初めてでも「GA4の基本のキ」がわかる・設定できる解説記事集

Google Analytics4（以下 GA4）で「苦手意識がある方」や「正直使い方がわかっていない」という声がまだまだチラホラ聞こえてきます。

しかし、GA4に関してわかりやすく解説されているコンテンツは、既にたくさん存在しています。もちろん公式ヘルプを読んで理解するのが1番良いのですが、初心者にとって理解が難しい箇所も多いように見えます。

なので、初めてでも「GA4の基本のキ」がわかるという切り口の元、参考になる記事をまとめてみました。

GA4でわからないことがあれば、いつでも戻って確認できる場所として、繰り返しこのリンク集をご活用いただければ幸いです。

気になる記事は、ぜひリンクを開いて読んでみてください。

また、今回弊社の記事も紹介しておりますが、以下の企業様の記事をピックアップしています。今回はあくまで基本のキなので、ライトな情報を紹介しています。もっと深掘りたい方は、どの企業様も素晴らしいコンテンツが並んでおりますので是非訪問してみてください。

参照企業：アユダンテ株式会社、株式会社HAPPY ANALYTICS、NRI ネットコム株式会社、株式会社真摯、株式会社JADE、アジト株式会社

【STEP1】まずGA4の基本を知る

「正直GA4よくわかっていない…」という方はまずはここから読み進めてみましょう。

GA4の基本がわかります。

「基本は知っているから、使い方を知りたい」という方は、「【STEP2】GA4を設定・連携する」から読み進めてみてください。

そもそもアクセス解析って何？

この記事では「アクセス解析とは何か」についてわかりやすく解説しています。GA4はアクセス解析を行うためのツールなので、GA4活用のためにはまず「アクセス解析」とは何かを知ることが大切です。

簡単にアクセス解析とは何かをお伝えすると、サイトの現状を正しく把握し、課題点を浮き彫りにし、そして改善へと繋げていくことです。

例えば「どのページが最も訪問されているのか」「どのような経路でユーザーがサイトにたどり着いたのか」「CVまでの動線で障壁になっている箇所はどこか？」などを確認することはアクセス解析の一部です。

GA4って何？

「GA4とは何か」の基本的な概要を知りたい方におすすめの記事です。

GA4はGoogleが提供するアクセス解析ツールで、従来のユニバーサルアナリティクスから進化し、より柔軟な分析が可能になりました。

GA4のデータを見ていくことで、サイトの現状を正しく知り、どのように改善すればサイトの成果へと繋がるのかを議論することができます。

GA4におけるイベントって何？

この記事では「GA4のイベントとは何か」「どのように設定するのか」を知ることができます。初心者でも理解しやすいよう、図解を用いて解説されているのでおすすめです。

簡単にお伝えすると「イベント」の概念はGA4のコアとなる重要な部分です。GA4では、ユーザーの行動をすべて「イベント」として捉えます。

GA4における「イベント」を理解することは、GA4活用に向けて大きな一歩を踏み出すことになります。

【STEP2】GA4を設定・連携する

ここでは、GA4が使えるようになるための、初期設定方法から各種ツールとの連携方法までを網羅した記事を紹介します。

「まだ設定ができていない部分だけ見る」「きちんと設定できているか不安な箇所を再度チェックする」など、ぜひ気になる項目から確認してみてください。

GA4でできる設定・連携		設定が必要な人
1. GA4の初期設定をする		全員
2. GTMを導入する
3. カスタムイベントを設定する	カスタムイベント – 実装
	クリックイベント – 要素
	クリックイベント – data属性
	キーイベント
	カスタムディメンション
4. eコマースイベントを設定する	dataLayerって何？	ECサイト利用者
	eコマースイベントを実装する
5. UTMパラメータを理解、設定する		全員
6. サーチコンソールとGA4を連携する
7. BigQueryとGA4を連携する		大規模データを扱う方
8. Google広告とGA4を連携する		広告運用者
9. 設計書を作成する		全員

1. GA4の初期設定をする

「この記事を見れば誰でも設定できる」と言えるほどかなり丁寧に、設定フローの順を追って説明されています。

GA4プロパティの作成から、ステップバイステップで説明されているので、迷うこともありません。

2. GTMを導入する

この記事では「なぜGTMを使うべきなのか」と「GTMの導入手順」を説明しています。実際のキャプチャ画面や図解を用いて解説されているため、初心者でも理解しやすいです。

GA4で計測を行うには、ウェブサイト側に「タグ」と呼ばれるものを設置する必要があります。

計測用途に応じて色々なタグを設置しなければならないため、面倒に感じますが、GTMを使えば、タグを一元管理、簡単に設置できます。

また、GA4での計測用途以外でも広告タグやアフィリエイトタグの設置等もできるのですごく便利です。

そのため、Webマーケティングを行う企業であれば、基本的にはGTMを利用することを推奨します。

3. カスタムイベントを設定する

GA4では、ユーザーの特定のアクションをカスタムイベントとしてトラッキング可能です。

本項ではカスタムイベントの設定で必要な項目と、それぞれわかりやすく説明されている記事を紹介します。

カスタムイベントを実装する

これはカスタムイベントの実装方法を解説する記事の中で、最も丁寧でわかりやすい記事（筆者感想）です。基本的な概念、実装はGoogle Analytics 4 ガイドを見れば理解できます。

この記事では「ユーザーが特定のボタンをクリックした際にイベントを記録する方法」を例に説明されています。

設定画面のスクリーンショットや具体的な入力例も含まれているため、初めての方でもスムーズに設定できるでしょう。

またカスタムイベント実装事例集という素敵な記事もあります。基本的なカスタムイベントはこの記事を参考に設定することができるはずです。

要素を使ってクリックイベントを設定する

GTMを使っていると、「HTML内の要素を使用したいなぁ」と感じることがあります。そんな時に、とても参考になる記事です。

HTMLやCSSの知識がなくても、GTM上でHTML内の要素を取得できるようになるでしょう。

data属性を使ってクリックイベントを設定する

先ほど紹介したHTMLの要素取得を利用して計測設定をした場合、サイトの改修などで要素の値が変更になり、計測が止まってしまうことがあります。

こうしたリスクを回避するために、data属性を利用してイベント計測を行うのがおすすめです。data属性が何かよくわからないという方は、上記記事が参考になります。

この記事は「data属性」を初めて聞く人でもわかりやすい内容、かつ信頼性の高いアユダンテ株式会社による解説が魅力です。具体的なコード例とともに、実際の適用方法が解説されています。

キーイベントを設定する

キーイベントの設定は、サイト内で重要な指標の達成回数などを確認するために必要なものです。また他のディメンションと組み合わせることで、流入元やデバイスごとのキーイベント数なども把握できるようになります。

カスタムディメンションって何？と設定方法

カスタムディメンションについて解説されている記事は、基本的に説明が大きく異なることはないですが、信頼性の観点でこの記事がおすすめです。

カスタムディメンションの混乱しがちな理由や違和感についても言及しており、初心者視点で丁寧に概念と設定方法を解説してくれています。

また設定手順だけでなく、どのようなシナリオでカスタムディメンションが有用であるかについても具体例を交えて説明されています。

4. eコマースイベントを設定する

eコマースサイトにおいて重要なイベントを設定する方法について解説しています。

商品の購入やカートへの追加など、特定のアクションをトラッキングするための設定手順を説明しています。

dataLayerって何？

dataLayerは、もちろん通常のイベントでも使用することはありますが、eコマースイベントの実装には欠かせない部分です。この記事ではdataLayerの概念とその役割について解説しています。

記事のタイトル内「初心者でもわかる」とあるように、アクセス解析やGA4の扱いに慣れていない方でも、非常にわかりやすい説明です。

eコマースイベントを実装する

eコマースイベントの実装手順について、確実に実装が必要になる「購入」の実装から、重要な項目に沿って一つずつ丁寧に解説しています。

実際のコード例や管理画面の設定手順が丁寧に解説されているので、初めての方でも間違いがなく実装が可能です。

また、eコマースイベントで設定するパラメータについては公式ヘルプがまとまっていて見やすいです。

5. UTMパラメータを理解、設定する

GA4で流入元を正しく計測するためには、UTMパラメータについて理解する必要があります。

自社サイトへ流入する媒体にUTMパラメータを設定しなかったり、設定を間違ってしまうと、正しく流入元を計測できなくなってしまい、流入元ごとの集客力や費用対効果を判断できなくなってしまいます。

上記の記事ではUTMパラメータの具体的な解説や設定の方法が分かりやすくまとまっています。

6. サーチコンソールとGA4を連携する

この記事では、サーチコンソールとの連携手順をステップバイステップで丁寧に説明しています。基本的にサイトによって内容が大きく変わるトピックではないため、信頼性高い記事であればお好みのサイトでの確認がおすすめです。

サーチコンソールとGA4を連携することで、検索パフォーマンスデータをGA4のレポートでも確認できるようになります。

7. BigQueryとGA4を連携する

GA4とBigQueryを連携する手順と活用例が解説されています。GA4のデータをBigQueryにエクスポートすることで、大量のデータを保持、集計、解析が可能になります。

この記事では、BigQueryエクスポートのセットアップ方法から書かれており、とても丁寧です。今までSQLを使ってデータをだした事が無い方、昔一度試して挫折あるいはどうすればよいか分からなくなってしまった方などの、初心者を対象に「とりあえず使ってみる」ことを目的として書かれています。

また、エクスポートした日からのデータしか溜まっていかないので、BigQueryを使う予定はなくとも、エクスポート設定だけはしておいた方がよいでしょう。

8. Google広告とGA4を連携する

この記事ではGoogle広告とGA4の連携手順と、連携によって得られるメリットを簡潔に説明しています。

Google広告とGA4を連携することで、Google広告関連のデータをGA4で確認できるようになります。具体的なメリット等は記事をご覧ください。

9. 設計書を作成する

GA4でウェブサイトやアプリを計測する方法は色々あります。

何のために、どこで、どのような計測設定をしているかを設計書として残しておかないと、既に計測されているものを再設定してしまい計測ミスが起きたり、計測している内容が第三者から見たときに分からなくなったりしてしまいます。（特に複数人で運用している場合）

このようなデータのカオス化を防ぐためにも、上記の記事に書かれているように、計測した内容や定義をドキュメントとして残しておく必要があります。

【STEP3】データを見る・分析する

GA4を設定したら、次は実際にデータを見て分析するステップです。

ここでは、標準レポートや探索レポートの使い方、そしてディメンションや指標についての記事を紹介します。

標準レポートを使う

GA4には、標準レポートというあらかじめ設定されたレポートが用意されています。これらを使うことで、ユーザーの行動やサイトのパフォーマンスを簡単に確認できます。

この記事では、標準レポートの基本的な使い方が網羅的に説明されています。触っていく中で知りたくなるであろう情報がひとつのサイトにまとまっているため、使いやすくおすすめです。

探索レポートを使う

初期段階では「どんなレポートを作成したらいいかがわからない」という悩みがあると思うので、具体例を挙げて説明されている、この記事が最初の取り掛かりとして良いでしょう。

探索レポートは、標準レポートでは見えない詳細なデータを分析するためのツールです。カスタマイズして、必要なデータを深掘りして分析する方法がわかります。

探索レポートは便利ですが、特に自由形式はくみあわせが膨大です。どういったディメンションと指標を組み合わせると意味があるレポートとなるのかは事例集※を参考にしてみるとイメージがつきやすいです。

※おすすめ自由形式レポート設定集｜Google Analytics 4 ガイド

　

ディメンション・指標一覧

ディメンションはデータの切り口を表し、指標は数値を表します。

例えばページURLごとのPV数を確認したい、となればディメンションはページURL、指標はPV数になります。

公式ヘルプ Analytics Helpにもディメンションと指標一覧がありますが、日本語訳するとおかしな日本語になってしまうので、初心者には難しいです。

その点上記で紹介した、株式会社真摯 によって作成されたシートは、理解しやすい日本語、かつきちんと整理されているため、非常にわかりやすいです。

ディメンションでわからないものが発生した際、このシートを確認すれば多くの場合は解決できます。

まとめ｜GA4を使い始めた皆さんへ

GA4の活用は誰もが、最初は難しく感じるものです。理解するにはまず、実際に使用してみることをおすすめします。

ここでは初心者の皆さんにとって役立つサイトだけを紹介したので、ぜひGA4活用のご参考になれば嬉しいです。

分からないことがあれば、再度ここで紹介したサイトの説明を読み返してみてください。もし、自社で解決できないお悩みが生じた際には、ぜひお気軽にご相談ください！