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Hubbleの開発組織が目指す。自律とスケールの両立

はじめに

こんにちは。Hubbleでフロントエンドエンジニアをしている齋藤です。創業期からプロダクト開発に携わり、設計や実装を進める中で、Hubbleが大切にしている「ユーザー体験」を軸にした品質向上や、長期的なプロダクト成長を支える文化づくりに関わってきました。

先日、HubbleはシリーズB調達を完了し、さらなる成長に向けた新たな一歩を踏み出しました。これに伴い、開発組織も次のステージへ進化しようとしています。少人数で築き上げてきたスピード感や柔軟性を維持しながら、組織としての可能性をさらに広げるため、これからはよりスケーラブルな体制を築いていく段階に入ります。

その中で、創業時からのメンバーとして、またフロントエンドの責任者として、技術面だけでなく組織の成長にも深く関わってきた自分の視点を交えながら、この記事ではHubbleの開発組織がどのように進化し、これから何を目指していくのかについてお伝えします。

創業期からの取り組み

Hubbleの開発組織は、創業期から現在まで、少人数ながら限られたリソースでプロダクトの成長を支えるために様々な工夫を凝らしてきました。各メンバーが自分の役割を理解し、互いに補完しながら行動することで、スピード感を保ちながら日々の開発を進めてきました。

特に、プロダクトの使いやすさを維持しつつ、開発の生産性を向上させる取り組みが重要なポイントとして位置づけられてきました。これらの取り組みは単なる作業ではなく、Hubble全体で「ユーザー体験」を守り続けるための戦略として進められてきたものです。

こうした文化を育てることで、Hubbleは小さな組織ながらも高い成果を出し続けることができました。この基盤が、Hubbleの成長を支える土台となっています。

Squad導入後の進化

Hubbleが成長する中で、品質向上と新機能開発のバランスを取る必要性が高まり、意思決定や優先順位の調整に課題を感じる場面が増えていました。こうした課題に対応するため、2022年にSpotifyのSquad体制を参考にした新たなチーム構成が導入されました。

Squad体制では、各チームがそれぞれのミッションにフォーカスし、リソースを最適化して動ける仕組みが整えられました。この変更により、プロダクト開発が以前よりもスムーズになり、リリースまでのスピードが上がりました。また、ユーザーの声を迅速に反映する環境が整ったことも大きな成果の一つです。

このSquad体制については、こちらの記事 でより詳しく紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。

一方で、組織が拡大する中で、Squadだけでは解決できない新たな課題も生まれています。たとえば、開発組織全体としての方向性を統一したり、チーム間の連携をより深めるための取り組みが必要になってきました。それでも、Squad体制の導入は、Hubbleがさらにスケールしていくための重要な基盤を築いたと思います。

組織としてのこれから

これまでのHubbleは、リーダーシップを発揮しながらメンバーが自律的に動くことで、スピード感を持った開発を実現してきました。この仕組みが成長を支える原動力となり、品質と開発スピードの両立を可能にしていました。

ただ、組織がさらに拡大するこれからのフェーズでは、役割を明確にし、組織と開発それぞれを強化することが求められています。具体的には、技術的な意思決定をリードする「リーダーシップ」と、チーム全体の環境を整えパフォーマンスを最大化する「マネジメント」の役割を、それぞれ専門性を持つ人材に担わせる必要があると考えています。この2つの役割が補完し合うことで、Hubbleはスケールに耐えうる開発組織を築き、さらなる成長に向かうことができると思います。

自分自身のこれから

組織が拡大し、役割を分けて強化する中で、技術的なリーダーシップにさらに深く取り組んでいきたいと考えています。具体的には、ユーザー体験をさらに向上させるための技術基盤を整え、Hubble全体の成長を支えることに集中していきたいです。また、組織の拡大に伴うマネジメントの課題は、その役割に適した仲間に任せ、自分は得意な分野に専念していきたいです。

また、これからリーダーシップを発揮しようとする仲間たちが、その力を発揮できる環境を整え、必要なサポートを提供していきたいと考えています。技術を極めたい仲間たちが、それぞれの持ち場で結果を出せるよう手助けをしながら、自分自身もそのプロセスに深く関わっていくつもりです。


Hubbleでは、一緒に働く仲間を募集しています。興味のある方はぜひ採用情報をご覧ください。

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