コルツがQBダニエル・ジョーンズと契約の見込み、リチャードソンと先発争いへ
2025年03月12日(水) 13:59クオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズが再び動く。
インディアナポリス・コルツが元ニューヨーク・ジャイアンツおよびミネソタ・バイキングスのQBジョーンズと1年1,400万ドル(約20億7,496万円)、最大1,770万ドル(約26億2,427万円)で1,315万ドル(約19億4,934万円)保証の契約を結ぶ見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地11日(火)に報じている。
ペリセロはジョーンズの契約に600万ドル(約8億8,943万円)のサインボーナスと715万ドル(約10億5,978万円)完全保証のベースサラリー、アクティブボーナス85万ドル(約1億2,597万円、1試合あたり5万ドル/約741万円)、プレー時間、プレーオフ、勝利数に紐づけられた最大370万ドル(約5億4,380万円)のインセンティブが含まれるとつけ加えた。
かなり強力な契約を得るジョーンズは、このオフシーズンにコルツの先発クオーターバック職を懸けてアンソニー・リチャードソンと競うことになる。コルツのジェネラルマネジャーであるクリス・バラードは先月、NFLスカウティングコンバインの場で、チームは2023年NFLドラフトの全体4位で指名したリチャードソンのために“真の競争”を必要としていると報道陣に語っていた。
ジョーンズにはバイキングスに復帰する可能性があると見られていたものの、QBサム・ダーノルドがシアトル・シーホークスと契約している現状、バイキングスは2024年のドラフト1巡目指名選手であるJ.J.マッカーシーを先発に据えるようだ。
ジョーンズにとっては、インディアナポリスの方が先発の勝ち取るチャンスはあるだろう。キャリア通算先発15試合を数えるリチャードソンは、インターセプト(13回)の方がタッチダウン(11回)より多く、パス成功率は50.6となっている。
ジョーンズはジャイアンツでパス2,241回中1,437回成功、1万4,582ヤード、タッチダウン70回、インターセプト47回をマーク。ランでは2,179ヤードを走り、タッチダウン15回を記録している。ベストシーズンだった2022年には、タッチダウンパス15回、タッチダウンランが7回だった。これらのタッチダウンのうち4回――パスで2回、ランで2回――は、シーズン第17週にコルツに勝利した際に残した数字だ。
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