2024年 / 1年間を振り返るニュース10本
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1年間お疲れ様でした!
どのような年末をお過ごしでしょうか?
今年もいろんなことがあった一年でしたね。
私の独断と偏見に基づき今年の10大ニュースを列挙します。
ランキング形式ではなく起こった順で記載しています。
また見出しは掲載当時のものであるため数値等は変わっているものもあることをご留意ください。
それではいってみましょー!
🥇1年間を振り返るニュース10本
2024年の幕開けとともに、日本は大きな悲劇に見舞われました。
1月1日、石川県能登地方を震源とする震度7の地震が発生し、広範囲に甚大な被害をもたらしました。
地震による直接的な被害に加え、日本海沿岸部では津波が観測され、多くの地域で避難指示が出されました。
道路が寸断され支援もままならなず、長く避難所生活を強いられるケースが散見されました。
いまだに復旧は道半ばとなっています。先日閉会となった臨時国会において能登復興の予算積み増しが行われました。
一日も早い能登の復興を願ってやみません。
2.日経平均株価、終値も史上最高値 836円高の3万9098円
東京証券取引所の日経平均株価が、終値でも史上最高値を更新し、最終的には4万円台も記録しました。
この株価上昇の背景には、日本企業の業績改善や、AI需要がありました。
長らく史上最高値を更新できずにいたため、ようやく「失われた30年」を取り戻したかと思われましたがその後8月に株価が急落。最終的には3万9894円で大納会を迎えました。
巨額の企業買収も増えてきており株高は企業にとって重要な防衛策のひとつとなっています。
来年はどんな動きがあるのでしょうか。
3.金融正常化へ一歩 日銀、マイナス金利解除 17年ぶり利上げ
日本銀行が、2016年から続けてきたマイナス金利政策を解除し、17年ぶりの利上げに踏み切りました。
植田和男総裁は「緩和環境は継続」と強調しつつも、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)も撤廃し、金融正常化への第一歩を踏み出しました。
7月には1ドル=160円を記録するなど急激な円安にみまわれましたが金利引き上げを受けて一時円安是正の動きも出ました。
日銀は2%前後までの金利引き上げを模索していますがその道筋はかなり長そう。
またもう一つ74兆円ものETF(=上場投資信託)をどう処分していくかという問題もあり来年以降の宿題となりそうです。
トヨタ自動車を含む5社で車両の認証試験に不正が発覚し、国土交通省が立ち入り検査を実施することになりました。
この問題により、6車種の出荷が停止される事態に発展しました。
不正の内容は各社で異なりますが、主に排ガス試験や燃費測定に関するデータの改ざんが指摘されています。
日本の製造業の信頼性に大きな疑問を投げかけることとなり、再発防止策の徹底が求められます。
自動車業界ほんとに大丈夫か?と心配になる出来事でした。
また年末にはホンダと日産の統合も発表され業界全体がこの1年で大きく揺れ動いた印象があります。
最高裁が、旧優生保護法下で行われた強制不妊手術について、国に賠償を命じる判断を下しました。
1948年から1996年まで続いたこの政策により、多くの人々が不妊手術を強制されました。
最高裁は「個人の尊厳を踏みにじる違憲な法律だった」と断じ、国の責任を明確に認めました。
これを受け「国会も旧優生保護法に基づく優生手術等の被害者に対する謝罪とその被害の回復に関する決議」を採択しています。
コメの価格が、20年ぶりの大幅な値上がりを記録しました。
この価格上昇は、供給を抑える政策のツケが回ってきた形となり、多くの家計を直撃しています。
背景には、長年続けられてきた減反政策や、気候変動による作況の悪化などがありますがやはり個人的には農業政策にその理由を求めたいなと思っています。
自由競争に任せておけば最適化されるとしてあるべき食料生産の姿をデザインせずにきたことの帰結です。
この先日本は確実に食料を「買い負ける」側になります。その時に焦っても遅く、今から対応していく必要があります。
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞しました。
核兵器廃絶と世界平和の実現に向けた長年の取り組みが評価されたものです。
受賞スピーチでは「核なき世界実現へ努力を続ける」と決意が述べられ、世界中に大きな反響を呼びました。
ロシアによるウクライナ侵攻の中であまりにも核の脅威が軽々しく論じられるようになったことも受賞の背景にはありそうです。
個人的な話ですが私も今年初めて広島の被爆体験の語り部を聞き伝えていくことの重要性を感じました。みなさんも機会があればぜひ。
8.〈衆院選2024〉自公、過半数割れ 立民・国民民主が躍進
2024年の衆議院選挙で、自民党と公明党の与党が過半数割れという衝撃的な結果となりました。
選挙序盤から苦戦は伝えられていましたがまさかここまでになるとは思っても見ませんでした。
選挙後、国会の景色はガラッと変化しました。最も顕著に現れたのが予算委員長に野党側の議員が就いたこと。
また補正予算でも野党側修正案をのむなど、これまでとは明らかに違う空気が漂っています。
本番は来年の通常国会ですが与党側もフラストレーションがたまっており衆参同日選挙の話も出始めています。
来年も我が国の国会から目が離せません。今年はあまり追えなかったのが残念。
9.米大統領にトランプ氏 ハリス氏破り返り咲き、132年ぶり
アメリカ大統領選挙で、共和党のドナルド・トランプ氏が民主党のカマラ・ハリス氏を破り、4年ぶりの返り咲きを果たしました。
その影響は既に様々なところで出始めています。米国内ではつなぎ予算の採決に影響が出ましたし、国際社会では中国が日本へと接近してきています。
「何をやるか分からない」ことから社会全体の不確実性が増します。めっちゃリスク。
また掲げている政策的にアメリカが再びインフレに陥る可能性もあり米国内も”荒れる”のではないかと戦々恐々としています。
ほんとどうなるんでしょうね。
韓国で、大統領による非常戒厳令が発令されるという衝撃的な事態が発生しました。
最終的には志ある国会議員らの迅速な行動もありすぐに収まりましたが民主政治下でこんなことが起こるのかとショックでもありました。
その後大統領の弾劾訴追が可決されるところまでは想定できましたが首相も弾劾されるという事態に陥っており韓国政界は混迷を深めています。
韓国はどうなっていくんや…大統領は右派系YouTuberに影響を受けたという情報もあり「ネット情報」の影響力をまざまざと感じさせられます。
👀10大ニュースには入らなかったけど大きいその他のニュース
このニュースも年始からびっくりしましたよね。そして年末には韓国での航空機の悲惨な事故とちょっと滅入ります。私2月に同じチェジュ航空に乗るのでちょっと今から心配。
トップ10には入りませんでしたが世界でのビッグテックへの規制も今年は大きな話題になりました。世界の潮流になってきておりこの傾向は来年以降も変わらないと思います。大きな変化の端緒となりそう。
忘れてはいけないのがウクライナの問題。現在ロシアが使用している砲弾の多くが北朝鮮製のものだと言われています。国連の常任理事国として北朝鮮への制裁決議も行っているのにロシアはどう整合性取るんでしょうね。
個人的にめちゃくちゃ注目しているのがアリマンタシォン・クシュタールによるセブン&アイの買収提案。結論は来年に持ち越されることになりそうですが仮に買収が成立するのであればかなり歴史的。
反体制派の反撃が始まったころはどこかで止まるんだろうとおもってましたが2週間ほどであっけなく陥落してしまいました。アサド政権の後ろ盾となっていたロシアの影響力の低下やイスラエルとヒズボラの交戦など複合的な要因が絡み合っているようです。
✉️追伸
ということで2024年を振り返るニュース10本でした。
長年読み続けてくれている方も、今年から読み始めてくださった方も、1年間大変お世話になりました。
来年もこの取り組みはしつこく続けていきますのでお付き合いください。
あなたにとっての今年一番のニュースをコチラのフォームで教えてくれると嬉しいです。
それでは来年もどうぞよろしくお願いいたします。
✉️追伸の追伸
新年1回目は元日、1日(水)です。
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それ以降は同じスケジュールです。
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