【日経QUICKニュース（NQN）編集委員 永井洋一】12月26日まで、日産自動車株が大きく上昇していた。単に空売り勢の買い戻しが主因ではないはずだ。東証の空売り残高に関する情報によれば、26日公表分の空売り残高（発行済み株数に対する割合）は6.4％。ホンダとの統合観測が流れる直前の17日公表分の1.87％から跳ね上がったままだ。
日産自は第二の東芝か――。少し前から市場には、こんな声があった。東芝に保有株を高値で買い取らせ、成功を収めたアクティビストのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが大株主として日産自の株主名簿に記載されていることが判明した11月中旬ころからだ。
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