[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

四間飛車 対 ▲46銀右急戦の仕掛けの攻防

四間飛車 対 ▲46銀右急戦(箱入り娘急戦) がプロの対局で出た。

以前、▲46銀右急戦 と、 ▲46銀左急戦 の研究記事を書いたのだが、

▲46銀左急戦は、もう絶滅してしまった。
持久戦(穴熊)か急戦かてんびんにかけられる、▲46銀右急戦の方がやはりいいのだろう。

ということで、面白かったので研究。
すべて 先手・居飛車急戦、後手・四間飛車。

ここから進んで、

飛車が3筋に回る、よくある形。
ここで後手は、▽65歩と66角をけん制。将来的に、箱入り娘の急所である玉のコビン攻めを視野に入れている。
そして振り飛車は、習いある手筋、▽45歩で開戦。

当然の▲同角成に、▽33同桂が最善手。

ここはいままで▽同飛だと思ってた。 ▽同桂なのか。
(※ 形によっては、▽同飛が最善手の場合もあるようだ。というか、
▽同飛が一般的な場合が多い気がする。
▽同桂と▽同飛、どちらがいいのかは私の棋力では判別不能…。
…と、よく考えたら、▽54歩がついてあって、▲21角から馬を好位置(▲54角成)に作られるかどうか、で変わるような気がする。)

ここで先手は ▲55銀と前に出るのが最善手(本譜は▲57銀と引いたが)
そして▽37歩、▲同飛、▽25桂 と桂馬を活用して攻めるようだ。

では、▽33同桂に、▲34飛 と銀を取ったらどうなるのか?

これは ▽46歩で問題ない。
▲24歩▽同歩の2筋突き捨てが入ってないため、飛車は2筋にまわることができない。
では、▲24歩▽同歩の2筋突き捨てが入っていたら?

これも ▽33同桂が正解。
▲34飛、▽46歩 と銀を取り合う手は一直線。

ここから、振り飛車は ▽47歩成りでと金を作り、
居飛車は 玉の方を端攻めするのが最善手のようだ。


ちなみに、
対▲46銀左急戦 のときは、 ▲33角成を、▽同飛 で取るのが正着。
対▲46銀右急戦 の▽同桂 とは違うので注意。

ここからの定跡は、
▽46歩(銀取り)、▲33角成(飛車取り)、▽37歩、▲同飛、▽36歩、▲34馬(銀取り)、▽37歩成(飛車取り)。

鷺の宮定跡の「華」ともいえる部分定跡なので、
上の▲46銀右急戦 と、 ▲46銀左急戦 の研究記事 からしっかり復習してほしい。


ということで、
対 ▲46銀右急戦の仕掛けの攻防  の記事をおわる。
頻出の仕掛けの部分だけなので、しっかり覚えておきたい。

いいなと思ったら応援しよう!