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RTA in Japan Summer 2024でカリギュラ2の解説をさせていただきました

MORIさんがRTA in Japan Summer 2024にカリギュラ2で出場するにあたって、なぜか私が解説をすることになったので、取り組んだことなどを書き残します。


①はじめに

前提条件としてMORIさんは
・カリギュラシリーズにどっぷりハマってるヤバい人(褒め言葉)
・10個の公式情報から100個の妄想ができるクリエイティブなタイプのオタク
・キィちゃんが好きすぎる(マイルドな表現)

本気のMORIさんが気になる方は是非とも配信に行ってみてください。
例: https://clips.twitch.tv/RealFuriousCurlewPlanking-PD2evgpOrHPNnWDW

片や私は解説の依頼をされた時点で、初見プレイの4章をやってた程度の超初心者。
「2から始めても大丈夫ですよ」とのMORIさんの言葉を信じて、ODも小説もアニメも未履修。
そんな奴が解説で大丈夫か?

とりあえず何も分からんので、MORIさんに原稿作成をお願いして、自分は初見プレイを続行。
無事にクリアして情緒をめちゃくちゃにされました。
すごいゲームだよ。

②お勉強

基本的にはMORIさんの作ってくれた原稿を基に話を膨らませていくことに。
分からない点が多々あるので、その都度MORIさんに確認したり、指摘されて直したり。

RTAチャートがないか聞くと、エッジしゃんという先駆者様のチャートが分かりやすいとのこと。
https://x.com/edge_shaaan/status/1821618004616212956?t=Nv4QNKdPNDUuJUlys8KOGw&s=19

マジで分かりやすかったので、RTA走者の悪い癖が出ちゃって走ってみることに。
何回かやった結果、MORIさんがやろうとしてることが分かってきたので結果オーライ。

③読み合わせ

何回かMORIさんのプレイに合わせて台本読みをする機会を作ってもらいました。
全部で5回くらいやったかな?

カリギュラ2のRTAの特徴としてタイムがブレにくく、解説するシーンのタイミングと長さがほとんど決まっています。

そんな中で、
・世界観
・ストーリー
・キャラクター
・ゲームシステム
・RTAのポイント
・このゲームの好きなところ
を説明する為に、順番と喋る量を調整していきます。

例えば、最初は1章の興玉駅に入ってから戦闘システム→エンカウントの話の順で考えていましたが、
吟ちゃんが加入してからささらさんの加入の間までに戦闘システムの話が間に合わず順番を入れ替えました。
結果的にガードブレイクのチュートリアル前に戦闘の話ができるようになり、解説からの実演がスムーズになりました。
この辺は台本の想定と実際のプレイのズレがあるのでやってみないと分からないですね。
割と最後の最後まで修正をしてました。
(ちゃんとプレイ動画見ながら台本書けって話ですが)

ちなみに最初に書いた台本の文章は多すぎてほとんどカットしてます。
クリア後の情熱が溢れすぎました。

④注意した点

解説の技術なんてよく分からないですが、
・ゆっくり喋る
・説明は先にする
ぐらいは気をつけていました。

「ゆっくり喋る」
早口だと喋る方も聞く方も疲れるので、なるべくゆっくり喋るようにします。
(やっぱり本番は緊張で早口でしたが)

噛みやすい単語は避ける。
音声だと分かりにくい表現は避ける。
1文が長すぎるとだらだら喋っている印象を与えそうなので、淡泊になりすぎない程度に短くする。
人間が音声から言語を理解する能力ってそんなに高くないらしいので雰囲気を大切に。
RTAの時間内に全ての内容を伝えるのは無理なので、分かったような気にさせること。

ちなみに私の台本は口語調で書き、そのまま読めば大丈夫なレベルにしてあります。
いざという時には台本を一語一句そのまま読めば何とかなる、というのは非常に心強いです。
今回も慌てたときは台本に戻ってました。

「説明は先にする」
これからこういうことをしますよ、ってのをそのシーンの直前に言った方が分かりやすいので、基本的には説明は先出ししました。
特にRTAだと展開が早く、後出しで説明してると、話聞いてる間に次のポイントにくる、なんてことが多々あります。

ただ、ライブ感を出したいときは実況するようにジャストタイミングで、
視覚的にインパクトのあるシーンならば説明を後回しに、
などは配慮します。

カリギュラ2は会話シーンや移動シーンでそこそこ時間があるので説明のタイミングを調整しやすかったです。

⑤解説以外のこと

1年前に同じ会場でプレイした経験があるので、
・可能なら前日に会場入りして、雰囲気や設備の確認、PCのセットアップをやっておく
・椅子は長時間座るには大変そうなので対策した方が良いかもしれない
・スケジュールは大幅に早まる可能性があるので覚悟しておく
などをMORIさんにお伝えしました。

1日目のPCゲームラッシュの隙間を突いて、セットアップ完了できたのは助かりました。
案の定、初日から巻き進行で当日朝は余裕がなかったです。

あとは、公式Tシャツの購入して衣装を揃える、缶バッジを購入して痛バッグ作成するなど、形から入ることも忘れずにやりました。
人生で初めて痛バッグ作りましたが、配置とか考えるの楽しいですね。

⑤何を一番伝えたいか

一番大切なことですが、個人的にカリギュラ2RTAにおいて最もアピールしたかったところは「MORIさんの情熱」
私の敬愛するMORIさんが輝くところを見せたいし、見たい。
なので、誰でも言える内容は私が全部言って、MORIさんはフリーな状態にして存分に語ってもらうようにしました。
まさかMORIさんも私が勝手にこんなに全部喋るとは思ってなかったでしょう。

MORIさんが好きそうなポイントがだんだんと分かってきたので、
・あらかじめ予定調和として喋ってもらう箇所を決めておく
・MORIさんが話しやすくなるように前フリをする
・思わずMORIさんが喋りたくなるところは解説を入れずに黙っておく
など対策を立てていきました。

MORIさんを自由にさせる代償として、
・MORIさんがいっぱい喋ったとき、台本にある内容が喋りきれなくなる
・MORIさんがあんまり喋らなかったとき、空白の時間が生まれる
ということが考えられました。

とりあえず、喋らない場合を想定して私1人でも喋り続けられるような台本を用意しておき、MORIさんが喋ったときには台本の順番や文章量を臨機応変に調整することにしました。

ちなみにMORIさんは練習中は遠慮がちでしたが、本番ではいっぱい喋ってくれました。
そのぶん、「あれ言ったっけ?」「ここは後回しにする?」「説明を短めにしないと」などと内心パニックでした。
(Q愛セニョリータの説明を飛ばしてたので、後でフォローしてもらいました) 

ただ、MORIさんが楽しそうに喋ってくれたので、それが何より嬉しかったです。

⑥最後に

なんだかんだ言いましたが、結局自分もカリギュラ2のゲームにもRTAにもドハマリしたので、喋る内容には苦労しなかったのが救いでした。
むしろ好きすぎて余計なことまで喋ってないかが心配でしたが、確認したところ、まぁセーフということで。
小鳩先輩に対しては悪いとは思ってるけど、彼に謝る気はないし、彼も謝られたくないと思ってるはず(重度の幻覚)。
ちなみに一箇所だけ致命的なネタバレをしてしまっていますが、許して…

終わってからエゴサパブサしていると、購入報告が何人も見られ、初見プレイの感想も続々出てきたので嬉しい限りです。
是非とも最後まで遊んで、我々が説明をしなかった部分を自分の目で、心で、確かめてもらいたいと思います。
俺も味わったんだ。お前も味わえ。

あとは、まさか世の中にこんなにもカリギュラ好きが潜伏していて、RiJを見ているとは思ってもいませんでした。
申し訳ないほどのにわかファンですが、諸先輩方が楽しんでいただけていたら幸いです。

カリギュラ2RTA走者も募集しています。
一緒にリドゥぶっ壊そう!!

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