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JP2000155210A - カラーフィルタの製造方法及びカラーフィルタ用顔料分散レジストの精製方法 - Google Patents

カラーフィルタの製造方法及びカラーフィルタ用顔料分散レジストの精製方法

Info

Publication number
JP2000155210A
JP2000155210A JP33079898A JP33079898A JP2000155210A JP 2000155210 A JP2000155210 A JP 2000155210A JP 33079898 A JP33079898 A JP 33079898A JP 33079898 A JP33079898 A JP 33079898A JP 2000155210 A JP2000155210 A JP 2000155210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
dispersed resist
chelate
chelating agent
resist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33079898A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Matsui
嘉孝 松井
Koichi Mase
康一 間瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP33079898A priority Critical patent/JP2000155210A/ja
Publication of JP2000155210A publication Critical patent/JP2000155210A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Filters (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】顔料分散レジスト中の金属不純物とキレート化
剤を反応させてキレートを生成することにより、所定の
波長において必要な透過光光量が確保可能なカラーフィ
ルタの製造方法を提供する。 【解決手段】貯留タンク2内の金属不純物を含む顔料分
散レジスト4に高分子不溶性キレート化剤6を添加し、
金属不純物と高分子不溶性キレート化剤6を反応させて
高分子不溶性キレートを形成する。さらに、高分子不溶
性キレートを含む顔料分散レジスト4からフィルタ10
によって高分子不溶性キレートを取り除く。そして、高
分子不溶性キレートが取り除かれた顔料分散レジスト4
をノズル12からウェハ基板14上に塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラーフィルタ
の製造方法に関するものであり、特に顔料分散レジスト
の精製及び塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、CCDなどに設けられるカラ
ーフィルタの製造には、顔料分散レジストが使用されて
いる。この顔料分散レジストは、カラーフィルタにおけ
るR(赤)、G(緑)、B(青)、CN(シアン)、マ
ゼンタ等のパターン形成に用いられる。以下に、カラー
フィルタの製造工程における顔料分散レジストの塗布方
法について説明する。
【0003】図7は、従来の顔料レジストの塗布に用い
られる装置の構成を示す図である。ここでは、赤色の顔
料レジストを塗布するものとする。
【0004】図7に示すように、貯留タンク100に貯
えられた顔料分散レジスト102は、フィルタ104に
て設定されたサイズ(例えば、0.4[μm])以上の
物質が取り除かれた後、ノズル106よりフォトセンサ
などが形成されたウェハ基板108上に塗布されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記顔
料分散レジストには、鉄(Fe)、クロム(Cr)、ニ
ッケル(Ni)などの金属不純物が含まれており、これ
らはフィルタ104にて取り除くことはできない。この
ため、ウェハ基板108上に顔料分散レジストが成膜さ
れた後、図8に示すように、これらの鉄(Fe)、クロ
ム(Cr)、ニッケル(Ni)などの金属不純物110
が顔料分散レジスト102膜中に析出する。これら金属
不純物110は、光112を遮断するため、カラーフィ
ルタの特性を著しく悪化させてしまう。
【0006】そこでこの発明は、前記課題に鑑みてなさ
れたものであり、顔料分散レジスト中の金属不純物とキ
レート化剤を反応させてキレートを生成することによ
り、所定の波長において必要な透過光光量が確保可能な
カラーフィルタの製造方法及び顔料分散レジストの精製
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明に係るカラーフィルタの製造方法は、金属
不純物を含む顔料分散レジストにキレート化剤を添加
し、前記金属不純物と前記キレート化剤を反応させてキ
レートを形成する工程と、前記キレートを含む顔料分散
レジストから前記キレートを取り除く工程と、前記キレ
ートを取り除いた顔料分散レジストを基板上に塗布する
工程とを具備することを特徴とする。
【0008】また、この発明に係るカラーフィルタの製
造方法は、金属不純物を含む顔料分散レジストにキレー
ト化剤を添加し、前記金属不純物と前記キレート化剤を
反応させてキレートを形成する工程と、前記キレートを
含む顔料分散レジストを基板上に塗布する工程とを具備
することを特徴とする。
【0009】また、この発明に係る顔料分散レジストの
製造方法は、顔料分散レジスト中にキレート化剤を添加
及び攪拌し、レジスト中にキレートを形成する工程と、
フィルタにより前記キレートを除去する工程とを具備す
ることを特徴とする。
【0010】また、この発明に係る顔料分散レジストの
製造方法は、顔料分散レジストを、キレート化剤を充填
した配管中を通過させる工程と、前記配管中を通過した
前記顔料分散レジストをフィルタに通す工程とを具備す
ることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
【0012】この発明の第1の実施の形態のカラーフィ
ルタの製造工程における顔料分散レジストの精製及び塗
布方法について説明する。
【0013】図1は、第1の実施の形態の顔料分散レジ
ストの塗布に用いられる装置の構成を示す図である。こ
こでは、赤色の顔料分散レジストが塗布されるものとす
る。
【0014】貯留タンクに貯えられた顔料分散レジスト
は、高分子不溶性キレート化剤が添加された後、フィル
タにて不純物が取り除かれ(フィルタ処理)、ノズルよ
りウェハ基板上に塗布される。以下に、この塗布方法の
詳細を説明する。
【0015】貯留タンク2には、顔料分散レジスト4が
貯えられている。この顔料分散レジスト4中に、高分子
不溶性キレート化剤(例えば、ポリビニルベンジルアミ
ン)6を添加し、攪拌する。すると、顔料分散レジスト
4に含まれる鉄(Fe)、クロム(Cr)、ニッケル
(Ni)などの金属不純物が高分子不溶性キレート化剤
と反応し、高分子不溶性キレートが生成される。
【0016】高分子不溶性キレートを含む顔料分散レジ
スト4は導管8を通り、フィルタ10に流れ込む。フィ
ルタ10は、設定されたサイズ(例えば、0.4[μ
m])以上の物質を通過させず、それ以外は通過させ
る。よって、高分子不溶性キレートは、0.4[μm]
以上のサイズを有しているため、フィルタ10によって
顔料分散レジスト4中から取り除かれる。
【0017】その後、高分子不溶性キレートを含まない
顔料分散レジスト4が導管8を通り、ノズル12に流れ
る。そして、顔料分散レジスト4は、ノズル12からフ
ォトセンサ等が形成されたウェハ基板14上に塗布され
る。
【0018】前記高分子不溶性キレート化剤としては、
例えば、ジメチルグリオキシム、アセチルアセトン、オ
キシン、グリシン、エチレンジアミン、EDTA、ビピ
リジン、フェナントロリン、EHPG、ヒドロキシキノ
リン、過酢酸、ピペリジン、アミノ酢酸、フェニルアラ
ニン、次リン酸、アセチル酸、TRIS、ジケトン、ビ
ニルベンジルアミン、安息香酸、ピロール、チオリン、
PVA、PVMAE、PMMA、PVAC、ジエチルチ
オカルボン酸、ポルフィリン類、フタロシアニン類、ヘ
ミン類などを有する高分子が用いられる。前記塗布方法
では、高分子不溶性キレート化剤を用いて高分子不溶性
キレートを生成したが、高分子難溶性キレート化剤を用
いて高分子難溶性キレートを生成してもよい。
【0019】前述した顔料分散レジストの塗布方法で
は、顔料分散レジスト中の金属不純物と高分子不溶性キ
レート化剤を反応させて高分子不溶性キレートを生成
し、この高分子不溶性キレートをフィルタにて取り除く
ことにより、ウェハ基板上に塗布される顔料分散レジス
トから金属不純物を除去する。
【0020】図2は、顔料分散レジスト中の顔料と金属
不純物の吸収スペクトルを示す図である。図2中のAは
顔料分散レジストを形成する顔料の吸収スペクトルであ
り、Bは顔料分散レジストに含まれる金属不純物の吸収
スペクトルである。図7に示す従来の塗布方法による顔
料分散レジストの吸収スペクトルは、図2中のAとBを
合わせたものとなるが、第1の実施の形態の塗布方法に
よる顔料分散レジストの吸収スペクトルは図3中のAに
示す顔料のみの吸収スペクトルとなる。
【0021】この図3からわかるように、光を遮断して
いた金属不純物を除去することにより、所定の波長Lに
おける吸光率を低下させることができ、所望の透過率を
確保することができる。
【0022】以上説明したようにこの第1の実施の形態
によれば、顔料分散レジスト中の金属不純物を、高分子
不溶性キレート化剤を用いて高分子不溶性キレートに転
化して除去することにより、成膜後の顔料分散レジスト
おいて所定の波長に対する透過率を高めることができ
る。
【0023】また、第1の実施の形態において、顔料分
散レジスト中の金属不純物と高分子不溶性キレート化剤
と反応させて高分子不溶性キレートを生成し、この高分
子不溶性キレートをフィルタにて取り除くという方法
は、金属不純物を含む顔料分散レジストからその金属不
純物を取り除くための顔料分散レジストの精製方法とし
て用いることができる。
【0024】次に、この発明の第2の実施の形態のカラ
ーフィルタの製造工程における顔料分散レジストの精製
及び塗布方法について説明する。
【0025】図4は、第2の実施の形態の顔料分散レジ
ストの塗布に用いられる装置の構成を示す図である。こ
こでは、赤色の顔料分散レジストが塗布されるものとす
る。
【0026】貯留タンクに貯えられた顔料分散レジスト
は、フィルタ、キレート化剤が充填された処理管、及び
フィルタを通って不純物が取り除かれ(フィルタ処
理)、ノズルよりウェハ基板上に塗布される。以下に、
この塗布方法の詳細を説明する。
【0027】貯留タンク2には、顔料分散レジスト4が
貯えられている。この顔料分散レジスト4は、導管8を
通りフィルタ16に流れ込む。フィルタ16は、設定さ
れたサイズ(例えば、0.4[μm])以上の物質を通
過させず、それ以外は通過させる。よって、顔料分散レ
ジスト中の0.4[μm]以上の物質は、フィルタ16
によって取り除かれる。
【0028】フィルタ16を通過した顔料分散レジスト
4は処理管18に流れ込む。処理管18には、高分子不
溶性キレート化剤(例えば、ポリビニルベンジルアミ
ン)6が充填されている。よって、処理管18内におい
ては、顔料分散レジスト4に含まれる鉄(Fe)、クロ
ム(Cr)、ニッケル(Ni)などの金属不純物が高分
子不溶性キレート化剤6と反応し、高分子不溶性キレー
トが生成される。
【0029】高分子不溶性キレートを含む顔料分散レジ
スト4はフィルタ20に流れ込む。フィルタ20は、設
定されたサイズ(例えば、0.4[μm])以上の物質
を通過させず、それ以外は通過させる。よって、高分子
不溶性キレートは、0.4[μm]以上のサイズを有し
ているため、フィルタ20によって顔料分散レジスト4
中から取り除かれる。
【0030】その後、高分子不溶性キレートを含まない
顔料分散レジスト4が導管8を通り、ノズル12に流れ
る。そして、顔料分散レジスト4は、ノズル12からフ
ォトセンサ等が形成されたウェハ基板14上に塗布され
る。
【0031】前記処理管18内に充填される高分子不溶
性キレート化剤としては、前記第1の実施の形態と同様
に、例えば、ジメチルグリオキシム、アセチルアセト
ン、オキシン、グリシン、エチレンジアミン、EDT
A、ビピリジン、フェナントロリン、EHPG、ヒドロ
キシキノリン、過酢酸、ピペリジン、アミノ酢酸、フェ
ニルアラニン、次リン酸、アセチル酸、TRIS、ジケ
トン、ビニルベンジルアミン、安息香酸、ピロール、チ
オリン、PVA、PVMAE、PMMA、PVAC、ジ
エチルチオカルボン酸、ポルフィリン類、フタロシアニ
ン類、ヘミン類などを有する高分子が用いられる。前記
塗布方法では、高分子不溶性キレート化剤を用いて高分
子不溶性キレートを生成したが、高分子難溶性キレート
化剤を用いて高分子難溶性キレートを生成してもよい。
【0032】前述した顔料分散レジストの塗布方法で
は、顔料分散レジスト中の金属不純物と高分子不溶性キ
レート化剤と反応させて高分子不溶性キレートを生成
し、この高分子不溶性キレートをフィルタにて取り除く
ことにより、ウェハ基板上に塗布される顔料レジストか
ら金属不純物を除去する。
【0033】第2の実施の形態の塗布方法による顔料分
散レジストの吸収スペクトルは、図3中のAに示す顔料
のみの吸収スペクトルとなる。この第2の実施の形態で
も、図3からわかるように、光を遮断していた金属不純
物を除去することにより、所定の波長Lにおける吸光率
を低下させることができ、所望の透過率を確保すること
ができる。
【0034】以上説明したようにこの第2の実施の形態
によれば、顔料分散レジスト中の金属不純物を、高分子
不溶性キレート化剤を用いて高分子不溶性キレートに転
化して除去することにより、成膜後の顔料分散レジスト
おいて所定の波長に対する透過率を高めることができ
る。
【0035】また、第2の実施の形態において、顔料分
散レジスト中の金属不純物と高分子不溶性キレート化剤
と反応させて高分子不溶性キレートを生成し、この高分
子不溶性キレートをフィルタにて取り除くという方法
は、金属不純物を含む顔料分散レジストからその金属不
純物を取り除くための顔料分散レジストの精製方法とし
て用いることができる。
【0036】次に、この発明の第3の実施の形態のカラ
ーフィルタの製造工程における顔料分散レジストの塗布
方法について説明する。
【0037】図5は、第3の実施の形態の顔料分散レジ
ストの塗布に用いられる装置の構成を示す図である。こ
こでは、赤色の顔料分散レジストが塗布されるものとす
る。
【0038】貯留タンクに貯えられた顔料分散レジスト
は、キレート化剤が添加された後、フィルタにて不純物
が取り除かれ(フィルタ処理)、ノズルよりウェハ基板
上に塗布される。以下に、この塗布方法の詳細を説明す
る。
【0039】貯留タンク2には、顔料分散レジスト4が
貯えられている。この顔料分散レジスト4中に、キレー
ト化剤(例えば、ビピリジン)22を添加し、攪拌す
る。すると、顔料分散レジスト4に含まれる鉄(F
e)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)などの金属不
純物がキレート化剤22と反応し、キレートが生成され
る。
【0040】キレートを含む顔料分散レジスト4は導管
8を通り、フィルタ10に流れ込む。フィルタ10は、
設定されたサイズ(例えば、0.4[μm])以上の物
質を通過させず、それ以外は通過させる。よって、顔料
分散レジスト中の0.4[μm]以上の物質は、フィル
タ10によって取り除かれる。しかし、生成されたキレ
ートは、0.4[μm]以上のサイズを有していないた
め、フィルタ10によって取り除かれず、フィルタ10
を通過する。
【0041】その後、キレートを含む顔料分散レジスト
4は導管8を通り、ノズル12に流れる。そして、顔料
分散レジスト4は、ノズル12からフォトセンサ等が形
成されたウェハ基板14上に塗布される。
【0042】前記キレート化剤としては、例えば、ジメ
チルグリオキシム、アセチルアセトン、オキシン、グリ
シン、エチレンジアミン、EDTA、ビピリジン、フェ
ナントロリン、EHPG、ヒドロキシキノリン、過酢
酸、ピペリジン、アミノ酢酸、フェニルアラニン、次リ
ン酸、アセチル酸、TRIS、ジケトン、ビニルベンジ
ルアミン、安息香酸、ピロール、チオリン、PVA、P
VMAE、PMMA、PVAC、ジエチルチオカルボン
酸、ポルフィリン類、フタロシアニン類、ヘミン類など
が用いられる。
【0043】前述した顔料分散レジストの塗布方法で
は、顔料分散レジスト中の金属不純物とキレート化剤を
反応させてキレートを生成することにより、ウェハ基板
上に塗布される顔料レジストから金属不純物をなくして
いる。
【0044】第3の実施の形態の塗布方法による顔料分
散レジストの吸収スペクトルは、図6中のAに示す顔料
のみの吸収スペクトルと、Cに示すキレートの吸収スペ
クトルとを合わせたものになる。キレートの吸収スペク
トルは、Cのように特定波長の光を吸収あるいは透過す
る特性となる。なお、キレートは、顔料分散レジストが
感光する波長領域以外の波長に、高吸収率の波長領域を
有している。したがって、この第3の実施の形態では、
図6からわかるように、光を遮断していた金属不純物
を、図6中のCに示す特性を持つキレートに転化するこ
とにより、所定の波長Lにおける吸光率を低下させるこ
とができ、所望の透過率を確保することができる。
【0045】以上説明したようにこの第3の実施の形態
によれば、顔料分散レジスト中の光を遮断する金属不純
物を、キレート化剤を用いてキレートに転化することに
より、成膜後の顔料分散レジストおいて所定の波長に対
する透過率を高めることができる。
【0046】前述した実施の形態においては、顔料分散
レジスト中の金属不純物をキレート化剤を用いて処理
し、金属不純物をキレートに転化させる。これにより、
顔料分散レジスト中の金属不純物をフィルタにて除去可
能にできる。さらに、前述のように顔料分散レジスト中
の金属不純物をキレートに転化してフィルタにて除去す
ることにより、また顔料分散レジスト中の金属不純物
を、特定波長の光を吸収あるいは透過するキレートに転
化することにより、所定の波長において必要な透過光光
量が確保可能な顔料分散レジスト膜、すなわちカラーフ
ィルタの赤色パターンを形成することができる。カラー
フィルタのその他の緑色パターン、青色パターンも、前
記実施の形態と同様の製造方法によって形成することが
できる。
【0047】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、顔
料分散レジスト中の金属不純物とキレート化剤を反応さ
せてキレートを生成することにより、所定の波長におい
て必要な透過光光量が確保可能なカラーフィルタの製造
方法及び顔料分散レジストの精製方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の顔料分散レジストの塗布に
用いられる装置の構成を示す図である。
【図2】顔料分散レジスト中の顔料と金属不純物の吸収
スペクトルを示す図である。
【図3】第1の実施の形態によって塗布された顔料分散
レジストの吸収スペクトルを示す図である。
【図4】第2の実施の形態の顔料分散レジストの塗布に
用いられる装置の構成を示す図である。
【図5】第3の実施の形態の顔料分散レジストの塗布に
用いられる装置の構成を示す図である。
【図6】第3の実施の形態によって塗布された顔料分散
レジスト中の顔料とキレートの吸収スペクトルを示す図
である。
【図7】従来の顔料レジストの塗布に用いられる装置の
構成を示す図である。
【図8】図7に示す従来の塗布装置によって塗布された
顔料分散レジスト膜の断面図である。
【符号の説明】
2…貯留タンク 4…顔料分散レジスト 6…高分子不溶性キレート化剤 8…導管 10…フィルタ 12…ノズル 14…ウェハ基板 16…フィルタ 18…処理管 20…フィルタ 22…キレート化剤 100…貯留タンク 102…顔料分散レジスト 104…フィルタ 106…ノズル 108…ウェハ基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属不純物を含む顔料分散レジストにキ
    レート化剤を添加し、前記金属不純物と前記キレート化
    剤を反応させてキレートを形成する工程と、 前記キレートを含む顔料分散レジストから前記キレート
    を取り除く工程と、 前記キレートを取り除いた顔料分散レジストを基板上に
    塗布する工程と、 を具備することを特徴とするカラーフィルタの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記キレートを形成する工程は、不溶性
    あるいは難溶性の前記キレート化剤を添加し、不溶性あ
    るいは難溶性のキレートを形成する工程であることを特
    徴とする請求項1に記載のカラーフィルタの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記キレートを形成する工程は、高分子
    キレート化剤を添加し、高分子キレートを形成する工程
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー
    フィルタの製造方法。
  4. 【請求項4】 金属不純物を含む顔料分散レジストにキ
    レート化剤を添加し、前記金属不純物と前記キレート化
    剤を反応させてキレートを形成する工程と、 前記キレートを含む顔料分散レジストを基板上に塗布す
    る工程と、 を具備することを特徴とするカラーフィルタの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 顔料分散レジスト中にキレート化剤を添
    加及び攪拌し、レジスト中にキレートを形成する工程
    と、 フィルタにより前記キレートを除去する工程と、 を具備することを特徴とする顔料分散レジストの精製方
    法。
  6. 【請求項6】 顔料分散レジストを、キレート化剤を充
    填した配管中を通過させる工程と、 前記配管中を通過した前記顔料分散レジストをフィルタ
    に通す工程と、 を具備することを特徴とする顔料分散レジストの精製方
    法。
JP33079898A 1998-11-20 1998-11-20 カラーフィルタの製造方法及びカラーフィルタ用顔料分散レジストの精製方法 Pending JP2000155210A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002351061A (ja) * 2001-05-30 2002-12-04 Sumitomo Chem Co Ltd 保存安定性に優れた着色感光性樹脂組成物およびそれを用いたカラーフィルターの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002351061A (ja) * 2001-05-30 2002-12-04 Sumitomo Chem Co Ltd 保存安定性に優れた着色感光性樹脂組成物およびそれを用いたカラーフィルターの製造方法

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