Windowsで書類が無料でスキャンできる! 標準アプリ「Windowsスキャン」の使い方

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最近は低価格なプリンタにもスキャナ機能が搭載されている。利用するときは、通常はプリンタに付属しているツールを使うのが一般的だ。

しかし、こうしたツールが使いやすいとは限らないし、何らかの理由でツールが使えないこともある。

そのような場合は、今回紹介するWindows標準ツールを試してみよう。


●Windowsスキャンの使い方
スキャナ機能を搭載したプリンタには、スキャナ機能を利用するためのソフトウェアが付属しているはずだ。しかし、多機能すぎて使いこなせなかったり、肝心の機能、たとえばPDFファイルとして保存する機能が欠けていたりすることもある。

そのような場合は、Windows標準の「Windowsスキャン」をおすすめしたい。
Windowsスキャンはシンプルだが、必要十分な機能が揃っている。
利用するには、Microsoftストアで「Windowsスキャン」を検索してインストールしよう。


「Windowsスキャン」はMicrosoftストアからインストールする。もちろん無料で利用できる。


プリンタの電源を入れて書類をセットしたら、Windowsスキャンを起動して、[スキャナ]でプリンタ(スキャナ)が選択されていることを確認し、[ファイルの種類]でファイル形式を指定する。選択できるのは、次の7種類だ。

・JPEG
・PNG
・TIFF
・ビットマップ
・OpenXPS
・XPS
・PDF


起動したWindowsスキャン。[スキャナ]と[ファイルの種類]を指定する。


[プレビュー]をクリックすると書類がスキャンされてプレビューが表示される。
プレビューの○マークをドラッグすれば、スキャンする範囲を調整することも可能だ。
[スキャン]をクリックすれば、○マークで囲んだ範囲だけがスキャンされ、ファイルが保存される。なお、ファイル名は自動的に付けられて、保存先は以下となる。

C:\Users\(ユーザー名)\OneDrive\ドキュメント\Scan

[詳細を表示]をクリックすれば、カラーモード(カラー/グレースケール/白黒)、解像度、ファイルの保続先を設定することも可能だ。


[プレビュー]をクリックするとプレビューが表示される。○マークでスキャンする範囲を調整できる。



[スキャン]をクリックするとスキャンがスタートする。



スキャン完了。[表示]をクリックするとファイルが表示される。



[詳細を表示]をクリックすると詳細項目が表示される。


Windowsスキャンは、とてもシンプルだが、必要な機能は揃っている。
特にPDFファイルとして保存したいときは、これだけあれば十分だろう。
プリンタのスキャナ機能を活用したいときは、ぜひ試してもらいたいツールだ。

Windowsスキャン




井上健語(フリーランスライター)