ビートルズの初期6年に迫るドキュメンタリー「NO ハンブルク NO ビートルズ」予告解禁

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ザ・ビートルズの初期6年間をたどったドキュメンタリー映画「NO ハンブルク NO ビートルズ」より、予告編と著名人による推薦コメントが到着した。

「NO ハンブルク NO ビートルズ」場面写真

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「NO ハンブルク NO ビートルズ」ポスタービジュアル

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ザ・ビートルズはイギリス・リヴァプール出身のアーティストとして知られているが、ジョン・レノンは「僕らはリヴァプールで生まれ、ハンブルクで育った」と語っていた。本作ではビートルズが1960年にドイツ・ハンブルクを初訪問した経緯や、1963年に「プリーズ・プリーズ・ミー」のヒットを経て1966年に6回目の訪問を果たすまでを、元メンバーや関係者の証言、アーカイブ映像でよみがえらせる。監督は「ジョン・レノン~音楽で世界を変えた男の真実~」のロジャー・アプルトンが務めた。

「NO ハンブルク NO ビートルズ」場面写真

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このたびYouTubeで公開された映像には、「毎日7、8時間演奏していました」という無名時代のビートルズに関する証言や、元メンバーのスチュアート・サトクリフが亡くなった際のメンバーの反応を回想する元恋人アストリッド・キルヒヘアの姿などが映し出された。本作をひと足先に鑑賞したロックシンガーのダイアモンド☆ユカイは「まだ無名の若きビートルズのエネルギーがどんなだったかを俺たちビートルズファンは想像するだけでワクワクしてしまう」「本能寺の変のように永遠の歴史ロマンだね」とつづる。シンガーソングライターの杉真理、レコードプロデューサーの川原伸司によるコメントは下部に掲載した。

「NO ハンブルク NO ビートルズ」は東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開。なお作中にはアラン・ウィリアムズポール・マッカートニージョージ・ハリスンジョージ・マーティンリトル・リチャードも登場する。

映画「NO ハンブルク NO ビートルズ」予告編

ダイアモンド☆ユカイ(ロックシンガー / 俳優)コメント

ハンブルグ時代のビートルズの映像は誰も見たことがない。
当時ライブを見た人には、記憶の中にしか残っていない貴重な時代。残っているスタークラブのライブの音源と革ジャン&リーゼントの野性的な若きビートルズを撮ったユルゲン・フォルマーやアストリッド・キルヒヘルの写真から丁寧にビートルズの歴史をひもとくこの映画から、まだ無名の若きビートルズのエネルギーがどんなだったかを俺たちビートルズファンは想像するだけでワクワクしてしまう。
まさに、これこそ、日本の歴史、本能寺の変のように永遠の歴史ロマンだね。

杉真理(シンガーソングライター)コメント

運命の糸の中継地であったハンブルグ、その経験が演奏力に繋がったのは知っていましたが、
それにも増して後にビートルズが見せるあの結束力は、壮絶なハンブルグ体験があったからこそだと、確信しました。
無防備な若造があんな危険地帯に放り込まれたら仲間と一心同体になるしか無いし。
そしてやっぱり若造のビートルズもカッコいい!

川原伸司(レコードプロデューサー / 作曲家)コメント

ビートルズ史で語られるハンブルグのイメージは猥雑で混沌としていて、あくまで個人的印象だが60年代の新宿歌舞伎町に港町本牧が隣り合わせた様なイメージで捉えてしまう。しかしドイツ本国ではハンブルグは昔から放送、新聞を始めとしたメディアの中心地であり、多くのコンサートホールや美術館を有する芸術的文化都市としての側面が大きい。日本と同じ第二次世界大戦の敗戦国であるドイツのヨーロッパでは最大の港町であり、戦後間もない時期に反ファシズムから、実存主義者の若者達が引き寄せられるようにこの街に集まり、戦後の自由都市ハンブルグを築き上げる礎を築いたのである。ビートルズの四人もその空気を浴びることによって「自由」とは“好き勝手に生きる”ことではなく、“なりたい自分になり、言動、行動の責任を自分で取る”という、自由な生き方の本質をこの街から学んだのだろう。本能的で粗野だったロックン・ロールを、大衆芸術にまで高めた彼らの音楽的理想の原点がここにはある。

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(c)2024 A BI Hamburg Production Ltd

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