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Kyoko Shimbun 2014.04.28 News

無人牛丼店が開店 完全機械化で人件費ゼロ これは嘘ニュースです

ワンオペでさばき切れず放置される食器
 牛丼チェーン「松田家」を運営するカミカゼホールディングス(HD)は来月1日から、牛丼の調理など全て機械化した「店員ゼロ」店舗の試験営業を開始する。まずは全国10店舗から始め、順次拡大していく方針。

 カミカゼHDでは低価格高品質の牛丼を提供するため、コスト削減を徹底的に図った結果、従業員を置かないことが最も効率的であると判断した。

 従業員を1人しか置かない「ワンオペ」体制を敷く企業もあるが、店舗の清掃が十分に行き届かず、洗っていない食器が店内に山積みになっていたり、従業員が厨房で居眠りしたりするなど、これら悪評の拡散による金銭的損失は企業経営をじわじわ蝕んでいく可能性が高いという。

 松田家が導入する「店員ゼロ店舗」は、回転寿司のようなレーンのあるカウンターに座り、代金を支払うと、厨房の電子レンジで温めた牛丼が流れてくる仕組み。食器は全てスチロールトレーを使い、食べ終われば目の前にある投入口に捨てる。「使い捨ては昨今のエコロジーに反する」という批判については「従業員を使い捨てにするどこかよりは極めて人道的」と反論する。

 店内清掃には自走式掃除機ルンバ8台を常時稼働。常に清潔な状態が保たれるという。


 また万が一のトラブルにも対応できるよう各店舗には監視カメラが設置されており、監視員が24時間監視することで対応する。この監視室はインターネットを通じて終日一般公開し、監視員を衆人環視の状況に置くことで居眠りや悪ふざけなどのヒューマンエラーを防ぐ工夫も取り入れた。

 これらの完全無人化で人件費を限りなくゼロに抑えた結果、松田家では牛丼1杯190円(税込)を実現。これは他社と比較しても100円近く安い破格の設定だ。

 外資出身のコストカッターとして知られるカミカゼHDのヤカモトCEOは「大手3社のうち少なくとも2社を倒産に追い込み、傘下に取り込みたい。敵対企業の経営陣はいずれ弊社の有人店舗でワンオペで働くことになるだろう」と自信を見せる。

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