2014年度の通販市場規模は6兆1500億円で伸び率は4.9%増。JADMA調査
金額ベースでは2900億円の増加。増収は16年連続で、直近10年の平均成長率は7.3%
公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)は8月26日、2014年度(2014年4月-2015年3月)の通信販売市場の売上高調査を実施、市場規模は6兆1500億円で前年比4.9%増だった。金額ベースでは2900億円の増加となった。
増収は16年連続で、直近10年の平均成長率は7.3%。ただ、2013年度は8.3%の成長率だったが、2014年度は4%台まで落ち込んでいる。伸び率はここ10年間で2番目に低い数値。
通販新聞社が7月に実施した「第64回通販・通教売上高ランキング調査」では、上位300社の合計売上高は5兆8866億円で、2014年の同時期の調査と比べ5.0%増加している(詳しくはこちら)。
通販市場の成長要因を、JADMAは次のようにあげている。
- 楽天、アマゾン、スタートトゥディなど、プラットフォーム系企業が牽引役となっている
- 店舗系のネット通販の伸び、新商品、サービスのネット通販企業の参入による裾野の拡大
- 中小企業のネット通販への参入および成長による裾野の拡大
今回の調査は、会員情報に加えて、協会会員481社(調査時点)を対象に実施。「第33回通信販売企業実態調査」から得た回答の売上部分を先行集計した結果と、各種調査から推計できる有力非会員165社の売上高を加えて算出した。調査期間は2015年6月18日~8月21日。
推計値は、衣料品や雑貨、化粧品、健康食品などの物販が中心。保険・デジタルコンテンツが、会員の売上高に一部含まれている。
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