加
えて、エッジ検出手段によって求めたエッジ検出結果
を、エッジ判別信号により検証することができるため、
エッジ部の誤認識を防止して、検出精度の向上を図るこ
とが可能であるという効果を奏する。
【0319】したがって、高精度な黒文字エッジ部の抽
出が可能となり、黒文字エッジ部に対して最適な画像処
理を行うことができるため、さらなる高画質化が達成で
きるという効果を奏する。
【0320】請求項10の発明の画像処理方法は、以上
のように、色成分ごとの画像データ中の注目画素と、該
注目画素の近傍の画素とからなる第一エリア内の画素に
ついて、黒色の部分を検出する色検出工程と、該第一エ
リア内の画素について、黒色および黒色以外の色の画素
数をそれぞれカウントするカウント工程と、該注目画素
で色が急激に変化するか否かを検出するエッジ判別工程
とを有するとともに、上記の色検出工程、カウント工
程、およびエッジ判別工程の出力結果に基づいて、上記
注目画素が黒文字領域と線画領域との何れに属している
かを検出する黒色検出工程を有する構成である。
【0321】それゆえ、画像データの画素が属している
領域に対して、黒文字領域と線画領域との判別を高精度
に行うことができるという効果を奏する。したがって、
画像上における注目画素が属している領域に最適な画像
処理が可能となり、高画質化が達成できるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図6に示す画像処理装置に備えられる第一画像
領域判別回路の構成の概略を示すブロック図である。
【図2】図1に示す第一画像領域判別回路の第一検査回
路の構成の概略を示すブロック図であり、図2(a),
(b),(c)はそれぞれシアン,マゼンタ,イエロー
に対応する。
【図3】図1に示す第一画像領域判別回路の第二検査回
路の構成の概略を示すブロック図であり、図3(a),
(b),(c)はそれぞれシアン,マゼンタ,イエロー
に対応する。
【図4】図1に示す第一画像領域判別回路の特徴量抽出
回路の構成の概略を示すブロック図である。
【図5】図1に示す第一画像領域判別回路の補正回路の
構成の概略を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる画像処理装置の構
成の概略を示すブロック図である。
【図7】図1に示す第一画像領域判別回路で用いられる
特定領域範囲を示す説明図である。
【図8】図1に示す第一画像領域判別回路で行われる極
大・極小画素検出に用いられるマトリクスであり、
(a)は3×3マトリクス、(b)は5×5マトリクス
を示す説明図である。
【図9】図9(a)から(g)は、図1に示す第一画像
領域判別回路で行われるランレングス検出における主・
副走査方向のランレングスの長さおよび方向を示す説明
図である。
【図10】図1に示す第一画像領域判別回路で行われる
重み割合設定におけるプレーンごとの画素重み振り分け
を示す説明図である。
【図11】図1に示す第一画像領域判別回路で用いられ
る特徴量の算出エリアを示す説明図である。
【図12】図1に示す第一画像領域判別回路で行われる
周期性検出に用いられる算出エリアを示す説明図であ
る。
【図13】図13(a)および(b)は、図1に示す第
一画像領域判別回路で行われる他の周期性検出に用いら
れる算出エリアを示す説明図である。
【図14】図1に示す第一画像領域判別回路で行われる
周期性検出に用いられるパラメータRJの算出方法を示
す説明図である。
【図15】図15(a)および(b)は、図1に示す第
一画像領域判別回路で行われる周期性検出に用いられる
パラメータRJの算出エリアを示す説明図である。
【図16】図16(a)から(c)は、図1に示す第一
画像領域判別回路で行われる網点ブロック補正に用いら
れる特徴量の算出エリアを示す説明図である。
【図17】図17(a)から(c)は、図1に示す第一
画像領域判別回路で行われる網点ブロック補正に用いら
れる特徴量の他の算出エリアを示す説明図である。
【図18】図6に示す画像処理装置に備えられる第二画
像領域判別回路の構成の概略を示すブロック図である。
【図19】図18に示す第二画像領域判別回路の色判定
回路の構成の概略を示すブロック図である。
【図20】図19に示す色判定回路の第一色検出回路の
構成の概略を示すブロック図である。
【図21】図19に示す色判定回路の第二色検出回路の
構成の概略を示すブロック図である。
【図22】図19に示す色判定回路の黒色検出回路の構
成の概略を示すブロック図である。
【図23】図18に示す第二画像領域判別回路のエッジ
判別回路の構成の概略を示すブロック図である。
【図24】図23に示すエッジ判別回路の第一エッジ検
出回路および第一LUTの構成の概略を示すブロック図
である。
【図25】図23に示すエッジ判別回路の第二エッジ検
出回路の構成の概略を示すブロック図である。
【図26】図23に示すエッジ判別回路のエッジ特徴量
抽出回路の構成の概略を示すブロック図である。
【図27】図26に示すエッジ特徴量抽出回路のエッジ
判定回路に設けられる選択回路の構成の概略を示すブロ
ック図である。
【図28】図23に示すエッジ判別回路の第一エッジ閾
値選択回路および第二エッジ閾値選択回路の構成の概略
を示すブロック図である。
【図29】図18に示す第二画像領域判別回路の判定処
理回路の構成の概略を示すブロック図である。
【図30】(a)は図25に示す第二エッジ検出回路の
処理範囲である十字型領域の説明図であり、(b)は図
24に示す第一エッジ検出回路におけるマスクフィルタ
のたたみ込みを示す説明図である。
【図31】(a)は図24に示す第一エッジ検出回路で
用いられるマスクフィルタの説明図であり、(b)は図
25に示す第二エッジ検出回路の処理範囲である十字型
領域の説明図である。
【図32】図24に示す第一エッジ検出回路で用いられ
るマスクフィルタのフィルタ係数の例であり、(a)〜
(d)は、それぞれ0°方向,45°方向,90°方
向,135°方向のエッジ検出のためのマスクフィルタ
である。
【符号の説明】
12(12C,12M,12Y) 極大・極小画素算出
回路(極大・極小画素算出手段、極大・極小画素算出工
程) 13(13C,13M,13Y) 極大・極小画素周辺
情報検出回路(極大・極小画素周辺情報検出手段、極大
・極小画素周辺情報検出工程) 21(21C,21M,21Y)画素重み切換信号算出
回路(画素重み切換信号算出手段) 23(23C,23M,23Y)第一周期性検出回路
(周期性算出手段、周期性算出工程) 24(24C,24M,24Y)第二周期性検出回路
(周期性算出手段、周期性算出工程) AVE(AVEC,AVEM,AVEY) 濃度平均値 C0〜C15,D0〜D3,E0〜E2 エリア(算出
エリア) EQ(EQC,EQM,EQY) 濃度一致画素数 P,P0 注目画素 Pij 周辺画素 PBUSY(PBUSYC,PBUSYM,PBUSY
Y) 繁雑度 PRUN(PRUNC,PRUNM,PRUNY) ラ
ンレングス PS(PSC,PSM,PSY) 濃度差総和 WS(WSC,WSM,WSY) 画素重み切換信号 103 エッジ判別回路(エッジ判別手段、エッジ判別
工程) 121 色特徴量抽出回路(色特徴量抽出手段) 121a 最大値算出回路(最大値算出手段) 121b 最小値算出回路(最小値算出手段) 121c 最大濃度差算出回路(最大濃度差算出手段) 121d 濃度平均値算出回路(濃度平均値算出手段) 121e 濃度差総和算出回路(濃度差総和算出手段) 122 色検出回路(色検出手段、色検出工程) 123 カウント回路(カウント手段、カウント工程) 124 黒色検出回路(黒色検出手段、黒色検出工程) 132C,132M,132Y第一エッジ閾値選択回路
(エッジ閾値選択手段) 135 第二エッジ閾値選択回路(エッジ閾値選択手
段) 136 エッジ特徴量抽出回路(エッジ特徴量抽出手
段) S135 主エッジ閾値選択信号 S136 エッジ判別信号 A1 第一エリア A2 第二エリア C,M,Y 画像データ MF マスクフィルタ
フロントページの続き (72)発明者 雨貝 孝行 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 小橋川 誠司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 大道 隆広 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C077 LL20 MP02 MP05 MP06 MP07 MP08 PP27 PP33 PP38 PP43 PP45 PP46 PP47 PP48 PP61 PP68 PQ08 PQ17 PQ18 PQ20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】色成分ごとの画像データ中の注目画素と、
    該注目画素の近傍の画素とからなる特定領域内の画素の
    濃度値について、該特定領域内の画素の濃度平均値と、
    該注目画素と該特定領域内で抽出された周辺画素との差
    分絶対値の総和である濃度差総和と、該注目画素と同じ
    濃度値を有する該周辺画素の数である濃度一致画素数と
    を求めることにより、該注目画素の濃度値が極大値ある
    いは極小値であるか否かを判定する極大・極小画素算出
    手段を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】上記極大・極小画素算出手段によって得ら
    れた、上記特定領域内で濃度値の極大値あるいは極小値
    を有する注目画素から、上記濃度平均値に基づく基準値
    以上あるいは基準値以下の濃度値を有する画素が、主走
    査方向あるいは副走査方向に連続する画素数の最大値で
    あるランレングスと、該ランレングスをなす各画素と該
    注目画素との差分絶対値の総和である繁雑度とを算出す
    る極大・極小画素周辺情報検出手段を備えていることを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】上記の極大・極小画素算出手段および極大
    ・極小画素周辺情報検出手段によって得られた、上記特
    定領域内で濃度値の極大値あるいは極小値を有する注目
    画素のランレングスおよび繁雑度に基づいて、各色成分
    ごとに画素重み切換信号を抽出する画素重み切換信号算
    出手段と、 該画素重み切換信号に基づく基準値以上あるいは基準値
    以下の画素を所定の算出エリア内でカウントすることに
    より、画像データの網点の周期性を検出する周期性算出
    手段とを備えていることを特徴とする請求項2記載の画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】色成分ごとの画像データ中の注目画素と、
    該注目画素の近傍の画素とからなる特定領域内の画素の
    濃度値について、該特定領域内の画素の濃度平均値と、
    該注目画素と該特定領域内で抽出された周辺画素との差
    分絶対値の総和である濃度差総和と、該注目画素と同じ
    濃度値を有する該周辺画素の数である濃度一致画素数と
    を求めることにより、該注目画素の濃度値が極大値ある
    いは極小値であるか否かを判定する極大・極小画素算出
    工程と、 上記極大・極小画素算出工程によって得られた、上記特
    定領域内で濃度値の極大値あるいは極小値を有する注目
    画素から、上記濃度平均値に基づく基準値以上あるいは
    基準値以下の濃度値を有する画素が、主走査方向あるい
    は副走査方向に連続する画素数の最大値であるランレン
    グスと、該ランレングスをなす各画素と該注目画素との
    差分絶対値の総和である繁雑度とを算出する極大・極小
    画素周辺情報検出工程と、 上記の極大・極小画素算出工程および極大・極小画素周
    辺情報検出工程によって得られた、上記特定領域内で濃
    度値の極大値あるいは極小値を有する注目画素のランレ
    ングスおよび繁雑度に基づいて、各色成分ごとに画素重
    み切換信号を抽出するとともに、該画素重み切換信号に
    基づく基準値以上あるいは基準値以下の画素を所定の算
    出エリア内でカウントすることにより、画像データの網
    点の周期性を検出する周期性算出工程とを有することを
    特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】色成分ごとの画像データ中の注目画素と、
    該注目画素の近傍の画素とからなる第一エリア内の画素
    について、黒色の部分を検出する色検出手段と、 該第一エリア内の画素について、黒色および黒色以外の
    色の画素数をそれぞれカウントするカウント手段と、 該注目画素で色が急激に変化するか否かを検出するエッ
    ジ判別手段とを備えるとともに、 これら色検出手段、カウント手段、およびエッジ判別手
    段の出力結果に基づいて、該注目画素が黒文字領域と線
    画領域との何れに属しているかを検出する黒色検出手段
    を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】上記第一エリア内の画像データに基づい
    て、該第一エリアの特性を示す特徴量を抽出する色特徴
    量抽出手段を備えるとともに、 該色特徴量抽出手段の出力結果に基づいて、上記の色検
    出手段およびカウント手段が処理を行うことを特徴とす
    る請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】上記色特徴量抽出手段は、上記第一エリア
    内の画素の濃度レベルについて、最大値を求める最大値
    算出手段と、最小値を求める最小値算出手段と、最大濃
    度差を求める最大濃度差算出手段と、平均値を求める濃
    度平均値算出手段と、主走査方向に隣接する画素間の濃
    度レベル差の絶対値の総和と副走査方向に隣接する画素
    間の濃度レベル差の絶対値の総和との和を求める濃度差
    総和算出手段とを備えていることを特徴とする請求項6
    記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】上記エッジ判別手段は、上記第一エリア内
    の画素に対して、エッジ抽出のためのマスクフィルタを
    たたみ込むことによって、上記注目画素のエッジ検出を
    行うエッジ検出手段を備えていることを特徴とする請求
    項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】上記エッジ判別手段は、上記第一エリアを
    包含する第二エリア内の画素を濃度レベルの所定の閾値
    によって二値化し、二値化された画素の主走査方向およ
    び副走査方向のラインごとの反転回数に基づいて、主エ
    ッジ閾値選択信号を生成するエッジ閾値選択手段と、 該第一エリアおよび第二エリアについて、包含される画
    素の濃度レベルの最大値、最小値、最大濃度差を求める
    とともに、該第一エリアの画素の濃度レベルの標準偏差
    を求め、これらの結果と該主エッジ閾値選択信号とに基
    づいて、上記エッジ検出手段のエッジ検出結果を検証す
    るエッジ判別信号を生成するエッジ特徴量抽出手段とを
    備えていることを特徴とする請求項8記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】色成分ごとの画像データ中の注目画素
    と、該注目画素の近傍の画素とからなる第一エリア内の
    画素について、黒色の部分を検出する色検出工程と、 該第一エリア内の画素について、黒色および黒色以外の
    色の画素数をそれぞれカウントするカウント工程と、 該注目画素で色が急激に変化するか否かを検出するエッ
    ジ判別工程とを有するとともに、 上記の色検出工程、カウント工程、およびエッジ判別工
    程の出力結果に基づいて、上記注目画素が黒文字領域と
    線画領域との何れに属しているかを検出する黒色検出工
    程を有することを特徴とする画像処理方法
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