写真がもっと楽しくなる“こだわりのデジカメ”という記事より。
本体10万円以下という普及タイプのデジタル一眼レフ機が各社から登場。また今年の夏は、魅力的な高倍率ズームデジカメも出揃った。写真がもっと楽しくなる“こだわりのデジカメ”のレビュー&最新価格をピックアップ。
コンパクトデジカメを初めて購入したのがQV-10で、それから何台かコンパクト系を使い続けてきましたが、これじゃあダメだと思うようになったのは、子供が動き回るようになってからでした。
とにかくフォーカスを合わせるのが難しく、またカメラを気にしてしまうので少し離れたところから撮りたい、お遊戯会を撮りたいなど、コンパクトデジカメには難しいシーンが増え、望遠のデジカメが欲しくなりました。
そこで購入したのがLUMIX FZ-1でした。現在の光学12倍+手ぶれ補正ブームの礎となった名機です。全域に渡りF2.8と明るく、子供の撮影に威力を発揮してくれました。望遠でも手ぶれのお陰でキレイな写真が撮れるようになりました。
ある程度使えるようになると、フォーカスの遅さが気になります。FZ-2を経て発売されたFZ-3に即乗り換えました。
FZ-1ではあったブラックがなくシルバーを使っていましたが、トータルな質感も含めて、FZ-1の方が良かったな、と思いつつも、ここがこうなれば、と思っていたところがスペックアップしており、満足のいく製品でした。当時は、レンズなんて一つあれば十分と思っていたものです。
しかし「写真を撮る」ということが楽しくなると、やはり一眼レフに目がいくようになります。EOS Kiss Digitalが起こした価格競争に続き、PENTAXが軽量の*ist Dsを投入します。
基本的に夫婦で使うし子供と出かけると荷物が多いのでデジカメは小型軽量派としては、これにはかなりグラグラきました。グラグラついでにさくらやで見て、思わず購入してしまったのです。初めての一眼レフにドキドキしながらも、諸事情によりわずか1週間で手元を去っていった*ist Dsでした。
しかし、むしろこの使い倒した1週間がポイントでした。子供を撮影するのには、*ist Dsの合焦スピードが幾分遅かったのです。だから、次に購入する時はこれが改善されているデジカメだ、と思っていました。
そして発売されたのがEOS Kiss Digital Nで、この課題を見事にクリアしてくれていました。ので、購入です。
購入して一番感じたのは、一眼レフデジカメは使い込んでみないと本当に分からないな、ということです。というのも、レンズは一本で十分と思っていたのに、次々に見たことのない世界が見たくなるのです。
その点、EOS Kiss Digital Nはユーザ数が多く、真っ先に交換レンズが発売されるのでユーザとしては嬉しい点です。そしてレンズも撮影してみると、それぞれに味があり、同じような写真でもレンズを変えて撮影したくなります。
交換レンズ3本(50mm、10-22mm、18-200mm)、コンバージョンレンズ(Fisheye)レンズ用の保管ケース、子供+カメラで出かける用バックパックなど見事に散財していますが、これまで趣味らしい趣味がなかったのでまあ良いかな、と思っています。
ということで、数ヶ月使ってみてこれからEOS Kiss Digital Nの購入を検討している人へのアドバイスとしては、本体のみを購入し、18-200mmくらいの望遠レンズを購入するといろいろなシーンに対応できて良いと思います。慣れてきたら、人物用に50mm F1.8の単焦点レンズが中古で1万円弱で購入できますので、そちらもお薦め。キレイなボケ味です。
本屋でも、気づくと写真雑誌のコーナーにいるんですよ。光を操り、空間を切り撮る一眼レフデジカメに、ますますハマってしまいそうです。
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