基本の出汁でつくる 無心でかっ込める 「汁ごはん」のススメ
こんにちは。
米穀部のAです。
平日の朝。
家族がまだ寝静まっている暗い家の中、起こさないようにそっと布団からでて、洗面所に直行、洗濯機をまわし、朝ごはんの準備。
バタバタと20分で食事の準備を済ませて、一息つこうと思ったところで、子どもたちが起きてきて、ソファーでゴロゴロ。どうにか朝ごはんを食べてもらおうと、くすぐってみたり、酸味のつよい果物を口にいれたりするものの、起きたばかりでぼんやりしている子どもたちのペースはなかなか変わらないし、自分の支度は一切進んでおらず、パジャマのまま。
こんな感じで朝はとにかく慌ただしいのですが、この暑さのせいで、子どもたちは食欲がないようで朝ごはんを食べ終わるまでに時間がかかって、やきもき…
そんなときに、思いついたのが「汁ごはん」です。
(食欲がないとき、ごはんにみそ汁をかけて食べたことはないですか?いわゆる、ねこまんま。そんな感じです)
「汁ごはん」の基本は、具材をのせたごはんに汁(スープ)をかけるものと、具材入りの汁(スープ)をごはんにかけるものの2タイプです。
基本のだし汁(顆粒だしでもOK)を作っておけば、あっという間に朝ごはんが出来上がりますし、汁ごはんにすることで、子どもたちはびっくりするほど無心で白米をかっ込んでくれます。
そんな汁ごはんのメリットをまとめてみると…
食欲のない日もスルスル食べられる
具材次第で栄養バランスを整えやすい
おかずを作らないで済むため、調理時間が短縮できる
お茶碗1つで食べられるので、洗い物が少なくてすむ
今回は、夏バテ気味で食欲が落ちてきた、という方にもおすすめの汁ごはん7品を紹介します。
と、レシピの前にまずは汁ごはんに使う基本のだし汁の作り方から。
だし汁をとるのは大変だな~と思うかもしれませんが、まとめて作って、麦茶ポットに入れて冷蔵庫で保管しておくと、他の料理にも使えるので便利だと思います。
それではおすすめの汁ごはん7品をご紹介します。
1. 鯵の干物と香味野菜のだし茶漬け
鯵の干物を焼き色がつくまで焼いて、粗くほぐし皮や骨を取り除き、薄切りして塩もみしたキュウリ、ミョウガをごはんにのせる。味噌を溶いて、冷やしておいただし汁をごはんにかけ、大葉を添える。干物のやさしい塩味が朝の食欲をかき立てます。
2. 香ばし焼き鮭のだし茶漬け
酒をかけて焼いた塩鮭をごはんにのせ、だし汁と塩、薄口しょうゆを合わせたスープをかける。仕上げに刻みのりと、みつ葉をのせる。しみじみと旨い日本の朝ごはんです。
3. プチプチ焼明太と天かすの茶漬け
塩と薄口しょうゆを合わせただし汁を冷やしておく。ごはんに焼いた明太子と天かす、刻みネギをのせてスープをかける。最後に刻みのりをのせる。プチプチ&サクサク軽快な朝ごはんです。
4. 高級料亭風あさりしぐれ煮のだし茶漬け
だし汁に塩、薄口しょうゆを合わせてひと煮立ちさせる。ごはんにあさりのしぐれ煮をのせ、スープをかける。白髪ねぎと刻んだ大葉をのせ、ワサビを添える。甘辛いしぐれ煮にわさびの香りが、朝の食欲をかき立てます。
5. 日本三大漬菜高菜とちりめんジャコのピリ辛茶漬け
高菜の漬物とちりめんジャコをごま油でさっと炒めたものをごはんにかける。ひと煮立ちさせただし汁と塩、薄口しょうゆを合わせたスープを注ぎ、白ゴマを振る。
6. 江戸前漬けマグロのだし茶漬け
酒とみりん、しょうゆに漬け込んでおいたマグロをごはんにのせる。ひと煮立ちさせただし汁と塩、薄口しょうゆを合わせたスープをかけ、刻みのり、刻みネギを散らし、わさびを添える。ちょっぴりリッチな大人の朝ごはん。
7. 抗疲労 ささ身のジンジャースープごはん
だし汁と酒、みりん、塩、薄口しょうゆ、短冊切りにした大根を鍋で熱し、煮立ったら斜め薄切りにして片栗粉をまぶした鶏のささ身を加えて中火で5分煮る。ごはんにかけ、すりおろしショウガ、かいわれ大根をのせる。じんわり沁みるジンジャーエナジー朝ごはん。
夜食にもおススメなので、是非お試しください♪
私たちが運営している全農米穀部公式Xでもごはんの美味しい食べ方を日々、投稿しているので、是非のぞいてみてください。