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【速読より大事】勉強系の読書をする上で大切なことは読書活用量を測ること

ビジネス・成功の心理学
この記事は約4分で読めます。

 

 

本を早く読む方法は一つだけ

 

ジョージ・メイソン大学に勤める著名な経済学者のタイラー・コーエン教授の話す、経済学的に正しい速読方法は、「とにかくたくさん本を読むこと」です。やはり簡単に速読を身に着ける魔法はないようです笑。

 

これは以前にも解説しました、速読の原理から導き出された方法で、つまり速読とは「読まないこと」なんですね。

 

速読ができるようになる原理と流れ

 

どういうことかと言いますと、そもそも速読ができる人は「文章を読んでいない」のです。つまり一秒あたりに読んで理解できる内容が増えているわけではないのですね。

 

なので、速読が身につく流れは以下のようになります。

 

  1. とにかく大量の本を読んで知識を身に着ける
  2. これまで読んできた本のジャンルの内容に詳しくなる
  3. その状態で同じジャンルの本を読む
  4. 知っていることが書かれているので読み飛ばしが多くなる
  5. 自然と読書スピードが上がる

 

というふうな流れです。速読をしている人は別に高速で文字を吸収して理解するような高速処理をしているわけではないということです。

 

というわけで、速読教室に通ったり速読が身につく本を買って練習するのはやめましょう。本は好きに読んでいたらそれでいいのですね。

 

kruchoro.com

 

速読をしている人は無駄な時間を過ごしているだけ

 

何とも当たり前な話ですが、本を読むのが好きだったり習慣になっている専門家の人は、同じジャンルや分野の本を読むことが多いので結果的にすごく早く読んでいるように見えるのです。

 

というわけで、コーエン教授は速読に対してかなり耳の痛いことを言っています。

 

知っている部分を読み飛ばして本を読んでいるということは、経済学的に見ると「何も読んでいない」のと同じである。

 

まったくその通りですね笑。例えば著名人でもホリエモンさんが「読書は無意味だ!」というような発言をしていますが、これは読書や速読に隠れている弱点を見抜いての発言だったのです。

 

なので、私も一冊当たりの読書量はかなり減らしていて良書だけを読んでいます。私がおすすめ本を紹介するのはこういう理由もあるのです。内容の薄い本や知っていることが書かれている本を読んでも時間を無駄に使ってしまうことになるのでおすすめできないのです。

 

人間が本を読むスピードには限界がある

 

世の中には「たくさん本を読んでいる人は賢い!」という思い込みがありますが、これには限界があるのです。

 

確かに本を読んでいる人は賢いのですが、年に1000冊とか読んでいる場合はその人は無駄なことをしている可能性が大です。退屈な映画を延々と見ても無駄ですよね。これに近いです。

 

ただ本の数だけを追い求めて何も知識を身に着けていないので誇大広告的なことになっている可能性もあるのです。

 

もちろん、一冊の中からひとつでも知識が身につけば良い!という考えのなら速読しても良いでしょう。このへんは個人のお金の使い方にもよります。

 

 

読書量よりも読書活用量を目安にしよう

 

というわけで、速読を身に着けたい!と思っている人はそもそも速読をしても「多くの知識を高速で得られるわけではない」ということを肝に銘じて、普通にマイペースに読んでいってください。

 

速読を身に着けるのが無理ということは、いくら反復横跳びを練習しても鉄砲玉を避けられないのと同じです。人間のスペックを超えています。

 

大切なのは読書量ではなく、読書で得た知識を活用する行動量です。読書活用量と私は呼んでいます。

 

賢くなりたい人はこちらを目安に読書しましょう。もちろん勉強以外にも、好きな小説やエッセイを読んでエンタメとして楽しむのもありです。これも立派な読書活用です。

 

速読できるようになったらむしろ新しいジャンルに挑戦する機会と捉えると良いかもしれませんね。

 

kruchoro.com

 

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