市販の画集をバラバラにして額に入れてメルカリで売る輩など
「額装品」問題
人気漫画家が「イラスト集」を出すことがあります。
たとえば、これは井上雄彦先生の画集なのですが……。
こういう本をバラバラに分解して、ページごとに額に入れて「額装品」として売っている人がいます。
この出品では、元の画集が2000円くらいなのに、2ページだけ切り取って額に入れたものが4000円で売れております。
商品の説明としては、
ということで、ヤフオクで「雑誌の切り抜き」を売っているのと同じ……みたいな理屈らしいです。
(「額装品」で誤認させる気マンマンだとは思いますけど)
この件については、江口寿史先生が何度か注意喚起しておられます。
(私の過去ツイートでは、「名シーンの右半分だけの額装品」のことをツイートしたことがありました)
「複製原画集」のバラ売り
「イラスト集」と似たような手口で、「複製原画集」を使うパターンもあります。
たとえば、『ろくでなしBLUES複製原画集』という、B4サイズの複製原画が20枚入ったものが、1997年に発売されているのですが……。
これも、20枚セットだったものをバラバラにして、1枚ずつ額に入れて売っている人がいます。
「複製原画集」を5000円で買って、1枚4000円で出品すれば、何枚か売れたら利益が出る……みたいな?
商品説明を見ると、
というのも、いちおう嘘ではないのですが……。
(「複製原画集」の中の1枚だと知らない人を誤認させる気マンマンなのだろうと思います)
『ろくでなしBLUSE』に限らず、
・『ONE PIECE第1話複製原稿BOX ROMANCE DAWN』
・『めぞん一刻描きおろし複製原画集「想い」』
・『うる星やつら 高橋留美子自選複製原画集』
・『タッチ あだち充自選複製原画集』
・『H2 あだち充自選複製原画集』
・『ARIA アリア 複製原画セット』
などなど、多くの「複製原画集」で同じ行為があるようです。
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