ファストフードから秋の風物詩として発売される“月見○○”商品。2022年はモスバーガーも参戦し、マクドナルド、ケンタッキー、ロッテリアなどとSNSで話題になりましたが、どのバーガーが盛り上がったのでしょうか!?
株式会社トドオナダが、ウェブニュースを分析したファストフード各ブランドの「月見」ハンバーガーに関するランキングを発表しています。
ウェブニュースの「月見○○」ランキング
このランキングは、3,000以上のウェブメディアをモニタリングできるツール「Qlipper」のデータに基づいて、ファストフード各ブランドの「月見」ハンバーガーに関するウェブニュースを分析したもの。
ウェンディーズ・ケンタッキーフライドチキン・コメダ珈琲店・マクドナルド・モスバーガー・ロッテリアそれぞれの「月見」商品、2022年9月11までの1ヶ月間のウェブニュースが対象です。
ブランド別集計のランキング
「商品名 ブランド名 + 月見」の合計で集計されたブランド別のランキングは次のようになっています。
※仮想PV:Qlipperが取得したサイト構造を基に独自エンジンで記事のページビューを予測・算出した数字
※記事ツイート数:記事のURLを含むツイートの数
「月見バーガー」といえばマクドナルド。1991年から販売されており、30年以上の歴史を誇ります。それだけに「月見といえば」というイメージは最強でしょう。記事数・仮想PV・記事ツイート数のいずれも1位です。
2022年から月見商品「月見フォカッチャ」の販売を開始したモスバーガーは2位にランクインしています。メタバース、セーラームーン、Vtuberなど多面的な施策が奏効したようです。
メタバースで「月見フォカッチャ」の調理体験ができるという施策は、ハンバーガーの話題としては珍しくVR、メタバース、テクノロジーの専門情報サイトで記事になっており、これに関する記事のツイートの多さが目立つと分析されています。同じように、セーラームーン、Vtuberの器用により、アニメ・マンガの情報サイトにも露出しているのだとか。
ケンタッキーは「今年も登場」「秋の定番」など、すでに「月見」商品が定着していることが読み取れるそうです。
「フルムーンバーガー」を発表したコメダ珈琲店は、商品紹介の記事では「まじで大きい」「異彩を放つ」「想像以上にデカかった」など、ネットニュース独特の「軽み」のある記事が目立つのが特徴とされています。
一方で「月見」系ハンバーガーを6種発表したロッテリアは、単独またはメインで書かれる記事は多くなく、アピール不足と分析されています。ウェンディーズも月見初参戦となりましたが、大きな話題にはならなかったようです。
ブランド別記事の推移をみると、モスバーガーは9月6日にピークがきています。これは様々な施策とともに「月見フォカッチャ」が発表された日ですね。
商品名別のランキング
商品名別のランキングは次のようになっています。
トップ5は「月見バーガー」「すき焼き月見」など、マクドナルドがほとんどを占めて強いという結果ですが、モスバーガーが「月見フォカッチャ」で食い込んでいるのがすごいですね。
「月見フォカッチャ」は9月14日から販売開始され、初日から売り切れが続出しているというツイートを見かけたのですが、これだけ話題になっていればそれも納得です。
王者マクドナルドと、それに挑むファストフード各社。ランキングを眺めると、ネーミングも重要そうだと思いました。2023年の“月見戦争”はどうなるでしょうねぇ。
▼【マクドナルド】「月見バーガー」を秋だから食べる。理由はそれだけだ。
▼モスにも月見がやってきた!パリッパリのソーセージにスモーキーなBBQソースとトロり玉子が抜群に決まる「月見フォカッチャ」食べてきた
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(プレスリリース)