フジテレビのアニメ「サザエさん」(日曜午後6時30分)が26日に放送され、提供は「西松屋」１社だけだった。
中居正広さんの女性トラブルにフジテレビ編成幹部が関与したという疑惑の報道を巡って、フジテレビへのCMを差し止める企業が相次いでおり、長寿番組の「サザエさん」もそのあおりを受けた。
1月12日の放送では8社が「提供」として企業名がクレジットされていたが、19日の放送では宝くじ、西松屋、Amazon、任天堂の4社に半減し、一部のCMがACジャパンに差し替えられていた。26日は「提供」にクレジットされたのは西松屋1社だけで、西松屋のCM以外はACジャパンが流れ続けた。SNS上では「いきなり冠スポンサー笑」「東芝は？」などと話題になった。
西松屋はまいどなニュース編集部の取材に対し、「サザエさんというコンテンツに提供していることを総合的に勘案した上で、1月26日の番組提供を実施した」と番組提供を行った理由を説明し、「今後の番組提供については、あらためて報道内容などを勘案した上で判断していく」とコメントしました。
同日午後6時から放送した「ちびまる子ちゃん」では提供社名の表示はゼロで、ACジャパンのCMが流れた。
東芝はサザエさんがテレビ放映を開始した1969年からメインスポンサーを務めてきたが、2018年に番組提供を取りやめ、その後は日産自動車やインターネット通販大手アマゾンジャパンや西松屋チェーン、大和ハウス工業がスポンサーを務めていた。
フジテレビは27日午後4時から再び港浩一社長らが記者会見を行う。
