虐待されている幼子の中に、ふとした瞬間に生えてしまった四十路男の記憶。
昭和平成令和を生きてきた理科教師が、今にも死んでしまいそうな幼児をなんとかしょうと奮闘するお話。

「冬嵐記」は、満年齢四歳の童子がサバイバーとなり、生き延びていくお話。
「春雷記」はその四年後、京の勢力争いに巻き込まれたり、今川に襲い掛かる敵を退けたりする話。
「春暁記」は更にその二年後。今川家当主となった数え十二の少年のお話。舞台は信濃。

長くなりましたので、シリーズとして別枠で上げていますが、主人公は同じです。
相変わらず日本史知識がない中身オヤジなお子様の奮闘記。
北条綱成という実在したとされる武将の幼少期設定です。
史実とはかなりの乖離があるっ作品になっています。
ファンタジーとしてお読みください。

冬嵐記1、モーニングスターブックスさまより書籍化ています。
イラストレーターは上條ロロさまです！
冬嵐記2、8月21日発売です