薬には「併用禁忌」といわれる組み合わせがあります。一緒に使うと重大な問題が発生するおそれがあるため、添付文書で「併用しないように」と警告されている組み合わせです。ところが、この併用禁忌を破ってしまい、健康に重い影響が及んだ事例が「日本医療機能評価機構」が発行する「医療安全情報」でしばしば報告されています。薬を出す医師や薬剤師が対策を講じ、禁忌を破らないようにすべきなのはもちろんです。一方でもし、併用してはいけない薬を処方されても、患者自身が禁忌に気づけば身を守れます。禁忌破りが起きがちなのは、現在飲んでいる薬に加え、新しく別の薬を飲み始めるときです。その時にどんなことに注意すればよいでしょうか。
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