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ヲポコ🐟魚人系さんのマンガを読んで「どこに批判される要素があるのか」がわからない人のために、批判ポイントを整理しました。

別にこのマンガ、非常に読みにくいしマンガとして面白くないのでそこまで影響力を持つこともないでしょう。なので放っておいてもいいのですが、批判すべき点は明確に存在します


なにより、はてなブックマークを見ているとこのマンガを読んで「批判すべき点なんてどこにあるの?」って言ってる人が結構な数いてちょっと怖くなったので、簡単に説明しておきます。


まず最初に。長ったらしい説明を読みたくない人のために過不足なくツッコミを入れてくださっているコメントを紹介します。

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このコメントにとくに異論がなければ続きの文章を読んでいただく必要はありません。ここから先は、↑のコメントを読んでもなお「このマンガが批判される理由がわからない」という人のための文章です




はじめに:このマンガを読んで「途中までは良いことを描いている」という感想を抱いた人は、この人が「何を目的として」このマンガを描いたのかを理解した方が良いです


序盤はいいこと描いたのに後半は……と思った人多分そこそこいると思います。残念ですが、この作者が描きたかったのは後半です


実際の真意はどうか知りませんが、国語の問題として読んだときに、「このマンガを書くキッカケは」と明確に述べているので作者の主眼はこの部分になります(違うのであれば作者の書き方が悪いです)

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「本多議員の問題発言は性教育がちゃんとしてないから起きた」(性教育がちゃんとしていれば起きなかった)です。

もっといえば「だから私が性教育について語ってやる(商売)」という話なのですが……後述するように、はっきり言って論外です。この作者さんは「ダニング・クルーガーエフェクト発動中」であるか、「そうでないなら人をだますことに抵抗がない」のでどっちにしてもやばいです


前半の豆知識の話は単に「自分は性の問題について信頼に足る人間だ」と権威づけるための序文に過ぎません。序盤の部分だけ読んで「このマンガ家さんはちゃんとしてる」と思った人は、多分「中国オタク三国志」にも引っかかるんだろうな。(※)



ヲポコ🐟魚人系さんのマンガの批判ポイント① 法議論の問題を性教育の問題とすり替えている時点ですでに信用度が激減してる


「性行為同意年齢の引き上げは当然である」

こういうふうに書いてますが、別にこれは自明のことではありません。

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これは性教育の問題ではなく、法議論の問題です。

子供の保護法益をどういう法運用によって守るかという議論なのですが、そういう雰囲気が全くありません。すっかり性教育の問題だと思い込んでいる。この時点でもうすでに「この人もしかしてよくわかってないのでは?」と疑うべきです。


言い方がキツイとかそういう問題じゃないです。(というかこの程度で言い方がキツイとかいうのは甘えすぎです)。

「性教育だけで解決するとようにミスリーディングしている」のが間違っているのがまず第一の批判ポイントです。


これについては以下にきちんとまとまってます。

淫行条例(もしくは児童福祉法)で裁かれるのは、「18歳未満との性行為」だ。加害側にしてみれば、刑法の強制性交等罪(旧・強姦罪)であっても淫行条例違反であっても「性行為が裁かれる」ことに変わりはないかもしれないが、被害者にとってはそうではない。

問題は、13歳になると、被害者は成人の場合と同様に「暴行・脅迫があったか」「どの程度抵抗したのか」を説明する責任を持たされる点だ。12歳と13歳では、性被害に遭ったときの法的な扱われ方が違う。


日本の性的同意年齢は13歳であるため、13歳以上の場合、被害者が「暴行・脅迫があったこと」や「どの程度抵抗したか」を説明しなければならない。被害者にとって、この立証のハードルが非常に高いと指摘されている。
被害者にとって「暴行・脅迫」を証明できなかった場合は淫行条例違反でしか裁かれないことになり、その場合、自分が「同意の性交をした」ことになってしまう。

こういう話です。

上のマンガ家さんはこのあたりをちゃんと把握しているとは到底思えません。


批判ポイント② 自分がよく理解できてない部分を強引につじつま合わせするために「藁人形論法」「反対派の悪魔化」を行うなど、マルクス氏と似たような姑息な詭弁を使っていること

大人に対して「一定年齢以下の人間と性行為をしてはいけない」ということだけが主題なら、そもそも性行同意年齢は淫行条例と同じ18歳でも構わないのになぜ議論が起きているのか


上のマンガ家さんは、これを全く理解できてないか、わかっているならあえて伏せてます。

これについて自分が理解できなかったのか、わかっててわざと議論をミスリードしようとしてるのかしりませんが一生懸命藁人形をこさえてる始末。

「ヲポコ🐟魚人系」さんはよくわかってないから、「正しいのに反対している奴がいる。きっとこんな感じの奴らなんだ」!と悪魔化や藁人形を平気で使っているわけです。

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当たり前ですが、実際はこれも法律論なのですね。

「刑法の強制性交等罪(旧・強姦罪)については、現時点では保護法益が性的自由となっています。強制性交等罪や強制わいせつ罪は「性的自由に対する罪」と定められている。傷害罪や暴行罪と同じく「身体に対する罪」と規定し直すべきではないかという議論があり、昨年の刑法改正でも「刑法における性犯罪に関する条文の位置について」が検討されたが、この項目の改正は見送られた。この観点から、若者同士の性的自由を全面的に制限していいのか?という議論が必ず出てきます。

つまり、現状だと、「大人が子供たちに手を出す」ケースだけでなく、子供同士の恋愛も制限されることになってて面倒なわけです。


こういう議論をすっ飛ばして、「反対している奴はエロファンタジーに汚染されてる」というレッテルを張って議論をミスリードしようとする「ヲポコ🐟魚人系」さんの記事はクソ雑であり、その点からも批判されて当然です。

というか、はっきり申し上げて、「ヲポコ🐟魚人系」さんのマンガは不誠実にもほどがあると思います。「いつぞや猛威を振るったマルクスさん二世にでもなりたいのかな?」と言いたい。



ここまでみてまだ「どこに批判するポイントがあるのかわからない」と言えるひとがいるのであればその人は自分の思考がどれほど偏っているかを一度疑った方が良いと思います。


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