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さらに「つながる」ためのサービス、FriendFeed

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去年 Twitter の爆発的流行の火付け役になった SXSW Interactiveカンファレンスが今年も開催され、大反響のうちに終了したようです。

この会議に参加する人たちは非常にインタラクティブな人々です。パーティーをしていても過去5分間の Twitter での会話を追いつつだったり、実際に会った事もない人々がリアルタイムに Twitter で相談してパーティーを即興で立ち上げたりなど、とても「つながる」ことを意識した人々です。

この人たちの間で今年話題になっていたのが2月にオープンになったばかりの FriendFeed という、「ソーシャルネットワークのソーシャルネットワーク」です。これだけではなんのことがわからないと思いますので、私の FriendFeedを一度ご覧になっていただけると感じがつかめると思います。

FriendFeed には次の機能があります。

  1. ブログ、Flickr、Google Reader の共有フィード記事、Last.fm、del.icio.us などの、あなたのネット上の全ての活動を一カ所に集めて紹介する事ができます。

  2. 友人の活動も全部集めて表示する事ができますので、友人が共有しているブログ記事、Flickr の写真、Twitter のつぶやきなどが一つの流れになっています。友人の、ということは自分にとって興味のある可能性が高い情報ばかりが流れてゆくわけです。

  3. それぞれの情報の断片にユーザーがコメントを入れる事ができます。たとえば Twitter 上でのちょっとしたつぶやきに大勢のユーザーが返信をしたりして、Twitter の機能的制限を超えたインタラクティブなやり取りが生まれます。

特に最後の点については Robert Scoble のような有名人の FriendFeed を見ていると様子がわかると思います。彼のネット上での一言一言に、リアルタイムで人々が反応したり、「Like it」のマークをつけたりと、とにかくすべてがつながってゆくのです。

有名人の FriendFeed を追う以外の使い方としては、まずは友人を誘う必要があると思いますが、FriendFeed のアカウントを取得して、Flickr や Twitter のアカウントを結びつけるのは 1-2 分の簡単な作業でできますので、ブログや flickr アカウントを持っている方はぜひ試してみてください。

友人や家族を参加させることができるなら、彼らのすべての情報が一カ所に集約されるので非常に麻薬的に面白いサービスだといえそうです。

さて、Twitter が日本で流行したのと同じように、FriendFeed も受け入れられるでしょうか?

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。