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黄金の夜明け前~畏歴二千年前史~ 上  作者: ノウェル・ウィチタ
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エンターク竜王国

 後アナンタ朝、アナンタ九世の弟であった、エスラターカという男が建設した国家である。


 サモネウム戦争を経て、エンターク竜王国を立ち上げ、新王朝を立ち上げたエスラターカであったが、彼は竜帝国に配慮して王国を名乗った。

 エスラターカと、その兄にあたるアナンタ九世との関係は、仲睦まじい兄弟愛によって結ばれた関係であったとも、憎しみあっていたとも言われる。


 確かなことは、東部のいくつかの戦役において多大な活躍をしたエスラターカが、民衆と軍部両方の人気が絶大であったことである。

 そんな状況であったので、信望厚く有能でもあったエスラターカにとっては、兄王を引きずり下ろして自分が皇帝の座につくことは、さほど難しいことではなかったであろうと思われる。


 だが、エスラターカは自分に与えられた所領を返上する代わりに、軍団を一時貸してほしいと申し出た。

 軍団を率いて当時のペニンスラ王国を攻伐し、自分で奪い取った国に己の国を建設するという、一種独特な野心を抱いていた。


 アナンタ九世は、それを了承する。

 ほぼ全軍に当たる兵を私人となったエスラターカに貸し与え、私戦に協力させた。


 そうして、エンターク竜王国は誕生した。

 だが、エンターク竜王国が成り立った地域は、もとはイイスス教圏であり、住民はもちろんイイスス教徒であった。

 統治は難航したが、エスラターカを慕って多くの人々が植民に訪れ、地域は徐々にココルル教が浸透していった。

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