「孤独」は、現代の社会病理の根底にあるものとして問題視されています。また、「孤独=悪」と捉える風潮によって苦しみが生み出されている状況も多く見受けられます。孤独にのまれないための知識として、「孤独=悪」と捉えてしまう理由や孤独の捉え方を変えるコツなどを紹介します。
寂しい人だと思われたくない?
食事や旅行、買い物など、どこへ行くにも何をするにも「誰かと一緒でないと嫌だ。恥ずかしい」と思うのは、「一緒にいてくれる人がいないと思われたくない」「寂しい人だと思われたくない」からでしょう。他者から自分がどう見えているかが気になり、孤独は恥ずかしいこと、健全でないことに思えてしまうのです。
また、孤独は、日本の社会では「人間としての魅力に欠けている」と捉えられることが少なくありません。それは古くから、みんなと同じ共同体に属することが一つのステータスであり、美徳であるという価値観が根づいているからです。
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