VR活用したリハビリ機器を導入 旭川荘療育・医療センター
旭川荘療育・医療センター(岡山市北区祇園)は、仮想現実(VR)技術を活用したリハビリ機器を導入し、肢体の不自由な子どもらのリハビリに取り入れている。センターによると、高齢者施設などでの導入実績はあるものの、子ども向けの利用は全国でも珍しい。
対象は脳性まひによる肢体不自由や、発達障害の子どもら。専用ゴーグルを装着して座り、仮想空間に現れるドーナツ形の的の中心を狙い、スティック状のコントローラーをそれぞれ握った両手を交互に伸ばす動作を繰り返す。
脳の認知機能を刺激することで姿勢が改善したり、体をスムーズに動かせたり、落ち着きが出たりする効果が期待される。
センターでは4月から外来と入院の約20人が月2回程度ずつ利用。9月末には脳性まひで手足に障害のある小学校低学年の男の子が約40分間のリハビリに取り組んだ。担当医によると、当初は的を外すことが多かったが、徐々に上達。支えなしで腕を伸ばせるようになったり、座る姿勢が安定したりといった効果がみられるという。
ゲーム感覚で楽しめるため、子どもでも集中してリハビリできる利点もある。整形外科医長の田中千晴医師は「リハビリの新たな選択肢になる可能性がある。小児対象の症例を増やし、効果を客観的に検証していきたい」としている。
対象は脳性まひによる肢体不自由や、発達障害の子どもら。専用ゴーグルを装着して座り、仮想空間に現れるドーナツ形の的の中心を狙い、スティック状のコントローラーをそれぞれ握った両手を交互に伸ばす動作を繰り返す。
脳の認知機能を刺激することで姿勢が改善したり、体をスムーズに動かせたり、落ち着きが出たりする効果が期待される。
センターでは4月から外来と入院の約20人が月2回程度ずつ利用。9月末には脳性まひで手足に障害のある小学校低学年の男の子が約40分間のリハビリに取り組んだ。担当医によると、当初は的を外すことが多かったが、徐々に上達。支えなしで腕を伸ばせるようになったり、座る姿勢が安定したりといった効果がみられるという。
ゲーム感覚で楽しめるため、子どもでも集中してリハビリできる利点もある。整形外科医長の田中千晴医師は「リハビリの新たな選択肢になる可能性がある。小児対象の症例を増やし、効果を客観的に検証していきたい」としている。
(2024年12月02日 更新)
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