美術館での作品鑑賞・スポーツ観戦などに役立つ単眼鏡。双眼鏡よりもコンパクトなサイズで持ち運びやすいのが魅力です。ケンコー・トキナー、サイトロンジャパンなどの多くのメーカーから販売されていますが、倍率・明るさなどチェックすべきポイントが多く、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、単眼鏡のおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。対物レンズ有効径・最短合焦距離などのスペックについても解説しますので、はじめて手にする人も必見です。ぜひ本コンテンツを参考に、用途に合った単眼鏡を見つけてくださいね。
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単眼鏡とは、片目用に作られた望遠鏡の一種です。両目で覗く双眼鏡よりコンパクトで持ち運びやすく、美術鑑賞・スポーツ観戦・バードウォッチングなどで活躍します。さまざまなシーンで単眼鏡を活用するためにも、選び方の前にメリット・デメリットを押さえておきましょう。
単眼鏡のメリットとしてまず挙げられるのは、双眼鏡と比較するとピントが合う距離が近いこと。この距離を「最短合焦距離」といいます。双眼鏡では短くても50cm程度が限界ですが、単眼鏡なら15cm程度のものも存在。美術館の作品・植物など、近距離にあるものをじっくり見たいときに便利です。
コンパクトで携行性がよいこともポイント。重さ50g以下・長さ10cm以下のものもあり、ポケットやバッグに入れて持ち歩きやすいのがメリットです。コンサート会場やスポーツの競技場など、人が多い場所でもサッと取り出せて邪魔になりにくいので、気兼ねなく使えます。
単眼鏡のデメリットは、片目で見るため距離感・立体感を掴みにくいこと。人間は両目を使うことで対象のものとの距離感を掴み、立体視しています。しかし、単眼鏡では立体物を肉眼と同じようには見られないため、平面の絵画などの鑑賞や植物などの簡易的な観察向きです。
さらに、鳥やスポーツ選手など動きが速いものを見るのにも不向き。双眼鏡と比べると視野角(視界)が狭いため対象物を見失いやすい傾向があります。動きを追っていると目に負担がかかるので、バードウォッチング・スポーツ観戦などでは短時間の使用にとどめるか、双眼鏡を使うのがおすすめです。
単眼鏡を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
倍率とは、対象物をどのくらい拡大できるかを表した数値のこと。見え方に大きく関わるため、用途に適した倍率で使えるものを選ぶことが重要です。ただし、倍率が上がるほど視界が狭くなるので手ブレの影響を受けやすく、見づらくなってしまいます。高くても10倍程度までにしておきましょう。
美術鑑賞には、4〜7倍程度の倍率に対応しているものがぴったり。ロープ・ガラス越しでの鑑賞や、作品の細部をじっくり見たいときに役立ちます。4倍程度に拡大すると、肉眼では見られない細かなタッチまで鑑賞でき、そのままで見るのとは一味違った作品の雰囲気が楽しめます。
美術館・博物館以外にも、神社・仏閣巡りなら近距離と遠距離どちらでも対応できる6倍程度がうってつけ。大きな仏像の顔・目など、見上げただけではわからない表情の細部まで鑑賞できます。倍率が低めだと手ブレが起きにくく、長時間の鑑賞でも扱いやすいでしょう。
野球・サッカーなどのスポーツ観戦には、10倍程度がおすすめ。広いスタジアム・ドームなどの最後列などで観戦するときにも活躍します。見たい選手から100m離れていたとしても、10mの距離で見るのと同じ大きさに見えるので、距離が離れていても十分楽しめるでしょう。
倍率が高くなると視界も狭くなるため、高倍率の単眼鏡だと選手の動きを追いにくくなります。10倍程度なら手ブレも抑えられ視界も確保しやすいので、三脚が禁止されている場所で手持ちで観るときに重宝するでしょう。
野外ライブやコンサートなどでは、4〜10倍程度を目安にしてみてください。会場の広さ・客席の位置などで適した倍率は異なることを知ったうえで選びましょう。
例えば、日本武道館のアリーナ・2階席なら、4〜6倍程度が目安。東京ドームのアリーナは4〜6倍、2階席の前方は8倍、後方は10倍程度がぴったりです。フェスなどの野外ライブでは席が指定されていない場合も多いですが、8〜10倍程度ならステージから距離が離れていても使いやすいでしょう。
バードウォッチングには、10倍程度を目安にするとよいでしょう。野鳥は警戒心が強いため、離れたところから観察しなければなりません。広い森の中で小さな鳥を探すときは高倍率のものを求めてしまうもの。しかし、高すぎると手ブレの影響が強くなり、目も疲れやすくなるため注意が必要です。
なお、川から魚を獲る鳥などの定点観察なら、一脚・三脚に対応したものが役立ちます。手で持つ必要がないため手ブレの影響も少なく、10倍以上の高倍率でも疲れにくいでしょう。
用途に合った単眼鏡を選ぶためには、倍率以外のスペックもしっかり確認しましょう。明るさ・最短合焦距離・アイレリーフなどの数値にも注目し、使用場所や使い方に合うものを選んでください。
明るさは使用場所やシーンに合わせて選ぶことが重要。明るさの数値が大きいほど、対象物が鮮明に見えて確認しやすくなります。明るさは、対象物に向ける側のレンズの内径(対物レンズ有効径)÷倍率を2乗して算出。対物レンズ有効径が大きいほど光を多く取り込めるため、より明るくなります。
晴天下のとても明るい場所なら4以下、日陰・明るい室内なら4〜9あるものが目安。屋外でのスポーツ観戦・バードウォッチングなどでは、日中でも雲がかかることを考慮して4〜9あるものがベターです。
夜間の野外ライブ・美術館などの薄暗い場所で使うなら9〜25、天体観測などの暗い場所では25以上あるものがおすすめ。ただし、明るさの数値が大きいと単眼鏡本体のサイズも大きくなり、重量が増える点には注意が必要です。片手で持つと安定しにくいため、三脚などで固定するとよいでしょう。
距離が近いものを見るなら、最短合焦距離を確認しましょう。最短合焦距離とは、単眼鏡から対象物にピントが合う最も近い距離を表した数値のこと。この距離より近づくとピントが合わず、対象物を鮮明に見られません。
例えば、美術鑑賞用として使いたい場合は、1m以下を目安にチョイス。美術館・博物館の展示方法によってはさらに近づける場合もあるため、細部まで見たいなら30cm以下のものを探してみてください。
なお、スポーツ観戦・野外ライブなど遠くのものを見るときは、最短合焦距離1.5m以上が目安。ただし距離が遠い場合、最短合焦距離の数値はほとんど影響しないため、倍率・明るさなどほかのスペックを優先しましょう。
メガネをかけている人はレンズと目の距離が遠くなるため、アイレリーフ15mm以上のものをチェック。アイレリーフとは、覗き込む接眼レンズから目を離しても視野角が保たれる限界の距離を表した数値のことです。
コンタクト・裸眼の人でも、スポーツ観戦・コンサートなど長時間使用するならアイレリーフが長めのものがおすすめ。接眼レンズから目を離せるので覗きやすく、長時間の使用でも目の負担を和らげられるでしょう。
スポーツ観戦・バードウォッチングなど、持ち運んで気軽に使いたい人は、400gまでを目安に選びましょう。明るさ・倍率などの性能がよいものほど重量が重くなってしまいがち。400gくらいなら長さ15cm程のものが多いので、持ち運びの負担になりにくいでしょう。
美術鑑賞・野外ライブなどで手荷物を少なくしたい場合には、40〜60g程度の軽量タイプも狙い目。長さ10cm以下のものが多く、ポケット・ポーチなどに入れて持ち運べます。ただし、軽量・小型だとだと落としても気付きにくいため、手首・バッグなどに固定できるストラップ付きがおすすめです。
手ブレを防止する防振機能、雨天時でも使える防水機能など、より便利に使える機能もチェックしておきましょう。
屋外でのスポーツ観戦・バードウォッチング・野外ライブなどで使用する場合には、防水機能が欠かせません。雨が降っても使いたいなら、防水性能IPX7以上を目安に選びましょう。
IPXに続く数字が大きいほど防水性能が高く、IPX7は1mの深さの水に30分浸水しても問題が生じないレベルの製品であることを示します。浸水の可能性が低い場所や屋内で使用する場合は、生活防水レベルのIPX4を目安にするとよいでしょう。
夜行性の動物の観察に使うなら、暗視機能付きが便利です。暗い場所で動く動物や人を確認できるため、キャンプ中の警備にも役立ちます。ただし、視界が緑色に見えてしまい、対象物の色は確認しづらいのが難点です。明るい場所では使えないものが多いため、日中も使いたい場合は注意しましょう。
なお、暗視機能付きの単眼鏡はほとんどないため、暗視機能がほしいなら暗視鏡を選びましょう。暗視に特化した暗視鏡については、以下のコンテンツで詳しく紹介しています。気になる人はぜひチェックしてみてください。
野鳥・動物などを撮影したい場合は、スマホホルダー付きがおすすめです。三脚も付属しているものが多く、スマートフォンのカメラを接眼レンズに固定して望遠撮影ができるのが魅力です。
スマホホルダーを活用して固定しておけば、片手で単眼鏡を握り、もう片方の手でスマホの画面操作が可能。シャッターを押すときに動いてブレることも多いため、三脚に手ブレ補正機能があると使いやすいでしょう。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||||||
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重量 | 倍率 | 明るさ | 最短合焦点距離 | アイレリーフの長さ | 防水性 | 手ブレ補正・防振機能 | 三脚対応 | |||||
1 | ケンコー・トキナー 単眼鏡 7×18 対物フォーカスタイプ | コンパクト&軽量ボディで気軽に持ち歩ける | 50g | 6倍~8倍未満 | 6.8 | 3m | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | ||
2 | ケンコー・トキナー V-TEX 10×30|VT-1030M | 両手で焦点を合わせやすい、大型ピントリングを採用 | 238g(キャップ除く) | 10倍 | 9 | 4m | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | ||
3 | ケンコー・トキナー コンパクト60倍ズーム 単眼鏡 | コンパクトなのに高倍率な単眼鏡 | 約75g | 16倍~、ズーム有 | 1.96~0.12 | 3m | 13~6.8mm | 不明 | ||||
4 | ビクセン ジョイフルモノキュラー|HZ10-30x21 | 10倍から30倍まで無段階で調整可能 | 73g | 10~30倍 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | ||||
5 | Ergugos 単眼鏡 30x25 小型 | ポケットに入るコンパクトサイズの単眼鏡 | 不明 | 7~10倍 | 不明 | 1000m | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | ||
6 | くすりの伊勢富士 単眼鏡 望遠鏡 | 80倍率の遠距離の対象物も観察可能な単眼鏡 | 260g | 80倍 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | ||||
7 | ミザールテック 単眼鏡 MD-718 | 片手に収まるコンパクトサイズのオートフォーカスタイプ | 65g | 7倍 | 6.6 | 不明 | 不明 | 不明 | ||||
8 | ニコンビジョン プロスタッフ|PROSTAFF 3|PS316-48X | メガネをつけたままでも見やすいロングアイレリーフ | ||||||||||
9 | Visionking 単眼鏡 | コンパクトで携帯しやすい。耐久性に優れ、長期間使用可能 | 50g | 7倍 | 不明 | 0.5m | 18mm | 不明 | ||||
10 | Yahuhu 単眼鏡 | 広視野・高倍率で、明るくクリアな視界 | 420g | 80倍 | 不明 | 不明 | 不明 |
10倍率・実視界5.8度と、広めの会場でのコンサートやスポーツ観戦におすすめの1台。グリップしやすい大型のピントリング採用により、対象までの焦点を手早く簡単に合わせられます。対物レンズ径が30mmと大きく、明るさも十分。わずか238gの軽量ボディで、ピントを合わせてしまえば片手で鑑賞可能です。
重量 | 238g(キャップ除く) |
---|---|
倍率 | 10倍 |
明るさ | 9 |
最短合焦点距離 | 4m |
アイレリーフの長さ | 不明 |
防水性 | 不明 |
手ブレ補正・防振機能 | 不明 |
三脚対応 | 不明 |
片手で楽にホールドできる長さ約10cm・重さ73gの軽量コンパクトボディ。リングを回すだけで、簡単に10倍から30倍まで無段階で倍率を調整できます。レンズ面の反射を軽減するマルチコーティングを施しているので、光量ロスのないクリアな視界が得られますよ。
重量 | 73g |
---|---|
倍率 | 10~30倍 |
明るさ | 不明 |
最短合焦点距離 | 不明 |
アイレリーフの長さ | 不明 |
防水性 | |
手ブレ補正・防振機能 | 不明 |
三脚対応 |
アイレリーフ15mmのハイアイポイント設計で、メガネをかけたままでも使用可能。20cmの至近距離から焦点を合わせられ、室内でも使える明るさなので、美術鑑賞や講演会などにおすすめです。長さ5.8cm×直径3.3cmほどの小型サイズで、重さも49gしかないため、長時間使用しても疲れにくいでしょう。
重量 | 49g |
---|---|
倍率 | 4倍 |
明るさ | 9.0 |
最短合焦点距離 | 約0.2m |
アイレリーフの長さ | 15mm |
防水性 | 不明 |
手ブレ補正・防振機能 | 不明 |
三脚対応 | 不明 |
コンサートや観劇など、長時間の使用なら双眼鏡・オペラグラスがぴったりです。それぞれ以下の記事で詳しく紹介していますので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
1位: ケンコー・トキナー|単眼鏡 7×18 対物フォーカスタイプ
2位: ケンコー・トキナー|V-TEX 10×30|VT-1030M
3位: ケンコー・トキナー|コンパクト60倍ズーム 単眼鏡
4位: ビクセン|ジョイフルモノキュラー|HZ10-30x21
5位: Ergugos|単眼鏡 30x25 小型
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