新しい習慣を身につけたい人の習慣化に向けてのチャレンジをサポートするアプリ「みんチャレ」の開発・運用を行っているエーテンラボ株式会社。
ユーザーの潜在的なニーズにアプローチすることで独自のマーケティング展開を行っている企業です。
2021年9月にダイエットや運動など生活習慣に関するお役立ち情報を発信するWEBメディア「みんチャレブログ」をオープン。
サイト本格稼働から3ヶ月で20万PV達成。その後わずか8ヶ月という短期間で月間140万PVを達成し、多くの見込み客獲得に成功しています。
そこで今回はコンテンツマーケティングに取り組む前の課題、得られた成果、取り組んで良かった事などについてエーテンラボ代表取締役CEOの長坂様からお伺いしました。
「ユーザーへサービスの本当の価値を伝えたい」
「オウンドメディアを運営しているが売上に繋がらない」
このようにお悩みの経営者やマーケティング担当者の方にとってお役に立てる内容かと思います。
圧倒的な成果を上げた「みんチャレブログ」の事例を是非ご覧ください。
取り組みの成果
まず初めに、エーテンラボ様のコンテンツマーケティングにおける成果をみていきましょう。
サイト本格稼働からわずか8ヶ月で月間140万PVを達成
1ヶ月のサイトアクセス数(2022年5月)
140万ページビュー(1,400,154PV)
上位表示達成キーワード数(2022年5月)
754キーワード以上
サイトを立ち上げてから3ヶ月後には月間20万PV、そしてわずか8ヶ月後には月間140万PVものアクセスを集め、膨大な数のCVを生み出すことに成功しました。
今回の取り組みでは、エーテンラボ様によるコンテンツ執筆と並行して弊社の記事執筆代行をご利用頂き、お客様では書ききれない分は記事代行で補填するという体制で取り組みを進めていきました。
月10〜20本ペースで記事代行をご依頼頂き、品質の担保された記事をコンスタントに投稿する事で、わずか8ヶ月という短期間で月間140万PVを達成する事が出来たのです。
そしてアクセスの増加とともにアプリのダウンロード数も伸びていき、毎月メディアを通して膨大な数のCVを獲得する事に成功しています。
課金率が通常のDLと比べて25%高い
今回の取り組みでは、ただ多くのユーザーを獲得しただけではなく、質の高いユーザーを獲得する事に成功しています。
実際にオウンドメディアを通してアプリをダウンロードをしてくれるユーザーは、その他の経路でダウンロードしたユーザーと比べて課金率が約25%高いという結果が出ました。
コンテンツマーケティングで獲得したユーザーはその他の施策で獲得したユーザーよりもダウンロード後のチームへの参加率や使用継続率も高かったのです。
オウンドメディア経由でダウンロードしたユーザーに対しては記事コンテンツを通じて、みんチャレにどんな価値があるのかをしっかり伝えたうえでアプリを利用して頂けたことが大きく影響しました。
結果的に今回の取り組みでは140万PVという集客量だけではなく、アプリ内の課金率やエンゲージメント率の高い優良顧客を集めることに貢献することができました。
課題と背景
続いてエーテンラボ様が取り組み前に持っていた課題、取り組みに至った背景を代表取締役CEOの長坂様にインタビューしました。
広告ではみんチャレの価値を伝えきる事は出来なかった
アプリ開発当初はマーケティングよりもサービス品質の向上にこだわったことで、実際に利用したユーザーから高く評価され、口コミによってアプリのユーザーは自然と増えていきました。
さらに著名人がご自身のブログやYouTubeチャンネルで紹介してくれたり、メディアで取材されたりなど露出する機会も増え、ダウンロード数は順調に伸びていきました。
口コミや著名人の紹介では自らの体験談の中で
- なぜみんチャレを使ったのか
- みんチャレをどのように活用したのか
- みんチャレはどのような効果があったのか
という事を詳しく説明してくれており、チャレンジ開始から目標達成に至るストーリーの中でみんチャレの「習慣化」という価値がどのように発揮されたのかを分かりやすく解説してくれていたのです。
そのため、口コミや体験談をみたユーザーは、「資格取得」や「〇〇kg痩せる」といった各々の目標を達成するためにみんチャレの「習慣化」という価値がなぜ必要なのかという事を理解してくれる事が多く、ダウンロード数の増加に繋がっていました。
口コミや著名人の紹介は自社でコントロールができない
しかし、このような口コミや著名人の紹介は偶発的に発生するもので、自社でのコントロールが出来ません。
そこで、意図した施策によりダウンロード数を伸ばしていくために、WEBの運用方広告以外に下記のような手法に取り組みました。
- アフィリエイト広告
- テレビCM
- チラシ配り
しかし、どの手法も費用を掛けたほどユーザーの数は増えませんでした。
チラシ誌面やCMの短尺動画ではアプリについて伝えられる内容量も限られてきます。
そのため、「習慣化する」というみんチャレの価値を広告では伝えきる事は出来なかったのです。
やはりユーザー獲得には「習慣化したい」というユーザーの潜在的なニーズへアプローチする事が必要になると改めて実感しました。
みんチャレの価値をストーリー形式で伝えられるコンテンツマーケティングに取り組む事に
広告施策で期待するほどの成果が出なかったこともあり、口コミの様にストーリー形式のコンテンツを作成してユーザーの潜在的なニーズを喚起出来るマーケティング手法はないか模索していました。
そこで辿り着いたのがコンテンツマーケティングです。
口コミのようにストーリー形式でみんチャレの価値を発信していくには、自らがオウンドメディアを立ち上げ、魅力を伝えるコンテンツを設計していく事が不可欠であると感じたのです。
実はアプリローンチ当初、一度自社でオウンドメディアを立ち上げた事がありました。
しかし当時は皆知識がなく何もわからないままとりあえず記事を投稿していたので、失敗に終わってしまいました。
そのため以前のような失敗は二度と起こせないという思いから、今回はコンテンツマーケティングで成果を上げているプロに運用をお願いする事にしました。
バズ部とともにコンテンツマーケティングを始めようと思った理由
数ある会社の中から今回バズ部へコンテンツマーケティングを依頼しようと思った理由は2つあります。
1つ目は既に多くの成果を出されていた事です。
当時はどの会社へコンテンツマーケティングを依頼すべきか分からなかったため、コンテンツマーケティングの経験と知見がある知人に相談をしました。
すると、過去バズ部と取り組んだメディアはいくつも成功させてきたというお話を伺いました。
今回の取り組みでは必ず成果を出したかったので、それほど確かな実績を上げられているのなら是非バズ部へ依頼をしたいと思いました。
2つ目はユーザーへの価値提供に対する考え方が近かったからです。
バズ部のコンテンツマーケティングではユーザーの幸福を最優先事項におき、ニーズを追求して価値提供をしていく姿勢が徹底されていました。
このユーザーへの価値提供に対する姿勢がまさに我々のアプリ開発に対する考え方に近いと感じたのです。
我々もアプリを通して世界を変えるという想いのもと、ユーザーへ本当に良いものを届けるという事にこだわりを持ってきました。開発当初からABテストを繰り返してユーザーのニーズを追求し、アプリのアップデートも1000回以上行ってきてきています。
まさにバズ部のコンテンツ制作への姿勢が、我々のアプリ開発への姿勢ととても似ていると感じました。
ユーザーに対する想いが同じ会社と一緒に取り組みたい。こうした思いも、バズ部へコンテンツマーケティングを依頼した理由の1つです。
コンテンツマーケティングに取り組んで良かった事
コンテンツマーケティングに取り組んでみて良かったことは主に3点あります。
- マーケティング活動の着地点を作る事ができた
- 自社プロダクトの価値をユーザー視点で考えられるようになった
- コンテンツを資産として蓄積することが出来た
マーケティング活動の着地点を作る事が出来た
コンテンツマーケティングに取り組んでいてよかったと思った事の1つ目は、メディアがマーケティング活動の着地点となったことです。
そう思ったきっかけが、NHKの朝の情報番組「あさイチ」でみんチャレが「習慣化アプリ」として取り上げられた時です。
番組では「習慣化アプリ」としてみんチャレの機能などを紹介して頂きましたが、「みんチャレ」というアプリ名や社名は一切公表されませんでした。
しかし、放送を見て興味を持った沢山の視聴者が「習慣化アプリ」と検索をして、みんチャレブログに集まってきてくれたのです。
実は事前に「習慣化アプリ」というキーワードを狙いにいこうという事で、他社アプリも含めて徹底的に解説をした習慣化アプリ紹介記事を作り、「習慣化アプリ」や「習慣化」といったキーワードで検索上位1位を獲得していました。
この事前の記事作成が功を奏して、番組で紹介された後からみんチャレブログにアクセスが殺到しました。そして、みんチャレブログに訪れた視聴者がアプリユーザーの体験談コンテンツ等を読む事により、みんチャレの価値をストーリー形式で理解してもらう事に成功しました。
その結果、あさイチで取り上げられた日だけで数万ほどのユーザーがアプリをダウンロードをしてくれたのです。
通常であれば1ヶ月分のダウンロード数です。
もしオウンドメディアを運営していなければ、テレビを見て興味を持ったユーザーに対して自社アプリの情報を提供出来ず、今回のような数万ダウンロードという成果も実現出来ていなかったでしょう。
オウンドメディアという着地点を用意しておく事によってテレビ出演の効果を最大限享受する事が出来たのです。
このようにオウンドメディアは様々な経路から流入するユーザーの着地点の役割を果たしてくれるので、マーケティング活動全体の効果を押し上げてくれました。
自社プロダクトの価値をユーザー視点で考えられるようになった
今回の取り組みを通して、自社プロダクトの価値とは何かについてよりユーザー目線で考えられるようになったという事も大きなメリットでした。
バズ部さんと記事コンテンツを作っていく過程では常に主語が「ユーザー」になり、ユーザーが本当は何を求めていてそこに対して何を発信していくべきかを徹底して考えます。
そのユーザー視点を貫いたコンテンツマーケティングに取り組むうちに、みんチャレユーザーがアプリの何に価値を感じているかという事を言語化する精度が高くなっていきました。
この言語化能力は、各社員が対外へみんチャレの価値を伝えていく時にとても役に立っています。
例えばメディアからの取材対応です。
先ほどの全国ネット番組からの取材依頼の際も、習慣化についてざっくりと聞かせて欲しいという趣旨でファーストコンタクトを頂きました。しかし、あらかじめコンテンツ作成を通してみんチャレがユーザーにとってどのような価値があるかを棚卸し出来ていたので、先方へ習慣化の価値について徹底的に伝える事が出来ました。その結果、このアプリは面白いという共感を頂き、当初予定していた尺よりもかなり長めに紹介してもらうことができました。
このように記事コンテンツの作成を通してアプリの持つ価値を棚卸して言語化する事は、事業活動の様々な場面で役に立っています。
コンテンツを資産として蓄積できること
コンテンツマーケティングでは有益なコンテンツが資産として積み上がっていくという事も、取り組んで良かったと思う事の1つです。
従来まで取り組んできた広告は、素早く顧客にリーチする事が出来ますがお金をかけている時にしか露出はしないので、一過性で終わるマーケティング手法でした。
しかし、コンテンツマーケティングでは作成した記事がWEB上に公開されて集客をし続けてくれるので、資産性がとても高いのです。
さらに先ほどお伝えした「あさイチ」の取材も、資産として蓄積された記事コンテンツを通して実現したものでした。
NHKの方がみんチャレの習慣化に関する記事を見た事がきっかけで、サイトのお問合せフォームから直接取材依頼を頂いたのです。自分達で調査をして作成をしたコンテンツを通して、ユーザーを集められただけではなくメディアの取材を実現する事が出来ました。
このように、サイトへの集客だけではなくマーケティング活動全般にポジティブな影響を及ぼす資産を蓄積出来たという事も、コンテンツマーケティングに取り組んでいて良かった事の1つです。
コンテンツマーケティングに取り組んで苦労した事
とにかく良いコンテンツを作成するという事が一番苦労しました。
特に大変であった事は、ユーザーの事を徹底的に考えるという点です。
ユーザーは本当に何を求めているのか、何を発信するべきなのかという事など1つ1つの事を徹底して考えていく事は、想像以上に大変な取り組みでした。
また、バズ部さんとの取り組みが決まった当時は弊社も人が足りず、急遽社内で人員を確保してチームを編成したという状況でした。
中にはライター未経験の人もいて、やる事がたくさんあるなかチームとしても機能させるという事も苦労しました。
そのような状況の中、バズ部さんの記事代行サービスには本当に助けられました。
ユーザーを徹底的に追求した良い記事を作るには時間を要してしまう一方で、メディアの成長を早めるには投稿の数も重要な要素となってきます。
自社で記事作成を行いノウハウを蓄積していく一方で、バズ部さんの高品質な記事代行を利用する事により月あたり10〜20本のペースで記事を投稿していく事が出来ました。
結果、積極的な記事投稿も功を奏し、わずか8ヶ月で月間140万PVという突出した成果を出す事が出来ました。
コンテンツマーケティングで成果を出すために重要な事
成果を出すために最も重要な事は、コンテンツを作る上で徹底的にユーザーの幸福に向き合う事です。
ユーザーの幸福に徹底的に向き合う事で、ユーザーがまさにこれが読みたかったと思ってもらえるようなコンテンツを作る事が出来ますし、そんなコンテンツには自然と人が集まってきます。
みんチャレブログでも、この記事を読むユーザーにとっての幸福に徹底的に向き合いながら記事を執筆していきました。
例えば、習慣化アプリを紹介する記事では各アプリを実際に使い込んでみて、ユーザーにとって本当に価値のある機能は何かを徹底的に考え尽くしてコンテンツを作り込んでいきました。
また、ユーザーの幸福を最優先事項においた結果、競合の習慣化アプリのメリットについてもしっかりと解説を加え、複数のアプリと比較出来る形式で紹介しました。
自社の売上のみを意識していると、競合他社のメリットをユーザーのために解説するという事は難しいのではないでしょうか。
それくらい徹底してユーザーの幸福を追求したコンテンツを作成した結果、サイトには多くのアクセスが集まり、良質なユーザーの獲得に繋がっているのです。
今後の目標とこれから取り組む方へのアドバイス
コンテンツマーケティングをブランディングという観点で活用していく事をおすすめします。
サービスの認知度が未熟な段階では、まだ認知をしていない層に対して事前に価値を想起してもらう、つまりブランディングの設計を行う事が成果に大きく関わります。
そして、ブランディングを行う上でコンテンツマーケティングはとても有益だと考えています。コンテンツマーケティングでは、ユーザー体験談などのコンテンツを通してサービスの価値を疑似体験してもらう事ができるからです。
実際に弊社でも、オウンドメディア「みんチャレブログ」を通して、多くのユーザーにアプリの本当の価値を知ってもらった上でダウンロードをしてもらう事に成功しました。
その結果、ダウンロード後の継続率や課金率といったユーザーエンゲージメントの高い顧客の獲得に成功しています。
このようにコンテンツマーケティングをサービスのブランディングに活用していくという事は、今後取り組みを行なわれる方におすすめする手法です。
おわりに
エーテンラボ様の事例から、コンテンツマーケティングはユーザーへサービスの本当の価値を伝える事が出来るマーケティング手法であるとご理解いただけたのではないでしょうか。
沢山のユーザーを集客したとしても、その後の成果に繋がらなければ意味がありません。
- 様々なマーケティング施策を打ってみたが肝心の成果に繋がらない
- ユーザーに自社サービスの本当の価値を知ってもらいたい
- 記事を作成するリソースが社内に不足している
そんなお悩みを持っていらっしゃるマーケティング担当者・経営者の方は是非バズ部の記事作成代行サービスをご利用ください。
エーテンラボ様のように、世の中に素晴らしいサービスを提供したいという熱い情熱をもったお客様と出会える事、そして記事代行サービスを利用してその価値を世の中に広めていける事を心から楽しみにしております。
今回の事例を読み、自社の本当の価値を知ってもらい優良なお客様を中長期的に獲得していきたいと思われた方は一度お話しをお聞かせください。