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JP2000173269A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

Info

Publication number
JP2000173269A
JP2000173269A JP10348676A JP34867698A JP2000173269A JP 2000173269 A JP2000173269 A JP 2000173269A JP 10348676 A JP10348676 A JP 10348676A JP 34867698 A JP34867698 A JP 34867698A JP 2000173269 A JP2000173269 A JP 2000173269A
Authority
JP
Japan
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data line
data
line pair
circuit
write
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10348676A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideto Hidaka
秀人 日高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10348676A priority Critical patent/JP2000173269A/ja
Priority to US09/327,155 priority patent/US6172918B1/en
Publication of JP2000173269A publication Critical patent/JP2000173269A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • G11C2207/00Indexing scheme relating to arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C2207/002Isolation gates, i.e. gates coupling bit lines to the sense amplifier

Landscapes

  • Dram (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの読出時間およびライトリカバリー時
間を短縮することにより、高速アクセスを実現する。 【解決手段】 グローバルデータ線対(GIO)にカレ
ントミラー型負荷回路(2)を設け、ローカルデータ線
対(LIO♯0−LIO♯m)それぞれに、対応のロー
カルデータ線(LIO,ZLIO)がゲートに接続され
るMOSトランジスタを含むリードゲートアンプをブロ
ック選択ゲートとして用いる。また、データ書込ドライ
バ(3aw)は、データ書込後のイコライズ動作時にお
いて、書込データと論理反転したデータを書込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関し、特に、アクセス時間を短縮するための構成に関
する。より特定的には、この発明は内部データ線対を高
速で駆動するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置において、記憶容量が増
大すると、メモリセルの数が増大し、応じてビット線お
よび内部データ線の長さも長くなる。データを伝達する
ビット線および内部データ線の長さが長くなると、寄生
容量が増大する。このような寄生容量を低減し、高速で
データの転送を行なうために、データを伝達する信号線
を分割する階層I/O線構造が利用される。
【0003】図23は、従来の半導体記憶装置のアレイ
部の構成を概略的に示す図である。図23において、メ
モリアレイMAは、複数のメモリブロックMB00〜M
Bmnに分割される。行方向に整列して配置されるメモ
リブロックMBi0−MBin(i=0〜n)が行ブロ
ックを構成し、ワード線を共有する。列方向に整列して
配置されるメモリブロックMB0j−MBmj(j=0
〜m)は、コラムデコーダから延在する列選択線を共有
する。メモリブロックMB00〜MBmnの各々は、行
列状に配列されるメモリセルを有する。
【0004】メモリブロックMB00〜MBmnそれぞ
れに対応してローカルデータ線対LIOが配置される。
一例として、メモリブロックMB00〜MBm0を含む
列ブロックにおいては、1つのメモリブロックMBi0
の列方向における両側にローカルデータ線対LIOaお
よびLIObが配置される。列方向において隣接するメ
モリブロックMBi0およびMB(i+1)0の間に配
置されるローカルデータ線対は、これらの隣接メモリブ
ロックにより共有される。
【0005】メモリブロックMB0n〜MBmnを含む
列ブロックにおいても、各メモリブロックに対応してロ
ーカルデータ線対LIOcおよびLIOdが配置され
る。この列ブロックにおいても、ローカルデータ線対L
IOcおよびLIOdは、列方向において隣接するメモ
リブロックにより共有される。
【0006】列ブロックのメモリブロックに共通に、列
方向に延在して配置されるグローバルデータ線対GIO
が設けられる。グローバルデータ線対GIOは、対応の
列ブロックに含まれるローカルデータ線対とブロック選
択ゲートBSGを介して結合される。図23において
は、ローカルデータ線対LIOaがブロック選択ゲート
BSGaを介してグローバルデータ線対GIOaに結合
され、ローカルデータ線対LIObが、ブロック選択ゲ
ートBSGbを介してグローバルデータ線対GIObに
結合される。また、ローカルデータ線対LIOcが、ブ
ロック選択ゲートBSGcを介してグローバルデータ線
対GIOcに結合され、ローカルデータ線対LIOd
が、ブロック選択ゲートBSGdを介してグローバルデ
ータ線対GIOdに結合される。これらのブロック選択
ゲートBSGa〜BSGdは、行ブロック選択信号に従
って導通状態とされる。したがって、1つの列ブロック
においては1つのメモリブロックが選択されて、対応の
ローカルデータ線対がブロック選択ゲートを介して対応
のグローバルデータ線対GIOに結合される。
【0007】グローバルデータ線対GIOa〜GIOd
は、共通に、書込/読出回路WRCに結合される。この
書込/読出回路WRCは、書込データを伝達するライト
ドライバおよびメモリセルデータを増幅するメインアン
プを含む。これらの書込/読出回路WRCは、メインデ
ータ線対MIOを介して、図示しない入出力バッファ回
路に結合される。書込/読出回路WRCにおいては、列
ブロック選択信号に従って、選択された列ブロックに対
応する書込回路または読出回路が活性化される。
【0008】図24は、図23に示すメモリアレイの1
つのメモリブロックに関連する部分の構成を示す図であ
る。メモリブロックMBにおいては、メモリセルMCが
行列状に配列され、メモリセル各列に対応してビット線
対BLPが配置され、またメモリセル各行に対応してワ
ード線WLが配置される。このワード線WLは、行ブロ
ックに含まれるメモリブロックに共通に配置される。図
24においては、1つのワード線WLと、1つのビット
線対BLと、ビット線対BLPとワード線WLの交差部
に対応して配置されるメモリセルMCを代表的に示す。
ビット線対BLPは相補なデータ信号を伝達するビット
線BLおよびZBLを含む。メモリセルMCは、ビット
線BLまたはZBLとワード線WLの交差部に対応して
配置される。図24においては、ビット線BLとワード
線WLの交差部に対応してメモリセルMCが配置され
る。
【0009】ビット線対BLPはビット線分離ゲートB
IGを介してセンスアンプSAに結合される。このセン
スアンプSAは、メモリブロックMBと、図示しないメ
モリブロックにより共有される。ビット線分離ゲートB
IGは、ビット線分離指示信号φBLIに応答して導通
する。センスアンプSAを共有する他方のメモリブロッ
クが選択されたとき、このビット線分離指示信号φBL
IがLレベルとなり、センスアンプSAからメモリブロ
ックMBが切り離される。
【0010】センスアンプSAは、列選択線CSL上の
列選択信号Yに応答して導通する列選択ゲートCSGを
介してローカルデータ線対LIOに結合される。ローカ
ルデータ線対LIOは、ビット線BLおよびZBLに対
応して設けられ、相補データ信号を伝達するローカルデ
ータ線LI/OおよびZLI/Oを含む。
【0011】ローカルデータ線対LIOは行ブロック選
択信号φRBに応答して導通するブロック選択ゲートB
SGを介してグローバルデータ線対GIOに接続され
る。グローバルデータ線対GIOも、相補データ線GI
/OおよびZGI/Oを含み、メインアンプMAPに結
合される。
【0012】ビット線分離ゲートBIG、列選択ゲート
CSGおよびブロック選択ゲートBSGは、それぞれ、
MOSトランジスタからなる転送ゲートで構成される。
次に、動作について簡単に説明する。
【0013】まず、アドレス信号に従ってワード線WL
が選択されると、ワード線WLの電圧が上昇し、メモリ
セルMCの有する記憶情報が、ビット線BLに伝達され
る。ビット線分離指示信号φBLIはHレベルであり、
ビット線BLおよびZBLは、センスアンプSAに結合
されている。図示しない対をなすメモリブロックは、セ
ンスアンプSAから切り離される。メモリセルMCのデ
ータが読出されると、次いでセンスアンプSAが活性化
され、ビット線BLおよびZBLの電圧を差動的に増幅
する。この差動増幅時においては、ビット線ZBLに
は、メモリセルのデータは読出されていないため、この
ビット線ZBLの電圧を基準電圧として、ビット線BL
の電圧の増幅が行なわれる。センスアンプSAは、ビッ
ト線BLおよびZBLの電圧を差動増幅した後その増幅
電圧を保持する。
【0014】次いで、列選択動作が始まり、図示しない
コラムデコーダから列選択線CSL上に伝達される列選
択信号Yが選択状態のHレベルとなり、列選択ゲートC
SGが導通し、センスアンプSAの保持するデータが、
ローカルデータ線対LIO上に伝達される。ブロック選
択ゲートBSGは、ワード線選択時に行ブロック選択信
号φRBに従って導通しており、ローカルデータ線対L
IOをグローバルデータ線対GIOに接続する。したが
って、列選択ゲートCSGが導通し、ローカルデータ線
対LIO上にデータが伝達されると、このローカルデー
タ線対LIO上のデータが、ブロック選択ゲートBSG
を介してグローバルデータ線対GIO上に伝達される。
グローバルデータ線対GIO上のデータが、メインアン
プMAPにより増幅されて、図示しない出力バッファ回
路に伝達される。
【0015】ローカルデータ線対LIOはメモリブロッ
クMBに対して設けられているだけであり、このローカ
ルデータ線対LIOに接続する列選択ゲートCSGの数
は比較的小さく、その寄生容量は比較的小さい。また、
グローバルデータ線対GIOは、列ブロックのメモリブ
ロックに共通に設けられるが、グローバルデータ線対G
IOには、ブロック選択ゲートBSGが接続するだけで
あり、その寄生容量も比較的小さい。したがって、これ
らのローカルデータ線対LIOおよびグローバルデータ
線対GIOの寄生容量が比較的小さいため、センスアン
プSAによりローカルデータ線対LIOおよびグローバ
ルデータ線対GIOを駆動して、データをメインアンプ
MAPにまで伝達することができる。メインアンプMA
Pは、図23に示すメインデータ線対MIOを駆動す
る。メインデータ線対MIOの寄生容量は配線容量であ
り、その寄生容量は比較的小さく、またメインアンプM
APも、グローバルデータ線対に対応して設けられるだ
けであり、その規模を比較的大きくすることができ、高
速で、メインアンプが出力バッファ回路へデータを伝達
することができる。これにより、記憶容量が大きくなっ
た場合においても、高速でデータの読出を行なうことが
できる。
【0016】しかしながら、この図23および図24に
示すローカルデータ線とグローバルデータ線からなる階
層I/O構成においても、記憶容量が増大すると、グロ
ーバルデータ線対GIOの長さも応じて長くなり、その
配線容量を無視することができなくなり、信号伝搬遅延
が生じ、高速アクセスが難しくなるという問題が生じ
る。特に、データ読出時においては、列選択信号Yが、
列方向に沿って伝達され、選択メモリブロックのデータ
が、再びグローバルデータ線対GIOを介して列方向に
沿って逆方向に伝達される。したがって、この記憶容量
が増大し、列方向のサイズが大きくなると、列選択動作
からメインアンプMAPによるデータ増幅までの時間が
長くなるという問題が生じる。たとえば図23に示す構
成においてメモリブロックMB00が選択された場合、
コラムデコーダは通常書込/読出回路WRC近傍に配置
されるため、列選択信号Yが、メモリブロックMBm0
側からメモリブロックMB00方向へ伝達されて、列選
択動作が行なわれ、次いで、その選択列上のデータが、
グローバルデータ線対GIOaおよびGIObを介して
再び列選択信号の伝搬方向と逆方向に読出データが伝達
される。アクセス時間は、最悪ケースで決定されるた
め、このコラムデコーダから最も遠方にあるメモリブロ
ックのデータ読出に要する時間がアクセス時間を決定す
る。したがって、グローバルデータ線の信号伝搬遅延が
大きくなると、高速でデータの読出を行なうことができ
なくなるという問題が生じる。
【0017】また、列ブロックに含まれるメモリブロッ
クの数が増大するにつれ、ブロック選択ゲートBSGの
数も増大し、グローバルデータ線対の寄生容量が増大
し、配線容量が増大し、信号伝搬遅延が生じる。また、
ローカルデータ線対LIOにおいても、それに接続する
列選択ゲートによる寄生容量が、高速読出にとって無視
することのできない値となる。
【0018】このような問題を解決するために、できる
だけ高速でデータの読出を行なうことを意図する構成
が、たとえば特開平5−54634号公報に示されてい
る。
【0019】図25は、上述の先行技術文献に示された
従来の階層I/O線対構造の他の構成を示す図である。
図25においては、1つのビット線対BLPに関連する
部分の構成を示す。ビット線対BLPには、このビット
線対BLPの電位をスタンバイサイクル時中間電位にイ
コライズするためのイコライズ回路EQと、ビット線対
BLPの電圧を差動増幅するセンスアンプSAと、デー
タ書込時、列選択信号Yに従って導通し、ビット線対B
LPと書込データ伝達線対WIとを接続する書込選択ゲ
ートWSGと、データ読出時、列選択信号Yに従って、
ビット線対BLP上の電圧を、ローカルデータ線対LI
Oに伝達する読出選択ゲートRSGが設けられる。図2
5に示す構成においては、書込データと読出データとは
別々の信号線対を介して伝達される。
【0020】書込選択ゲートWSGは、データ書込時、
書込動作活性化信号WEの活性化に応答して導通するn
チャネルMOSトランジスタT5およびT6と、列選択
信号Yの活性化時導通し、転送ゲートT5およびT6を
介してビット線対BLPを書込データ線対WIに接続す
るnチャネルMOSトランジスタT7およびT8を含
む。
【0021】読出選択ゲートRSGは、ビット線対BL
P上のビット線BLおよびZBL上の電圧をゲートに受
けるnチャネルMOSトランジスタT1およびT2と、
列選択信号Yの活性化に応答して導通し、MOSトラン
ジスタT1およびT2をローカルデータ線対LIOに接
続するnチャネルMOSトランジスタT3およびT4を
含む。MOSトランジスタT1およびT2は、そのソー
スが、接地ノードに接続される。
【0022】ローカルデータ線対LIOには、さらに負
荷回路LOADおよびブロック選択ゲートBSGが接続
される。負荷回路LOADは、ローカルデータ線対LI
Oへ電流を供給するカレントミラー回路を構成するpチ
ャネルMOSトランジスタT9およびT10と、ブロッ
ク選択信号φBRの非活性化時導通し、ローカルデータ
線対LIO上の各データ線の電圧をイコライズするpチ
ャネルMOSトランジスタT11を含む。
【0023】ブロック選択ゲートBSGは、ローカルデ
ータ線対LIO上のデータ線上の電圧をゲートに受ける
nチャネルMOSトランジスタで構成される転送ゲート
T12およびT13と、ブロック選択信号φBRに従っ
て、転送ゲートT12およびT13をグローバルデータ
線対GIOに接続するnチャネルMOSトランジスタT
14およびT15を含む。MOSトランジスタT12お
よびT13は、その一方導通ノードが接地ノードに接続
される。このグローバルデータ線対GIOは、メインア
ンプMAPに結合される。
【0024】この図25に示す構成においては、データ
書込時においては、書込動作活性化信号WEが活性状態
となり、書込選択ゲートWSGにおいて、MOSトラン
ジスタT5およびT6が導通状態となる。列選択信号Y
がHレベルの活性状態となると、書込選択ゲートWSG
のMOSトランジスタT7およびT8が導通状態とな
り、書込データ線対WIをビット線対BLPに接続す
る。この書込データ線対WIに伝達されたデータが、ビ
ット線対BLPに伝達されて、ビット線対BLPに接続
される選択メモリセルへデータの書込が行なわれる。
【0025】一方、データ読出時においては、書込動作
活性化信号WEはLレベルの非活性状態にあり、書込選
択ゲートWSGは非導通状態を維持する。選択メモリブ
ロックに対するブロック選択信号φBRがHレベルとな
り、負荷回路LOADにおけるMOSトランジスタT1
1が非導通状態となり、ローカルデータ線対LIOの電
圧等化が停止され、MOSトランジスタT9およびT1
0が、電流供給回路として動作する。メモリセルデータ
が読出されてビット線対BLP上の電圧差が生じると、
列選択信号Yが選択状態のHレベルへ駆動される。読出
選択ゲートRSGにおいて、MOSトランジスタT3お
よびT4が導通し、MOSトランジスタT1およびT2
が、ローカルデータ線対LIOに接続される。これらの
MOSトランジスタT1およびT2のゲートは、ビット
線BLおよびZBLにそれぞれ接続されている。したが
って、ビット線BLおよびZBLの電圧差に応じて、M
OSトランジスタT1およびT2のコンダクタンスが異
なり、ローカルデータ線対LIOのデータ線の放電電流
の大きさが異なり、ローカルデータ線対LIOにおいて
電圧差が生じる。このローカルデータ線対LIOの電圧
差は、ブロック選択ゲートBSGに含まれるMOSトラ
ンジスタT12およびT13のゲートに伝達される。M
OSトランジスタT14およびT15は、ブロック選択
信号φBRの選択状態により導通状態にある。したがっ
て、グローバルデータ線対GIOのデータ線が、MOS
トランジスタT12およびT13により駆動され、グロ
ーバルデータ線対GIOのデータ線に電圧差が生じ、こ
の電圧差がメインアンプMAPにより検出されて増幅さ
れる。
【0026】この図25に示す構成においては、読出選
択ゲートRSGにおいては、MOSトランジスタT1お
よびT2のゲートに、ビット線BLおよびZBLの電圧
を受けている。したがって、センスアンプSAの活性化
前に、列選択信号Yを選択状態へ駆動することができ、
データ読出を早いタイミングで行なうことができる。ま
た、グローバルデータ線およびローカルデータ線におい
て電流増幅を行なっているため、電圧増幅よりも、高速
で、データの読出を行なうことができる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】図25に示すように、
ビット線対の電圧差を電流差に変換して読出す構成の場
合、ビット線対それぞれに、読出ゲートRSGを設け、
ローカルデータ線対LIOそれぞれに、カレントミラー
型負荷回路を設ける必要がある。このため、通常の、1
対のスイッチングトランジスタで構成される列選択ゲー
トの構成の場合と比べて、列選択部の占有面積が増大
し、チップ面積が増加するという問題が生じる。また、
ローカルデータ線対それぞれに対して、カレントミラー
型負荷回路およびブロック選択ゲートを設ける必要があ
り、ローカルデータ線対とグローバルデータ線対との間
の接続部の回路占有面積が増加するという問題が生じ
る。
【0028】図26は、図24に示す負荷回路LDの構
成を示す図である。図26において、負荷回路LDは、
イコライズ指示信号φEQZの活性化(Lレベル)のと
き導通し、グローバルデータ線対GIOのデータ線GI
/OおよびZGI/Oの電圧をイコライズするイコライ
ズ用トランジスタT22と、書込ドライバ活性化信号φ
WDEの非活性化時導通し、グローバルデータ線GI/
OおよびZGI/Oを電源電圧Vccレベルへプルアッ
プするpチャネルMOSトランジスタT20およびT2
1を含む。グローバルデータ線対GIOには、書込ドラ
イバ活性化信号φWDEの活性化に応答して活性化さ
れ、メインデータ線対MIO上のデータから書込データ
を生成してグローバルデータ線対GIOへ伝達する書込
バッファドライバWBDと、メインアンプ活性化信号φ
MPEに応答して活性化され、グローバルデータ線対G
IO上のデータを増幅するメインアンプMAPが設けら
れる。
【0029】グローバルデータ線対GIOには、それぞ
れブロック選択ゲートBSGが接続される。この負荷回
路LDの動作について簡単に、図27に示す信号波形図
を参照して説明する。
【0030】イコライズ指示信号φZEQは、アドレス
変化検出信号に従って所定期間Hレベルとなる。イコラ
イズ指示信号φZEQがHレベルとなると、列選択信号
に従って、グローバルデータ線対GIO上に選択メモリ
セルデータが読出される。データ読出時においては、負
荷回路LDにおいては、MOSトランジスタT20およ
びT22は導通状態にある。したがって、グローバルデ
ータ線対GIOの電圧レベルは、センスアンプのMOS
トランジスタの抵抗と、負荷回路LDのMOSトランジ
スタT20およびT21のオン抵抗の比によって決定さ
れ、小振幅電圧信号が伝達される。グローバルデータ線
対GIO上の電圧差が十分拡大されると、メインアンプ
活性化信号φMPEが活性化され、メインアンプMAP
が増幅動作を行ない、このグローバルデータ線対GIO
上の信号を増幅してメインデータ線対MIO上に伝達す
る。
【0031】メインアンプ活性化信号φMPEが所定期
間Hレベルの活性状態にあり、グローバルデータ線対上
のデータの読出が完了すると、メインアンプ活性化信号
φMPEがLレベルの非活性状態となり、メインアンプ
MAPが非活性化される。次いで、イコライズ指示信号
φZEQがLレベルの活性状態となり、イコライズトラ
ンジスタT22が導通し、グローバルデータ線対GIO
の電圧のイコライズを開始する。データ読出時において
は、グローバルデータ線対GIOの電圧振幅は小さく、
比較的早い時間で、このグローバルデータ線対GIO
は、電源電圧Vccレベルにプリチャージされる。
【0032】データ書込時においても、イコライズ指示
信号φZEQがアドレス変化に従ってHレベルの非活性
状態へ駆動される。列選択動作に従って、グローバルデ
ータ線対GIOが選択列に接続され、センスアンプのラ
ッチデータに応じてグローバルデータ線対GIOの電圧
レベルが変化する。次いで、書込ドライバ活性化信号φ
WDEが所定期間Hレベルとなり、書込バッファドライ
バWBDが動作し、メインデータ線対MIOを介して与
えられるデータ信号に従って内部書込データを生成す
る。書込バッファドライバWBDの動作時、負荷回路L
Dにおいては、MOSトランジスタT20およびT21
は非導通状態にある。したがって、グローバルデータ線
対GIOは、内部書込データに従って電源電圧Vccレ
ベルおよび接地電圧レベルへ駆動される。グローバルデ
ータ線対GIO上の電圧VccおよびGNDが、選択列
上に伝達されてデータの書込が行なわれる。
【0033】書込動作が完了すると、書込ドライバ活性
化信号φWDEが非活性状態のLレベルとなり、次い
で、イコライズ指示信号φZEQがHレベルからLレベ
ルの活性状態となる。書込ドライバ活性化信号φWDE
がLレベルとなると、負荷回路LDにおいてMOSトラ
ンジスタT20およびT21が導通し、グローバルデー
タ線対GIOの接地電圧レベルのデータ線をプルアップ
する。次いで、イコライズ指示信号φZEQが活性化さ
れ、イコライズトランジスタT22が導通し、グローバ
ルデータ線対の電圧をイコライズし、最終的に、グロー
バルデータ線対GIOの電圧が電源電圧Vccレベルに
復帰する。負荷回路LDを用いることにより、読出時小
振幅信号を伝達することができ、高速のデータ読出の実
現を図る。
【0034】しかしながら、データ書込時においては、
負荷回路LDは非活性状態とされ、グローバルデータ線
対GIOのデータ線GI/OおよびZGI/Oは、電源
電圧Vccおよび接地電圧GNDレベルに駆動される。
グローバルデータ線GI/OおよびZGI/Oは、書込
動作完了後MOSトランジスタT20およびT21によ
り充電される。このグローバルデータ線GI/Oおよび
ZGI/Oの負荷(寄生容量)が大きい場合、グローバ
ルデータ線GI/OおよびZGI/Oを電源電圧Vcc
レベルにまで高速で復帰させることができなくなる。
【0035】今、図28(A)に示すように、データ書
込動作完了後、グローバルデータ線対GIOが完全に元
の電圧レベルに復帰しない状態で次のデータ読出動作が
行なわれた場合を考える。この場合、読出データに応じ
てグローバルデータ線GIOの電圧が確定するまで、時
間TAが必要となる。特に、この時間は、書込んだデー
タと逆のデータを読出す場合に、長くなる。
【0036】一方、図28(B)に示すように、グロー
バルデータ線対GIOが、電源電圧Vccに復帰した後
に、データ読出動作が行なわれる場合、電源電圧Vcc
から、読出データに応じた電圧変化が生じるため、この
グローバルデータ線対GIOの電圧確定時間は、時間T
Bである。したがって、グローバルデータ線対GIOを
元の電圧レベルに復帰させる時間(ライトリカバリー時
間)が長い場合には、書込動作に続いて読出動作を早い
タイミングで行なうことができず、高速アクセスができ
なくなるという問題が生じる。特に、ページモードなど
を用いて書込および読出を交互に行なうような場合、高
速のページ動作を行なうことができなくなる。また、ク
ロック同期型半導体記憶装置のように、クロック信号に
同期してデータの書込および読出を行なう場合、書込動
作完了後、続いて、データを読出す場合、短いクロック
サイクル内で、完全にグローバルデータ線対を元の電圧
レベルに復帰させることができなくなる場合、高速クロ
ックに同期してデータの書込/読出を行なうことができ
なくなるという問題が生じる(早いタイミングで読出し
た場合、誤ったデータが読出される可能性があるためで
ある)。また、各クロックサイクルでデータ線のイコラ
イズが行なわれる場合、クロックサイクルを短くでき
ず、高速書込が行なえない。
【0037】それゆえ、この発明の目的は、アクセス時
間を短縮することのできる半導体記憶装置を提供するこ
とである。
【0038】この発明の他の目的は、データ読出を高速
で行なうことのできる半導体記憶装置を提供することで
ある。
【0039】この発明のさらに他の目的は、ライトリカ
バリー時間が短縮された半導体記憶装置を提供すること
である。
【0040】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体記
憶装置は、各々が行列状に配列される複数のメモリセル
を有しかつ少なくとも列方向に整列して配置される複数
のメモリブロックと、各メモリブロックに対応して設け
られ、各々が対応のメモリブロックの選択メモリセルと
結合される複数のローカルデータ線対と、列方向に整列
するメモリブロックに共通に設けられるグローバルデー
タ線対と、複数のローカルデータ線対各々とグローバル
データ線対との間に設けられ、選択時対応のローカルデ
ータ線対とグローバルデータ線対とを電気的に切り離し
た状態で対応のローカルデータ線対の信号をグローバル
データ線対へ伝達する複数のリードゲートアンプと、グ
ローバルデータ線対に結合され、グローバルデータ線対
の各データ線に同じ大きさの電流を供給する電流供給負
荷回路を備える。
【0041】請求項2に係る半導体記憶装置は、請求項
1の複数のリードゲートアンプの各々が、対応のローカ
ルデータ線対に各々のゲートが接続される絶縁ゲート型
電界効果トランジスタの対を含む。
【0042】請求項3に係る半導体記憶装置は、請求項
1または2の電流供給負荷回路が、カレントミラー回路
を備える。
【0043】請求項4に係る半導体記憶装置は、請求項
1から3のいずれかの装置が、さらに、各ローカルデー
タ線対に対応して設けられ、データ書込モード時、ブロ
ック選択信号に応答してグローバルデータ線対を該対応
のローカルデータ線対に電気的に接続する書込ゲートを
さらに備える。
【0044】請求項5に係る半導体記憶装置は、請求項
2のリードゲートアンプの各々が、さらに、絶縁ゲート
型電界効果トランジスタの対と直列に接続され、読出動
作モード時、ブロック選択信号に応答して導通する選択
トランジスタの対を含む。選択トランジスタ対と電界効
果トランジスタ対とは、グローバルデータ線対と基準電
圧ノードとの間に直列に接続される。
【0045】請求項6に係る半導体記憶装置は、請求項
4の半導体記憶装置が、さらに、グローバルデータ線対
に結合され、イコライズ指示信号に応答してグローバル
データ線対の電圧を等化するためのイコライズ回路と、
外部から与えられる書込データに従って内部書込データ
を生成してグローバルデータ線対へ伝達する書込回路を
備える。この書込回路は、イコライズ指示信号の活性化
に応答して、内部書込データの論理反転データを生成し
てグローバルデータ線対へ伝達する回路を含む。
【0046】請求項7に係る半導体記憶装置は、選択メ
モリセルへの内部書込データを伝達するための内部デー
タ線対と、内部データ線対に結合され、イコライズ指示
信号に応答して、この内部データ線対の電圧を等化する
ためのイコライズ回路と、外部からの書込データに従っ
て内部書込データを生成して、この内部データ線対へ伝
達するための書込回路を備える。この書込回路は、イコ
ライズ指示信号の活性化に応答して内部書込データの論
理反転データを生成して内部データ線対へ伝達する回路
を含む。
【0047】請求項8に係る半導体記憶装置は、請求項
7の内部データ線対が、選択メモリセルから読出された
内部読出データをも伝達する。
【0048】請求項9に係る半導体記憶装置は、請求項
7の書込回路が、内部書込データをラッチする回路と、
イコライズ指示信号の非活性化時ラッチ回路がラッチし
て出力するデータをそのまま出力しかつイコライズ指示
信号の活性化時このラッチ回路の出力データを反転する
内部データ生成回路と、内部データ生成回路の出力する
データに従って内部データ線対を駆動する駆動回路を含
む。
【0049】請求項10に係る半導体記憶装置は、各々
が、行列状に配列される複数のメモリセルと、各メモリ
セル列に対応して配置され、各々に対応の列のメモリセ
ルが接続する複数のビット線対とを含む複数のアレイブ
ロックと、各アレイブロックに対応して行方向に延在し
て配置される複数のローカルデータ線対と、複数のアレ
イブロック各々において、各ビット線対に対応して配置
され、列選択信号に応答して選択列に対応するビット線
対を対応のローカルデータ線対に電気的に接続するため
の複数の列選択ゲートと、列方向に整列する複数のアレ
イブロックに共通に列方向に延在して配置されるグロー
バルデータ線対と、各ローカルデータ線対とグローバル
データ線対との間に設けられる複数のリードゲートを含
む。各リードゲートは、データ読出モード時活性化され
るブロック選択信号に応答して導通する選択ゲート対
と、対応のローカルデータ線対の信号をゲートに受ける
差動ゲート対とを含む。この差動ゲート対は、絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタ対で構成される。差動ゲート
対と選択ゲート対とは、グローバルデータ線対と基準電
圧モードとの間に直列に接続される。
【0050】この請求項10に係る半導体記憶装置は、
さらに、グローバルデータ線対に結合され、活性化時グ
ローバルデータ線対に電流を供給するカレントミラー型
負荷回路をさらに備える。
【0051】ローカルデータ線対それぞれに差動ゲート
対を設け、グローバルデータ線対には、カレントミラー
型の負荷回路を接続することにより、回路占有面積を増
大させることなく、高速でデータの読出を行なうことが
できる。
【0052】また、イコライズ動作時、書込データの論
理反転されたデータを内部データ線対に伝達することに
より、高速で、内部データ線対のデータ線の電圧をイコ
ライズすることができ、データ書込後所定電圧レベルに
復帰するためのライトリカバリー時間を短縮することが
できる。
【0053】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明の実施の形態1に従う半導体記憶装置のアレイ部の構
成を概略的に示す図である。図1においては、各々が行
列状に配列される複数のメモリセルを有するメモリブロ
ックMB00〜MBmnが行列状に配置される。行方向
に整列して配置されるメモリブロックMBi0−MBi
n(i=0〜m)が1つの行ブロックを構成し、列方向
に整列して配置されるメモリブロックMB0j−MBm
j(j=0〜n)が1つの列ブロックを構成する。
【0054】メモリブロックMB00〜MBmnそれぞ
れに対応して、ローカルデータ線対LIOa〜LIOd
が配置される。列方向に隣接するメモリブロックは、そ
の間に配置されるローカルデータ線対を共有する。ロー
カルデータ線対LIOa〜LIOdは、行方向に沿って
対応のメモリブロックに沿って延在して配置される。こ
れらのローカルデータ線対LIOa−LIOdは、対応
のメモリブロックとの間でのみデータの授受を行なう。
【0055】列方向に整列して配置されるメモリブロッ
ク(列ブロック)に対して共通に、グローバルデータ線
対GIOa−GIOdが配置される。図1においては、
メモリブロックMB00−MBm0に対し、グローバル
データ線対GIOaおよびGIObが配置され、メモリ
ブロックMB0n−MBmnに対し、グローバルデータ
線対GIOcおよびGIOdが配置される。列ブロック
に対応して配置されるグローバルデータ線対の数は任意
であり、また各メモリブロックに対して配置されるロー
カルデータ線対の数も任意である。
【0056】ローカルデータ線対LIOaは、ブロック
選択/ドライブ回路1aを介してグローバルデータ線対
GIOaに結合され、ブロック選択/ドライブ回路1b
が、ローカルデータ線対LIObとグローバルデータ線
対GIObとの間に配置される。同様、ローカルデータ
線対LIOcは、ブロック選択/ドライブ回路1cを介
してグローバルデータ線対GIOcに結合され、ローカ
ルデータ線対LIOdとグローバルデータ線対GIOd
との間にブロック選択/ドライブ回路が配置される。選
択行を含むメモリブロックに対して設けられたブロック
選択/ドライブ回路1a〜1dが選択状態へ駆動され
る。したがって、図1に示す構成においては、1つの行
ブロックが選択されたとき、各メモリブロックは、その
列方向における両側のローカルデータ線対を介して、そ
の行方向についての両側に配置されたグローバルデータ
線対に結合される。ブロック選択/ドライブ回路1a〜
1dは、その構成は、後に詳細に説明するが、データを
読出すためのリードアンプゲートと、データを書込むた
めのライトゲートを含む。リードアンプゲートは、ロー
カルデータ線対を対応のグローバルデータ線対とを電気
的に切り離した状態で、対応のローカルデータ線対の読
出された信号を対応のグローバルデータ線対に伝達す
る。これは、ローカルデータ線対の各データ線にゲート
が接続される電界効果トランジスタで構成される比較段
と、この比較段と直列に接続されかつブロック選択信号
に応答して導通する選択ゲートにより、リードアンプゲ
ートを構成することにより実現される。
【0057】グローバルデータ線対GIOa〜GIOd
それぞれに対し、活性化時、これらのグローバルデータ
線対の各データ線に同じ大きさの電流を供給するカレン
トミラー型負荷回路2a〜2dが結合される。したがっ
て、データ読出時において、カレントミラー型負荷回路
2a〜2dとブロック選択/ドライブ回路1a〜1dに
含まれる差動段とで、カレントミラー型差動増幅回路が
構成される。グローバルデータ線対GIOa〜GIOd
それぞれには、内部データの書込/読出を行なうための
メインアンプ/ライトドライバ3a〜3dがそれぞれ対
応して設けられる。これらのメインアンプ/ライトドラ
イバ3a〜3dは、共通に、メインデータバスMIOB
に結合される。このメインデータバスMIOBのビット
幅は、任意である。メインアンプ/ライトドライバ3a
〜3dを、列ブロック選択信号に従って選択的に活性状
態とすることにより、このメインデータバスMIOBの
バス幅に応じた数のメインアンプ/ライトドライバを活
性状態へ駆動することができる。このメインデータバス
MIOBは、外部データの入出力を行なうための入出力
バッファ回路4に結合される。図2は、図1に示すメモ
リアレイ部の構成をより詳細に示す図である。図2にお
いては、1つのグローバルデータ線対GIOに関連する
部分の構成を示す。このグローバルデータ線対GIO
は、相補データ信号を伝達するデータ線GI/Oおよび
ZGI/Oを含む。グローバルデータ線対GIOには、
メモリブロックMB♯0〜MB♯mが対応して設けられ
る。メモリブロックMB♯0〜MB♯mそれぞれに対応
してローカルデータ線対LIO♯0−LIO♯mが配設
される。メモリブロックMB♯0−MB♯mの各々は、
ビット線対BLPと、このビット線対BLP上の信号を
差動増幅するセンスアンプSAと、列選択線CSL上の
列選択信号Yに応答して選択的に導通し、センスアンプ
SAを対応のローカルデータ線対LIO♯i(i=0−
m)に接続する列選択ゲートCSG♯i(i=0−m)
を含む。
【0058】列選択ゲートCSG♯0−CSG♯mの各
々は、ビット線対BLPの各ビット線に対応して設けら
れ、列選択信号Yに応答して、対応のビット線をローカ
ルデータ線LI/OおよびZLI/Oへ接続するスイッ
チングトランジスタXTを含む。ローカルデータ線対L
IO♯0−LIO♯m各々とグローバルデータ線対GI
Oの間には、ブロック選択/ドライブゲート1♯0−1
♯mが設けられる。これらのブロック選択/ドライブゲ
ート1♯0−1♯mの各々は、同一の構成を備え、書込
ブロック選択信号WB♯i(i=0−m)に応答して導
通し、グローバルデータ線GI/OおよびZGI/Oを
それぞれローカルデータ線LI/OおよびZLI/Oへ
接続するnチャネルMOSトランジスタQ8およびQ9
と、それぞれのゲートにローカルデータ線LI/Oおよ
びZLI/Oが接続されるnチャネルMOSトランジス
タQ4およびQ5と、読出ブロック選択信号RB♯iに
応答して導通し、MOSトランジスタQ4およびQ5を
グローバルデータ線GI/OおよびZGI/Oへ電気的
に接続するnチャネルMOSトランジスタQ6およびQ
7を含む。MOSトランジスタQ4およびQ5のソース
は、接地ノードに接続される。
【0059】負荷回路2は、電源電圧Vccを供給する
電源ノードとノードND1の間に接続されかつそのゲー
トに書込ドライバ活性化信号WDEを受けるpチャネル
MOSトランジスタQ1と、ノードND1とグローバル
データ線GI/Oの間に接続されかつそのゲートがグロ
ーバルデータ線GI/Oに接続されるpチャネルMOS
トランジスタQ2と、ノードND1とグローバルデータ
線ZGI/Oの間に接続されかつそのゲートがグローバ
ルデータ線GI/Oに接続するpチャネルMOSトラン
ジスタQ3を含む。負荷回路2のMOSトランジスタQ
2およびQ3がカレントミラー回路を構成し、グローバ
ルデータ線GI/OおよびZGI/Oへ、同じ大きさの
電流を供給する。
【0060】メインアンプ/ライトドライバ3は、メイ
ンアンプ活性化信号MAEの活性化に応答して活性化さ
れ、グローバルデータ線GIO上の電圧を増幅するメイ
ンアンプ3arと、書込ドライバ活性化信号WDEの活
性化に応答して活性化され、図1に示す入出力バッファ
回路4から与えられる内部書込データに従ってグローバ
ルデータ線対GIOを駆動するデータ書込ドライバ3a
wを含む。次に、この図2に示す構成のデータ読出時の
動作について図3に示す信号波形図を参照して説明す
る。
【0061】まず、行アドレス信号に従って、選択行ブ
ロックにおいて、ワード線が選択状態へ駆動される。こ
のとき、まだ、データ書込/読出モードは指定されてい
ないため、行ブロック選択信号RB♯iは、非選択状態
のLレベルにあり、ブロック選択/ドライブゲート1♯
0−1♯mは、すべて非活性状態にある。
【0062】ワード線が選択されると、この選択ワード
線に接続されるメモリセルのデータがビット線に読出さ
れ、ビット線対の電位が変化する。所定のタイミングで
センスアンプSAが活性化され、このビット線対BLP
の電圧が選択メモリセルデータに応じて、電源電圧Vc
cおよび接地電圧レベルに駆動されて保持される。
【0063】次いで、列アドレス信号が与えられ、アド
レス指定された列を選択するための列選択信号YがHレ
ベルの選択状態に駆動される。この列選択信号YのHレ
ベルに応答して、アドレス指定された列に対応して設け
られた列選択ゲートCSG♯0−CSG♯mが導通し、
ビット線対BLPは、それぞれ対応のローカルデータ線
対LIO♯0−LIO♯mに接続される。非選択メモリ
ブロックにおいては、ワード線は非選択状態にあり、ま
たビット線イコライズ回路も活性状態にあり、各ビット
線対BLPは、プリチャージ電圧レベル(Vcc/2の
レベル)にプリチャージされている。したがって、非選
択メモリブロックに対しては、列選択が行なわれても、
ローカルデータ線対の電圧は変化しない(ローカルデー
タ線対LIOのプリチャージ電圧は、Vcc/2の電圧
レベル)。
【0064】この状態においては、まだ、読出ブロック
選択信号RB♯0−RB♯mは、すべて非活性状態のL
レベルであり、ブロック選択/ドライブゲート1♯0−
1♯mは非活性状態にある。したがって、ローカルデー
タ線対LIOに、センスアンプSAからのデータが転送
されても、ブロック選択/ドライブゲート1♯0−1♯
mに含まれるMOSトランジスタQ6およびQ7が非導
通状態にあるため、グローバルデータ線対GIOの電圧
レベルは変化しない。
【0065】次いで、データ読出モード指示信号に従っ
て、選択行ブロックに対する読出ブロック選択信号RB
♯iがHレベルの活性状態へ駆動され、選択行ブロック
に対して設けられたブロック選択/ドライブゲート1♯
iのリードゲートアンプのMOSトランジスタQ6およ
びQ7が導通状態となり、差動段を構成するMOSトラ
ンジスタQ4およびQ5が、グローバルデータ線対GI
Oに結合される。選択行ブロックに対するブロック選択
/ドライブゲート1♯iにおいては、対応のローカルデ
ータ線LI/OおよびZLI/OがセンスアンプSAに
より駆動されて、その電圧レベルが変化している。リー
ドゲートアンプにおいては、MOSトランジスタQ4お
よびQ5のゲート電圧が異なるため、ローカルデータ線
LI/OおよびZLI/Oの高電位のローカルデータ線
に結合されるMOSトランジスタのコンダクタンスが大
きくなり、グローバルデータ線の電圧レベルが低下す
る。
【0066】負荷回路2においては、MOSトランジス
タQ1は導通状態にあり、MOSトランジスタQ2およ
びQ3を介して、電源ノードから電流を供給している。
したがって、この選択行ブロックに対するブロック選択
/ドライブゲート1♯iにおいては、負荷回路2とリー
ドゲートアンプ(MOSトランジスタQ4〜Q7)によ
り、カレントミラー型差動増幅回路が構成され、グロー
バルデータ線GI/OおよびZGI/Oの電圧レベルが
高速で変化する。
【0067】次いで、メインアンプ活性化信号MAEが
活性化されてメインアンプ3arが活性化され、このグ
ローバルデータ線対GIOの電圧をさらに増幅して、メ
インデータ線対上に伝達する。
【0068】選択列に対応して設けられたセンスアンプ
SAは、ローカルデータ線を駆動することが要求される
だけである。グローバルデータ線対は、カレントミラー
型負荷回路2およびブロック選択/ドライブゲートに含
まれる差動段を構成するMOSトランジスタQ4および
Q5からなるカレントミラー型差動増幅回路により駆動
される。したがって、1つのセンスアンプがローカルデ
ータ線対およびグローバルデータ線対を駆動する必要が
なく、高速で、選択メモリセルデータに応じて、グロー
バルデータ線対GIOの電圧レベルを変化させることが
でき、高速の読出が可能となる。
【0069】また、カレントミラー型負荷回路2におい
ては、グローバルデータ線対GIOの各データ線GI/
OおよびZGI/Oの電圧レベルが電源電圧Vccレベ
ルとなると、カレントミラー回路を構成するMOSトラ
ンジスタQ2およびQ3が非導通状態となるため、電流
消費は、データ読出時においてグローバルデータ線対の
電圧レベルが変化したときにのみ生じ、消費電流を低減
することができる。
【0070】また、ブロック選択/ドライブゲート1♯
0〜1♯mにおいて、読出ブロック選択信号RB♯iに
応答するMOSトランジスタQ6およびQ7は、そのチ
ャネル抵抗により、比較段(差動段)を構成するMOS
トランジスタQ4およびQ5を、不飽和領域で動作さ
せ、対応のローカルデータ線LI/OおよびZLI/O
の電圧レベルに応じた電流変化を高速で生じさせ、この
カレントミラー型差動増幅器の感度を向上させることが
できる。また、読出ブロック選択信号RB♯iが活性状
態の間のみ、リードゲートアンプにおいて電流が流れる
経路が形成されるため、カレントミラー型差動増幅回路
の消費電流を低減することができる。すなわち、この読
出ブロック選択信号RB♯iをゲートに受けるMOSト
ランジスタQ6およびQ7を、差動段を構成するMOS
トランジスタQ4およびQ5と直列に接続することによ
り、カレントミラー型負荷回路2とリードゲートアンプ
(MOSトランジスタQ4−Q7)で構成されるカレン
トミラー型差動増幅回路の動作を最適化することができ
る。
【0071】なお、読出ブロック選択信号RB♯iは、
図3において破線の波形で示すように、列選択信号Yの
活性化とほぼ同じタイミングで選択状態へ駆動され、列
選択信号Yの非活性化よりも早いタイミングで非活性状
態へ駆動されてもよい。行ブロック選択信号RB♯iに
ついては、ローカルデータ線対LIOにおいて差動段
(MOSトランジスタQ4およびQ5)が誤動作しない
ように、ローカルデータ線対LIOの電圧差がある程度
以上大きくなったときに、行ブロック選択信号RB♯i
を選択状態へ駆動するのが好ましい。次に、図4を参照
して、データ書込動作について説明する。
【0072】データ書込時においても、まず、行アドレ
ス信号に従ってワード線(図示せず)が選択状態へ駆動
され、この選択ワード線に接続されるメモリセルのデー
タがビット線対BLP上に伝達される(一方のビット線
にデータが読出され、他方は、プリチャージ電圧レベル
を保持する)。
【0073】次いで、列アドレス信号に従って列選択動
作が行なわれ、アドレス指定された列に対応する列選択
信号Yが選択状態へ駆動され、選択列に対応するビット
線対BLPと対応のローカルデータ線対LIOが接続さ
れる。ローカルデータ線対LIOの電圧レベルが、セン
スアンプSAによりラッチされたデータに応じて変化す
る。
【0074】次に、書込ドライバ活性化信号WDEが活
性状態へ駆動され、グローバルデータ線対GIOが、デ
ータ書込ドライバ3awにより、書込データに応じた電
圧レベルへ駆動される。このとき、カレントミラー型負
荷回路2は、書込ドライバ活性化信号WDEに従って電
流源MOSトランジスタQ1が非導通状態となり、グロ
ーバルデータ線GI/OおよびZGI/Oへの電流供給
動作は停止される。これにより、グローバルデータ線対
GIOへは、データ書込ドライバ3awから、書込デー
タが高速で伝達される。グローバルデータ線対GIOに
書込データが伝達されると、次いで書込ブロック選択信
号WB♯iがHレベルの選択状態へ駆動され、選択メモ
リブロックに対する書込ゲート(MOSトランジスタQ
8およびQ9)が導通状態となり、グローバルデータ線
対GIOとローカルデータ線対LIOとが接続され、ロ
ーカルデータ線対LIOの電圧が、データ書込ドライバ
3awからの内部書込データに応じて変化する。ローカ
ルデータ線対LIOの電圧が、列選択ゲートCSG♯i
を介して選択ビット線対BLPに伝達され、ビット線対
BLPの電圧レベルが、書込データに応じた電圧レベル
に変化する。データ書込ドライバ3awは、その電流駆
動力は十分大きくされており、高速で、データ書込を行
なうことができる。
【0075】図5は、図2に示す各制御信号を発生する
部分の構成を概略的に示す図である。図5において、制
御信号発生部は、外部から与えられる制御信号EXTに
従って、動作モードが書込モードであるか読出モードで
あるかを検出する書込/読出モード検出回路10と、ロ
ウアドレスとともに与えられるブロックアドレス信号B
KAをデコードし、選択ワード線を含む行ブロックを指
定するブロック選択信号を生成するブロックデコーダ1
1と、ブロックデコーダ11の出力信号をラッチするラ
ッチ回路12と、ラッチ回路12の出力信号と書込/読
出モード検出回路10からの読出動作指示信号REとを
受けて、読出ブロック選択信号RB♯iを生成するAN
D回路13と、ラッチ回路12の出力信号と書込/読出
モード検出回路10からの書込動作指示信号WEとを受
けて、書込ブロック選択信号WB♯iを生成するAND
回路14と、列アドレス信号YADの変化を検出するア
ドレス変化検出回路15と、アドレス変化検出回路15
の出力するアドレス変化検出信号に応答して所定の時間
幅を有するワンショットのパルス信号を生成するワンシ
ョットパルス発生回路16と、読出動作指示信号REと
ワンショットパルス発生回路16からのワンショットパ
ルスとを受けて、メインアンプ活性化信号MAPを出力
するAND回路17と、書込動作指示信号WEとワンシ
ョットパルス発生回路16からのワンショットパルスを
受けて書込ドライバ活性化信号WDEを生成するAND
回路18を含む。
【0076】書込/読出モード検出回路10の構成は、
この半導体記憶装置が、クロック信号に同期して動作す
る同期型半導体記憶装置の場合と通常のロウアドレスス
トローブ信号/RASおよびコラムアドレスストローブ
信号/CASに従って動作するクロック信号を用いない
クロック非同期型記憶装置の場合とで異なる。同期型半
導体記憶装置の場合、外部制御信号EXTはコマンドの
形で与えられる。したがって、書込/読出モード検出回
路10は、このクロック信号に同期して与えられるコマ
ンドをデコードし、そのデコード結果に従って与えられ
たコマンドがデータ読出を示すリードコマンドである
か、データ書込を示すライトコマンドであるかに応じ
て、読出動作指示信号REおよび書込動作指示信号WE
を選択的に活性状態へ駆動する。クロック非同期型半導
体記憶装置の場合、書込/読出モード検出回路10は、
外部制御信号EXTとしてコラムアドレスストローブ信
号/CASとライトイネーブル信号/WEとを受け、ラ
イトイネーブル信号/WEの状態に従って、読出動作指
示信号REおよび書込動作指示信号WEを活性化する。
【0077】ブロックデコーダ11は、ロウアドレス信
号とともに与えられるブロックアドレス信号BKAをデ
コードし、選択ワード線を含む行ブロックを指定する信
号を生成する。ラッチ回路12は、このブロックデコー
ダ11の出力する行ブロック選択信号をラッチする。書
込/読出モード検出回路10からの読出動作指示信号R
Eおよび書込動作指示信号WEに従って、読出行ブロッ
ク選択信号RB♯iおよび書込行ブロック選択信号WB
♯iの一方が選択状態へ駆動される。したがって、ブロ
ックアドレス信号が、ロウアドレス信号と同時に与えら
れても、列選択動作時(コラムアクセス時)において行
ブロック選択信号RB♯i/WB♯iを選択状態ヘ駆動
することができる。
【0078】アドレス変化検出回路15は、列アドレス
信号YADの変化を検出して、ワンショットのパルス信
号(ATD信号)を出力し、ワンショットパルス発生回
路16は、このATD信号に応答して所定のタイミング
でワンショットのパルス信号を生成する。したがって、
読出モードおよび書込モードに応じて、メインアンプ活
性化信号MAEおよび書込ドライバ活性化信号WDEの
一方が活性化され、データの書込/読出が行なわれる。
【0079】クロック同期型半導体記憶装置の場合、読
出動作指示信号REまたは書込動作指示信号WEがバー
スト長期間(1つのコマンドで連続的に読出されるデー
タの数に対応するクロックサイクル数)活性化されると
きには、このアドレス変化検出回路15に代えて、読出
動作指示信号REまたは書込動作指示信号WEの活性化
に応答してクロック信号CLKの変化に従って、ワンシ
ョットパルス発生回路16がワンショットパルスを発生
するように構成されてもよい。
【0080】なお、図2に示す構成においては、センス
アンプSAが、各メモリブロックそれぞれに対応して設
けられている。しかしながら、このセンスアンプSAと
しては、隣接メモリブロック(列方向において隣接す
る)により共有されるシェアードセンスアンプの構成が
用いられてもよい。また、行ブロックが複数個単位でバ
ンクに構成されてもよい。
【0081】また、ブロックアドレスBKAは、列選択
時に与えられてもよい。図6は、この発明の実施の形態
1に従うメモリアレイのレイアウトを概略的に示す図で
ある。図6において、メモリアレイは、複数のメモリブ
ロックMB00〜MBmnに分割される。これらのメモ
リブロックMB00〜MBmnに対し、各々が複数のセ
ンスアンプを含むセンスアンプ群SAG00〜SAG
(m+1)nが設けられる。列方向において隣接する2
つのメモリブロック間に配置されたセンスアンプ群はそ
の両側(列方向において)のメモリブロックにより共有
される。行方向において隣接するセンスアンプ群の間に
ブロック選択/ドライブゲート1が配置される。また、
列方向に延在して、グローバルデータ線対GIOが配置
される。これらのグローバルデータ線対GIOが配設さ
れるブロック間領域MAR(メモリブロック外の領域を
も含む)においては、メモリセルは配置されていない。
この領域MARは、ワード線シャント領域またはサブワ
ード線ドライブ回路配置領域である。ワード線シャント
領域は、アクセストランジスタのゲートを構成するポリ
シリコンワード線と、その上層の、低抵抗アルミニウム
配線とが電気的にコンタクトされる領域である。サブワ
ード線ドライブ回路が配置される場合には、ワード線
が、グローバルワード線と、メモリブロック内において
実際にメモリセルが接続されるローカルワード線とに分
割される。ブロック選択/ドライブゲート1は、センス
アンプ群と整列して配置することができ、この領域(セ
ンスアンプ群間の領域)は、配線のみが配置される空き
領域である。したがって、十分余裕をもって、ブロック
選択/ドライブゲートを配置することができる。これに
より、アレイ占有面積を何ら増大させることなく、高速
でデータを読出すことができる。
【0082】なお、図6に示す配置においては、センス
アンプ群の両側に、ブロック選択/ドライブゲートが配
置されている。しかしながら、このブロック選択/ドラ
イブゲート1は、列方向において、センスアンプ群SA
Gの両側に交互に配置されてもよい。センスアンプ群の
間の領域において、複数のブロック選択/ドライブゲー
トが配置される場合においても、この交互配置を利用す
ることにより、両側のメモリブロックに対するブロック
選択ゲートを交互に配置することができ、余裕をもっ
て、ブロック選択/ドライブゲートを配置することがで
きる。
【0083】なお、メモリブロック間領域MARに配置
されるグローバルデータ線対GIOの数は、任意であ
る。
【0084】[変更例1]図7は、この発明の実施の形
態1の変更例の構成を示す図である。図7に示す構成に
おいては、カレントミラー型負荷回路2において、制御
信号として、メインアンプ活性化信号MAEよりも早い
タイミングで活性化される活性化信号/MAEFが用い
られる。また、グローバルデータ線GI/OおよびZG
I/Oの間に、イコライズ指示信号/EQの活性化に応
答して導通し、これらのグローバルデータ線ZGI/O
およびGI/Oを電気的に短絡するpチャネルMOSト
ランジスタで構成されるイコライズトランジスタQ10
が設けられる。他の構成は図2に示す構成と同じであ
り、対応する部分には同一参照符号を付す。
【0085】データ読出時においては、まず、活性化信
号/MAEFが活性化され、カレントミラー型負荷回路
2が活性化される。また、イコライズ指示信号/EQ
が、列アドレス信号の変化に応答してHレベルとなり、
イコライズトランジスタQ10が非導通状態となる。こ
れにより、グローバルデータ線GI/OおよびZGI/
Oに電流が流れ、選択されたブロック選択/ドライブゲ
ートを介してカレントミラー型負荷回路2から電流が流
れてグローバルデータ線対GI/Oに、電圧差が生じ
る。
【0086】データ読出が完了すると、メインアンプ活
性化信号MAEが非活性状態となり、次いで、活性化信
号/MAEFがHレベルとなり、カレントミラー型負荷
回路2が非活性状態となる。また、イコライズ指示信号
/EQがLレベルの活性状態となり、グローバルデータ
線GI/OおよびZGI/Oの電圧のイコライズが行な
われる。これにより、データ読出完了時、元の電圧レベ
ルへ高速で復帰させることができる。
【0087】データ書込時においては、カレントミラー
型負荷回路2は非活性状態を維持するため、データ書込
に対しては何ら影響を及ぼさない。イコライズトランジ
スタQ10が、イコライズ指示信号/EQの非活性化に
応答して非活性状態となり、次いでデータ書込ドライバ
3awが活性化され、内部書込データを生成する。この
グローバルデータ線GI/OおよびZGI/O上の内部
書込データが、ブロック選択/ドライブゲートを介して
選択メモリブロックに対して設けられたローカルデータ
線対LIOに伝達され、次いで、選択メモリセルに書込
まれる。
【0088】データ書込が完了すると、書込ドライバ活
性化信号WDEが非活性化され、次いで、イコライズ指
示信号/EQがLレベルの活性状態へ駆動される。した
がって、データ書込ドライバ3awにより、Hレベルお
よびLレベルにあり電源電圧Vccレベルの振幅を有す
るグローバルデータ線GI/OおよびZGI/Oを、イ
コライズトランジスタQ10により、また高速でドライ
ブすることができる。この後、図示しないプルアップト
ランジスタにより、グローバルデータ線対GIOを、電
源電圧Vccレベルまで上昇させる。これにより、デー
タ書込後においても、高速で、グローバルデータ線対G
IOを元のプリチャージ電圧レベルに復帰させることが
できる。
【0089】なお、カレントミラー型負荷回路2に対
し、書込ドライバ活性化信号WDEを制御信号として与
えれば、グローバルデータ線対GIOのプルアップ用の
素子は不要となる。カレントミラー型負荷回路2をグロ
ーバルデータ線対に対するプルアップ素子として利用す
ることができ、イコライズ動作も高速化することができ
る。イコライズトランジスタQ10が導通状態のとき、
グローバルデータ線GI/OおよびZGI/Oは、カレ
ントミラー型負荷回路2により、電源電圧Vccレベル
まで充電されると、このカレントミラー型負荷回路2に
おいて、MOSトランジスタQ2およびQ3がオフ状態
となる。したがって、データ書込時においてのみ、カレ
ントミラー型負荷回路2を、非活性化する場合において
も、イコライズトランジスタQ10により、カレントミ
ラー型負荷回路2の消費電流を低減することができる
(スタンバイ状態時においては、MOSトランジスタQ
2,Q3が、ともにオフ状態となるため)。
【0090】図8は、図7に示す制御信号を発生する部
分の構成を示す図である。図8において、制御信号発生
部は、図5に示す構成に加えて、さらに、アドレス変化
検出回路15からのアドレス変化検出信号ATDの活性
化に応答して所定の期間Hレベルとなるワンショットパ
ルス信号を発生するワンショットパルス発生回路20
と、アドレス変化検出回路15からのアドレス変化検出
信号ATDの活性化に応答して所定の時間幅を有するワ
ンショットのパルス信号を生成して、イコライズ指示信
号/EQとして出力するワンショットパルス発生回路2
1と、ワンショットパルス発生回路20の出力信号と読
出動作指示信号REとを受けて、活性化信号/MAEF
を出力するNAND回路22を含む。読出動作指示信号
REおよび書込動作指示信号WEは、図5に示す書込/
読出モード検出回路10から与えられる。
【0091】次に、この図8に示す制御信号発生部の動
作を図9に示す信号波形図を参照して説明する。
【0092】列アドレス信号YADが変化すると、アド
レス変化検出回路15からのアドレス変化検出信号AT
Dが所定期間Lレベルの活性状態となる。応じて、ワン
ショットパルス発生回路20および21がそれぞれ所定
のタイミングで、Hレベルとなるパルス信号を生成す
る。読出動作指示信号REは、列アドレス信号の印加に
従って、所定期間Hレベルの活性状態となる(クロック
同期型半導体記憶装置の場合には、列アドレス信号と同
時にデータ読出を示すリードコマンドが与えられ、これ
に応答して、読出動作指示信号REがバースト長期間H
レベルとなる)。
【0093】ワンショットパルス発生回路21からのパ
ルス信号は、イコライズ指示信号/EQとして用いられ
ており、したがって、グローバルデータ線対のイコライ
ズ動作が、所定期間停止される。次いで、ワンショット
パルス発生回路20の出力パルス信号がHレベルとな
り、NAND回路22の出力する活性化信号/MAEF
が、Lレベルの活性状態となり、カレントミラー型負荷
回路2が活性化される。次いで、ワンショットパルス発
生回路16からのパルス信号がHレベルとなり、メイン
アンプ活性化信号MAEが活性化される。メインアンプ
活性化信号MAEが活性状態から非活性状態となると、
次いで、イコライズ指示信号/EQおよび活性化信号/
MAEFがそれぞれLレベルおよびHレベルとなり、グ
ローバルデータ線対のイコライズ動作が再び行なわれ
る。
【0094】図10は、図8に示すワンショットパルス
発生回路21の変更例の動作を示す図である。この図1
0に示す構成においては、ワンショットパルス発生回路
21は、アドレス変化検出回路15からのアドレス変化
検出信号ATDの活性化に応答して所定期間Lレベルと
なるパルス信号を生成する。したがって、イコライズ指
示信号/EQは、このアドレス変化検出信号ATDの活
性化に応答して所定期間活性状態とされる。アドレス変
化検出信号ATDが、アドレスバッファのリセット時に
おいても、その変化に従って活性化する構成の場合、列
アドレスの各変化ごとに、グローバルデータ線対を所定
期間イコライズし、かつアクセス動作完了後、このグロ
ーバルデータ線対を、イコライズすることができる。イ
コライズ指示信号/EQ発生のための構成としては、図
10および図9のいずれの構成が用いられてもよい。デ
ータ書込または読出に、このイコライズ動作が悪影響を
及ぼさなければよい。
【0095】[変更例2]図11は、この発明の実施の
形態1の変更例2の構成を示す図である。図11におい
ては、1つのメモリブロックに関連する部分の構成を示
す。この図11に示す構成においては、読出データを伝
達するためのリードグローバルデータ線対RGOと、書
込データを伝達するための書込グローバルデータ線対W
GIが別々に設けられる。リードグローバルデータ線対
RGOには、カレントミラー型負荷回路2およびメイン
アンプ3arが結合される。ライトグローバルデータ線
対WGIには、データ書込ドライバ3awが結合され
る。
【0096】ブロック選択/ドライブゲート1♯0にお
いて、書込ゲートとなるMOSトランジスタQ8および
Q9が、ライトグローバルデータ線対WGIに接続され
る。また、リードゲートアンプを構成するMOSトラン
ジスタQ6およびQ7が、リードグローバルデータ線対
RGOに結合される。また、ライトグローバルデータ線
対WGIには、イコライズ指示信号/EQに応答して導
通するイコライズトランジスタ(pチャネルMOSトラ
ンジスタ)Q11が設けられる。
【0097】この図11に示す構成においては、グロー
バルデータ線対は、書込データと読出データとを別々の
データ線対を介して伝達する。一方、ローカルデータ線
対LIOは、書込データおよび読出データ両者を伝達す
る。このような構成においても、データ読出時において
は、センスアンプはローカルデータ線対LIOを駆動す
ることが要求されるだけであり、読出グローバルデータ
線対RGOは、ブロック選択/ドライブゲートに含まれ
るリードゲートアンプとカレントミラー型負荷回路2で
構成されるカレントミラー型差動増幅回路により駆動さ
れるため、高速で、読出データをメインアンプ3arへ
伝達することができる。
【0098】なお、グローバルデータ線対WGIに、イ
コライズトランジスタQ11が設けられているのは、デ
ータ書込後、接地電圧レベルまで放電した電圧を、元の
プリチャージ電圧レベルにまで高速で復帰させるためで
ある。読出グローバルデータ線対RGOにおいては、カ
レントミラー型負荷回路2がプルアップ素子として動作
するため、高速で、読出データグローバルデータ線対R
GOは、電源電圧Vccレベルにまでプリチャージされ
る。
【0099】また、この読出/書込分離構成の場合、読
出グローバルデータ線対RGOには書込データは伝達さ
れないため、カレントミラー型負荷回路2は、常時作動
状態とされてもよい。すなわち、MOSトランジスタQ
1が省略され、MOSトランジスタQ2およびQ3が電
源ノードに接続されてもよい。さらに、ローカルデータ
線対LIOも、読出グローバルデータ線対RGOおよび
書込グローバルデータ線対WGIそれぞれに対応して、
読出データ専用の読出データローカルデータ線対および
書込データを伝達するための書込ローカルデータ線対に
分離されてもよい。
【0100】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、ローカルデータ線対とグローバルデータ線対と
を接続するブロック選択ゲートに、差動増幅型リードゲ
ートアンプを設けているため、アレイ面積を増大させる
ことなく、高速でデータの読出を行なうことができる。
【0101】また、このリードゲートアンプを、ローカ
ルデータ線対がそれぞれゲートに接続される差動段のM
OSトランジスタと、ブロック選択信号をゲートに受け
るMOSトランジスタの直列体で構成しているため、こ
の選択ゲート用のMOSトランジスタが、差動増幅回路
の動作を最適化することができ、また必要最小限の期間
のみ、電流を消費するため、低消費電流で高速動作する
リードゲートアンプを実現することができる。
【0102】なお、リードゲートアンプにおいて、MO
SトランジスタQ4およびQ6の接続ノードとMOSト
ランジスタQ5およびQ7の接続ノードとの間に、イコ
ライズトランジスタが設けられてもよい。リードゲート
アンプの動作開始電圧を、常に一定とすることができ
る。
【0103】[実施の形態2]図12は、この発明の実
施の形態2に従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図
であり、図12においては、データ書込ドライバ3aw
の構成が示される。図12において、データ書込ドライ
バ3awは、内部書込データDをラッチするラッチ回路
30と、書込ドライバ活性化信号WDEおよびイコライ
ズ指示信号/EQに従って、データ生成態様を反転して
相補データをラッチ回路30からの内部データに従って
生成するデータスクランブル回路32と、データスクラ
ンブル回路32の出力する相補データに従って、グロー
バルデータ線対GIOの各データ線GI/OおよびZG
I/Oを駆動するドライブ回路34を含む。
【0104】データスクランブル回路32は、書込ドラ
イバ活性化信号WDEが活性状態にありかつイコライズ
指示信号/EQが非活性状態のときには、ラッチ回路3
0から与えられたデータに従って相補データを生成し、
一方、書込ドライバ活性化信号WDEが非活性状態であ
りかつイコライズ指示信号/EQが活性状態となると、
このラッチ回路30の出力データの論理を反転しかつ相
補データを生成して出力する。ドライブ回路34は、デ
ータスクランブル回路32の出力データに従ってグロー
バルデータ線GI/OおよびZGI/Oを駆動する。し
たがって、書込動作が完了し、イコライズ指示信号/E
QがLレベルの活性状態となると、イコライズトランジ
スタQ10が導通するとともに、ドライブ回路34が、
グローバルデータ線GI/OおよびZGI/Oを書込時
の駆動方向と逆方向に駆動する。これにより、グローバ
ルデータ線のイコライズに要する期間が短縮される。
【0105】図13に示すように、書込ドライバ活性化
信号WDEが活性化されると、データスクランブル回路
32が、ラッチ回路30から与えられたデータに従って
相補書込データを生成する。イコライズ指示信号/EQ
は、Hレベルの非活性状態にあり、MOSトランジスタ
Q10は、非導通状態にある。ドライブ回路34は、こ
のデータスクランブル回路32からのデータに従ってグ
ローバルデータ線GI/OおよびZGI/Oを駆動す
る。これにより、グローバルデータ線対GIOにおいて
は、Lレベルデータを受けるデータ線が接地電圧レベル
へ駆動される。他方のデータ線は、プリチャージされた
電源電圧レベルを保持する。
【0106】書込ドライバ活性化信号WDEが非活性状
態となると、イコライズ指示信号/EQが所定期間Lレ
ベルの活性状態となり、MOSトランジスタQ10が導
通状態となり、グローバルデータ線GI/OおよびZG
I/Oを電気的に短絡する。これにより、グローバルデ
ータ線の電圧レベルがイコライズされる。このとき、ま
た、データスクランブル回路32は、イコライズ指示信
号(データ反転指示信号)/EQaの活性化に応答し
て、書込データと論理反転された書込データを生成して
ドライブ回路34へ与える。したがって、グローバルデ
ータ線GI/OおよびZGI/Oにおいては、Hレベル
のデータ線が、Lレベル方向へ、Lレベルのグローバル
データ線がHレベル方向へ駆動され、グローバルデータ
線GI/OおよびZGI/Oの電圧イコライズ動作が高
速化される。グローバルデータ線GI/OおよびZGI
/Oの電圧レベルがイコライズされた後には、カレント
ミラー型負荷回路2により、それらの電圧レベルが電源
電圧Vccレベルまで駆動される。書込動作完了後、イ
コライズ動作時に、反転データを書込むことにより、M
OSトランジスタQ10を用いてのみイコライズを行な
う場合に比べて、より高速で、グローバルデータ線を逆
方向にその電圧レベルを駆動することができ、イコライ
ズ時間を短縮することができ、ライトリカバリーを高速
化することができる。これにより、サイクル時間を短縮
することができ、高速アクセスが可能となる。
【0107】ページモードなどによりデータを書込む場
合においても、いわゆるCASプリチャージ時間を短く
することができ(グローバルデータ線のプリチャージに
要する時間を短縮することができるため)、高速書込を
実現することができる。
【0108】また、クロック同期型半導体記憶装置など
のように、クロック信号に同期してデータを書込む場合
においても、グローバルデータ線のプリチャージに要す
る時間を短縮することができ、データ書込サイクル時に
高速のクロック信号に同期してデータの書込を行なうこ
とができる。
【0109】なお、イコライズ指示信号/EQは、図1
3において破線で示すように、書込ドライバ活性化信号
WDEが活性状態のときのみ、非活性状態のHレベルと
なるようにされてもよい。指示信号/EQaを用いてい
るのは、イコライズ時にグローバルデータ線がオーバー
ドライブされるのを防止するためである。
【0110】図14は、図12に示すデータ書込バッフ
ァ3awの構成の一例を示す図である。図14におい
て、データスクランブル回路32は、ラッチ回路30
(図14には示さず)から与えられる内部書込データD
iを反転するインバータ回路32aと、イコライズ指示
信号(データ反転指示信号)/EQaおよびインバータ
32cを介して与えられる反転イコライズ指示信号EQ
aとに従って、データ転送経路を切換えるマルチプレク
サ32bと、イコライズ指示信号EQaと書込ドライバ
活性化信号WDEを受けるOR回路32dと、マルチプ
レクサ32bの出力信号DとOR回路32dの出力信号
とを受けてデータ信号DDを生成するAND回路32e
と、マルチプレクサ32bの出力信号ZDとOR回路3
2dの出力信号とを受けてデータ信号ZDDを生成する
AND回路32fを含む。
【0111】マルチプレクサ32dは、イコライズ指示
信号/EQaが非活性状態のHレベルのときには、ラッ
チ回路から与えられるデータDiに従った相補データ
を、その出力信号DおよびZDとして出力する。一方、
イコライズ指示信号/EQaが活性状態のLレベルとな
ると、マルチプレクサ32bは、そのデータ信号転送経
路を切換え、内部データDiの論理反転した相補データ
を出力信号DおよびZDとして出力する。AND回路3
2eおよび32fは、OR回路32dの出力信号がHレ
ベルの活性状態のときに能動化され、マルチプレクサ3
2bから与えられる信号に従ってデータ信号DDおよび
ZDDを出力する。OR回路32dは、書込ドライバ活
性化信号WDEとイコライズ指示信号EQaを受けてい
る。したがって、書込時(書込ドライバ活性化信号WD
Eの活性化時)においては、ラッチ回路から与えられる
書込データDiに従ったデータ信号DDおよびZDDが
生成され、書込動作が完了し、イコライズ指示信号EQ
aが活性状態となると、AND回路32eおよび32f
は、論理反転されたデータ信号DDおよびZDDを生成
する。
【0112】ドライブ回路34は、電源ノードとグロー
バルデータ線ZGI/Oの間に接続され、そのゲートに
データ信号ZDDを受けるnチャネルMOSトランジス
タ34aと、グローバルデータ線ZGI/Oと接地ノー
ドの間に接続され、かつそのゲートにデータ信号DDを
受けるnチャネルMOSトランジスタ34bと、電源ノ
ードとグローバルデータ線GI/Oの間に接続されかつ
データ信号DDをゲートに受けるnチャネルMOSトラ
ンジスタ34cと、グローバルデータ線GI/Oと接地
ノードの間に接続されかつそのゲートにデータ信号ZD
Dを受けるnチャネルMOSトランジスタ34dを含
む。
【0113】データ信号DDがHレベルであり、データ
信号ZDDがLレベルのときには、MOSトランジスタ
34aおよび34dが非導通状態、MOSトランジスタ
34bおよび34cが導通状態となり、グローバルデー
タ線GI/Oが、Hレベル、グローバルデータ線ZGI
/OがLレベルとなる。逆に、データ信号DDがLレベ
ル、データ信号ZDDがHレベルのときには、MOSト
ランジスタ34aおよび34dが導通状態、MOSトラ
ンジスタ34cおよび34bは非導通状態となり、グロ
ーバルデータ線GI/OはLレベル、グローバルデータ
線ZGI/OがHレベルとなる。ドライブ回路34は、
比較的長距離にわたって延在して配置されるグローバル
データ線GI/OおよびZGI/Oを高速で駆動するた
め、少なくとも、放電用のMOSトランジスタ34bお
よび34dの電流駆動力は十分大きくされる。MOSト
ランジスタ34aおよび34cの電流駆動力は、特に大
きくする必要はない(グローバルデータ線GI/Oおよ
びZGI/Oのプリチャージ電圧レベル(イコライズ電
圧レベル)は、電源電圧Vccレベルである)。書込動
作完了後においては、MOSトランジスタ34aおよび
34dの組またはMOSトランジスタ34bおよび34
cの組の一方が導通状態となり、グローバルデータ線G
I/OおよびZGI/Oを、データ書込時と反対方向に
駆動する。したがって、イコライズ用のMOSトランジ
スタQ10を用いてイコライズ動作を行なう場合に比べ
て、より高速で、グローバルデータ線対GIOのイコラ
イズ動作を行なうことができる。図15は、図14に示
すマルチプレクサ32bの構成の一例を示す図である。
図15において、マルチプレクサ32bは、イコライズ
指示信号EQaおよび/EQaが非活性状態のときに導
通し、入力データDiを、出力ノードD(ノードと信号
を同一符号で示す)に伝達するCMOSトランスミッシ
ョンゲートTM1と、イコライズ指示信号EQaおよび
/EQaが非活性状態のときに導通し、反転入力データ
信号ZDiを出力ノードZDに伝達するCMOSトラン
スミッションゲートTM2と、イコライズ指示信号EQ
aおよび/EQaの活性化時導通し、入力データ信号D
iを出力ノードZDに伝達するCMOSトランスミッシ
ョンゲートTM3と、イコライズ指示信号EQaおよび
/EQaの活性化時導通し、データ信号ZDiを、出力
ノードDに伝達するCMOSトランスミッションゲート
TM4を含む。
【0114】イコライズ指示信号EQaおよび/EQa
の非活性状態時においては、入力データ信号Diおよび
ZDiが、出力ノードDおよびZDに伝達される。一
方、イコライズ指示信号EQaおよび/EQaの活性状
態のときには、CMOSトランスミッションゲートTM
3およびTM4により、入力データ信号DiおよびZD
iが、出力ノードZDおよびDに伝達される。これによ
り、データ書込時と論理の逆転されたデータ信号が、イ
コライズ動作時に出力される。
【0115】なお、図14に示すドライブ回路34にお
いて、データ信号DDおよびZDDが、ともにLレベル
のときには、MOSトランジスタ34a−34dが、す
べて非導通状態となり、ドライブ回路34は出力ハイイ
ンピーダンス状態となる。
【0116】図16は、イコライズ指示信号(論理反転
指示信号)/EQaを発生する部分の構成を概略的に示
す図である。図16において、イコライズ指示信号発生
部は、書込ドライバ活性化信号WDEの立下がり(非活
性化)に応答して所定期間Lレベルに立下がるワンショ
ットのパルス信号を発生するワンショットパルス発生回
路36で構成される。書込ドライバ活性化信号WEが非
活性化され、書込動作が完了すると、イコライズ指示信
号(論理反転指示信号)/EQaが活性化される。な
お、書込ドライバ活性化信号WDEは、先の図5または
図8に示す回路構成を用いて生成される。
【0117】[データスクランブル回路の変更例]図1
7は、データスクランブル回路32の変更例の構成を示
す図である。図17において、データスクランブル回路
32は、ラッチ回路からのデータDiを反転するインバ
ータ回路32aと、書込ドライバ活性化信号WDEの活
性化時作動状態とされ、それぞれデータDiおよびイン
バータ回路32aの出力信号を反転するトライステート
インバータバッファ32b1および32b2と、イコラ
イズ指示信号(データ反転指示信号)EQaの活性化時
作動状態とされ、データおよびインバータ回路32aの
出力信号をそれぞれ反転するトライステートインバータ
バッファ32b3および32b4を含む。トライステー
トインバータバッファ32b1および32b4の出力が
ノードZDに共通に結合され、トライステートインバー
タバッファ32b3および32b2の出力がノードDに
共通に結合される。
【0118】このデータスクランブル回路32は、さら
に、ノードZD上の信号とOR回路32dの出力信号を
受けてデータ信号ZDDを出力するAND回路32f
と、OR回路32dの出力信号とノードDの信号とを受
け、データ信号DDを生成するAND回路32eとを含
む。OR回路32dは、イコライズ指示信号EQaと書
込ドライバ活性化信号WDEとを受ける。
【0119】図17に示す構成においては、データ書込
時において、書込ドライバ活性化信号WDEが活性状態
へ駆動され、応じてトライステートインバータバッファ
32b1および32b2が作動状態とされ、一方、トラ
イステートインバータバッファ32b3および32b4
は、出力ハイインピーダンス状態である。したがって、
AND回路32gおよび32fからは、データDiに応
じた相補データ信号DDおよびZDDが生成されてドラ
イブ回路へ伝達される。書込動作が完了し、イコライズ
動作が開始されると、イコライズ指示信号EQaが活性
状態となり、トライステートインバータバッファ32b
3および32b4が動作する。一方、トライステートイ
ンバータバッファ32b1および32b2は、出力ハイ
インピーダンス状態となる。この状態においては、した
がって、AND回路32eおよび32fは、データ書込
時と論理の反転した相補データ信号を生成する。
【0120】書込ドライバ活性化信号WDEおよびイコ
ライズ指示信号EQaがともにLレベルに立下がると、
AND回路32eおよび32fからのデータ信号DDお
よびZDDは、Lレベルとなる。
【0121】この図17に示すようにトライステートイ
ンバータバッファを、図15に示すCMOSトランスミ
ッションゲートの代わりに用いた場合、このデータスク
ランブル回路における信号伝搬遅延を低減することがで
き、高速動作が実現される。
【0122】[データスクランブル回路の変更例2]図
18は、データスクランブル回路32の変更例2の構成
を示す図である。図18において、データスクランブル
回路32は、ラッチ回路からのデータDiとOR回路3
2dの出力信号を受けるNAND回路32pと、インバ
ータ回路32aの出力信号とOR回路32dの出力信号
とを受けるNAND回路32qと、NAND回路32p
の出力信号とイコライズ指示信号EQaを受けるEXO
R回路32rと、NAND回路32qの出力信号とイコ
ライズ指示信号EQaを受けるEXOR回路32sを含
む。EXOR回路32rからデータ信号DDが出力さ
れ、EXOR回路32sからデータ信号ZDDが出力さ
れる。
【0123】データ書込が行なわれるときには、イコラ
イズ指示信号EQaは、Lレベルであり、かつ反転イコ
ライズ指示信号/EQaは、Hレベルである。したがっ
て、EXOR回路32rおよび32sは、それぞれ、イ
ンバータ回路として動作し、NAND回路32pおよび
EXOR回路32rによりバッファ回路が構成され、ま
た、NAND回路32qおよび32sにより、バッファ
回路が構成される。したがって、ラッチ回路から与えら
れる書込データDiに従って、データ信号DDおよびZ
DDが生成される。
【0124】書込動作が完了し、イコライズ動作が始ま
ると、イコライズ指示信号EQaがHレベルとなり、一
方、反転イコライズ指示信号/EQaがHレベルとな
る。この状態においては、EXOR回路32rおよび3
2sが、バッファ回路として動作する。したがって、デ
ータ信号DDおよびZDDは、データ書込時と論理が反
転した状態となる。
【0125】イコライズ動作が完了すると、書込ドライ
バ活性化信号WDEおよびイコライズ指示信号EQaが
Lレベルとなり、一方、補のイコライズ指示信号/EQ
aがHレベルとなる。NAND回路32pおよび32q
の出力信号はHレベルとなり、EXOR回路32rおよ
び32sより反転され、データ信号DDおよびZDD
は、ともにLレベルとなる。これにより、ドライブ回路
は、出力ハイインピーダンス状態となる。この図18に
示す構成の場合、4つのゲート回路が用いられるだけで
あり、信号伝搬経路の切換は行なわれていない。構成要
素数を低減することができ、データ書込バッファの占有
面積を低減することができる。
【0126】[データ書込バッファの構成2]図19
は、データ書込バッファ3awの他の構成を示す図であ
る。図19において、データ書込バッファ3awは、内
部書込データDをラッチするラッチ回路30と、ラッチ
回路30のラッチデータDiを反転するインバータ回路
41と、書込ドライバ活性化信号WDEの活性化に応答
して、ラッチ回路30の出力データDiおよびインバー
タ回路41の出力信号をそれぞれ反転するトライステー
トインバータバッファ42および43と、イコライズ指
示信号(論理反転指示信号)EQaの活性化に応答し
て、ラッチ回路30のラッチデータDiおよびインバー
タ回路41の出力信号を反転するトライステートインバ
ータバッファ44および45を含む。
【0127】トライステートインバータバッファ42お
よび45の出力が、グローバルデータ線ZGI/Oに結
合され、トライステートインバータバッファ44および
45の出力が、グローバルデータ線GI/Oに結合され
る。
【0128】データ書込時においては、書込ドライバ活
性化信号WDEが活性化され、トライステートインバー
タバッファ42および43により、グローバルデータ線
ZGI/OおよびZI/Oが駆動される。このときに
は、トライステートインバータバッファ44および45
は、出力ハイインピーダンス状態にあり、データ書込動
作に対し何ら悪影響を及ぼさない。
【0129】一方、データ書込が完了し、イコライズ指
示信号EQaが活性化されると、トライステートインバ
ータバッファ42および43が出力ハイインピーダンス
状態となり、一方、トライステートインバータバッファ
44および45が作動状態となり、ラッチ回路30の出
力データDiおよびインバータ回路41の出力信号に従
ってグローバルデータ線ZGI/OおよびGI/Oを駆
動する。
【0130】このイコライズ動作が完了すると、トライ
ステートインバータバッファ44および45は出力ハイ
インピーダンス状態となる。この図19に示すデータ書
込バッファの構成の場合でも、グローバルデータ線ZG
I/OおよびGI/Oが、書込データおよび読出データ
両者を伝達する場合においても、データ読出動作に対し
何ら影響を及ぼさない。また、構成要素数が低減される
ため、このデータ書込バッファの回路占有面積を低減す
ることができる。
【0131】[データ書込バッファの構成3]図20
は、図12に示すドライブ回路34の他の構成を示す図
である。図20において、ドライブ回路34は、データ
スクランブル回路32からのデータ信号DDとOR回路
32dの出力信号とを受けるNAND回路50aと、O
R回路32bの出力信号を反転するインバータ回路50
bと、データスクランブル回路32からのデータ信号Z
DDとOR回路32dの出力信号とを受けるNAND回
路50cと、データ信号DDとインバータ回路50bの
出力信号とを受けるNOR回路50dと、インバータ回
路50bの出力信号とデータ信号ZDDを受けるNOR
回路50eと、電源ノードとグローバルデータ線GI/
Oの間に接続されかつそのゲートにNAND回路50a
の出力信号を受けるpチャネルMOSトランジスタ50
fと、グローバルデータ線GI/Oと接地ノードとの間
に接続され、そのゲートにNOR回路50dの出力信号
を受けるnチャネルMOSトランジスタ50gと、電源
ノードとグローバルデータ線ZGI/Oの間に接続され
かつそのゲートにNAND回路50cの出力信号を受け
るpチャネルMOSトランジスタ50hと、グローバル
データ線ZGI/Oと接地ノードの間に接続されかつそ
のゲートにNORゲート50eの出力信号を受けるnチ
ャネルMOSトランジスタ50eを含む。OR回路32
dは、書込ドライバ活性化信号WDEとイコライズ指示
信号(データ反転指示信号)EQaを受ける。データス
クランブル回路32は、先の図15、図17、および図
18に示す構成のいずれかの構成を備える。次に動作に
ついて簡単に説明する。
【0132】スタンバイ状態時においては、OR回路3
2dの出力信号はLレベルであり、インバータ回路50
bの出力信号はHレベルである。したがって、NAND
回路50aおよび50cの出力信号はHレベル、NOR
回路50dおよび50eの出力信号がLレベルとなる。
これにより、MOSトランジスタ50f、50g、50
hおよび50iがすべて非導通状態になり、ドライブ回
路34は、出力ハイインピーダンス状態となる。
【0133】データ書込時においては、まずOR回路3
2dの出力信号がHレベルとなり、インバータ回路50
bの出力信号がLレベルとなる。応じて、NAND回路
50aおよび50cならびにNOR回路50dおよび5
0eが、インバータとして動作する。データスクランブ
ル回路32は、データ書込動作時(信号WDEの活性化
時)においては、与えられた書込データに従ってデータ
信号DDおよびZDDを生成する。データ信号DDがH
レベルのときには、NAND回路50aおよびNOR回
路50dの出力信号がLレベルとなり、一方NAND回
路50cおよびNOR回路50eの出力信号がHレベル
となる。したがって、グローバルデータ線GI/Oは、
pチャネルMOSトランジスタ50fを介して電源ノー
ドに結合され、一方、グローバルデータ線ZGI/O
は、MOSトランジスタ50iを介して接地ノードに結
合される。
【0134】データ書込動作が完了し、イコライズ動作
が始まると、イコライズ指示信号EQaが活性状態とな
る。この状態においても、NAND回路50aおよび5
0cならびにNOR回路50dおよび50eは、インバ
ータとして動作する。一方、データスクランブル回路3
2が、このイコライズ指示信号EQaに従って出力デー
タ信号の論理を反転する。したがって、これらのNAN
D回路50aおよび50cならびにNOR回路50dお
よび50eの出力信号の論理レベルが反転し、グローバ
ルデータ線GI/OおよびZGI/Oは、書込時と逆の
方向の電圧レベルに駆動される。イコライズ指示信号E
Qaが非活性状態のLレベルとなると、OR回路32d
の出力信号がLレベルとなり、再びドライブ回路34
は、出力ハイインピーダンス状態となる。
【0135】この図20に示すように、グローバルデー
タ線GI/OおよびZGI/Oを駆動する部分に、CM
OSインバータを用いても、同様、書込動作完了時、イ
コライズ時に、書込データと論理が反転されたデータを
グローバルデータ線に伝達することができる。
【0136】[変更例]図21は、この実施の形態2の
変更例を概略的に示す図である。図21に示す構成にお
いては、ラッチ回路4aが、データ入出力回路4に設け
られる。データ書込バッファ3awには、このラッチ回
路は設けられない。ラッチ回路4aとデータ書込バッフ
ァ3awは、したがって、メインデータ線対MIOを介
して結合される。データ書込バッファ3awを配置する
場合、ラッチ回路30を設ける必要がなく、データ書込
バッファ占有面積を低減することができ、グローバルデ
ータ線対のピッチに合わせて、余裕をもってデータ書込
バッファを配置することができる。
【0137】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、階層データ線構成において、書込データの書込
動作完了後のデータ線イコライズ時、この書込データの
論理反転されたデータをグローバルデータ線に伝達する
ように構成しているため、グローバルデータ線のイコラ
イズ動作を高速化することができる(ライトリカバリー
時間が短縮されるため)。
【0138】なお、本実施の形態2においても、図11
に示すように、読出データと書込データが、別々に配置
される構成が用いられてもよい。書込サイクル時間を短
縮することができ、高速書込が実現される。
【0139】[実施の形態3]図22は、この発明の実
施の形態3に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的
に示す図である。図22においては、データ書込に関連
する部分の構成を示す。図22において、半導体記憶装
置は、行列状に配列される複数のメモリセルを有するメ
モリセルアレイ60と、メモリセルアレイ60のアドレ
ス指定された列を選択するための列選択ゲート62と、
列選択ゲート62により選択されたメモリセルアレイ6
0の列に対し書込データを伝達する内部データ線対64
と、イコライズ指示信号/EQの活性化に応答して、こ
の内部データ線対64の電圧をイコライズするpチャネ
ルMOSトランジスタで構成されるイコライズトランジ
スタ65と、内部データ線64aおよび64bを電源電
圧Vccレベルにプルアップする負荷回路68とを含
む。負荷回路68は、書込ドライバ活性化信号WDEの
非活性化時導通し、内部データ線64aおよび64bに
電源電圧Vccを伝達するpチャネルMOSトランジス
タで構成されるプルアップトランジスタ68aおよび6
8bを含む。
【0140】内部データ線対64には、データ書込モー
ド時活性化され、入力バッファ回路70から与えられた
書込データに従って内部書込データを生成するデータ書
込バッファ66が設けられる。データ書込バッファ66
は、先の実施の形態2において説明したデータ書込バッ
ファ3awと同様の構成を備える。
【0141】図22に示す構成においては、内部データ
線64を介してデータ書込バッファ66が、メモリセル
アレイ60の選択列上に書込データを伝達する。データ
書込時においては、負荷回路68は非活性状態にあり、
書込動作完了後、負荷回路68が活性化される。この書
込動作完了時、イコライズ信号/EQが活性化され、内
部データ線64aおよび64bの電圧をイコライズす
る。したがって、このイコライズ動作時において、先の
実施の形態2と同様、データ書込バッファ66(3a
w)が、書込データの論理反転データを伝達することに
より、高速で内部データ線64aおよび64bの電圧を
イコライズすることができ、ライトリカバリー時間を短
縮することができる(負荷回路68は、プルアップ機能
を有しているだけであり、電流駆動力は小さい)。
【0142】内部データ線対64は、実施の形態2と異
なり、階層データ線構成を有する必要はない。また、こ
の内部データ線対64は、読出データを伝達してもよ
い。読出データ伝達時において、負荷回路68が、負荷
抵抗として機能し、この内部データ線64aおよび64
bに現われる読出データ信号の振幅を制限する。なお、
入力バッファ回路70は、入出力バッファ回路に含まれ
てもよく、データの入出力が同じ入出力ノードを介して
行なわれてもよい。
【0143】また、メモリセルアレイ60は、ダイナミ
ック型メモリセル(1トランジスタ/1キャパシタ型)
のメモリセルが行列状に配列されていてもよく、またス
タティック型メモリセル(フリップフロップを記憶素子
として有する)が行列状に配列されていてもよい。デー
タ書込完了後、内部データ線64がイコライズされる半
導体記憶装置であれば、実施の形態3は適用可能であ
る。
【0144】また、書込データと読出データとが別々の
データ線を介して伝達される場合、この書込データを伝
達するデータバス線は、中間電圧レベルにイコライズさ
れる構成であってもよい。
【0145】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、データ書込完了後イコライズされるデータバス
線に対し、書込データの論理反転データを書込むように
構成しているため、高速で、データ線のイコライズを行
なうことができ、ライトリカバリーを短縮することがで
きる。
【0146】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、高速
でデータ線を駆動することができ、アクセス時間を短縮
することができ、高速動作する半導体記憶装置を実現す
ることができる。
【0147】すなわち、請求項1に係る発明に従えば、
ローカル/グローバルデータ線対の階層データ線構成に
おいて、グローバルデータ線にカレントミラー型負荷回
路を設置しかつローカルデータ線対とグローバルデータ
線対との間のブロック選択ゲートに、ローカルデータ線
とグローバルデータ線とを電気的に切り離してローカル
データ線の信号をグローバルデータ線対に伝達するリー
ドゲートアンプを設けるように構成しているため、回路
占有面積を何ら増加させることなく高速でデータの読出
を行なうことができる。
【0148】請求項2に係る発明に従えば、リードゲー
トアンプを、ローカルデータ線対にそれぞれのゲートが
接続される絶縁ゲート型電界効果トランジスタの対で構
成しているため、回路占有面積を増大させることなく、
正確にローカルデータ線に読出されたデータに応じた電
流変化をグローバルデータ線に生じさせることができ
る。
【0149】請求項3に係る発明に従えば、電流供給負
荷回路をカレントミラー回路で構成しているため、ロー
カルデータ線に現われた電圧情報をグローバルデータ線
上に電流情報として生じさせることができ、高速のデー
タ転送を実現することができる。特に差動段を構成する
リードゲートアンプとカレントミラー型負荷回路を用い
た場合、グローバルデータ線が、カレントミラー型差動
増幅回路により駆動されるため、高速で、選択メモリセ
ルデータに応じたデータを、メインアンプに伝達するこ
とができる。
【0150】請求項4に係る発明に従えば、各ローカル
データ線対に、グローバルデータ線対を対応のローカル
データ線対に電気的に接続する書込ゲートを設けている
ため、ローカルデータ線対を、書込データおよび読出デ
ータ両者を伝達する信号線として利用することができ、
配線占有面積の増加を抑制することができる。
【0151】請求項5に係る発明に従えば、リードゲー
トアンプと直列に、ブロック選択信号に応答して導通す
る絶縁ゲート型電界効果トランジスタを接続しているた
め、リードゲートアンプの動作を最適化することがで
き、高速かつ低消費電流でデータの読出を行なうことが
できる。
【0152】請求項6に係る発明に従えば、グローバル
データ線対にイコライズ回路を設け、このイコライズ回
路のデータ書込完了後の活性化時、書込データの論理反
転したデータをグローバルデータ線対に伝達するように
構成しているため、グローバルデータ線対のイコライズ
を高速に行なうことができ、ライトリカバリー時間を短
縮することができ、サイクル時間を短縮することができ
る。
【0153】請求項7に係る発明に従えば、選択メモリ
セルへの書込データを伝達する内部データ線対にイコラ
イズ回路を設け、書込動作完了時のイコライズ時に、書
込データと論理反転したデータを内部データ線対に伝達
するように構成しているため、内部データ線対のイコラ
イズ動作を高速に行なうことができ、ライトリカバリー
時間を短縮することができる。
【0154】請求項8に係る発明に従えば、グローバル
データ線対を、書込データおよび読出データ両者を伝達
するように構成しているため、書込データおよび読出デ
ータを別々のデータ線対を介して伝達する必要がなく、
配線占有面積が低減される。
【0155】請求項9に係る発明に従えば、書込回路
を、内部書込データをラッチするラッチ回路と、イコラ
イズ指示信号の非活性化時このラッチ回路のデータを出
力しかつイコライズ指示信号の非活性化時ラッチ回路の
データを反転する内部データ生成回路と、この内部デー
タ生成回路の出力するデータに従って内部データ線対を
駆動するドライブ回路とで構成しているため、正確に、
書込データ完了後のイコライズ動作時に、論理反転され
たデータに従ってグローバルデータ線対を駆動すること
ができる。
【0156】請求項10に係る発明に従えば、MOSト
ランジスタで構成される列選択ゲートを介してビット線
対とローカルデータ線対とを接続し、かつローカルデー
タ線対とグローバルデータ線対との接続は、差動段を構
成する絶縁ゲート型電界効果トランジスタとブロック選
択信号に従って導通する電界効果トランジスタで構成さ
れる選択ゲート対とを直列に接続して構成されるリード
ゲートアンプを介して結合するように構成し、かつグロ
ーバルデータ線対にカレントミラー型負荷回路を接続し
ているため、ローカルデータ線対からグローバルデータ
線対へのデータ転送時、カレントミラー型差動増幅回路
により、グローバルデータ線対が駆動され、高速で、読
出データの伝達を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装
置のアレイ部の構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示すアレイ部の構成をより詳細に示す
図である。
【図3】 図2に示す構成のデータ読出時の動作を示す
信号波形図である。
【図4】 図2に示す構成のデータ書込時の信号波形を
示す図である。
【図5】 図2に示す構成の制御信号を発生する部分の
構成を概略的に示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1のアレイ部のレイア
ウトを概略的に示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態1の変更例の構成を示
す図である。
【図8】 図7に示す構成の制御信号を発生する部分の
構成を概略的に示す図である。
【図9】 図8に示す回路の動作を示す信号波形図であ
る。
【図10】 図8に示す回路のイコライズ指示信号発生
の他の態様を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態1の変更例2の構成
を概略的に示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態2に従う半導体記憶
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図13】 図12に示すデータ書込バッファの動作を
示す信号波形図である。
【図14】 図12に示すデータ書込バッファの構成を
示す図である。
【図15】 図14に示すマルチプレクサの構成を示す
図である。
【図16】 図14に示すイコライズ指示信号(論理反
転指示信号)を発生する部分の構成を概略的に示す図で
ある。
【図17】 図14に示すマルチプレクサの変更例を示
す図である。
【図18】 図12に示すデータスクランブル回路の変
更例の構成を示す図である。
【図19】 図12に示すデータ書込バッファの他の構
成を示す図である。
【図20】 図12に示すドライブ回路の他の構成を示
す図である。
【図21】 この発明の実施の形態2の変更例の構成を
概略的に示す図である。
【図22】 この発明の実施の形態3に従う半導体記憶
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図23】 従来の半導体記憶装置のアレイ部の構成を
概略的に示す図である。
【図24】 図23に示すアレイ部の構成をより具体的
に示す図である。
【図25】 従来の半導体記憶装置のデータ読出部の構
成を示す図である。
【図26】 従来の半導体記憶装置の内部データ線に関
連する部分の構成を概略的に示す図である。
【図27】 図26に示す回路の動作を示す信号波形図
である。
【図28】 従来の半導体記憶装置のデータ書込時の動
作をより具体的に示す図である。
【符号の説明】
1,1a−1d ブロック選択/ドライブゲート、LI
O,LIOa−LIOd ローカルデータ線対、GI
O,GIOa−GIOd グローバルデータ線対、2a
−2d カレントミラー型負荷回路、3a−3d メイ
ンアンプ/ライトドライバ、4 入出力バッファ回路、
3aw データ書込ドライバ、3ar メインアンプ、
1♯0−1♯m ブロック選択/ドライブゲート、Q1
〜Q3 pチャネルMOSトランジスタ、Q4−Q9
nチャネルMOSトランジスタ、SA センスアンプ、
GI/O,ZGI/O グローバルデータ線、LI/
O,ZLI/O ローカルデータ線、CSG♯0〜CS
G♯m 列選択ゲート、2 カレントミラー型負荷回
路、Q10 pチャネルMOSトランジスタ、Q11
pチャネルMOSトランジスタ、30 ラッチ回路、3
2 データスクランブル回路、34 ドライブ回路、4
a ラッチ回路、60 メモリセルアレイ、62列選択
ゲート、64 内部データ線対、64a,64b 内部
データ線、65イコライズトランジスタ、66 データ
書込バッファ、68 負荷回路、70入力バッファ回
路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が行列状に配列される複数のメモリ
    セルを有しかつ少なくとも列方向に整列して配置される
    複数のメモリブロック、 各前記メモリブロックに対応して設けられ、各々が対応
    のメモリブロックの選択メモリセルと結合される複数の
    ローカルデータ線対、 前記列方向に整列して配置される複数のメモリブロック
    に共通に設けられるグローバルデータ線対、 各前記複数のローカルデータ線対と前記グローバルデー
    タ線対との間に設けられ、選択時対応のローカルデータ
    線対と前記グローバルデータ線対とを電気的に切り離し
    た状態で該対応のローカルデータ線対の信号を前記グロ
    ーバルデータ線対へ伝達する複数のリードゲートアン
    プ、および前記グローバルデータ線対に結合され、前記
    グローバルデータ線対の各データ線に同じ大きさの電流
    を供給する電流供給負荷回路を備える、半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 各前記リードゲートアンプは、対応のロ
    ーカルデータ線対に各々のゲートが接続される絶縁ゲー
    ト型電界効果トランジスタ対を含む、請求項1記載の半
    導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記電流供給負荷回路は、カレントミラ
    ー回路を備える、請求項1または2記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 各前記ローカルデータ線対に設けられ、
    データ書込モード時、ブロック選択信号に応答して前記
    グローバルデータ線対を該対応のローカルデータ線対に
    電気的に接続する書込ゲートをさらに備える、請求項1
    から3のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 各前記リードゲートアンプは、さらに、
    前記電界効果トランジスタ対と直列に接続され、読出時
    ブロック選択信号に応答して導通する選択トランジスタ
    対を含み、前記電界効果トランジスタ対と前記選択トラ
    ンジスタ対は、前記グローバルデータ線対と基準電圧ノ
    ードとの間に直列に接続される、請求項2記載の半導体
    記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記グローバルデータ線対に結合され、
    イコライズ指示信号に応答して前記グローバルデータ線
    対の電圧を等化するためのイコライズ回路と、外部から
    与えられる書込データに従って内部書込データを生成し
    て前記グローバルデータ線対へ伝達する書込回路をさら
    に備え、前記書込回路は前記イコライズ指示信号の活性
    化に応答して前記内部書込データの論理反転データを生
    成して前記グローバルデータ線対へ伝達する回路を含
    む、請求項4記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 複数のメモリセル、 前記複数のメモリセルの選択メモリセルへの書込データ
    を伝達するための内部データ線対、 前記内部データ線対に結合され、イコライズ指示信号に
    応答して前記内部データ線対の電圧を等化するためのイ
    コライズ回路、および外部から与えられる書込データに
    従って内部書込データを生成して前記内部データ線対へ
    伝達するための書込回路を備え、前記書込回路は、前記
    イコライズ指示信号の活性化に応答して前記内部書込デ
    ータの論理反転データを生成して前記内部データ線対へ
    伝達する回路を含む、半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記内部データ線対は、前記選択メモリ
    セルから読出された内部読出データをも伝達する、請求
    項7記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記書込回路は、前記内部書込データを
    ラッチするためのラッチ回路と、前記イコライズ指示信
    号の非活性化時前記ラッチ回路のラッチデータを受けて
    出力しかつ前記イコライズ指示信号の活性化に応答して
    前記ラッチ回路の出力データを論理反転して出力する内
    部データ生成回路と、前記内部データ生成回路の出力す
    るデータに従って前記内部データ線対を駆動する駆動回
    路とを含む、請求項7記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 各々が行列状に配列される複数のメモ
    リセルと、各前記列に対応して配置され、各々に対応の
    列のメモリセルが接続する複数のビット線対とを含む複
    数のアレイブロック、 各前記アレイブロックに対応して行方向に延在して配置
    される複数のローカルデータ線対、 前記複数のアレイブロック各々において、各前記ビット
    線対に対応して配置され、列選択信号に応答して選択列
    に対応するビット線対を対応のローカルデータ線対に電
    気的に接続するための複数の列選択ゲート、 前記複数のアレイブロックの列方向に整列するアレイブ
    ロックに共通に列方向に延在して配置されるグローバル
    データ線対、および各前記ローカルデータ線対と前記グ
    ローバルデータ線対との間に設けられる複数のリードゲ
    ートを備え、各前記リードゲートは、データ読出モード
    時、与えられたアドレスに従って活性化されるブロック
    選択信号に応答して導通する選択ゲート対と、対応のロ
    ーカルデータ線対の信号をゲートに受ける絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタを含む差動ゲート対とを含み、前
    記差動ゲート対と前記選択ゲート対とは前記グローバル
    データ線対と基準電圧ノードとの間に直列に接続され、
    さらに前記グローバルデータ線対に結合され、活性化時
    前記グローバルデータ線対に電流を供給するカレントミ
    ラー型負荷回路を備える、半導体記憶装置。
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