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めざせ あの山頂! 千里の道も一歩より 

この記事はこちらを加筆修正しました。

このタイトルとタグでお越しくださった方々、山登りや登山についての記事かと思われたかもしれませんが、全く私は登山に所縁の無い人間。詐欺じゃないのとお𠮟りを受けますね。大変失礼しました。

じゃあなぜ登山なのかというと、いま、大きな山のふもとにいる心境だからです。


「見やすく・選びやすく・買いやすく・魅力的」な売場つくり

私はとある流通業で衣料品を扱っており、その企業の仕入部門と販売部門である店舗をつなぐ部署に在籍しています。

ネットで買い物か? 店舗で買い物か?


ところで、皆さんは何か物を買いたいとき、お店に行って直接欲しいものを探しますか?それともネットで検索しますか?

お店で探す? ネットで検索する?

今ではインターネットの普及によりWebでの買い物が普遍化し、お客様は簡単にスマホで欲しい商品を検索・決済して手に入れることが出来るようになりました。商品の比較などの情報も画像や動画で自由に調べることが出来ます。

魅力的なリアル店舗を実現


しかし、一方で欲しい商品は直接手に取って探して選びたいというお客様もいらっしゃいます。特に衣料品・ファッションといわれるものは、素材の手触り、着用した時のサイズのフィット感など実際に商品に触らなければ分からない、Webでは得られない情報があります。

私たちの部署はそのような「実際に商品を手に取って選びたい」お客様に向け、仕入れた商品を「見やすく・選びやすく・買いやすく・魅力的で快適な買い物」ができる売り場環境の実現を目指して、店舗をサポートすることを役割としています。

2つのサポート方法

お客様へ「魅力的で快適」な売場環境を実現するため、店舗へのサポートの方法は大きく2つあります。それぞれが車の両輪でどちらが欠けても業務がまわっていきません。

ひとつ目は実際に売り場に出向いて陳列や演出の方法を工夫し、商品がより魅力的に見えるようにサポートすること。VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)と言われる「ビジュアル的な店舗サポート」です。

ビジュアルマーチャンダイジングとは、マーケティングの一環として行われる小売業の戦略活動の一つです。
店舗というメディアにおいて顧客の立場にたち、マーチャンダイジングと商空間の視覚的表現を一体化することによって、見やすく、選びやすく、買いやすく、魅力的で快適な売場環境を提供すると同時に、企業やブランドの独自性、販促等のコンセプトを伝える仕組みと方法です。

https://www.javma.com/about/vmd.html

そして、ふたつ目は商品に対する売上データーや気温・市場指数などを分析し、数値実績から改善をはかる「デジタル的な店舗サポート」です。

いずれにせよ、最も大切な基本は売り場の販売スタッフとの綿密なコミュニケーションとなります

チームのメンバー


私の現在の担当チームは【レディスファッション】を取り扱っています。商品はTシャツからニット・コート、さらには水着やフォーマルウェアまで多岐に渡ります。
チームのメンバーは7名。主なメンバーをご紹介します。

リーダーはこんな人

まずはチームのもっとも大事な人、リーダーのⅠさんです。今年から新たに着任された頼れる大きな存在です。偶然、私と同じ苗字。珍しい名前ではありませんが、今まで学生生活でも職場でも同じ苗字の人がいたことは無かったので、ちょっとビックリ。今でも間違ってメールが届いたり、声を掛けられることがあるので、チーム内では姓でななく、名前でお呼びしています。

Iさんが二人いるとメールや電話に多少の混乱が・・・

Iリーダーはとても行動派で、着任早々から休日にはこの地方の旧所・名跡をドライブして、半年たった今では地元の私たちよりよっぽど情報ツウになり、穴場のグルメや温泉を教えてもらっています。

仕事においては、とても確実にチームの進路を指示する論理派です。
ITにも理解があり、業界や市場トレンドの情報にも通じています。
毎日さまざまな部署や店舗からくる情報の荒波をかいくぐり、商品をいかに的確にお客様に届けてご満足いただくかをめざして、指揮を取られています。

チームの「ムードメーカー」

二人目はチームのムードメーカーのTさんです。一見ふんわりした雰囲気の不思議ちゃんですが、中身は鉄筋コンクリート。あきらめない人です。
仕入部門や他部署からの情報の洪水も根気強く取捨選択し、的確な情報を店舗に流してサポートをしています。
でも、ほんとは結構な節約家。30分くらいの距離なら、おトクと評判のスーパーめざして歩いて行っちゃいます。

努力家で節約家のTさん
チームの「縁の下サポート役」

私はこのチームで約10年経ちました。最古参になります。

自分自身の性格は完璧を目指したいコツコツ派だと思っています。
私が最古参なだけあって、現在のチームのベースとなる資料などは自身でフォームを作り全部まとめて管理してきました。代々のリーダーにも引き継いでいます。自称「縁の下のサポート役」です。
でも、その資料が活用されているかといえば、なかなか未活用なのが実態。
なんでなの?
そんな私をIリーダーから見れば・・・
こんなお言葉。

コツコツ努力は認めるけど、たまに方向が間違っているときがあるなー
着任から検索した資料にはほんとんど同じ名前がある。
今まで資料を地道にまとめてやってきたことはすごいと思う。
でも、もっと楽にできる方法もあるんじゃないかな。
他の人に任せたり、巻き込んでいくことも大事だと思うよ。

大量の情報を浴びる・情報過多の現状

そうなんです。今の私は大量のデーターの取捨選択がうまくいかずに、
地道な努力するだけで成果を出せすにいる状態。
このままでは、「魅力的で快適」な売場環境を提供するための
店舗サポートを果たすことが出来ません。

デジタルとビジュアルそれぞれのバランス

先に店舗へのサポートとして「ビジュアル的サポート(VMD)」「デジタル的サポート」が共に車の両輪と述べましたが、今のチーム内では「ビジュアル的サポート」に偏りがち。

例えば、売れ行きの良くない商品に対してのサポートは、お客様に商品に興味を持ってもらうために、実際に売り場に行って陳列位置を修正したり、マネキンの着せ替えを指示したりといったビジュアル的(VMD)な方法がメインとなっています。

このことは店舗にとって大変重要なサポートですが、一方で販売データーからなぜその商品の売れ行きが良くないのか動向を分析し、適切な在庫量を助言するなどのデジタル的な側面のサポートはまだまだです。

ビジュアル的(VMD)サポートとデジタル的サポート

めざすもの

なぜデジタル的なサポートのウエイトが低いのかを考えると、私たちは「リアル店舗」という特性上、お客様にビジュアル的に直接訴えかける売り場つくりが最重要視されるため、膨大なデーターに向き合う時間があまり取れないということがあります。

ですが、世の中はITやAIが浸透しつつあるといわれているのに、それを活用したいと思っているは人は少なく、ビジュアル的手法に偏ることに疑問を持つ人もあまり多くありません。
そういう私自身も洪水のような情報の流れから【的確な情報】をとりだして伝えるというスキルを持ち合わせず、コツコツ努力するだけ。

この状況をすこしでも変え、デジタル情報の活用を学ぼうとこの度一念奮起しました。
データーは大きな山のように膨大で、登っていくスキルを学ぶのは大苦戦が見えています。
しかし、一歩ずつ進んでいずれは頂上にたどり着くと自分を信じて頑張っていきます。



わたしの第一歩目

わたしの第二歩目


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