無免許教員1万人超の現実…元教師が語る実態「教育現場の破綻が進んでいる」

元教師すぎやま氏が、自身のYouTubeチャンネルで「無免許教員1万人超」と題した動画を公開し、教員免許を持たずに授業を行っている教員が増加している現状について詳しく語った。

すぎやま氏は「すでに学校教育が崩壊している」と問題の深刻さを訴え、「教育を受ける権利は国民全員平等に保障されるべき」と強調した。動画内では、「臨時免許や教科外担任制度が悪用され、ほぼ無免許で教壇に立つ教員が約1万人に上る」とのNHK調査を引用。「この影響を受けている生徒は全国で20万人から200万人に及ぶ可能性がある」とし、親や生徒が知らずに被害者となっている点を指摘した。

さらに、教員不足や過重労働が深刻な背景にあることを説明し、「少子化による教員の配置数減少や、教育カリキュラムの増加が原因」としている。さらに、「臨時講師もブラックすぎるという評判が広まったせいで減少し、教員採用試験の倍率も低迷している」と背景を掘り下げた。

最後に、すぎやま氏は「個人レベルで何ができるか」を提案。「学校とのコミュニケーション、学校外の教育機関の利用、子どもとの密なコミュニケーション」を対策として挙げ、「それが子どもたちの未来を守る一助になる」と訴えた。