ペンタックスの望遠レンズのおすすめ人気ランキング【2025年】

焦点距離が70〜135mmの中望遠レンズは、ポートレートやスナップ撮影にぴったりです。ほどよい距離感を保ちながら被写体に近づいて撮影できるのが魅力。会話ができる距離なので、モデルに指示を出しながら撮影を進められます。離れた場所から顔のアップも狙えるため、モデルに圧迫感を与えにくい点もメリットです。

主題を強調した写真が撮りたい人も、中望遠レンズを選択しましょう。中望遠レンズは、被写体と背景のバランスを調整しやすい画角。背景にボケ感が出やすく、自然に被写体を目立たせられます。レンズの歪みも少ないため、顔のパーツ配置も整ってみえます。

ポートレートだけでなくスナップ撮影にも使う場合にはAPS-C専用の「DA 50mmF1.8」に注目。35mm判換算で、76.5mmの画角で撮れます。F値が1.8と小さく、柔らかなボケを活かした写真撮影が可能。携帯性を重視する人にもぴったりです。重さが約122gと軽量なので、散歩や旅行先などで気軽に撮影を楽しめます。

鉄道・動物・スポーツシーンの撮影がメインなら、焦点距離が135〜300mmの望遠レンズが適しています。撮影地点から離れた場所にいる被写体をアップで写せるところがメリットです。子どもの運動会や動物園の動物など、撮影場所が限られていて近づけないシーンで重宝します。

描写性能にこだわるなら「D FA★70-200mmF2.8ED DC AW」（APS-Cの場合107〜307mm相当）をチェック。高性能なコーティング技術を採用していて、逆光など光の影響を受けやすいシーンでもクリアに撮れます。焦点距離を動かしても、開放F値が2.8から変動しない、高性能・高画質なズームレンズです。

野鳥や飛行機の撮影には、焦点距離が300mm以上の超望遠レンズがぴったりです。肉眼でははっきりと確認できない距離にいる被写体も、拡大して撮影できます。人の気配を察知して逃げる可能性がある野鳥や、上空を飛ぶ航空機を細部まで写したいときに便利。近くで撮影したような迫力のある写真に仕上がります。

インパクトのある風景写真を撮りたい人も、超望遠レンズに着目しましょう。焦点距離が長いレンズは、圧縮効果が大きく出ます。手前側の被写体と背景の距離感がなくなるため、情報密度の高い写真の撮影が可能です。実際は隙間が目立つ花畑なども、圧縮効果を利用すると密集しているように描写できます。

超望遠レンズでは「DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE」（35mm判換算で84.5〜460mm）が狙い目。中望遠から超望遠域までカバーしながら、2023年9月現在の価格は5万円台と安価な点も強みです。高速AFも搭載しているので、野鳥や飛行機など動きの速い被写体を撮影したい人は、候補に入れるとよいでしょう。

1本で様々な撮影シーンに挑戦したい人は、ズームレンズに注目しましょう。複数の焦点距離をカバーしているため、画角の選択肢が豊富な点が魅力です。具体的に何を撮るのか決めずに、カメラを持ち出す場合にも重宝します。2023年9月現在の現行モデルの価格帯は、5〜23万円程度です。

被写体がある程度決まっているなら、適した焦点距離をカバーしたモデルに絞るとよいでしょう。50〜135mm（35mm判換算で76.5〜207mm）、150〜450mm（35mm判換算で230〜690mm）など種類は様々です。ポートレート中心なら中望遠寄り、野鳥撮影がメインなら超望遠など目的に合わせて選びましょう。

写真のクオリティを追求して撮影に挑む人は、単焦点レンズを選びましょう。単焦点レンズは、1つの焦点距離にこだわって作られた高画質なレンズです。F値が小さな明るいレンズや、収差の補正に力を入れたレンズが多い傾向があります。現行モデルの価格帯は2023年9月現在、5〜23万円程度です。

手持ちのレンズにマンネリを感じている人も、単焦点レンズをチェックしましょう。50mmや85mm（35mm判換算で76.5mmや130mm）の中望遠、300mm（35mm判換算で460mm）の超望遠などを展開しています。手持ちにない焦点距離のレンズを1つ追加して、撮影できるシーンの幅を広げたい人にはうってつけです。

山などのアウトドアで撮影をするなら、防塵・防滴性を備えたモデルがベター。レンズ内に水滴や埃が入らないよう、シーリング加工が施されています。急な小雨や砂埃が舞う強風に遭遇しても、慌てずに対応可能。★シリーズか、名前にAWと記載のあるレンズが該当します。

ペンタックスのKF・K-3 Mark IIIなど防滴構造の一眼レフを持っている人は、防滴構造のレンズを選ぶのもあり。レンズ名のWRの表記が目印です。防塵・防滴構造のボディと組み合わせて使うと、雨や霧の中、水しぶきがかかる場所でも撮影しやすくなります。なお完全防水ではなく、簡易的な防滴機構のため水中などでは使えません。

動きの速い被写体の撮影には、PLMつきがうってつけです。高速化されたAF機能のことで、鳥・動物・航空機などの被写体を捉えやすくなる点が強み。名前にPLMと記載されているレンズが該当します。2023年9月現在、望遠レンズの現行モデルは「DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE」のみです。

AF機能利用時の音が気になる人も、要チェック。PLMを採用したモデルは、キュンキュンという動作音を抑え、静音化を実現しています。子どもの発表会など、音が目立つと困るシーンにも便利です。静音性に優れていると周囲に迷惑をかけにくく、気兼ねなく被写体を追えるでしょう。

写真表現にこだわりたい人は、Limitedシリーズに注目。1997年に登場したシリーズで、その場の空気感ごと写しだすような、味わいのある描写が魅力です。収差補正も強力で、白シャツの中の貝ボタンの輝きまで描きだすような表現力を実現。2023年9月現在、Limitedシリーズの望遠レンズは6〜10万円程度です。

デザイン性の高いレンズがほしい人もチェックしましょう。Limitedシリーズは、アルミの削り出しで作られた外装が印象的。フルサイズ用のレンズには、七宝焼きのフィンガーポイントがあしらわれています。装着したままレンズキャップをしめられるレンズフードなど、機能面も優秀です。

Limitedシリーズのなかでポートレート向きのレンズを選びたいなら、「FA 77mmF1.8 Limited」がおすすめ。色にじみや内面反射を抑え、白色のなかの最も明るい部分まで描き分けられます。HDコーティングで赤系色のヌケをよくしているため、肌の色も自然に再現。なめらかなボケ感を叶えたい人も注目しましょう。

★シリーズは、ハイスペックのレンズを求める人にぴったり。解像力と光学性能に優れたレンズを展開しています。最新の加工技術で光の屈折率を下げ、高透明度を実現。HDコーティングでゴーストやフレアなど、画質劣化につながる現象も軽減しています。2023年9月現在、望遠レンズの価格帯は6〜23万円程度です。

山などの過酷なシーンで撮影する人にも、★シリーズがうってつけ。小雨や埃の侵入を防ぐ防塵・防滴構造で、−10〜40℃の環境に対応できるレベルの堅牢性が強みです。レンズ表面に、高い撥水性と撥油性をもつSPコーティングを施されています。傷つきにくいうえ、汚れが落ちやすく手入れも簡単です。

★シリーズのなかで操作性のよいモデルがほしいなら「DA★50-135mmF2.8ED［IF］SDM」がおすすめ。F値が2.8の大口径レンズながら、重さ685g・長さ約14cmと無理なく持てるサイズです。高速AF機能のほか、ズーム時にレンズの長さが変わらないインナーフォーカスを採用。効率よく撮影したい人は狙い目です。