#0197 地理好きになった理由
こんにちは!釧路人おだわらです!
都内に住んでいると、高層ビルやタワマンが林立していて無機質な感じがしますが、半径5キロ程度の範囲で自転車で回ると、マチの雰囲気や地形の違い、石碑による意外な歴史など、色々な発見があったり、地域ごとの特色を感じられて面白いです。
私がなぜ「地域創生」や「地域活性化」といわれる領域に興味・関心を持っているかについても繋がるのですが、私はこうした地域の特徴を知り、違いに気付き、その地域の価値を知る、といったことが好きで、地図を見て何となく脳内にバーチャルタウンをアップさせて、現地にいき、脳内タウンとリアルタウンとの整合度合いや新たな発見を得るみたいな、めっちゃマニアックなことが好きなのです。
とにかく1月3日に再放送されるブラタモリを是非ご覧になってください!
今日は今さらの自己紹介ということで、どうして私が地理が好きかについて書きたいと思います。
○全世界の国名・国旗を暗記
さかのぼること3歳くらいの頃でしょうか。
平仮名よりも先にカタカナを読めるようになりました。
実家の壁に貼ってあった世界地図
(世界地図の周りに国旗が掲載されているもの)
を見るようになり、
国名を読み上げているうちに
世界の国々の位置や国旗を暗記しました。
アンティグア・バーブーダとかバルバドスなど、
面白い名前の国名を発するだけで楽しかったような気がします。
○国際政治のダイナミズムでワクワク
丁度、物心がついたころには、
ソ連崩壊によって旧ソ連構成国のベラルーシなどが独立したり、
ユーゴスラヴィアが解体されてクロアチアなどが独立したり、
新しい国が次々に誕生。
そしてイラクがクウェートに侵攻して湾岸戦争が勃発。
戦争体験話から戦後の大変な思いをしてきたことを祖父からよく聞いて育ったので、平和な世界になって安心と思っていたのに、テレビの向こうで実際に戦争が起こっているのを目にして、物凄い恐怖を憶えたとともに、不謹慎ですが、もしかすると戦争の結果で新しい国が出来たりするのかなと思ったりしていました。
子供ながらに国際政治のダイナミズムや恐怖を憶えながらも、それが自分の大好物の国名や国旗の新設・変更を産出するイベントとして「ワクワク」していました。
○人類は地理を学んできた
感じが読めるようになってからは、日本地図も読めるようになり、実家が本屋(1階が店で2階が自宅)だったので、店にある地図帳を「借りてきて」時間があればずっと地図を眺めていました。
小学生のときにほぼ全て暗記し、今では市町村パズルのアプリゲームを3時間22分で完成します。
ですが、これはあくまで地図情報。
地理は現地のフィールドワークをしてこそ、理解が深まり、新たな発見にも繋がるので、行ったことがないところのことを聞かれても数分しかトークがもたないことも。
このあたりに地理の面白みがあると思います。
五感を通して大地の偉大さを感じ取ること。現地の人の触れ合うこと。現地の料理を食べること。これらを通して、なぜここにこのような大きな川が流れているのか、なぜここは急な坂になっているのか、なぜここの人々はこのような生活様式になったのか、なぜここは魚がたくさんとれるのか、などなどの問いが無限に出てきてそれが全て地理で説明ができるのです。
原始人たちも地理をよくみて、棲家を決めていました。水が取れるところ、水害のリスクが低いところなど、地形や気候を読んでいました。強い戦国武将は、土木工事が得意で最強の城や強い堤防を作りました。戦国の三傑なんかは、まちづくりの才能もピカイチです。
味わい深い学問であり、地理を学ぶことで昔の人の営みや思考を学ぶことができます。
1月3日にブラタモリの再放送がありますので、ぜひこの番組で地理の面白さを感じてみてください。また、4月からレギュラー放送も復活しますので是非!